JPS5914315A - デイジタル保護継電器 - Google Patents

デイジタル保護継電器

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JPS5914315A
JPS5914315A JP57124223A JP12422382A JPS5914315A JP S5914315 A JPS5914315 A JP S5914315A JP 57124223 A JP57124223 A JP 57124223A JP 12422382 A JP12422382 A JP 12422382A JP S5914315 A JPS5914315 A JP S5914315A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ディジタル保護リレーのソフトウェアが処理
している、入力データ、出力データ、演算処理データな
どの諸データを、ディジタルリレーの整定値を表示する
表示器を使用して表示するディジタル保護継電器に関す
るものである。
ディジタル保護継電器は、電力系統の電圧、電流等のア
ナログ量をとシ込んで演算を行ない、系統事故を検出す
る。この演算は、従来の演算増幅器を使用したアナログ
演算ではなく、マイクロプロセッサを利用したディジタ
ル演算処理により行われる。すなわちマイクロプロセッ
サを使用し、メモリーに記憶されたプログラムによシミ
力系統の情報を計算処理する。そしてその演算結果と、
整定値と呼ばれる系統事故の有無を判定するための基準
となる値を比較して、事故と判定すれば、事故を除去す
るために、しゃ断器に対してトリップ信号を出力する。
このようなディジタル保護継電器の性能や特性をチェッ
クするには、内部で演算処理されているデータを知る必
要がある。ここで、ディジタル保護継電器によシ距離リ
レーを構成した場合について説明する。送電線の事故除
去を行なうためには距離リレーが用いられるが、距離リ
レーで用いられている演算方法の一つに、送電の電圧・
電流情報から直接、事故点までのインピーダンスを計算
し、そのインピーダンスが整定・ 値以内であるかどう
かを判定して行なう方法がある。この方法では電圧・電
流情報を電気角90度間隔でサンプリングし、その時の
電圧・電流の値を取シ込む。この90度間隔でサンプリ
ングされた値を使用して、次に示す計算式に従い演算処
理する。
電流I2= 12(t) +1(t−9o°)    
 ・・・曲・曲■VIcosφ= i (j −90’
) ・v(f  90’)+1(’) ” V(j) 
−−■VI sinφ= 1(t)−v(t−9o0)
 −1(t−c+o0)−v(t) 、曲−60式と0
式よシ VIいφ  V R=□=一部φ     ・・・・間開■2I ■式と0式よシ となる。この■式、■式によつで、インピーダンスの抵
抗分Rとリアクタンス分Xが求められる。
この距離リレーの特性図を第1図に示す。第1図の特性
図において、円の内部が動作域で、外部が不動作域であ
る。すなわち、送電線において事故が発生すると、その
時の電圧・電流情報をもとに事故点までのインピーダン
スを計算し、そのインピーダンスが一定値以内、言いか
えれば第1図の円の内側であれば距離リレーとして動作
信号を出カレ、一定値以上であれば、第1図の円の外側
であるため、距離リレーの保護区間外ということで、距
離リレーとしては不動作と判定する。この事故点までの
インピーダンスは、送電線の距離に比例するため、ディ
ジタル保護継電器で演算したインピーダンス値を知るこ
とによシ、事故点までの距離を知ることができる。すな
わち、ディジタルリレーの内部の演算データを読み出す
ことが重要な意味を持っていることがわかる。
次に従来のディジタル保護継電器では上記動作をどのよ
うにして行なっていたかを説明する。第2図は、従来の
ディジタル保護継電器の概要構成を示すブロック図で、
1はディジタルリレーの頭脳にあたるTイクロプロセッ
サ(以下略してCPUと呼称する)、2はプログシムお
よびデータを記憶するメモリ、6は系統の電圧・電流の
アナログ入力をディジタル値に変換し入力するアナログ
入力部、4はディジタルリレーの出方を出すディジタル
出力部、5はリレーの動作判定の基準となる整定値を設
定する整定部でおる。これら1〜5までがディジタル保
護継電器を構成する主要部分である。
次に6はメンバネ・インターフェイスで、メンテナンス
時に使用するもので、メンテナンスパネル7とCPUI
とのインターフェイスを司どる。
7はメンテナンスパネルで、オペレータがディジタルリ
レーのプログラムデバッグ、記憶データの読出しなどの
動作を行なうための装置である。8はアドレスレジスタ
、9はデータ入力レジスタ、10はデータ出力レジスー
タで、6のメンバネ噂インターフェイスを構成している
回路ブロックである。6のメンバネ・インターフェイス
は、この8〜10を含む総称である。11はメンテナン
スパネル7に取付られているディジタル表示器で、ディ
ジタルリレーの内部データをディジタル値にて表示する
ものである。12は数値設定器であシ、アドレスデータ
、数値データ等を設定する場合の設定器である。
第2図において、オペレータがディジタル保護継−電器
の内部で処理されたデータ、例えば前述の事故点までの
インピーダンスの値を知シたい場合は次の様な動作を行
なう。まず、ディジタル保護継電器が通常運転している
状態では、メンテナンスをする必要がないため、メンバ
ネΦインターフェイス6およびメンテナンスパネル7は
接続されていない。電力系統に事故が発生し、ディジタ
ル保護継電器で実現された距離リレーが演算した事故点
までのインピーダンスをディジタルリレーがら読出す時
に、メンバネ・インターフェイス6をCPU1のバスに
接続する。そしてメンテナンスパネル7もメンバネ・イ
ンター7エイス6に接続する。つぎにメンテナンスパネ
ル7の数値設定器12を操作して、メンバネ・インター
フェイス6中のアドレスレジスタ8にディジタル保護継
電器が計算した上記事故点までのインピーダンスを記憶
しているメモリ番地を設定する。そして、CPU1に対
してメンバネ・インターフェイス6よシ割込み信号を入
力する。CPU1はこの割込み信号を受付けると、メン
バネ・インター7エイス6中のアドレスレジスタ8のデ
ータを読み取る。ぞしてアドレスレジスタ8に設定され
ているメモリ番地情報を解読し、メモリ2からアドレス
レジスタ8で指定されたインピーダンス情報を読出す。
そしてその読出した値を再びメンバネ・インターフェイ
ス乙に出力する。この値はメンバネ・インターフェイス
乙の中のデータ出力レジスタ10に記憶保持される。こ
のようにCPUIはメンバネ・インターフェイス6のア
ドレスレジスタ8で指定されたメモリ番地の情報をメモ
リ2から読み出し、データ出力レジスタ10に出力する
よう動作する。データ出力レジスタ10はメンテナンス
パネル7のディジタル表示器11に接続されておシ、デ
ータ出力レジスタ10に出力された前述の事故点までの
インピーダンス値が表示される。このように従来のゲイ
ジタルリレーでは、メンテナンスパネル7とメンバネ・
インターフェイス6を接続してCPUIが演算した結果
、すなわちメモリ2の内容を読み出していた。
次にこの従来のディジタル保護継電器の整定部について
説明する。この整定部5は、ディジタル保護継電器の演
算結果が、事故有と判定するか事故無しと判定するかの
基準値となる整定値を設定し、記憶している部分で、第
3図によシ詳細を説明する。第3図は従来のディジタル
保護継電器の整定部の概略構成を示すブロック図である
。これは第2図の整定部5とCPU1の関係のみを抜出
したもので、整定部5について詳細に記述したものであ
る。第3図において、第2図と同一符号を付したものは
同一であるため説明を省略する。13はリレーの整定値
を書込むためのデータ設定器で、複数ビットの整定値を
設定できるスイッチである。
14はデータ表示器で、記憶されている整定値を表示す
るだめのものである。15は複数のリレー整定要素を選
択するためのリレー要素選択スイッチ、16はエンコー
ダ回路、17は不揮発性メモリ、18はマルチプレクサ
を示す。
第3図において、オペレータがリレー整定を行なう場合
、まず、設定するリレー要素を指定するため、リレー要
素選択スイッチ15の該当選択ス・イツチnをONにす
る。スイッチnの信号は、エフ :7−タ回路16に入
力され、エンコータ回路1.6では、スイッチnに対応
したアドレスコード″′n番地”を出力する。ここでス
イッチn+3が選択されてONになったとすると、エン
コーダ回路16はアドレスコード″′n+3番地”を出
方する。またエンコーダ回路16は、リレー要素選択ス
イッチ15の内いずれか1個でもON操作されると、そ
のOR条件であるリレー要素選択信号SELを出力する
。このリレー要素選択信号5F2Lは、マルチプレクサ
18に入力され、マルチプレクサの2つのアドレス入力
の内、エンコーダ回路16からの入力信号を有効として
出方するように働く。
このSEL信号が無い場合は、マルチプレクサ18は、
CPU1からのアドレスコード信号を出方する様に切換
えられる。すなわち、SEL信号の有無によってマルチ
プレクサ18は2つの入力信号のいずれか一方を出力す
る切換機能をはたす。リレー要素選択スイッチ15のス
イッチnがONになった場合では、マルチプレクサ18
は、エンコーダ回路16のアドレスコード出力信号を不
揮発性メモリ17に出力する。すなわち、アドレスコー
ドn″が不揮発性メモリ17に入力されたことになる。
不揮発性メモリ17には、CPU1で演算に使用される
整定値が記憶され、その出力はデータ表示器14とCP
U1に接続されている。そのためアドレスコート″ll
n番地”が入力されると、その該当番地に記憶されてい
るデータを不揮発性メモリ17は出力し、その値がデー
タ表示器14に表示される。このようにオペレータがリ
レー要素選択スイッチ15の該当リレー要素スイッチを
操作すると、データ表示器14に現在整定されている整
定値が不揮発性メモリ17から読出されて表示される。
ぞして、次に表示された整定値の値を変更する場合は、
データ設定器13に変更するデータを設定し、不揮発性
メモリ17に書込む。データ設定器16の出力は、不揮
発性メモリ17に接続されておシデータが書込まれる。
不揮発性メモリ17の該当アドレスn番地の内容がデー
タ設定器16で指定された値に書きかえられると、その
書込まれた新らしい値がデータ表示器14に表示され、
オペレータはその値を確認する。次に他のリレー要素も
整定変更するのであれば、順次リレー要素選択スイッチ
15を” + ” 十” e ” +2 + ” +3
゜・・・・・・と操作して、同一方法にょシネ揮発性メ
モリ17の内容を書きかえて行く。書込みが終了すると
、CPU1は不揮発性メモリ17の内容を読み出して、
リレー演算に使用する。
CPU1が整定部の不揮発性メモリをアクセスする場合
は、リレー要素選択スイッチ15が操作されていない時
であるため、リレー要素選択信号SELは無い状態であ
る。従って、マルチプレクサ18はCPU1に接続され
たアドレスコードを有効として出力する。そして不揮発
性メモリ17は、CPU1から出力されるアドレス信号
によシ制御される。
CPUIがリレー整定値を読み出す場合は、CPU1が
該当するリレー要素のアドレス信号、例番地を出力する
と、前述の通、!1llSEL信号が無いため、マルチ
プレクサ18はCPU1からのアドレス信号を不揮発性
メモリ17に伝える。不揮発性メモリ17はn番地に記
憶しているリレー整定値のデータを出力する。不揮発性
メモリ17がらの出力データは、CPU1に出力される
。このようにCPU1は不揮発性メモリ17から整定値
を読み出す。
以上のように従来のディジタル保護継電器の整定部は、
整定値のみの設定と表示が可能な構成であった。そのた
めディジタル保護継電器の内部で演算処理された、リレ
ー特性を知るための情報を知るためには、本来ディジタ
ル保護継電器が運用されている時には不必要であるメイ
ンテナンス用の数値表示器およびアドレス設定器を持っ
たメインテナンス装置を接続して行なわなければならな
い。またディジタル保護継電器が運用されている時にメ
インテナンス装置を接続しなければならず、本来のリレ
ー機能に影響を与えないよう回路的にも、また接続時に
も十分注意しなければならない欠点がある。また、ディ
ジタル保護継電器に当初からメインテナンス用表示器、
アドレス設定器等を設けることは、整定値用の表示器と
2個になシ、装置外形も大きくなシ、価格も高くなシ、
かえって信頼性を悪くすることになる。またディジタル
保護継電器の内部演算データを表示する機能がない場合
には、ディジタルリレーの運用状態の把握ができなくな
シ、保守が非常にゃシにくくなる。
この発明は、上記のような従来の欠点を除去するために
なされたもので、整定値を設定するデータ設定器とデー
タ表示器を用いて、内部の演算結果や入力データなどメ
モリーに格納されるデータを表示するようにすることに
より、ハードウェアを大きくすることなく簡単に必要な
データを表示することができ、保守のしやすくしたディ
ジタル保護継電器を提供することを目的としている。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第4
図はこの発明による整定部の構成を示すブロック図で、
第2図、第3図に示しだものと同等の部分は同一符号を
付し、説明を省略する。第4図において、20はデータ
表示レジスタ、21はマルチプレクサで、マルチプレク
サ18と同一動作をする回路である。22はゲート回路
A126はゲート回路B124は演算データ表示スイッ
チ、25は比較回路、26はアドレス発生回路を示す。
CPU1からメモリ2に対してデータの読出しを指令す
る場合は、CPU1からアドレスバスAに複数ピットの
アドレス指定信号を出力する。メモリ2はこのアドレス
指定信号に従ったメモリ番地のデータをデータバスDに
出力する。これが第5図の読出しサイクルRDである。
また書込みサイクルWEにおいては、同様にcpuiか
らアドレス指定信号が出力されたのち、データバスDに
書込むべきデータを出力する。メモリ2は、このアドレ
ス指定信号に従い、データバスDのデータをメモリ2の
該当アドレスに書込む。
つぎに不揮発性メモリに記憶している整定値を表示して
見る場合について説明する。リレー整定値を表示する場
合、第3図で説明しだのと同様、リレー要素選択スイッ
チ15の該当選択スイッチnをONにする。エンコーダ
回路16は前述のSEL信号と、該当選択スイッチnに
対応するアドレスコードn番地を出力する。マルチプレ
クサ18は、SEL信号が入力されているため、CPU
1からのアドレス信号を無効とし、エンコーダ回路16
の出力であるアドレスコードn番地を不揮発性メモリ1
7に出力する。SEL信号がcrttlへも入力されて
いるため、CPU1はSEL信号が「有」の期間に不揮
発性メモリ17を読み出さないよう制御される。またこ
の時、演算データ表示スイッチ24はOFF状態として
おく。このスイッチの信号はCPU1へも入力されてい
る。演算データ表示スイッチ24の信号は、CPU1の
他に、マルチプレクサ21と、ゲート回路A22゜ゲー
ト回路B23へ入力されている。演算データ表示スイッ
チ24がOFF状態の時は、ゲート回路A22は「開」
状態となシ、データ設定器16の出力信号を不揮発性メ
モリ17へ出力する。逆にゲート回路B23は「閉」状
態となシ、データ設定器16の出力信号をロックしてア
ドレス発生回路26へ伝えないようになる。またマルチ
プレクサ21は、演算データ表示スイッチ24がOFF
の時、不揮発性メモリ17の読出し出力データを出力し
、データ表示レジスタ20の出力を出力しないように切
換えられるよう動作する。すなわちマルチプレクサ21
は不揮発性メモリ17の出力をデータ表示器14に出力
するよう動作する。従って、リレー要素選択スイッチ1
5によってn番地が指定されることによシ、不揮発性メ
モリ17からn番地の整定値データが出力され、データ
表示器14に表示される。リレー要素選択スイッチ15
のスイッチをn+1に切換えるとn+1番地の整定値が
読出され、データ表示器14に表示される。
次に整定値を書きかえ変更する場合について説明する。
まず、リレー要素選択スイッチ15の該当スイッチn+
1をONにする。前述と同様、エンコーダ回路16はマ
ルチプレクサ18へn+1番地のアドレス信号を出力す
る。そしてSEL信号も出力される。SEL信号はマル
チプレクサ18へ入力されておシ、前述の読出し表示の
場合と同様、エンコーダ回路16の出力がマルチプレク
サ18の出力となシ、不揮発性メモリ17へ入力される
。また演算データ表示スイッチ24はOFF状態である
ため、ゲート回路A22は「開」状態、ゲート回路B2
6は「閉」状態となっている。そしてマルチプレクサ2
1も不揮発性メモリ17の読出しデータをデータ表示器
14へ出力するようになっている。この状態において、
不揮発性メモリ17にアドレス信号n+1番地が入力さ
れると、不揮発性メモリはn −)−1番地に記憶して
いる整定値をデータ表示器14に出力する。オペレータ
はこのデータ表示器14に表示される整定値を見て現在
の整定値を確認する。そしてデータ設定器16に変更し
たい新しい整定値を設定する。すでにリレー要素選択ス
イッチ15のスイッチn+iが操作され、不揮発性メモ
リ17のn+1番地が選択されておシ、演算データ表示
スイッチ24からの信号によって、ゲート回路A22は
、データ設定器16よシの出力を不揮発性メモリ17の
データ入力DIに出力する。そして不揮発性メモリ17
に新しい整定値が書込まれる。さらに他のリレー要素の
整定値を変更する場合は、同様にリレー要素選択スイッ
チ15をn+1からn−)−mへ切換えて、データ設定
器16に変更する整定値を設定して順次整定変更を行な
っていけばよい。整定変更が終了すれば、リレー要素選
択スイッチ15のスイッチを全てOFFにする。これに
よシエンコーダ回路16はマルチプレクサ18へのアド
レス出力を止める。そしてSEL信号の出力もなくなる
この結果、マルチプレクサ18は、エンコーダ回路16
の出力から、CPU1のアドレス出力を不揮発性メモリ
17に入力する状態となる。すなわち不揮発性メモリ1
7は全てCPU1側に接続された形となる。エンコーダ
回路16からのSEL信号が無くなったことをCPU1
は検出すると、オペレータによる整定変更が終了したも
のとし、オペレータが設定した整定値が正しいかどうか
をプログラムによシチェックする。
次にこの発明の重要機能であるCPUI内部の演算デー
タ、例えば、事故点までのインピーダンス情報を読出し
表示する動作について説明する。
まず、オペレータが、ディジタルリレーが計算したイン
ピーダンスの値を知るために、演算データ表示スイッチ
24をON操作する。このス・fツチがON状態になる
と、マルチプレクサ21は、今までの不揮発性メモリ1
7からの読出しデータをデータ表示器14へ出力するの
ではなく、データ表示レジスタ20の出力をデータ表示
器14へ出力する様に切換えられる。ゲート回路A22
は「閉」状態となシ、データ設定器16の出力を不揮発
性メモリ17へ入力しなくなる。逆にゲート回路B23
は「開」状態となり、データ設定器16の出力をアドレ
ス発生回路26へ入力する状態となる。また演算データ
表示スイッチ24は、比較回路25へも入力されている
。比較回路25は、演算データ表示スイッチ24がON
状態になったことを検出すると、CPU1からのアドレ
ス/(スAとアドレス発生回路26の出力データと比較
する動作を開始する。
次にオペレータは、データ設定器16にてリレー整定値
を設定するのではなく、あら75\じめ定められたCP
U1にて演算されたデータに対応する数値コードを設定
しておく。例えば、ディジタル保護継電器にて計算した
インピーダンスを表示する場合、それに対応した数値コ
ードを設定する。
例えば、A、A+1.A+2.A+3.A+4゜・・・
・・・の数値コードを、データ設定器16で設定する。
このA、A+1.A+2.人+3.A+j、。
・・・・・・に対応してデータ設定器16からの出力信
号が入力されているアドレス発生回路26には、ディジ
タル保護継電器のメモリ一番地である「B番地」「C番
地」「D番地j  「E番地」等の表示して確認したい
ディジタルリレーが演算した演算データを記憶している
アドレスが記憶されている。
このアドレス発生回路26は、とのA、A+1゜A+2
.A+3.A+4.・・・・・・の数値コードが入力さ
れると、それに対応した「B番地J rC番地。
「D番地J  i番地」・・・・・・のメモリアドレス
を出力する。このメモリアドレス信号は、比較回路25
に入力される。従ってオペレータが、データ設定器13
で表示したいデータに対応した数値コードA+1を設定
すると、アドレス発生回路26から「C番地」が出力さ
れる。この時にCPU1は演算処理して行く過程におい
て、オペレータが表示したいとして設定した数値コード
に対応するデータをメモリー2に書込む。この表示すべ
きデータの記憶されるメモリー2のメモリ一番地が「C
番地」であるbCPUlが演算処理したデータをメモリ
ー2に書込む時に、CPU1はアドレスノ(スAに書込
むべきアドレス「C番地」を出力し、データバスDに演
算結果のインピーダンス情報を出力する。そしてメモリ
ー2の「C番地」にそのインピーダンス情報が書込まれ
る。この時にアドレスバスAに「C番地」が出力される
と、比較回路、25はアドレス発生回路26からの出力
である「C番地」と一致したことを検出する。その結果
、1  比較回路25から一致信号がデータ表示レジス
タ20に入力される。データ表示レジスタ20は、CP
U1からのデータバスDに接続されておシ、比較回路2
5からの一致信号によって、データノくスDに出力され
ているデータをラッチ記憶保持する。すなわちアドレス
が一致した時に、表示したいインピーダンス情報をデー
タ表示レジスタ20は記憶する。このデータ表示レジス
タ20に出力されたデータは、演算データ表示スイッチ
24がONになっているため、マルチプレクサ21を経
由してデータ表示器14に表示される。このインピーダ
ンス情報は、演算データ表示スイッチ24がONになっ
ている間、いいかえれば、データ設定器16にインピー
ダンス情報が記憶されている゛アドレス「C番地」に対
応する数値コードrA+1」が設定されている間、一定
周期または任意の周期で繰シかえしデータ表示レジスタ
20に出力され、データ表示器14に表示される。
次に表示したいデータを変えたい時は、演算データ表示
スイッチ24をON状態のままで、データ設定器16の
数値コードをl−A+1jから「A十3」に変更する。
アドレス発生回路26は「A+3」に対応するメモリア
ドレス番地データ「E番地」を比較回路25へ出力する
。CPU1は、やはシ演算処理の過程で、メモリー2に
上記「E番地」のデータを書込んだシ読み出したシする
この時に再び、アドレスバスAのアドレスと比較回路2
5に入力されている「E番地」とが一致する。そしてそ
の時のデータバスDのデータがデータ表示レジスタ20
にラッチ記憶される。すなわち新らしい「E番地」のデ
ータがデータ表示レジ  5スタ20に記憶される。そ
してその値がデータ表示器14に表示される。データの
表示を止めようとする場合には、単に演算データ表示ス
イッチ24を元のOFF状態にすると、比較回路25は
、アドレスバスAとアドレス発生回路26の出力との比
較動作を止める。そしてマルチプレクサ21は元の不揮
発性メモリ17の出力をデータ表示器14へ出力するよ
うに切換わる。
このようにディジタル保護継電器の整定部の整定値を設
定するデータ設定器とその整定値を表示するデータ表示
器を利用して、ディジタル保護継電器が演算したデータ
を表示することができる。
なお上記の実施例において、表示する演算データは、デ
ィジタル保護継電器で距離リレーを構成した場合の事故
点までのインピーダンスデータを表示する方法について
のみ説明したが、この表示する演算データはどのような
ものでもよく、例えば、演算の中間結果であるとか、し
ゃ断器トリップの判定結果、タイマーの値、等でもよい
。さらに演算したデータではなく、原始データでもよく
、例えば電力系統の入力データ、すなわち系統電圧・電
流の瞬時値または実効値等でもよい。整定部のデータ設
定器に設定するコードは、表示したけデータを格納する
メモリ一番地をアドレス発生回路に記憶させておき、C
PUとのアドレスバスの一致を検出するという手段で間
接的にメモリ一番地を指定したが、データ設定器で直接
表示したいデータのアドレスを指定し、アドレス発生回
路を設ffなくても同様の効果がある。またアドレス発
生回路にはメモリ一番地を記憶させているが、データ設
定器で設定されるコードがB CD ’(2進化10進
符号)であれば、2進化lO進符号から2進数に変換す
る回路でも同一の効果がある。さらにデータ設定器にて
複数のデータを一群としたデータ群を指定するコードを
設定し、表示されるデータが、オペレータが見て判読可
能な周期であらかじめ定められた順番で、連続して複数
のデータを表示するようにしても同様の効果を奏する。
以上のようにこの発明によれば、ディジタル保護継電器
の整定部の整定値を表示するデータ表示器と整定値を設
定するデータ設定器は、リレー整定を行なわない時は、
ディジタル保護継電器から演算したデータや入力データ
を表示器に出力するために上記データ設定器を利用し、
表示したいデータを指定し、データ表示器に表示する。
従ってディジタル保護継電器の運用中の状態の把握を行
なうためにわざわざメンテナンスパネルを接続しなくて
も、簡単に整定部から表示できるため、メンテナンスが
非常にやシやすくなる。また本来ディジタル保護継電器
運用中には必要のないメンテナンスパネルが不要となる
ため低価格になる。さらにディジタル保護継電器を点検
したシ、特性をチェックしたシする時にも簡単に演算デ
ータが表示できるため、特性試験も簡単に短時間ででき
るという利点がある。保護継電器の定期点検時間が短縮
されると点検のための保護継電器のロック期間も短かく
なシ、電力系統の安定度が向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は距離リレーの特性を表わすグラフ、第2図は従
来のディジタル保護継電器の構成を示すブロック図、第
3図は第1図のディジタル保護継電器の整定部の構成を
示すブロック図、第4図はこの発明の一実施例によるデ
ィジタル保護継電器の構成を示すブロック図、第5図は
第4図の構成におけるマイクロプロセッサのアドレス指
定信号およびデータ信号のタイムチャートである。 1・・・マイクロプロセッサ(CPU)、  2・・・
メモリ、 16・・・データ設定器、 14・・・デー
タ表示器、  15・・・リレー要素選択スイッチ、1
6・・・エンコーダ回路、  17・・・不揮発性メモ
リ、18・・・マルチプレクサ、 20・・・データ表
示レジスタ、  21・・・マルチプレクサ、  22
・・・ゲート回路A126・・・ゲート回路B124・
・・演算データ表示スイッチ、  25・・・比較回路
、  26・・・アドレス発生回路。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人  葛  野  1言  −(ほか1名)第  
5  図 データ信号  Do−D7

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電力系統の電圧、電流等を示す入力データを、メモリに
    記憶されたプログラムにもとづくマイクロプロセッサの
    動作を利用して演算し、その演算結果を所定の整定値と
    比較し、この比較結果で事故と判定したときにしゃ断器
    に対してトリップ信号を出力するようにしたディジタル
    保護継電器において、入出力データ、および上記演算結
    果を示すデータの一つまたは複数のアドレスを設定する
    数値設定器と、設定されたアドレスと上記マイクロプロ
    セッサのアドレスの一致を検出する比較器とを備え、こ
    の一致が検出されたときに上記マイクロプロセッサのデ
    ータバスの値を上記表示器に表示させるようにしたこと
    を特徴とするディジタル保護継電器。
JP57124223A 1982-07-14 1982-07-14 デイジタル保護継電器 Granted JPS5914315A (ja)

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JPH0456532B2 JPH0456532B2 (ja) 1992-09-08

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6295921A (ja) * 1985-10-23 1987-05-02 株式会社東芝 保護継電装置
JPS63240313A (ja) * 1987-03-26 1988-10-06 株式会社日立製作所 デイジタル演算処理装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58198112A (ja) * 1982-05-12 1983-11-18 三菱電機株式会社 デ−タ表示装置

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