JPH0130367B2 - - Google Patents

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JPH0130367B2
JPH0130367B2 JP57081983A JP8198382A JPH0130367B2 JP H0130367 B2 JPH0130367 B2 JP H0130367B2 JP 57081983 A JP57081983 A JP 57081983A JP 8198382 A JP8198382 A JP 8198382A JP H0130367 B2 JPH0130367 B2 JP H0130367B2
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relay
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cpu
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、デイジタル機器における演算処理
装置の演算データ及びメモリに記憶されていて演
算結果の判定基準となる整定値とを表示するデー
タ表示装置に関するものである。
以下説明の便宜上、デイジタル保護継電器(以
下、単にデイジタルリレーと称する)に適用した
場合について説明する。
デイジタルリレーは演算処理装置(以後、単に
CPUと称する)を有して電力系統の情報を演算
処理するものである。そのとき演算処理する過程
で、CPUの演算データとメモリに記憶されてい
る整定値と呼ばれる系統事故の有無を判定するた
めの基準となる値を比較して、CPUが事故と判
定すれば、事故を除去するためにしや断器に対し
てトリツプ信号を出力する。このようなデイジタ
ルリレーの性能とか特性を調べるためには、デイ
ジタルリレー内部で演算処理されているデータ、
つまりCPUの演算データを知る必要がある。
ここで、デイジタルリレーにより距離リレーを
構成した場合について説明する。
送電線の事故除去を行なうため距離リレーが用
いられるが、距離リレーを構成する演算方法の一
つに、送電線の電圧、電流情報から、直接、事故
点までのインピーダンスを計算し、そのインピー
ダンスが、整定値以内であるかどうかを判定して
系続事故の検出を行う方法がある。この方法は、
電圧、電流情報を電気角90度間隔でサンプリング
しその時の電圧、電流の値を取り込む。この90度
間隔でサンプリングされた値を使用して次に示す
計算式に従い演算処理する。
I2=i2(t)+i(t−90゜) … VIcosθ=i(t-90゜)・v(t-90゜) +i(t)・v(t) … VIsinθ=i(t)・v(t-90゜) −(t-90゜)・v(t) … 、より R=VIcosθ/I2=V/Icosθ=Zcosθ… 、より X=VIsinθ/I2=V/Isinθ=Zsinθ… となる。この式、式によつて、インピーダン
スZの抵抗分Rとリアクタンス分Xが求められ
る。この距離リレーの特性図を第1図に示す。第
1図の特性図において円の内部が動作域で、外部
が不動作域である。すなわち、送電線において、
事故が発生すると、その時の電圧、電流情報をも
とに、事故点までのインピーダンスを計算し、そ
のインピーダンスが一定値以内言いかれば、第1
図の円の内側であれば距離リレーとして動作信号
を出力し、一定値以上であれば、第1図の円の外
側であるため距離リレーの保護区間外ということ
で距離リレーとしては、不動作と判定する。この
事故点までのインピーダンスは、送電線の距離に
比例するため、デイジタルリレーにて演算したイ
ンピーダンス値を知ることにより事故点までの距
離を知ることができる。すなわち、デイジタルリ
レーの内部で演算処理されているデータ、つまり
CPUの演算データや入出力データを読み出すこ
とが重要な意味を持つていることがわかる。
次に従来、デイジタルリレーでは上記データ表
示動作をどのようにして行なつていたかを説明す
る。第2図は、従来のデータ表示装置を使用して
いるデイジタルリレーの概要構成を示すブロツク
図である。同図において、1はデイジタルリレー
の頭脳にあたる演算処理装置(CPU)、2はCPU
1のプログラム、入出力データおよび演算データ
を記憶するメモリ、3は、系統の電圧、電流のア
ナログ入力をデイジタル値に変換し入力するアナ
ログ入力部、4は、デイジタルリレーの出力を出
すデイジタル出力部、5は、リレーの動作判定の
基準となる整定値を設定記憶する整定部である。
これら1〜5までが、デイジタルリレーを構成す
る主要部分である。
次に6はメンパネ、インターフエイスで、メン
テナンス時に使用するもので、7のメンテナンス
パネルとデイジタルリレーのCPU1とのインタ
ーフエイスを司どる。7はメンテナンスパネル
で、操作員がデイジタルリレーのメモリ2に記憶
されているプログラムのデバツク、演算データの
読出しなどの動作を行うための装置であり、メン
パネ・インターフエイス6とメンテナンスパネル
7とデータ表示装置が構成されている。また、8
はアドレスレジスタ、9はデータ入力レジスタ、
10はデータ出力レジスタで、6のメンパネ・イ
ンターフエイスを構成している回路ブロツクであ
る。さらに、11はメンテナンスパネル7に取付
けられているデイジタル表示器で、デイジタルリ
レーの内部データつまり、メモリ2に記憶される
CPU1の演算データ等をデイジタル値にて表示
するものである。12はデータ設定器であり、ア
ドレスデータ、数値データ等を設定する場合の設
定器である。第2図において、操作員がデイジタ
ルリレーの内部で処理されたデータつまり、
CPU1の演算データ、例えば前述の事故点まで
のインピーダンスの値を知りたい場合は次の様な
動作を行なう。
まず、デイジタルリレーには通常運転している
状態では、メンテナンスをする必要がないためデ
ータ表示装置であるメンパネ・インターフエイス
6およびメンテナンス・パネル7は接続されてい
ない。電力系統に事故が発生し、デイジタルリレ
ーで実現された距離リレーが演算した事故点まで
のインピーダンスをデイジタルリレーから読出す
時にメンパネ・インターフエイス6をCPU1の
バスに接続する。そしてメンテナンスパネル7も
メンパネ・インターフエイス6に接続する。そし
てメンテナンスパネル7のデータ設定器12を操
作して、メンパネ・インターフエイス6中のアド
レスレジスタ8にCPU1が演算処理した上記事
故点までのインピーダンスを記憶しているメモリ
2のメモリ番地を設定する。そして、CPU1に
対してメンパネ・インターフエイス6より割込み
信号を入力する。CPU1はこの割込み信号を受
付けると、メンパネインターフエイス6中のアド
レスレジスタ8のメモリ番地を読み取る。そして
アドレスレジスタ8に設定されているメモリ番地
情報を解読し、メモリ2からアドレスレジスタ8
で指定されたインピーダンス情報を読出す。そし
てその読出した値を再びメンパネ・インターフエ
イス6に出力する。この値はメンパネ・インター
フエイス6の中のデータ出力レジスタ10に記憶
保持される。このようにCPU1はメンパネ・イ
ンターフエイス6のアドレスレジスタ8で指定さ
れたメモリ番地のデータをメモリ2から読み出し
データ出力レジスタ10に出力する様動作する。
データ出力レジスタ10はメンテナンスパネル7
のデイジタル表示器11に接続されており、デー
タ出力レジスタ10に出力された前述に事故点ま
でのインピーダンス値が表示される。この様に従
来ではデイジタルリレーにデータ表示装置である
メンテナンスパネル7とメンパネインターフエイ
ス6を接続して、CPU1が演算した結果、すな
わちメモリ2に記憶されるデータを読み出してい
た。
次にこのデイジタルリレーの整定部について説
明する。整定部5は、デイジタルリレーのCPU
1の演算結果が、事故有と判定するか事故無しと
判定するかの基準値となる整定値を設定し、記憶
している部分で、第3図により詳細を説明する。
同図はデイジタルリレーの整定部の概略構成を
示すブロツク図であり、第2図の整定部5と
CPU1との関係のみを抜出したものである。1
3は、リレーの整定値を書込むための操作器、1
4はデータ表示器で、設定し記憶されている整定
値を表示するためのものである。15は複数のリ
レーに対応した整定値を選択するためのリレー要
素選択スイツチ、16はエンコーダ回路、17は
整定値が設定記憶されている不揮発生メモリ、1
8はマルチプレクサを示す。
第3図において、操作員がリレー整定を行なう
場合、まず、設定するリレー要素を指定するた
め、リレー要素選択スイツチ15の該当選択スイ
ツチnをONにする。スイツチnの信号は、エン
コーダ回路16に入力され、エンコーダ回路16
ではスイツチnに対応したアドレスコード“n番
地”を出力する。ここでスイツチn+3が選択さ
れスイツチn+3がONになつたのであれば、エ
ンコーダ回路16はアドレスコード“n+3番
地”を出力する。また、エンコーダ回路16は、
リレー要素選択スイツチ15の内いずれか1個で
もON操作されると、リレー要素選択信号
(SEL)を出力する。このリレー要素選択信号
(SEL)は、マルチプレクサ18に入力され、マ
ルチプレクサ18の2つのアドレス入力の内、
CPU1からの入出信号を無効としてエンコーダ
回路16からの入力信号を有効として出力するよ
うに働く。このSEL信号が無い場合は、マルチプ
レクサ18は、CPU1からのアドレスコード信
号を出力する様に切換えられる。すなわち、SEL
信号の有無によつてマルチプレクサ18は2つの
入力信号の内、1つを出力する切換機能をはたす
ものである。リレー要素選択スイツチ15のスイ
ツチnがONになつた場合では、マルチプレクサ
18は、エンコーダ回路16のアドレスコード出
力信号を不揮発生メモリ17に出力する。アドレ
スコード“n”が不揮発性メモリ17に入力され
たことになる。不揮発性メモリ17は、CPU1
で演算に使用される設定値が記憶され、データ表
示器14とCPU1に出力が接続されている。そ
のため、アドレスコード“n番地”が入力される
と、その該当番地に記憶されている整定値を不揮
発性メモリ17は出力しその値が、データ表示器
14に表示される。
このように、操作員が、リレー要素選択スイツ
チ15の該当リレー要素スイツチを操作すると、
データ表示器14に現在設定されている整定値が
不揮発性メモリ17から読出されて表示される。
そして、次に表示された整定値の値を変更する場
合は、操作器13に変更する整定値を設定し、不
揮発性メモリ17に書込む。操作器13の出力
は、不揮発性メモリ17に接続されており、デー
タが書込まれる。
不揮発性メモリ17の該当アドレスn番地の内
容が、操作器13で指定された値に書きかえられ
ると、その書き込まれた新しい値が、データ表示
器14に表示され、操作員はその値を確認する。
次に操作員は、他のリレー要素も整定変更する
のであれば、順次リレー要素選択スイツチ15を
n、n+1、n+2、n+3、……と操作して同
一方により、不揮発性メモリ17の内容を書きか
えて行く。書込みが終了すると、CPU1は不揮
発性メモリ17の内容を読み出して、リレー演算
に使用する。
CPU1が、整定部5の不揮発性メモリ17を
アクセスする場合は、リレー要素選択スイツチ1
5が、操作されていない時であるためリレー要素
選択信号(SEL)は無い状態である。従つてマル
チプレクサ18はCPU1に接続されたアドレス
コードを有効として出力する。そして不揮発性メ
モリ17はCPU1から出力されるアドレス信号
により制御される。
CPU1がリレー整定値を読み出す場合は、
CPU1が該当するリレー要素のアドレス信号、
例えば、n番地を出力すると、前述の通りSEL信
号が無いためマルチプレクサ18はCPU1から
のアドレス信号を不揮発性メモリ17に伝え、不
揮発性メモリ17はn番地に記憶しているリレー
整定値のデータを出力する。このように不揮発性
メモリ17からの出力データは、CPU1に入力
されて、CPU1は不揮発性メモリ17から整定
値を読み出すことができる。
以上説明したように、デイジタルリレーの整定
部5はメンパネインターフエイス6とメンテナン
スパネル7を有するデータ表示装置には関係な
く、整定値の設定と表示が可能な構成となつてい
る。
従来のデータ表示装置は、CPUの演算データ
等を把握したいときにデイジタルリレーに接続し
て作動させるように構成されているので、メンテ
ナンス性が悪く、また、デイジタルリレーが稼動
されている時に、接続されるため本来のリレー機
能に影響を及ぼさないように回路的に、また接続
的にも十分注意が必要であつた。
さらに、デイジタルリレーに当初からデータ表
示装置を設けることは、整定部のデータ表示器と
2重になるため、デイジタルリレー装置外形が大
きくなり価格も上昇するという欠点があつた。
この発明は上記のような従来のものの欠点を除
去することを目的になされたもので、演算処理装
置の演算データとメモリに記憶されていて演算結
果の判定基準となる整定値とを同一の操作器とデ
ータ表示器により表示できるデータ表示装置を提
供するものである。
以下、この発明の一実施例を図に基づいて説明
する。第4図はデイジタルリレーの整定部5に組
込まれたデータ表示装置の構成を示すブロツク図
である。同図において第2図、第3図と同一符号
を付したものは同一部分であるため説明を省略す
る。また、第5図は、CPU1の演算データの表
示動作を説明するためのデイジタルリレーのメモ
リ2の構成を示した図である。
第4図において、20はデータ表示レジスタ、
21はマルチプレクサで18のマルチプレクサと
同一動作をする回路である。22はゲート回路
A、23はゲート回路B、24は整定値の操作器
13とデータ表示器14をCPU1に接続しCPU
1の演算データをデータ表示器14に表示させる
スイツチを示す。
次に実施例の動作についてまず、不揮発性メモ
リ17に記憶している整定値を表示して見る場合
について説明する。リレー整定値を表示する場
合、第3図で説明したのと同様、リレー要素選択
スイツチ15の該当選択スイツチnをONにす
る。エンコーダ回路16は、前述のSEL信号と、
該当選択スイツチnに対するアドレスコードn番
地を出力する。マルチプレクサ18はSEL信号が
入力されているため、CPU1からのアドレス信
号を無効とし、エンコーダ回路16の出力である
アドレスコードn番地を不揮発性メモリ17に出
力する。SEL信号がCPU1へも入力されている
ため、CPU1はSEL信号が「有」の期間不揮発
性メモリ17を読み出さないよう制御される。ま
た、この時、演算データ表示スイツチ24は、
OFF状態としておく。このスイツチ24の信号
は、CPU1へも入力されている。演算データ表
示スイツチ24の信号は、CPU1の他に、マル
チプレクサ21と、ゲート回路A22、ゲート回
路B23へ入力されている。演算データ表示スイ
ツチ24が、OFF状態の時は、ゲート回路A2
2は「開」状態となり、操作器13の出力信号を
不揮発性メモリ17へ出力する。逆にゲート回路
B23は「閉」状態となり、操作器13の出力信
号をロツクしてCPU1へ伝えないようになる。
また、マルチプレクサ21は、演算データ表示ス
イツチ24がOFFの時、不揮発性メモリ17の
読み出し出力データを出力し、データ表示レジス
タ20の出力を出力しないように切換えられるよ
う動作する。すなわち、マルチプレクサ21は不
揮発性メモリ17の出力をデータ表示器14に出
力するよう動作する。
従つて、リレー要素選択スイツチ15によつて
n番地から指定されたため、不揮発性メモリ17
からn番地の整定値データが出力され、データ表
示器14に表示される。リレー要素選択スイツチ
15のスイツチをn+1に切換えるとn+1番地
の整定値が読み出されデータ表示器14に表示さ
れる。
次に整定値を書きかえ変更する場合について説
明する。まず、リレー要素選択スイツチ15の該
当スイツチn+1をONにする。前述と同様エン
コーダ回路16はマルチプレクサ18へn+1番
地のアドレス信号を出力する。そしてSEL信号も
出力される。SEL信号はマルチプレクサ18へ入
力されており前述の整定値読出し表示の場合と同
様エンコーダ回路16の出力が、マルチプレクサ
18の出力となり不揮発性メモリ17へ入力され
る。また、演算データ表示スイツチ24は、
OFF状態であるため、ゲート回路A22は「開」
状態、ゲート回路B23は「閉」となつている。
そしてマルチプレクサ21も不揮発性メモリ17
の読出しデータをデータ表示器14へ出力するよ
うになつている。この状態において不揮発性メモ
リ17にアドレス信号n+1番地が入力される
と、不揮発性メモリ17はn+1番地に記憶して
いる整定値をデータ表示器14に出力する。整定
員はこのデータ表示器14に表示される整定値を
見て現在の整定値を確認する。そして操作器13
に変更したい新らしい整定値を設定する。すでに
リレー要素選択スイツチ15のスイツチn+1が
操作され、不揮発性メモリ17のn+1番地が選
択されており、演算データ表示スイツチ24から
の信号によつてゲート回路A22は、操作器13
よりの出力を不揮発性メモリ17のデータ入力
(DI)に出力する。そして不揮発性メモリ17へ
の新らしい整定値が書き込まれる。この時操作器
13にて設定したデータを6”とすると、操作器
13は2進化10進符号で、“0110”を出力する。
この“0110”が不揮発性メモリ17のn+1番地
に書き込まれ記憶される。さらに他のリレー要素
の整定値を変更する場合は、同様にリレー要素選
択スイツチ15をn+1からn+mへ切換えて、
操作器13に変更する整定値を設定して順次整定
変更を行なつて行けばよい。
整定変更が終了すれば、リレー要素選択スイツ
チ15のスイツチを全てOFFにする。これによ
りエンコーダ回路16はマルチプレクサ18への
アドレス出力を止める。そしてSEL信号の出力も
無くなる。この結果、マルチプレクサ18はエン
コーダ回路16の出力から、CPU1のアドレス
出力を不揮発性メモリ17に入力する状態とな
る。すなわち不揮発性メモリ17は全てCPU1
側に接続された形となる。エンコーダ回路16か
らのSEL信号が無くなつたことをCPU1は検出
すると操作員による整定変更が終了したものと
し、操作員が設定した整定値が正しかどうかをプ
ログラムによりチエツクする。
次にこの発明の重要機能であるCPU1内部の
演算データ、例えば、事故点までのインピーダン
ス情報を読み出し表示する動作について説明す
る。まず、操作員が、デイジタルリレーが計算し
たインピーダンスの値を知るために演算データ表
示スイツチ24をON操作する。このスイツチが
ON状態になると、マルチプレクサ21は、今ま
での不揮発性メモリ17からの読出しデータをデ
ータ表示器14へ出力するのではなく、データ表
示レジスタ20の出力を、データ表示器14へ出
力する様に切換えられる。ゲート回路A22は、
「閉」状態となり操作器13の出力を不揮発性メ
モリ17へ入力しなくなる。逆にゲート回路B2
3は「開」状態となり、操作器13の出力を
CPU1へ入力する状態となる。また、演算デー
タ表示スイツチ24の出力信号24は、CPU1
へも入力されている。CPU1は演算データ表示
スイツチ24がON状態になつたことを検出する
と、まず操作器13のデータを読込む動作を行
う。この時、操作器13はリレー整定値を設定す
るのではなく、あらかじめ定められたCPU1内
部の演算データに対応する数値コードを設定して
おく、例えばデイジタルリレーにて計算したイン
ピーダンスを表示する場合、それに対応した数値
コードを設定する。
これを第5図について説明する。第5図のA、
A+1、A+2、A+3、A+4………は操作器
13で設定する数値コードである。このA、A+
1、A+2、A+3、A+4………に対応してデ
イジタルリレーのメモリ2の中に「B番地」「C
番地」「D番地」等の表示して確認したいデイジ
タルリレー、つまりCPU1が演算した演算デー
タを記憶しているアドレスを記憶しておく。操作
器は第4図における整定部5の操作器13から例
えば数値コードA+1を設定する。CPU1はこ
の数値コードA+1を読み取るとこのA+1の値
から、メモリー2に記憶してあるA+1に対応す
る「C番地」のデータを、さがし出す。そして
「C番地」に記憶しているインピーダンス情報を
CPU1はデータ表示レジスタ20に出力する。
このデータ表示レジスタ20に出力されたデータ
は、演算データ表示スイツチ24がONになつて
いるためマルチプレクサ21を経由して表示器1
4に表示される。このインピーダンス情報は演算
データ表示スイツチ24がONになつている間、
操作器13にインピーダンス情報が記憶されてい
るアドレス「C番地」を示す数値コード「A+
1」が設定されている間一定周期、または任意の
周期で繰りかえしデータ表示レジスタ20に出力
されデータ表示器14に表示される。
次に表示したいデータを変えたい時は、演算デ
ータ表示スイツチ24をON状態のままで、操作
器13の数値コードを「A+1」から「A+3」
に変更する。CPU1はデータを表示するために
データ表示レジスタ20にデータを出す毎に、操
作器13の出力を読取つているため、この「A+
3」を読取る。読取つた数値コードが「A+1」
から「A+3」に変化したため、再びメモリー2
に記憶されている「A+3」の数値コードに対応
する「E番地」をさがし出す。そしてメモリー2
の「E番地」に記憶されている演算データをデー
タ表示レジスタ20に出力する。そして、その値
が、データ表示器14に表示される。データの表
示を止めようとする場合は、単に演算データ表示
スイツチ24を元のOFF状態にするとCPU1は、
演算データの表示動作を止める。そして通常のデ
イジタルリレーの系統事故検出機能のみを実行処
理する。
このようにデイジタルリレーの整定部5の整定
値を設定する操作器13と、その整定値を表示す
るデータ表示器14を利用して、デイジタルリレ
ーが演算したデータ、つまりCPU1の演算デー
タを表示することができるので、デイジタルリレ
ー稼動中の演算データを把握するのに、メンパネ
インターフエイス、メンテナンスパネルを有する
データ表示装置の接続動作が不要となり、メンテ
ナンス性に勝れ、また、本来デイジタルリレー稼
動中には必要のないメンパネインターフエイス、
メンテナンスパネルが不要となるため低価格にな
る利点がある。
なお、上記実施例ではデータ表示装置をデイジ
タルリレーに適用した場合について説明したが、
CPUとメモリを有するデイジタル機器なら必要
なときにデータの表示が行えるものである。ま
た、表示する演算データは、デイジタルリレーで
距離リレーを構成した場合の事故点までのインピ
ーダンスデータを表示する方法についてのみ説明
したが、この表示する演算データはどのようなも
のでもよく、例えば、演算の中間結果であると
か、しや断器トリツプの判定結果、タイマーの
値、等でもよい。さらに演算したデータではな
く、原始データでもよく例えば電力系統の入力デ
ータすなわち系統電圧、電流の瞬時値または実効
値等でもよい。また、本発明では、整定部のデー
タ設定器に設定するコードは、表示したいデータ
の格納しているメモリー番地を記憶しているメモ
リーのアドレスを設定するという間接的方法によ
つて行なつているが、データ設定器で表示したい
データの記憶アドレスを直接設定しても同様の効
果がある。すなわちデータ設定器で表示したデー
タに対応する値であればどのような値でもよいこ
とがわかる。また、表示するデータを本発明の実
施例では、任意の周期で出力し表示しているが、
これについても、一定周期毎に出力するのではな
く、指定された時1回だけ出力し表示してもよ
い。また表示すべきデータがデイジタルリレーに
て計算された時だけ表示出力してもよい。さらに
データ設定器にて複数のデータを一群としたデー
タ群を指定するコードを設定し、表示されるデー
タが、操作員が見て判読可能な周期であらかじめ
定められた順番で、連続して複数のデータを表示
するようにしても同様の効果を奏する。
以上のように、この発明によればメモリに整定
値を設定する操作器と、メモリに記憶された整定
値を表示するデータ表示器をスイツチの切替えに
より演算処理装置に接続して、操作器の指示によ
る演算データをデータ表示器に表示できるように
構成したので、演算データの表示が簡単に行え、
演算処理装置の処理状況の把握がデータ表示のた
めのメンテナンスを必要とせず、任意に可能とな
るデータ表示装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、電力系統を保護する距離リレーの特
性を表わした特性図である。第1図の横軸は、低
抗分縦軸は、リアクタンス分を表わす。第2図
は、従来のデータ表示装置を用いたデイジタルリ
レーの概略構成を示すブロツク図である。第3図
はデイジタルリレーの整定部のの概略構成を示す
ブロツク図である。これは第2図の整定部5を特
に詳細に説明するために記載したものである。第
4図は、この発明に係るデータ表示装置の一実施
例をデイジタルリレーの整定部に組込んだ場合の
構成を示すブロツク図である。第5図は演算処理
装置の演算データの表示動作を説明するためのデ
イジタルリレーのメモリの構成を示した図であ
る。 図において1は演算処理装置(CPU)、13は
操作器、14はデータ表示器、15はリレー要素
選択スイツチ、16はエンコーダ、17は不揮発
性メモリ、18はマルチプレクサ、20は演算デ
ータ表示レジスタ、21はマルチプレクサ、22
はゲート回路A、23はゲート回路B、24は演
算データ表示スイツチである。なお、図中、同一
符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 演算処理装置が演算処理する過程で演算結果
    を導く判定基準となる整定値をメモリに設定する
    操作器と上記メモリに記憶された整定値を表示す
    るデータ表示器と、上記操作器およびデータ表示
    器を上記演算処理装置に接続し、上記操作器で指
    示した上記演算処理装置の演算データを上記デー
    タ表示器に表示させるスイツチとを備えたデータ
    表示器。
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