JPS59194620A - デイジタル保護継電装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ディジタル保護継電装置に関するものであ
る。

従来、この種のディジタル保護装置として第１図に示す
ものがあった。第１図において、１は保護対象の電力系
統の送電線、２は送電線１の電流を変流する変流器、３
は変流器２の二次電圧を入力し、電圧レベルを変換する
入力変成器、４は変成器３の二次電圧から基本波成分を
抽出するフィルタ、５はフィルタ４の出力をディジタル
変換するアナログ・ディジタル変換器（ＡＤＣ）、６′
はＡＤＣ５の出力を読み込む中央処理装置（ＣＰＵ）。

７はＣＰＵ６にバス６ａを介して接続されるメモリ、８
はＣＰＵ６と保護動作のためのデータの入出力をする入
出力装置、９は保護装置としての整定データを記憶する
メモリ、１０はメモ！７９に接続され、第２図に詳細を
示す前面パネル、１１は、バス６ａに接続され、整定要
素を選択する選択器である。

する表示器、１３は整定値を設定する設定器、１４はバ
ス６ａを介してＣＰＵ６に接続された各部に対応して設
けられ、それらに発生した異常を表示する表示器である
。

次に、動作□について説明する。送電線１の電流を変流
器２を介して入力変成器３に導入し、これにより送電線
１の電流信号を得る。

変成器３の出力をフィルタ４に入力して基本波成分を抽
出した後、ＡＤＣ５に入力してディジタル値に変換する
。ＡＤＣ５の出力は送電線１の電流データとしてＣＰＵ
６に読み込まれ、メモリ７に記憶しているプログラムに
従って送電線１を保護するための演算処理を行なう。こ
の演算処理に必要な整定値は前面パネル１０の設定器１
３から入力され、整定メモリ９に記憶される。

ＣＰＵ６は、メモリ９の整定値とＡＤＣ５から読み込ん
だ電流データとを比較し、送電線１の電流が異常かどう
かを判別し、異常が検出されたときは入出力装置８を介
して保護動作出力を与える。

入出力装置８はこの他インターフェイスとして図示なし
の遮断器等のデータの入出力をする。前面パネル部１０
は、整定器１３で設定した整定値を表示器１２上に表示
する。メモリ９は電源消失時でも内容が変化しない不揮
発性メモリからなり、前面パネル１０のデータを記憶す
る。この他、ＣＰＵ６は、メモリ１に記憶した診断プロ
グラムにより、バス６ａを介して接続している各部の動
作を適時又は常時監視するための診断処理を実行し、異
常が検出されたものがあった場合は、該当部に異常が発
生したことを表示器１４の表示により示す０ 従来の装置は、以上のように構成されているので、各部
に対応させた専用の表示器が必要で、しかも異常発生の
有無のみの情報しか得られないなどの欠点があった。ま
た、従来の装置は、異常データ等をメモリ（ＲＡＭ）に
記憶する場合もあったが、電源消去共にこのデータが消
失されてしまう欠点があった。

この発明は、上記のような従来の欠点を除去するために
なされたもので、整定メモリにこの異常データを記憶さ
せることにより、整定値表示器を利用して読み出すこと
ができるディジタル保護継電装置を提供することを目的
としている。

以下、この発明の一実施例を図について説明する。この
実施例のブロック図は第１図と同様となるので、これを
参照する。前述の通り、整定メモリ９は電源消失時にも
データが消失しない不揮発性メモリからなり、２キロ・
バイトの記憶容量な持っている。この場合、整定要素は
多くても２０〜３０ケ程度である。ＣＰＵ６はメモリ７
のプログラムに従って自己診断を実行する診断機能及び
高信頼度な装置を得るため装置の各部分を監視する監視
機能を有する。これによって検出された各部分の異常を
示すデータはメモリ７に記憶され、メインテナンス時や
、補修時等に読み出され、また表示のためにＣＰＵ６を
介してメモリ９にも記憶される。外部に対しては異常発
生の信号出力をすれば良いので、多数の表示項目は不要
である。

メモリ９に記憶されたデータは、前面パネル１０により
任意に読み出されてこれに表示子ることができる。この
ように、メモリ７及び９は多量のデータを記憶でき、し
かも電源消失してもデータを保存することができる。

なお、上記実施例では、異常データについて記述したが
、メモリーに記憶するデータはいかなるデータであって
も良（、上記実施例と同様の効果がある。メモリとして
不揮発性メモリを使用したが、バッテリバックアップメ
モリ等であっても上記実施例と同様の効果を奏する。

以上のように、この発明によれば、多（のデータを記憶
でき、かつ任意に表示可能としたので、装置が安価にで
き、また高信頼度でサービスビリティの高いものが得ら
れる効果がある。

【図面の簡単な説明】 第１図はディジタル保護継電装置のブロック図、第２図
は前面パネルの構成図である。 １・・・送電線、２・・・変流器、３・・・入力変成器
、４・・・フィルタ、５・・・ＡＤＣ，６・・・ＣＰＵ
、７．９・・・メモリ、８・・・入出力装置、１０・・
・前面パネル。 １１・・・選択器、１２．１４・・・表示器、１３・・
・設定なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示
す。 代理人　大岩増雄 第　　１　　図　　　　。 ノ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電力系統より検出された電気信号の基本波成分を抽出す
   るフィルタの出力をディジタル信号に変換するアナログ
   ・ディジタル変換器と、このアナログ・ディジタル変換
   器の出力を読み込み、所定のプログラムに従って上記電
   力系統を保護するための保護処理を実行する中央処理装
   置と、上記中央処理装置により読み出される上記プログ
   ラムを記憶する第１不揮発性メモリと、上記中央処理装
   置と保護動作のためのデータの入出力をする入出力装置
   と、上記中央処理装置と接続され、上記保護処理におけ
   る整定値及び当該装置各部の異常を示す異常データを記
   憶する第２不揮発性メモリと、上記第２不揮発性メモリ
   へ上記整定値を書き込むための設定器及び上記第２不揮
   発性メモリより読み出した異常データを表示する表示器
   を有する前面パネルとを備えたディジタール保護継電装
   置。