JP3102486B2 - ディジタル保護リレーの解析装置 - Google Patents

ディジタル保護リレーの解析装置

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JP3102486B2
JP3102486B2 JP01297361A JP29736189A JP3102486B2 JP 3102486 B2 JP3102486 B2 JP 3102486B2 JP 01297361 A JP01297361 A JP 01297361A JP 29736189 A JP29736189 A JP 29736189A JP 3102486 B2 JP3102486 B2 JP 3102486B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はやさしいユーザインターフエイス機能を備
え、電力系統制御及び保護機能の動作,内容の解析及び
保守を容易にするデイジタル制御及び保護システムの支
援装置に関する。
〔従来の技術〕
従来(特願平1−42501号)のデイジタル保護リレー
装置は、動作の表示関係は表面の整定表示パネルにLED
等を用いて表示し、また、動作出力等はデータレコーダ
等に記憶し、入力波形と共にオシログラムにより記録
し、動作の解析,保守,記録などを行つていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記した従来技術は、入力波形に対する出力の応答概
要については観察することができるが、 演算内部の詳細解析及び表示 定量的解析及び表示 インピーダンスの軌跡の解析及び表示 マン・マシンインターフエイス機能 などについては配慮されておらず、装置の開発,処理の
解析,記録,表示及び保守の容易性の点で問題があつ
た。また、数多くの高度な測定器を用意しなければなら
ない問題点もあつた。
本発明の目的は、目に見えない装置内部のディジタル
演算結果を、目に見えるアナログ波形で表示し、動作の
把握,解析,不良の解析,系統の事故状況等を容易か
つ、確実に把握できるようにすることできる。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明においては、電力
系統の状態を表す電力信号を取り込む電力信号入力手段
と、電力信号入力手段からの電力信号をディジタルフィ
ルタ処理するディジタルフィルタ処理手段と、ディジタ
ルフィルタ処理手段からのディジタルフィルタ出力信号
に基づいてリレー演算を行うリレー演算手段とを備え、
リレー演算手段からのリレー出力信号に基づいて前記電
力系統の保護制御を行うディジタル保護リレーの解析装
置において、電力信号,ディジタルフィルタ出力信号お
よびリレー出力信号を所定の期間記憶する記憶手段と、
ディジタル保護リレーの解析時に記憶手段の電力信号,
ディジタルフィルタ出力信号およびリレー出力信号を同
一の時間経過軸上にアナログ波形に変換して表示する表
示手段とを備えるようにしたものである。
〔作用〕
本発明のディジタル保護リレーの解析装置によれば保
護装置への入力波形のみならず、ディジタルフィルタの
演算結果,リレー演算の出力波形がアナログ波形(連続
した図形)の形で観察できるので、装置不良時にはその
解析が容易となり、装置の保守が容易となる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図を用いて説明する。
第1図に本発明の保守解析支援装置を適用した電力用
デイジタル保護リレー装置の一実施例の全体ブロツク構
成図を示す。
図示のように、本実施例は、保護リレーに係る処理機
能を8種のユニツトに分割して構成されている。それら
のユニツトは、マルチプロセツサシステムのためのシス
テムコントロールユニツト1,アナログ入力のA/D変換お
よびデイジタルフイルタ処理を行なうアナログ入力ユニ
ツト2,リレー演算ユニツト3,シーケンス処理ユニツト4,
整定・表示処理ユニツト5,デイジタル入出力ユニツト6,
表示パネルユニツト7,パーソナルコンピユータ8から構
成されている。
ユニツト1〜5はそれぞれ汎用システムバスB1を介し
て接続されている。
また、シーケンス処理ユニツト4とデイジタル入出力
ユニツト6とは、汎用システムバスB1とは異なる入出力
I/OバスB2で接続されている。
なお、システムには、図示しないが電源装置を備え、
これにより、各ユニツトが駆動される。
次に、汎用システムバスB1に接続される1〜5のユニ
ツト間のデータ転送制御、すなわち、マルチプロセツサ
のデータ転送制御の一例について、を第2図および第3
図を用いて説明する。第2図において、ユニツト1〜5
は、第1図のユニツト1〜5と全く同一のものである。
システムコントロールユニツト1において、10は汎用
マイクロプロセツサを含む制御部、11は高速データ転送
のためのダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ
(DMAC)、12はデータメモリである。
アナログ入力ユニツト2において、20は浮動小数点演
算形(固定小数点演算形でも可)のデイジタル・シグナ
ル・プロセツサDSPを含む信号処理部、21は例えばデユ
アルポートランダムアクセスデータメモリ(DPRAM)か
らなるデユアルポートデータメモリである。
リレー演算ユニツト3において、30は浮動小数点演算
形(固定小数点演算形でも可)のDSPを含む演算処理
部、31はデユアルポート・ランダムアクセス・データメ
モリ(DPRAM)からなるデユアルポートデータメモリで
ある。
シーケンス処理ユニツト4において、40は汎用マイク
ロプロセツサを含むシーケンス処理部、41は前記データ
メモリ31と同様にDPRAMからなるデユアルポートデータ
メモリである。
整定・表示処理ユニツト5において、50は汎用マイク
ロプロセツサを含む整定・表示処理部、51はDPRAMから
なるデユアルポートデータメモリである。
また、第2図中の信号線αは、データの取り込み周期
を知らせるための割込み信号、信号線a〜eは、各ユニ
ツトの異常報知および異常認知信号(SYS FAIL)であ
る。
次に、この実施例におけるデータ転送方式について、
第3図をも参照して説明する。
第3図は、データ転送のタイミングを時系列的に表現
する。第3図において、 (a)がシステムコントロールユニツト1の処理、 (b)がアナログ入力ユニツト2の処理、 (c)がリレー演算ユニツト3の処理、 (d)がシーケンス処理ユニツト4の処理、 (e)が整定・表示処理ユニツト5の処理、 をそれぞれ示す。同図において、〜の点線の矢印の
方向はデータ転送の方向を示すものである。
まず、マスタユニツト(汎用システムバスの使用権を
得、データ転送を開始できるユニツト)であるシステム
コントロールユニツト1が、スレーブユニツト(マスタ
によつて行なわれるデータ転送に応答するユニツト)で
あるアナログ入力ユニツト2からN周期のデータを入
力する。このデータは、N−1周期以前のサンプルデー
タを用いて、該アナログ入力ユニツト2が、N周期にデ
イジタルフイルタリング処理を行なつた、例えば、電力
系統の電圧および電流情報である。このデータの入力
は、ユニツト1内の制御部10で行なつてもよいし、DMAC
11で行なつてもよいものである。そして、入力したデー
タはデータメモリ12に記憶する。
次に、システムコントロールユニツト1は、入力し記
憶しているデータを、スレーブユニツトであるリレー
演算ユニツト3にデータ転送する。これが、第2図中の
である。
さらに、N周期に演算したリレー演算結果(N−1周
期以前のアナログ入力ユニツト出力を使用している)
を入力し、ユニツト1内のデータメモリ12に記憶する。
次に、システムコントロールユニツト1は、入力し、
記憶しているデータを、スレーブユニツトであるシー
ケンス処理ユニツト4にデータ転送する。これが、第2
図中のである。
さらに、N周期に演算したシーケンス処理結果(N−
1周期以前のリレー演算結果を使用している)を入力
し、ユニツト1内のデータメモリ12に記憶する。
次に、システムコントロールユニツト1は、入力し、
記憶しているデータを、スレーブユニツトである整定
・表示処理ユニツト5にデータ転送する。これが、第2
図中のである。
さらに、ユニツト5中のDPRAMに記憶されているリレ
ー用整定値を入力し、システムコントロールユニツト
1中のデータメモリ12に記憶する。このデータは、リ
レー用の整定値であるので、上記したデータに含ませ
て、システムコントロールユニツト1が、リレー演算ユ
ニツト3に毎サンプリング、ユニツト2より入力したデ
ータと一緒に転送し、ユニツト3中のDPRAM31に記憶
するようにするものである。このようにすることによ
り、整定値に変更があつても直ちに対応することができ
る。
第3図から明らかなように、各ユニツトは、それぞれ
のデータ転送が終了すると、次のサンプル時刻まで、各
ユニツトに与えられた機能をフルに処理できるものであ
ることが理解できる。すなわち、各ユニツトは、その時
刻のデータ転送が終了してから、その時刻のデータを用
いた演算処理をサンプル周期を全て使用して演算が可能
である。これは、第2図に示した各ユニツト内のデユア
ルポートデータメモリ21,31,41,51を設けていることの
効果によるものである。
第3図に示した、のデータ転送タイミングは、第3
図に示した割込み信号線αによつて行なうものである。
この信号線αは、電力系統の電圧,電流をサンプリング
するサンプル指令に同期した信号線であり、ユニツト2
より発せられるものである。このタイミングは、原サン
プリング信号のサンプリング周期を分周したものであ
る。
上記したデータ転送〜はのデータ転送の後、引
き続いて行なわれるものであることは言うまでもない。
以上、本実施例の適用されたデイジタル保護リレー装
置の機能分割,全体ブロツク構成および分割された各ユ
ニツト間のデータ転送例について述べた。
ところで、上記実施例では、システムコントロールユ
ニツト1が、他の四つのユニツト2〜5を制御してい
る。しかし、システムコントロールユニツト1の制御し
得るユニツトはこれに限られない。第3図に示すよう
に、システムコントロール処理の1周期内にすべてのユ
ニツトに対する転送処理が納まる範囲であれば、さらに
被制御ユニツトを増加することができる。
ユニツトの増設は、当該ユニツトをシステムバスB1に
接続すると共に、該ユニツトにアドレスを設定し、か
つ、システムコントロールユニツトの制御プログラムを
変更すればよい。
増設するユニツトは、例えば、あるユニツトの処理能
力を向上する目的の場合には、同一機能のユニツトを増
設すればよい。また、システムに、異なる機能を付加し
たい場合には、当該機能を有するユニツトを増設すれば
よい。
例えば、アナログ入力ユニツトを増設すれば、より多
くの信号の処理が可能となる。また、リレー演算ユニツ
トを増設すれば、より多くの演算が実行でき、リレーの
多機能化および高機能化が図れる。
一方、異なる機能を有するユニツトを増設することに
より、デイジタルリレーに各種の機能を付加することが
できる。例えば、通信機能を設けて、他のリレー装置と
の情報交換を行なつたり、本システムを子機として、親
機において集中制御を行なつたりすることが可能とな
る。
また、本システムでは、ユニツトの増加のみならず、
削減,変更が可能であることは、いうまでもない。
例えば、演算ユニツトを、より高速処理のできるユニ
ツトと交換することができる。これにより、例えば、1
周期内での演算処理能力が向上するので、処理できる情
報量が増大する。従つて、より多くの信号の処理が可能
となる。また、それまで、複数の演算ユニツトで実行し
ていた演算を、それより少ない数のユニツトで処理可能
となり、ユニツト数を削減することができる。逆に、処
理すべき情報が同じであれば、より高精度の演算,複雑
な演算が限られた時間内で実行可能となるので、システ
ムの高精度化,高機能化を図り得る。
このようなことは、システム構築の際にも適用でき、
目的に応じてユニツトを選択することにより、デイジタ
ルリレー装置の他、種々のシステムが構築できる。
このように、本実施例の方式によれば、目的に応じて
種々のシステムが構築できると共に、一旦構築したシス
テムの拡張,機能付加,高速化,高精度化,高機能化等
が容易に行なえる柔軟性あるシステムが構成できる。
次に、電力用デイジタル保護装置の概要について述べ
る。処理の概要を第4図、および第5図を用いて説明す
る。まず、第4図を用いて、電力用保護装置の処理概要
を述べる。
ステツプ2001では、電力系統よりの情報、すなわち、
例えば、送電線の電圧,電流を入力し、さらにアナログ
量をデイジタル量に変換する。
ステツプ2002では、事故検出あるいは制御用の電気量
を導出する。この電気量の導出には、電力系統事故時の
電圧,電流の大きさ,事故点までのインピーダンスZ,抵
抗分R,リアクタンス分X,事故点の方向,事故時の周波数
などがある。
ステツプ2003では、ステツプ2002で導出した電気量を
所定の整定値と比較判定する。比較判定結果、事故と判
定されたら、ステツプ2004に進む。
ステツプ2004では、ステツプ2003で判定された事故条
件が継続されているかどうかの判定を行ない、継続され
ていればステツプ2005に進む。
ステツプ2005では、事故と判定されたのでその情報を
記憶する。
ステツプ2006では、ステツプ2005で記憶されている各
種リレーの動作を基に、公知のシステムのシーケンス処
理(外部条件,タイマーとの組み合わせもある)を行な
い、事故と判定された場合には、遮断器に対する遮断指
令を発するものである。
ステツプ2007は、装置の点検・監視処理である。
電力用のデイジタル制御保護装置は、上記した処理を
アナログ入力のサンプリング周期内に実行し、毎サンプ
ル繰り返し実行するものである。
第5図には公知のリアクタンスリレー(1要素分)と
モーリレー(1要素分)の特性例を示す。図において、
jxはインピーダンスの誘導リアクタンス分である。
第4図のステツプ2002では、上記リレー要素を約30〜
50要素分処理し、ステツプ2006のシーケンス処理はこれ
らのリレー要素出力を基に、システムに対応した所期の
シーケンス処理を行なうものである。第5図に示したZ1
およびZ2が整定値であり、保護リレーの場合には、この
値が保護範囲を決定する。この値は電力系統の変更、こ
れに伴う保護範囲の変更の場合には、人間により装置外
部よりオンラインにて変更されるものであることは公知
の技術である。
以上、デイジタルリレーのデータ転送,処理の概要を
述べたので、次に、まず、第1図のユニツト8の保守解
析装置の概要を述べる。
ユニツト8の保守解析装置は、マイクロプロセツサ,
メモリ,CRTコントローラ,キーボード,コントローラ,
プリンタコントローラ,フロツピーデイスクユニツト等
を備え、外部に、モニタ,キーボードプリンタ,フロツ
ピーデイスク等接続されるものである。すなわち、パー
ソナルコンピユータである。
まずはじめに、処理概要を述べる。
第6図は支援装置のCRT上画面の一例を示すものであ
る。すなわち、第1図のユニツト1内に記憶しているデ
ータを入力して、デイジタル値をアナログ的波形で表示
したものである。第6図中の1は電力系統からの入力電
圧、2は入力電流、3は上記電圧のデイジタルフイルタ
出力、4は上記電流のデイジタルフイルタ出力、5は演
算途中結果、6は、リアクタンスリレーの出力例を示す
ものである。また、7はインピーダンスの軌跡を保護特
性上にプロツトした例を示す。
このように、保守解析支援装置(第1図ユニツト8)
は、第1図のシステムコントロールユニツト1内に記憶
しているデイジタルデータを、CRT上に、人間が目で見
てよくわかるように、連続したアナログの波形で表示す
るようにして、解析,分析,記録,保守,補修が容易に
できるようにしたものである。
さらに、上記した機能を確実,高度にするために、CR
T上には、第7図に示すように、第6図上の1波形(第
6図4の電流のフイルタ出力波形Ia)のみを選択し、振
幅,時間軸を拡大することもできるものである。
第8図は第6図の1〜6の波形を時間軸を2倍に拡大
してCRT上に表示した例を示す。
また、第9図は第6図の7のインピーダンスの軌跡の
みを拡大表示して例を示すものである。
以上の説明から保守解析支援装置は、必要とする部署
の波形,機能などを自由に選択し、必要な大きさで表
示,ガイダンスできることが理解できるであろう。
次に、以上述べたようなデータを記憶するシステムコ
ントロールユニツトについて説明する。
第10図は、第1図のシステムコントロールユニツト1
のブロツク構成を示す。
同図において、100は汎用のマイクロプロセツサ、101
は高速データ転送用のダイレクト・メモリ・アクセス・
コントローラ(以下DMACと略記する)である。
また、102は例えばPROMを用いたプログラムメモリ、1
03はRAMを用いたデータメモリ、104は電気的消去・書替
え可能な不揮発性メモリE2PROMを用いて整定値等の設定
値,定数,係数などの設定データを記憶する設定データ
メモリ、105はスタテイツク・ランダムアクセス・メモ
リ(SRAM)と上記と同様の不揮発性メモリE2PROMとを同
一チツプ(IC)内に実装して、データを不良発生時に高
速に記憶し、不良解析を行なうための解析データメモリ
である。
さらに、106はシステムリセツト,システムクロツ
ク,バスアクセス調停回路などを有するシステムロジツ
ク、107はシステム割込み判定回路、108は異常検出回
路、109は、パーソナルコンピユータ等と接続する通信
インターフエイス(RS−232C)回路、110はシステムバ
スインターフエイス回路である。
前記解析データメモリ105は、前述のようにSRAMとE2P
ROMとを有して構成され、ストア制御信号(パルス)に
よつて、SRAMの全データがE2PROMに一度に転送し、ま
た、リコール制御信号(パルス)によつて、E2PROMの全
データを一度にSRAMに転送する機能を有する。
従つて、例えば、電源オフ時,ユニツトの異常検出時
等に、前記ストア制御信号を発生する構成としておくこ
とにより、直前のデータが不揮発性のE2PROMに保存で
き、運転再開,不良解析に好適である。
前記マイクロプロセツサ100は、ローカルバスLBに接
続される。また、このローカルバスLBには、DMAC101,設
定データメモリ104,解析データメモリ105,システムバス
インターフエイス回路110,プログラムメモリ102,データ
メモリ103,異常検出回路108,通信インターフエイス回路
109およびシステム割込み判定回路107が接続されてい
る。
第6図〜第9図に示したような波形(データ)は、第
10図では、103のデータメモリ、105の解析データメモリ
に記憶しているデータを、109のインターフエイス回路
を介して、パソコン、すなわち、支援装置に転送するも
のである。このデータを支援装置はCRT上に表示するよ
うにしている。
次に、第6図〜第9図に示したような解析・保守に必
要なデータを記憶するデータの記憶例について示す。
第11図はデータのメモリマツプ例を示す。図におい
て、 横方向(1,2,3…n)は各項目に対するデータのサ
ンプル数である。例えば、n=240とし、1サンプル周
期を1.67mS(1/600Hz)とすると50Hz系では12サンプル/
1サイクルであるので20サイクル分を記憶するものであ
る。
縦方向(1,2,3…n)は第6図〜第9図に示したよ
うな解析・表示するそれぞれの項目を示すものである。
例えば、入力電圧・電流、各々のデイジタルフイルタ出
力,制御及び保護演算における途中結果、各リレー出
力,シーケンス途中結果、送電線の算出したインピーダ
ンスなどである。
縦方向(I,II…M)は、例えば、記憶する送電線の
事故回数あるいは装置の不良発生回数を示すものであ
る。例えば、M=10とすると、最新の送電線の事故を10
回まで、各項目(1,2…m)について記憶していること
を示す。装置の不良発生回数とするならば、装置の不良
発生を10回分各項目について記憶していることを示すも
のである。
以上述べたメモリマツプを実現すべくデータのメモリ
処理例を第12図を用いて説明する。
第12図は、第10図に示したシステムコントロールユニ
ツト内のデータメモリ103にそれぞれのデータをメモリ
場合の処理フロー例を示す。
以下フロー図にしたがつて説明する。まず、ステツプ
200でイニシヤル処理を行い、ステツプ201でシステムコ
ントロールユニツトの所期の処理を行う。ステツプ202
で各項目のそれぞれのデータを記憶する。ステツプ203
でカウンタCがある一定値かどうかの判定を行う。この
カウンタCは第11図の横方向の記憶データのサンプル数
をカウントしているカウンタである。このカウンタCが
ある所定値(例えば240)に達していなければステツプ2
04に進み、カウンタの歩進を行う。ステツプ203でカウ
ンタCが所定値に達したならば、ステツプ205に進み、
トリガーがあるかどうかの判定を行う。このトリガーと
は、例えば、送電線に事故が発生しているかとか、何ら
かの保護リレーが動作しているか、あるいは、装置に不
良が発生しているかなどである。ステツプ205でトリガ
ーが発生していなければステツプ206に進みカウンタC
をイニシヤル処理してステツプ209に進む。ステツプ205
でトリガーが発生している場合にはステツプ207に進み
カウンタnとは異なるカウンタMを歩進する。そして、
ステツプ208に進み上記カウンタCをイニシヤル処理す
る。上記したカウンタMは第11図に示した系統事故回
数、あるいは装置の不良発生回数をカウントするカウン
タである。ステツプ209ではこのカウンタMが所定値に
達したかどうかの判定を行い、所定値に達しなければ、
ステツプ210に進み、トリガーがあるかどうかの判定を
行い、トリガーが有る場合にはステツプ212に進み、上
記のカウンタCを所期の値(例えば240)の半分(例え
ば120)に設定し、次のサンプルデータに備える。ここ
で、トリガーが発生した場合に、ステツプ212でカウン
タC=120に設定したのは、トリガーが発生する前120サ
ンプルデータを記憶し、トリガー発生後120サンプルデ
ータを記憶したためである。
ステツプ209でカウンタMが所定値(例えばM=10)
に達したならばステツプ211に進み、カウンタMをイニ
シヤル処理してステツプ210に進み以下同様の処理を実
行する。
以上の説明より、第11図に示したように、毎サンプ
ル,各項目に従つたデータが所定の区間常に記憶されて
いることが理解できるであろう。
次に第13図を用いて、第10図に示したシステムコント
ロールユニツトが、図中の通信インターフエイス回路10
9を介して、解析保守支援装置(パソコン)にデータ転
送する例について述べる。データ転送に関しては、上記
したシステムコントロールユニツトが、所期の処理を実
行しながらデータ転送を行うリアルタイムオンライン処
理と、所期の処理を中止してデータ転送のみを行うオフ
ライン処理例について述べる。まず、ステツプ300で第
1図のアナログ入力ユニツト2からのサンプリング周期
用の割込みが発生しているかどうかの判定を行い、割込
みが発生した場合にはステツプ301に進み所期のシステ
ムコントロールユニツトの処理を実行する。その後ステ
ツプ302に進みデータのメモリ処理を行う。このメモリ
処理は、第12図の処理を行うものである。その後、ステ
ツプ303に進み、このシステムコントロールユニツトの
支援装置(パソコン)へのデータ転送をオンラインリア
ルタイムで行うかどうかの判定を行う。この判定結果、
オフラインと判定された場合には、ステツプ304に進
み、オフライン処理であるのでデータ転送要求が支援装
置(パソコン)より有るかどうかの判定を行い、データ
の転送要求がある場合にはステツプ305に進み転送すべ
きデータを第10図の通信インターフエイス回路(ACIA)
にセツトし、ステツプ306に進む。ステツプ306ではデー
タ転送が終了したかどうかの判定を行い、そのデータ
(1バイト)が支援装置に転送終了したかどうかの判定
を行い、そのデータ(1バイト)が転送終了したなら、
ステツプ307に進み、転送すべき全データの転送が完了
したかどうかの判定を行う。全データの転送が完了して
いない場合にはステツプ308に進み、次のデータをセツ
ト後、ステツプ306に進み、以下同様の処理をくり返し
実行する。
ステツプ303でオンラインデータ転送と判定された場
合にはステツプ309に進み、第11図,第12図に示したカ
ウンタMに変化があつたかどうかの判定を行う。すなわ
ち、上記Mが変化したかどうかということは、前記した
トリガーが発生したかどうかの判定、すなわち、送電線
に事故が発生したかどうかの判定を行い、Mが変化した
場合には系統事故が発生したか、装置に不良が発生して
いるので、ステツプ310で転送データを自動的にステツ
プ305と同様、通信インターフエイス回路にセツトす
る。ステツプ311では該セツトデータ(1バイト)が支
援装置(パソコン)に転送を終了したかどうかの判定を
行う。1バイトのデータ転送が終流したなら、ステツプ
312に進み、転送すべき全データの転送が終了したかど
うかの判定を行い、全データの転送が完了していない場
合には、ステツプ313に進み、次の転送すべきデータを
通信用インターフエイス回路にセツトし、ステツプ300
に戻り、次のサンプルデータに備える。以下全く同様の
処理をくり返し実行するものである。
以上の説明から、第1図のシステムコントロールユニ
ツト1が支援装置(パソコン)にオンライン、あるいは
オフラインでデータ転送する詳細が理解できるであろ
う。
最後に、第14図を用いて支援装置(パソコン)側のデ
ータ受信,解析及び表示概要について説明する。第14図
において、ステツプ400でオンラインかオフラインの判
定を行い、オフラインの場合には、ステツプ401に進
み、必要とする全データの受信が完了したかどうかの判
定を行い、全データの受信が完了したなら、ステツプ40
2に進み、どのようなデータをどのように表示するかな
どのマン・マシンインターフエイス処理、すなわち、第
6図〜第9図に示したような波形を出力表示する指示,
選択などを行う。全ての指示,選択が終了するとステツ
プ404に進み支援装置の画面(CRT)上に波形,図形のプ
ロツトを実行する。
ステツプ400でオンラインと判定されるとステツプ405
に進み、必要とする全データの受信が完了したかどうか
の判定を行い、全データの受信が完了した場合、ステツ
プ406に進み、オンライン処理時の所期のプロツト処理
(支援装置のCRT上に)を実行する。その後、詳細解析
あるいは表示のためにプロツト変更があるかどうかの判
定を行い、プロツト変更がある場合(プロツト変更をし
たい場合)にはステツプ407に進み、トリガーがあるか
どうかの判定、すなわち、連続して送電線等に事故が発
生しているかどうかの判定を行い、トリガーが発生して
いる場合にはステツプ406に戻る。また、トリガーが発
生していなければ、ステツプ402と全く同様のマンマシ
ンインターフエイス処理を実行して、必要とするデータ
の出力,表示,解析を行うものである。以下、全く同様
の処理をくり返し実行するものである。以上の説明よ
り、支援装置(パソコン)側のデータ処理及び表示の詳
細が理解できるであろう。
なお、これまでの説明では第1図に示したように、解
析保守支援装置をシステムコントロールユニツトと接続
した例について述べたが、他のユニツトと接続して、シ
ステムコントロールユニツトと全く同様に処理できるこ
とは容易に推測できるところのものである。
以上これまでの説明では、第1図のシステムコントロ
ールユニツト1と支援装置8間のデータ転送は有線イメ
ージ(例えば、RS−232Cなど)で説明を行つたが、無線
化することも容易に推測できるところのものである。さ
らには赤外線などを使用することも容易に推測できると
ころのものである。
〔発明の効果〕
本発明のディジタル保護リレー解析装置によれば、電
力信号,ディジタルフィルタ出力信号およびリレー演算
出力信号を同一の時間軸上でアナログ波形として対比し
ながら表示することが可能になるので、例えばディジタ
ルフィルタのサンプリングタイミングの取り方によって
は、電力系統に異常が起きている時でも、その異常がデ
ィジタルフィルタで分離されず、正確にリレー動作が起
きない状態が発生しますが、本発明の解析装置によれ
ば、ディジタルフィルタの出力と電力信号,リレー演算
出力信号とを比較表示するので、このような場合の異常
原因であっても究明することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体構成を示すブロツク
図、第2図はユニツト間データ転送制御の一実施例を示
すブロツク図、第3図はユニツト間データ転送の一実施
例のタイミングの一例を示すタイムチヤート、第4図は
保護リレーの処理概要を示すフローチヤート、第5図は
公知の保護リレー特性例(モーリレーとリアクタンスリ
レー)を示す図、第6図は解析保守支援装置のCRT画面
上への表示例を示す図、第7図は第6図の1つの波形の
拡大表示例を示す図、第8図は第6図の表示の時間軸の
拡大表示例を示す図、第9図は第6図の1つの図形のみ
の拡大表示例を示す図、第10図は支援装置とデータ転送
を行うシステムコントロールユニツトのブロツク構成
図、第11図はデータ記録のメモリマツプ例を示す図、第
12図はシステムコントロールユニツト内のデータメモリ
処理フロー図、第13図はシステムコントロールユニツト
の支援装置に対するデータ転送処理フロー図、第14図は
解析保守支援装置のデータ受信及び表示処理フロー図で
ある。 1……システムコントロールユニツト、2……アナログ
入力ユニツト、3……リレー演算ユニツト、4……シー
ケンス処理ユニツト、5……整定・表示処理ユニツト、
6……デイジタル入出力ユニツト、7……表示パネルユ
ニツト、8……パーソナルコンピユータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 博之 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 川上 潤三 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (56)参考文献 特開 昭51−95264(JP,A) 特開 昭60−229618(JP,A) 特開 昭49−117943(JP,A) 実開 昭58−186736(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力系統の状態を表す電力信号を取り込む
    電力信号入力手段と、該電力信号入力手段から電力信号
    をディジタルフィルタ処理するディジタルフィルタ処理
    手段と、該ディジタルフィルタ処理手段からのディジタ
    ルフィルタ出力信号に基づいてリレー演算を行うリレー
    演算手段とを備え、該リレー演算手段からのリレー出力
    信号に基づいて前記電力系統の保護制御を行うディジタ
    ル保護リレーの解析装置において、前記電力信号、ディ
    ジタルフィルタ出力信号およびリレー出力信号を所定の
    期間記憶する記憶手段と、ディジタル保護リレーの解析
    時に前記記憶手段の電力信号、ディジタルフィルタ出力
    信号およびリレー出力信号を同一の時間経過軸上にアナ
    ログ波形に変換して表示する表示手段とを備えたことを
    特徴とするディジタル保護リレーの解析装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項のディジタル保護リ
    レーの解析装置において、前記表示手段は前記時間経過
    軸を拡大して表示する機能を備えたことを特徴とするデ
    ィジタル保護リレーの解析装置。
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