JP2009141988A - ディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置およびその方法 - Google Patents

ディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置およびその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009141988A
JP2009141988A JP2007312297A JP2007312297A JP2009141988A JP 2009141988 A JP2009141988 A JP 2009141988A JP 2007312297 A JP2007312297 A JP 2007312297A JP 2007312297 A JP2007312297 A JP 2007312297A JP 2009141988 A JP2009141988 A JP 2009141988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitoring
failure
information
display
specific symbol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007312297A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Kagami
敏朗 鏡
Tokujiro Takizawa
徳次郎 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba System Technology Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2007312297A priority Critical patent/JP2009141988A/ja
Publication of JP2009141988A publication Critical patent/JP2009141988A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

【課題】想定し得なかった障害様相の場合であっても、故障部位の解析に必要な装置の状態と情報とを表示し、故障部位の特定を容易に行えるようにする。
【解決手段】装置内の信号状態を監視するための監視データを複数の異なる監視項目毎に定期的に収集し、装置の不良を検出し、その監視不良検出結果aを出力する監視不良検出手段と、各監視項目にそれぞれ割り当てた特定記号bを登録した特定記号テーブルと、装置に関する論理展開接続図中に予め記載されたロジック信号状態を収集するロジック信号収集手段と、監視不良検出結果a、特定記号bおよびロジック信号状態を保存する監視結果保存手段と、監視結果保存手段に保存された監視不良検出結果aと、特定記号bと、ロジック信号状態とから故障情報としての表示情報を編集する監視不良表示手段と、前記監視不良表示手段で編集された表示情報を受けて表示する故障情報表示手段と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディジタル形保護制御装置に係り、特に、故障部位の解析に必要な装置の状態と情報を表示することが可能なディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置およびその方法に関する。
電力系統を保護するディジタル形保護制御装置は、電力系統の電気量や状態量を入力してディジタル量に変換し、このディジタル量を用いて所定の保護制御演算を行い、この演算結果に応じて遮断器等を制御することにより、電力系統の保護制御を行うものである。なお、この種の技術は既に公知であるので、ここではその詳細な説明は省略する。
一般に、ディジタル形保護制御装置は、保護制御装置としての責務である系統保護制御機能が正常に働くように、装置内部に自動監視機能を組み込んでいる(例えば、非特許文献1参照)。
この装置内部に組み込んだ自動監視機能によって装置の構成部品に障害が検出された場合、運用者はこの検出結果に基づいて障害の発生部位を特定し、不良部品を交換し補修を行う。
しかしながら、障害の様相によっては、単純には故障部位を特定できないことがある。例えば、リレー接点の出力が一定時間以上継続するような不具合が発生した場合、その不具合の原因となるものが接点を駆動する指令部の故障によるものか、あるいはリレー接点部の溶着など接点部自体の故障によるものかを特定することができない場合がある。
このような場合、原因となる故障部位を特定するには、保守・運用者の経験や知識に依存することが多くあり、万一故障部位の判定を誤った場合には、再度の障害が発生したり、あるいは障害復旧時間が長期化するといった事態に至る惧れがある。
従来のディジタル形保護制御装置には、故障部位を特定するための故障部位推定手段が実装されているものもある(例えば、特許文献1参照)。
この故障部位推定手段は、故障部位と監視不良検出項目との因果関係を予め推定ルールとして登録しておき、この推定ルールを用いて監視不良検出項目から故障部位を推定するものである。この故障部位推定手段によれば、自動監視機能により検出した不良が推定ルールに登録さえしてあれば故障部位を正確に判定することができる。
以下、特許文献1の概要について図10を参照して説明する。図10は、ディジタル形保護制御装置の故障部位推定手段の構成図を示す。
図10において、1は例えば保護リレー装置等のディジタル形保護制御装置である。2はディジタル形保護制御装置の主要機能を果たす保護制御機能部であって、図示しないVT、CTから入力したアナログ量の系統電気量をディジタル量に変換した後、MPU(マイクロプロセッサユニット)のソフトウェア処理によって所定の保護演算アルゴリズムに基づいて演算し、保護対象設備・機器の保護や監視制御を行う。
10は監視制御部であり、大きく分けて監視不良検出手段11と、監視結果を保存する監視結果保存手段13とから構成され、前述したMPUのソフトウェア処理によって実現されるようになっている。40は故障部位推定部であり、大きく分けて故障部位推定手段41と、当該故障部位推定手段41に必要とされる監視不良検出結果と故障部位の因果関係を示す推定ルール42とから構成されており、監視制御部10同様、CPUのソフトウェア処理によって実現されるようになっている。43は故障部位推定部40の推定結果を出力する故障部位出力手段である。
三谷 泉編著「ディジタルリレー実務読本」、オーム社、平成3年8月発行、pp.70〜73 特開平8−182175号公報
上述した従来技術による故障部位の推定方法は、監視不良検出手段11で検出された監視不良を、故障部位推定手段41で既定の推定ルール42に従って故障部位を判定するものであるが、この推定ルール42は、前述したように保守・運用者の経験や知識をベースにして構築されたものであり、全ての障害様相と故障部位の因果関係を事前に網羅することは不可能である。この結果、ディジタル形保護制御装置の運用等で当初想定し得なかった障害様相を経験した場合は、正確に故障部位を判定することはできない。
このような場合は、保守・運用者の経験や知識からディジタル形保護制御装置に関する論理展開接続図と当該装置の状態とを照らし合わせて故障部位を特定する必要があり、場合によっては故障部位を誤って判定し、障害が再度発生するとか、障害復旧時間が長期化するということが懸念されていた。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、運用の当初想定し得なかった障害様相の場合であっても、故障部位の解析に必要な装置の状態と情報とを表示することにより、障害様相を正確に認識し、故障部位の特定を容易に行えるようにしたディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置およびその方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、電力系統から入力した電気量をディジタルデータに変換して電力系統の保護制御を行うディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置において、ディジタル形保護制御装置内の信号状態を監視するための監視データを複数の異なる監視項目毎に定期的に収集し、装置の不良を検出し、その監視不良検出結果を出力する監視不良検出手段と、前記各監視項目にそれぞれ割り当てた特定記号を登録した特定記号テーブルと、前記ディジタル形保護制御装置に関する論理展開接続図中に予め記載されたロジック信号状態を収集するロジック信号収集手段と、前記監視不良検出結果、特定記号およびロジック信号状態を保存する監視結果保存手段と、前記監視結果保存手段に保存された監視不良検出結果と、特定記号と、ロジック信号状態とから故障情報としての表示情報を編集する監視不良表示手段と、前記監視不良表示手段で編集された表示情報を受けて表示する故障情報表示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、電力系統から入力した電気量をディジタルデータに変換して電力系統の保護制御を行うディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置において、
ディジタル形保護制御装置内の信号状態を監視するための監視データを複数の異なる監視項目毎に定期的に収集し、装置の不良を検出し、その監視不良検出結果を出力する監視不良検出手段と、前記各監視項目にそれぞれ割り当てた特定記号を登録した特定記号テーブルと、前記ディジタル形保護制御装置に関する論理展開接続図中に予め記載されたロジック信号状態を収集するロジック信号収集手段と、前記監視不良検出結果、特定記号およびロジック信号状態を保存する監視結果保存手段と、前記論理展開接続図中に予め記載された信号と、信号名称との関係を登録したロジック信号名称テーブルと、前記ロジック信号名称テーブルに登録されているデータと、前記監視結果保存手段に保存されているロジック信号状態とを照合してロジック信号を解析するロジック信号表示手段と、前記特定記号テーブルに登録されているデータと、前記監視結果保存手段に保存されている監視結果とを照合して監視項目を特定する特定記号照合手段、前記監視結果と、前記特定記号照合手段による照合結果と、前記ロジック信号表示手段によるロジック信号解析結果とから故障情報としての表示情報を編集する監視不良表示手段と、前記監視不良表示手段で編集された表示情報を受けて表示する故障情報表示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、電力系統から入力した電気量をディジタルデータに変換して電力系統の保護制御を行うディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置において、
ディジタル形保護制御装置内の信号状態を監視するための監視データを複数の異なる監視項目毎に定期的に収集し、装置の不良を検出し、その監視不良検出結果を出力する監視不良検出手段と、前記各監視項目にそれぞれ割り当てた特定記号を登録した特定記号テーブルと、前記ディジタル形保護制御装置に関する論理展開接続図中に予め記載されたロジック信号状態を収集するロジック信号収集手段と、前記監視不良検出結果、特定記号およびロジック信号状態を保存する監視結果保存手段と、前記論理展開接続図中に予め記載された信号と、信号名称との関係を登録したロジック信号名称テーブルと、
前記ロジック信号名称テーブルに登録されているデータと、前記監視結果保存手段に保存されているロジック信号状態とを照合してロジック信号を解析するロジック信号表示手段と、前記特定記号テーブルに登録されているデータと、前記監視結果保存手段に保存されている監視結果とを照合して監視項目を特定する特定記号照合手段と、前記論理展開接続図中のロジック表示情報を登録したロジックデータテーブルと、前記ロジックデータテーブルから得られたロジック表示情報と、前記監視結果と、前記特定記号照合手段による照合結果と、前記ロジック信号表示手段によるロジック信号解析結果とから故障情報としての表示情報を編集する監視不良表示手段と、前記監視不良表示手段で編集された表示情報を受けて表示する故障情報表示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、電力系統から入力した電気量をディジタルデータに変換して電力系統の保護制御を行うディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置において、
ディジタル形保護制御装置内の信号状態を監視するための監視データを複数の異なる監視項目毎に定期的に収集し、装置の不良を検出し、その監視不良検出結果を出力する監視不良検出手段と、前記各監視項目にそれぞれ割り当てた特定記号を登録した特定記号テーブルと、前記監視不良検出結果、特定記号およびロジック信号状態を保存する監視結果保存手段と、前記特定記号テーブルに登録されているデータと、前記監視結果保存手段に保存されている監視結果とを照合して監視項目を特定する特定記号照合手段と、
前記論理展開接続図中に予め記載された信号と、信号名称との関係を登録した装置内部情報テーブルと、前記装置内部情報テーブルに登録されているデータと、前記監視結果保存手段に保存されている装置内部情報とを照合して装置内部情報を解析し、装置内部表示情報を出力する装置内部情報表示手段と、前記監視結果と、前記特定記号照合手段による照合結果と、前記装置内部情報表示手段による装置内部表示情報とから故障情報としての表示情報を編集する監視不良表示手段と、前記監視不良表示手段で編集された表示情報を受けて表示する故障情報表示手段と、を備えたことを特徴とする。
さらに、請求項5に係る発明は、電力系統から入力した電気量をディジタルデータに変換して電力系統の保護制御を行うディジタル形保護制御装置の故障情報表示方法において、
監視不良検出手段により、ディジタル形保護制御装置内の信号状態を監視するための監視データを複数の異なる監視項目毎に定期的に収集し、装置の不良を検出し、その監視不良検出結果を出力し、特定記号テーブルにより前記各監視項目にそれぞれ割り当てた特定記号を登録し、ロジック信号収集手段により、前記ディジタル形保護制御装置に関する論理展開接続図中に予め記載されたロジック信号状態を収集し、監視結果保存手段により、前記監視不良検出結果、特定記号およびロジック信号状態を保存し、監視不良表示手段により、前記監視結果保存手段に保存された監視不良検出結果と、特定記号と、ロジック信号状態とから故障情報としての表示情報を編集し、故障情報表示手段により、前記監視不良表示手段で編集された表示情報を受けて表示することを特徴とする。
さらにまた、請求項6に係る発明は、電力系統から入力した電気量をディジタルデータに変換して電力系統の保護制御を行うディジタル形保護制御装置の故障情報表示方法において、監視不良検出手段により、ディジタル形保護制御装置内の信号状態を監視するための監視データを複数の異なる監視項目毎に定期的に収集し、装置の不良を検出し、その監視不良検出結果を出力し、監視結果保存手段により、前記監視不良検出結果、特定記号およびロジック信号状態を保存し、特定記号テーブルにより前記各監視項目にそれぞれ割り当てた特定記号を登録し、特定記号照合手段により、前記特定記号テーブルに登録されているデータと、前記監視結果保存手段に保存されている監視結果とを照合して監視項目を特定し、装置内部情報テーブルにより、前記論理展開接続図中に予め記載された信号と、信号名称との関係を登録し、装置内部情報表示手段により、前記装置内部情報テーブルに登録されているデータと、前記監視結果保存手段に保存されている装置内部情報とを照合して装置内部情報を解析し、装置内部表示情報を出力し、監視不良表示手段により、前記監視結果と、前記特定記号照合手段による照合結果と、前記装置内部情報表示手段による装置内部表示情報とから故障情報としての表示情報を編集し、故障情報表示手段により、前記監視不良表示手段で編集された表示情報を受けて表示することを特徴とする。
本発明によれば、運用の当初想定し得なかった障害様相の場合であっても、故障部位の解析に必要な装置の状態と情報とを表示することにより、障害様相を正確に認識し、故障部位の特定が容易に行えるディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置およびその方法を提供することができる。
以下、本発明に係るディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、各図を通して対応する部分、要素については同一符号を付けることにより重複する説明は適宜省くものとする。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態におけるディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置を示す構成図である。
(構成)
先ず、本実施形態によるディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置の構成から説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。
図1において、1は電力系統の保護制御を行う保護リレー装置に代表されるようなディジタル形保護制御装置であり、30はこのディジタル形保護制御装置1に対してRS-232Cインターフェース等で接続される故障情報表示手段であり、単なる表示端末でもよいし、パーソナルコンピュータ(PC)の表示パネルであってもよい。
ところで、ディジタル形保護制御装置1はその内部構成を、電力系統から入力した電気量や状態量をディジタル量に変換して所定の保護制御演算を行う保護制御機能部2と、この保護制御機能部2を構成する各ハードウェア要素を監視対象とする監視制御部100とに分けることができる。このうち、保護制御機能部2は、本発明には直接関与しないので説明は省略する。
監視制御部100は、前述した従来装置の監視制御部10に対応するもので、例えば以下の要素から構成されている。すなわち、監視制御部100は、不良検出手段11と、ロジック信号収集手段12と、監視結果保存手段13と、後述する特定記号bおよび監視項目を表(テーブル)形式にして格納する特定記号テーブル14と、特定記号照合手段15と、ロジック信号名称テーブル16と、ロジック信号表示手段17と、監視不良表示手段18と、論理展開接続図中のロジックデータを格納する論理展開接続図用ロジックデータファイル19と、から構成されている。
次に、上述した各構成要素11〜19を詳細に説明する。
不良検出手段11は、前述した保護制御機能部2のハードウェア要素である、出力回路、入力回路、アナログ入力回路、差電流回路、ROM等の監視データを入力することによって各構成要素自体の監視不良検出を行うものであって、その監視不良検出結果a(図示せず)および特定記号bとを関連付けて監視結果cとして出力する。
次に、ロジック信号収集手段12は、ディジタル形保護制御装置1に関する論理展開接続図(ロジックシーケンス図とも呼ばれている)中に記載されているロジック信号(ロジック素子の入出力信号)の状態情報を収集するものである。
監視結果保存手段13は、前述した監視不良検出手段11から出力された監視結果cおよびロジック信号収集手段12で収集されたロジック信号の状態情報を保存するRAM等のメモリである。
特定記号テーブル14は、ディジタル形保護制御装置1に関する論理展開接続図等のロジック信号表記例図12−1中に記載されている各監視項目と、各監視項目にそれぞれ割り当てた特定記号bとを表形式で登録したROM等のメモリである。
特定記号照合手段15は、前記特定記号テーブル14と、前記監視結果保存手段13による監視結果cの特定記号とを照合し、発生した不良監視項目を特定して監視項目情報として出力するものである。
ロジック信号名称テーブル16は、予めロジック信号と対応する信号名称とを登録したROM等のメモリである。
ロジック信号表示手段17は、前記監視結果保存手段13に保存されたロジック信号状態と、前記ロジック信号名称テーブル16とを照合してロジック信号解析を行い、「ロジック信号表示情報」として出力するものである。
監視不良表示手段18は、監視結果保存手段13から出力された「監視結果情報」αと、特定記号照合手段15から出力された「監視項目情報」βと、ロジック信号表示手段17から出力された「ロジック信号表示情報」γと、論理展開接続図用ロジックデータファイル19から出力された「論理展開接続図用ロジック表示情報」δを入力し、故障情報としての表示情報に編集して出力するものである。
なお、この監視不良表示手段18は、以上説明した情報α、β、γ、δの合計4個を全て入力する必要はなく、故障情報表示手段30で表示を希望する内容に応じて、入力情報を選択すればよい。この点については図4〜図6、図9の表示例のところで説明する。
図2は、前述した監視不良検出手段11と特定記号テーブル14との関係の一例を示す図である。
ディジタル形保護制御装置1内の信号状態を監視するための監視データを前記各監視項目(すなわち、出力回路監視11-1、入力回路監視11-2、アナログ入力監視11−3、差電流監視11-4、ROM監視11-5)毎に定期的に収集し、その結果a(特定記号に対する不良/正常の判定結果)を出力している。なお、監視不良検出手段11における各監視内容は従来技術と同様である。
この監視不良検出手段11で検出した監視不良内容aと、予めディジタル形保護制御装置1に関する論理展開接続図12−1に記載されている各監視項目(出力回路監視11-1、入力回路監視11-2、アナログ入力監視11−3、差電流監視11-4、ROM監視11-5)を区別するために、一意に設定された特定記号bを特定記号テーブル14と関連付けし、監視結果cとする。
なお、図1および図2の例では、監視不良検出手段11による監視不良検出結果aと、特定記号テーブル14に登録された各監視項目に対応した特定記号bとを監視不良検出手段11内で関連付けて監視結果cとして出力するように構成したが、本発明はこの形態に限定する必要は無く、監視不良検出結果aと特定記号bとの関連付けは監視不良検出手段11の外部で行うようにしてもよい。例えば、監視不良検出結果aと特定記号bとを個々に監視結果保存手段13に入力するようにしてもよい。
(作用)
次に、第1の実施形態の作用について説明する。
図3は、論理展開接続図12−1のデータを、ロジック信号収集手段12を介して監視結果保存手段13に保存する様子を示す図である。
12−1はディジタル形保護制御装置1に関する論理展開接続図中、「出力回路監視11−1」に関するロジック信号の表記例である。ソフトウェア処理による「出力指令」(リレー1駆動指令;イ)はハードウェア回路(ロ)内に入力される。ハードウェア回路(ロ)内では、「出力指令」(イ)により先ずリレー1が駆動され、リレー1の接点動作によりリレー2が駆動され、さらにリレー2の接点動作の結果としての「出力信号」(ハ)が、ハードウェア回路(ロ)から出力される。この「出力信号」(ハ)が、継続確認タイマ(ニ)に設定された時間以上継続したときに、出力回路監視不良(特定記号100)(ホ)が検出される。
そして、この「出力回路監視11−1」の場合、「出力指令」(イ)、「リレー1駆動信号」および「出力信号」(ハ)は、それぞれ「100-1:出力指令」、「100-2:リレー1駆動信号」および「100-3:出力信号」として、出力回路監視11−1の特定信号100に関連する信号状態(ヘ)が得られることを示している。
なお、図3中、ハードウェア回路(ロ)の下部に描かれている「リレー1駆動信号」(ト)は、リレー1に入力された駆動信号を確認するための手段である。
このようにして、論理展開接続図12−1の出力回路監視手段11−1で得られた「特定信号100:保存するロジック信号状態」(ヘ)は、「ロジック信号状態」として前記ロジック信号収集手段12で収集される。なお、図3の例では、ロジック信号収集手段12に、出力回路監視手段11−1の「ロジック信号状態」を収集する場合について説明したが、同様にして、「特定記号101:入力回路監視」、「特定信号102:アナログ入力監視」、〜「特定記号104:ROM監視」、・・・の「ロジック信号状態」についても収集されるようになっている。
監視結果保存手段13には、前記図1に示した「監視結果c」と、「ロジック信号状態」とが保存される。
次に、故障情報表示手段30における各種の故障情報表示形態について説明する。
(i)先ず始めに、図4を参照して、故障情報表示形態その1(故障情報表示例1;30A)について説明する。
図4において、故障情報表示手段30に故障情報表示例1(30A)を表示するためには、図1の監視制御部100の構成要素から、特定記号照合手段15、ロジック信号表示手段17および論理展開接続図データ19を省き、監視不良表示手段18に情報αのみ入力するように、監視制御部100Aを構成すればよい。
これにより、監視不良表示手段18には監視結果保存手段13に保存されている監視結果情報αすなわち、「監視結果」(チ)および「ロジック信号状態」(リ)の情報が入力される。監視不良表示手段18は、入力した「監視結果」(チ)および「ロジック信号状態」(リ)の情報を故障情報としての表示情報(ヌ)に編集し、この編集した表示情報(ヌ)を故障情報表示手段30に出力して表示する。
このようにして、故障情報表示手段30には、監視結果保存手段13によって保存された「監視結果」(チ)および「ロジック信号状態」(リ)を編集して得られた表示情報により、「発生日時:**/**/** **:**:**」(30−1)、「特定記号:100」(30−2)、「ロジック信号状態:100−1=0、100−2=0、100−3=1」(30−3)が表示される。
この表示された故障情報の特定記号(例えば、100)と、ロジック信号状態(例えば、100−1=0、100−2=0、100−3=1)とを装置の論理展開接続図等と照合して故障部位を解析することで、装置の状態を観察することなく不良の原因を特定することができる。この図4の例は表示機能の制約など(表示エリアが小さい表示器等を使用時)により、限られた量のデータ表示をする場合に適している。
(ii)次に、図5を参照して、故障情報表示形態その2(故障情報表示例2;30B)について説明する。
図5において、故障情報表示手段30に故障情報表示例2(30B)を表示するためには、図1の監視制御部100の構成から、論理展開接続図データ19を省いた監視制御部100Bの構成図とするとともに、特定記号照合手段15が、「監視結果」(チ)と特定記号テーブル14とから監視不良内容を特定した「監視項目情報」βとし、また、ロジック信号表示手段17が、ロジック信号名称テーブル16に保存されているロジック信号の名称を特定し、これと「ロジック信号状態」(リ)とを対応させてロジック信号を解析し、ロジック信号表示情報γとすればよい。
この結果、監視不良表示手段18は、監視結果保存手段13からの「監視結果情報」α、特定記号照合手段15からの「監視項目情報」βおよびロジック信号表示手段17からの「ロジック信号表示情報」γを入力して、故障情報としての表示情報を編集し、この編集した表示情報を故障情報表示手段30へ出力して表示する。
このようにして、故障情報表示手段30には、監視不良表示手段18から出力された故障情報としての、「発生日時:**/**/** **:**:**」(30−1)、「特定記号:100」(30−2)、「監視項目:出力回路監視」(30−4)、「不良部位:リレー1またはリレー2」(30−5)、「ロジック信号状態:100−1=0、100−2=0、100−3=1」(30−3)、「ロジック信号の名称状態の表示、例えば、「出力指令」:OFF、「リレー1駆動信号」:OFF、「出力信号」:ON」(30−6)を表示する。
この図5の表示形態の例(30B)では、前記した図4の表示形態に加え、ロジック信号状態のロジック信号名称(監視項目:出力回路監視(30−4)および不良部位:リレー1またはリレー2(30−5))と、信号のON/OFF状態(30−6)を明示するようにしたので、前記論理展開接続図12−1における故障部位の解析をより迅速に行えるため、故障部位の特定時間を短縮することができる。
(iii)次に、図6を参照して、故障情報表示形態その3(故障情報表示例3;30C)について説明する。
図6において、故障情報表示手段30に故障情報表示例3(30C)を表示するためには、図1に示した監視制御部100の構成を採用すればよい。
図6の監視不良表示手段18には、図1における4つの表示情報α、β、γおよびδが入力されるので、故障表示形態としては、図5の故障情報表示例2(30B)に加え、論理展開接続図12−1(30−7)も併せて表示する。
この結果、図6の故障表示形態では論理展開接続図12−1に含まれるロジックデータ(ファイル19に格納されているロジックデータ)の状態を監視不良発生時の情報として故障情報表示手段30の画面に表示することで、視覚的に故障部位を理解できる。そのため、装置の状態の観察や論理展開接続図等の図書での解析が不要となり、画面に表示された情報のみで故障原因の解析を行え、故障部位の解析と特定をさらに迅速に行うことができる。
これに対して、従来の故障部位推定手段40では、経験的に最も可能性が高いと考えられる故障部位を推定ルールに従って表示するが、この故障部位推定手段による推定と、実際の故障部位とが異なった場合には、ディジタル保護制御装置1の状態を詳細に観察して解析する必要があり、故障部位の特定に時間を要していた。
しかしながら、図6で示した故障表示形態(故障表示例3)によれば、故障発生時の装置状態を故障詳細情報として表示することで、ディジタル保護制御装置1の状態の観察を必要とせず、故障部位の解析と特定を正確かつ迅速に実施することができる。
この理由について図6を参照して説明すると、従来の故障部位推定では、出力信号の継続はリレー1の不良を最も可能性が高い故障部位として表示していたが、本故障表示形態(故障表示例3)では、ソフトウェアの「出力指令」(イ)がOFF、リレー1の動作状態を表す「リレー1駆動信号」(ト)がOFF、リレー2接点の情報「出力信号」(ハ)がONという装置不良状態情報が表示されるため、ソフトウェア処理及びリレー1からは動作出力はないが、リレー2が動作していることが分かり、装置の状態を観察することなくリレー2の不良であることが特定できる。
なお、図6の場合では、故障表示例30Bと、論理展開説明図情報表示30−7とを1つの故障表示手段30で表示するようにしたが、故障表示例30Bと、論理展開説明図情報表示30−7とを別々の故障表示手段で表示するようにしてもよい。
(効果)
従来の故障部位推定手段では、運用当初に想定しえなかった故障様相が発生した場合や推定ルールに一致しない故障部位であった場合には、故障部位を正確に推定できず、故障部位を誤る場合があったが、以上述べた第1の実施形態によれば、故障発生時にディジタル形保護制御装置に関する論理展開接続図等に表記された装置不良状態情報を保存し、その情報を明示することで、装置の状態を観察することなく故障部位に関する情報を得ることができるため、表示された情報のみで迅速に故障部位を特定することができる。
また、ディジタル形保護制御装置の論理展開接続図等に記載の名称や図と共に保存情報を表示することで、さらに迅速に故障部位を解析できるため、保守・運用者の誤認識が無くなるとともに負担軽減が図られ、障害復旧に要する期間の長期化を回避することができる。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態におけるディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置およびその方法について説明する。
(構成)
先ず、本実施形態によるディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置の構成について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態のブロック図である。
図7において、本実施形態が第1の実施形態の図1と構成上異なる点は、監視制御部100の一部を変更した点にある。すなわち、本実施形態の監視制御部100は、ロジック信号収集手段12の代わりにディジタル形保護制御装置1の装置内部情報テーブル20を使用する点と、ロジック信号名称テーブル16およびロジック信号表示手段17の代わりに設けられ、監視結果保存手段13によって保存した監視結果および内部情報テーブル20の装置内部情報から、故障情報として表示する装置内部情報を作成する装置内部情報表示手段21を設けた点と、論理展開接続図のロジックデータ19を廃止した点にある。
この結果、本実施形態における監視不良表示手段18は、監視結果保存手段13から出力された「監視結果情報」αと、特定記号照合手段15から出力された「監視項目情報」βと、装置内部情報表示手段21から出力された「装置内部表示情報」εとを入力し、故障情報としての表示情報に編集して出力する。
なお、図7に示された装置もソフトウェア処理で実行される点は図1の場合と同じである。また、本実施形態においても、図7では監視不良検出結果aと各監視項目に対応した特定記号bとを監視不良検出手段11内で関連付けて監視結果cとして監視結果保存手段13に入力するように構成したが、この形態に限定する必要は無く、監視不良検出結果aと特定記号bとを監視不良検出手段11の外部で関連付け、監視不良検出結果aと特定記号bとを個々に監視結果保存手段13に入力するようにしてもよい。
図8は、装置内部情報を保存する構成例図である。
図8において、装置内部情報テーブル20には、それぞれの特定記号102、103、104、・・・により保存する情報が決められている。例えば、特定記号102に対応する保存情報は、1:アナログ入力データ(不良検出チャンネル)、2:アナログ入力不良検出理論値、3:アナログ入力データ(全チャンネル値)、特定記号103に対応する保存情報は、1:差電流データ(不良検出チャンネル)、2:差電流不良検出理論値、3:差電流データ(全チャンネル値)、特定記号104に対応する保存情報は、1:ROM不良検出アドレス、2:ROM不良検出値、3:ROM正常値、・・・である。
この様にそれぞれの特定記号に対応して定められた保存情報は、発生した監視結果cによって、監視結果保存手段13で保存する装置内部情報を選択して保存されるようになっている。
この装置内部情報は、例えば不良が発生したソフトウェアのアドレスや、不良を検出した時のアナログ入力のデータなど、不良の原因を特定できるハードウェアの情報や装置入力データ等である。
(作用)
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態における故障情報表示形態その4(故障情報表示例4;30D)について、図9を参照して説明する。
図9において、故障情報表示手段30に表示される故障情報表示例4(30D)は、故障情報表示例30Eと、故障情報表示例(30−11)とからなる。
故障情報表示例30Eは、前述した第1の実施形態における故障表示例2(図5)、故障表示例3(図6)のロジック信号状態表示(30−3および30−6)の代わりに、装置内部の装置不良状態情報(30−10)を表示するようにしたものである。この故障情報表示例30Eは、情報の名称や内容説明等を表示し、必要により情報を変換して表示(例えば、アナログ入力のディジタル変換データを振幅値換算して表示する等)することで故障部位の詳細情報を得ることができ、故障情報の解析と特定を迅速に行える。
また、故障情報表示例(30−11)は、表示情報をアナログ入力波形のようにグラフ化したものである。なお、故障情報表示例(30−11)は、アナログ入力波形に限定されるものではなく、図示はしないが表形式で表示することもできる。このように、故障発生日時(30−1)、故障特定記号102(30−2)の監視項目:アナログ入力監視(30−4)、不良部位:アナログ入力回路(30−5)、アナログ入力データ(不良検出チャンネル値)、アナログ入力不良検出理論値、アナログ入力データ(全チャンネル値)・・・(30−10)を表示する故障情報表示例30Eに、アナログ入力波形等の故障情報表示例図(30−11)を併せて表示することにより、さらに解析と特定の迅速化を図ることができる。
前述した従来の故障部位推定では、推定ルールに従った故障部位を表示するのみで、装置内部の装置不良状態情報を解析することは困難であるため、推定ルールを誤った場合には再度の障害発生や障害復旧時間の長期化に繋がることがあったが、本実施形態によれば、装置内部の装置不良状態情報を解析できる手段で表示することにより、迅速に不良の原因を特定することができる。
例えば図9に示す例では、アナログ入力監視(図2の11-3)でアナログ入力監視不良を検出した場合に、装置内部の装置不良状態情報として、監視不良を検出した入力部のアナログデータの値とその他のアナログ入力データを振幅値に変換して表示する(30−10)ことで、外部から保護制御装置1に実際に入力しているアナログデータ値と比較でき、該当入力部のハードウェアの不良か、外部からの入力値の不良かを判別することができる。
さらに、ハードウェアの不良の場合には、保存したアナログデータを波形表示データに変換して他の入力部のデータと比較する(30−11)ことで、アナログ制御回路の不良か、該当入力部の部品の不良かなど、故障部位を解析することができる。
図9の表示例(30−11)では、不良が発生したチャンネル(CH1)以外のチャンネル(CH2、CH3)は正常であることから、該当チャンネル(CH1)のみのアナログ入力回路が不良であることを特定することができる。
なお、図9の場合では、故障表示例30Eと、アナログ入力波形表示例30−11とを1つの故障表示手段30で表示するようにしたが、故障表示例30Eと、アナログ入力波形表示例30−11とを別々の故障表示手段で表示するようにしてもよい。
(効果)
以上述べたように、本発明の第2の実施形態によれば、ディジタル形保護制御装置内部の装置不良状態情報を、解析できる手段で表示することにより、従来困難であった装置内部の状態を解析することができ、迅速に不良の原因を特定できる効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係るディジタル形保護制御装置のブロック図。 監視不良検出手段の構成例図。 論理展開接続図のデータをロジック信号収集手段を介して監視結果保存手段に保存する様子を示す図。 第1の実施形態における故障情報表示例1を示す図。 第1の実施形態における故障情報表示例2を示す図。 第1の実施形態における故障情報表示例3を示す図。 本発明の第2の実施形態に係るディジタル形保護制御装置のブロック図。 保護制御装置内部情報を監視結果保存手段に保存する様子を示す図。 第2の実施形態における故障情報表示例(故障情報表示例4)を示す図。 従来例を示すブロック図。
符号の説明
1…ディジタル形保護制御装置、2…保護制御機能部、3…通信制御部、11…監視不良検出手段、12…ロジック信号収集手段、12−1…ディジタル形保護制御装置の論理展開接続図、13…監視結果保存手段、14…特定記号テーブル、15…特定記号照合手段、16…ロジック信号名称テーブル、17…ロジック信号表示手段、18…監視不良表示手段、19…論理展開接続図のロジックデータ20…装置内部情報テーブル、30…故障情報表示手段、30A〜30E…故障情報表示例、30−7…論理展開接続図12−1、30−11…アナログ入力波形による故障情報表示例、100…監視制御部。

Claims (6)

  1. 電力系統から入力した電気量をディジタルデータに変換して電力系統の保護制御を行うディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置において、
    ディジタル形保護制御装置内の信号状態を監視するための監視データを複数の異なる監視項目毎に定期的に収集し、装置の不良を検出し、その監視不良検出結果を出力する監視不良検出手段と、
    前記各監視項目にそれぞれ割り当てた特定記号を登録した特定記号テーブルと、
    前記ディジタル形保護制御装置に関する論理展開接続図中に予め記載されたロジック信号状態を収集するロジック信号収集手段と、
    前記監視不良検出結果、特定記号およびロジック信号状態を保存する監視結果保存手段と、
    前記監視結果保存手段に保存された監視不良検出結果と、特定記号と、ロジック信号状態とから故障情報としての表示情報を編集する監視不良表示手段と、
    前記監視不良表示手段で編集された表示情報を受けて表示する故障情報表示手段と、
    を備えたことを特徴とするディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置。
  2. 電力系統から入力した電気量をディジタルデータに変換して電力系統の保護制御を行うディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置において、
    ディジタル形保護制御装置内の信号状態を監視するための監視データを複数の異なる監視項目毎に定期的に収集し、装置の不良を検出し、その監視不良検出結果を出力する監視不良検出手段と、
    前記各監視項目にそれぞれ割り当てた特定記号を登録した特定記号テーブルと、
    前記ディジタル形保護制御装置に関する論理展開接続図中に予め記載されたロジック信号状態を収集するロジック信号収集手段と、
    前記監視不良検出結果、特定記号およびロジック信号状態を保存する監視結果保存手段と、
    前記論理展開接続図中に予め記載された信号と、信号名称との関係を登録したロジック信号名称テーブルと、
    前記ロジック信号名称テーブルに登録されているデータと、前記監視結果保存手段に保存されているロジック信号状態とを照合してロジック信号を解析するロジック信号表示手段と、
    前記特定記号テーブルに登録されているデータと、前記監視結果保存手段に保存されている監視結果とを照合して監視項目を特定する特定記号照合手段と、
    前記監視結果と、前記特定記号照合手段による照合結果と、前記ロジック信号表示手段によるロジック信号解析結果とから故障情報としての表示情報を編集する監視不良表示手段と、
    前記監視不良表示手段で編集された表示情報を受けて表示する故障情報表示手段と、
    を備えたことを特徴とするディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置。
  3. 電力系統から入力した電気量をディジタルデータに変換して電力系統の保護制御を行うディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置において、
    ディジタル形保護制御装置内の信号状態を監視するための監視データを複数の異なる監視項目毎に定期的に収集し、装置の不良を検出し、その監視不良検出結果を出力する監視不良検出手段と、
    前記各監視項目にそれぞれ割り当てた特定記号を登録した特定記号テーブルと、
    前記ディジタル形保護制御装置に関する論理展開接続図中に予め記載されたロジック信号状態を収集するロジック信号収集手段と、
    前記監視不良検出結果、特定記号およびロジック信号状態を保存する監視結果保存手段と、
    前記論理展開接続図中に予め記載された信号と、信号名称との関係を登録したロジック信号名称テーブルと、
    前記ロジック信号名称テーブルに登録されているデータと、前記監視結果保存手段に保存されているロジック信号状態とを照合してロジック信号を解析するロジック信号表示手段と、
    前記特定記号テーブルに登録されているデータと、前記監視結果保存手段に保存されている監視結果とを照合して監視項目を特定する特定記号照合手段と、
    前記論理展開接続図中のロジック表示情報を登録したロジックデータテーブルと、
    前記ロジックデータテーブルから得られたロジック表示情報と、前記監視結果と、前記特定記号照合手段による照合結果と、前記ロジック信号表示手段によるロジック信号解析結果とから故障情報としての表示情報を編集する監視不良表示手段と、
    前記監視不良表示手段で編集された表示情報を受けて表示する故障情報表示手段と、を備えたことを特徴とするディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置。
  4. 電力系統から入力した電気量をディジタルデータに変換して電力系統の保護制御を行うディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置において、
    ディジタル形保護制御装置内の信号状態を監視するための監視データを複数の異なる監視項目毎に定期的に収集し、装置の不良を検出し、その監視不良検出結果を出力する監視不良検出手段と、
    前記各監視項目にそれぞれ割り当てた特定記号を登録した特定記号テーブルと、
    前記監視不良検出結果、特定記号およびロジック信号状態を保存する監視結果保存手段と、
    前記特定記号テーブルに登録されているデータと、前記監視結果保存手段に保存されている監視結果とを照合して監視項目を特定する特定記号照合手段と、
    前記論理展開接続図中に予め記載された信号と、信号名称との関係を登録した装置内部情報テーブルと、
    前記装置内部情報テーブルに登録されているデータと、前記監視結果保存手段に保存されている装置内部情報とを照合して装置内部情報を解析し、装置内部表示情報を出力する装置内部情報表示手段と、
    前記監視結果と、前記特定記号照合手段による照合結果と、前記装置内部情報表示手段による装置内部表示情報とから故障情報としての表示情報を編集する監視不良表示手段と、
    前記監視不良表示手段で編集された表示情報を受けて表示する故障情報表示手段と、
    を備えたことを特徴とするディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置。
  5. 電力系統から入力した電気量をディジタルデータに変換して電力系統の保護制御を行うディジタル形保護制御装置の故障情報表示方法において、
    監視不良検出手段により、ディジタル形保護制御装置内の信号状態を監視するための監視データを複数の異なる監視項目毎に定期的に収集し、装置の不良を検出し、その監視不良検出結果を出力し、
    特定記号テーブルにより前記各監視項目にそれぞれ割り当てた特定記号を登録し、
    ロジック信号収集手段により、前記ディジタル形保護制御装置に関する論理展開接続図中に予め記載されたロジック信号状態を収集し、
    監視結果保存手段により、前記監視不良検出結果、特定記号およびロジック信号状態を保存し、
    監視不良表示手段により、前記監視結果保存手段に保存された監視不良検出結果と、特定記号と、ロジック信号状態とから故障情報としての表示情報を編集し、
    故障情報表示手段により、前記監視不良表示手段で編集された表示情報を受けて表示することを特徴とするディジタル形保護制御装置の故障情報表示方法。
  6. 電力系統から入力した電気量をディジタルデータに変換して電力系統の保護制御を行うディジタル形保護制御装置の故障情報表示方法において、
    監視不良検出手段により、ディジタル形保護制御装置内の信号状態を監視するための監視データを複数の異なる監視項目毎に定期的に収集し、装置の不良を検出し、その監視不良検出結果を出力し、
    監視結果保存手段により、前記監視不良検出結果、特定記号およびロジック信号状態を保存し、
    特定記号テーブルにより前記各監視項目にそれぞれ割り当てた特定記号を登録し、
    特定記号照合手段により、前記特定記号テーブルに登録されているデータと、前記監視結果保存手段に保存されている監視結果とを照合して監視項目を特定し、
    装置内部情報テーブルにより、前記論理展開接続図中に予め記載された信号と、信号名称との関係を登録し、
    装置内部情報表示手段により、前記装置内部情報テーブルに登録されているデータと、前記監視結果保存手段に保存されている装置内部情報とを照合して装置内部情報を解析し、装置内部表示情報を出力し、
    監視不良表示手段により、前記監視結果と、前記特定記号照合手段による照合結果と、前記装置内部情報表示手段による装置内部表示情報とから故障情報としての表示情報を編集し、
    故障情報表示手段により、前記監視不良表示手段で編集された表示情報を受けて表示することを特徴とするディジタル形保護制御装置の故障情報表示方法。
JP2007312297A 2007-12-03 2007-12-03 ディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置およびその方法 Pending JP2009141988A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007312297A JP2009141988A (ja) 2007-12-03 2007-12-03 ディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置およびその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007312297A JP2009141988A (ja) 2007-12-03 2007-12-03 ディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置およびその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009141988A true JP2009141988A (ja) 2009-06-25

Family

ID=40872065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007312297A Pending JP2009141988A (ja) 2007-12-03 2007-12-03 ディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置およびその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009141988A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016036211A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 株式会社東芝 ディジタル形保護制御装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59188318A (ja) * 1983-04-08 1984-10-25 株式会社東芝 保護継電装置
JPH03159515A (ja) * 1989-11-17 1991-07-09 Hitachi Ltd ディジタル保護リレーの解析装置
JPH0568319A (ja) * 1991-09-06 1993-03-19 Toshiba Corp デイジタル形保護制御計測装置
JPH0956051A (ja) * 1995-08-16 1997-02-25 Meidensha Corp ディジタル保護継電装置の自動監視方式
JP2000184573A (ja) * 1998-12-14 2000-06-30 Toshiba Corp 保護継電装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59188318A (ja) * 1983-04-08 1984-10-25 株式会社東芝 保護継電装置
JPH03159515A (ja) * 1989-11-17 1991-07-09 Hitachi Ltd ディジタル保護リレーの解析装置
JPH0568319A (ja) * 1991-09-06 1993-03-19 Toshiba Corp デイジタル形保護制御計測装置
JPH0956051A (ja) * 1995-08-16 1997-02-25 Meidensha Corp ディジタル保護継電装置の自動監視方式
JP2000184573A (ja) * 1998-12-14 2000-06-30 Toshiba Corp 保護継電装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016036211A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 株式会社東芝 ディジタル形保護制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3796827A1 (en) Machine-learning-oriented surgical video analysis system
WO2016132717A1 (ja) ログ分析システム、ログ分析方法およびプログラム記録媒体
JP2009110281A (ja) 医用機器故障解析装置、医用機器故障解析方法、及び医用機器故障解析システム
JP5026046B2 (ja) ホームドア動作異常検出システム
JP2010152429A (ja) Guiアプリケーションテスト支援装置及びテスト支援方法
JP2009141988A (ja) ディジタル形保護制御装置の故障情報表示装置およびその方法
JP6667664B2 (ja) プラント管理装置、プラント管理方法、およびプログラム
CN111274086B (zh) 一种计算机软件故障监测系统
US20170212798A1 (en) Ladder program display device having automatic trace function for self-holding circuit of ladder program
CN109101571B (zh) Etl设计过程的处理方法、装置和设备
JP5065658B2 (ja) 保護制御装置
JP6922320B2 (ja) ログ管理装置及びログ管理用プログラム
JP2008165453A (ja) プラント故障診断装置、およびプラント試験装置
JP4531704B2 (ja) プラント監視・操作システム
JP4887238B2 (ja) システム障害復旧装置およびそのコマンド生成方法、ならびにそのプログラム
JP2006058983A (ja) プロセスデータ収集装置
KR101067440B1 (ko) 발전설비 성능이상 원인분석방법
JP6039985B2 (ja) 機器管理システム、チェック端末及びデータチェック方法
EP3096194B1 (en) Plant operation apparatus, plant operation method, and plant operation program
JP2017227973A (ja) 異常解析支援システム、および異常解析支援装置
JP2005251007A (ja) エネルギー管理システム
JP4877220B2 (ja) Di/o監視データの設計方式および設計方法
JP2007172243A (ja) マネジメントボード及びそれを用いた障害情報取得方法
JP7325219B2 (ja) プラント監視診断装置およびプラント監視診断方法
JP5095128B2 (ja) データ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120424

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130312