JPS59140985A - 貯水槽用ボ−ルタップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は貯水槽用ボールタップ、特に主弁体をダイヤフ
ラムで構成するパイロット式の貯水槽用ボールタップに
関する。

従来、この種の貯水槽用ボールタップとしては、第７図
に示す特開昭４８−８８４２５号公報のものが知られて
いる。

第７図のものについて説明すると、主弁体（１）をダイ
ヤフラム（１７で構成し、このダイヤ７２ム（１７を主
弁座（８）に相対してこれと同芯状に開設した本体（Ａ
）の開口部端間と、開口部に装着した蓋部材（３ンとで
挟着しておシ、上記本体（Ａ）と蓋部材（３）とによシ
挟着されるダイヤフラム（１７の周縁部両面は夫々平ら
に形成されて本体（Ａ）と蓋部材（３）に面接触してい
る。

従って、このものは、ダイヤフラム挾着部のシール性が
あまシ良くなく、ダイヤフラムと蓋部材で形成する圧力
室から水が洩出する恐れがある。

即ち、上記従来の貯水槽用ボールタップは、圧力室から
の浅水によシ主弁が開き、貯水槽内の水位が下がらない
のに貯水槽への給水が行なわれ、オーバーフローして水
を無駄にする恐れがある。

本発明は上記問題を解消し、ダイヤフラム挟着部のシー
ル性を良くして圧力室からの浅水を防止し、不必要な給
水が行なわれないようにすることを目的とするものであ
る。

上記目的を達成するための本発明の基本的構成は本体及
び蓋部材に挟着されるダイヤ７２人周縁部の両面に夫々
周端縁に沿う環状突条を設け、ダイヤ７２ムと本体及び
蓋部材との接触を線接触となすものである。

以下、本発明の実施の一例を図に基づいて説明する。

図中ＧＡ）Ｆｉボールタップの本体で、流入部（５）と
流出部（６）と、これら両部（５）（６）を連絡する主
流路（７）を有し、上記主流路（７）の途中には本体（
Ａ）の前面に開口する開口部（２）が形成されると共に
この開口部（２）よシ小径な主弁座（８）が開口部（２
）と同芯状に形成されている。

そして、上記開口部（２）は例えばポリアセクール樹脂
等の合成樹脂にて形成された蓋部材（３）で塞がれ、こ
の蓋部材（３）と主弁座（８）との間には該主弁座（８
）に対応して主弁（ａ）を構成する主弁体（１）が配設
される。

蓋部材（３）は開口部（２）内に嵌め込まれ、開口部（
２）外周に螺着した例えばポリアセタール樹脂等の合成
樹脂にて形成された袋ナツト（９）によシ該部に固定さ
れるように構成されておシ、主弁体（１）はとの蓋部材
（３）と開口部（２）内周面に設けた段部とにょシ主弁
座（８）に対して相対状に挾持される。

主弁体（りは、弾性材で円板状に形成され全面に補強右
輪が封入されたダイヤフラム（１７で構成し、その背面
側よシダイヤフラム（１γ中央部の変形を防止するＩＰ
、ｏ、樹脂あるいはＡＢＳ樹脂等の合成樹脂製の受は板
αやで支える。

ダイヤフラム（１γは蓋部材（３）と開口部（２）内周
の段部とによシ挾まれる周縁部（１，）と中央部（ｌｂ
）とが厚肉に形成され、との両部に挾まれた環状の部分
が変形し易いように薄肉に形成されて可撓部（ｌｃ）を
構成しており、該可撓部（１ｃ）は内方に向いて凹状に
たるんでいる。

また、ダイヤ７５ム（ｌｙは周縁部（１ａ）の前背両面
に、夫々環状突条（４）を周端縁に沿って設け、ダイヤ
フラム（１）′と蓋部材（３）の内端部及びダイヤ７．
７ム（１γと開口部（２）内周面の段部との間の水蜜性
を良好となす。

更にダイヤ７−ｙム（１χは周縁部（ｌａ）の背面に突
部（ロ）を設けて、この突部（ロ）を蓋部材（３）に設
けた凹部（６）に嵌め込むことによりダイヤ７２人（１
７と蓋部材（３）との位置決めを計る。

上記ダイヤフラム（１χ中央部の厚肉部分（１ｂ）は、
主弁座（８）に囲まれた部分よシひとまわシ大きな面積
に形成して、背面側よル受は板ぐルで支える。

受は板Ｑやはダイヤフラム（１７中央部の厚肉部分（１
ｂ）が主弁座（８）に密接した状態において、主弁座（
８）外方へ外ずれる部分の前面にダイヤフラム（１χを
貫通する細部Ｑ４を突出形成すると共に該軸部ａ４を貫
通して小孔状の小通路に）を設ける。

上記小通路に）には蓋部材（３）内面に基部を嵌着、圧
入あるいはインサート等の方法で固定したステン、レス
線等の金属練製のクリーニングビン◇→カ遊嵌状に挿通
して小通路（至）内がゴミや水垢で詰らないようになっ
ている。

また、このダイヤフラム中央の厚肉部分（ｌｂ）にはそ
の中心部に頭部の径が主弁座（８）の径と略同径に形成
された例えばＡＢＳ樹脂等の合成樹脂製の固定子ａカが
前面側よシ挿通されておシ、この固定子ａ１）の端部は
背面側の受は板（ロ）に超音波溶着又は熱溶着で固定さ
れ、固定子ぐっと受は板（ハ）にてダイヤフラム（１７
を挾持している。

一方、上記蓋部材（３）はダイヤフラム（ＩＪに対向す
る側の面を、周縁部適宜幅を残して凹状に形成し、ダイ
ヤフラム（１７と共にダイヤフラム（１χ背後に圧力室
に）を形成する。

蓋部材（３）はその底面中央に小径なパイロット流路（
２）が貫通開穿されており、このパイロット流路（至）
を介して圧力室０締とポールタップ本体体〉外部とを連
絡している。

尚、上記パイロット流路θ燵は蓋部材（３）外面側に開
口する開口緑部にパイロット弁座に）を突出形成すると
共に蓋部材（３）内面側には適当数の突部（２）を設け
て、主弁体（１）が蓋部材（３）へ密着することを阻止
してパイロット流路（至）が塞がれることを防止してい
る。

更に蓋部＃（３）はその上面部にパイロット弁座（ホ）
を囲む支持腕に）を備えておシ、該支持腕に）は袋ナツ
ト（９）を挿通して外方に延び、梃子杆に）の一端を軸
着する。

梃子杆＠はポリアセタール樹脂或いは硬質のポリエチレ
ン樹脂等の合成樹脂にて形成され、その軸着部上方を上
向きに突出させてこの突出部分後端面にパイロット弁座
■に対応してパイロット弁（ｂ）を構成し、梃子杆に）
の振動によシパイロット弁座に）を開閉するパイロット
弁体（ハ）を備えている。

上記パイロット弁体（ハ）は梃子杆（ハ）内面に凹欠に
）を設け、該凹欠（ハ）にゴム等の弾性材を嵌着固定し
て形成され、梃子杆（ハ）の回動によシパイロット弁座
翰に接離してパイロット弁（ｂ）を開閉する。

即ち、パイロット弁体（ハ）は、梃子杆に）の先端が下
向きに回動するときはパイロット弁座（イ）から離れて
パイロット弁（ｂ）を開放し、上向きに回動するときは
パイロット弁座−に密接してパイロット弁（ｂ）を閉止
する。

また梃子杆に）は先端部に、これをその軸方向に対して
直角方向に貫通する浮子取付孔に）が穿設されておシ、
該孔（ハ）に浮子に）に突設した取付軸（ハ）の上部が
螺合して、該取付軸（ハ）を回転することにより浮子に
）の位置を縦方向に調整移動できるようになっている。

而して、この貯水槽用ポールタップは第６図に示すよう
に貯水槽（Ｂ）、例えば便器洗浄用タンク内に突出する
ように貯水槽（Ｂ）の槽壁に）に取シっけて使用に供さ
れ、貯水槽（Ｂ）内の水位の低下にょシ浮子に）が下が
ると、梃子杆に）先端が下向きに回動してパイ四ット弁
艶）が開き、圧力室に）内の水が排出される。

すると、主流路（７）−次側の圧力が圧力室に）の圧力
よシ大きくなシ、その圧力によシ主弁体（１）が主弁座
（８）から押し離されて主弁（ａ）は開弁し、−次側の
水は二次側に流れ、流出部（６）から貯水槽（Ｂ）内に
給水される。

そして、貯水槽（Ｂ）内の水位が上昇すれば、浮子（ロ
）が上動して梃子杆に）先端が上向きに回動し、パイロ
ット弁（ｂ）が閉弁する。

すると、小通路に）から圧力室（ハ）内に流入する水に
よ）、圧力室（ト）の容積が増大して主弁体（１）が復
帰し、主弁（ａ）が閉弁して給水を停止する。

本発明は上記の構成であるから以下の利点を有する。

（１）　　本体と蓋部材に挟着されるダイヤフラムの周
縁部の両面に夫々周端縁に沿う環状突条を設けたので、
ダイヤ７２ムと本体及びダイヤ７２人と蓋部材、夫々の
接触部は線接触となシ該部のシール性は良好で、圧力室
内の水が洩出することがない。

従って、パイロット弁の開弁による圧力室内の水の排出
がない限シ主弁が開くことはなく、貯水槽内の水位が下
がらないのに給水が行なわれて、オーバーフローし、水
を無駄にするような不都合が生じる恐れがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施の一例を示す貯水槽用ポールタ
ップの断面図、第２図は要部の拡大断面図、第８図は本
発明の主要な構成要素である主弁体の断面図、第４図は
第８図（イ）部の拡大図、第５図は主弁体の背面斜視図
で一部切欠して示す、第６図は本発明貯水槽用ボールタ
ップを貯水槽に取シつけた状態を、貯水槽を一部切欠い
て示す正面図、第７図は従来の貯水槽用ポールタップの
一例を示す断面図である。 Ａ　・・・本　体　　　　　１　・・・主弁体１′　・
−ダイヤフラム　　１ａ−・・ダイヤフラムの周縁部 ２　・・・開口部　　　　　３　・・・蓋部材４　・・
・環状突条 特許出願人　　東陶機器株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 主弁体をダイヤフラムで構成し、該ダイヤフラムを、本
   体と本体の開口部に装着される蓋部材とで挟着して設け
   たパイロット式の貯水槽用ボールタップにおいて、ダイ
   ヤフラムが本体及び蓋部材に挟着される周縁部の両面に
   夫々周端縁に沿う環状突条を有することを特徴とする貯
   水槽用ボールタップ。