JP3045326U - 水量調節用補助バルブ - Google Patents

水量調節用補助バルブ

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JP3045326U
JP3045326U JP1997006150U JP615097U JP3045326U JP 3045326 U JP3045326 U JP 3045326U JP 1997006150 U JP1997006150 U JP 1997006150U JP 615097 U JP615097 U JP 615097U JP 3045326 U JP3045326 U JP 3045326U
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water
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projection
shape
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JP1997006150U
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Inventor
國俊 瀧澤
一郎 塚元
Original Assignee
國俊 瀧澤
一郎 塚元
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の補助バルブは、構造が複雑で部品点数や
製造工数が多く、また高度な組み立て精度が要求される
ため製造コストが高くなってしまうことに加え、長期使
用によりコイルスプリングのヘタリ等の性能劣化やボー
ルの磨耗、水垢の付着による作動阻害、さらに通水流に
よりボールが小刻みに振動しケースと接触して打音を発
生させたりするなどの不具合が多々発生していた。 【解決手段】開放縁に外フランジ21を有する有底筒状
のケース2に、底部から内側へ突出させた突起部3を一
体に形成すると共に、該突起部3の頂部30より底部側
のケース側面に内外貫通させた1又は2以上の吐水口4
を形成する。また、突起部3の形状が頂部30に向かっ
て漸次縮径状としてもよいし、突起部3の形状を底面中
心からの垂直軸を回転軸とする放物線面としてもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、水量を調整するための補助バルブに関し、特に、水道の蛇口流路内 の止水バルブ下流側に、節水を目的として取付けられる水量調節用補助バルブに 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、水道の使用水量を節約するための水量調節用補助バルブ(以下「補 助バルブ」と略称する。)が実用化されている。これらは既存の水道の蛇口の流 路内において、止水バルブの下流側にいわゆる後付けするタイプであった(図3 参照)。
【0003】 例えば、図4に示す従来の補助バルブaは、入水口b縁に取付け用の外フラン ジcが形成されて、入水口bから底部吐水口dまで内部が略直線状に貫通開口し た円筒状のケースeを形成し、かつその側部には、内外間を貫通する複数個の側 部吐水口fを設けると共に、ケースe内において該吐水口を略塞ぐようにボール gを配置してなるものである。そして、このボールgは、ケースe内から飛び出 さない構造とする共に、コイルスプリングhによって入水口b側へ付勢されてい る。通水しない状態ではボールgの中心は側部吐水口fの上端よりも若干入水側 に位置するようにされている。
【0004】 以上の構成により、通水量が少ない場合には、ボールgに作用する水の力は小 さいのでコイルスプリングhはほとんど縮まずに、入水口bから入った水はボー ルgとケースeとの間の少ない隙間を通って側部吐水口fおよび底部吐水口dか ら流出するため、節水効果が得られることとなる。
【0005】 通水量が多くなるにつれて、ボールgに作用する水の力が大きくなり、ボール gはコイルスプリングhを底部吐水口d方向に押し縮めることになる。これによ り入水口bから側部吐水口fへ通じるある程度大きな隙間が形成されるが、この 隙間断面積は水道蛇口管内の開口断面積よりはまだ小さいため、節水効果が得ら れるものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の従来の補助バルブaは、通水量の変化に合った節水 効果を目的とし、流量が少ない場合にも節水効果を得ようとしたものであるが、 実際には、コイルスプリングhのバネ弾性が強い場合は、節水の必要のない少量 の流量においても流量がさらに絞られてしまい、これを回避するためバネ弾性を 弱くすると通水量にあった節水を実現することができない、などの調整の煩わし さがあった。
【0007】 また、構造が複雑で部品点数や工数が多く、また高度な組み立て精度が要求さ れるため製造コストが高くなってしまうことに加え、長期使用によりコイルスプ リングhのヘタリ等の性能劣化やボールgの磨耗、さらには水垢の付着による作 動阻害、などの不具合が多々発生していた。
【0008】 さらに、通水流によりボールgが小刻みに振動し、ケースeと接触して打音を 発生させたりする等、流路中の障害物が多いために通水時に各種の異音が生じて いた。これを防ぐためには、ケースe内部の種々の加工が必要となるため、この ことも製造コスト上昇の要因ともなっていた。
【0009】
【目的】
そこで、本願考案は、上記課題に着目してなされたもので、その目的とすると ころは、全体を簡易かつ一体構造で形成することにより、従来と同様の節水性能 を維持しつつ、製造コストを著しく低減させると共に、耐久性及び静音性を向上 させた新規な水量調節用補助バルブを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため、本願考案は以下のように構成される。 すなわち、開放縁に外フランジを有する有底筒状のケースに、底部から内側へ 突出させた突起部を一体に形成すると共に、該突起部の頂部より底部側のケース 側面に内外貫通させた1又は2以上の吐水口を形成したことを特徴とする。
【0011】 また、突起部の形状が頂部に向かって漸次縮径状であることを特徴とする。 なお、突起部の形状が底面中心からの垂直軸を回転軸とする放物線面としても よい。
【0012】
【作用】
上記構成により本願考案は以下のように作用するものである。 すなわち、本願考案の水量調節用補助バルブを用いることで、通水時の節水が 図られる。
【0013】 また、水量調節用補助バルブは一体に形成されるので、長期間使用しても安定 した性能が維持される。
【0014】
【考案の実施の形態】
次に、本願考案の実施形態例を図面に基づき詳細に説明する。 図1は、本実施形態の補助バルブの全体斜視図であり、図2はその一部を切り 欠いて示した全体斜視図であり、図3は補助バルブの水道蛇口内への取付け状態 を示す要部側面図である。
【0015】 本実施形態の補助バルブ1は、耐腐食性の強い素材(例えば、金属ではステン レス系、又は樹脂材)で一体成形により形成する。その主形態は、入水側に開口 した有底円筒状のケース2をなし、その開口部20の外縁には外側に円盤状に張 り出した外フランジ21を形成し、底部面にはケース2内に突出した突起部3を 形成し、かつ側周面には内外貫通した吐水口4を形成してなる。
【0016】 ケース2の円筒状の外側形態は、外フランジ21を蛇口の取付け部の挟持し得 る径と肉厚をもって形成し、その外フランジ21から蛇口5内面と当接し得る外 径の当接胴部23を形成し、そして中程から段部をもって蛇口内径より小さい径 に縮径させた吐水胴部24を形成してなる。当接胴部内23の内径は、開口部2 0の縁部から漸次縮径させた形態とし、吐水胴部24の内径は、一定の内径とし ている。
【0017】 突起部3は、ケース2内の底部面から、その頂部30が吐水胴部24の段部内 側付近まで突出した状態にし、かつ突起部形は略半球状に形成している。なお、 この突起部形は、半球状に限定するものではなく、開口部20である入水口から の水が突起部3の頂部30に当たってスムーズに整流され、流れる方向を変更で きる形状であればよい。例えば、円錐形、角錐、などの頂部に向かって漸次縮径 状であっても良く、又は底部面の中心を通る垂直軸を回転軸とする放物線面とし ても良い。
【0018】 吐水口4は、該突起部の頂部30より底部側のケース側面に内外貫通させて形 成している。その開口形は略円形をなし、外周を4等分するよう90度の間隔で 4個形成している。なお、当該吐水口4の数、設置部位、形状および開口面積は 本実施例に限定されず、通水量等に応じて適宜変更されるものである。
【0019】
【本実施形態の作用】
上記構成により、本実施形態は以下のように作用する。 本補助バルブ1は、従来品と同様に、蛇口5本体と先端ベント51との間に挟 持させて取り付ける。この場合、ケース2の当接胴部23が先端ベントの内面と 略適合して当接し、吐水胴部24はその側面と先端ベント51の内面との間に一 定の間隙52が形成される(図3参照)。
【0020】 この状態で蛇口5を開き通水させると、水流は開口20部から入水して、突起 部3の頂部30に衝突し、その後、流路は球面に沿って側方へ屈曲させられる、 そして、突起部3側面と吐水口4との間隙を通って、ケースの外側面へ吐水する 。このとき、吐水口4の間隙面積は、開口部20の断面積より小さいため、単位 時間当たりの吐水量が抑えられ節水作用が生じる。
【0021】 なお、突起部3は通水された水が吐水口4から吐水する際に、水の流れに乱れ が生じて、吐水の際の抵抗となるのを抑制するように作用する。 ところで、本願補助バルブ1の配置場所は本実施例に限定されるものではなく 、また水道水以外の流体に用いることも可能である。
【0022】
【効果】
上述したように、本願考案は以下の効果を奏するものである。 すなわち、本願考案の水量調節用補助バルブは比較的単純な構造ながら、充分 な節水効果を発揮させることができる。
【0023】 特に、本願考案の水量調節用補助バルブはボールやコイルスプリング等の可動 部分を持たず、一体に形成されているので、長期間使用しても安定した節水機能 を維持することが可能となる。
【0024】 こさに、一体成形として部品点数を少なくしているため、製造コストも大幅に 低減させることができる顕著な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の補助バルブの全体斜視図であ
る。
【図2】 本実施形態の補助バルブの一部切り欠いて示
した全体斜視図である。
【図3】 本実施形態の補助バルブの水道蛇口内への取
付け状態を示す要部側面図である。
【図4】 従来例の補助バルブの構造を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 水量調節用補助バルブ(「補助バルブ」) 2 ケース 20 開口部 21 外フランジ 22 底部面 23 当接胴部 24 吐水胴部 3 突起部 30 頂部 31 間隙(突起部側面との) 4 吐水口 5 蛇口 50 蛇口本体 51 先端ベント 52 間隙(先端ベントとの)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開放縁に外フランジを有する有底筒状の
    ケースに、底部から内側へ突出させた突起部を一体に形
    成すると共に、該突起部の頂部より底部側のケース側面
    に内外貫通させた1又は2以上の吐水口を形成したこと
    を特徴とする水量調節用補助バルブ。
  2. 【請求項2】 突起部の形状が頂部に向かって漸次縮径
    状であることを特徴とする請求項1記載の水量調節用補
    助バルブ。
  3. 【請求項3】 突起部の形状が底面中心からの垂直軸を
    回転軸とする放物線面であることを特徴とする請求項1
    記載の水量調節用補助バルブ。
JP1997006150U 1997-07-15 1997-07-15 水量調節用補助バルブ Expired - Lifetime JP3045326U (ja)

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