JPS5913613B2 - 地盤の防振壁構造 - Google Patents

地盤の防振壁構造

Info

Publication number
JPS5913613B2
JPS5913613B2 JP2906879A JP2906879A JPS5913613B2 JP S5913613 B2 JPS5913613 B2 JP S5913613B2 JP 2906879 A JP2906879 A JP 2906879A JP 2906879 A JP2906879 A JP 2906879A JP S5913613 B2 JPS5913613 B2 JP S5913613B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
vibration isolation
concrete
board
wall structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2906879A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55122927A (en
Inventor
久夫 本多
久雄 手塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Plastics Co Ltd filed Critical Sekisui Plastics Co Ltd
Priority to JP2906879A priority Critical patent/JPS5913613B2/ja
Publication of JPS55122927A publication Critical patent/JPS55122927A/ja
Publication of JPS5913613B2 publication Critical patent/JPS5913613B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主に道路交通や鉄道交通による沿道や沿線の地
盤振動の伝播を防止する防振壁構造の改良に関する。
従来より、道路交通や鉄道交通による沿道や沿線の地盤
振動の伝播を防止あるいは軽減する手段として、振動伝
播経路途中の地中に防振壁を埋設する方法がある。
この防振壁としてはポリスチレン発泡体等の合成樹脂発
泡体が防振効果上有利であることが知られているが、合
成樹脂発泡体のみではその保持に問題があるため、特に
最近では、合成樹脂発泡体よりなるブ頭ノク状の防振ボ
ード5 と強度に優れたコンクリートとを組合せたもの
、即ち連続状に並設される防振ボードの両サイドにコン
クリートを打設積層して、防振ボードをコンクリートに
て保持することが検討されている。この場合において、
合成樹脂発泡体製の防振ボ10−ドが例えば発泡倍率約
50倍のポリスチレン発泡体よりなり、かつ厚み40O
m薦、横幅900gLI、高さ1800麗翼の大きさの
場合、このボード−個当りの浮力が約700に9にもな
り、またポリスチレン発泡体とコンクリートとの親和性
がそれほど15良くなく両者の接着強度も充分でないこ
とから、雨が降つて地下水が多くなると、その水圧と浮
力により接着が外れて防振ボードが浮上る虞れがある。
この浮上りを防止すべく防振ボード及び両サイドのコン
クリートにパイプあるいは鉄骨等の部20材を貫通させ
るのはその貫通部材の部分から振動が伝わるという点が
あり、防振効果上決して好ましいものではない。本発明
は、上記に鑑みて、コンクリートとの親和性の良いスチ
レン−無水マレイン酸共重合樹脂25の発泡体を防振ボ
ードとして用い、その両サイドに積層せるコンクリート
との接着強度を高めてコンクリートによる保持を確実に
なし、これによつて防振ボードが浮上るおそれのない安
定性のよい防振壁を提供しようとするものである。
30次に本発明の実施例を図面に基いて説明する。
1はスチレンを主体とする無水マレイン酸−どの共重合
樹脂で、無水マレイン酸の含有率2〜25重量%、重合
度500以上好ましくは900〜2500のものの発泡
体よりなる防振ボードであり、発泡35倍率約50倍で
所定の大きさのブロック状に形成されている。
前記防振ボード1は道路あるいは鉄道とその近接家屋の
間即ち振動伝播経路途中の地ク1−−中に、第1図のご
とく一枚ずつ上下二段に積重ねて、あるいはまた第2図
のごとく数枚重ねで上下二段に積重ねて並設されるほか
、防振ボードの大きさ及び厚みに応じた適当な組合せ状
態で並設される02は前記のごとく並設される防振ボー
ド1の両サイドに添設積層されたコンクリートであり、
このコンクリート2は鉄筋3の入つていない通常のコン
クリートおよび鉄筋3が入つている所謂鉄筋コンクリー
トの何れであつてもよいが、強度上後者のほうが望まし
い。
コンクリート2を防振ボード1に添設積層するには、例
えば第1図または第2図のように防振ボード1を上下二
段に積重ねる場合、振動伝播経路途中の地盤に形成した
溝内に先ず下段の防振ボード1を並設してその下端部両
サイドに根固めコンクリートを打ち、この根固めコンク
リート硬化後、防振ボード1の両サイドに左右のバラン
スをとりながらコンクリートを流し込み、このコンクリ
ートが硬化した後、上段の防振ボード1を下段の防振ボ
ード1の上に積重ねて並設し、上記と同様にして防振ボ
ード1の両サイドにコンクリートを流し込み、先に打設
したコンクリートと結合させる。
こうして防振ボード1の両サイドにコンクリート2を添
設積層した状態で地中に埋設する。上記の実施例のよう
にコンクリート2を防振壁の施工現場で打設する場合の
ほか、予じめ、工場等においてコンクリート2を防振ボ
ード1の両面(第3図)または片面(第4図)に所定の
厚みに積層成形して両者を接合しておくこともでき、こ
の場合前記のようにして積層形成された防振プロツク4
を第5図のように端面同士を突合せてあるいは第6図の
ようにコンタリートが接合されていない面で合着すると
ともに端面同士を突合せて溝内に並設することにより、
防振ボード1の両サイドにコンクリート2を添設積層し
た状態の防振壁を埋設構成するものである。
なお、上記何れの実施例においても、防振ボード1の両
サイド面つまりコンクリート2との接合面には、第7図
のように、円柱、円筒、角柱、角筒、円錐、角錐、截頭
円錐、同角錐形状および半球状等の凸起、又は前記凸起
と同様の断面形状を有する線状を有する線状や波形状等
の凸条および高低のある凸条その他の凸部5を形成する
か、上記凸起と対称形状の凹陥部又は上記凸条と対称形
状さらにはアリ溝状等の凹条その他の凹部6を形成する
か、あるいは上記と同様の凸部5と凹部6の双方を組合
せて形成しておくか、あるいはまた第8図のように防振
ボードの表面をワイヤーブラシで引つ掻く等して細かな
凹凸状の粗面に形成しておくことができ、何れも防振ボ
ード1とコンクリート2との接合が一層強力になる0特
に防振プロツク4として工場生産する場合には有効であ
る〇さらに防振ボード1を数枚重ねで使用する場合、第
2図または第6図のように防振ボード1,1同士の接合
面の一方に凸部15を、他方にこれと対応する凹部16
を設けて互に嵌合させるようにすれば、防振ボード1の
合着が容易確実となり、所望厚の防振壁を得ることがで
きる〇また、防振ボード1を上下二段に積重ねる場合に
も、第9図のように防振ボード1,1の接合面の一方に
凸部25を、他方にこれと対応する凹部26を設けてお
くと、位置決めその他の積重ね作業が容易になる。
本発明の防振壁は、上記のようにスチレン一無水マレイ
ン酸共重合樹脂の発泡体よりなる防振ボード1を、その
両サイドにコンクリート2を添設積層した状態で振動伝
播経路途中の地盤に埋設してなるものであり、特に防振
ボード1の素材であるスチレン一無水マレイン酸共重合
樹脂は、引張り強さ、曲げ強度、伸び率、硬度等につい
てはポリスチレン樹脂と殆んど変らないが、コンクリー
ト2との親和性が良く、その発泡体である防振ボード1
とコンクリート2との接着性も良いので、防振ボード1
のコンクリート2との接合面が必ずしも表面処理されて
いなくても、防振ボード1とコンクリート2の両者が充
分な接着強度をもつて結合されており、防振ボード1が
コンクリート2により確実に保持固定されているもので
ある。
それゆえ、雨が降つて地下水が多くなり、防振ボード1
がそれ自体の浮力と地下水圧により浮上しようとする作
用が生じても、本願の場合その浮上作用に充分耐え、防
振ボード1が所定の地中に埋設された状態に安定よく保
持されることになる〇しかも本発明では防振ポードを貫
通して両サイドのコンクリート同士を接続する部材を必
要としないので、振動伝播防止作用を損なうおそれがな
い0もちろん両サイドのコンクリートによつて防振ボー
ドを補強し保護しているので、充分な耐久力をもち長期
に亘り良好な防振効果を発揮できる。従つて本発明は、
道路交通や鉄道交通および工場機械等による地盤振動を
防止する防振壁構として、特に合成樹脂発抱体よりなる
防振ボードとコンクリートとを組合せた防振壁として、
防振ボードの耐久性および安定性を非常に高め得るもの
である〇
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す縦断面図、第2図は別の
実施例を示す縦断面図、第3図はコンクリートを予じめ
防振ボードに積層した状態の防振プロツクを示す斜視図
、第4図は同上の別な防振プロツクを示す縦断面図、第
5図は第3図の防振プロツクによる実施例を示す縦断面
図、第6図は第4図の防振プロツタによる実施例を示す
縦断面図、第7図〜第9図はそれぞれ本発明の他の実施
例を示す一部の縦断面図である。 1・・・・・・防振ボード、2・・・・・・コンクリー
ト、4・・・・・・防振プロツク。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スチレンと無水マレイン酸の共重合樹脂で、無水マ
    レイン酸の含有率2〜25重量%、重合度500以上の
    ものの発泡体よりなるブロック状の防振ボードを、その
    両サイドにコンクリートを添設積層した状態で振動伝播
    経路途中の地盤に埋設してなることを特徴とする地盤の
    防振壁構造。 2 防振ボードの両サイド面に凸部および凹部の何れか
    一方もしくは双方が形成され、防振ボードコンクリート
    が係合せしめられている特許請求の範囲第1項記載の地
    盤の防振壁構造。 3 防振ボードとコンクリートとが予じめ接合されてい
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載の地盤の防振
    壁構造。
JP2906879A 1979-03-12 1979-03-12 地盤の防振壁構造 Expired JPS5913613B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2906879A JPS5913613B2 (ja) 1979-03-12 1979-03-12 地盤の防振壁構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2906879A JPS5913613B2 (ja) 1979-03-12 1979-03-12 地盤の防振壁構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55122927A JPS55122927A (en) 1980-09-22
JPS5913613B2 true JPS5913613B2 (ja) 1984-03-30

Family

ID=12266036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2906879A Expired JPS5913613B2 (ja) 1979-03-12 1979-03-12 地盤の防振壁構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5913613B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62105308U (ja) * 1985-12-23 1987-07-04
JPS62119406U (ja) * 1986-01-23 1987-07-29
JPS62203913U (ja) * 1986-06-13 1987-12-26
JPH05248211A (ja) * 1992-03-04 1993-09-24 Mitsubishi Motors Corp 内燃機関の動弁装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106320204A (zh) * 2016-08-09 2017-01-11 兰州理工大学 一种基于泡沫夹芯波阻板的隔振屏障

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62105308U (ja) * 1985-12-23 1987-07-04
JPS62119406U (ja) * 1986-01-23 1987-07-29
JPS62203913U (ja) * 1986-06-13 1987-12-26
JPH05248211A (ja) * 1992-03-04 1993-09-24 Mitsubishi Motors Corp 内燃機関の動弁装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55122927A (en) 1980-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6830260B2 (ja) 矢板壁埋設構造
JPS5913613B2 (ja) 地盤の防振壁構造
JPH10131125A (ja) プレキャストコンクリート床版の敷設施工用弾性型枠材及びこれを用いたプレキャストコンクリート床版敷設施工法
JP4614928B2 (ja) 軽量盛土工法
JP2564429B2 (ja) 合成床版橋の構築方法
JPH09221735A (ja) フィルダム堤体の免震構造
JP2005146618A (ja) 擁壁付軽量盛土
JP6372604B1 (ja) 軽量盛土構造
JPH034693B2 (ja)
JP6860311B2 (ja) 軽量盛土用側壁の施工方法
JPH11140994A (ja) プレキャストコンクリート部材の接合構造
JP2849805B2 (ja) 構造物の免震工法
JPH0129927B2 (ja)
JP2002030674A (ja) ポリスチレン系樹脂発泡板組立体、軽量地盤構築方法、基礎構築方法、及び軽量盛土施工方法
CN210562780U (zh) 一种装配式墙体隔震结构
JP7168464B2 (ja) 建物の基礎構造
GB2268951A (en) Ground fill material
JP3444709B2 (ja) まくら木
JPH0474493B2 (ja)
JPS582872B2 (ja) 複合パネル
JPS58635Y2 (ja) 複合パネル
JP5938454B2 (ja) 建設物における免震構造
JP3512233B2 (ja) 海上構造物支持用マット
JP3137575B2 (ja) まくら木
JPS584792Y2 (ja) 複合パネル