JPS59126463A - ポリアミド組成物 - Google Patents
ポリアミド組成物Info
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- JPS59126463A JPS59126463A JP177983A JP177983A JPS59126463A JP S59126463 A JPS59126463 A JP S59126463A JP 177983 A JP177983 A JP 177983A JP 177983 A JP177983 A JP 177983A JP S59126463 A JPS59126463 A JP S59126463A
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- low
- crystalline ethylene
- olefin
- ethylene
- copolymer
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、剛性、低温耐衝撃性、耐塩水性に優れ、かつ
成形性に優れたポリアミド樹脂の組成物に・関する。
成形性に優れたポリアミド樹脂の組成物に・関する。
ポリアミド樹脂は、その優れた物性によりエンジニアリ
ングプラスチックとして大きな需要が期待されている。
ングプラスチックとして大きな需要が期待されている。
しかし、低温耐衝撃性、耐水性、耐塩水性などの性能が
十分とは言えず、その改良が望まれている。アイゾツト
衝撃強度などの耐衝撃性を改良する方法として、たとえ
ば特公昭42−12546号公報1特公昭55−441
08号公報、特開昭55−9661号公報1特開昭55
−9662号公報などの先行技術文献には、ポリアミド
樹脂にα、β−不飽和カルボン酸をグラフトシタエチレ
ン・α−オレフィン共重合体などの変性α−オレフィン
系弾性重合体を配合する方法が提案されている。これら
の先行技術文献に提案された組成物は、いずれもアイゾ
ツト衝撃強度などの耐衝撃性を改良すると、剛性が大き
く低下し1さらに低温での落錘衝撃強度に関しても不十
分であり、これら組成物では高剛性で、かつ高耐衝撃性
の実成形品は得難いという欠点がある。また、これらの
組成物は溶融流動性が低下し過ぎる場合が多く、成形法
によっては成形加工性が低下するという欠点もある。
十分とは言えず、その改良が望まれている。アイゾツト
衝撃強度などの耐衝撃性を改良する方法として、たとえ
ば特公昭42−12546号公報1特公昭55−441
08号公報、特開昭55−9661号公報1特開昭55
−9662号公報などの先行技術文献には、ポリアミド
樹脂にα、β−不飽和カルボン酸をグラフトシタエチレ
ン・α−オレフィン共重合体などの変性α−オレフィン
系弾性重合体を配合する方法が提案されている。これら
の先行技術文献に提案された組成物は、いずれもアイゾ
ツト衝撃強度などの耐衝撃性を改良すると、剛性が大き
く低下し1さらに低温での落錘衝撃強度に関しても不十
分であり、これら組成物では高剛性で、かつ高耐衝撃性
の実成形品は得難いという欠点がある。また、これらの
組成物は溶融流動性が低下し過ぎる場合が多く、成形法
によっては成形加工性が低下するという欠点もある。
また、ポリアミド樹脂の吸湿性などの耐水性あるいは耐
塩水性を向上させる方法として、特開昭53−8001
4号公報、特開昭56−167751号公報、特開昭5
6−109247号公報、特開昭56−157451号
公報には、ポリアミド樹脂に1成分としてエチレン・α
、β−不飽和モノカルボン酸共重合体中和物(アイオノ
マー樹脂)を配合する方法が提案されている。これらの
先行技術文献に提案された組成物は吸水性、耐塩水分解
性などの耐水性を改善することができても、低温耐衝撃
性の改良効果の点では劣っているという欠点がある。
塩水性を向上させる方法として、特開昭53−8001
4号公報、特開昭56−167751号公報、特開昭5
6−109247号公報、特開昭56−157451号
公報には、ポリアミド樹脂に1成分としてエチレン・α
、β−不飽和モノカルボン酸共重合体中和物(アイオノ
マー樹脂)を配合する方法が提案されている。これらの
先行技術文献に提案された組成物は吸水性、耐塩水分解
性などの耐水性を改善することができても、低温耐衝撃
性の改良効果の点では劣っているという欠点がある。
また、前述のポリアミド樹脂組成物の剛性の低下を改善
する方法として、特開昭57−8246号公報には結晶
性ボ°リオレフインと低結晶性エチレン・α−オレフィ
ン共重合体との組成物のグラフト変性物を配合する方法
が提案されている。しかし、この方法では架橋反応のた
めグラフト変性物中の変性ポリオレフィンと変性低結晶
性エチレン・α−オレフィン共重合体それぞれの溶融流
動性の制御が困難であり、その結果、分散性の良好なポ
リアミド組成物が得られなくなり、耐衝撃性の改善温度
範囲が著しく狭くなり、その改善効果も小さく、とくに
−20°C以下の低温アイゾツト衝撃強度および落錘衝
撃強度が著しく低下し、かつ組成物の溶融流動性も低下
するという欠点がある。
する方法として、特開昭57−8246号公報には結晶
性ボ°リオレフインと低結晶性エチレン・α−オレフィ
ン共重合体との組成物のグラフト変性物を配合する方法
が提案されている。しかし、この方法では架橋反応のた
めグラフト変性物中の変性ポリオレフィンと変性低結晶
性エチレン・α−オレフィン共重合体それぞれの溶融流
動性の制御が困難であり、その結果、分散性の良好なポ
リアミド組成物が得られなくなり、耐衝撃性の改善温度
範囲が著しく狭くなり、その改善効果も小さく、とくに
−20°C以下の低温アイゾツト衝撃強度および落錘衝
撃強度が著しく低下し、かつ組成物の溶融流動性も低下
するという欠点がある。
さらに、前記先行技術文献の中で、特開昭55−562
79号公報には、前述のようにポリアミドの耐衝撃性を
改善するために変性低結晶性エチレン・α−オレフィン
共重合体を配合する際に、さらに未変性の低結晶性エチ
レン・α−オレフィン共重合体を一緒に配合すると、外
観および色調に優れたポリアミド組成物が得られ、しか
も高価な変性低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合
体の使用割合を低減させることができるので、経済的効
果にも優れていることが記載されている。しかしながら
、該公開公報明細書の記載、とくにその実施例および比
較例の記載によれば、ポリアミドに配合される変性低結
晶性エチレン・α−オレフィン共重合体と未変性低結晶
性エチレン・α−オレフィン共重合体との組成を変化さ
せた際に得られるポリアミド組成物の1耐Mjj 2i
性の改善効果に関して考察するならば、未変性低結晶性
エチレン。
79号公報には、前述のようにポリアミドの耐衝撃性を
改善するために変性低結晶性エチレン・α−オレフィン
共重合体を配合する際に、さらに未変性の低結晶性エチ
レン・α−オレフィン共重合体を一緒に配合すると、外
観および色調に優れたポリアミド組成物が得られ、しか
も高価な変性低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合
体の使用割合を低減させることができるので、経済的効
果にも優れていることが記載されている。しかしながら
、該公開公報明細書の記載、とくにその実施例および比
較例の記載によれば、ポリアミドに配合される変性低結
晶性エチレン・α−オレフィン共重合体と未変性低結晶
性エチレン・α−オレフィン共重合体との組成を変化さ
せた際に得られるポリアミド組成物の1耐Mjj 2i
性の改善効果に関して考察するならば、未変性低結晶性
エチレン。
α−オレフィン共重合体を単独で配合した実験(比較例
1)にくらべて耐衝水性の改善効果が詔められるが、変
性低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体を単独で
配合した実験(参考例)にくらべて、その改善効果は変
性低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体の配合割
合に比例して耐衝撃性が改善されているに過ぎず、該変
性低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体の使用量
を低減することによる経済的効果が達成されているに過
ぎない。
1)にくらべて耐衝水性の改善効果が詔められるが、変
性低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体を単独で
配合した実験(参考例)にくらべて、その改善効果は変
性低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体の配合割
合に比例して耐衝撃性が改善されているに過ぎず、該変
性低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体の使用量
を低減することによる経済的効果が達成されているに過
ぎない。
本発明者らは、優れた性能のポリアミド組成物の開発に
ついて検討した結果、変性低結晶性エチレン・α−オレ
フィン共重合体CB)と低結晶性エチレン・α−オレフ
ィン・ジエン共重合体(C)とを特定の範囲となるよう
な割合でポリアミドに配合して組成物とすることにより
、該ポリアミド組成物の耐衝撃性の改善効果に関して、
該変性低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体と該
低結晶性エチレン・α−オレフィン・ジエン共重合体と
の配合に相乗効果が存在し、単なる変性低結晶性エチレ
ン・α−オレフィン共重合体の使用量の低d効果のみで
ないことを見出し、本発明に到達した。
ついて検討した結果、変性低結晶性エチレン・α−オレ
フィン共重合体CB)と低結晶性エチレン・α−オレフ
ィン・ジエン共重合体(C)とを特定の範囲となるよう
な割合でポリアミドに配合して組成物とすることにより
、該ポリアミド組成物の耐衝撃性の改善効果に関して、
該変性低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体と該
低結晶性エチレン・α−オレフィン・ジエン共重合体と
の配合に相乗効果が存在し、単なる変性低結晶性エチレ
ン・α−オレフィン共重合体の使用量の低d効果のみで
ないことを見出し、本発明に到達した。
本発明によれば、本発明のポリアミド組成物は、アイゾ
ツト衝撃強度、低温での落錘衝撃強度などの耐衝撃性、
1酎ストレスクラツク性が改善され、かつ吸水、塩水条
件下における耐塩水分解性などの耐水性が著しく改善さ
れ、しかもこの組成物は溶融流動性の低下が少ないので
成形加工性に優れているという特徴を有している。
ツト衝撃強度、低温での落錘衝撃強度などの耐衝撃性、
1酎ストレスクラツク性が改善され、かつ吸水、塩水条
件下における耐塩水分解性などの耐水性が著しく改善さ
れ、しかもこの組成物は溶融流動性の低下が少ないので
成形加工性に優れているという特徴を有している。
本発明を概説すれば、本発明は、ポリアミド(N1変性
低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体(B)およ
び低結晶性エチレン・α−オレフィン・ジエン共重合体
(C)を含むポリアミド組成物であって、CD 該組
成物中の各成分の組成が、該ポリアミド(〜1ooM量
部に対して該変性低結晶性エチレン・α−オレフィン共
重合体(B)が1ないし100重量部の範囲にあり、該
低結晶性エチレン・α−オレフィン、ジエン共重合体(
C)が1ないし1o。
低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体(B)およ
び低結晶性エチレン・α−オレフィン・ジエン共重合体
(C)を含むポリアミド組成物であって、CD 該組
成物中の各成分の組成が、該ポリアミド(〜1ooM量
部に対して該変性低結晶性エチレン・α−オレフィン共
重合体(B)が1ないし100重量部の範囲にあり、該
低結晶性エチレン・α−オレフィン、ジエン共重合体(
C)が1ないし1o。
重量部の範囲にあること、
(ii) 該変性低結晶性エチレン・α−オレフィン
共重合体(B)が、エチレン成分単位を主成分とする基
剤低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体10o重
量部に対して不飽和カルボン酸またはその誘導体成分単
位を0.01ないし10重量部の範囲でグラフト共重合
してなり、その結晶化度が40%以下の範囲にあり、か
っ1ろ5°Cのデカリン中における極限粘度〔η〕が0
.5ないし7 de/g。
共重合体(B)が、エチレン成分単位を主成分とする基
剤低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体10o重
量部に対して不飽和カルボン酸またはその誘導体成分単
位を0.01ないし10重量部の範囲でグラフト共重合
してなり、その結晶化度が40%以下の範囲にあり、か
っ1ろ5°Cのデカリン中における極限粘度〔η〕が0
.5ないし7 de/g。
の範囲にあること、および
(iii、:l 該低結晶性エチレン・α−オレフィ
ン・ジエン共重合体(C)の結晶化度が40%以−ドの
範囲にあり、かつ135°Cのデカリン中における極限
粘度〔η〕が0.5ないし7dβ/gの範囲にあること
、を特徴とするポリアミド組成物、を発明の要旨とする
ものである。
ン・ジエン共重合体(C)の結晶化度が40%以−ドの
範囲にあり、かつ135°Cのデカリン中における極限
粘度〔η〕が0.5ないし7dβ/gの範囲にあること
、を特徴とするポリアミド組成物、を発明の要旨とする
ものである。
本発明のポリアミド組成物において使用されるポリアミ
ド(/V)は、成形品を生成するに充分な分子量のもの
であり、4ないし12個の炭素原子を有する飽和有機ジ
カルボン酸と2ないし16個の炭素原子を有する有機ジ
アミンとを等モル量縮合させることによって製造するこ
とができる。ここで、必要に応してジアミンをポリアミ
ド中でカルボキシル基末端よりもアミン基末端が過剰と
なるように使用することもできるし、逆にカルボキシル
基が過剰となるようにジカルボン酸を使用することもで
きる。また、同様にエステル、酸塩化物、アミン塩等の
如き該アミンおよび酸を生成する誘導体およびアミンを
生成する誘導体からこれらのポリアミドを製造すること
もできる。ポリアミドを製造するのに使用される代表的
なジカルボン酸としては、アジピン酸、ピメリン酸、ス
ペリン酸、セバシン酸およびドデカンニ酸がある。一方
、代表的なジアミンにはへキサメチレンジアミンおよび
オクタメチレンジアミンがある。さらに、ポリアミドは
ラクタムの自己縮合によってもまた製造し得る。ポリア
ミドの例としては、ポリヘキサメチレンアジパミド(6
,6ナイロン)、ポリへキサメチレンアゼラアミド(6
,9ナイロン)、ポリヘキサメチレンアジパミド(6,
ioナイロン)およびポリへギサメチレンドデ力ノアミ
ド、(6,12ナイロン)、ポリビス(4−アミノシク
ロヘキシル)メタンドデカノアミド、またはラクタム類
の開環によって製造されるポリアミド、すなわちポリカ
プロラクタム(6ナイロン)、ポリラウリツクリクタム
またはポリ−11−アミノウンデカン酸がある。前記の
ポリアミドを製造するのに使用される少なくとも2種の
アミンまたは酸の重合によって製造されるポリアミド、
例えば、アジピン酸およびイソフタル酸およびヘキサメ
チレンジアミンから作られるポリマーを使用することも
可能である。6.6ナイロンおよび6ナイロンの混合物
のりuきポリアミドの配合物を使用することもiJ能で
ある。本発明において使用される縮合ポリアミドは、好
ましくは、ポリヘキサメチレンアジパミド(6,6ナイ
ロン)またはポリヘキサメチレンアジパミド(6,9ナ
イロン)およびポリカプロラクタム(6ナイロン)であ
る。
ド(/V)は、成形品を生成するに充分な分子量のもの
であり、4ないし12個の炭素原子を有する飽和有機ジ
カルボン酸と2ないし16個の炭素原子を有する有機ジ
アミンとを等モル量縮合させることによって製造するこ
とができる。ここで、必要に応してジアミンをポリアミ
ド中でカルボキシル基末端よりもアミン基末端が過剰と
なるように使用することもできるし、逆にカルボキシル
基が過剰となるようにジカルボン酸を使用することもで
きる。また、同様にエステル、酸塩化物、アミン塩等の
如き該アミンおよび酸を生成する誘導体およびアミンを
生成する誘導体からこれらのポリアミドを製造すること
もできる。ポリアミドを製造するのに使用される代表的
なジカルボン酸としては、アジピン酸、ピメリン酸、ス
ペリン酸、セバシン酸およびドデカンニ酸がある。一方
、代表的なジアミンにはへキサメチレンジアミンおよび
オクタメチレンジアミンがある。さらに、ポリアミドは
ラクタムの自己縮合によってもまた製造し得る。ポリア
ミドの例としては、ポリヘキサメチレンアジパミド(6
,6ナイロン)、ポリへキサメチレンアゼラアミド(6
,9ナイロン)、ポリヘキサメチレンアジパミド(6,
ioナイロン)およびポリへギサメチレンドデ力ノアミ
ド、(6,12ナイロン)、ポリビス(4−アミノシク
ロヘキシル)メタンドデカノアミド、またはラクタム類
の開環によって製造されるポリアミド、すなわちポリカ
プロラクタム(6ナイロン)、ポリラウリツクリクタム
またはポリ−11−アミノウンデカン酸がある。前記の
ポリアミドを製造するのに使用される少なくとも2種の
アミンまたは酸の重合によって製造されるポリアミド、
例えば、アジピン酸およびイソフタル酸およびヘキサメ
チレンジアミンから作られるポリマーを使用することも
可能である。6.6ナイロンおよび6ナイロンの混合物
のりuきポリアミドの配合物を使用することもiJ能で
ある。本発明において使用される縮合ポリアミドは、好
ましくは、ポリヘキサメチレンアジパミド(6,6ナイ
ロン)またはポリヘキサメチレンアジパミド(6,9ナ
イロン)およびポリカプロラクタム(6ナイロン)であ
る。
本発明のポリアミド組成物に配合される変性低結晶性エ
チレン・α−オレフィン共重合体(B)は、エチレンを
主成分とする基剤低結晶性エチレン・α−オレフィン共
重合体100重量部に対して不飽和カルボン酸またはそ
の誘導体成分単位を0.01ないし10重量部の範囲で
グラフト共重合してなり、その結晶化度が40%以下の
範囲にあり、かつ135°Cのデカリン中における極限
粘度〔η〕Bが0.5ないし7de/gの範囲にあるこ
とが必要であり、さらにはエチレンを主成分とする基剤
低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体100重量
部に対して不飽和カルボン酸またはその誘導体成分単位
を0.05ないし5重用部の範囲でグラフト共重合して
なり、その結晶化度が1ないし30%の範囲にあり、が
っ135°Cのデカリン中における極限粘度〔η〕Bが
0.7ないし5017gの範囲にあることが好ましい。
チレン・α−オレフィン共重合体(B)は、エチレンを
主成分とする基剤低結晶性エチレン・α−オレフィン共
重合体100重量部に対して不飽和カルボン酸またはそ
の誘導体成分単位を0.01ないし10重量部の範囲で
グラフト共重合してなり、その結晶化度が40%以下の
範囲にあり、かつ135°Cのデカリン中における極限
粘度〔η〕Bが0.5ないし7de/gの範囲にあるこ
とが必要であり、さらにはエチレンを主成分とする基剤
低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体100重量
部に対して不飽和カルボン酸またはその誘導体成分単位
を0.05ないし5重用部の範囲でグラフト共重合して
なり、その結晶化度が1ないし30%の範囲にあり、が
っ135°Cのデカリン中における極限粘度〔η〕Bが
0.7ないし5017gの範囲にあることが好ましい。
さらに、該変性低結晶性エチレン・α−オレフィン共重
合体(B)の他の物性は、分子量分布(M w/M n
)が通常1.5ないし50.好ましくは2ないし3〔
)の範囲にあり、ガラス転移温度が通常−10°C以下
、好ましくは一20°C以下の範囲にある。該変性低結
晶性エチレン・α−オレフィン共重合体中の不飽和カル
ボン酸またはその誘導体成分単位のグラフト割合が0.
01重量部より小さくなると、ポリアミド組成物に対す
る相溶性が悪く、ポリアミド組成物の衝撃強度が低下し
、10重量部より大きくなると該グラフト変性物の架橋
度が増大して、ポリアミドに配合しても組成物の耐衝撃
性を改良する効果が低下するようになる。該変性低結晶
性エチレン・α−オレフィン共重合体の結晶化度が40
%より大きくなると、ポリアミド組成物の衝撃強度が低
下するようになり、またその極限粘度が0.5de/g
より小さくなると、ポリアミド組成物の衝撃強度が低下
するようになり、7d、e/gより大きくなると分散不
良による1酎衝撃性の低下および溶融流動性が低下する
ようになる。
合体(B)の他の物性は、分子量分布(M w/M n
)が通常1.5ないし50.好ましくは2ないし3〔
)の範囲にあり、ガラス転移温度が通常−10°C以下
、好ましくは一20°C以下の範囲にある。該変性低結
晶性エチレン・α−オレフィン共重合体中の不飽和カル
ボン酸またはその誘導体成分単位のグラフト割合が0.
01重量部より小さくなると、ポリアミド組成物に対す
る相溶性が悪く、ポリアミド組成物の衝撃強度が低下し
、10重量部より大きくなると該グラフト変性物の架橋
度が増大して、ポリアミドに配合しても組成物の耐衝撃
性を改良する効果が低下するようになる。該変性低結晶
性エチレン・α−オレフィン共重合体の結晶化度が40
%より大きくなると、ポリアミド組成物の衝撃強度が低
下するようになり、またその極限粘度が0.5de/g
より小さくなると、ポリアミド組成物の衝撃強度が低下
するようになり、7d、e/gより大きくなると分散不
良による1酎衝撃性の低下および溶融流動性が低下する
ようになる。
該変性低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体を構
成する基剤重合体はエチレンとエチレン以外のα−オレ
フィンとの共重合体であり、かつエチレンを主成分とす
る共重合体であり、低結晶性ノエチーン・α−オレフィ
ン共重合体である。
成する基剤重合体はエチレンとエチレン以外のα−オレ
フィンとの共重合体であり、かつエチレンを主成分とす
る共重合体であり、低結晶性ノエチーン・α−オレフィ
ン共重合体である。
そのエチレン含有率は通常95ないし50モル%、好ま
しくは93ないし55モル%の範囲にあり、その結晶化
度は通常40%以下、好ましくは30%以下の範囲であ
り、その極限粘度〔η〕は通常0.5ないし7d17g
%好ましくは0.7ないし5dβ/りの範囲にあり、そ
のガラス転移温度は通常−io”c以下、好ましくは一
20℃以下の範囲である。該低結晶性エチレン・α−オ
レフィン共重合体を構成するエチレン以外のα−オレフ
ィン成分単位としては、プロピレン、1−ブテン、1−
ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、
1−オクテン、1−デセン、1−ドデセンなどを例示す
ることができる。
しくは93ないし55モル%の範囲にあり、その結晶化
度は通常40%以下、好ましくは30%以下の範囲であ
り、その極限粘度〔η〕は通常0.5ないし7d17g
%好ましくは0.7ないし5dβ/りの範囲にあり、そ
のガラス転移温度は通常−io”c以下、好ましくは一
20℃以下の範囲である。該低結晶性エチレン・α−オ
レフィン共重合体を構成するエチレン以外のα−オレフ
ィン成分単位としては、プロピレン、1−ブテン、1−
ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、
1−オクテン、1−デセン、1−ドデセンなどを例示す
ることができる。
該変性低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体(B
)を構成するグラフトモノマー成分の不飽和カルボン酸
またはその誘導体成分単位としては、たとえば、アクリ
ル酸、メタクリル酸、α−エチルアクリル酸、マレイン
酸、フマール酸、、<タコン酸、シトラコン酸、テトラ
ヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、エンド
シス−ビシクロ(2,2,l )ヘプト−5−エン−2
,6−ジカルボン酸(ナジック酸■)、メチル−エンド
シス−ビシクロ(2,2,1)ヘプト−5−エン−2,
3−ジカルボン酸(メチルナジック酸(2)などの不飽
和ジカルボン酸、該不飽和ジカルボン酸の酸ハライド、
アミド、イミド、酸無水物、エステルなどの不飽和ジカ
ルボン酸の誘導体が挙げられ、具体的には、塩化マレニ
ル、マレイミド、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、
マレイン酸モノメチル、マレイン酸ジメチル、グリシジ
ルマレエートなどが例示される。
)を構成するグラフトモノマー成分の不飽和カルボン酸
またはその誘導体成分単位としては、たとえば、アクリ
ル酸、メタクリル酸、α−エチルアクリル酸、マレイン
酸、フマール酸、、<タコン酸、シトラコン酸、テトラ
ヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、エンド
シス−ビシクロ(2,2,l )ヘプト−5−エン−2
,6−ジカルボン酸(ナジック酸■)、メチル−エンド
シス−ビシクロ(2,2,1)ヘプト−5−エン−2,
3−ジカルボン酸(メチルナジック酸(2)などの不飽
和ジカルボン酸、該不飽和ジカルボン酸の酸ハライド、
アミド、イミド、酸無水物、エステルなどの不飽和ジカ
ルボン酸の誘導体が挙げられ、具体的には、塩化マレニ
ル、マレイミド、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、
マレイン酸モノメチル、マレイン酸ジメチル、グリシジ
ルマレエートなどが例示される。
これらの中では、不飽和ジカルボン酸またはその酸無水
物が好適であり、とくにマレイン酸1ナジツク酸または
これらの酸無水物が好適である。
物が好適であり、とくにマレイン酸1ナジツク酸または
これらの酸無水物が好適である。
該不飽和カルボン酸またはその誘導体から選ばれるグラ
フトモノマーを低結晶性エチレン・α−オレフィン共重
合体にグラフト共重合して前記変性低結晶性エチレン・
α−オレフィン共重合体を製造するには、従来公知の種
4の方法を採用することができる。たとえば、低結晶性
エチレン・α−オレフィン共重合体を溶融させグラフト
モノマーを添加してグラフト共重合させる方法あるいは
溶媒に溶解させグラフトモノマーを添加してグラフト共
重合させる方法がある。いずれの場合にも前記グラフト
モノマーを効率よくグラフト共重合させるためには、ラ
ジカル開始剤の存在下に反応を実施することが好ましい
。グラフト反応は通常60ないし350’Cの温度で行
われる。ラジカル開始剤の使用割合は低結晶性エチレン
・α−オレフィン共重合体100重量部に対して通常0
.01ないし20重量部の範囲である。ラジカル開始剤
としては有機ベルオギシド、有機ベルエステル、アソ化
合物などを例示することができる。
フトモノマーを低結晶性エチレン・α−オレフィン共重
合体にグラフト共重合して前記変性低結晶性エチレン・
α−オレフィン共重合体を製造するには、従来公知の種
4の方法を採用することができる。たとえば、低結晶性
エチレン・α−オレフィン共重合体を溶融させグラフト
モノマーを添加してグラフト共重合させる方法あるいは
溶媒に溶解させグラフトモノマーを添加してグラフト共
重合させる方法がある。いずれの場合にも前記グラフト
モノマーを効率よくグラフト共重合させるためには、ラ
ジカル開始剤の存在下に反応を実施することが好ましい
。グラフト反応は通常60ないし350’Cの温度で行
われる。ラジカル開始剤の使用割合は低結晶性エチレン
・α−オレフィン共重合体100重量部に対して通常0
.01ないし20重量部の範囲である。ラジカル開始剤
としては有機ベルオギシド、有機ベルエステル、アソ化
合物などを例示することができる。
本発明のポリアミド組成物に配合される低結晶性エチレ
ン・α−オレフィン・ジエン共ffi 合体(C)は、
その結晶化度が40%塚下の範囲にあり、かつその13
5°Cのデカリン中における極限粘度〔η〕が0.5な
いし7d(!/gの範囲にあることが必要であり、さら
にはその結晶化度が30%以下の範囲にあり、かつその
極限粘度〔η〕が0.7ないし5cl/gの範囲にある
ものが好ましい。また、該低結晶性エチレン・α−オレ
フィン・ジエン共重合体の他の物性に関しては、エチレ
ン成分単位の含有率が通常95ないし50モル%、好ま
しくは90ないし35モル%、α−オレフィン成分単位
の含有率が通常5ないし70モル%、好ましくは10な
いしろ5モル%およびジエン成分単位が通常0.05な
いし15モル%、好ましくは0.5ないし10モル%の
範囲にあり、ガラス転移温度が通常−10°C以下、好
ましくは一20°C以下の範囲にある。該低結晶性エチ
レン・α−オレフィン・ジエン共重合体の結晶化度が4
0%より高くなると、ポリアミド組成物の耐衝撃性の改
善効果が低下するようになる。また、該低結晶性エチレ
ン・α−オレフィン・ジエン共重合体の135°Cのデ
カリン中における極限粘度が0.5dJl?/gより小
さくなると、ポリアミド組成物の耐衝撃性が低下するよ
うになり、7dl/gより大きくなると、ポリアミド組
成物の耐衝撃性ならびに溶融流動性が低下するようにな
る。ここで、α−オレフィン成分単位としてはエチレン
以外のα−オレフィンであり、プロピレン、1−ブテン
、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキ
セン、1−オクテン、1−ドデセンなどを例示すること
ができる。ジエン成分単位としては、1.4−へキサジ
エン、ジシクロペンタジェン、5−エチリデン−2−ノ
ルボルネン、2,5−ツルボナシエンなどの非共役ジエ
ン成分、ブタジェン、インプレン、ピペリレンなどの共
役ジエン成分などを例示することができる。該低結晶性
エチレン・α−オレフィン・ジエン共重合体としては、
エチレン・プロピレン・1,4−へキサジエン共重合体
、エチレン・プロピレン・ジシクロペンタジェン共重合
体、エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノル
ボルネン共重合体、エチレン、プロピレン、ツルボナシ
エン共重合体、エチレン・1−ブテン・ジシクロペンタ
ジェン共重合体、エチレン・1−ブテン・5−エチリデ
ン−2−ノルボルネン共重合体などを例示することがで
きる。
ン・α−オレフィン・ジエン共ffi 合体(C)は、
その結晶化度が40%塚下の範囲にあり、かつその13
5°Cのデカリン中における極限粘度〔η〕が0.5な
いし7d(!/gの範囲にあることが必要であり、さら
にはその結晶化度が30%以下の範囲にあり、かつその
極限粘度〔η〕が0.7ないし5cl/gの範囲にある
ものが好ましい。また、該低結晶性エチレン・α−オレ
フィン・ジエン共重合体の他の物性に関しては、エチレ
ン成分単位の含有率が通常95ないし50モル%、好ま
しくは90ないし35モル%、α−オレフィン成分単位
の含有率が通常5ないし70モル%、好ましくは10な
いしろ5モル%およびジエン成分単位が通常0.05な
いし15モル%、好ましくは0.5ないし10モル%の
範囲にあり、ガラス転移温度が通常−10°C以下、好
ましくは一20°C以下の範囲にある。該低結晶性エチ
レン・α−オレフィン・ジエン共重合体の結晶化度が4
0%より高くなると、ポリアミド組成物の耐衝撃性の改
善効果が低下するようになる。また、該低結晶性エチレ
ン・α−オレフィン・ジエン共重合体の135°Cのデ
カリン中における極限粘度が0.5dJl?/gより小
さくなると、ポリアミド組成物の耐衝撃性が低下するよ
うになり、7dl/gより大きくなると、ポリアミド組
成物の耐衝撃性ならびに溶融流動性が低下するようにな
る。ここで、α−オレフィン成分単位としてはエチレン
以外のα−オレフィンであり、プロピレン、1−ブテン
、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキ
セン、1−オクテン、1−ドデセンなどを例示すること
ができる。ジエン成分単位としては、1.4−へキサジ
エン、ジシクロペンタジェン、5−エチリデン−2−ノ
ルボルネン、2,5−ツルボナシエンなどの非共役ジエ
ン成分、ブタジェン、インプレン、ピペリレンなどの共
役ジエン成分などを例示することができる。該低結晶性
エチレン・α−オレフィン・ジエン共重合体としては、
エチレン・プロピレン・1,4−へキサジエン共重合体
、エチレン・プロピレン・ジシクロペンタジェン共重合
体、エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノル
ボルネン共重合体、エチレン、プロピレン、ツルボナシ
エン共重合体、エチレン・1−ブテン・ジシクロペンタ
ジェン共重合体、エチレン・1−ブテン・5−エチリデ
ン−2−ノルボルネン共重合体などを例示することがで
きる。
本発明のポリアミド組成物において、該変性低結晶性エ
チレン・α−オレフィン共重合体CB)と該低結晶性エ
チレン・α−オレフィン・ジエン共重合体(C)とをポ
リアミドに配合する際には、両者の135°Cのデカリ
ンにおける極限粘度〔η〕の比、〔η〕B/〔η〕C の値を通常0.1ないし10、さらには0.2ないし5
の範囲に調整することが好ましい。
チレン・α−オレフィン共重合体CB)と該低結晶性エ
チレン・α−オレフィン・ジエン共重合体(C)とをポ
リアミドに配合する際には、両者の135°Cのデカリ
ンにおける極限粘度〔η〕の比、〔η〕B/〔η〕C の値を通常0.1ないし10、さらには0.2ないし5
の範囲に調整することが好ましい。
本発明のポリアミド組成物において、前記ポリアミド(
A)の1o offi@部に対する前記変性低結晶性エ
チレン・α−オレフィン共重合体CB)の配合割合は1
ないし100重量部の範囲にあることが必要であり、さ
らに好ましくは5ないし80重量部、とくに好ましくは
5ないし50重量部の範囲にある。前記変性低結晶性エ
チレン・α−オレフィン共重合体の配合割合が100重
量部より多くなると、ポリアミド組成物の剛性および溶
融流動性が低下するようになり、1重量部より小なくな
ると、ポリアミド組成物の耐衝撃性、耐ストレスクラッ
ク性および耐水性が低下するようになる。また、前記ポ
リアミド(A)の100重量部に対する前記低結晶性エ
チレン・α−オレフィン・ジエン共重合体(C)の配合
割合は1ないし100M量部の範囲にあることが必要で
あり、さらに好ましくはらないし80重量部、とくに好
ましくはらないし50重量部の範囲にある。
A)の1o offi@部に対する前記変性低結晶性エ
チレン・α−オレフィン共重合体CB)の配合割合は1
ないし100重量部の範囲にあることが必要であり、さ
らに好ましくは5ないし80重量部、とくに好ましくは
5ないし50重量部の範囲にある。前記変性低結晶性エ
チレン・α−オレフィン共重合体の配合割合が100重
量部より多くなると、ポリアミド組成物の剛性および溶
融流動性が低下するようになり、1重量部より小なくな
ると、ポリアミド組成物の耐衝撃性、耐ストレスクラッ
ク性および耐水性が低下するようになる。また、前記ポ
リアミド(A)の100重量部に対する前記低結晶性エ
チレン・α−オレフィン・ジエン共重合体(C)の配合
割合は1ないし100M量部の範囲にあることが必要で
あり、さらに好ましくはらないし80重量部、とくに好
ましくはらないし50重量部の範囲にある。
前記低結晶性エチレン・α−オレフィン・ジエン共重合
体の配合割合が100重量部より多くなると、ポリアミ
ド組成物の剛性および溶融流動性が低下、することにな
り、1重量部より少なくなると、ポリアミド組成物の耐
衝撃性、耐ストレスクラック性および耐水性が低下する
ようになる。また、本発明のポリアミド組成物において
、前記変性低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体
(B)100重量部に対する前記低結晶性エチレン・α
−オレフィン・ジエン共重合体(C)の配合割合は通常
5ないし2000重量部、好ましくは1oないし150
0重量部の範囲である。さらに、本発明のポリアミド組
成物において、前記変性低結晶性エチレン・α−オレフ
ィン共重合体(B)および前記低結晶性エチレン・α−
オレフィン・ジエン共重合体(C)の合計JELに対す
るグラフト共重合した前記不飽和カルボン酸またはその
誘導体成分単位の割合は通常0.02ないし7重量%、
好ましくは0.05ないし5重量%の範囲である。
体の配合割合が100重量部より多くなると、ポリアミ
ド組成物の剛性および溶融流動性が低下、することにな
り、1重量部より少なくなると、ポリアミド組成物の耐
衝撃性、耐ストレスクラック性および耐水性が低下する
ようになる。また、本発明のポリアミド組成物において
、前記変性低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体
(B)100重量部に対する前記低結晶性エチレン・α
−オレフィン・ジエン共重合体(C)の配合割合は通常
5ないし2000重量部、好ましくは1oないし150
0重量部の範囲である。さらに、本発明のポリアミド組
成物において、前記変性低結晶性エチレン・α−オレフ
ィン共重合体(B)および前記低結晶性エチレン・α−
オレフィン・ジエン共重合体(C)の合計JELに対す
るグラフト共重合した前記不飽和カルボン酸またはその
誘導体成分単位の割合は通常0.02ないし7重量%、
好ましくは0.05ないし5重量%の範囲である。
本発明のポリアミド組成物には、前記必須の三成分の他
に必要に応じて酸化防止剤、紫外線吸収剤、光保護剤、
亜燐酸塩安定剤、過酸化物分解剤、塩基性補助剤、増核
剤、可塑剤、潤滑剤、帯電防止剤、難燃剤、顔料、染料
、カーボンブラック、アスベスト、ガラス繊維、チタン
酸カリウィスカー、雲母、カリオン、タルク、シリカ、
シリカアルミナなどの充填剤を配合することも可能であ
る。
に必要に応じて酸化防止剤、紫外線吸収剤、光保護剤、
亜燐酸塩安定剤、過酸化物分解剤、塩基性補助剤、増核
剤、可塑剤、潤滑剤、帯電防止剤、難燃剤、顔料、染料
、カーボンブラック、アスベスト、ガラス繊維、チタン
酸カリウィスカー、雲母、カリオン、タルク、シリカ、
シリカアルミナなどの充填剤を配合することも可能であ
る。
さらに、本発明の組成物には、その物性を損わない範囲
において他の重合体を配合することもてきる。これらの
添加剤の配合割合は適宜の範囲である。
において他の重合体を配合することもてきる。これらの
添加剤の配合割合は適宜の範囲である。
本発明のポリアミド組成物は、種々の方法で溶融混合す
ることにより調製される。たとえば必須の二成分を予備
混合した後に、残りの他の成分と混合したり、同時に必
須の三成分と他の残りの成分とを混合する方法があげら
れる。−また、これらの任意の段階で必要に応じて前記
添加剤、たとえば酸化防止剤などを添加することもでき
る。
ることにより調製される。たとえば必須の二成分を予備
混合した後に、残りの他の成分と混合したり、同時に必
須の三成分と他の残りの成分とを混合する方法があげら
れる。−また、これらの任意の段階で必要に応じて前記
添加剤、たとえば酸化防止剤などを添加することもでき
る。
本発明のポリアミド組成物はその剛性、耐衝撃性、耐水
性などの諸性質に優れている。その中でも組成物を製造
するに際して、(B)成分および(C)成分を予備的に
溶融混合した予備混合物に、ポリアミド(A)成分を溶
融混合することによって得られる組成物はとくにその性
能が優れている。
性などの諸性質に優れている。その中でも組成物を製造
するに際して、(B)成分および(C)成分を予備的に
溶融混合した予備混合物に、ポリアミド(A)成分を溶
融混合することによって得られる組成物はとくにその性
能が優れている。
本発明の組成物の溶融流動性〔メルト70−レート(ム
”R%235°C,1000g荷重)〕は、通常0.+
ないし500g/10m1n、好ましくは0.2ないし
io。
”R%235°C,1000g荷重)〕は、通常0.+
ないし500g/10m1n、好ましくは0.2ないし
io。
g/10m1nの範囲である。
本発明のポリアミド組成物は、従来から公知の種々の溶
融成形法により、種4の形状に成形される。たとえば射
出成形、押出成形、圧縮成形、発泡成形などの方法が挙
げられ、自動車用部品、電機器具、電機部品をはじめと
する広い用途に利用される。
融成形法により、種4の形状に成形される。たとえば射
出成形、押出成形、圧縮成形、発泡成形などの方法が挙
げられ、自動車用部品、電機器具、電機部品をはじめと
する広い用途に利用される。
次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。なお
、実施例および比較例において、結晶化度および極限粘
度〔η〕は次の方法で測定した。
、実施例および比較例において、結晶化度および極限粘
度〔η〕は次の方法で測定した。
結晶化度:26°CでX線回折法により求めた。
極限粘度〔η):+35”Cのデカリン中にて求めた。
実施例1
無水マレイン酸変性エチレン・プロピレン共重合体〔プ
ロピレン含量20モル%、〔η) 2.45 d l!
/gs冒度0.86 g/Cm’、結晶化度14%、無
水マレイン酸単位台@:基剤共重合体ioo重量部に対
して1.0重量部〕とエチレン・プロピレン・ジエン共
重合体〔プロピレン含量67モル%、BNB含jR2・
6モ/V%、〔η〕1.53αl/g1密度0.86
g、/c1tr3、結晶化度11%〕を、表1に示す割
合になる様に、3ommφ押出機(L/D=28.23
0”C)により予’Jm混合した。
ロピレン含量20モル%、〔η) 2.45 d l!
/gs冒度0.86 g/Cm’、結晶化度14%、無
水マレイン酸単位台@:基剤共重合体ioo重量部に対
して1.0重量部〕とエチレン・プロピレン・ジエン共
重合体〔プロピレン含量67モル%、BNB含jR2・
6モ/V%、〔η〕1.53αl/g1密度0.86
g、/c1tr3、結晶化度11%〕を、表1に示す割
合になる様に、3ommφ押出機(L/D=28.23
0”C)により予’Jm混合した。
つづいて、この子1+iif 混合品とナイLIン6〔
東しく株)製、アミランCM +021 XF、 MF
I< 5.74g/10m1n、Q条件〕を表1に示す
’i’uj台になる様に混合し、2種のベレットからな
るトライブレンド物を調製した。さらに、260°Cに
設定した一軸押出磯(■、、、/ p−28,30mm
φ)に供給し、メルトブレンド物(ベレット状)を調製
した。該ペレットを1(]0°Cで1昼夜真空乾燥した
のち、下記条件でq・1出成型を行い、物性測定用スベ
シメンを作成した。
東しく株)製、アミランCM +021 XF、 MF
I< 5.74g/10m1n、Q条件〕を表1に示す
’i’uj台になる様に混合し、2種のベレットからな
るトライブレンド物を調製した。さらに、260°Cに
設定した一軸押出磯(■、、、/ p−28,30mm
φ)に供給し、メルトブレンド物(ベレット状)を調製
した。該ペレットを1(]0°Cで1昼夜真空乾燥した
のち、下記条件でq・1出成型を行い、物性測定用スベ
シメンを作成した。
シリンダ一温度 260’C
射出圧力 650にIJ/L−Jノ12射出時間
10sec 金型温度 80゛C 続いて、下記の方法により物性評価を行った。
10sec 金型温度 80゛C 続いて、下記の方法により物性評価を行った。
MFR測定: ASTM D−1238−79Q条件で
1lFRを測定した。
1lFRを測定した。
曲げ試験=1/8“厚みの試験片を用い、ASTM D
790−80により曲げ弾性率FM(kg/an2
)、曲げ降伏強度F S (kg/cm2)を測定した
。なお、試験片の状態調節は23°C150%RHの恒
温恒湿室で3日行った。
790−80により曲げ弾性率FM(kg/an2
)、曲げ降伏強度F S (kg/cm2)を測定した
。なお、試験片の状態調節は23°C150%RHの恒
温恒湿室で3日行った。
落錘衝撃強度ニー60°Cにおいて水平に1行いた試験
片(直径50mmφ、厚みC2mm )に9Qo11の
高さから一定形状の錘を落下させ、錘の重量を変化させ
ることにより、一定枚数の試験片の50%が破懐するに
要する錘の重用(g)にて落錘&撃強度を評価した。な
お、試験片の状態調節は23”C150%RHの恒Δ・
lt恒湿室でろC1行った。
片(直径50mmφ、厚みC2mm )に9Qo11の
高さから一定形状の錘を落下させ、錘の重量を変化させ
ることにより、一定枚数の試験片の50%が破懐するに
要する錘の重用(g)にて落錘&撃強度を評価した。な
お、試験片の状態調節は23”C150%RHの恒Δ・
lt恒湿室でろC1行った。
アイゾツト衝撃強度:1/8“厚みの試験を用い、AS
TM D256により−40°Cノツチ付きアイゾツト
衝撃強度を測定した。試験片の状態調節は26℃、50
%RHの恒温恒湿室で5日行った。
TM D256により−40°Cノツチ付きアイゾツト
衝撃強度を測定した。試験片の状態調節は26℃、50
%RHの恒温恒湿室で5日行った。
吸水試験: As′rMD570に従い、試験片(直径
2インチ、厚み1/8インチ)を100°Cで24時間
乾燥後、50’C水中で48時間1吸水試験を行い、試
験片の重量変化率から吸水率(%)を求めた。
2インチ、厚み1/8インチ)を100°Cで24時間
乾燥後、50’C水中で48時間1吸水試験を行い、試
験片の重量変化率から吸水率(%)を求めた。
結果を表1に示した。
実施例2ないし12、比較例1ないし4表1に示した変
性低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体(B)お
よび低結晶性エチレン・α−オレフィン・ジエン共重合
体(C)を表1に示した割合で用いる他は実施例1と同
様の方法でブレンド物を調製し物性を測定した。。その
結果を表1に示した。なお、変性低結晶性エチレン・α
−オレフィン共重合体(B)および低結晶性エチレン°
α−オレフィン・ジエン共重合体(C)を配合しなかっ
た場合のポリアミドの物性をも表1に示した(比較例1
)。
性低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体(B)お
よび低結晶性エチレン・α−オレフィン・ジエン共重合
体(C)を表1に示した割合で用いる他は実施例1と同
様の方法でブレンド物を調製し物性を測定した。。その
結果を表1に示した。なお、変性低結晶性エチレン・α
−オレフィン共重合体(B)および低結晶性エチレン°
α−オレフィン・ジエン共重合体(C)を配合しなかっ
た場合のポリアミドの物性をも表1に示した(比較例1
)。
Claims (1)
- (1) ポリアミド(N1変性低結晶性エチレン・α
−オレフィン共重合体(B)および低結晶性エチレン・
α−オレフィン・ジエン共重合体(c) t−含むポリ
アミド組成物であって、 〔i〕 該組成物中の各成分の組成が、該ポリアミド
(A)100重量部に対して該変性低結晶性エチレン・
α−オレフィン共重合体(B)カ1ないし100重量部
の範囲にあり、該低結晶性エチレン・α−オレフィン・
ジエン共重合体(C)が1ないし100重緻部の範囲に
あること、(ii:) 該変性低結晶性エチレン・α
−オレフィン共重合体(B)が、エチレン成分単位を主
成分とする基剤低結晶性エチレン・α−オレフィン共重
合体100重量部に対して不飽和カルボン酸またはその
誘導体成分単位を0.01ないし10重量部の範囲でグ
ラフト共重合してなり、その結晶化度が40%以下の範
囲にあり、かつ155℃のデカリン中における極限粘度
〔η〕が0.5ないし7dβ/gの範囲にあること、お
よび (tit) ti低結晶性エチレン・α−オレフィン・
ジエン共重合体(C)の結晶化度が40%以下の範囲に
あり、かつ165°Cのデカリン中における極限粘度〔
η〕が0.5ないし7d6/gの範囲にあること、 を特徴とするポリアミド組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP177983A JPS59126463A (ja) | 1983-01-11 | 1983-01-11 | ポリアミド組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP177983A JPS59126463A (ja) | 1983-01-11 | 1983-01-11 | ポリアミド組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59126463A true JPS59126463A (ja) | 1984-07-21 |
JPH0414136B2 JPH0414136B2 (ja) | 1992-03-11 |
Family
ID=11511058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP177983A Granted JPS59126463A (ja) | 1983-01-11 | 1983-01-11 | ポリアミド組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59126463A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61246254A (ja) * | 1985-02-15 | 1986-11-01 | スタミカ−ボン・ベスロ−テン・ベンノ−トシヤツプ | 耐衝撃性熱可塑性ポリアミド組成物 |
US5230834A (en) * | 1989-05-30 | 1993-07-27 | Exxon Chemical Patents Inc. | Viscosity stable multifunctional viscosity index modifier additives derived from amido amines |
JP2008508401A (ja) * | 2004-07-29 | 2008-03-21 | ソルヴェイ アドバンスド ポリマーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー | 衝撃改良ポリアミド組成物 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55165952A (en) * | 1979-06-14 | 1980-12-24 | Unitika Ltd | Polyamide composition |
JPS57200448A (en) * | 1981-06-03 | 1982-12-08 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | Polyamide resin composition |
-
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JPH0414136B2 (ja) | 1992-03-11 |
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