JPS5991148A - ポリアミド組成物 - Google Patents

ポリアミド組成物

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JPS5991148A
JPS5991148A JP19978482A JP19978482A JPS5991148A JP S5991148 A JPS5991148 A JP S5991148A JP 19978482 A JP19978482 A JP 19978482A JP 19978482 A JP19978482 A JP 19978482A JP S5991148 A JPS5991148 A JP S5991148A
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ethylene
copolymer
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olefin copolymer
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JP19978482A
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Riichiro Nagano
長野 理一郎
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、剛性、耐衝撃性、耐塩水性に優れたポリアミ
ド樹脂の組成物に1謁する。
ポリアミド樹脂は、その優れた物性により工ンジニアリ
ングプラスチックとして大きな需要が期待されている。
しかし、低温耐衝撃性、耐水性、耐塩水性などの性能が
十分とは言えず、その改良が望まれている。アイゾツト
衝撃強度などの耐衝撃性を改良する方法として、たとえ
ば特公昭42−12546号公報、特公昭55−441
08号公報、特開昭55−9661号公報、特開昭55
−9662号公報などの先行技術文献には、ポリアミド
樹脂にα、β−不飽昶カルポン酸をグラフトL7’tエ
チレン・α−オレフィン共重合体を配合する方法が提案
されている。これらの先行技術文献伏に提案された組成
物は、いずれもアイゾツト衝撃強度などの耐衝撃性を改
良すると、剛性かに3!<低下すると共に、低温での落
錘衝撃強度に関しても不十分であり、成形品の耐低温衝
撃性に劣るようになるという欠点がある。また、これら
の組成物は種々のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金
属塩などの塩水接触条件下では耐水性、とくに耐加水分
解性に劣り、このような性能の要求される分野、とくに
自動車用部品等への利用も制限されていた。
牛た、ポリアミド樹脂の吸湿性などの耐水性ああろい1
は耐塩水性を向上させる方法として、特開昭53−80
01.4号公報、特開昭5/)−167751号公ヤれ
特開昭56−109247号公報、特開昭56−1つ7
451号公報に、ld 、ポリアミド樹脂に1成分とし
てエチレン・α、β−不飽和不飽和モノノルポン酸共重
合体中和物オノマー樹脂)を配合する方法が提案されて
いる。これらの先行技術文献に提案された組成物は吸水
性、耐塩水分解性などの耐水性を改善することができて
も、アイゾツト衝撃強度などの耐衝撃性、とくに耐低温
衝撃性の改良効果の点では劣っているという欠点がある
本発明者らは、優れた性能のポリアミド樹脂組成物紮開
発するための方法を検討し/こ結果、ポリアミド樹脂に
対して、特定量の変性エチレン・α−オレフィン共重合
体および特定量のエチレン・α、β−、β−モノカルボ
ン酸共重合体の中和物を配合した組成物は、剛性が1は
ど低下することなく、アイゾツト衝撃強度、低温での落
錘衝撃強度などの耐衝撃性、耐ストレスクラック性が改
善されかつ吸水性、塩水条件下における耐塩水分解性な
どの耐水性が著しく改善されることを見出し、本発明に
到達した。
本発明を概説すれば、 本発明は、ポリアミド広)、変性エチレン・α−オレフ
ィン共重合体(B)およびエチレン ・α、β−、β−
モノカルボン酸共重合体の中和物(C)の3成分會含有
するポリアミド組成物であって、 〔I〕  該ポリアミド組成物の中の各成分の組成が、
該ポリアミド(A) 100重量部に対して該変性エチ
レン・α−オレフィン共重合体0が30を越えて100
重量部の範囲にあり、該エチレン・α、β−、β−モノ
カルポン酸共重合体の中和物0が2ないし100貫量部
の範囲にあること、〔11〕 該変性エチレン・α−オ
レフィン共重合体の)が、エチレン40ないし93モル
%とα−オレフィン60ないし7モル%からなるエチレ
ン・α−オレフィン共重合体IL)0重量部に対して不
飽和ジカルボン酸またはその誘導体から選ばれるグラフ
トモノマーを0.05ないし10重量部グラフト共重合
してなり、デカリン溶媒中で165℃で測定した極限粘
度[η〕が0.5ないし4dt/gの範囲にあり、その
結晶化度が0ないし35%の範囲にちり、かつその分子
量分布(Mw/Mn)が1ないし10の範囲にあること
、および 〔mJ  該エチレン・α、β−、β−カルボン酸共重
合体の中和物0が、エチレンとα、β−、β−モノカル
ボン酸1ないし25モル%からなる共重合体のカルボキ
シル基の少なくとも5%以上が金属イオンまたdアンモ
ニウムイオンにより中和されており、メルトフローレー
) (MFR(190℃)〕が0.1ないし1000y
/10關の範囲にあること、 全特徴とする組成物、を要旨とするものである。
本発明の組成物に2いて使用されるポリアミド(A)は
、成形品を生成するに充分な分子量のものであり、4な
いし12個の炭素原子を有する飽和有機ジカルボン酸と
2ないし15個の炭素原子を有する有機ジアミンとを等
モル量縮合させることによって製造するととができる。
ここで、必要に応じてジアミンをポリアミド中でカルボ
キシル基末端よりもアミノ基末端が過剰となるように使
用することもできるし、逆にカルボキシル基が過剰とな
るようにジカルボン酸を使用することもできる。′!f
、た、同様にエステル、酸塩化物、アミン塩等の如き該
アミンおよび酸を生成する誘導体およびアミンを生成す
る誘導体からこれらのポリアミドを製造することもでき
る。ポリアミドを製造するのに使用される代表的なジカ
ルボン酸としてはアジピン酸、ピメリン酸、ヌペリン酸
、セパシン酸およびドデカンニ酸がある。一方、代表的
なジアミンにはへキサメチレンジアミンおよびオクタメ
チレンジアミンがある。さらに、ポリアミドはラクタム
の自己縮合によってもまた製造し得る。
ポリアミドの例としては、ポリヘキサメチレンアジパミ
ド(6,6ナイロン)、ポリへキサメチレンアゼラアミ
ド<6.9ナイロン)、ポリヘキサメチレンアジパミド
(6,10ナイロン)およびポリへキサメチレンドデカ
ノアミド(6,12ナイロン)、ポリビス(4−アミノ
シクロヘキシル)メタンドデカノアミド、またはラクタ
ム類の開環によって製造されるポリアミド、すなわちポ
リカプロラクタム(6ナイロン)、ポリマウリツクラク
タムまたはポリ−11−アミノウンデカン酸がちる。前
記のポリアミドを製造るのに使用される少なくとも2種
のアミンまたは酸の重合によって製造されるポリアミド
、例えば、アジピン酸およびイソフタル酸およびヘキサ
メチレンジアミンから作られるポリマーを使用すること
も可能である。6.6ナイロンおよび6ナイロンの混合
物の如きポリアミドの配合物を使用することも可能であ
る。本発明において使用される縮合ポリアミドは、好ま
しくは、ポリヘキサメチレンアジパミド(6,6ナイロ
ン)またはポリヘキサメチレンアジパミド(6,9ナイ
ロン)およびポリカプロラクタム(6ナイロン)である
本発明の組成物に配合される変性エチレン・α−オレフ
ィン共重合体(B)は特定の性状を有する低結晶性ない
しは非品性のエチレン・α−オレフイ7− ン共重合体に特定量の不飽和ジカルボン酸またはその誘
導体から選ばれるグラフトモノマーをグラフト共重合し
た変性エチレン・α−オレフィン共重合体である。グラ
フト変性に供されるエチレン・α−オレフィン共重合体
は、エチレン含量が40ないし93モル%の範囲である
ことが必要であり、さらには60ないし93モル%の範
囲にあることが好ましい。該エチレン−α−オレフィン
共重合体のエチレン含量が93モル%より大きくなって
もまたは40モル%よりも小さくなっても該エチレン・
α−オレフィン共重合体は高結晶性とナリ、該共重合体
のグラフト変性物を後記する0と組合せてポリアミドに
配合しても、組成物の耐衝撃性、耐水性および耐塩水性
の改良効果が十分とはいえない。また、該エチレン・α
−オレフィン共重合体のデカリン溶媒中で135℃で測
定した極限粘度〔ηJは通常0.5ないし4 az /
 g、とくに0.8ないし3 t51.7 gの範囲に
あることが好ましく、またその分子量分布(iw/富n
)は通常1ないし10、好ましくは1ないし8の範囲に
ある。また、該エチレン・α−オ8− レフイン共重合体の密度は通常0.92 g /d以下
、さらに好ましくは0.86ないし0.909/crl
の範囲にある。さらに該エチレン・α−オレフィン共重
合体は低結晶性ないしは非品性であり、その結晶化度は
通常0ないし35%の範囲であり、好ましくは0ないし
30%の範囲である。
該エチレン・α−オレフィン共重合体を構成するα−オ
レフィン成分単位としては、プロピレン、1−ブテン、
1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−デセン
、1−へキサデセン、1−アイコセンなどを例示するこ
とができ、これらの1種または2種以上の混合物である
。該エチレン・α−オレフィン共重合体は通常エチレン
成分とα−オレフィンとの共重合体であるが、場合によ
っては微量、たとえば0.5モル%以下の範囲でジエン
成分を含有しても差しつかえない。
本発明の組成物に配合される変性エチレン・α−オレフ
ィン共重合体の)は、前記エチレン・α−オレフィン共
重合体に不飽和ジカルボン酸またはそのグラフトモノマ
ーがグラフト共重合された変性エチレン・α−オレフィ
ン共重合体である。該グラフトモノマーのグラフト割合
は、前記エチレン・α−オレフィン共重合体100重量
部に対して0.05ないし10重量部の範囲にあること
が必要であり、さらには0.08ないし5重量部の範囲
にあることが好ましい。該グラフトモノマーのグラフト
割合が0.05重量部より小さくなると、アイゾツト衝
撃強度、低温衝撃強度などの耐衝撃性が低下するように
なり、10重量部より多くなると衝撃強度、動性、耐水
性が低下するようになる。また、該変性エチレン・α−
オレフィン共重合体03)のデカリン溶媒中で165℃
で測定した極限粘度〔η〕は0.5ないし4 dz /
 gの範囲にあることが必要であり、さらに0.8な電
ハし3 az / gの範囲にあることが好ましい。該
変性エチレン・α−オレフィン共重合体の極限粘度〔η
〕がLl、5dt/9より小さくなると、組成物から作
成された成形体のアイゾツト衝撃強度、低温耐衝撃性な
どの耐衝撃性および耐水性が低下するようになり、4(
11,7gよシ大きくなると耐衝撃性が低下するように
なる。さらに、該変性エチレン・α−オレフィン共重合
体のx緋回折によって測定した結晶化度は0ないし35
%の範囲にあることが必要であり、好ましくは0ないし
60%の範囲にある。該変性エチレン・α−オレフィン
共重合体の結晶化度が65%より大きくなると、組成物
の耐衝撃性、耐水性および耐塩水性に劣るようになる。
また、該変性エチレン・α−オレフィン共重合体の分子
量分布0ム/「n)は1ないし10の範囲にあることが
必要であり、さらには1ないし8の範囲にあることが好
ましい。該変性エチレン・α−オレフィン共重合体の分
子量分布が10より大きくなると、組成物の耐衝撃性が
劣るようになる。
該変性エチレン・α−オレフィン共重合体の分子量分布
は小ざいほど性能が良く好ましい。さらに該変性エチレ
ン・α−オレフィン共重合体のff1lKは通常U、8
6ないし0.93%71好ましくは0.87ないしCJ
、91g/cr/Iの範囲である。
該変性エチレン・α−オレフィン共重合体を構成するグ
ラフトモノマー成分の不飽和ジカルボン酸またはその誘
導体としては、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、
シトラコン酸、テトラヒドロフタル酸、メチルテトラヒ
ドロフタル酸、エンドシス−ビシクロ[2,2,13ヘ
プト−5−エン−2,3−ジカルボン酸(ナジック酸■
)、メチル−エンドシス−ビシクロ[2,2,1,]]
ヘプトー5−エンー2,3−ジカルボン酸メチルナジッ
ク酸■)などの不飽和ジカルボン酸、該不飽和ジカルボ
ン酸の酸ハライド、アミド、イミド、酸無水物、エステ
ルなどの不飽和ジカルボン酸の誘導体が挙げられ、具体
的には、塩化マノニル、マレイミド、無水マレイン酸、
無水シトラコン酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸
ジメチル、グリシジルマレエートなどが例示される。こ
れらの甲では、不飽和ジカルボン酸またはその酸無水物
が好適であり、とくにマレイン酸、ナジック酸またはこ
れらの酸無水物が好適である。
該不飽和ジカルボン酸またはその誘導体から選ばれるグ
ラフトモノマーをエチレン・α−オレフィン共重合体に
グラフト共重合して前記エチレン・α−オレフィン共重
合体を製造するには、従来公知の種々の方法を採用する
ことができる。たとえば、エチレン・a−オレフィン共
重合体を溶融さナグラフトモノマーを添加してグラフト
共重合させる方法あるいは溶媒に溶解さ1tグラフトモ
ノマーを添加してグラフト共重合させる方法がある。
いずれの場合にも前記グラフトモノマーを効率よくグラ
フト共重合させろためには、ラジカル開始剤の存在下に
反応を実施することが好ましい。グラフト反応は通常6
0ないし350℃の温度で行われる。ラジカル開始剤の
使用割合はエチレン・α−オレフィン共重合体100重
量部に対して通常0.01ないし20重量部の範囲であ
る。ラジカル開始剤としては有機ペルオキシド、有機ベ
ルエステル、アゾ化合物、たとえばベンゾイルペルオキ
シド、ジクロルヘンソイルペルオキシド、ジクミルペル
オキシド、ジクミルペルオキシド、ジーtert−プチ
ルベルオ牛シト、2.5−ジメチル−2,5−ジ(ペル
オキシベンゾエート)ヘキシン−3,1,4−ビス(t
er t−ブチルベルオキソイソプロピル)ベンゼン、
ラウロイルベルオキシド、tert−1fルペルアセテ
ート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチ
ルペルオキシ)ヘキシン−3,、2,5−ジメチル−2
,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン、t
ert−ブチルペルベンゾエート、tert−ブチルペ
ルイソブチレート、tert−ブチルペルーsec −
オクトエート、tert−ブチルペルピバレート、クミ
ルペルピバレートおよヒtert−ブチルベルジエチル
アセテート、アゾビスイソブチロニトリル、ジメチルア
ゾイソブチレートがある。これらのうちではジクミルペ
ルオキシド、ジーtert−ブチルペルオキシド、2,
5−ジ(tert−7”チルペルオキシ)ヘキシン−3
,2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペ
ルオキシ)ヘキサン、1,4−ビス(tert−−y”
チルペルオキシイソプロピル)ベンゼンなどのジアルキ
ルペルオキシドが好ましい。
本発明の組成物を構成するエチレン・α、β−不飽和モ
ノカルポン酸共重合体の中和物0は、エチレントα、β
−不飽和モノカルポン酸25ナイL、1モル%からなる
ランダム共重合体のカルホキクル基の少なくとも5%以
上、好ましくは10%以上が金属イオンまたはアンモニ
ウムイオンにより中和されたものである。また、該エチ
レン共重合体はα、β−不飽和モノカルボン酸以外のビ
ニルモノマーが更に共重合されていても差しつかえない
。該エチレン・α、β−不飽和モノカルポン酸共重合体
のエチレン含量14通常70ないし99モル%の範囲で
りる。そのメルトフローレー) [MFR(’190℃
)Jは0,1ないし1000g/10m#+の範囲にあ
ることが必要であり、さらには0.3ないし200g/
10−の範囲にあることが好ましい。該エチレン・α、
β−不飽和モノカルポン酸共重合体の中和物0のメルト
フローレートが1000.!9/10−より大きくなる
と、組成物から得られる成形体の耐衝’IlrM度、耐
水性が低下するようになり、’ 0.1 g/ 1 (
3wnより小きくなると、組成物から得られた成形体の
耐衝撃強度が低下するようになる。
該エチレン・α、β−不飽和モノカルポン酸共重合体を
構成するα、β−不飽和モノカルポン酸として具体的に
は、たとえばアクリル酸、メタクリル酸をあげることが
できる。また、α、β−不飽和モノカルボン酸以外のビ
ニルモノマーとして、酢酸ビニルおよびメチル(メタ)
アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、イソブチ
ル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリレート類
をあげることができる。また、金属イオンとしては、1
〜6価の原子価を有する金属イオン、とくに元素周期律
表におけるI、 I[、III、IVAおよび■族の1
〜3価の原子価を有する金属イオンであり、具体的には
、Na九に+%Li+、Cu+、Mg六〇a”、Sr六
Ba++、cu++、sn++、Pb++、Fe+′+
、co++、Ni←、Zn”、y”M、 Sc”+、 
Fe”などが挙げられる。
これらの金属イオンは2種以上の混合成分であっても差
し支えないし、アンモニウムイオンとの混合成分であっ
ても差し支えない。該エチレン・α。
β−不飽和モノカルポン酸共重合体の中和物を構成する
α、β−不飽和モノカルポン酸塩成分単位のうちでは、
α、β−不飽和モノカルボン酸のアルカリ金属塩、アル
カリ土類金属塩、亜鉛塩またはアンモニウム塩が好まし
い。
本発明の組成物において、前記ポリアミド■の100重
量部に対する前記変性エチレン・α−オレフィン共重合
体■の配合割合は30を越えて100重量部の範囲にち
ることが必要であり、さらに30を越えて70重量部の
範囲にあることが好ましい。
前記変性エチレン・α−オレフィン共重合体■の配合が
100重景部上り多くなると、組成物から得られた成形
体は剛性、耐油性が劣るようになり耐衝撃性が劣るよう
に)七る。
また% 、+1iJ記ポリアミド(A)100重量部に
対する前記エチレン・α、β−不飽和モノカルボン酸共
重合体の中の中和物(Qの配合割合は2ないし100重
量部の範囲にあることが必要であり―さらには4ないし
70重量部の範囲にあることが好ましい。前記エチレン
・α、β−不飽和モノカルポン酸共重合体の中和物0の
配合割合が100重景部上り多くなると、組成物から得
られた成形体は耐衝撃性、耐水性、耐薬品性(特に耐ア
ルカリ性)に劣るようになり、2重量部より少なくなる
と成形体の耐水性が劣るようになる。
不発明の組成物には、前記必須の三成分の他に必要に応
じて酸化防止剤、紫外線吸収剤、光保護剤、亜燐酸塩安
定剤、過酸化物分解剤、塩基性補助剤、増核剤、OT塑
剤、潤滑剤、帯電防止剤、難燃剤、顔料、染料、カーボ
ンブラック、アスベスト、ガラス繊維、カリオン、タル
ク、シリカ、シリカアルミナなどの充填剤を配合するこ
とも可能である。さらに、本発明の組成物には、その物
性を損わない範囲において他の重合体を配合することも
できる。これらの添加剤の配合割合は適宜の範囲である
本発明の組成物は、種々の方法で溶融混合することによ
り調製される。たとえば任意の必須の二成分を予備混合
した後に、残りの他の成分と混合したり、同時に必須の
三成分を混合する方法があげられる。また、これらの任
意の段階で必要に応じて前記添加剤、たとえば酸化防止
剤などを添加することもできる。
本発明の組成物はその剛性、耐衝撃性、耐水性などの諸
性質に優れている。その中でも、組成物を製造するに際
して、■成分をよび(C)成分を予備的に溶融混合した
予備混合物に、ポリアミド■成分を溶融混合することに
よって得られる組成物はとくにその性能が優れている。
本発明の組成物の溶融流動性〔メルトフローレ−) (
MFR,235℃、2.16kg荷重)〕は、通常0.
1ないし500.!9/10聞、好ましくは0.2ない
し1〔10g/10を虜の範囲である。
本発明の組成’fllJ (”:L 、従来から公知の
種々の溶融成形法により、極々の形状に成形されろ。友
とえば射出成形、押出成形、圧縮成形、発泡成形などの
方法が挙げられ、自動車用部品、電機器具、電機部品を
はじめとする広い用途に利用される。
次に、本発明を実施例によって具体的に説明する0 実施例1゜ ナイロン6〔東しく株)!8!、アミランCM−101
7XF%MFR41g/ 10分、Q条件〕、無水マレ
イン酸変性エチレン・1−ブテン共重合体〔エチレン含
量92モル%、MFR1qo℃l 19/ 1’0分、
密度0,90.p/i、結晶化度17%、分子量分布(
Miw/R7n ) 6、無水マレイン酸単位含量基剤
エチレン・1−ブテン共重合体100重量部に対して0
.5重量部〕および高圧法により得られたエチレン・メ
タクリル酸・インブチルメタクリレート6元ランダム共
重合体(メタクリル酸単位含量3.7モル%、インブチ
ルメタクリレート単位含量2.3モル%、MFRno−
c55g/10分)のZn中和物(中和度70%、MF
Rl、0)を表1に示す割合で混合し、3種類のペレッ
トからなるトライブレンド物を調製した。さらに、26
0℃に設定した一軸押出機(L/D28.30mm51
)に供給し、メルトブレンド物(ペレット状)を調製し
た。該ペレットを100℃で1昼夜真空乾燥したのち、
下記条件で射出成型全行い、物性測定用スペシメンを作
成した。
シリンダ一温度 260℃ 射出圧力    650吻/− 射出時間    108eC 金型温度    80℃ 続いて、下記の方法によシ物性評価を行なった。
MFR測定i ASTM D−1238−79Q条件で
VERを測定した。
曲げ試験;1/8″厚みの試験片を用い、ASTM D
−790−80により曲げ弾性率FM(吻/−)、曲げ
降伏強度F’S(呻/C4)を測定した。なお、試験片
の状態調節fd 23℃、50%RHの恒温恒湿室で6
日行なった。
アイゾツト衝撃強度i 1/8’厚みの試験片を用い、
ASTM D−256により一20℃ノツチなしアイゾ
ツト衝撃強度を測定した。試験片の状態調節は23℃、
50%RHの恒温恒湿室で3日行なった。
また、前記メルトブレンドペレットの乾燥品を用いて、
45mm%押出機により、260℃の温度で外径4.7
6mm、肉厚0.64mmのチューブを成型した。
成型チューブt−1日放置後、所定の試験片を採取し、
状態調節を26℃、50%F?Hの恒温恒湿室で1日行
なった。
耐塩化亜鉛性;前記チューブ状試験片をJASOM31
7−73(旧番号7318)の方法に従って26℃の5
0%塩化亜鉛水溶液に浸漬し、亀裂が発生するまでの所
要時間を調べた。
実施例2ないし8、比較例1ないし7

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリアミド(A)、変性エチレン・α−オレフィ
    ン共重合体■およびエチレン・α、β−不砲和モノカル
    ボン酸共重合体の中和物(C)の6成分を含有するポリ
    アミド組成物であって、 〔1」  該ポリアミド組成物の中の各成分の組成が、
    該ポリアミド(A) 100重量部に対して該変性エチ
    レン・α−オレフィン共重合体0が30′ft:越えて
    11〕0重量部の範囲にあり、該エチレン・α、β−不
    飽和モノカルポン酸共重合体の中和物0が2な・ハし1
    00重量部の範囲にあること、 〔IO該変性エチレン・α−オレフィン共重合体(ト)
    が、エチレン40すいし96モル%とα−オレフィン6
    0ないし7モル%かうするエチレン・α−オレフィン共
    重合体11JIJ重量部に対して不飽和ジカルボン酸ま
    たはその誘導体から選ばれるグラフトモノマーを0.[
    ]5ないし10重置部グラフト共重合してなり、デカリ
    ン溶媒中で135℃で測定した極限粘度〔η〕が0,5
    ないし4 cit7gの範囲にあり、その結晶化度が0
    ないし35%の範囲にちり、かつその分子量分布(nw
    /Qn)が1ないし10の範囲にあること、および 〔111〕  該エチレン・α、β−不飽和カルポン酸
    共重合体の中和物(C)が、エチレンとα、β−不飽和
    モノカルボン酸17i:いし25モル%カラなる共重合
    体のカルボキシル基の少なくとも5%以上が金属イオン
    まIfアンモニウ11イオンにより中和されてpす、メ
    ルトフローレh(gFR(190℃う〕が0.1ないし
    1000g/10−の範囲にあること、 を特徴とする組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0661738U (ja) * 1993-02-03 1994-08-30 八千矛化学株式会社 チューブ体の容器の口部
US6075091A (en) * 1995-07-13 2000-06-13 Mitsui Chemicals Inc. Composition of polyamide and acid or anhydride-grafted ethylene/C6-C20 α-olefin copolymer
US7700689B2 (en) * 2006-05-31 2010-04-20 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball material, golf ball and method for preparing golf ball material

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