JPS59115221A

JPS59115221A - 包装機械におけるキヤツプ殺菌方法

Info

Publication number: JPS59115221A
Application number: JP22319082A
Authority: JP
Inventors: 久米　忠明
Original assignee: Shikoku Kakoki Co Ltd
Current assignee: Shikoku Kakoki Co Ltd
Priority date: 1982-12-20
Filing date: 1982-12-20
Publication date: 1984-07-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、たとえば乳製品などの食品を、無菌化の達
成された雰囲気下で充填包装を行なうようにした包装機
械において、容器に被せられるキャップの殺菌をする方
法に関する。

従来、上述のようなキャップの殺菌は、紫外″線うンプ
などを用いて行なう乾式殺菌によるのが一般的である。

この殺菌方法の欠点としては、つぎのようなことが挙げ
られる。すなわち、キャップの形状によっては光線が充
分届かない部分ができてしまい、その部分の殺菌ができ
ないことがある。とくに嵌合溝のような凹凸のあるキャ
ップでは、溝底まで充分光が届かない。また、キャップ
にごみなどが付着していると、ごみにより光線が遮られ
、未殺菌の部分が生じてしまうことなどである。

この発明の目的は、上述の包装機械において、従来の殺
菌方法の欠点を解消し、キャップの完全殺菌を行なうこ
とのできる殺菌方法を提供することにある。

上記目的を達成するために、この発明による包装機械に
おけるキャップ殺菌方法は、無菌チャンバ内をコンベア
により上部開口容器を搬送し、その途中で容器を殺菌し
、これに内容物を充填する包装機械において、キャップ
を無菌チャンバと気密状に連通した殺菌室に供給し、殺
菌室内をコンベアにより搬送し、その途中で殺菌液を空
気とともに噴霧して細かい霧粒とし、これをキャップの
上下から接触させ、その後にキャップを熱風中を通過さ
せて乾燥し、ついでキャップを無菌チャンバに移送して
、内容物が充填された容器に被せることを特徴とするも
のである。

この発明によれば、キャップに上下から殺菌液を噴霧す
るようにしているから、キャップを完全に殺菌すること
ができ、殺菌液は空気とともに噴霧されて細かい霧粒と
なっているから、キャップに液滴となって付着せず、乾
燥を迅速に行なうことができ、殺菌液が噴霧された後に
、キャップが熱風中を通過するので殺菌液を完全に蒸発
除去することができる。こうして、殺菌乾燥されたキャ
ップは、ただちに無菌室へ移送されて容器に被せられる
から、殺菌乾燥後に再び汚染されることがない。さらに
、上記殺菌乾燥は、無菌チャンバと別の殺菌室で行なう
ようにしているので、これに必要な空間時間を自在に゛
設定することができる。

以下、この発明の実施例について、図面を参照して説明
する。

第１図に、包装機械全体の配置構成が示されている。こ
の包装機械は、包装容器として、第２図に示すようにカ
ップ状容器（Ｃ１）およびキャップ〈Ｃ２）を用い、容
器（Ｃ１）およびキトツブ（Ｃ２）の殺菌、内容物充填
、キャップシールなどの一連の作業を連続して自動的に
・行なう。

フロア（Ｆ）に載置されたベッド（Ｂ）上に、無菌チャ
ンバ（１）が設置されている。無菌チャンバ（１）は、
容器移送空間を無菌状態に保持するために外気から遮蔽
するためのもので、容器搬送コンベア（２）を取囲むよ
うにして設置され、かつ清浄空気供給口および排出口（
１Ａ）（ＩＢ）を有する密閉構造のものである。

その内部は、適度な滅菌処理が施されるとともに、実質
的に有効な製品寿命を保証する程度に無菌化された清浄
空気で陽圧に保たれている。

容器搬送コンベア（２）は、無菌チャンバ（１）内部の
垂直面内をエンドレスに循環するチェーンコンベアで、
第２図に示すように、駆動チェーン（３）、このチェー
ン（３）にアタッチメント（４）を介して取付けられた
ホルダプレート（５）、およびホルダプレート（５〉に
設けられた容器ボルダ（６）を備えている。容器ホルダ
（６）は、容器（Ｃ１）の胴部がゆるく挿通され、かつ
口部のフランジが引掛る程度の大きさにつくられた円筒
状のもので、ホルダプレート（５）を上下に貫通して、
これに容器搬送方向に一定間隔で取付けられている。容
器搬送方向は、第１図に矢印（Ａ）で示す。また、この
容器搬送方向（△）を基準として１．容器（Ｃ１）が送
られて進む側を前、これと反対側を後という。

無菌チャンバ（１）後端の頂部には、容器（Ｃ１）を積
み重ねた状態で垂直姿勢に保持した容器供給マガジン（
７）がその下面取出口（７ａ）をチャンバ（１）内に臨
ませるように装備されている。このマガジン（７）の下
方に、昇降自在な容器供給用バキュームヘッド（８）が
配置されている。そして、マガジン（７）の前方に、容
器搬送コンベア（２）の搬送路にそって後より順に、２
つの充填機（９）、キャッピング用バキュームヘッド（
１０）、シール用昇降ヘッド（１１）、容器排出コンベ
ア（１２）がそれぞれ配置されている。２つの充填機（
９）は、１個の容器〈Ｃ１）に対して２回充填を行なう
ためのもので、互いに前後に並べられ、かつその先端ノ
ズル（９ａ）がチャンバ（１）の頂壁を挿通してその内
部を臨むように装備されている。さらに、無菌チャンバ
（１）の頂部には、これらの充填機（９）を挾んでその
後方に容器殺菌室（１３）が、その前方にキャップ殺菌
室（１４）がそれぞれ設けられている。これらの殺菌室
（１３）　　（１４）は、いずれも無菌チャンバ（１）
の頂壁を隔壁としている。容器殺菌室（１３）の隔壁に
は、前後２つの連通口（１５）（１６）が設けられてい
る。これらの連通口（１５）（１６）下方の無菌チャン
バ（１）内には、昇降自在な容器引取用バキュームヘッ
ド（１７）および容器ブツシャ（１８）がそれぞれ配置
されている。これらのバキュームヘッド（１７）および
プンシｔ−（１８）は、連通口（１５）　　（１６）を
挿通して殺菌室（１３）内に進退自在である。一方、キ
ャップ殺菌室（１４）には、隔壁の後方の部分がその前
方より下方に突出しており、この突出部の隔壁゛に、連
通口（１９）が設けられている。また、この殺菌室（１
４）の突出した空間内に上記キャッピング用バキューム
ヘッド（１０）が配置されている。このバキュームヘッ
ド（１０）は、昇降自在かつ反転自在で、連通口（１９
）を通して無菌チャンバ（１）内に進退自在である。

そして、上記殺菌室（１３）　　（１４）内には、それ
ぞれ殺菌コンベア（２０）　　＜２１）　、殺菌液噴射
ノズル（２２）　　（２３）および乾燥室（２４）　　
（２５）が設けられている。また、両殺菌室（１３）　
　（１５）の頂部には、それぞれ殺菌ガス排出管（２６
）（２７）が接続されている。また、キャップ殺菌室（
１４）の頂部には、積層されたキャップ（Ｃ２）を収納
したキャップ供給マガジン（２８）がその下面取出口（
２８ａ）を殺菌室（１４）内に臨ませるように装備され
ている。さらに、このマガジン（２８）下方に、昇降自
在なキャップ供給用バキュームヘッド（２９）が配置さ
れている。

容器およびキャップ殺菌コンベア（２０）　　（２１）
は、いずれも垂直面内をエンドレスに循環するチェーン
コンベアである。容器殺菌コンベア（２０）は、第３図
に示すように、駆動チェーン（３０）にアタッチメント
（３１）を介して搬送方向（第１図に矢印（Ｄ＞で示す
）に一定間隔で取付けられた多数の容器ホルダ（３２）
を備えている。容器ホルダ（３２）は、アタッチメント
（３１）に固定された取付部材（３３）と、この取付部
材（３３）に上端部が水平ピン（３４）で揺動自在に支
持され１字形の容器保持部材（３５）と、これらの取付
部材（３３）と保持部材（３５）との仇に取付けられた
復帰用圧縮コイルばね（３６）とからなる。保持部材（
３５）は取付部材（３３）から左右で対をなして吊り下
げられており、かつ下端部に、内方突出部（３５ａ　）
および垂下部（３５ｂ）を有している。この垂下部（３
５ｂ）は、保持部材開閉用カム（３６）に接触している
。このカム（３６）は、平面から見て先広がりに傾斜し
た接触面（３６ａ）を有し、保持部材（３５）の移送路
の所定位置に固定されている。カム接触面（３６ａ）に
当接した状態で保持部材（３５）が移動すると、同接触
面（３５ａ）が保持部材（３５）を押し拡げることによ
り、保持部材（３５）が略ハの字形に聞いた状態（第３
図に鎖線で示す）になる。こうして、保持部材（３５）
が開閉されることにより、その突出部（３５ａ）で容器
（Ｃ１）を保持し、またその保持が解除される。一方、
キャップ殺菌コンベア（２１）は、第４図に示ずように
、駆動チェーン（３７）　、このチェーン（３７）アタ
ッチメント（３８）を介して取付けられたホルダプレー
ト（３９）およびホルダプレート（３９）に設けられた
キャップボルダ（４ｏ）を備えているホルダプレート（
３９）には、上記バキュームヘッド（２９）の通過孔（
３９ａ）が搬送方向（第１図に矢印（Ｅ）で示す）に一
定間隔であけられている。キャップボルダ（４ｏ）は、
その−側部に断面コ形のキャップ保持用水平溝（，４０
ａ　）　ヲ有Ｌ／、この溝（４０ａ）を内向きにして上
記通過孔（３９ａ）の周囲の複数位置に配置されている
。バキュームヘッド（２９）が通過孔（３９ａ）を挿通
して上昇し、その上限位置でキャップ（Ｃ２）を吸着し
て下降し、その途中でキャップ（Ｃ２）の外周がホルダ
（４０）の溝（４Ｏａ　）内にはめ込まれたときにバキ
ュームヘッド（２９）の吸着が解除されると、キャップ
（Ｃ２）がそのままそこに置き去られることにより、ボ
ルダ（４０）で支持される。こうして、マガジン（２８
）から殺菌コンベア（２１）にキャップ（Ｃ２）が供給
される。

容器およびキレツブ殺菌室（１３）（１４）内に配置さ
れた両膜菌液噴射ノズル（２２）　　（２３＞は、いず
れも殺菌液として所要濃度の過酸化水素水（Ｈ２０２＞
を用い、これを空気とともに噴射リ−るもので、複数の
ものがそれぞれの殺菌コンベア＜２０）　　（２１）の
移送路の上下に対向状に配置されている。なお、キャッ
プ殺菌液噴射ノズル（２３）は、その周・囲が室（４１
）で取囲まれている。この殺菌液噴霧室（４１）を殺菌
コンベア（２１）は通過するようになっている。゛また
、容器およびキャップ乾燥室（２４）　　（２５）は、
いす。

れも内部に熱風を吹きつける乾燥ヒータ（２４ａ　）（
，２５ａ　）を有し、かつ殺菌コンベア（２０）　　（
２１）の搬送方向（Ｄ＞（Ｅ）を基準として、各殺菌ノ
ズル（２２＞　　（２３）が配置された位置の前方で、
その内部を間両コンベア（２０）　　（２１）がそれぞ
れ通過するように配置されている。

つぎに作動について説明する。まず、容器供給用バキュ
ームヘッド（８）が昇降し、かつその吸着が作動および
作動解除されることにより、マガジン（８）に収納され
ていた容器（ｃｌ）は搬送コンベア（２）に供給され、
そのホルダ（６）に保持される。搬送コンベア（２）に
よって容器（Ｃ１）は無菌チャンバ（１）内を前方に搬
送される。容器（Ｃ１）が殺菌室〈１３〉の後部連通口
（１６）の直下まで運ばれてくると、ブツシャ（１８）
が作動して容器（Ｃ１）は連通口（１６）を通って殺菌
室（１３）内に導かれ、殺菌コンベア（２０）のホルダ
（３２）に保持される。

こうして殺菌コンベア（２０）に保持された容器（Ｃ１
）は殺菌室（１３）内を前方に運ばれる。

この移動中において、容器（Ｃ１）は、その上下から噴
射ノズル（２３）によって殺菌液が噴霧されて殺菌され
、ついで乾燥室（２４）内の熱風の中を通過して乾燥さ
れる。このように、容器（Ｃ１）の上下から殺菌剤を噴
霧するようにしているから、容器（Ｃ１）が完全に殺菌
され、かつ殺菌剤を空気とともに噴霧するようにしてい
るから、殺菌剤が微粒化され、容器（Ｃ１）に殺菌剤が
液状となって付着することがなく、乾燥が容易である。

まＲ１乾燥室（２４）を通過することにより、殺菌液は
完全に蒸発除去される。こうして殺菌乾燥された容器（
Ｃ１）が殺菌室（１３〉の前部連通口（１５）の直上ま
で運ばれて（ると、容器（Ｃ１）はホルダ（３２）によ
る保持が解除され、その直下に待機していた容器引取用
バキュームヘッド（１７）に吸着される。

このバキュームヘッド（１７）が下降して、容器（Ｃ２
）は再び搬送コンベア（２）のホルダ（６）で保持され
、さらに前方に運ばれる。充填機（９）の直下に運ばれ
てきた殺菌済の容器（Ｃ１）に対して、同充填機（９）
によって内容物の充填が行なわれる。

立方、キャップ（Ｃ２〉は、上述したように供給用バキ
ュームヘッド（２９）によって殺菌コンベア（２１）に
供給され、容器（Ｃ１）と同様にして殺菌乾燥が行なわ
れる。そして、殺菌コンベア（２１）によって殺菌乾燥
済のキャップ（Ｃ２）がキャッピング用バキュームヘッ
ド〈１０）の直上まで運ばれてくると、同バキュームヘ
ッド（１０）が上限位置でキャップ（Ｃ２）を吸着し、
反転下降し、その直下に運ばれてきた容器（Ｃ１）の直
上で吸着を解除することにより、同容器（Ｃ１）に殺菌
済のキャップ（Ｃ２〉が載置される。そして、シール用
昇降ヘッド（１１）で容器（ＣＩ）およびキャップ（Ｃ
２）がシールをされた後に、排出コンベア（１２）によ
って無菌チャンバ（１）の外部へ完成品として運び出さ
れる。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の実施例を示し、第１図は、包装機械
全体の配置構成図、第２図から第４図は、それぞれ第１
図のＩ−Ｉ［線、■−■線およびＪＶ　−ＪＶ線にそう
断面図、第５図は、第４図のｖ−ｖ線にそう断面図であ
る。（１）・・・無菌チャンバ、（２）・・・容器搬送コン
ベア、＜１３）　　（１４）・・・殺菌室、（２０）　
　（２１）・・・殺菌コンベア、（２２）　　（２３）
・・・殺菌液噴霧ノズル、（２４＞　　（２５）・・・
乾燥室。以　　上特許出願人　　四国化工機株式会社昭和５８年２り／ｒ日１　事件の表示　　昭和５７年持持。１願第２２３１９
０号２゜発１．ｌｌノの名称　　　包装機械ｔこおける
キャップ殺菌方法３、補正をする各事１（１−との関係　　　　特、７Ｆｆ１．ｉ願人４、
代　理　人住　　　　所　大阪ｍｍ１ｘ鰻谷西之町５７番地の６　
イナバビル６階５　補正命令の日イ」　　　昭和　　年
　　月　　　口６、補正により増加する発明の数７　補正の対象　明細書の発明の詳細な説明の欄。８、補正の内容補　　正　　の　　内　　容（１）明細書第４頁第１２行の「無菌室」を「無菌チャ
ンバ」と訂正する。（２）　　同書第８頁第１５行および同書同頁第１６行
から第９頁第１行にかけて「ブツシャ＋１８１　Ｊとあ
るのを［リフタ（１８１４とそれぞれ訂正する。（３）同書第９頁第１４行の「両殺菌室ａ３１ａ！ｉｌ
」を「両殺菌室ｔｌＨ４１Ｊと訂正する。（４）　　同書第１０頁第６行の「バキュームヘッド」
を「バキュームヘッド」を訂正する。（５）同書第１１頁第１行の「・・・支持され」の後ζ
こ「た」を加入する。（６）同書同頁第３行の「仇」を「間」と訂正する。（７）　　同書第１２頁第８行の「・・・備えている」
の後に句点「。」を加入する。（８１同書Ｍ　１３　頁１４７行の「ユンベフ」ヲ「コ
ンヘア」と訂正する。＋９１　　同書第１５頁第３行のＵブツシャ叩」を「リ
フタｔ＋８１　Ｊと訂正する。以　　上

Claims

【特許請求の範囲】無菌チャンバ（１）内をコンベア（２）により上部開口
容器（Ｃ１）を搬送し、その途中で容器（Ｃ１）を殺菌
し、これに内容物を充填する包装機械において、キ１７ツプ（Ｃ２）を無菌チャンバ（１）と気密状に連
通した殺菌室（１４）に供給し、殺菌室（１４）内をコ
ンベア（２１）により搬送し、その途中で殺菌液を空気
とともに噴霧して細かい霧粒とし、これをキャップ（Ｃ
２）の上下から接触させ、その後にキャップ（Ｃ２）を
熱風中を通過させて乾燥し、ついでキャップ（Ｃ２）を
無菌チャンバ（１）、に移送して、内容物が充填された
容器（Ｃ１）に被せることを特徴とするキャップ殺菌方
法。