JPH0426327Y2 - - Google Patents

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JPH0426327Y2
JPH0426327Y2 JP10822385U JP10822385U JPH0426327Y2 JP H0426327 Y2 JPH0426327 Y2 JP H0426327Y2 JP 10822385 U JP10822385 U JP 10822385U JP 10822385 U JP10822385 U JP 10822385U JP H0426327 Y2 JPH0426327 Y2 JP H0426327Y2
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JP
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container
duct
exhaust
exhaust duct
drying device
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JP10822385U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、無菌包装システムにおいて容器の
H2O2ミスト等による滅菌後、残留する滅菌液を
完全に除去するための容器内部の乾燥装置に関す
るものである。
従来の技術 第4図は、従来より行われている無菌包装シス
テムの一例を示す説明図で、無菌包装機1は、そ
の殆ど全体を無菌室2としており、製函部チヤン
バ3で形成されたボトムシールカートン(筒状容
器)4を成形不良検出部5で検査した後、H2O2
スプレー部6、UVランプ照射部7を経た後、熱
風エア乾燥部8でノズル9より噴出する熱風エア
により乾燥され、次いで液体充填部10、トツプ
加熱部11、トツプ圧着シール部12を経て無菌
状態における充填、包装工程が終了する。
しかしこれら各工程においては、無菌状態に保
つ必要があることは当然であるが、H2O2ミスト
の残留は衛生上問題があるため、熱風エア乾燥部
8での完全な乾燥作業が要求されると共に、乾燥
工程で、熱風エア内にH2O2が蒸発し分解されて、
無菌チヤンバ内のH2O2濃度が上昇してしまうた
め、排気のための設備を設ける必要があつた。従
来の機外への排気は、第5図に示すように排気ダ
クト13から排気管14によつて排気している
が、排気ダクト13の長さが、乾燥ノズル15が
その開放端から露出する程度の長さl1であつたた
め、容器4乾燥後のH2O2含有の熱風は、矢印A
のように、一部はダクト13より排気管14内に
吸気されてチヤンバ外に排気されてるが、ほとん
どのH2O2含有熱風は、矢印Bで示すようにダク
ト13の底部開放口と乾燥ノズル15間の間隙か
らチヤンバ内に拡散し、そのため従来装置におい
てはチヤンバ内のH2O2濃度を高める不都合があ
つた。
考案が解決しようとする問題点 そこで、本考案は、容器内を乾燥させたH2O2
含有の熱風を確実に装置外に排気させて、チヤン
バ内のH2O2濃度を上昇させないようにする乾燥
装置を提供することを目的とする。
問題点を解決すべき手段 上記、問題点を解決するため本考案装置は、次
に述べるとおりの各構成要件を具備する。
下端に噴射ノズルを備えた送気管を垂下し、上
部に排気管を設けた無菌包装システムの乾燥装置
において、前記送気管を囲んで片側を下方に開放
し、噴射ノズルの周辺を被覆する長さの排気ダク
トを設けると共に、前記ダクトの反対側を排気管
に連通する一方、前記排気ダクトの下端側部に容
器通過用割溝を設けたことを特徴とする無菌包装
システムの乾燥装置。
作 用 無菌包装システムにおける乾燥装置は、さきに
説明したように滅菌処理装置済みの容器に対し
て、送気管から送られる熱風を噴射ノズルより噴
射して、容器内のH2O2滅菌剤を乾燥するのであ
るが、容器内部を乾燥させた蒸発H2O2を含んだ
熱風は、噴射ノズルを挿入した容器の上端までを
覆つている排気ダクト内を上昇しチヤンバ内に排
出することなくダクト上部の排気管より機外に排
出される。
容器の移行はダクト下側面に設けた容器通過用
割溝の間を通ることにより丈長のダクトに通路を
遮断されることなくスムーズに移行できる。
実施例 本考案の実施例を図面によつて説明する。
第1図は、本考案の乾燥装置の側断面図、第2
図は、本考案の乾燥装置の容器乾燥時の側断面
図、第3図は、ダクトの斜視図である。
この考案の乾燥装置は、機枠16に固定した送
気管17端に、複数の熱風噴射ノズル15を容器
4の進行方向に直列に垂下したノズル支持体18
を設け、ノズル支持体18周囲をステンレス材よ
りなる排気ダクト19で被覆している。排気ダク
ト19の長さl2は、熱風噴射ノズル15を完全に
被覆する長さとし、また、排気ダクト19側面下
部には、容器4の上端通過用割溝20が設けてあ
る。機枠16上側には、その一端が排気ダクト1
9に連通する排気管14が設置され、その他端は
吸引装置へと連絡している。
次に、このように構成する乾燥装置の作用を説
明する。
送気管17から送られる熱風は、ノズル支持体
18に設けた複数の噴射ノズル15から噴出し、
容器4がない状態においては、第1図で矢印C方
向にチヤンバ21に拡散し、また、排気ダクト1
9内の空気は、排気管14から矢印A方向へ吸引
され機外へ放出される。しかし、UVランプ照射
部7を経て搬送装置22に載って乾燥部8へと送
られる。(第4図参照)乾燥される容器4が、排
気ダクト19下部の容器通過用割溝20を通って
排気ダクト19内に入り、その内部に各噴射ノズ
ル15から噴出する熱風を受け乾燥され、排気ダ
クト19他側の通過用割溝20より次の工程の液
体充填部10へと移行する場合、乾燥装置におい
て容器4に噴射され、そこでH2O2を含有した熱
風は、周囲をダクト19によつて囲まれているた
め、チヤンバ21内に拡散することができず、第
2図で矢印Dで示すように、ダクト19内を上昇
し、排気管14を経て矢印A方向へ吸引装置に吸
引され機外に排出される。
考案の効果 滅菌処理済みの容器を、容器内に残っている滅
菌剤を除去するため、送気管端の噴射ノズルから
の熱風で乾燥する時、温度上昇によつて蒸発した
滅菌剤を含んだ排気は、噴射ノズルを覆う長さの
排気ダクトによつて上部の排気管に案内され、噴
出ノズルと排気ダクトとの間隙から排気がチヤン
バ内に拡散する不都合がないので、排気ダクトよ
り排出される空気中の滅菌剤を除去した後、大気
に放出すればよく、大気圧より少し高く設定され
ている無菌室よりの大気に対する滅菌剤放出が防
止できる。また、処理容器の容器乾燥位置への移
動および次工程への移行は排気ダクト下端の通過
用割溝からスムーズに行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本考案の一実施例を示
し、第1図は、その側断面図、第2図は容器乾燥
時における側断面図、第3図はダクトの斜視図、
第4図は本考案乾燥装置を付設可能な無菌包装シ
ステムの概略図、第5図は、そのシステムで従来
使用されていた乾燥装置の側断面図を示す。 1……無菌包装システム、8……乾燥装置、1
5……噴射ノズル、17……送気管、19……排
気ダクト、20……通過用割溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端に噴射ノズルを備えた送気管を垂下し、上
    部に排気管を設けた無菌包装システムの乾燥装置
    において、前記送気管を囲んで片側を下方に開放
    し、噴射ノズルの周辺を被覆する長さの排気ダク
    トを設けると共に、前記ダクトの反対側を排気管
    に連通する一方、前記排気ダクトの下端側部に容
    器通過用割溝を設けたことを特徴とする無菌包シ
    ステムの乾燥装置。
JP10822385U 1985-07-17 1985-07-17 Expired JPH0426327Y2 (ja)

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JP10822385U JPH0426327Y2 (ja) 1985-07-17 1985-07-17

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JP10822385U JPH0426327Y2 (ja) 1985-07-17 1985-07-17

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Publication Number Publication Date
JPS6217506U JPS6217506U (ja) 1987-02-02
JPH0426327Y2 true JPH0426327Y2 (ja) 1992-06-24

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JP10822385U Expired JPH0426327Y2 (ja) 1985-07-17 1985-07-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2820335B2 (ja) * 1991-09-11 1998-11-05 大和製罐株式会社 底付開口容器の乾燥設備および乾燥方法
JP2820345B2 (ja) * 1992-01-27 1998-11-05 大和製罐株式会社 底付開口容器の乾燥方法および乾燥装置

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Publication number Publication date
JPS6217506U (ja) 1987-02-02

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