JP2629246B2 - 無菌包装システムにおける殺菌剤除去方法及びその装置 - Google Patents
無菌包装システムにおける殺菌剤除去方法及びその装置Info
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- JP2629246B2 JP2629246B2 JP63048881A JP4888188A JP2629246B2 JP 2629246 B2 JP2629246 B2 JP 2629246B2 JP 63048881 A JP63048881 A JP 63048881A JP 4888188 A JP4888188 A JP 4888188A JP 2629246 B2 JP2629246 B2 JP 2629246B2
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- packaging system
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、容器内に残留する殺菌剤を除去するため
の無菌包装システムにおける殺菌剤除去方法及びその装
置に関する。
の無菌包装システムにおける殺菌剤除去方法及びその装
置に関する。
[従来の技術] 従来の無菌包装システムにおける殺菌剤除去技術は、
実開昭6217506号公報に示されるように、殺菌処理後、
熱風の吹付けにより紙容器(カートン)内を乾燥させ
る。すなわち、多段の噴射ノズルからカートンに熱風を
吹付けて容器内に残留する殺菌剤(H2O2溶液)を蒸発・
乾燥させると共に、殺菌剤の蒸気を上方の排気ダクトを
介して排出する。
実開昭6217506号公報に示されるように、殺菌処理後、
熱風の吹付けにより紙容器(カートン)内を乾燥させ
る。すなわち、多段の噴射ノズルからカートンに熱風を
吹付けて容器内に残留する殺菌剤(H2O2溶液)を蒸発・
乾燥させると共に、殺菌剤の蒸気を上方の排気ダクトを
介して排出する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の無菌包装システムにおける殺菌
剤除去技術においては、カートンを高温の熱風により加
熱するので、カートン内面のポリエチレンコーティング
膜が酸化・溶融することがある。このため、カートンに
詰められる牛乳等の内容物にポリエチレン臭が移り、製
品価値が低下する。また、熱風をカートン内部で対流さ
せることにより容器側壁及び底部に付着した殺菌剤を乾
燥除去するので、殺菌剤を完全蒸発させ難く、容器内に
殺菌剤が残留することがある。容器内面に液滴状に付着
した殺菌剤を完全除去することは後工程においても非常
に困難であり、容器内の殺菌剤残留値が上昇すると、牛
乳等の内容物が汚染される。このため、殺菌剤スプレイ
量が極力少量に抑制する必要があり、殺菌効果が不安定
になるという問題点があった。
剤除去技術においては、カートンを高温の熱風により加
熱するので、カートン内面のポリエチレンコーティング
膜が酸化・溶融することがある。このため、カートンに
詰められる牛乳等の内容物にポリエチレン臭が移り、製
品価値が低下する。また、熱風をカートン内部で対流さ
せることにより容器側壁及び底部に付着した殺菌剤を乾
燥除去するので、殺菌剤を完全蒸発させ難く、容器内に
殺菌剤が残留することがある。容器内面に液滴状に付着
した殺菌剤を完全除去することは後工程においても非常
に困難であり、容器内の殺菌剤残留値が上昇すると、牛
乳等の内容物が汚染される。このため、殺菌剤スプレイ
量が極力少量に抑制する必要があり、殺菌効果が不安定
になるという問題点があった。
この発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであっ
て、殺菌剤使用量を増加した場合であっても、容器を必
要以上に高温加熱することなく、容器内に残留する殺菌
剤を確実に除去することができる無菌包装システムにお
ける殺菌剤除去方法を提供することを目的とする。
て、殺菌剤使用量を増加した場合であっても、容器を必
要以上に高温加熱することなく、容器内に残留する殺菌
剤を確実に除去することができる無菌包装システムにお
ける殺菌剤除去方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明の第1の視点は、無菌包装システムにおいて
有底筒状の容器内に残留する殺菌剤を除去するための方
法であって、ノズルを前記容器内に進入させながら、前
記ノズルの外周にスリット状に開口する吹出し口から前
記容器内面に向けて気体を吹付けることにより、前記容
器内面に付着した前記殺菌剤をミスト状の液滴とすると
共に、前記ミスト状の液滴を前記ノズルの先端で開口す
る吸引口から吸引することにより前記殺菌剤を除去する
ことを特徴とする。
有底筒状の容器内に残留する殺菌剤を除去するための方
法であって、ノズルを前記容器内に進入させながら、前
記ノズルの外周にスリット状に開口する吹出し口から前
記容器内面に向けて気体を吹付けることにより、前記容
器内面に付着した前記殺菌剤をミスト状の液滴とすると
共に、前記ミスト状の液滴を前記ノズルの先端で開口す
る吸引口から吸引することにより前記殺菌剤を除去する
ことを特徴とする。
この発明の第2の視点は、無菌包装システムにおいて
有底筒状の容器内に残留する殺菌剤を除去するための装
置であって、 前記容器内に挿入可能な寸法を有するノズルと、 前記ノズルを前記容器に対して挿入及び退避動作させ
るための駆動手段と、 前記ノズルの外周にスリット状に開口するように形成
された、気体を吹出すための吹出し口と、 前記吹出し口に連通するように前記ノズル内に形成さ
れた第1通路と、 前記ノズルの先端で開口するように形成された、前記
気体及び前記殺菌剤を吸引するための吸引口と、 記吸引口に連通するように前記ノズル内に形成された
第2通路と、 を具備し、前記ノズルを前記容器内に挿入した状態で、
前記吹出し口から前記容器内面に向けて前記気体を吹付
けることにより、前記容器内面に付着した前記殺菌剤を
ミスト状の液滴とすると共に、前記ミスト状の液滴を前
記吸引口から吸引することにより前記殺菌剤を除去する
ことを特徴とする。
有底筒状の容器内に残留する殺菌剤を除去するための装
置であって、 前記容器内に挿入可能な寸法を有するノズルと、 前記ノズルを前記容器に対して挿入及び退避動作させ
るための駆動手段と、 前記ノズルの外周にスリット状に開口するように形成
された、気体を吹出すための吹出し口と、 前記吹出し口に連通するように前記ノズル内に形成さ
れた第1通路と、 前記ノズルの先端で開口するように形成された、前記
気体及び前記殺菌剤を吸引するための吸引口と、 記吸引口に連通するように前記ノズル内に形成された
第2通路と、 を具備し、前記ノズルを前記容器内に挿入した状態で、
前記吹出し口から前記容器内面に向けて前記気体を吹付
けることにより、前記容器内面に付着した前記殺菌剤を
ミスト状の液滴とすると共に、前記ミスト状の液滴を前
記吸引口から吸引することにより前記殺菌剤を除去する
ことを特徴とする。
[作用] この発明に係る無菌包装システムにおける殺菌剤除去
方法及びその装置においては、ノズルを容器内に挿入す
る際に、吹出し口から気体を吹出して容器側壁に吹付
け、側壁に付着した殺菌剤を除去する。側壁から除去さ
れた殺菌剤は細かなミスト状の液滴となり、その大部分
が容器底部に集合され、これが容器底部の残留液滴と共
に、吸引口を介して吸引除去される。
方法及びその装置においては、ノズルを容器内に挿入す
る際に、吹出し口から気体を吹出して容器側壁に吹付
け、側壁に付着した殺菌剤を除去する。側壁から除去さ
れた殺菌剤は細かなミスト状の液滴となり、その大部分
が容器底部に集合され、これが容器底部の残留液滴と共
に、吸引口を介して吸引除去される。
[実施例] 以下、添付の図面を参照してこの発明の実施例につい
て具体的に説明する。
て具体的に説明する。
第1図はこの発明の実施例に係る無菌包装システムに
おける殺菌剤除去装置の一部を示す断面図、第2図は無
菌包装システムにおける全体設備を示す模式図である。
第2図に示すように、無菌包装機1は、そのほぼ全体を
無菌室2としており、製函部チャンバ3で成形されたボ
トムシールカートン(有底筒状の紙容器)4が成形不良
検出部5で検査された後、殺菌処理装置の過酸化水素
(H2O2)スプレイ部6を経て、殺菌剤除去装置のノズル
9がカートン4に挿入され、残留殺菌剤が除去され、次
いで、液体充填部10、トップ加熱部11、トップ圧着シー
ル部12を経た後に無菌状態において牛乳又はジュースが
充填され、カートン開口が閉じられるようになってい
る。成形されたカートン4は、その開口が上方に向くよ
うな姿勢でコンベア上に載置され、その前後には通常の
ホットエアー乾燥装置8が設けられ、過酸化水素水の除
去が促進される。
おける殺菌剤除去装置の一部を示す断面図、第2図は無
菌包装システムにおける全体設備を示す模式図である。
第2図に示すように、無菌包装機1は、そのほぼ全体を
無菌室2としており、製函部チャンバ3で成形されたボ
トムシールカートン(有底筒状の紙容器)4が成形不良
検出部5で検査された後、殺菌処理装置の過酸化水素
(H2O2)スプレイ部6を経て、殺菌剤除去装置のノズル
9がカートン4に挿入され、残留殺菌剤が除去され、次
いで、液体充填部10、トップ加熱部11、トップ圧着シー
ル部12を経た後に無菌状態において牛乳又はジュースが
充填され、カートン開口が閉じられるようになってい
る。成形されたカートン4は、その開口が上方に向くよ
うな姿勢でコンベア上に載置され、その前後には通常の
ホットエアー乾燥装置8が設けられ、過酸化水素水の除
去が促進される。
第1図に示すように、ノズル9は、矩形の外管20と内
管28とからなる二重管起及びその下端部に設けられたノ
ズル本体22を有している。二重管の基端部は昇降装置
(図示せず)に支持されており、コンベアが一時停止す
るとノズル9が下降するようになっている。通路30が、
外管20及び内管28の間に形成され、高圧エア供給限(図
示せず)に連通されている。また、内管28の内部通路32
が真空ポンプ(図示せず)の吸引口に連通されている。
ノズル本体22には吹出し口24及び吸引口26が形成されて
おり、外部通路30が吹出し口24にて開口する一方、内部
通路32が吸引口26にて開口している。吹出し口24の通路
は若干下降してノズル本体22の周面にて開口しており、
エアが水平より若干下方に吹出すようになっている。ま
た、第3図に示すように、吹出し口24は、スリット状を
なし、ノズル本体22を実質的に一周しており、各辺中央
にて若干脹らんでいる。一方、吸引口26はノズル本体22
の下端にて開口しており、吸引口26を介してカートン底
部の残留液滴と共にミスト状の液滴が吸引排出されるよ
うになっている。
管28とからなる二重管起及びその下端部に設けられたノ
ズル本体22を有している。二重管の基端部は昇降装置
(図示せず)に支持されており、コンベアが一時停止す
るとノズル9が下降するようになっている。通路30が、
外管20及び内管28の間に形成され、高圧エア供給限(図
示せず)に連通されている。また、内管28の内部通路32
が真空ポンプ(図示せず)の吸引口に連通されている。
ノズル本体22には吹出し口24及び吸引口26が形成されて
おり、外部通路30が吹出し口24にて開口する一方、内部
通路32が吸引口26にて開口している。吹出し口24の通路
は若干下降してノズル本体22の周面にて開口しており、
エアが水平より若干下方に吹出すようになっている。ま
た、第3図に示すように、吹出し口24は、スリット状を
なし、ノズル本体22を実質的に一周しており、各辺中央
にて若干脹らんでいる。一方、吸引口26はノズル本体22
の下端にて開口しており、吸引口26を介してカートン底
部の残留液滴と共にミスト状の液滴が吸引排出されるよ
うになっている。
この場合に、吹出し口24は、スリット間隙が約0.5mm
であり、その通路が水平に対して約20゜傾斜している。
であり、その通路が水平に対して約20゜傾斜している。
次に、この実施例の動作について説明する。
成形されたカートン4の内面に所定量の過酸化水素溶
液をスプレイ塗布し、これに紫外線を照射する。殺菌処
理後、カートン4を乾燥装置8の下方に搬送し、コンベ
アを一時停止してノズル9を下降させ、カートン4にノ
ズル下端部を挿入しつつ、吹出し口24を介して比較的低
温のホットエアを吹出させると共に、吸引口26を介して
吸引する。吹出し口24からナイフエッジ状のエアジェッ
トが吹出されると、これにより付着した殺菌剤がカート
ン側壁から離脱してミスト状の細かな液滴になり、これ
が吸引される。ノズル下端部がカートン底部に接触する
直前にノズル9の下降を停止し、カートン底部の残留殺
菌剤を吸引排出する。殺菌剤除去後、ノズル9を上昇さ
せ、カートン4を次工程にコンベア搬送する。
液をスプレイ塗布し、これに紫外線を照射する。殺菌処
理後、カートン4を乾燥装置8の下方に搬送し、コンベ
アを一時停止してノズル9を下降させ、カートン4にノ
ズル下端部を挿入しつつ、吹出し口24を介して比較的低
温のホットエアを吹出させると共に、吸引口26を介して
吸引する。吹出し口24からナイフエッジ状のエアジェッ
トが吹出されると、これにより付着した殺菌剤がカート
ン側壁から離脱してミスト状の細かな液滴になり、これ
が吸引される。ノズル下端部がカートン底部に接触する
直前にノズル9の下降を停止し、カートン底部の残留殺
菌剤を吸引排出する。殺菌剤除去後、ノズル9を上昇さ
せ、カートン4を次工程にコンベア搬送する。
上記実施例によれば、スリット状の吹出し口24により
ナイフエッジ状のエアジェットが形成されるので、カー
トン側壁に付着した殺菌剤をほぼ完全除去することがで
きる。
ナイフエッジ状のエアジェットが形成されるので、カー
トン側壁に付着した殺菌剤をほぼ完全除去することがで
きる。
また、上記実施例によれば、エアが若干下方に吹出さ
れ、吹き飛ばされた殺菌剤がすぐ下方の吸引口を介して
吸引排出されるので、無菌室内の殺菌剤蒸気密度の上昇
を防ぐことができる。
れ、吹き飛ばされた殺菌剤がすぐ下方の吸引口を介して
吸引排出されるので、無菌室内の殺菌剤蒸気密度の上昇
を防ぐことができる。
また、上記実施例では、吹出される気体にホットエア
を使用するので、乾燥効果もあり、物理的除去との相乗
作用により殺菌剤を実質的に完全除去することができ
る。このとき、ホットエア温度を従来より低温にしてい
るので、カートン内面のポリエチレンコーティングの臭
いが牛乳又はジュースに移ることを有効に回避すること
ができる。
を使用するので、乾燥効果もあり、物理的除去との相乗
作用により殺菌剤を実質的に完全除去することができ
る。このとき、ホットエア温度を従来より低温にしてい
るので、カートン内面のポリエチレンコーティングの臭
いが牛乳又はジュースに移ることを有効に回避すること
ができる。
なお、上記実施例では、気体の吹出し方向を若干下向
きにしたが、これに限られることなく水平又は上向きに
吹出してもよい。
きにしたが、これに限られることなく水平又は上向きに
吹出してもよい。
[発明の効果] この発明によれば、気体を吹付けることにより容器内
面に付着した殺菌剤を物理的に除去すると共に、殺菌剤
を吸引排出するので、容器内に残留する殺菌剤を確実か
つ効率良く除去することができる。このため、殺菌処理
工程における殺菌剤のスプレイ量を増加させることがで
き、容器内面の殺菌効果を安定化させることができる。
また、容器を必要以上に加熱することなく殺菌剤を除去
することができるので、容器内面のコーティング材の臭
いが内容物に移ることを有効に回避することができる。
更に、従来の熱風吹付け設備を不要にすることができる
ので、無菌室を小さくすることができ、設備コストを大
幅に低減することができると共に、設備コストのみなら
ず運転コストをも大幅に低減することができる。また、
更に、無菌室内の殺菌剤蒸気濃度を低減することができ
るので、容器の二次汚染を防ぐことができ、容器の殺菌
剤残留値の上昇を抑制することができる。
面に付着した殺菌剤を物理的に除去すると共に、殺菌剤
を吸引排出するので、容器内に残留する殺菌剤を確実か
つ効率良く除去することができる。このため、殺菌処理
工程における殺菌剤のスプレイ量を増加させることがで
き、容器内面の殺菌効果を安定化させることができる。
また、容器を必要以上に加熱することなく殺菌剤を除去
することができるので、容器内面のコーティング材の臭
いが内容物に移ることを有効に回避することができる。
更に、従来の熱風吹付け設備を不要にすることができる
ので、無菌室を小さくすることができ、設備コストを大
幅に低減することができると共に、設備コストのみなら
ず運転コストをも大幅に低減することができる。また、
更に、無菌室内の殺菌剤蒸気濃度を低減することができ
るので、容器の二次汚染を防ぐことができ、容器の殺菌
剤残留値の上昇を抑制することができる。
第1図はこの発明の実施例に係る無菌包装システムにお
ける殺菌剤除去装置の一部を示す断面図、第2図は無菌
包装システムにおける全体設備を示す模式図、第3図は
殺菌剤装置のノズル部分を示す斜視図、第4図はノズル
下部を示す平面図である。 2;無菌室、4;カートン、8;ホットエアー乾燥装置、9;ノ
ズル、20;外管、22;ノズル本体、24;吹出し口、26;吸引
口、28;内管、30,32;通路。
ける殺菌剤除去装置の一部を示す断面図、第2図は無菌
包装システムにおける全体設備を示す模式図、第3図は
殺菌剤装置のノズル部分を示す斜視図、第4図はノズル
下部を示す平面図である。 2;無菌室、4;カートン、8;ホットエアー乾燥装置、9;ノ
ズル、20;外管、22;ノズル本体、24;吹出し口、26;吸引
口、28;内管、30,32;通路。
Claims (2)
- 【請求項1】無菌包装システムにおいて有底筒状の容器
内に残留する殺菌剤を除去するための方法であって、ノ
ズルを前記容器内に進入させながら、前記ノズルの外周
にスリット状に開口する吹出し口から前記容器内面に向
けて気体を吹付けることにより、前記容器内面に付着し
た前記殺菌剤をミスト状の液滴とすると共に、前記ミス
ト状の液滴を前記ノズルの先端で開口する吸引口から吸
引することにより前記殺菌剤を除去することを特徴とす
る無菌包装システムにおける殺菌剤除去方法。 - 【請求項2】無菌包装システムにおいて有底筒状の容器
内に残留する殺菌剤を除去するための装置であって、 前記容器内に挿入可能な寸法を有するノズルと、 前記ノズルを前記容器に対して挿入及び退避動作させる
ための駆動手段と、 前記ノズルの外周にスリット状に開口するように形成さ
れた、気体を吹出すための吹出し口と、 前記吹出し口に連通するように前記ノズル内に形成され
た第1通路と、 前記ノズルの先端で開口するように形成された、前記気
体及び前記殺菌剤を吸引するための吸引口と、 前記吸引口に連通するように前記ノズル内に形成された
第2通路と、 を具備し、前記ノズルを前記容器内に挿入した状態で、
前記吹出し口から前記容器内面に向けて前記気体を吹付
けることにより、前記容器内面に付着した前記殺菌剤を
ミスト状の液滴とすると共に、前記ミスト状の液滴を前
記吸引口から吸引することにより前記殺菌剤を除去する
ことを特徴とする無菌包装システムにおける殺菌剤除去
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63048881A JP2629246B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 無菌包装システムにおける殺菌剤除去方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63048881A JP2629246B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 無菌包装システムにおける殺菌剤除去方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01226529A JPH01226529A (ja) | 1989-09-11 |
JP2629246B2 true JP2629246B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=12815626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63048881A Expired - Lifetime JP2629246B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 無菌包装システムにおける殺菌剤除去方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2629246B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6517776B1 (en) * | 2000-11-03 | 2003-02-11 | Chevron Phillips Chemical Company Lp | UV oxygen scavenging initiation in angular preformed packaging articles |
CN114392363A (zh) * | 2022-02-21 | 2022-04-26 | 深圳市凌维科技有限公司 | 箱体外部杀毒装置及其控制方法、箱体自动杀毒传送系统 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59221227A (ja) * | 1983-05-30 | 1984-12-12 | 大日本印刷株式会社 | 容器内部の殺菌方法 |
JPS61242667A (ja) * | 1985-04-20 | 1986-10-28 | Nordson Kk | 容器に対する塗装同時滅殺菌法 |
-
1988
- 1988-03-02 JP JP63048881A patent/JP2629246B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01226529A (ja) | 1989-09-11 |
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