JPH0454090Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0454090Y2
JPH0454090Y2 JP11515087U JP11515087U JPH0454090Y2 JP H0454090 Y2 JPH0454090 Y2 JP H0454090Y2 JP 11515087 U JP11515087 U JP 11515087U JP 11515087 U JP11515087 U JP 11515087U JP H0454090 Y2 JPH0454090 Y2 JP H0454090Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
section
sterilizing
packaging machine
sterile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11515087U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6420412U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11515087U priority Critical patent/JPH0454090Y2/ja
Publication of JPS6420412U publication Critical patent/JPS6420412U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0454090Y2 publication Critical patent/JPH0454090Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、常に陽圧状態の無菌チヤンバー内に
おいて、搬入された容器を殺菌、内容物を充填、
容器を密封する各部を有する無菌包装機の改良に
関する。
<従来技術> 無菌包装機の無菌チヤンバーは、外気の侵入を
防止するため、常に外気に対して陽圧状態として
いるのが一般的である。この陽圧状態を保つた
め、殺菌した無菌エアを、例えば第5図に示すよ
うに無菌チヤンバー1の上方から、また第6図に
示すように無菌チヤンバー1の側方から無菌エア
を送風している。
この無菌チヤンバー内に搬入される容器が完全
に殺菌された状態であれば、無菌チヤンバー内、
および容器内面の汚染の問題は、生じないが、こ
れを達成するためには、無菌チヤンバーへ搬入す
る前の工程において、充填用の容器を殺菌する工
程が必要となる。そのため装置が大型化すると共
に、複雑化してしまう。
そのため、殺菌、または滅菌状態の材料を外気
中で形成した容器、特に第2図に示したように頂
部が開口し、折り込み密封する紙製容器Cを無菌
チヤンバー内に搬入して、無菌チヤンバー内で殺
菌するのが一般的であつた。
この容器の殺菌には、過酸化水素、水蒸気、ホ
ツトエア、紫外線、またはこれらを組み合せて用
いていた。
しかしながら、容器の外部は殺菌しない状態の
まま、無菌チヤンバー内で各工程が行なわれてい
た。
そのため、無菌チヤンバー内を陽圧状態に保つ
ため送風している無菌エアが、容器に内容物を充
填、密封した製品を排出する排出部、および容器
の搬入部に向つて流れる。
この時、無菌チヤンバー内にある、容器を搬送
するキヤリヤ、チエーン等からなる搬送機構、充
填ノズル、密封装置が存在するため、無菌エアの
流れが乱れ、容器外部に付着した塵等が飛散し、
開口部から容器内部に浸入する恐れがあつた。
一方、無菌チヤンバー内における容器の殺菌方
法としては、まず過酸化水素、水蒸気等の殺菌液
を噴霧し、次にこの殺菌液の乾燥と殺菌を兼ねて
ホツトエアを噴射、また必要に応じて紫外線を照
射して殺菌するのが一般的であつた。
このため、特に無菌エアの送風位置が側方であ
つた場合は、無菌エアが未殺菌状態の容器外部に
当り、ごみ等が飛散し、容器内部まで汚染するお
それがあつた。
また、無菌チヤンバー内部は、充填前に予め殺
気を行つているが、前記の事情により、容器外部
に付着したごみ等により汚染されるおそれがあつ
た。
<解決しようとする問題点> そこで、本考案は、常に陽圧状態であるチヤン
バー内で容器の殺菌を行つても、搬入された容器
により、容器内部、および無菌チヤンバー内を汚
染しないような殺菌部を設けた無菌包装機を提供
することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、常に陽圧に保たれている無菌チヤン
バー内で、容器の成形部から搬入された頂部が開
口し、頂部を折り込み密封する紙製容器を、連続
的に移動し、キヤリヤを一定間隔に配したる搬送
機構の移動に伴い、上部から殺菌液を噴霧する殺
菌機構を有する殺菌部、内容物の充填部、頂部の
密封部を設けた無菌包装機において、前記キヤリ
ヤを容器の胴部の高さで、しかも容器の三方を隙
間を隔てて覆う構造とし、かつ搬送機構に沿つて
設けられている搬送ガイドの前記殺菌部の位置に
前記キヤリアと同じか、それ以上の高さで容器と
隙間を隔てた保持板を設けたことを特徴とした無
菌包装機である。
容器とキヤリヤとの間に隙間を設ける手段とし
ては、キヤリヤ内面が容器と部分的に接触するよ
うに、内面に部分的に凸部を形成したキヤリヤを
用いればよい。
<作用> 容器の搬入部からキヤリヤに従つて送られてき
た容器を殺菌部の保持板の位置でキヤリヤ、保持
板と容器との隙間に上方より殺菌液を噴霧すれ
ば、殺菌液のミストが隙間の部分で保持され、容
器の外部が殺菌される。
また、ホツトエアで殺菌、乾燥する時には、容
器の外部は、過酸化水素、水蒸気等の殺菌液の噴
霧により洗浄、殺菌されており、もし、菌体が残
つていても、既に殺菌されているので、容器の外
部の影響により、容器内部、無菌チヤンバーを汚
染するおそれがない。
<実施例> 以下、図面に従い本考案の実施例について説明
する。
第1図は、本考案の一実施例を示す無菌包装機
の概略説明図で、第2図に示すように、成形部で
底が組み立てられ、頂部が開口し、この頂部を密
封する紙製容器Cに液体(例えば、ジユース、牛
乳、酒)を無菌雰囲気下で充填、包菌する無菌包
装機である。
この無菌包装機には、容器成形部12と、該容
器成形部12と接続して設けられた陽圧状態の無
菌チヤンバー13とからなり、無菌チヤンバー1
3の下部には、キヤリヤ40が一定間隔で取付け
てあるチエーン41からなる搬送機構42、およ
び前記チエーン41に沿つてガイド43が具備さ
れている。
前記成形部12は、マンドレル15を有し、こ
のマンドレル15によつて容器底部が成形され
る。また、無菌チヤンバー13内には、搬入部1
0から搬入された容器Cの外部を殺菌する外部殺
菌部16と容器内部を殺菌する内部殺菌部17
と、容器内部の殺菌液を乾燥すると共に、加熱殺
菌する乾燥部18と、ジユース、酒等の内容物を
充填部19と、容器の頂部開口部を加熱する加熱
部20と、この加熱した開口部を圧着して密封す
る密封部21からなつている。そして無菌エア送
風部22は、搬入部10の反対側に設けられてい
る。
前記、外部殺菌部16と内部殺菌部17には、
殺菌液を噴霧するスプレーノズル30,31が設
けられ、スプレーノズル30は、容器の外側のみ
に殺菌液が噴霧される位置に、またスプレーノズ
ル31は、容器の開口部の真上に位置するように
設けられている。
ここで、前記搬送機構42のキヤリヤ40は、
第3図に示すように、内方に突出する凸部44が
設けられ、かつ容器胴部と同じ高さで、ガイド4
3側を除き、容器Cとの間に隙間45を隔てた構
造となつている。
また、同図に示すように、外部殺菌部16の位
置のガイド43には、容器との間に隙間46が生
じる形状で、前記キヤリヤ40と同じか、それ以
上の高さの保持板47が、設けられている。
この保持板47は、第3図に示すように、キヤ
リヤ40と同じく内方に突出した凸部を有する構
造の他、第4図に示すように、両側部のみが内方
に突出し構造でもよい。
さらに、保持板47は、外部殺菌部16部分だ
けに設ける他、内部殺菌部17まで設けて、内部
殺菌部17において、内部のみならず外部にも、
同時に殺菌液を噴霧してもよい。
以上の構造からなるので、外部殺菌部16で、
スプレーノズル30から殺菌液を噴霧すると殺菌
液は、容器とキヤリヤ40および保持板47の間
の隙間45,46に殺菌液ミストが保持され、容
器外部が殺菌される。
スプレーノズル30,31から噴霧する殺菌液
は、過酸化水素、水蒸気、またはこれらを併用し
たものを用いてもよい。
<効果> 本考案は、以上の構成からなるので、容器の外
部が殺菌された状態で、無菌チヤンバー内を搬送
するので、万が一無菌エアが、無菌チヤンバー内
にある各部の治具により流れが乱れて、容器の外
部に菌体等が飛散しても、菌体は死滅した状態な
ので、容器内部および、無菌チヤンバー内部を汚
染することがなく、確実に無菌状態で充填包装す
ることが可能となつた。
また、容器を無菌チヤンバーに搬入する前に完
全に無菌状態としなくても、無菌状態での充填、
密封が可能となり、簡単で使い易い無菌包装機と
することができ、汎用型となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の無菌包装機の一例を示す概
略説明図、第2図は、本考案の無菌包装機で殺
菌、包装するのに適した容器の説明図、第3図
は、外部殺菌部での殺菌状態を示す説明図、第4
図は、保持板の他の例を示す説明図、第5図およ
び第6図は、無菌チヤンバー内における無菌エア
の流れを示す概略説明図である。 C……容器、10……搬入部、11……無菌包
装機、12……成形部、13……無菌チヤンバ
ー、16……外部殺菌部、17……内部殺菌部、
18……乾燥部、19……充填部、20……加熱
部、21……密封部、22……エア送風部、3
0,31……スプレーノズル、40……キヤリ
ヤ、41……チエーン、42……搬送機構、43
……ガイド、45,46……隙間、47……保持
板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 常に陽圧に保たれている無菌チヤンバー内
    で、容器の成形部から搬入された頂部が開口
    し、頂部を折り込み密封する紙製容器を、連続
    的に移動し、キヤリヤを一定間隔に配した搬送
    機構の移動に従い、上部から殺菌液を噴霧する
    殺菌機構を有する殺菌部、内容物の充填部、頂
    部の密封部を設けた無菌包装機において、前記
    キヤリヤを容器の胴部の高さで、しかも容器の
    三方を隙間を隔てて覆う構造とし、かつ搬送機
    構に沿つて設けられている搬送ガイドの前記殺
    菌部の位置に前記キヤリアと同じか、それ以上
    の高さで容器と隙間を隔てた保持板を設けたこ
    とを特徴とした無菌包装機。 (2) 前記キヤリアは、容器の胴部と部分的に接触
    する構造である実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の無菌包装機。
JP11515087U 1987-07-28 1987-07-28 Expired JPH0454090Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11515087U JPH0454090Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11515087U JPH0454090Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6420412U JPS6420412U (ja) 1989-02-01
JPH0454090Y2 true JPH0454090Y2 (ja) 1992-12-18

Family

ID=31356541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11515087U Expired JPH0454090Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0454090Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6420412U (ja) 1989-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4334670B2 (ja) 容器の殺菌方法
US6058678A (en) Infeed sterilizer for a packaging machine
JPH0454090Y2 (ja)
JPH0518252Y2 (ja)
JPH0518253Y2 (ja)
JP2020172297A (ja) 無菌充填機及び無菌充填方法
JP2912675B2 (ja) 物品を気体滅菌剤で滅菌する方法及び装置
JPH066010Y2 (ja) 無菌包装機
JPH066008Y2 (ja) 無菌包装機
JPH066011Y2 (ja) 無菌包装機
JPH09240629A (ja) 無菌充填装置における紙容器の殺菌方法及び殺菌装置
JP4033337B2 (ja) 食品用包装容器の殺菌方法、殺菌装置及び包装充填装置
JP3160006B2 (ja) 包装材を滅菌する方法及び装置
JP2670062B2 (ja) 包装容器の殺菌方法
JP2659122B2 (ja) 包装容器の殺菌方法
JP2721209B2 (ja) 包装容器の殺菌方法
JP2572004B2 (ja) 包装機械
JP7307396B2 (ja) 無菌充填機及び無菌充填方法
JPS63258730A (ja) 容器の殺菌方法
JP2913705B2 (ja) 紙製容器の充填包装装置
JPH01254521A (ja) 無菌充填包装装置
JPS63307026A (ja) 飲食品の無菌充填方法
JPH05246410A (ja) 無菌充填包装方法
JP2650156B2 (ja) 容器の殺菌方法
JPH0285102A (ja) 紙製容器の充填包装方法および包装装置