JPS63258730A

JPS63258730A - 容器の殺菌方法

Info

Publication number: JPS63258730A
Application number: JP9261387A
Authority: JP
Inventors: 隠岐　幸子; 雄二川村; 信哉落合
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1987-04-15
Filing date: 1987-04-15
Publication date: 1988-10-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、常に陽圧状態を保つため、無菌チャンバー内
に容器成形部からの搬入部に向かって無菌エアが流れる
無菌充填包装装置において、ジュース、酒等を充填する
容器を殺菌する殺菌方法に関する。

［従来技術］無菌包装機の無菌チャンバーは、常に陽圧状態に保ち、
外部から空気が無菌チャンバー内に侵入゛しないように
している。この陽圧状態を保つため、殺菌した無菌エア
を例えば、第４図に示すように無菌チャンバー１の上方
から、また第５図に示すように無菌チャンバー１の側方
から無菌エアを送風していたのが一般的であった。

［解決しようとする問題点］上記無菌包装機において、無菌チャンバー内に搬入され
る容器が完全に殺菌された状態であれば、汚染の問題は
、生じないが、そのためには、無菌チャンバーの全工程
において、充填用の容器を殺菌する工程が必要となり、
装置が大型化すると共に、複雑化してしまう。

そのため、殺菌、または滅菌状態の材料を空気中で成形
した容器、特に第２図に示したような紙製容器を無菌チ
ャンバー内に搬入して、無菌チャンバー内で容器を殺菌
するのが一般的であった。

この容器の殺菌には、過酸化水素、蒸気、ホットエア、
紫外線、またはこれらを組み合せて用いていた。これら
の段重手段を用いて、内容物を充填する容器の内部を殺
菌した後、内容物を充填していた。

しかしながら、容器の外部は、殺菌しないまま無菌チャ
ンバー内で各工程の作業が行われていたため、無菌チャ
ンバー内を陽圧状態に保つため送風している無菌エアが
、容器に充填・シールした製品を排出する排出部、およ
び容器の搬入部に向って流れる。この時、無菌チャンバ
ー内には、容器を搬送するためのキャリア、チェーン、
充填ノズル、密封装置が存在するため、無菌エアの流れ
が乱れ、そのため容器外部に付着したごみ等が飛散し、
開口部から容器内部に侵入するおそれがあった。

無菌チャンバー内における容器の殺菌方法としては、ま
ず、過酸化水素、蒸気等の殺菌液を噴霧し、次に、この
殺菌液を乾燥と殺菌とを兼ねてホットエアを噴射、また
必要に応じて紫外線を照射することにより殺菌すること
が一般的であった。

このため、特に無菌エアの送風位置が側方であった場合
は、無菌エアが乾燥した容器の外部に当り、ごみ等が飛
散し、容器を汚染し易かった。

また、無１イヤンバー自身、充填前に予じめ殺菌を行っ
ているが、前記の事情により、容器外部に付着したほこ
り等により汚染されてしまうおそれがあった。

そこで、本発明は、常に陽圧状態にある無菌チャンバー
内で容器の殺菌を行っても搬入された容器により、容器
内部、および無菌チャンバー内の汚染が生じない容器の
殺菌方法を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］常に陽圧状態に保つため、無菌チャンバー内に容器成形
部からの搬入部に同って無菌エアが流れる無菌充填包装
装置において、容器成形部から送られてきた容器の外部
を殺菌液により殺菌した後、容器内部を殺菌することに
より解決した。

［作用］容器搬入部から送られてきた容器を、搬入直後に外部を
殺菌液で殺菌するので、容器外部が濡れた状態で殺菌す
るので、外部が完全に殺菌されない状態の時は、外面の
ごみ等が無菌エアにより飛散するおそれがない。

また、ホットエアで乾燥される時は、容器外部は・過酸
化水素、蒸気の噴霧より除去されており、もし菌体が残
っていても、既に殺菌されているので、容器外部の影響
により、容器内部、無菌チャンバーを汚染するおそれが
ない。

［実施例］以下、図面に従い本発明の実施例について説明する。

第１図において、無菌充填包装機は、第２図に示すよう
に、容器Ｃに液体（例えば、ジュース、牛乳、酒等）を
無菌状態で充填する装置であり、この無菌充填包装機１
１は、容器成形部１２と、これと接続して設けられた陽
圧状態の無菌チャンバー１３とからなり、これら成形部
１２とチャンバー１３の下部を容器′Ｃが搬送チェーン
１４によって保持されながら搬送される。

前記成形部１２は、マンドレル１５を有し、このマンド
レル１５によって容器底部が成形される。

前記、無菌チャンバー１３内には、搬入部１０から搬入
された容器の外部に殺菌液を噴霧する外部殺菌部１６と
容器内部に殺菌液を噴霧する内部殺菌部１７と、容器内
部の殺菌液を乾燥する乾燥部１８と、ジュース、酒等の
液体を充填す充填部１９と、容器の上部開口部を加熱す
る加熱部２゜と、この加熱した開口部を圧着してシール
する密封部１５からなっている。また、無菌エア送風部
２２は、搬入部１０の反対側に設けられている。

前記、外部殺菌部１６と内部殺菌部１７には、殺菌液を
噴霧するスプレーノズル３０．３１が、スプレーノズル
３０は、容器の外側のみに殺菌液が噴霧される位置に、
また、スプレーノズル３１は、容器の開口部の真上に位
置するように設けられている。

ここで、スプレーノズル３０．３１から噴霧されている
殺菌液が、容器に均一に付着できるようにＺ第３図に示
すように内面に悪水試験紙４０を貼った試験容器４１を
、前記搬送チェーン１４により搬送しながら、スプレー
ノズル２０．２１がら噴霧して、殺菌液が容器に均一に
噴霧されるように調節した後、充填容器で殺菌、充填、
密封を行えばよい。

スプレーノズル３０．３１から噴霧する殺菌液は、過酸
化水素、または、水蒸気の単独でもよいが、各殺菌部１
６．１７において併用してもかまわない。

［効果ｊ本発明は、以上のように無菌エアが、無菌チャンバー内
にある各部の治具により流れが乱れて、容器搬入部へ流
れても、容器外部に付着したごみ等は、殺菌状態では、
容器外部に付着したままで飛散することがなく、また、
ホットエアにより乾燥した時には、容器外部は、殺菌さ
れた状態となり、液体を充填する容器内部を無菌エアに
より汚染することがな（、確実に無菌状態で充填包装す
ることが可能となった。

また、容器を無菌チャンバーに搬入する前に予め殺菌し
なくとも、無菌状態での充填、密封が可能となったので
、簡単で使い易い無菌包装機の製造が可能になった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の殺菌方法に用いる無菌充填包装機の
一例を示す概略説明図、第２図は、第１図の無菌充填包
装機に使用する容器の一例を示す説明図、第３図は、試
験容器の破断説明図、第４図および第５図は、無菌チャ
ンバー内における無菌エアの流れを示す概略説明図であ
る。１１・・・無菌充填包装機　１２・・・容器成形部１３
・・・無菌チャンバー　１′４・・・搬送チェーン１６
・・・外部殺菌部　　　１７・・・内部殺菌部１８・・
・乾燥部　　　　　１９・・・充填部２０・・・加熱部
　　　　　２１・・・密封部２２・・・送風部３０．３１　　・・・スプレーノズル特　　　許　　　出　　　願　　　人凸版印刷株式会社代表者　鈴木和夫

Claims

【特許請求の範囲】

（１）常に陽圧状態に保つため、無菌チャンバー内に容
器成形部からの搬入部に向かって無菌エアが流れる無菌
充填包装装置において、容器成形部から送られてきた上
部が開口した容器の外部を殺菌した後、容器内部を殺菌
する容器の殺菌方法。