JPH024621A - 無菌充填包装機における容器移送方法とその装置 - Google Patents

無菌充填包装機における容器移送方法とその装置

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JPH024621A
JPH024621A JP63154199A JP15419988A JPH024621A JP H024621 A JPH024621 A JP H024621A JP 63154199 A JP63154199 A JP 63154199A JP 15419988 A JP15419988 A JP 15419988A JP H024621 A JPH024621 A JP H024621A
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正 花田
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守 藤田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、供給された容器を滅菌した後、この容器に無
菌雰囲気内で内容物を充填しかつ滅菌した蓋体で密封す
る無菌充填包装技術における容器の移送に関するもので
、さらに評言すれば、一対のレール間に首吊り状に支持
され、このレールに沿って一定距離づつ容器を間歇移送
する移送方法であって、一つの無菌雰囲気内で二つの移
送手段を設けた無菌充填包装機における容器移送方法と
その装置に関する。
〔従来の技術〕
食品である内容物を、可能な限り無菌下で処理して少し
でも長く新鮮さを保持しようとする無菌化包装に対して
、内容物を、充填する前に殺菌して滅菌し、予め滅菌し
た容器に、無菌雰囲気内で充填、密封して、2次的に殺
菌しない無菌充填包装が次の点で優れていることが認め
られている。
■内容物が短時間の高温処理により滅菌されるので熱履
歴が少なく、このため内容物が元来持っている風味、色
調、栄養価等の食品本来の品質を良好に維持できること
■収納されている内容物が無菌であるので、常温で保存
できること。
■保管、流通に冷蔵が不要であるので、低温流通に必要
とされていた膨大なエネルギーを削減できること。
■缶詰加工では不可能な大型容器でも包装できること。
■シェルフライフが長いので、計画生産ができること。
■包装材料である容器を、包装前に殺菌処理するので、
缶詰やレトルトに要求される耐熱性を必要としないこと
このように、無菌充填包装技術は、多くの優れた利点を
有するものであるので、多くの食品の充填包装に利用さ
れるようになっており、その基本的な処理手段は、搬入
されて滅菌処理された容器をそのまま無菌雰囲気内に送
太し、内容物を充填した後、滅菌処理された蓋体で密閉
するものとなっている。
この無菌充填包装技術における処理工程は、供給された
容器を滅菌処理する工程と、この滅菌処理された容器に
対して無菌雰囲気内で内容物の充填し、滅菌処理した蓋
体の供給し、この供給された蓋体で容器を密封する工程
とに大別することができる。
容器滅菌処理工程は、供給された容器を、殺菌剤雰囲気
内を通過させる手段によりその滅菌処理を達成するもの
であり、充填密封処理工程は、無菌雰囲気内で容器を内
容物充填位置から蓋体供給位置そして密封位置へと順に
移動させて内容物の充填を行い蓋体の供給とそして密封
とを達成するものである。
以上のような無菌充填包装機における従来技術として特
開昭55−163124号公報で開示されるがごとく、
コンベアパレットに挿入される容器を殺菌乾燥処理し、
飲食品で成る内容物を充填する装置や、特開昭62−2
87833号公報のごとく、容器を一個づつ封止的に移
送し殺菌乾燥処理して内容物を充填する装置がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、単一容器形態に対応するものであって
、容器形態が変更される場合は、コンベアパレットを全
て変更せざるを得ない。また、特開昭62−28783
3号公報においては、容器形態の変更に対応できるもの
として紹介されているが、容器移送路全面に渡って封止
的な移送手段を用いて容器を移送するため、容器の殺菌
乾燥段階と充填密封段階の雰囲気を明確に区画すること
ができないと云う問題点がある他、移送装置によって充
填機な蓋体のシール装置の洗浄、殺菌や点検作業を困難
なものとし、特に蓋体のシ、−ル装置は封止的空間にあ
って容器の位置出しが難しく、シール不良が発生する等
の問題点があった。
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべ
く創案されたもので、容器を中−の移送路に沿って二つ
の異なる移送方法で間歇移送させながら容器殺菌と充填
密封を達成すると共に、容器単独で間歇移動させること
を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明の手段は、無菌雰囲気
内に水平に平行配置された少なくとも一対のレールに、
本体部の開口部外周に周設された口鍔部で首吊り状に支
持された容器を、レールに沿って一定距離づつ間歇移送
する移送方法であること、 無菌雰囲気の前半部分である供給された容器の滅菌を達
成する容器滅菌ゾーンでは、レールが形成する容器の移
送路の直下に配置されて、この移送路を横断する起立姿
勢で組付けられた平板状の押し板の押圧により間歇移送
を達成すること、無菌雰囲気の後半部分であり、容器滅
菌ゾーンから供給されてきた容器の内容物充填と密封と
を達成する充填密封ゾーンでは、移送路に沿って往復移
動すると共に移送路に側方から出入りする棒体の押圧に
より間歇移送を達成すること、にある。
上記手段を具体的に実施する手段としては、内部を無菌
雰囲気とした気密枠体を有すること、この気密枠体内に
水平に平行配置された少なくとも一対のレールを有する
こと、 気密枠体の前半部分である容器滅菌ゾーンに、レールが
形成する移送路の直下に配置されて間歇駆動される無端
チェーンに移送路を横断する起立姿勢で平板状の押し板
を一定間隔で組付けて第1移送装置を構成した容器滅菌
段階を有すること、気密枠体の後半部分である充填密封
ゾーンに、移送路に沿って往復移動すると共に移送路に
側方から出入りする棒体である歯片を一定間隔で設けた
櫛歯体により第2移送装置を構成した充填密封段階を有
すること、 にある。
容器滅菌段階は、移送路の直上にこの移送路の上流側か
ら容器供給体と殺菌剤送入口と熱風供給ダクトとを順に
配置し、充填密封ゾーンとの境界部分に、容器滅菌ゾー
ン内の気体が充填密封ゾーン内に流入するのを阻止する
手段を設けて構成されている。この容器滅菌段階におけ
る容器の殺菌段階は、殺菌剤の噴霧、付着段階と、紫外
線照射段階とで構成された後、乾燥段階に移るのが容器
滅菌処理上好ましい。
また、充填密封段階は、移送路の直上にこの移送路の上
流側から、内容物を容器に充填する充填機と、蓋体を滅
菌して容器開口部上に供給する蓋体滅菌供給体と、供給
された蓋体を容器開口部に密に加熱溶着させる押圧シー
ル体とを順に配置すると共に、移送路の直下に各停止位
置で容器を正確に位置出しして支持するための位置出し
体を設けて構成されている。
〔作用〕
容器は、無菌雰囲気を形成する気密枠体内に、この気密
枠体の一端から送入され、少なくとも一対のレールに首
吊り状に支持された状態で間歇移送されながら滅菌、充
填、蓋体供給そして密封のそれぞれの処理を受けて気密
枠体の他端である搬出口から送出される。この容器の間
歇移送は、気密枠体内の容器滅菌ゾーンでは第1移送装
置により達成し、充填密封ゾーンでは第2移送装置によ
り達成する。
容器滅菌ゾーンにおける滅菌処理は、その全てが容器の
上方から施されるものばかりであると共に、容器の正確
な位置出しを必要とせず、さらに汚れの原因となる物質
の取扱がないので、容器と一緒に間歇移動する押し板で
構成された第1移送装置だけにより容器の間歇移送を達
成する。
これに対して、充填密封ゾーンでは、容器の停止位置を
正確に位置出しする必要があると共に、汚れの原因とな
る内容物を取扱うので、移送路に沿って往復移動すると
共に移送路に側方から出入りする棒体で構成された第2
移送装置により容器単独で間歇移動するようにしている
。このため、移送路の直下には充分なスペースが形成さ
れることになり、このスペースに容器の正確な位置出し
のための位置出し体を都合良く配置することができ、ま
た容器はそれ単独で間歇移送され、飛散した内容物が第
2移送装置により充填密封ゾーン内に拡散されて汚れと
なることがない。
容器滅菌ゾーンを形成する容器滅菌段階における容器滅
菌処理は、容器に殺菌剤を噴霧すると共に、この殺菌剤
の噴霧された容器に紫外線を照射し、次いで容器に熱風
を吹き付けることにより容器を完全に乾燥させて達成さ
れる。また、充填密封ゾーンを形成する充填密封段階に
おける充填密封処理は、無菌空気供給口から供給された
無菌空気により形成された無菌雰囲気内で、容器滅菌段
階から供給された容器を充填位置に正確に位置出しした
状態で内容物の充填を達成し、次いでこの容器を蓋体供
給位置に正確に位置出しした状態で滅菌処理された蓋体
を蓋体滅菌供給体゛から容器開口部に搭載し、そして開
口部に蓋体を搭載した容器をシール位置に正確に位置出
しおよび強固に支持した状態で押圧シール体の加熱押圧
により蓋体を容器開口部に密溶着して達成され、密封さ
れた容器はそのまま搬出口から気密枠体外に送出される
容器滅菌段階が形成する容器滅菌ゾーンの充填密封ゾー
ンとの境界部分には、両ゾーンを区画して容器滅菌ゾー
ン内の雰囲気が充填密封ゾーン内に侵入するのを阻止す
る手段が設けられており、また容器滅菌ゾーン内に対し
て充填密封ゾーン内の方が陽圧に設定されているので、
充填密封ゾーン内の無菌雰囲気が容器滅菌ゾーン内に流
入することがあっても、容器滅菌ゾーン内の殺菌剤雰囲
気が充填密封ゾーン内に流入することがなく、殺菌剤雰
囲気による充填密封ゾーンの汚染の発生を確実に防止し
ている。
移送路を横断する起立姿勢で押し板を取付けた無端チェ
ーンの移送方向に走行するする部分は、チェーンガイド
により上下にガタつかないように支持されているので、
容器を押して間歇移動する各押し板は、その移送路を横
断した起立姿勢を安定した状態で維持したまま容器と一
緒に間歇移動する。
容器滅菌ゾーンを形成する気密枠体の容器供給体が設置
された一端側には吸引ダクトが設けられていて、常時容
器滅菌ゾーン内の雰囲気を吸引しているので、容器の滅
菌を達成した殺菌剤雰囲気は速やかにこの吸引ダクトに
より吸引され、容器滅菌ゾーン内に拡散することがなく
、またこの吸引ダクトの吸引により、前記したように容
器滅菌ゾーン内は充填密封ゾーン内よりも陽圧となって
容器滅菌ゾーン内の雰囲気が充填密封ゾーン側に侵入す
ることがなく、さらに容器供給体部分から気密枠体内に
侵入した外気を、そのまま容器、滅菌ゾーン内の雰囲気
と一緒に吸引排気する。要するに、容器滅菌ゾーンには
、容器供給体部分から侵入する外気と、滅菌動作の終了
した殺菌剤と、紫外線照射体から熱風供給ダクトにかけ
ての部分で発生する殺菌剤ガスとが存在するが、これら
の気体は、充填密封ゾーンから流入する無菌雰囲気の大
きな流れに乗って、一つの吸引ダクトから排気されるの
である。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する
第1図ないし第4図は、無菌充填包装装置3全体を示す
もので、無菌充填包装装置3は、装置全体のベース体で
あり装置の駆動機能部分の収納部分となっている支持枠
体8上にチャンバーとしての気密枠体9を搭載し、この
気密枠体9内に全長にわたって水平に平行配置された一
対のレールRを二組平行に配置し、気密枠体9の前半部
分に容器滅菌ゾーンMを形成する容器滅菌段階である容
器滅菌装置4を設けると共に、後半部分に充填密封ゾー
ンNを形成する充填密封段階である充填密封装置5を設
けている。
気密枠体9の一端壁(第1図において左端壁)には吸引
ダクト91が設けられ、容器滅菌ゾーンM内の雰囲気を
図示省略した処理室に排気し、気密枠体9の他端壁(第
1図において右端壁)には内容物の充填密封の完了した
容器AをレールRに乗せたまま気密枠体9内から搬出す
る搬出口92が開口形成されている。
容器滅菌装置4は、気密枠体9の天板に移送方向の上流
側から、容器供給体40と、殺菌剤送入口41と、紫外
線照射体42と、熱風供給ダクト43とを順に取付けて
構成され、容器供給体40は、この容器滅菌装置4に組
付けられる第1移送装置1の押し板10の間歇移動タイ
ミングに合わせて容器AをレールR上に落下供給し、殺
菌剤送入口41は、過酸化水素液等の液状となった殺菌
剤を直下に位置した容器Aに対して霧状にして噴射し、
紫外線照射体42は、紫外線の照射による容器Aの滅菌
を達成し、そして熱風供給ダクト43は、乾燥した熱風
を容器Aに上方から吹き付けることにより、容器Aに付
着している殺菌剤を乾燥飛散させる。
充填密封装置5は、気密枠体9の天板に移送方向の上流
側から、無菌空気供給口50と、充填機51と、蓋体滅
菌供給体52と、押圧シール体54とを順に取付け、気
密枠体9内に、移送路の充填位置、蓋体供給位置そして
シール位置に容器Aを正確に位置出しすると共に安定し
た姿勢に支持する位置出し体を取付け、さらに蓋体供給
位置のレールR直上に仮シール体53を設けて構成され
、無菌空気供給口50からは常に充填密封ゾーンN内に
送り込まれる無菌空気により、この充填密封ゾーンN内
は、気密枠体9外および滅菌ヅーンMよりも陽圧に保た
れており、このため充填密封ゾーンN内に雑菌を含んだ
外気が侵入するたとがないと共に、滅菌ヅーンMから殺
菌剤雰囲気が侵入するのを阻d=しており、充填機51
は、直下の充填位置に停止位置した容器Aに目的の内容
物を上方から注出充填し、蓋体滅菌供給体52は、直下
の蓋体供給位置に停止位置した容器への開口部、すなわ
ち口鍔部A2上に滅菌処理したシート状の蓋体を供給し
、押圧シール体54は、口鍔部A2上に搭載されている
蓋体を、この日鍔部A2に密に加熱溶着して蓋体による
容器Aの密封を達成し、仮シール体53は、蓋体滅菌供
給体52から極めて高い位置出し精度で容器A上に供給
搭載された蓋体のずれの発生を阻止するために、供給搭
載されたばかりの蓋体を複数箇所で口鍔部A2よ加熱溶
着し、各位置出し体は、間歇移送されてきた容器Aを充
填位置または蓋体供給位置さらにはシール位置に正確に
位置出しして下方から安定した姿勢に支持する。
容器滅菌ゾーンMのレールR直下に配置された第1移送
装置1は、第5図および第6図に示すように、前後のス
ブロケッ日4.14間に張設された一対の平行な無端チ
ェーン13の間に、平板状の本体の両側下端部から後方
に脚片11を延出した押し板10を、無端チェーン13
のビンをそのまま伸ばした形態の二本の結合ロント12
に脚片11を結合することにより、この押し板10を移
送路を横断する形態の起立姿勢で組付け、この押し板■
0を組付けた無端チェーン13の移送方向に走行する部
分、すなわち上側の無端チェーン13部分を上下から軽
く挟持して、この無端チェーン13部分のガタフキを防
止する直線棒状のチェーンガイド15を設けて構成され
ている。
この第1移送装置1は、移送方向の下流側(第10図に
おいて右側)スプロケッ1−14が図示省略した駆動源
により間歇回動駆動されることにより押し板10を一定
の距離づつ間歇移動させ、この間歇移動する押し板10
により一対のレールR間にその日鍔部A2で首吊り状に
支持された容器Aの本体部Atを押圧し、もって容3A
をレールRに沿って一定距離づつ間歇移送する。このよ
うに、第1移送装置1は、その押し板10により容2S
Aを移送路に沿って間歇移送するので、押し板IOが容
器Aと一緒に間歇移動することになる。
第2移送装置2は、第7図および第8図に示すように、
細長板状の頭部板22に容器Aの間歇移送距離と等しい
間隔で、容器Aを押圧移動させる棒体として作用する歯
片21を側方に延出させた櫛歯体20を、気密枠体9内
下部に移送路と平行に回動可能に配置された作動軸24
に揺動アーム23を介して取付け、この作動軸24を送
り体25により軸芯方向すなわち移送方向に沿って往復
移動させることにより櫛歯体20、ずなわち歯片21を
移送路に沿って往復移動させ、作動軸24を出し入れ体
26により回動変位させることにより揺動アーム23を
揺動変位させて歯片21を移送路に対して出入り移動さ
せる。このように、第2移送装置2は、その歯片21を
移送路に対して側方から出入りさせると共に往復移動さ
せることにより容器Aの間歇移動を達成するので、容器
Aの停止時、すなわち内容物の充填時、蓋体の供給およ
び仮シール時、蓋体の容器Aへの加熱溶着時には、容器
への近傍、特に容器Aの下方には第2移送装置2が全く
位置しないことになり、これにより位置出し体による容
器Aに対する処理作用が極めて円滑にかつ良好に達成で
きることになる。
容器滅菌ゾーンMと充填密封ゾーンNとの境界部分には
、気密枠体9内を前後に区画して容器滅菌ゾーンM内の
殺菌剤雰囲気が充填密封ゾーンN内に侵入するのを阻止
する手段としての区画板6が設けられており、この区画
板6には容器Aの通過を許す開口部が開口形成されてい
る。このように、容器滅菌ゾーンMと充填密封ゾーンN
とは区画Fi6の容器A通過用の小さい開口部だけによ
り連通しているのであるが、前記したように容器滅菌ゾ
ーンMに比べて充填密封ヅーンNが陽圧であるので、こ
の区画板6の容器通過用開口部を通って容器滅菌ゾーン
M内の殺菌残雪囲気が充填密封ゾーンN内に流入するこ
とがなく、この区画板6の容器通過用開口部からは常に
充填密封ゾーンN内の無害な無菌空気雰囲気が容器滅菌
ゾーンMに流入し、容器滅菌ゾーンM内での殺菌剤の不
要な拡散を阻止する一定の気体の流れ形態を形成してい
る。
[発明の効果] 本発明は上記した構成となっているので、下記する効果
を発揮することができる。
単一の移送路に沿って容器を間歇移送しながら容器の滅
菌処理と、充填密封処理とを施すことができるので、容
器の取扱が極めて単純で容易となる。
充填密封処理における容器の間歇移送を、移送路に沿っ
て往復移動すると共に移送路に対して側方から出入りす
る棒体の押圧作用により達成するので、処理操作時に容
器の正確な位置出しおよび安定した支持を達成するため
の補助機能部分を移送路直下に配置することができ、こ
れにより確実で安全な充填密封処理を達成できる。
また、充填密封処理においては、容器だけが間歇移動す
るので、充填時に内容物が飛散したとしても、この飛散
した内容物により充填密封ゾーン全域を汚すことがなく
、このため長期間にわたって高い衛生性を維持すること
ができる。
容器滅菌ゾーンと充填密封ゾーンとを遮断し、充填密封
ゾーン内の無菌空気雰囲気を容器滅菌ゾーン内に流入す
るようにしているので、容器滅菌ゾーン内の有害な殺菌
剤雰囲気が充填密封ゾーン内に侵入することがなく、こ
れにより内容物の充填を安全に達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す全体正面図である。 第2図は、第1図に示した実施例のレールに対する第1
移送装置および第2移送装置の配置関係を示す気密枠体
の天板を取り去った状態での平面図である。 第3図は、第1図に示した実施例の容器供給体部分で縦
断した左側面図である。 第4図は、第1図に示した実施例の充填機部分で縦断し
た右側面図である。 第5図は、第1移送装置のレールと組合さった要部拡大
斜視図である。 第6図は、容器滅菌装置に組付けられた第1移送装置の
縦断側面図である。 第7図は、第2移送装置のレールと組合さった腰部拡大
斜視図である。 第8図は、第2移送装置の一具体例を示す全体正面図で
ある。 符号の説明 l;第1移送装置、10;押し板、13;無端チェーン
、15;チェーンガイド、2;第2移送装置、20、櫛
歯体、21;歯片、3;無菌充填包装装置、4;容器滅
菌装置、40;容器供給体、41;殺菌剤送入口、42
;紫外線照射体、43;熱風供給ダクト、5;充填密封
装置、50;無菌空気供給口、51;充填機、52;蓋
体滅菌供給体、54;押圧シール体、6;区画板、8;
支持枠体、9;気密枠体、91;吸引ダクト、92;搬
出口、A;容器、A1;本体部、A2;口鍔部、R;レ
ール、M;容器滅菌ゾーン、N;充填密封ゾーン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無菌雰囲気内に水平に平行配置された少なくとも
    一対のレールに、本体部の開口部外周に周設された口鍔
    部で首吊り状に支持された容器を、前記レールに沿って
    一定距離づつ間歇移送する移送方法であって、前記無菌
    雰囲気の前半部分である供給された容器の滅菌を達成す
    る容器滅菌ゾーンでは、前記レールが形成する容器の移
    送路の直下に配置されて前記移送路を横断する起立姿勢
    で組付けられた平板状の押し板の押圧により前記容器の
    間歇移送を達成し、前記無菌雰囲気の後半部分であり、
    前記容器滅菌ゾーンから供給されてきた容器の内容物充
    填と密封とを達成する充填密封ゾーンでは、前記移送路
    に沿って往復移動すると共に前記移送路に側方から出入
    りする棒体の前記往復移動による押圧により前記容器の
    間歇移送を達成する無菌雰囲気内に二つの移送手段を用
    いる無菌充填包装機における容器移送方法。
  2. (2)内部を無菌雰囲気とした気密枠体と、該気密枠体
    内に水平に平行配置された少なくとも一対のレールと、 前記気密枠体の前半部分に設けられ、前記レールが形成
    する移送路の直下に配置されて間歇駆動される無端チェ
    ーンに前記移送路を横断する起立姿勢で平板状の押し板
    を一定間隔で組付けて第1移送装置を構成し、該第1移
    送装置の範囲内において容器の殺菌および乾燥を達成す
    る容器滅菌段階と、 前記気密枠体の後半部分に設けられ、前記移送路に沿っ
    て往復移動すると共に前記移送路に側方から出入りする
    棒体である歯片を一定間隔で設けた櫛歯体により第2移
    送装置を構成し、該第2移送装置の範囲内において容器
    に内容物を充填すると共に該容器を蓋体で密封する充填
    密封段階と、 から成る気密枠体内に二つの移送装置を設けた無菌充填
    包装機における容器移送装置。
  3. (3)容器滅菌段階における容器の殺菌段階が、殺菌剤
    の付着段階と紫外線の照射段階とで構成され、該殺菌段
    階の後に乾燥されることを特徴とする請求項2記載の無
    菌充填包装機における容器移送装置。
JP63154199A 1988-05-19 1988-06-22 無菌充填包装機における容器移送方法とその装置 Expired - Lifetime JP2610651B2 (ja)

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