JPS59103163A - シ−ト状小型電子機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は薄型のシート構成をなす小型電子機器に関する
。

〔発明の技術的背景およびその問題点〕近時、小型電子
式計算機、小型電子時計などの小型電子機器にあっては
薄型化の傾向にある。

例えば携帯用小型電子式計算機においては、クレジット
カードの様な小型で薄いシート構成をなすものの開発が
要望されている。

しかして、従来の小型電子式計算機は、筐体をなすケー
スの内部に電子部品、配線基板、表示・臂ネルおよび電
池などの各部品を収納する構成であったために、薄型化
には限界があシ、クレジットカードの様な薄型のシート
状に構成することができないという問題があった。

〔発明の目的〕

本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、薄いシート
状をなし且つシート全体が均一な厚さで平坦性に優れた
シート状ｌト型電子機器を提供することを目的とするも
のである。

〔発明の要点〕

本発明のシート状小型電子機器は、電子部品構成体の上
側に上部カバーを密着積層し、且つ電子部品構成体の下
側に接着剤層を設けるとともにこの接着剤層の下側に下
部力・ぐ−を密着積層したもので、この接着剤層によシ
ミ子部品構成体の厚さ寸法のバラツキを吸収してシート
の平坦均一性を高め、機器全体を薄型シート状に構成す
ることを可能とするものである。

〔発明の実施例〕

以下本発明を図面で示す実施例について説明する。

本発明のシート状小型電子機器の第１実施例を、第１図
ないし第１１図で示すシート状小型電子式計算機につい
て説明する。

第１図はシート状小型電子式計算機の外観を示し、第２
図は分解状態を示す図である。図中１は電子部品構成体
、２は上部力ｚ４−１．？は下部カバーである。電子部
品構成体１は配線基板１１、半導体集積回路素子１２、
電子部品１３、表示パネル１４および太陽電池１５を組
合せて構成されている。上部カバー２は上面保護シート
１８、接点シート１６、スペーサ１７、および枠体１９
を上下に積層して構成されている。

下部カバー３は支持シート２０と下面保護シート２１を
上下に積層して構成されている。第２図では示されない
が、第３図ないし第６図において４は絶縁性接着剤２２
からなる接着剤層である。そして、電子部品構成体１の
上側に上部カバー２が密着積層され、電子部品構成体１
の下側に接着剤層４が設けられ、接着剤層４の下側に下
部カバー３が密着積層されて、全体が薄いシート状をな
している。

次に各部分の構成を第３図ないし第８図について述べる
。第３図は第１図Ｃ−Ｃ線に沿う断面図、第４図は第１
図Ｃ−Ｃ線に沿う断面図、第５図は第１図Ｃ−Ｃ線およ
び第６図は第１図Ｃ−Ｃ線に夫々沿う断面図であり、第
７図および第８図は夫々スイッチ部分を示す図面である
。

１１モ子部品構成体Ｙについて述べる。配線基板１１は
絶縁旧料からなる厚さ２２０μ程度の矩形シート状をな
すもので、上面にはスイッチ用接点として夫々が一対の
接点からなる固定接点２３が袂数個格子状に並べて形成
しであるとともに、上面および下面には固定接点２３お
よび後述する端子２４．２８を含む所定の配線・ぐター
ンが形成しである。配線基板１１に形成した取付孔１１
ａには半導体集積回路素子１２とチップコンデンサやダ
イオードなどの電子部品１３が上下側に貫通して取付け
てあり、これらは配線基板１１の配線ノやターンに接続
しである。表示・ぐネル１４は液晶をフィルム・セラケ
ージした厚さ５５０１１程度の液晶表示パネルから成る
もので、上部および下部の電極基板となる上部および下
部フィルムの間に液晶を封入してフィルム一端部１４ａ
を封着しである。表示・ぞネル１４は配線基板ノ１の一
側部側に同一平面的に配置される。第３図で示すように
配線基板１１の下面に形成した端子２４と、表示ノ９ネ
ル１４の上部１［℃極基板下面に形成した端子２５とは
、導電性接着剤からなる配線２６を有するフレキシブル
フィルム２７により接続され、端子２４．２５と配線２
６は加熱加圧により接着されている。太陽電池１５はス
テンレス鋼からなる基板の上面にアモルファスシリコン
薄膜を形成した厚さ１８０／を程度のもので、表示パネ
ル１４と並んで配線基板１）の−側部側に同一平面的に
配置されている。第４図で示すように配線基板１１の下
面に形成した端子２８と、太陽電池１５の基板上面に形
成した端子２９は、導電性接着剤からなる配線３０を有
するフレキシブルフィルム３ノにより接続され、配線３
０と端子２８．２９は加熱加圧により接着されている。

この場合、配線３０は太陽電池１５の基板側に対しショ
ートしないようにフレキシブルフィルム３ノの反対面に
形成され、太陽電池１５の端子２９部分でスルーホール
、７１　ａを介して配線３ｏが太陽電池１５側に導出さ
れて端子２９と電気的に接続されている。このようにし
て亜子部品構成体１は各部品を平面的に並べ夫々電気的
に接続して構成され、上記半導体集積回路素子１２は太
陽電池１５を電源とし、て固定接点２３からの入力信号
によシ演算動作を行なって、表示ノやネル１４に表示信
号を出力し、演算結果が表示されるものである。

上部カバー２について述べる。接点シート１６は厚さ１
００μ程度のステンレス鋼板で形成され且つ枠体１９全
体に対応する大きさの矩形状をなしている。接点シート
１６には、第７図で示す形状をなす複数の接点はね３２
が配線基板１１の固定接点２３に対向して格子状に並べ
てエツチング処理によシ形成しであるとともに、表示パ
ネル１４と太陽電池１５に対応して表示窓３３と電池窓
３４がエツチング処理により形成され、さらに下面には
集積回路素子１２と電子部品１３に対応して複数の逃げ
凹部３５がノ・−フエッチング処理によシ形成されてい
る。各接点はね３２の中央下面には夫々カーボン塗料を
印刷することによシ、固定接点２３に対して入力を行な
うための操作部として可動接点３６が設けである。なお
、接点シート１６の電池窓３４にはフレキシブルフィル
ム３１のａｔｍｓ。

を逃げる逃げ四部３４ｇが形成しである。ス被−サ１７
は接点シート１６と配線基板１１との間隔を保持するも
ので、厚さ５０μ程度の透明ポリエステルフィルムで形
成され、配線基板１ノに対応する大きさの矩形状をなし
ている。スペーサ１７には配線基板１１の各固定接点２
３と対向する位置に複数の接点孔３７が格子状に並べて
形成されると共に、集積回路素子１２と各電子部品１３
に対応して複数の逃げ孔３８が形成しである。なお、こ
のスペーサ１７の上下面には夫々厚さ２５μ程度の透明
絶縁性接着剤４３が予め塗布されている。枠体１９は厚
さ４００μ程度のステンレス鋼板で形成され、電子部品
構成体１４＝の周囲を囲む大きさを有するとともに、表
示パネル１４と太陽電池１５との間を仕切る突出部１９
Ｆ１を有して、全体が矩形の枠状をなすものである。枠
体１９の適宜な個所には第５図および第６図で示すよう
に、静電シールド用として上方へ向けて切起された嵌触
片、７９ａと下方へ向けて切起された接触片３９ｂが形
成しである。上面保詐シート１８は接点シート１６の上
面を保護するもので、厚さ５０μ程度の透明なポリエス
テルフィルムで形成され、接点シート１６より若干大き
な矩形状をなしている。

この保護シート１８には表示ノー？ネル１４の表示透視
部４０と太陽電池１５の受光部４ノを除いて下面側の全
面に不透明印刷が施してあシ、且つ接点シート１６の各
接点はね３２に対応してスイッチ萼夾の入力項目を表示
する表示印刷４２が印刷しである。さらに、との上面保
護シート１８の下面には全面に厚さ２５μ程度の透明絶
縁性接着剤４３が塗布されている。そして、ス硬−サ１
７は電子部品構成体１の配線基板１１の上面に配置され
て、スペーサ１７の下面に塗布されている絶縁性接着剤
４３により配線基板１ノと接着され、さらに接点シート
１６はスペーサ１７の上面嘉装置されスペーサ１７の上
面に塗布されている絶縁性接着剤４３により芸帯ス波−
サ１７と接着されている。さらに十面保頗シート１８は
接点シート１６の上面上に配置されて、この上面保護シ
ート１８の下面に塗布されている透明絶縁性接着剤４３
によ＃）接点シート１６と接層されている。また、枠体
１９は接点シート１６の下側において電子部品構成体１
およびスぼ−サ１７の周囲を囲んで配ｔｔ−ｇれ、接点
シート１６の下面に接着剤４３を介して接着されている
。しかして、第４図で示すように接点シート１６の各接
点ばね３２とスペーサ１７の各接点孔３７は上下に対向
して夫々重なシ、各接点ばね３２の各可動接点３６はス
ペーサ１７の各接点孔３７を介して配線基板１１の各固
姐接点λ３の上方に位置して対向する。上面保霞シート
１８の表示印刷４２の各項目は各接点はね３２の上方に
位置する。これによシスイッチが構成される。接点シー
ト１６の接点はね３２は常時は第４図で示すようにばね
力により水平な状態にあるので、可動接点３６が固定接
点２３から離間しておシ、且つ第８図で示すように指で
上面保護シート１８における表示印刷４２の部分を押下
けると、接点シート１６の接点ばね３２もばね力に抗し
て下方へたわんでス啄−サ１７の接点孔３７内に入り込
み、可動接点３６が配線基板１ノの固定接点２３に接触
する。このため、固定接点２３の一対の接点は互に導通
する。また、第３図で示すように上面保護シート１８の
表示透視部４０と接点シート１６の表示窓３３が上下に
重なっておシ、表示ｉ４ネル１４の上部が表示窓３３に
嵌合してその表示面が透明な表示透視部４０に対面して
いる。このため、表示パネル１４の表示を表示透視部４
ｏを介して外部から読み取ることができる。なお、表面
ノ！ネル１４の上面は透明絶縁性接着剤４３にょシ上面
保膜シート１８に接着している。また、第４図で示すよ
うに保護シート１８の受光部４１と接点シート１６の電
池窓３４が上下に重なっておシ、太陽電池１５が電池窓
３４に嵌合して電池素子が透明な受光部４１に対面して
いる。

このだめ、太陽電池１５は受光部４ノを介して外部光を
受光できる。なお、太陽電池１５は透明絶縁性接着剤４
３を介して保護シート１８に接着している。第３図で示
すように接点シート１６の各逃げ凹部３５とスペーサ１
７の各逃げ孔３８は上下に重なシ、配線基板１１に取付
けだ集積回路素子１２と各電子部品１３の上部が対向す
る逃げ孔３８と逃げ凹部３５に嵌合している。なお、集
積回路素子１２と電子部品１３は絶縁性接着剤４３の層
によシ接点シート１６とは電気的に絶縁された状態にあ
る。このようにして上部カバー２は電子部品構成体１の
上面全体に密着して積層しである。この実施例では上部
カバー２の一部として枠体１９を設けてあシ、この枠体
１９が電子部品構成体１を周囲から保持している。

接着剤層４について述べる。接着剤層４はアクリル系ま
たはエポキシ系の２液温合形絶縁性接着剤２２にて形成
されるものである。接着剤２２は電子部品構成体１にお
ける配線基板１１の下面全体に塗布するとともに配線基
板１ノ下面から突出する集積回路素子１２と各電子部品
１３の下部を覆い被せて充填してあシ、また接着剤２２
は表示ツヤネル１４の下部を覆い被して充填しであると
ともに太陽電池１５の下部側空間を埋めて充填しである
。さらに、接着剤２２は上部カバー２における枠体１９
の外周部全体を囲んで上部カバー２の保睡シート１８と
下部カバー３の保睡シート２１の間に充填しである。

このように接着剤層４は接着剤２２を電子部品構成体１
の下面全体に層状に充填することにより形成され、電子
部品構成体１の各部品を下側から接着固定するとともに
、電子部品構成体１の下側における各部品の凹凸すなわ
ち各部品の高さ寸法のバラツキを吸収している。仮に接
着剤）ｆ１４に代えて機器ケースを構成するケース構体
を電子部品構成体１の下側に設けた場合には、電子部品
構成体１を固定するために構成が複雑となり、また電子
部品構成体１の各部品の凹凸の吸収が困難であるととも
に、特に組立時に電子部品構成体１の部品の取付寸法や
部品自体の厚さに誤差が生じた場合にはその吸収は困難
である。これに対して、本実施例の接着剤層４は流動性
があるために電子部品構成体１の各部品の凹凸を吸収し
ながら各部品を確実に固定でき、特に組立時における各
部品の取付寸法や部品自体の厚さの誤差を柔軟に吸収で
きる。まだ、この実施例では接着剤２２が両保護シート
１８゜２１の間で枠体１９の外周部を接着固定している
のでシート状小型電子式計算機の強度を高めることがで
きるとともに、小型電子式計算機の外周部における各部
品の積層継ぎ目を接着剤２２で覆い隠し外観性を向上で
きる。

下部カバー３について述べる。支持シート２０は厚さ１
００μ程度のステンレス鋼板で形成され、上部カバー２
の枠体１９と同じ大きさの矩形をなしている。下面保護
シート２１は厚さ２５μ程度の透明ポリエステルフィル
ムで形成され、支持シート２０よシ稍々犬形の矩形をな
しておシ、その上面側には厚さ２５μ程度の透明細縁性
接着剤４３が塗布されている。そして、支持シート２０
は接着剤層４の下面部に重ねて配置され接着固定しであ
る。支持シート２０上面は電子部品構成体１の各部品と
対向する部分に各部品との絶縁を図るために絶縁性接着
剤４３が塗布しである。下面保傾シート２１は接着剤４
３を介して支持シート２０の下面に重ねて接着固定され
ている。この場合、接着剤２２が流動して下部７７　ｉ
−ｉ　＋　、？を受は止めるので、下部カバー３は上部
カバー２に対し平行で且つ必要とする間隔位置に精度良
く設定でき、しかも上部カバー２に対する間隔（厚さ寸
法）を製造段階で自由に調整できる。上記支持シート２
０は接着剤層４を下側から支持するものであシ、また下
面保護シート２１は支持シート２０の下面を保護するも
ので、下面保護シート２１の上面には例えば装飾用の印
刷がなされている。

このようにしてシート状小型電子式計算機が構成されて
いる。なお、接点シート１６、枠体１９および支持シー
ト２０が金属板例えばステンレス鋼板で形成されている
ので、計算機全体は機械的強度が大で剛性を有している
。また、このシート状小型電子式計算機全体の厚さは８
００μである。

さらに、前記の実施例ではシート状小型電子式計算機の
静電シールド対策が施されている。

すなわち、第５図で示すように枠体１９に形成した上向
きの接触片３９ａが接点シート１６の下面に接触し、第
６図で示すように枠体１９に形成した下向きの接触片３
９ｂが支持シート２０の上面に接触している。従って、
上側に位置するステンレス鋼製の接点シート１６と下側
に位置するステンレス鋼製の支持シート２０とが、ステ
ンレス鋼製の枠体１９を介して電気的に同電位として接
続されるため、外部からの静電気の影響が配線基板１１
の半導体集積回路素子１２におよぼすことがなくなるも
のである。

次に前記の構成をなすシート状小型電子式計算機を製造
する方法について説明する。まず、電子部品構成体１は
、配線基板Ｊ１にその表面（上面）を基準位置として集
積回路素子１２と各電子部品１３を取付け、表示パネル
１４と太ｊ％［池１５をフレキシブルフィルム２７　、
３１により配線基板１１に接続して組立てる。上部カバ
ー２は接点シート１６の下面に枠体１９を接着剤４３を
介して加熱加圧法によシ接着固定し、次いで接点シート
１６の上面に上面保護シート１８を接着剤４３を介して
加熱加圧法によシ接着固定して組立てる。そして、電子
部品構成体１と、接点シート１６と上面保護シート１８
との積層体とをスペーサ１７を挾んで重ね合せ、これら
王者をスペーサ１７両面に塗布されている接着剤４３を
介して加熱加圧法により接着固定する。この場合、上面
保護シート１８の表面側を基準面として接着する。しか
して、この結果上部カバー２と電子部品構成体１とが組
立てられ、上部カバー２の上面側が平坦面となυ、電子
部品構成体１の下部側は各部品が突出した凹凸状態とな
っている（第９図、第１０図参照）。

次いで、第９図で示すように上部カバー２と電子部品構
成体１の積層体を、上部カバー２を下側にして配置し、
電子部品構成体１の裏部を上側に位置させる。上側にな
った電子部品構成体１の裏部上を含む積層体の上部およ
び外周部に接着剤２２を充填する。この接着剤２２は流
動性があるために、電子部品構成体１１の裏部側におけ
る各部品間の凹部に容易に入り込むとともに各部品の凸
部を覆って埋め込むので、電子部品構成体１１の裏部側
における部品の凹凸および寸法のバジツキを吸収して接
着剤層４を形成する。次いで、支持シート２０と保護シ
ート２１を接着剤４３を介して加熱加圧法により相互に
接着固定してなる下部カバー３を用意し、第１０図で示
す如くこの下部カバー３を接着剤２２上に載せて上方か
ら圧力を加え接着剤２２に接着固定する。下部カバー３
は上部カバー２に対して平行にして総厚が８００μとな
る位置まで圧下する。この場合、接着剤２２は下部カバ
ー３に押圧されて外周側に流動するので、下部カバー３
を予め設定されている高さ位置に圧下できる。従って、
上部カバー２と下部カバー３とを精度良く平行に配置で
きるとともに、上部カバー２と下部カバー３との間の厚
さを設計値に対して精度良く設定できる。なお、この状
態では、接着剤２２は上部力・ぐ−２の保護シート１８
と下部シート３の保護シート２１の間に流動して外周に
はみ出す。次いで、第１０図および第１１図で示すよう
に両保穫シート１８゜２ノおよびこの保護シート１８．
２１の間にある接着剤２２の外周部を破線で示す最終形
状に切断する。この切断のために面保護シート１８゜２
ノは製造段階では予め最終形状よシ大きく形成しておく
。そして、最終形状に切断した後は、面保護シート１８
．２１の間に存在する接着剤２２が、ステンレス鋼製の
接点シート１６、枠体１９および支持シート２０の外周
部を隠し、シート状小型電子式計算機の周縁を樹脂製の
保護シート１Ｂ、２１と併せて樹脂の感覚を持った外観
にみせることができる。

本発明の第２ないし第４実施例を第１２図ないし第１４
１図について説明する。第１２図ないし第１４図で示す
各実施例は前述した第１実施例と同様にシート状小型電
子式計算機に適用したものであり、第１２図ないし第１
４図において第２図および第３図と同一部分は同一符号
を付して説明を省略する。

第１２図で示す第２実施例は、接着剤層４の接着剤２２
を電子部品構成体１と下部カバー３との間に設けるとと
もに、上部カバー２の接点シート１６と下部カバー３の
支持シート２０の間で枠体１９の外周部を囲んで充填し
たものである。この場合は外周の強度が向上する。

第１３図で示す第３実施例は、前述した第１実施例にお
ける接点シート１６、スペーサ１７および上面保護シー
ト１８を一体化した硬質塩化ビニールなどからなる上部
カバー４４と、電子部品構成体１と、接着剤層４５と、
前述した第１実施例における支持シート２０および下面
保護シート２１を一体化した硬質塩化ビニールなどから
なる下部カバー４６とから構成される。

上記上部カバー４４は第１実施例における枠体１９の機
能は有しておらず、電子部品構成体の上面を密着して保
持する機能をなすものである。

さらに、上記接着：ＦＦｒＪ層４５は電子部品構成体１
の周囲を面接保持する。

第１４図で示す第４実施例は、第１実施世」における接
点シート１６、ス４−サ１７、上面保護シート１８およ
び枠体１９を一体化した硬質塩化ビニールなどからなる
上部力・ぐ−４７を用いている。なお、下部力・ぐ−４
６は第３実施例と同じ構成である。この第４実施例の接
着剤層４８は上部カバー４７および電子部品構成体１と
下部カバー４６との間に介在されている。

このように上部カバーは、接点シート１６、ス被−ザ１
７および上面保護シート１８を全て分離して積層し、あ
るいは全体重だは一部を一体して設けてもよく４た必要
に応じて枠体１９を別体または一体にして設けてもよい
。下部シートは、支持シート２０と保護シート２１を分
離して積層し、あるいは一体化して設けてもよい。接着
剤層は電子部品構成体１と下部力・ぐ−との間に設けら
れ、必要に応じて外周部に設けてもよい。また、電子部
品構成体１の各部構成も上記各実施例に限定されず、た
とえば太陽電池にかえてシート状のマンガン電池等を用
いてもよい。

本発明はシート状小型電子式計算機に限定されず、小型
電子時計などの他の小型電子様器に広く適用できるもの
である。

〔発明の効果〕

本発明のシート状小型電子機器は以上説明したように、
上部カバー、電子部品構成体、接着剤層および下部カバ
ーを密着積層したものであり、特に電子部品構成体と１
部カバーとの間に接着剤層を設けたために、接着剤層が
電子部品構成体の各電子部品の凹凸および寸法のバラツ
ギを吸収し、且つ上部カバーと下部カバーを均一な間隔
で平行に設けることができるので、シート全体が均一な
厚さで優れた平坦をなす池いシート状の小型電子機器を
得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第１１図は本発明の第１実施例を示すもの
で、第１図はシート状小ｍ電子式計ｎ機を示す外観図、
第２図は分解斜視図、第３図は第１図Ａ−Ａ線に沿う断
面図、第４図は第１図Ｂ−Ｂ線に沿う断面図、第５図は
第１図Ｃ−ＣＩｗに沿う断面図、第６図は第１図Ｄ−Ｄ
線に沿う断面図、第７図は接点シートの接点ばねを示す
平面図、第８図はスイッチの操作状態を示すスイッチ部
の断面図、第９図および第１０図はシート状小型電子式
計ｎ機の製造工程を示す説明図、第１１図はシート状小
型電子式計鏝８機の半製品を示す斜視図、第１２図、第
１３図および第１４図は夫々第２ないし第４実施例を示
す断面図である。 １・・・電子部品構成体、２，４４．４７・・・上部カ
バー、３，４６・・・下部カバー、４，４５．４８・・
・接着剤層、１１・・・配線基板、１２・・・集積回路
素子、１３・・・半導体部品、１４・・・表示パネル、
１５・・・太陽電池、１６・・・接点シート、１７・・
・スペーサ、１８・・・上面保護シート、１９・・・枠
体、２０・・・支持シート、２１・・・下面保睡シート
、２２・・・接着剤、２３・・・固定接点、３２・・・
接点はね、３３・・・表示窓、３４・・・電池窓、３６
・・・可動接点、４０・・・表示透視部、４１・・・受
光部、４３・・・絶縁性接着剤。 出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦第５図 第８図 第９図 第１０図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 基板上にスイッチ用接点とこのスイッチ用接点からの入
   力信号によシ演算動作を行なう半導体集積回路素子が配
   設されると共にこの集積回路素子からの信号によシ表示
   を行なう表示素子および前記集積回路素子に駆動電圧を
   供給する電池が前記基板に対して夫々電気的に接続され
   て成る電子部品構成体と、外部操作によシ前記スイッチ
   用接点に対し入力信号を与える操作部および前記表示素
   子に対向する表示窓を有し前記電子部品構成体の上側に
   密着して積層される上部カバーと、前記電子部品構成体
   の下部全体に接着剤を塗布して層状に設けられた接着剤
   層と、この接着剤層の下側に密着して積層された下部カ
   バーとを具備したことを特徴とするシート状小型電子機
   器。