JPH04434Y2 - - Google Patents

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JPH04434Y2
JPH04434Y2 JP16121284U JP16121284U JPH04434Y2 JP H04434 Y2 JPH04434 Y2 JP H04434Y2 JP 16121284 U JP16121284 U JP 16121284U JP 16121284 U JP16121284 U JP 16121284U JP H04434 Y2 JPH04434 Y2 JP H04434Y2
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adhesive
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は薄型の小型電子機器に関するものであ
る。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする問題点〕
近年小型電子式計算機や小型電子時計などの小
型電子機器にあつては薄型化の傾向にある。例え
ば携帯用の小型電子式計算機としてクレジツトカ
ードのような小型で薄いシート構成をなすものが
開発されている。
小型電子機器は複数の電子部品が電気的に接続
された回路基板部材とこれを収納するケース部材
とから構成されているが、製造過程においてこれ
らの各部材を結合するに際し、従来はケース部材
に接着剤を塗布していた。また、特に電子部品は
各々厚さが異なりその回路基板に取付けた状態で
の高さが一様にはならないため、厚さが1mm程度
の薄い小型電子式計算機ではこの高さの差違を吸
収するための接着剤を充填する場合もあつた。
しかしながら上記の接着剤を塗布する方法では
作業能率が悪い上、接着剤塗布量や塗布後の放置
時間にバラツキが生じ接着強度の一定化も困難で
ある。この欠点を解消するため作業の自動化を行
うとすると極めて大型の装置が必要とされコスト
も非常にかかつてしまう。
また接着剤を充填する場合には上記の問題以外
にも、接着剤の充填中に空気が内部に封入される
不都合が生じ、この対策のため接着作業が極めて
複雑なものとなつてしまう。
〔考案の目的〕
本考案の小型電子機器は上記従来の欠点に鑑み
なされたものであり、機器を構成する各部材を接
着剤付きフイルム部材のみにより接着するよう構
成し、以つて、各部材の接着が能率的且つ確実に
行えるようにすることを目的とする。
〔考案の概要〕
ケース部材に、電子部品が配線基板から突出す
る突出し高さに対応する深さの電子部品収納凹部
を設け、両面接着剤付きフイルムに前記電子部品
収納凹部の底面に接着される舌片を形成し、前記
配線基板および前記電子部品を前記接着剤付きフ
イルムにより前記ケース部材に一様に接着するよ
うにしたものである。
〔考案の実施例〕
以下本考案の実施例について図面を参照しなが
ら詳述する。
ここで本考案の一実施例としてシート状の小型
電子式計算機について説明する。
第1図はシート状の小型電子式計算機の分解状
態を示す斜視図、第2図はシート状の小型電子式
計算機の外観を示す斜視図、第3図は第1図にお
けるフロントフイルムの裏面を示す斜視図、第4
図は第2図の−線切断断面図である。
シート状の小型電子式計算機30は電子部品構
成体1と上部ケース手段2と接着剤付きフイルム
部材3と下部ケース手段4とから構成され、全体
が薄いシート状をなしている。電子部品構成体1
は配線基板8、集積回路素子10、表示体11、
太陽電池12、ヒートシール18a,18b及び
チツプ部品21…から構成されている。上記ケー
ス手段2はフロントフイルム5、フロントパネル
6、スペーサ7及びニユートンリング発生防止用
フイルム9a,9bを上下に積層してなる。また
下部ケース手段4は枠体13、熱圧着テープ14
及び下部パネル15を上下に積層してなる。
次に電子部品構成体1について説明する。配線
基板8はガラスエポキシ樹脂等の絶縁性材料から
なり厚さは250μm程度である。配線基板8の上面
にはキー接点としてそれぞれが一対の接点からな
る固定接点20が複数個格子状に並べて形成され
ているとともに、各種電子部品の電極が接続され
る接続端子が設けられ、これら各接続端子と、固
定接点が接続されて所定の配線パターンを形成し
ている。配線基板8の所定位置に形成された取付
孔を貫通して集積回路素子10及びコンデンサや
ダイオード等のチツプ部品21…が取付けられ、
これら電子部品10,21…は上記配線パターン
接続端子に接続される。また表示体11は厚さ
450μm程度の液晶表示パネルであり、透明な上・
下一対のポリエステルフイルム11a,11b管
に液晶11cを封入した上、上部偏光板11d及
び下部偏光板11eを上下に配し、さらに下部偏
光板11eの下面に拡散反射板11fを配置した
構造とされる。太陽電池12は可撓性のフイルム
状ベース部材に太陽電池素子を設けた薄膜状に形
成され、厚さ230μm程度のものである。従つて、
上記表示体11及び太陽電池12は湾曲されても
破壊することがない構造とされており、これら両
部材は各電極がヒートシール18a,18bの対
応する導電部(図示せず)に熱圧着され、配線基
板8に接続されている。
次に上部ケース手段2について説明する。
フロントフイルム5は厚さ75μm程度の透明な
ポリエステルフイルムからなり、その裏面には表
示体11の透明窓部5aと太陽電池12の受光窓
部5bを除いて全面に亙り不透明印刷19が施さ
れ、合せて入力キー表示5cの印刷やその他装飾
印刷が施されている。さらにフロントフイルム5
裏面には第3図及び第4図に示す如くキー接点
部、表示体11、太陽電池12及び電子部品に対
応する部分を除いて上記不透明印刷19層上に接
着剤層16が印刷形成され、この接着剤層16
は、各キー接点を縦方向及び横方向に連通する溝
部16a…,16b…が形成される。またキー接
点部では紫外線硬化型樹脂(UV樹脂)からなる
アンダーコート層21とその下面にカーボン塗料
からなる可動接点17とが印刷形成してある。ま
たフロントフイルム5裏面の長さ方向に亙つて装
飾としての金印刷19aが施されている。フロン
トフイルム5裏面の接着剤層16により形成され
る上記溝16a,16bによつて上記可動接点の
押圧及び復帰時の空気移動を行うための対策がと
られている。フロントパネル6は厚さ50μm程度
のステンレス鋼板で形成され、表示体11、太陽
電池12やキー接点部に対応して貫通孔6a,6
b,6c…を設けてあり孔あけ加工は例えば塩化
第2鉄によるエツチングによつて行われる。スペ
ーサ7はその両面に常温硬化型のアクリル系樹脂
からなる接着剤が施された厚さ30μm程度の透明
ポリエステルフイルムであり、表示体11、太陽
電池12、キー接点部や電子部品に対応して貫通
孔7a,7b,7c…が孔あけされている。ここ
で金印刷19aは外部の静電気を内部に導入して
回路の活動部に放電するような弊害を有するもの
であるため、フロントフイルムに設けることは、
好ましくないものであるが、装飾効果を向上する
ため必要とされる場合がある。このような場合、
金印刷19aを媒体として放電される静電気はフ
ロントパネル6によつて回路に重畳されることを
防止されている。次に下部ケース手段4について
説明する。枠体13は内縁のフランジ部分13a
の厚さが220μm程度の合成樹脂で形成され上記電
子部品構成体1の周囲を囲む大きさを有する矩形
の枠状をなしている。また下部パネル15は厚さ
340μm程度のステンレス鋼板で形成され、ハーフ
エツチング手段により表示体11及び電子部品1
0,21…を収納する収納用凹部15a,15b
が形成されるとともに下部パネル15裏面には装
飾用の印刷が施されている。又下部パネル15は
厚さ340μmと厚くしかも剛性が高いため曲げによ
り枠体13から剥がれ易いので、その周囲は厚さ
30μm程度の熱圧着テープ14(例えばスチレン
ブタジエンゴム系)により枠体13の内縁のフラ
ンジ部分13aの裏面に接着される。
次に、接着剤付きフイルム部材3について説明
する。この接着剤付きフイルム部材3は電子部品
構成体1として構成される表示体11、太陽電池
12、集積回路素子10、チツプ部品21…及び
これらの電子部品が取付けられた配線基板8を下
部ケース手段4に結合するものであり、ポリエス
テルフイルムをベース部材としてその両面全面に
亘つて、例えば、アクリル系等の常温硬化型の接
着剤を印刷塗布し、総厚30μm程度になされたも
のである。接着剤フイルム部材3は、表示体11
に対応する一隅部をベースから分断する分断線3
a、および集積回路素子10に対応する部分と、
多数のチツプ部品21…を直線状に配列された複
数個を1組として2組に分割しこれら各組に対応
する部分とを、ベースからコ字状に切り離す分断
線3b…を設けてある。すなわち、上記分断線3
a,3b…はそれぞれベースに対して一辺部のみ
で保持されているコ字状の舌片部を形成するもの
であつて、前述した如く、下部パネル15には、
表示体11、集積回路素子10及びチツプ部品2
1…を収納する収納凹部15a,15b…が設け
てあるが上記分断線3a,3b…は各々これらの
収納凹部に対応して配置され且つ、各収納凹部と
略同じ外形かまたはそれより少し小さい目となさ
れたものである。従つて、この接着剤付きフイル
ム部材3は、下部パネル15に対して所定の位置
決めをして、上面全面を押圧すると、分断線3
a,3b,…によつてベースから切り離された各
舌片部は、各収納凹部の接着面に一様に接着する
ことが可能となる。このため、分断線が設けられ
ていない場合の浮き上がりを完全に防止すること
ができる。なお、図示しないが、接着剤付きテー
プ3は第1図の状態に形成される前に、その両面
全面に剥離紙が被着されており、外形や分断線は
剥離紙と共に裁断されるものである。
小型電子式計算機30を組立てる場合について
説明する。先ず、上部ケース手段2と下部ケース
手段4とを形成する。上部ケース手段2はフロン
トフイルム5の裏面の接着剤層16にフロントパ
ネル6を接着し、次いでスペーサ7を接着する。
位置合せは真空吸着具等を用いて適宜行うことが
できる。また、スペーサ7は接着剤付きフイルム
部材3と同様に予め両面の接着剤面上に剥離紙が
被着してあり、この一方の剥離紙を剥いでフロン
トパネル6に押し付け接着する。下部ケース手段
4は、枠体13のフランジ部13aに熱圧着テー
プ14を載置し、この上から下部パネル15を取
り付けて、その周縁部を熱プレス治具により熱圧
着する。
次に、下部ケース手段4を表向きにし、接着剤
付きテープ3を枠体13のフランジ部13aの内
側に配置して下部パネル15に接着する。この接
着の仕方は前述してあるので省略する。次に電子
部品構成体1を接着剤付きテープ3上に接着す
る。電子部品構成体1は全体が枠体3のフランジ
部13aの内側に略密接して収納され且つ表示体
11、集積回路素子10及びチツプ部品21…は
下部パネル15の各収納凹部に収納されて接着さ
れ、配線基板8は下部パネル15に密着して平坦
に接着される。この後、上部ケース手段2のスペ
ーサ7の剥離紙を剥して、ニユートンリング発生
防止フイルム9a,9bをフロントパネル6の貫
通孔6a,6bに嵌入してこれを電子部品構成体
1上に接着して第2図に示す小型電子式計算機3
0が得られる。
尚、本実施例に示す小型電子式計算機30は全
体の厚さが800μm程度の一様なシート状となすこ
とが可能であり、且つ長さ及び幅寸法を85.5mm×
54.0mmのクレジツトカードと同一寸法にすること
のできるものであつて、下部パネル15の裏面に
磁気ストライブ部を設けることによりクレジツト
カードとして使用するようにもできる。
以上本実施例では小型電子式計算機について説
明したが、本考案は電子ゲーム装置や小型電子時
計等の他の小型電子機器にも適用できるものであ
り、その場合ににおいて上部ケース手段や下部ケ
ース手段は、本実施例に示した構造以外にも種々
変形して応用することが可能である。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した通り、本考案は、上部ケー
ス手段、下部ケース手段及び電子部品構成体から
なる小型電子機器を接着剤付きフイルム部材のみ
により結合することを可能としたものであるか
ら、組立て時に従来のようなわずらわしい接着剤
の塗布や充填作業を必要とせず能率的に密着積層
でき、また、接着力が接着剤の放置時間に影響さ
れることがなく、一様且つ確実に行えるという利
点がある。しかも、接着剤付きフイルムは厚さを
極めて高精度に均一化できるので僅かな厚さの差
違が目立つシート状の小型電子機器に対しては特
に効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるシート状小型
電子式計算機の分解状態を示す斜視図、第2図は
本考案の一実施例であるシート状小型電子式計算
機の外観を示す斜視図、第3図は第1図のフロン
トフイルムの裏面を示す斜視図、第4図は第2図
の−線切断断面図である。 1……電子部品構成体、2……上部ケース手
段、3……接着剤付きフイルム部材、4……下部
ケース手段、5……フロントフイルム、6……フ
ロントパネル、7……スペーサ、8……配線基
板、10……集積回路素子、11……表示体、1
2……太陽電池、15……下部パネル、18……
ヒートシール、30……シート状小型電子式計算
機。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 集積回路素子等の電子部品が取付けられた配線
    基板を接着剤によりケース部材に結合する小型電
    子機器において、 ケース部材に、前記電子部品が前記配線基板か
    ら突出する突出し高さに対応する深さの電子部品
    収納凹部を設け、両面接着剤付きフイルムに前記
    電子部品収納凹部の底面に接着される舌片を形成
    し、前記配線基板および前記電子部品を前記接着
    剤付きフイルムにより前記ケース部材に一様に接
    着したことを特徴とする小型電子機器。
JP16121284U 1984-10-26 1984-10-26 Expired JPH04434Y2 (ja)

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JP16121284U JPH04434Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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JPS6178353U JPS6178353U (ja) 1986-05-26
JPH04434Y2 true JPH04434Y2 (ja) 1992-01-08

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