JPH0237069Y2 - - Google Patents
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- JPH0237069Y2 JPH0237069Y2 JP6054883U JP6054883U JPH0237069Y2 JP H0237069 Y2 JPH0237069 Y2 JP H0237069Y2 JP 6054883 U JP6054883 U JP 6054883U JP 6054883 U JP6054883 U JP 6054883U JP H0237069 Y2 JPH0237069 Y2 JP H0237069Y2
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- Calculators And Similar Devices (AREA)
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は小型電子式計算機などのシート状をな
す小型電子機器に関する。
す小型電子機器に関する。
小型電子機器、なかでも小型電子式計算機は薄
型化の傾向が著しく、最近ではシート状に積層構
造とする極めて薄型のものとする開発が検討され
ている。この小型電子式計算機では機体に強度を
もたせながらシート状とするために、機体の上面
側と下面側に上部シートと下部シートを設け、こ
れら両シート間にLSI(大規模集積回路)などの
電子部品を装着してなる配線基板を介在して積層
シート構造とすることが考えられている。
型化の傾向が著しく、最近ではシート状に積層構
造とする極めて薄型のものとする開発が検討され
ている。この小型電子式計算機では機体に強度を
もたせながらシート状とするために、機体の上面
側と下面側に上部シートと下部シートを設け、こ
れら両シート間にLSI(大規模集積回路)などの
電子部品を装着してなる配線基板を介在して積層
シート構造とすることが考えられている。
しかして、小型電子式計算機などに上記シート
構造を適用する場合、チツプ部品やLSIなどを取
付けた配線基板および液晶表示パネルなどの表示
装置を固定保持する上部シートおよび下部シート
は合成樹脂により形成すると機械的強度の面から
厚さに限界が生じる。これに対し、これら上部シ
ートおよび下部シートをステンレス鋼などからな
る金属板にすると、機器の大きさによつても異な
るが、一般に100μm程度にまで薄くすることが可
能となる。たゞ、このように上部および下部シー
トに薄い金属板を使用すると溝や突出し等の機械
加工が複雑となる上、機械加工時の疲労によつて
金属板が脆弱となる。このため、配線基板から回
路素子が突出していても、金属板にこの逃げ溝が
形成できず上部シートおよび下部シートはこれら
回路素子の上部および下部に配設しなければなら
ず、この分、厚くなつてしまう。これに対し、上
部シートおよび下部シートに回路素子の突出し部
の貫通溝を設けてシートの厚さ分を稼ぐことも考
えられるが、この方法では薄い金属板よりなるシ
ートは機械強度が不足し、この強度不足分を補う
ため、結局薄型化は不可能である。のみならず、
金属シートに貫通溝を設けると、各シートの表面
に保護および装飾のため樹脂フイルムを積層する
構造においては、樹脂フイルムが貫通溝の部分で
陥没し凹凸になる上、極めて破損し易いものとな
つてしまい、これらのことが小型電子機器をより
薄型化する上で障害をなつていた。
構造を適用する場合、チツプ部品やLSIなどを取
付けた配線基板および液晶表示パネルなどの表示
装置を固定保持する上部シートおよび下部シート
は合成樹脂により形成すると機械的強度の面から
厚さに限界が生じる。これに対し、これら上部シ
ートおよび下部シートをステンレス鋼などからな
る金属板にすると、機器の大きさによつても異な
るが、一般に100μm程度にまで薄くすることが可
能となる。たゞ、このように上部および下部シー
トに薄い金属板を使用すると溝や突出し等の機械
加工が複雑となる上、機械加工時の疲労によつて
金属板が脆弱となる。このため、配線基板から回
路素子が突出していても、金属板にこの逃げ溝が
形成できず上部シートおよび下部シートはこれら
回路素子の上部および下部に配設しなければなら
ず、この分、厚くなつてしまう。これに対し、上
部シートおよび下部シートに回路素子の突出し部
の貫通溝を設けてシートの厚さ分を稼ぐことも考
えられるが、この方法では薄い金属板よりなるシ
ートは機械強度が不足し、この強度不足分を補う
ため、結局薄型化は不可能である。のみならず、
金属シートに貫通溝を設けると、各シートの表面
に保護および装飾のため樹脂フイルムを積層する
構造においては、樹脂フイルムが貫通溝の部分で
陥没し凹凸になる上、極めて破損し易いものとな
つてしまい、これらのことが小型電子機器をより
薄型化する上で障害をなつていた。
本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、上
部シートおよび下部シートを薄い金属板で形成す
るとともに、これら上部シートと下部シートの間
に電子部品を装着した配線基板を介在してシート
構造とし、その機器全体の厚さを小さくしてより
薄型化を図つた小型電子機器を提供するものであ
る。
部シートおよび下部シートを薄い金属板で形成す
るとともに、これら上部シートと下部シートの間
に電子部品を装着した配線基板を介在してシート
構造とし、その機器全体の厚さを小さくしてより
薄型化を図つた小型電子機器を提供するものであ
る。
本考案の小型電子機器は、上部シートおよび下
部シートをステンレス鋼などの金属板で形成し、
上部シートおよび下部シートの内側面に凹部を形
成し、この凹部に配線基板に装着した電子部品の
上部および下部に嵌入するとともに配線基板に積
層することにより、電子部品の厚さの寸法の一部
を寸法凹部で吸収したものである。
部シートをステンレス鋼などの金属板で形成し、
上部シートおよび下部シートの内側面に凹部を形
成し、この凹部に配線基板に装着した電子部品の
上部および下部に嵌入するとともに配線基板に積
層することにより、電子部品の厚さの寸法の一部
を寸法凹部で吸収したものである。
以下本考案を実施例について図面を参照して説
明する。
明する。
本考案を小型電子式計算機に適用した一実施例
を第1図ないし第6図について説明する。第1図
は計算機の外観を示す斜視図、第2図は同分解斜
視図、第3図および第4図は同断面図である。
を第1図ないし第6図について説明する。第1図
は計算機の外観を示す斜視図、第2図は同分解斜
視図、第3図および第4図は同断面図である。
図中1は電子部品としてLSI2およびチツプコ
ンデンサなどの複数のチツプ部品3を装着した配
線基板、4は電子部品嵌入用の凹部5,6を有す
る上部シート、7は上面シート、8はスペーサ、
9は枠体、10は電子部品嵌入用の凹部11を有
する下部シート、12は下面シート、13は太陽
電池、14は液晶表示パネルである。
ンデンサなどの複数のチツプ部品3を装着した配
線基板、4は電子部品嵌入用の凹部5,6を有す
る上部シート、7は上面シート、8はスペーサ、
9は枠体、10は電子部品嵌入用の凹部11を有
する下部シート、12は下面シート、13は太陽
電池、14は液晶表示パネルである。
配線基板1は厚さ250μ程度の合成樹脂からな
るもので、その板面には所定の配線パターンが形
成してある。配線基板1の上面には複数の固定接
点15が並べて形成してあり、下面一側部には電
池用端子16と表示パネル用端子17が形成して
ある。なお、太陽電池13と液晶表示パネル14
は配線基板1の側方に平面的に配置され、夫々に
形成した端子18,19と配線基板1の端子1
6,17とがフレキシブルリード20,21によ
り接続されている。ここで、配線基板1における
電子部品の装着構造について説明する。LSI2と
チツプ部品3は配線基板1の一端部に並べて配置
され、基板1を上下に貫通して装着されている。
LSI2の装着構造を第5図について述べる。配線
基板1は貫通孔22が形成され、下面には貫通孔
22の周囲から放射状に延びる複数の導電路23
が形成してある。なお、図中24は配線基板1の
上下面を被覆する絶縁オーバコートである。
るもので、その板面には所定の配線パターンが形
成してある。配線基板1の上面には複数の固定接
点15が並べて形成してあり、下面一側部には電
池用端子16と表示パネル用端子17が形成して
ある。なお、太陽電池13と液晶表示パネル14
は配線基板1の側方に平面的に配置され、夫々に
形成した端子18,19と配線基板1の端子1
6,17とがフレキシブルリード20,21によ
り接続されている。ここで、配線基板1における
電子部品の装着構造について説明する。LSI2と
チツプ部品3は配線基板1の一端部に並べて配置
され、基板1を上下に貫通して装着されている。
LSI2の装着構造を第5図について述べる。配線
基板1は貫通孔22が形成され、下面には貫通孔
22の周囲から放射状に延びる複数の導電路23
が形成してある。なお、図中24は配線基板1の
上下面を被覆する絶縁オーバコートである。
LSI素子2aは基板25の上面に電極26と一
緒に設けられ、電極26と基板25の周囲に形成
した複数の端子27とがボンデイングワイヤ28
により接続されている。そして、このLSI素子2
aは配線基板1の貫通孔22に配置され、基板2
5の端子27が配線基板1に導電路23と接触さ
れ、且つLSI素子2aと配線基板1が樹脂29に
より一体にモールドされている。LSI2は厚さ
500μm程度で、厚さ250μmの配線基板1の上側お
よび下側に略均等の高さに突出している。従つ
て、配線基板の板面から突出すLSI2の上下面の
高さは各々100〜150μmである。
緒に設けられ、電極26と基板25の周囲に形成
した複数の端子27とがボンデイングワイヤ28
により接続されている。そして、このLSI素子2
aは配線基板1の貫通孔22に配置され、基板2
5の端子27が配線基板1に導電路23と接触さ
れ、且つLSI素子2aと配線基板1が樹脂29に
より一体にモールドされている。LSI2は厚さ
500μm程度で、厚さ250μmの配線基板1の上側お
よび下側に略均等の高さに突出している。従つ
て、配線基板の板面から突出すLSI2の上下面の
高さは各々100〜150μmである。
チツプ部品3の装着構造を第6図について述べ
る。配線基板1には貫通孔30が形成され、この
貫通孔30の縁部に導電箔31,31が形成して
ある。配線基板1の下面に導電箔31に接続する
導電路32が形成してある。チツプ部品3は配線
基板1の貫通孔30に配置され、その両端部の電
極33,33と導電箔31,31との間にベース
トハンダ34を充填してチツプ部品3を固定して
いる。ここで、チツプ部品3は厚さ450μm程度
で、厚さ250μmの配線基板1の上側および下側に
夫々100μm程度の高さで突出している。なお、配
線基板1の導電路23,32は固定接点15や端
子に接続している。
る。配線基板1には貫通孔30が形成され、この
貫通孔30の縁部に導電箔31,31が形成して
ある。配線基板1の下面に導電箔31に接続する
導電路32が形成してある。チツプ部品3は配線
基板1の貫通孔30に配置され、その両端部の電
極33,33と導電箔31,31との間にベース
トハンダ34を充填してチツプ部品3を固定して
いる。ここで、チツプ部品3は厚さ450μm程度
で、厚さ250μmの配線基板1の上側および下側に
夫々100μm程度の高さで突出している。なお、配
線基板1の導電路23,32は固定接点15や端
子に接続している。
上部シート4はステンレス鋼板などの金属板か
らなる100μm程度の厚さを有するもので、配線基
板1の固定接点15に対応して並ぶ複数の接点ば
ね35と、太陽電池13および液晶表示パネル1
4と対応する保持孔36,37が形成してある。
各接点ばね35の下面には可動接点38が形成し
てある。上部シート4の内側面(下面)一端部に
は、配線基板1に装着したLSI2とチツプ部品3
に対応して凹部5,6が形成されている。凹部5
はLSI2の上部を嵌入するものであり、凹部6は
チツプ部品3の上部を嵌入するものである。凹部
5,6の形成は化学処理により容易に得られる。
この場合、エツチング溶液としては塩化第2鉄
(FeCl3)等を用いる。パラフイン樹脂の混合物
を用いて上部シート4のエツチング面を除いてマ
スキングする。そして、上部シート4をエツチン
グ溶液中に所定時間漬けるとハーフエツチングさ
れた凹部が形成される。この後、上部シート4を
水洗いしパラフイン樹脂混合物を取り除く。上面
シート7は厚さ70μm程度の透明な樹脂フイル
ムからなるもので、上部シート4の保持孔36,
37に対向して透明部39,40を有し、接点ば
ね35に対向してキー表示部41が裏面より印刷
してある。スペーサ8は厚さ100μm程度の樹脂フ
イルムからなるもので、上部シート4の接点ばね
35に対応して並ぶ複数の透孔42と、凹部5,
6に対応する部品孔43,44が形成してある。
枠体9はステンレス鋼板など金属板からなる厚さ
400μm程度のもので、上部シート4の外形に対応
した枠状をなしている。下部シート10はステン
レス鋼板などの金属板からなる厚さ100μm程度の
もので、その内側面(上面)には配線基板1に装
着したLSI2に対応して凹部11がエツチング加
工により形成されている。この凹部11はLSI2
の下部を嵌入するものである。
らなる100μm程度の厚さを有するもので、配線基
板1の固定接点15に対応して並ぶ複数の接点ば
ね35と、太陽電池13および液晶表示パネル1
4と対応する保持孔36,37が形成してある。
各接点ばね35の下面には可動接点38が形成し
てある。上部シート4の内側面(下面)一端部に
は、配線基板1に装着したLSI2とチツプ部品3
に対応して凹部5,6が形成されている。凹部5
はLSI2の上部を嵌入するものであり、凹部6は
チツプ部品3の上部を嵌入するものである。凹部
5,6の形成は化学処理により容易に得られる。
この場合、エツチング溶液としては塩化第2鉄
(FeCl3)等を用いる。パラフイン樹脂の混合物
を用いて上部シート4のエツチング面を除いてマ
スキングする。そして、上部シート4をエツチン
グ溶液中に所定時間漬けるとハーフエツチングさ
れた凹部が形成される。この後、上部シート4を
水洗いしパラフイン樹脂混合物を取り除く。上面
シート7は厚さ70μm程度の透明な樹脂フイル
ムからなるもので、上部シート4の保持孔36,
37に対向して透明部39,40を有し、接点ば
ね35に対向してキー表示部41が裏面より印刷
してある。スペーサ8は厚さ100μm程度の樹脂フ
イルムからなるもので、上部シート4の接点ばね
35に対応して並ぶ複数の透孔42と、凹部5,
6に対応する部品孔43,44が形成してある。
枠体9はステンレス鋼板など金属板からなる厚さ
400μm程度のもので、上部シート4の外形に対応
した枠状をなしている。下部シート10はステン
レス鋼板などの金属板からなる厚さ100μm程度の
もので、その内側面(上面)には配線基板1に装
着したLSI2に対応して凹部11がエツチング加
工により形成されている。この凹部11はLSI2
の下部を嵌入するものである。
そして、上部シート4に形成する凹部5,6お
よび下部シート10に形成する凹部11の各々の
深さは、配線基板1の板面から突出すLSI2とチ
ツプ部品3の高さや、上部シート4および下部シ
ート10の機械的強度を配慮して決定する。実施
例においては、LSI2およびチツプ部品3の面積
や配列関係から全体の厚さの半分程度の40〜
50μmを強度面より肉厚限界とし、LSI2に対向
して形成した上部シート4の凹部5と下部シート
10の凹部11を各シートの肉厚限界の深さまで
彫り込んでいる。この際チツプ部品3を嵌入する
上部シート4の凹部6の深さは、LSI2を凹部5
に完全に嵌入した位置に上部シート4の位置に定
め、この上部シート4にチツプ部品3が重合する
厚さ分として決定したものである。また下面シー
ト12は厚さ50μm程度の樹脂フイルムからなる
ものである。
よび下部シート10に形成する凹部11の各々の
深さは、配線基板1の板面から突出すLSI2とチ
ツプ部品3の高さや、上部シート4および下部シ
ート10の機械的強度を配慮して決定する。実施
例においては、LSI2およびチツプ部品3の面積
や配列関係から全体の厚さの半分程度の40〜
50μmを強度面より肉厚限界とし、LSI2に対向
して形成した上部シート4の凹部5と下部シート
10の凹部11を各シートの肉厚限界の深さまで
彫り込んでいる。この際チツプ部品3を嵌入する
上部シート4の凹部6の深さは、LSI2を凹部5
に完全に嵌入した位置に上部シート4の位置に定
め、この上部シート4にチツプ部品3が重合する
厚さ分として決定したものである。また下面シー
ト12は厚さ50μm程度の樹脂フイルムからなる
ものである。
シート状に積層構造の小型電子式計算機を構成
するには、先ず上部シート4を枠体9を接着剤4
5によりラミネート加工する。次に、この枠体9
が一体化された上部シート4を上面シート7に対
して位置決めして上部シート4の表面4a面側と
上面シート7の印刷面7a側との間に接着剤45
を介在させてラミネート加工する。この場合、上
部シート4の凹部5,6は表面4a面側には表出
していないので上面シート7は凹凸のない一様な
平面状態に貼着される。そして、太陽電池13と
液晶表示パネル14を枠体9の内側に配置し、そ
れぞれ接着剤45および透明接着剤46で上面シ
ート7に固着する。また、上部シート4の上に両
面に接着剤45,45が塗布されたスペーサ8を
積層して接着し、さらにこのスペーサ8の上に配
線基板1を配置して接着剤45により積層する。
この時、LSI2およびチツプ部品3はそれぞれ上
部シート4の凹部5,6に嵌入される。このLSI
2およびチツプ部品3の嵌入部は接着剤45によ
つて上部シート4の凹部5,6に固着される。ま
た、下面シート12は下部シート10の一面10
aに接着剤45を介してラミネート加工する。こ
の場合にも、前述した上面シートと上部シートの
貼着と同様、下部シート10の凹部11は下面シ
ート12側には表出していないので下面シート1
2は均一に貼着される。そして、太陽電池13、
液晶表示パネル14のリード20,21を配線基
板1の端子16,17に接続する等必要な配線処
理をした上、前記した配線基板1と上部シート4
の間に接着剤45を介在させて接着剤を加熱硬化
するのである。
するには、先ず上部シート4を枠体9を接着剤4
5によりラミネート加工する。次に、この枠体9
が一体化された上部シート4を上面シート7に対
して位置決めして上部シート4の表面4a面側と
上面シート7の印刷面7a側との間に接着剤45
を介在させてラミネート加工する。この場合、上
部シート4の凹部5,6は表面4a面側には表出
していないので上面シート7は凹凸のない一様な
平面状態に貼着される。そして、太陽電池13と
液晶表示パネル14を枠体9の内側に配置し、そ
れぞれ接着剤45および透明接着剤46で上面シ
ート7に固着する。また、上部シート4の上に両
面に接着剤45,45が塗布されたスペーサ8を
積層して接着し、さらにこのスペーサ8の上に配
線基板1を配置して接着剤45により積層する。
この時、LSI2およびチツプ部品3はそれぞれ上
部シート4の凹部5,6に嵌入される。このLSI
2およびチツプ部品3の嵌入部は接着剤45によ
つて上部シート4の凹部5,6に固着される。ま
た、下面シート12は下部シート10の一面10
aに接着剤45を介してラミネート加工する。こ
の場合にも、前述した上面シートと上部シートの
貼着と同様、下部シート10の凹部11は下面シ
ート12側には表出していないので下面シート1
2は均一に貼着される。そして、太陽電池13、
液晶表示パネル14のリード20,21を配線基
板1の端子16,17に接続する等必要な配線処
理をした上、前記した配線基板1と上部シート4
の間に接着剤45を介在させて接着剤を加熱硬化
するのである。
しかして、このように構成されたシート状をな
す小型電子式計算機において、上部シート4の凹
部5とスペーサ8の部品孔43が重合し、上部シ
ート4の凹部6とスペーサ8の部品孔44が重合
する。そして、配線基板1に装着したLSI2の上
部(配線基板1の上側に突出する部分)は、スペ
ーサ8の部品孔43の内部を通つて上部シート4
の凹部5の内部に嵌入する。LSI2の下部(配線
基板1の下側に突出する部分)は、層状の接着剤
45の内部を通つて下部シート10の凹部11の
内部に嵌入する。また、配線基板1に装着したチ
ツプ部品3の上部は、スペーサ8の部品孔44を
通り上部シート4の凹部6に嵌入される。ここ
で、配線基板1に装着したLSI2の上部および下
部が上部シート4の凹部5と下部シート10の凹
部11に嵌入することにより、厚さ寸法が凹部
5,11の深さ寸法の合計分だけ吸収されること
になる。言換えれば上部シート5と下部シート1
0の合計の厚さ寸法が、凹部5,11の深さ寸法
分だけ吸収されることになる。従つて、小型電子
式計算機の全体厚さは、上部シート4および下部
シート10に凹部5,11を設けない場合に比し
て、凹部5,11の深さ寸法の合計分だけ減少さ
せて薄型化を図ることができることになる。実施
例の場合は全体として100μm程度の薄型化を図る
ことができ、計算機全体の厚さを800μm程度の極
めて薄いものとすることができた。また、チツプ
部品3の場合も配線基板1から突出した部分が上
部シート4の凹部6に嵌入することにより、厚さ
寸法の一部を吸収できる。なお、この実施例では
電子部品を配線基板1に貫通して装着してあるの
で、配線基板1の厚さを電子部品の厚さ寸法の内
に吸収でき、計算機の全体厚さを減少することに
役立つている。
す小型電子式計算機において、上部シート4の凹
部5とスペーサ8の部品孔43が重合し、上部シ
ート4の凹部6とスペーサ8の部品孔44が重合
する。そして、配線基板1に装着したLSI2の上
部(配線基板1の上側に突出する部分)は、スペ
ーサ8の部品孔43の内部を通つて上部シート4
の凹部5の内部に嵌入する。LSI2の下部(配線
基板1の下側に突出する部分)は、層状の接着剤
45の内部を通つて下部シート10の凹部11の
内部に嵌入する。また、配線基板1に装着したチ
ツプ部品3の上部は、スペーサ8の部品孔44を
通り上部シート4の凹部6に嵌入される。ここ
で、配線基板1に装着したLSI2の上部および下
部が上部シート4の凹部5と下部シート10の凹
部11に嵌入することにより、厚さ寸法が凹部
5,11の深さ寸法の合計分だけ吸収されること
になる。言換えれば上部シート5と下部シート1
0の合計の厚さ寸法が、凹部5,11の深さ寸法
分だけ吸収されることになる。従つて、小型電子
式計算機の全体厚さは、上部シート4および下部
シート10に凹部5,11を設けない場合に比し
て、凹部5,11の深さ寸法の合計分だけ減少さ
せて薄型化を図ることができることになる。実施
例の場合は全体として100μm程度の薄型化を図る
ことができ、計算機全体の厚さを800μm程度の極
めて薄いものとすることができた。また、チツプ
部品3の場合も配線基板1から突出した部分が上
部シート4の凹部6に嵌入することにより、厚さ
寸法の一部を吸収できる。なお、この実施例では
電子部品を配線基板1に貫通して装着してあるの
で、配線基板1の厚さを電子部品の厚さ寸法の内
に吸収でき、計算機の全体厚さを減少することに
役立つている。
なお、前述した実施例においてスペーサは部品
孔を形成しなくとも良い。また太陽電池や液晶表
示パネルは層状構造にしなくても良い。そして、
本考案は小型電子式計算機に限られるものではな
く、配線基板に回路素子を取付けて上部シートお
よび下部シートでシート構造に構成する各種の小
型電子機器に幅広く適用可能である。
孔を形成しなくとも良い。また太陽電池や液晶表
示パネルは層状構造にしなくても良い。そして、
本考案は小型電子式計算機に限られるものではな
く、配線基板に回路素子を取付けて上部シートお
よび下部シートでシート構造に構成する各種の小
型電子機器に幅広く適用可能である。
本考案の小型電子機器は以上説明したように、
上部シートおよび下部シートを薄い金属板で形成
した上、この上部シートおよび下部シートに形成
した凹部により電子部品の厚さ寸法の一部を吸収
したので機器全体の厚さを減少させ薄型化を図る
ことができる。しかも、配線基板の表裏面側に金
属板からなる上部シートおよび下部シートを積層
したので、充分な強度を確保することができる。
上部シートおよび下部シートを薄い金属板で形成
した上、この上部シートおよび下部シートに形成
した凹部により電子部品の厚さ寸法の一部を吸収
したので機器全体の厚さを減少させ薄型化を図る
ことができる。しかも、配線基板の表裏面側に金
属板からなる上部シートおよび下部シートを積層
したので、充分な強度を確保することができる。
図面は本考案を小型電子式計算機に適用した一
実施例を示すもので、第1図は小型電子式計算機
の外観を示す斜視図、第2図は分解斜視図、第3
図は第1図A−A線に沿う拡大断面図、第4図は
第1図B−B線に沿う拡大断面図、第5図および
第6図は夫々配線基板に電子部品を装着した部分
を示す拡大断面図である。 1……配線基板、2……LSI、3……チツプ部
品、4……上部シート、5,6……凹部、7……
上面シート、8……スペーサ、9……枠体、10
……下部シート、11……凹部、12……下面シ
ート。
実施例を示すもので、第1図は小型電子式計算機
の外観を示す斜視図、第2図は分解斜視図、第3
図は第1図A−A線に沿う拡大断面図、第4図は
第1図B−B線に沿う拡大断面図、第5図および
第6図は夫々配線基板に電子部品を装着した部分
を示す拡大断面図である。 1……配線基板、2……LSI、3……チツプ部
品、4……上部シート、5,6……凹部、7……
上面シート、8……スペーサ、9……枠体、10
……下部シート、11……凹部、12……下面シ
ート。
Claims (1)
- 配線基板に貫通孔を設け、この配線基板に接続
される電子部品を上記貫通孔を介して上記配線基
板の表・裏面側に突出させて配し、内側面に凹部
が形成された金属板からなる上部シートおよび下
部シートをそれぞれ上記配線基板の表面側および
下面側に接着剤またはシート部材を介して積層し
且つ上記上部シートおよび下部シートの凹部をそ
れぞれ上記配線基板から突出する電子部品の上部
および下部に嵌入したことを特徴とする小型電子
機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6054883U JPS59169653U (ja) | 1983-04-22 | 1983-04-22 | 小型電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6054883U JPS59169653U (ja) | 1983-04-22 | 1983-04-22 | 小型電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59169653U JPS59169653U (ja) | 1984-11-13 |
JPH0237069Y2 true JPH0237069Y2 (ja) | 1990-10-08 |
Family
ID=30190784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6054883U Granted JPS59169653U (ja) | 1983-04-22 | 1983-04-22 | 小型電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59169653U (ja) |
-
1983
- 1983-04-22 JP JP6054883U patent/JPS59169653U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59169653U (ja) | 1984-11-13 |
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