JPS6079387A - 液晶表示式小型電子機器 - Google Patents
液晶表示式小型電子機器Info
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- JPS6079387A JPS6079387A JP18793883A JP18793883A JPS6079387A JP S6079387 A JPS6079387 A JP S6079387A JP 18793883 A JP18793883 A JP 18793883A JP 18793883 A JP18793883 A JP 18793883A JP S6079387 A JPS6079387 A JP S6079387A
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- crystal display
- sheet
- display cell
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は液晶表示式小型電子機器に関するものである
。
。
最近、液晶表示セルとして一対のフィルム基材間に液晶
を充填したフィルム型液晶表示セルが開発され、これに
ともなって液晶表示セルを使用する小型電子式計算機等
の小型電子機器はカード型といわれるほどに超薄型化さ
れてきている。
を充填したフィルム型液晶表示セルが開発され、これに
ともなって液晶表示セルを使用する小型電子式計算機等
の小型電子機器はカード型といわれるほどに超薄型化さ
れてきている。
第1図は前記フィルム型液晶表示セルを使用した一般に
カード型電卓と呼ばれる超薄型小型電子式計算機の外観
を示したもので、この超薄型小型電子式計算機のケース
1は後述するような積層構造となっており、その上面に
は、表示部2とキーボード部3とソーラ電池部4とが配
置されている。
カード型電卓と呼ばれる超薄型小型電子式計算機の外観
を示したもので、この超薄型小型電子式計算機のケース
1は後述するような積層構造となっており、その上面に
は、表示部2とキーボード部3とソーラ電池部4とが配
置されている。
第2図は上記超薄型小型電子式計算機の分解斜視図、第
3図及び第4図は同じく第1図のA−A線及びB−B線
に沿う拡大断面図であり、前記ケース1は、第2図に示
したような形状の枠体11と、上部シート12及び上面
シート13と、下部シート14及び下面シート15とを
積層した構成のものとされている。そして、前記ケース
1つには、配線基板20と、フィルム型液晶表示セル3
oと、ソーラ電池(太陽電池)40とが配設されており
、さらに前記配線基板20の上面にはこの配線基板20
ど略同じ外形のスペーサ50が重合されている。また、
前記配線基板20には、この配線基板20に穿設した負
通孔に嵌め込んで、LS12チップ21とチップコンデ
ンサなどのチップ部品22.22が取付けられてa3す
、さらにこの配線基板20の上面には、一対の接点を一
組とする多数組の分割型固定接点23.23.・・・が
配列形成されている。また、前記スペーサ50には、前
記配線基板20上の各固定接点23.2:3.・・・と
対応させて多数の開口51.51.・・・が穿設される
と共に、その下面には前記LSIチップ21及びチップ
部品22.22の配線基板20上に突出する部分に対し
て逃げとなる貫通孔52.53が設けられており、この
スペーサ50は前記貫通孔52゜53に前記LSIチッ
プ21及びチップ部品22゜22を嵌入させて配線基板
20上に接着されている。そして、前記配線基板20と
スペーサ50とは、前詰ケース1の枠体1o内に配置さ
れている。
3図及び第4図は同じく第1図のA−A線及びB−B線
に沿う拡大断面図であり、前記ケース1は、第2図に示
したような形状の枠体11と、上部シート12及び上面
シート13と、下部シート14及び下面シート15とを
積層した構成のものとされている。そして、前記ケース
1つには、配線基板20と、フィルム型液晶表示セル3
oと、ソーラ電池(太陽電池)40とが配設されており
、さらに前記配線基板20の上面にはこの配線基板20
ど略同じ外形のスペーサ50が重合されている。また、
前記配線基板20には、この配線基板20に穿設した負
通孔に嵌め込んで、LS12チップ21とチップコンデ
ンサなどのチップ部品22.22が取付けられてa3す
、さらにこの配線基板20の上面には、一対の接点を一
組とする多数組の分割型固定接点23.23.・・・が
配列形成されている。また、前記スペーサ50には、前
記配線基板20上の各固定接点23.2:3.・・・と
対応させて多数の開口51.51.・・・が穿設される
と共に、その下面には前記LSIチップ21及びチップ
部品22.22の配線基板20上に突出する部分に対し
て逃げとなる貫通孔52.53が設けられており、この
スペーサ50は前記貫通孔52゜53に前記LSIチッ
プ21及びチップ部品22゜22を嵌入させて配線基板
20上に接着されている。そして、前記配線基板20と
スペーサ50とは、前詰ケース1の枠体1o内に配置さ
れている。
この枠体11は、ステンレス鋼等の金属薄板を打抜いて
形成されたもので、この枠体11には、前記上部シート
12及び下部シート14(いずれもステンレス鋼等の金
属薄板からなっている)に接触する爪片11a、11b
が上方及び下方に切り起し形成されている。この爪片1
1a、11bは、静電気を前記上部シート12及び下部
シーI・14に逃がして前記LSIチップ21などを静
電気から保護するために設けられている。また、前記フ
ィルム型液晶表示セル3oとソーラ電池4oとは、前記
枠体11内に前記配線基板2oと並べて配置されており
、液晶表示セル30の端子配列部に配列されている各端
子30a(第3図参照)はフィルム状ヒートシールコネ
クタ31によって配線基板20と接続され、ソーラ電池
40もフィルム状ヒートシールコネクタ41.41によ
って配線基板20と接続されている。
形成されたもので、この枠体11には、前記上部シート
12及び下部シート14(いずれもステンレス鋼等の金
属薄板からなっている)に接触する爪片11a、11b
が上方及び下方に切り起し形成されている。この爪片1
1a、11bは、静電気を前記上部シート12及び下部
シーI・14に逃がして前記LSIチップ21などを静
電気から保護するために設けられている。また、前記フ
ィルム型液晶表示セル3oとソーラ電池4oとは、前記
枠体11内に前記配線基板2oと並べて配置されており
、液晶表示セル30の端子配列部に配列されている各端
子30a(第3図参照)はフィルム状ヒートシールコネ
クタ31によって配線基板20と接続され、ソーラ電池
40もフィルム状ヒートシールコネクタ41.41によ
って配線基板20と接続されている。
前記フィルム状液晶表示セル3oは、第4図にその詳細
な構造が示されているように、ポリサルホンなどの合成
樹脂フィルムからなる上下一対のフィルム基材32a、
32bの周囲を接着材33で接着し、この上下のフィル
ム基材32a、32b間に液晶LCを充填したもので、
この液晶層の厚さは約10μ、前記上下のフィルム基材
32a。
な構造が示されているように、ポリサルホンなどの合成
樹脂フィルムからなる上下一対のフィルム基材32a、
32bの周囲を接着材33で接着し、この上下のフィル
ム基材32a、32b間に液晶LCを充填したもので、
この液晶層の厚さは約10μ、前記上下のフィルム基材
32a。
32bの厚さはそれぞれ約1ooμとなっている。
また、この液晶表示セル3oはT−N型(ツィステッド
・ネマティック型)のものとされており、その上下面に
配置される偏光板33a、33bは前記フィルム基材3
2a、32bの外面に接着され、さらに下側の偏光板3
3bの下面には反射板34が接着されている。前記上下
の偏光板33a。
・ネマティック型)のものとされており、その上下面に
配置される偏光板33a、33bは前記フィルム基材3
2a、32bの外面に接着され、さらに下側の偏光板3
3bの下面には反射板34が接着されている。前記上下
の偏光板33a。
33b及び反則板34の厚さはそれぞれ約75μであり
、従って偏光板32a、32b及び反射板34を含む液
晶表示セル3oの総厚は、フィルム基U32a、32b
とiil光板33a、331:z!:の接着材層35.
35及び下側偏光板32bと反射板34との接着材層3
6(いプれも透明接着材)の厚さをそれぞれ約10μと
しても、約465μ程度である。
、従って偏光板32a、32b及び反射板34を含む液
晶表示セル3oの総厚は、フィルム基U32a、32b
とiil光板33a、331:z!:の接着材層35.
35及び下側偏光板32bと反射板34との接着材層3
6(いプれも透明接着材)の厚さをそれぞれ約10μと
しても、約465μ程度である。
一方、前記ケース1の上部シート12と下部シート14
とは、それぞれ厚さ約1ooμ程度の金属薄板からなっ
ており、上部シート12には、前記スペーサ50に設け
た開口51.51.・・・と合致する関口121.12
1・・・と、前記液晶表示セル30の上部が嵌入する開
口122と、前記ソーラ電池40が嵌入する開口123
とがg設され、さらにこの上部シート12の下面には、
前記LSIチップ21及びチップ部品22.22のスペ
ーサ50上に突出する部分を受入れる凹部124゜12
5がハーフエツチングによって形成されている。そして
、この上部シート12は、その下面を前記枠体11の上
面に接着して枠体11と一体化されており、前記配線基
板20と接着されたスペーサ50はこの上部シート12
の下面に接着され、さらに前記LSIチップ21及びチ
ップ部品22゜22もこの上部シート12の前記凹部1
24.125に接着されている。また、前記ケース1の
上面シート13と下面シート15とは、それぞれ厚さ約
70μ程度の合成樹脂シートがらなっており、上面シー
ト13は前記上部シート12の上面に接着され、下面シ
ート15は前記下部シート14の下面に接着されている
。前記上面シート13は、透明フィルムの下面に表示部
2及びソーラ電池部3を除いて印刷をitと共に、キー
ボード部4に各キ一部3a、3a、・・・に対応する数
字や記号などを印刷したもので、この上面シート13の
前記各キ一部3a、3a、・・・の下面には、前記配線
基板20面の各固定接点23.23.・・・と対向させ
て、上面シート13のキ一部3aを押すことにより前記
固定接点23に接触させられる可動接点(図示せず)が
配列形成されている。
とは、それぞれ厚さ約1ooμ程度の金属薄板からなっ
ており、上部シート12には、前記スペーサ50に設け
た開口51.51.・・・と合致する関口121.12
1・・・と、前記液晶表示セル30の上部が嵌入する開
口122と、前記ソーラ電池40が嵌入する開口123
とがg設され、さらにこの上部シート12の下面には、
前記LSIチップ21及びチップ部品22.22のスペ
ーサ50上に突出する部分を受入れる凹部124゜12
5がハーフエツチングによって形成されている。そして
、この上部シート12は、その下面を前記枠体11の上
面に接着して枠体11と一体化されており、前記配線基
板20と接着されたスペーサ50はこの上部シート12
の下面に接着され、さらに前記LSIチップ21及びチ
ップ部品22゜22もこの上部シート12の前記凹部1
24.125に接着されている。また、前記ケース1の
上面シート13と下面シート15とは、それぞれ厚さ約
70μ程度の合成樹脂シートがらなっており、上面シー
ト13は前記上部シート12の上面に接着され、下面シ
ート15は前記下部シート14の下面に接着されている
。前記上面シート13は、透明フィルムの下面に表示部
2及びソーラ電池部3を除いて印刷をitと共に、キー
ボード部4に各キ一部3a、3a、・・・に対応する数
字や記号などを印刷したもので、この上面シート13の
前記各キ一部3a、3a、・・・の下面には、前記配線
基板20面の各固定接点23.23.・・・と対向させ
て、上面シート13のキ一部3aを押すことにより前記
固定接点23に接触させられる可動接点(図示せず)が
配列形成されている。
そして、前記液晶表示セル30は、その上面すなわち上
側偏光板33aの上面をこの上面シート13の表示部2
の下面に透明接着材37によって接着されており、また
前記ソーラ電池40も図示しないがその上面において上
面シート13のソーている。
側偏光板33aの上面をこの上面シート13の表示部2
の下面に透明接着材37によって接着されており、また
前記ソーラ電池40も図示しないがその上面において上
面シート13のソーている。
また、第3図及び第4図において、16は前記上部シー
ト12と下部シー1−14との間に充填された充填材で
あり、この充填材16は前記枠体の外周も覆っτ前記ケ
ース1の外周面を形成している。そして、前記上部シー
ト12の下側に配設されている前記配線基板20.LS
Iチップ21゜チップ部品22.液晶表示セル30.ソ
ーラ電池40などは、前記充填材16によって固定され
ており、また前記下部シート14はこの充填材16によ
って接着固定されている。
ト12と下部シー1−14との間に充填された充填材で
あり、この充填材16は前記枠体の外周も覆っτ前記ケ
ース1の外周面を形成している。そして、前記上部シー
ト12の下側に配設されている前記配線基板20.LS
Iチップ21゜チップ部品22.液晶表示セル30.ソ
ーラ電池40などは、前記充填材16によって固定され
ており、また前記下部シート14はこの充填材16によ
って接着固定されている。
次に、上記超薄型小型電子式計棹機の組立てに計算機説
明すると、この超薄型小型電子弐計綽機の組立ては、フ
ロントパネルアセンブリの組立てと、配線基板アセンブ
リの組立てと、リヤパネルアセンブリの組立てとに分け
て行われ、この後これらアセンブリを積層結合すること
によって組立てられている。前記フロントパネルアセン
ブリの組立ては、まず、枠体11と上部シー1〜12と
を接着し、次いで上部シート12に上面シート13を接
着した後、前記上部シート1゛2の開口122゜123
に、あらかじめヒートシールコネクタを加熱圧着した液
晶表示セル3o及びソーラ電池4゜を嵌め込んで、これ
らを前記上面シート13に接着し、さらに前記上部シー
ト12の下面にスペーリ50を接着することによって行
われる。また、配線基板アセンブリは、配線基板2oの
貫通孔52.53にLSIデツプ21及びチップ部品2
2゜22を嵌め込んで組立てられ、リヤパネルアセンブ
リは、下部シート14に下面シート15を接着して組立
てられる。ぞして、全体の組立ては、前記フロントアセ
ンブリをその上部シート12を上に向けた状態で定置し
てその上に前記配線基板アセンブリを重ね、相互の位置
決めを行なうと共に前記液晶表示セル30とソーラ電池
4oとに接続しておいたヒートシールコネクタ31.4
1をそれぞれ配li1基板20に加熱圧着接続した後、
その上から充填材16として速乾性の液状接着剤(例え
ばアクリル系またはエポキシ系の二液混合型接着材)を
滴下して、その後直ちに前記りA7アパネルセンブリを
重ねて加熱圧着し前記接着材を硬化させすることにより
行われる。この後は、機能検査を行ない、充填材16の
外周をカットしてケース1の外形を整え、最後に仕上げ
検査を行なって製品とされる。
明すると、この超薄型小型電子弐計綽機の組立ては、フ
ロントパネルアセンブリの組立てと、配線基板アセンブ
リの組立てと、リヤパネルアセンブリの組立てとに分け
て行われ、この後これらアセンブリを積層結合すること
によって組立てられている。前記フロントパネルアセン
ブリの組立ては、まず、枠体11と上部シー1〜12と
を接着し、次いで上部シート12に上面シート13を接
着した後、前記上部シート1゛2の開口122゜123
に、あらかじめヒートシールコネクタを加熱圧着した液
晶表示セル3o及びソーラ電池4゜を嵌め込んで、これ
らを前記上面シート13に接着し、さらに前記上部シー
ト12の下面にスペーリ50を接着することによって行
われる。また、配線基板アセンブリは、配線基板2oの
貫通孔52.53にLSIデツプ21及びチップ部品2
2゜22を嵌め込んで組立てられ、リヤパネルアセンブ
リは、下部シート14に下面シート15を接着して組立
てられる。ぞして、全体の組立ては、前記フロントアセ
ンブリをその上部シート12を上に向けた状態で定置し
てその上に前記配線基板アセンブリを重ね、相互の位置
決めを行なうと共に前記液晶表示セル30とソーラ電池
4oとに接続しておいたヒートシールコネクタ31.4
1をそれぞれ配li1基板20に加熱圧着接続した後、
その上から充填材16として速乾性の液状接着剤(例え
ばアクリル系またはエポキシ系の二液混合型接着材)を
滴下して、その後直ちに前記りA7アパネルセンブリを
重ねて加熱圧着し前記接着材を硬化させすることにより
行われる。この後は、機能検査を行ない、充填材16の
外周をカットしてケース1の外形を整え、最後に仕上げ
検査を行なって製品とされる。
ところで、フィルム型液晶゛表示セルを使用する小型電
子式計算機などの電子機器は、フィルム型液晶表示セル
の厚さが非常に薄いことから機器の厚さを超薄型化でき
るが、その反面、このフィルム型液晶表示セルを使用す
る電子機器は、これを高温多湿下におくと、液晶表示セ
ル内にしみ状の黒点が生じてこの部分の表示が読み取れ
なくなってしまうことがあるという問題をもっていた。
子式計算機などの電子機器は、フィルム型液晶表示セル
の厚さが非常に薄いことから機器の厚さを超薄型化でき
るが、その反面、このフィルム型液晶表示セルを使用す
る電子機器は、これを高温多湿下におくと、液晶表示セ
ル内にしみ状の黒点が生じてこの部分の表示が読み取れ
なくなってしまうことがあるという問題をもっていた。
このフィルム型液晶表示セルの黒点発生現象は、機器へ
の実装前には何の異常もなかった液晶表示セルにも発生
しており、従って液晶表示セルに黒点が発生するかどう
かは、液晶表示セルを実装した機器を高温多湿下におい
たときに初めて分るから、従来は前記液晶表示セルの黒
点発生を未然に防ぐことは不可能であるとされていた。
の実装前には何の異常もなかった液晶表示セルにも発生
しており、従って液晶表示セルに黒点が発生するかどう
かは、液晶表示セルを実装した機器を高温多湿下におい
たときに初めて分るから、従来は前記液晶表示セルの黒
点発生を未然に防ぐことは不可能であるとされていた。
このフィルム型液晶表示セルにおける黒点発生現象は、
出願人の調査によれば次のような原因で発生すると考え
られる。すなわち、前記フィルム型液晶表示セルの上下
のフィルム基材は、ポリサルホンなどの合成樹脂フィル
ムからなっているために、このフィルム基材が空気中の
水分を吸着し゛Cフィルム基材が水分を含んだ状態とな
る。そして、液晶表示セルを機器に実装した後は、機器
のケースが密閉構造となっていれば液晶表示セルのフィ
ルム基材がそれ以上水分を吸着することはないが、上記
fIA薄型小型電子式計算機のように、機器ケース1の
上面シート13がポリエステルなどの合成樹脂シートか
らなっており、この上面シー1−13に液晶表示セル3
0を接着している電子機器においては、高温多湿下での
黒点発生の可能性がかなり高くなる。これは、高温多湿
下においては、前記上面シート13が然及び空気中の水
分の吸収により膨張して第5図に示すように上部シーみ
、この上面シート13に接着されている液晶表示セル3
0の上側偏光板33a及びこれに接着されている上側フ
ィルム基材32aが同様に脹らむからであり、これに対
して、液晶表示セル30の下側のフィルム基材32bは
その下面に接着されている下側偏光板33b及び反射板
34を介して充填材16に接着固定されているから、液
晶表示セル30の液晶層部分が第5図に示すように上側
フィルム基材32aの外側への脹らみで容積を増して負
圧となり、そのためにフィルム基材32a。
出願人の調査によれば次のような原因で発生すると考え
られる。すなわち、前記フィルム型液晶表示セルの上下
のフィルム基材は、ポリサルホンなどの合成樹脂フィル
ムからなっているために、このフィルム基材が空気中の
水分を吸着し゛Cフィルム基材が水分を含んだ状態とな
る。そして、液晶表示セルを機器に実装した後は、機器
のケースが密閉構造となっていれば液晶表示セルのフィ
ルム基材がそれ以上水分を吸着することはないが、上記
fIA薄型小型電子式計算機のように、機器ケース1の
上面シート13がポリエステルなどの合成樹脂シートか
らなっており、この上面シー1−13に液晶表示セル3
0を接着している電子機器においては、高温多湿下での
黒点発生の可能性がかなり高くなる。これは、高温多湿
下においては、前記上面シート13が然及び空気中の水
分の吸収により膨張して第5図に示すように上部シーみ
、この上面シート13に接着されている液晶表示セル3
0の上側偏光板33a及びこれに接着されている上側フ
ィルム基材32aが同様に脹らむからであり、これに対
して、液晶表示セル30の下側のフィルム基材32bは
その下面に接着されている下側偏光板33b及び反射板
34を介して充填材16に接着固定されているから、液
晶表示セル30の液晶層部分が第5図に示すように上側
フィルム基材32aの外側への脹らみで容積を増して負
圧となり、そのためにフィルム基材32a。
32F)に含有されていた水分が第5図に矢印で示した
ように液晶しC内に溶出して液晶中に溶解されていた空
気を中心に成長し、これが気泡あるいは水泡となって上
下のフィルム基林間の非常に狭い間隙(約10μ)内で
拡がり、第1図に示すように表示部2に黒点aが見える
ことになる。この一旦発生した黒点は、自然に消えてし
まうようなことはなく、この黒点はそのまま残ることに
なる。
ように液晶しC内に溶出して液晶中に溶解されていた空
気を中心に成長し、これが気泡あるいは水泡となって上
下のフィルム基林間の非常に狭い間隙(約10μ)内で
拡がり、第1図に示すように表示部2に黒点aが見える
ことになる。この一旦発生した黒点は、自然に消えてし
まうようなことはなく、この黒点はそのまま残ることに
なる。
この発明は上記のような実情にかんがみてなされたもの
であって、その目的とするところは、高温多湿下におけ
るフィルム型液晶表示セルの黒点の発生を確実に防ぐこ
とができるようにした液晶表示式小型電子機器を提供す
ることにある。
であって、その目的とするところは、高温多湿下におけ
るフィルム型液晶表示セルの黒点の発生を確実に防ぐこ
とができるようにした液晶表示式小型電子機器を提供す
ることにある。
すなわち、この発明は、少なくとも表示部が合成樹脂シ
ートで形成された機器ケース内に、前記シートの下面に
積層して、一対のフィルム基林間に液晶を充填したフィ
ルム型液晶表示セルを配置した液晶表示式小型電子機器
において、前記液晶表示セルを前記シートに接着せずに
配置した構成のものである。
ートで形成された機器ケース内に、前記シートの下面に
積層して、一対のフィルム基林間に液晶を充填したフィ
ルム型液晶表示セルを配置した液晶表示式小型電子機器
において、前記液晶表示セルを前記シートに接着せずに
配置した構成のものである。
以下、この発明の一実施例を第6図を参照して説明する
。なお、この実施例は超薄型小型電子式計算機を対象と
したものであり、図中第1図〜第4図に示したものと同
じものについては、図に同符号を付してその説明を省略
する。
。なお、この実施例は超薄型小型電子式計算機を対象と
したものであり、図中第1図〜第4図に示したものと同
じものについては、図に同符号を付してその説明を省略
する。
この実施例は、上下一対のフィルム基材32a。
32b間に液晶LCを充填し、その上面に上側偏光板3
3aを接着した液晶表示セル本体を、その上面(上側偏
光板33aの上面)をケース1の上面シート13の下面
に対して接着せずに単に接面させて配置し、さらにこの
液晶表示セル本体の下面に、下側偏光板33bを接着せ
ずに接面させて配置して、その下面に反射板34を接着
1をことによってT−N型液晶表示セル30を構成した
もので、この液晶表示セル30は、そのケース内突出部
つまりケース1の上部シート12下に突出する部分にこ
の突出部全面を完全に覆うようト接着しかつ周囲を前記
上部シート12の下面に接着した粘着フィルム(合成樹
脂フィルム面に、粘戸剤38aを塗布したもの)38に
よって前記上部シート12に保持され、さらにその外側
に滴下充填した充填材16によってケース1内に固定さ
れてい6° 1 しかして、この超薄型小型電子式計n機:においては、
高温多湿下において前記上面シート13が熱及び空気中
の水分の吸収により膨張してその表承部が外側に脹らん
でも、液晶表示セル3oの上側偏光板33aは前記上面
シート13とは接着されていないから、この上側偏光板
33a及び上側フィルム基材32aが前記上面シート1
3に引かれて外側に脹らむようなことはなく、従って液
晶層部分が負圧になってフィルム基材32a、32bに
含有されていた水分を液晶LC中に溶は込ませることは
ないから、液晶表示セル30の黒点の発生を防ぐことが
できる。また、この実施例においては、上記のように液
晶表示セル30の下側フィルム基材32bと下側偏光板
33bとを接着せずに単に接面させているから、高温下
において液晶表示セル30の上側フィルム基材32aが
膨張して外側に脹らむように変形して液晶層部分を負圧
にしようとしても、下側フィルム基材32bをケース1
内の充填材16に固定していないためにこの下側フィル
ム基材32bも上側フィルム基材32aと一緒に変形す
ることになり、従って液晶層が負圧となることはないか
ら、液晶表示セル30に黒点を発生させることはない。
3aを接着した液晶表示セル本体を、その上面(上側偏
光板33aの上面)をケース1の上面シート13の下面
に対して接着せずに単に接面させて配置し、さらにこの
液晶表示セル本体の下面に、下側偏光板33bを接着せ
ずに接面させて配置して、その下面に反射板34を接着
1をことによってT−N型液晶表示セル30を構成した
もので、この液晶表示セル30は、そのケース内突出部
つまりケース1の上部シート12下に突出する部分にこ
の突出部全面を完全に覆うようト接着しかつ周囲を前記
上部シート12の下面に接着した粘着フィルム(合成樹
脂フィルム面に、粘戸剤38aを塗布したもの)38に
よって前記上部シート12に保持され、さらにその外側
に滴下充填した充填材16によってケース1内に固定さ
れてい6° 1 しかして、この超薄型小型電子式計n機:においては、
高温多湿下において前記上面シート13が熱及び空気中
の水分の吸収により膨張してその表承部が外側に脹らん
でも、液晶表示セル3oの上側偏光板33aは前記上面
シート13とは接着されていないから、この上側偏光板
33a及び上側フィルム基材32aが前記上面シート1
3に引かれて外側に脹らむようなことはなく、従って液
晶層部分が負圧になってフィルム基材32a、32bに
含有されていた水分を液晶LC中に溶は込ませることは
ないから、液晶表示セル30の黒点の発生を防ぐことが
できる。また、この実施例においては、上記のように液
晶表示セル30の下側フィルム基材32bと下側偏光板
33bとを接着せずに単に接面させているから、高温下
において液晶表示セル30の上側フィルム基材32aが
膨張して外側に脹らむように変形して液晶層部分を負圧
にしようとしても、下側フィルム基材32bをケース1
内の充填材16に固定していないためにこの下側フィル
ム基材32bも上側フィルム基材32aと一緒に変形す
ることになり、従って液晶層が負圧となることはないか
ら、液晶表示セル30に黒点を発生させることはない。
さらに、この出する部分を前記粘着フィルム38で覆っ
ているから、充填材16となる液状接着剤を滴下したと
きにこの接着剤に含まれている水分を液晶表示セル30
のフィルム基材32a、32bに吸着させてしまうこと
もなく、従って機器の組立て時に液晶表示セル30のフ
ィルム基1432a、32bの含有水分を増加させてし
まう心配もない。
ているから、充填材16となる液状接着剤を滴下したと
きにこの接着剤に含まれている水分を液晶表示セル30
のフィルム基材32a、32bに吸着させてしまうこと
もなく、従って機器の組立て時に液晶表示セル30のフ
ィルム基1432a、32bの含有水分を増加させてし
まう心配もない。
第7図はこの発明の他の実施例を示したもので、この実
施例は、前記ケース1の上面シート13を、その表示部
の下面に液晶表示セル30の上側偏光板33aを透明接
着材37で接着した構成とし、上側偏光板を有しない液
晶表示セル30を、その上面つまり上側フィルム基材3
2aを前記上面シート13下の上側偏光板33aに対し
て接着せずに単に接面させて配置したものであり、その
他の構成は上記実施例と同じになっている。この実施例
においても、高温多湿下においてケース1の上面シート
13が上側偏光板33aと共に外側に脹らんでも液晶表
示セル30の上側フィルム基材32aが外側に脹らむこ
とはないから、やはり液晶表示セル30の黒点の発生を
防ぐことができる。
施例は、前記ケース1の上面シート13を、その表示部
の下面に液晶表示セル30の上側偏光板33aを透明接
着材37で接着した構成とし、上側偏光板を有しない液
晶表示セル30を、その上面つまり上側フィルム基材3
2aを前記上面シート13下の上側偏光板33aに対し
て接着せずに単に接面させて配置したものであり、その
他の構成は上記実施例と同じになっている。この実施例
においても、高温多湿下においてケース1の上面シート
13が上側偏光板33aと共に外側に脹らんでも液晶表
示セル30の上側フィルム基材32aが外側に脹らむこ
とはないから、やはり液晶表示セル30の黒点の発生を
防ぐことができる。
なお、上記実施例では超薄型小型電子式計算機について
説明したが、この発明はその他各種液晶表示式小型電子
機器に広く適用することができる。
説明したが、この発明はその他各種液晶表示式小型電子
機器に広く適用することができる。
この発明によれば、フィルム型液晶表示セルを使用する
電子(周器でありながら、前記フィルム型液晶表示セル
の黒点の発生を確実に防ぐことができる。
電子(周器でありながら、前記フィルム型液晶表示セル
の黒点の発生を確実に防ぐことができる。
第1図及び第2図はフィルム型液晶表示セルを使用する
従来の超薄型小型電子式計算機の外観図及び分解斜視図
、第3図及び第4図は第1図のA−A線及びB−B線に
沿う拡大断面図、第5図は従来の超薄型小型電子式計算
機における高温多湿下でのフィルム型液晶表示セルの黒
点発生原因を説明する第4図と同部分の断面図、第6図
はこの発明の一実施例を示す超薄型小型電子式計算機の
液晶表示セル配置部の断面図、第7図はこの発明の他の
実施例を示す超薄型小型電子式計算機の液晶表示セル配
置部の断面図である。 1・・・ケース、2・・・表示部、11・・・枠体、1
2・・・上部シート、13・・・上面シート、14・・
・下部シート、15・・・下面シート、16・・・充填
材、30フィルム型液晶表示セル、32a’、32b・
・・フィルム基材、33a、33b・・・偏光板、34
・・・反射板、38・・・粘着フィルム。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 牙5図 矛6図 オフ図
従来の超薄型小型電子式計算機の外観図及び分解斜視図
、第3図及び第4図は第1図のA−A線及びB−B線に
沿う拡大断面図、第5図は従来の超薄型小型電子式計算
機における高温多湿下でのフィルム型液晶表示セルの黒
点発生原因を説明する第4図と同部分の断面図、第6図
はこの発明の一実施例を示す超薄型小型電子式計算機の
液晶表示セル配置部の断面図、第7図はこの発明の他の
実施例を示す超薄型小型電子式計算機の液晶表示セル配
置部の断面図である。 1・・・ケース、2・・・表示部、11・・・枠体、1
2・・・上部シート、13・・・上面シート、14・・
・下部シート、15・・・下面シート、16・・・充填
材、30フィルム型液晶表示セル、32a’、32b・
・・フィルム基材、33a、33b・・・偏光板、34
・・・反射板、38・・・粘着フィルム。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 牙5図 矛6図 オフ図
Claims (3)
- (1)少なくとも表示部が合成樹脂シートで形成された
機器ケース内に、前記シートの下面に積層して、一対の
フィルム基材間に液晶を充填したフィルム型液晶表示セ
ルを配置した液晶表示式小型電子n器において、前記液
晶表示セルを前記シートに接着せずに配置したことを特
徴とする液晶表示式小型電子機器。 - (2) 液晶表示セルは上下に偏光板を備えており、そ
の上側偏光板をケースのシート下面に接面させて配置さ
れていることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記
載の液晶表示式小型電子機器。 - (3)ケースのシート下面には液晶表示セルの上側偏光
板が接着されており、液晶表示セルはこの上側偏光板の
下面に接着せずに接面されていることを特徴とする特許
請求の範囲第(1)項記載の液晶表示式小型電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18793883A JPS6079387A (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 液晶表示式小型電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18793883A JPS6079387A (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 液晶表示式小型電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6079387A true JPS6079387A (ja) | 1985-05-07 |
Family
ID=16214801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18793883A Pending JPS6079387A (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 液晶表示式小型電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6079387A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0658559U (ja) * | 1993-01-19 | 1994-08-12 | 和光電気株式会社 | アース装置 |
-
1983
- 1983-10-07 JP JP18793883A patent/JPS6079387A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0658559U (ja) * | 1993-01-19 | 1994-08-12 | 和光電気株式会社 | アース装置 |
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