JPS5910189Y2 - 鋼管矢板と鋼管杭の頭部結合部材 - Google Patents
鋼管矢板と鋼管杭の頭部結合部材Info
- Publication number
- JPS5910189Y2 JPS5910189Y2 JP12559479U JP12559479U JPS5910189Y2 JP S5910189 Y2 JPS5910189 Y2 JP S5910189Y2 JP 12559479 U JP12559479 U JP 12559479U JP 12559479 U JP12559479 U JP 12559479U JP S5910189 Y2 JPS5910189 Y2 JP S5910189Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- piles
- pile
- pipe sheet
- sheet pile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Foundations (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は護岸,締切等の目的で構築される鋼管矢板と
鋼管杭(斜杭)を組み合わせた鋼製港湾構造物の頭部結
合部材に関するものである。
鋼管杭(斜杭)を組み合わせた鋼製港湾構造物の頭部結
合部材に関するものである。
従来この種の頭部結合部材としては第1図,第2図に示
すタイプ(以下Aタイプと呼ぶ)と第3図,第4図に示
すタイプ(以下Bタイプと呼ぶ)がある。
すタイプ(以下Aタイプと呼ぶ)と第3図,第4図に示
すタイプ(以下Bタイプと呼ぶ)がある。
Aタイフ゜は従来多用されているもので、図に示すよう
に鋼管矢板1および鋼管杭2を打設したのち鋼板3等で
鋼管矢板1と鋼管杭2を現場溶接により結合する。
に鋼管矢板1および鋼管杭2を打設したのち鋼板3等で
鋼管矢板1と鋼管杭2を現場溶接により結合する。
しかし、このタイプは結合材である鋼板3は鋼管矢板1
等の表面に接触しているだけで結合の信頼性が乏しい。
等の表面に接触しているだけで結合の信頼性が乏しい。
Bタイプの結合部材4は図に示すように予め鋼管矢板1
と鋼管杭2を覆うようなキャップ状に形或したもので、
鋼管矢板1打設後この結合部材4をかぶせガイドに利用
して鋼管杭2を打設する。
と鋼管杭2を覆うようなキャップ状に形或したもので、
鋼管矢板1打設後この結合部材4をかぶせガイドに利用
して鋼管杭2を打設する。
この後鋼管杭2と結合部材4との結合を鋼板を介し溶接
等により行なう。
等により行なう。
このBタイプの結合部材4は、4個の半割りパイプとこ
れらを結合する補強材等からなり溶接個所が多く製作に
手間がかかる他、重量があるので施工しにくいといった
欠点がある。
れらを結合する補強材等からなり溶接個所が多く製作に
手間がかかる他、重量があるので施工しにくいといった
欠点がある。
この考案はこのような事情に鑑み提案されたもので、港
湾工事に要求される施工の確実性と迅速性に優れ、かつ
製作の容易な結合部材を提供することを目白勺としてい
る。
湾工事に要求される施工の確実性と迅速性に優れ、かつ
製作の容易な結合部材を提供することを目白勺としてい
る。
以下この考案の結合部材を図示した実施例(第5図〜第
11図)に基いて説明する。
11図)に基いて説明する。
第5図,第6図は使用状態を示したもので、1は鋼管矢
板(継手10.10’により接続されている)、2は斜
杭として前記鋼管矢板1を支持する鋼管杭でこの考案の
結合部材5によって頭部が結合されている。
板(継手10.10’により接続されている)、2は斜
杭として前記鋼管矢板1を支持する鋼管杭でこの考案の
結合部材5によって頭部が結合されている。
この結合部材5を示したのが第7図〜第10図で、側面
が台形形状のはめ込み部材6二個が対向し、この二個の
はめ込み部材6または6′の斜辺間に半割りパイプ7が
二個接合されている。
が台形形状のはめ込み部材6二個が対向し、この二個の
はめ込み部材6または6′の斜辺間に半割りパイプ7が
二個接合されている。
はめ込み部材6または6′は底辺部にスリット8が設け
られており、鋼管杭1の頭部にはめ込むようになってい
る。
られており、鋼管杭1の頭部にはめ込むようになってい
る。
また半割りパイプ7の上部に鋼管2と結合部材5を固定
するためのスリット9が設けられている。
するためのスリット9が設けられている。
なお、はめ込み部材6または6′と半割りパイプ7との
接合は工場内溶接等により行なわれる。
接合は工場内溶接等により行なわれる。
この結合部材5の形状,大きさ等は鋼管矢板1と鋼管杭
2の径,肉厚,打ち込み角度等によって決定される。
2の径,肉厚,打ち込み角度等によって決定される。
またスリット8は現場でガス切断等により設けることが
でき、寸法合わせが容易なため、鋼管矢板1が曲線状に
打設されていても取り付けることか′できる。
でき、寸法合わせが容易なため、鋼管矢板1が曲線状に
打設されていても取り付けることか′できる。
なお第7図,第8図のはめ込み部材6は平板の場合、第
9図,第10図のはめ込み部材6′はH形鋼の場合(。
9図,第10図のはめ込み部材6′はH形鋼の場合(。
H形鋼を斜に切断し、上下フランジにスリット8が設け
られている)である。
られている)である。
施工に際しては鋼管矢板1とはめ込み部材6または6′
はスリット8の部分および鋼管杭2と半割りパイプ部は
スリット9の部分に隅肉溶接を施し鋼管杭2,鋼管矢板
1および結合部材5の固定を確実なものとすることがで
き、必要に応じ補剛材を溶接しても良い(H形鋼のはめ
込み部材6′はそれ自体補剛の働きも有する)。
はスリット8の部分および鋼管杭2と半割りパイプ部は
スリット9の部分に隅肉溶接を施し鋼管杭2,鋼管矢板
1および結合部材5の固定を確実なものとすることがで
き、必要に応じ補剛材を溶接しても良い(H形鋼のはめ
込み部材6′はそれ自体補剛の働きも有する)。
また鋼管杭2のキャップとなる半割りパイプ7は鋼管杭
2打設のガイドとして利用できる。
2打設のガイドとして利用できる。
第11図は他の実施例における使用状態を示したもので
、半割りパイプ7が結合部材5の内側に突出するように
取り付けてあり、鋼管杭2の固定にはボルト10等(ま
たは、溶接)を利用する。
、半割りパイプ7が結合部材5の内側に突出するように
取り付けてあり、鋼管杭2の固定にはボルト10等(ま
たは、溶接)を利用する。
この考案は以上の構戒からなり、次のような利点を有す
る。
る。
(1)工場内製作が容易で、溶接も確実に行なえる。
(2)鋼管矢板とのはめ込みが平面的であり、スリット
は現場でガス切断できるので、寸法合わせも容易で接合
部の信頼性が高い。
は現場でガス切断できるので、寸法合わせも容易で接合
部の信頼性が高い。
(3)接合部材が軽量なため施工が容易である。
(4)鋼材使用量も少なく安価に製作できる。
第1図は従来例の平面図、第2図はその側面図、第3図
は他の従来例の平面図、第4図はその側面図、第5図は
この考案の実施例における使用状態を示す平面図、第6
図は第5図のA−A断面図、第7図は結合部材の平面図
、第8図はその側面図、第9図は他の実施例を示す平面
図、第10図はその側面図、第11図は他の実施例を示
す平面図である。 1・・・・・・鋼管矢板、2・・・・・・鋼管杭、3・
・・・・・鋼板、4・・・・・・結合部材(従来例)、
5・・・・・・結合部材、6,6′・・・・・・はめ込
み部材、7・・・・・・半割りパイプ、8・・・・・・
スリット、9・・・・・・スリット、10,10′・・
・・・・矢板継手、11・・・・・・ボルト。
は他の従来例の平面図、第4図はその側面図、第5図は
この考案の実施例における使用状態を示す平面図、第6
図は第5図のA−A断面図、第7図は結合部材の平面図
、第8図はその側面図、第9図は他の実施例を示す平面
図、第10図はその側面図、第11図は他の実施例を示
す平面図である。 1・・・・・・鋼管矢板、2・・・・・・鋼管杭、3・
・・・・・鋼板、4・・・・・・結合部材(従来例)、
5・・・・・・結合部材、6,6′・・・・・・はめ込
み部材、7・・・・・・半割りパイプ、8・・・・・・
スリット、9・・・・・・スリット、10,10′・・
・・・・矢板継手、11・・・・・・ボルト。
Claims (1)
- 底辺に鋼管矢板頭部へのはめ込み用のスリットを設けた
側面台形形状のはめ込み部材が二個対向し、このはめ込
み部材の斜辺間には結合する鋼管杭のキャップとなる半
割りパイプが取り付けられていることを特徴とする鋼管
矢板と鋼管杭の頭部結合部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12559479U JPS5910189Y2 (ja) | 1979-09-11 | 1979-09-11 | 鋼管矢板と鋼管杭の頭部結合部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12559479U JPS5910189Y2 (ja) | 1979-09-11 | 1979-09-11 | 鋼管矢板と鋼管杭の頭部結合部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5646642U JPS5646642U (ja) | 1981-04-25 |
JPS5910189Y2 true JPS5910189Y2 (ja) | 1984-03-30 |
Family
ID=29357482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12559479U Expired JPS5910189Y2 (ja) | 1979-09-11 | 1979-09-11 | 鋼管矢板と鋼管杭の頭部結合部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5910189Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05176811A (ja) * | 1992-06-15 | 1993-07-20 | Matsushita Electric Works Ltd | ヘアードライヤ |
-
1979
- 1979-09-11 JP JP12559479U patent/JPS5910189Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5646642U (ja) | 1981-04-25 |
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