JPH052664Y2 - - Google Patents

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JPH052664Y2
JPH052664Y2 JP5360087U JP5360087U JPH052664Y2 JP H052664 Y2 JPH052664 Y2 JP H052664Y2 JP 5360087 U JP5360087 U JP 5360087U JP 5360087 U JP5360087 U JP 5360087U JP H052664 Y2 JPH052664 Y2 JP H052664Y2
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steel pipe
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pile
plate
piles
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、埋立護岸、岸壁、締切等の目的で
構築される鋼管矢板と鋼管杭(斜杭)を組合わせ
た鋼管矢板組杭式構造物の鋼管矢板と鋼管杭の頭
部結合装置に関する。
発明の背景 鋼管矢板組杭式構造物の場合は、直杭である鋼
管矢板を打設し、つぎに斜杭である鋼管杭を打設
した後、上部コンクリートを打設して完成する
が、上部コンクリート打設までの間は両杭とも自
立した状態にあるため、例えば原海底面の土質が
軟弱な場合、あるいは強風、波浪等を受けた場合
に倒れるおそれが多分にあるため、上部コンクリ
ート打設までの間は鋼管矢板と鋼管杭を結合し、
倒壊しないようにするのが一般的である。
従来の技術 従来の鋼管矢板と鋼管杭の頭部結合手段として
は、例えば第5図に示すごとく、鋼管矢板11と
鋼管杭12を打設した後、鋼板等の結合部材13
で溶接して固定する方法や、第6図に示すごと
く、鋼管矢板11と鋼管杭12を覆うようなキヤ
ツプ状に形成した結合部材14を用い、鋼管矢板
11を打設した後この結合部材14を頭部に被せ
ガイドに利用して鋼管杭12を打設し、しかる後
鋼管杭12と結合部材14とを鋼板15を介して
溶接する方法等がある。
従来技術の問題点 しかし、鋼板等の結合部材13で直接的に鋼管
矢板11と鋼管杭12を結合する第5図に示す方
法では、結合部材が鋼管矢板および鋼管杭の表面
に部分的に接触しているだけであるから、結合強
度が十分でなく信頼性に乏しいという欠点があ
る。
また、第6図に示す方法では、キヤツプ状の結
合部材が4個の半割りパイプとこれらを結合する
補強部材とから構成されているため、溶接箇所が
多く製作に手間がかかる他、重量があるので施工
しにくいといつた欠点がある。
この考案は従来の前記欠点を解消するためにな
されたもので、製作容易な結合部材を用い港湾工
事等に要求される施工の確実性と迅速性に優れた
結合装置を提案せんとするものである。
問題点を解決するための手段 この考案は、2枚の板状部材をスペーサで結合
して構成した一体構造の主結合部材を鋼管矢板の
頭部に凹凸嵌合させ、この主結合部材の両板状部
材間に鋼管杭の頭部を嵌入させた状態で、この主
結合部材および鋼管杭に結合用ピンを貫通して結
合する構造となしたものであり、主結合部材の構
造が比較的簡単でかつ構成部材にH型鋼等の型鋼
を用いることができるので、製作が容易でかつ強
度的にも優れ、またこの主結合部材は鋼管矢板の
頭部に凹凸嵌合させるだけで簡単かつ確実にセツ
トできる上、鋼管杭との結合を貫通ピンによつて
行なうため簡易迅速に施工できるという利点を有
する頭部結合装置を提案したものである。
考案の図面に基づく開示 第1図はこの考案の好適な主結合部材を示す平
面図、第2図は第1図−線上の縦断側面図、
第3図は同上の主結合部材により鋼管矢板と鋼管
杭を結合した状態を示す平面図、第4図は同上正
面図である。
すなわち、この考案に係る主結合部材は第1図
に示すごとく、所定の間隔を隔てて相対向させた
2枚の板状部材2をその両内面間に介在させたス
ペーサ3にて一体に結合して構成している。上記
板状部材2の間隔はこの間に鋼管杭を固定する関
係上、鋼管杭の直径よりやや大きい間隔とする。
この主結合部材1の板状部材2には両端部に鋼管
杭結合用ピン4の貫通孔2−1を穿設している。
なお、板状部材2は図面ではく字形のものを示し
たが、これに限らず直線状のものでもよい。
また、この両板状部材2を結合するスペーサ3
は、強度を考慮して、両板状部材に平行な板材3
−1とこの板材の両端部に接続した板材3−2と
で構成しており、板材3−2の端部を長尺の板状
部材2の内面に接合している。なお、上記スペー
サ3の板材3−2はそれぞれ斜めに設けている
が、中央の板材3−1に対し直角に設けてもよ
い。3−3および3−4は補強部材である。
上記主結合部材1は強度および耐久性を考慮し
てすべて鋼製とし、このうち両板状部材2にはH
型鋼を用い、スペーサ3にはCT鋼を用いるのが
好ましい。また、この主結合部材は予め工場で製
作しておく。
上記構造の結合部材を用いて鋼管矢板と鋼管杭
を結合する場合は、現場において主結合部材1を
鋼管矢板5に凹凸嵌合させるための凹溝5−1を
該矢板頭部に形成する。この凹溝は板状部材2の
幅より若干大きめであつて、かつ板状部材の上面
が鋼管矢板5の開口端面とほぼ面一になる深さに
切り欠いて形成する。さらに、鋼管杭6に結合用
のピン孔6−1を穿設する。
次に、第3図および第4図に示すごとく、予め
工場で製作した主結合部材1の両板状部材2を前
記鋼管矢板5の凹溝5−1に嵌合させる。この
時、主結合部材1の両開放端部の板状部材間は鋼
管杭の直径よりやや大きい間隔となつているの
で、主結合部材1を鋼管矢板5に嵌合させると同
時に両開放端部に鋼管杭6が嵌まる。この状態
で、結合用ピン4を主結合部材1の貫通孔2−1
および鋼管杭6のピン孔6−1に挿通することに
より結合が完了する。
なお、結合作業が終ると、主結合部材1と鋼管
矢板5、また結合用ピン4と主結合部材1は溶接
して、鋼管矢板5、鋼管杭6および主結合部材1
を完了に一体化する。
考案の効果 この考案は上記のごとく、鋼管矢板と鋼管杭を
結合するための主結合部材は工場内で製作するた
め、現場での組立て作業に比べて製作が容易であ
るのみならず、溶接を確実に行なうことができ、
また構成部材にはH型鋼やCT鋼を用いることが
できるのでコストも安価につき、さらに重量も比
較的軽い上に現場での作業も少ないため施工も容
易に行なうことができる。
また、この考案は主結合部材を鋼管矢板に凹凸
嵌合方式にて固定し、さらに鋼管杭と主結合部材
は貫通ピンにて結合する方式であるから、据付け
作業を簡易迅速に行なえるだけでなく、主結合部
材、鋼管矢板および鋼管杭の三者を安全、確実に
結合でき信頼性に富む効果を有するとともに、上
部コンクリートなしでも外力に十分に対抗できる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の好適な主結合部材を示す平
面図、第2図は第1図−線上の縦断側面図、
第3図は同上の種結合部材により鋼管矢板と鋼管
杭を結合した状態を示す平面図、第4図は同上正
面図、第5図および第6図は従来の結合構造例を
示し、各図a、図bはそれぞれ平面図、正面図で
ある。 1……主結合部材、2……板状部材、3……ス
ペーサ、4……結合用ピン、5……鋼管矢板、5
−1……凹溝、6……鋼管杭。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の間隔を隔てて相対向させた2枚の板状部
    材を両内面間に介在させたスペーサにて一体に結
    合して主結合部材を構成し、隣接する2本の鋼管
    矢板頭部を縦に切り欠いて形成した凹溝に前記主
    結合部材の両板状部材を嵌合させるとともに、該
    主結合部材開放端の両板状部材間に鋼管杭の頭部
    を嵌入させた状態で、主結合部材および鋼管杭に
    結合用ピンを貫通させて結合する構造となしたこ
    とを特徴とする鋼管矢板と鋼管杭の頭部結合装
    置。
JP5360087U 1987-04-09 1987-04-09 Expired - Lifetime JPH052664Y2 (ja)

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JP5360087U JPH052664Y2 (ja) 1987-04-09 1987-04-09

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JP5360087U JPH052664Y2 (ja) 1987-04-09 1987-04-09

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Publication Number Publication Date
JPS63161937U JPS63161937U (ja) 1988-10-21
JPH052664Y2 true JPH052664Y2 (ja) 1993-01-22

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