JPS58992Y2 - デイジタルチユ−ナ回路 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はＬｏｃａｌとＤＸとの操作スイッチ及びサーチ
感度の操作スイッチとを共用できるようにしたディジタ
ルチューナ回路に関する。

カーラジオにおいては前面パネルの面積が極めて狭１い
ので、操作スイッチあるいは表示器の数を少くする必要
がある。

そこで本考案は１つの操作スイッチを放送信号の受信中
はＬｏｃａｌとＤＸとの切換えに使い、オートサーチ中
にはサーチ感度の切換えに使うことができるようにした
ディジタルチューナ回路を提供するもので、以下図面に
従って説明する。

１はバリキャップダイオードを有するアンテナ同調回路
と局部信号発振回路及び高周波増幅回路を備えるチュー
ナ部、２〜５は該チューナ部１に接続された中間周波増
幅回路、検波回路、ＡＦ増幅回路、及びスピーカである
。

６は第１Ｊ−にフリップフロップで、端子ＣＬに接続さ
れた操作スイッチ７をオンオフするごとに端子Ｑを交互
にノ・イレベルとローレベルとにし、第１トランジスタ
８をオンオフさせ、それによってチューナ部１の高周波
増幅器の増幅度を増減し、ＬｏｃａｌとＤＸの切換を行
う。

９は第２Ｊ−にフリップフロップで、端子ＣＬに接続さ
れた前記と共用の操作スイッチ７をオンオフさせると端
子Ｑはハイレベル又はローレベルとなり、第２トランジ
スタ１０をオンオフさせ、中間増幅回路３からのサーチ
停止信号を増幅するセンサー増幅回路１１の増幅度を制
御し、サーチ感度の切換えを行う。

１２は表示回路で、−入力端子が夫々前記第１及び第２
Ｊ−にフリップフロップ６．９の端子Ｑに接続された第
１、第２アンド回路１４ａ、１４ｂ該第１、第２アンド
回路１４ａ、１４ｂの出力でオンオフされる第３トラン
ジスタ１３及び発光ダイオード１５よりなる。

１６はマイクロコンピュータよりなるコントロール部で
、各種の操作スイッチ１７．１８・・・を有し、このう
ち操作スイッチ１７をオンすると前記センサー増幅回路
１１からサーチ停止信号が加えられる１でカウンタがカ
ウントされて、ＰＬＬ１９に供給される多ピットディジ
タル信号を変化させ、それによってＰＬＬ１９から発生
されるサーチ信号も変化させるとともに前記第１Ｊ−に
フリップフロップ６の端子Ｊ及びＫと第１アンド回路１
４ａの一入力端子にはナンド回路２０を介して、又第２
Ｊ−にフリップフロップ９の端子Ｊ及びＫには直接ミュ
ーテング信号を加える。

前記サーチの間にコントロール部１６より発生されるミ
ューテング信号はＡＦ増幅回路４にも加えられ、その間
ＡＦ増幅回路４を不動作させる。

２１はコントロール部１６の周波数を表示する周波数表
示装置である。

次に本考案の動作を説明する。

先ず、受信状態ではコントロール部１６からミューテン
グ信号は出力されない。

従って第１Ｊ−にフリップフロップ６の端子Ｊ及びＫと
第１アンド回路１４ａの一入力端子はハイレベルに保持
される。

そこで、弁操作スイッチ７を一時的にオンすると第１Ｊ
−にフリップフロップ６は反転し、それ１で端子Ｑがロ
ーレベルであったとしたら、ハイレベルにする。

すると第１トランジスタ８はオンして、チューナ部１の
高周波増幅回路を低増幅度とし、Ｌｏｃａｌ状態にする
。

又、このとき第１アンド回路１４ａの両入力端子はとも
にハイレベルとなるから第３トランジスタ１３はオンし
て、発光ダイオード１５を発光させて、Ｌｏｃａｌ状態
であることを表示する。

操作スイッチ７を再びオンすれば、第１Ｊ−にフリップ
フロップ６の端子Ｑはローレベルになり、第１トランジ
スタ８をオフにしＤＸ状態にする。

このときは第１アンド回路１４ａの一入力端子はローレ
ベルとなるから、その出力端子もローレベルとなり、第
３トランジスタ１３をオフにして、発光ダイオード１５
を消灯させる。

一方第２Ｊ−にフリップフロップ９の端子Ｊ及びＫはと
もにローレベルにされているので、この間操作スイッチ
７をオンさせることによって端子ＣＬにパルス信号が加
えられても、第２Ｊ−にフリップフロップ９の動作が反
転されることはない。

又第２アンド回路１４ｂのコントロール部１６に接続さ
れている入力端子はローレベルにされているから、第２
Ｊ−にフリップフロップ１４ｂの端子Ｑのレベル如何に
かかわらず、該第２アンド回路１４ｂの出力端子は常に
ローレベルにされる。

次に放送信号をサーチする場合について説明する。

今、受信しているのとは別の放送信号を受信したいとき
、操作スイッチ１７をオンする。

するとコントロール部１６のカウンタがカウントしてＰ
ＬＬ１９へ加える多ビットのディジタル信号を変化させ
る。

するとＰＬＬ１９のプログラマブルカウンタのプログラ
ム比が変えられ、ＰＬＬ１９よりのサーチ信号が増減さ
れる。

それによってチューナ部のアンテナ同調回路の同調周波
数及び局部発振周波数が変えられ、ある放送信号の周波
数とマツチすればチューナ部１より信号を生じる。

その信号は中間周波数増幅回路２で増幅された後検波回
路３、ＡＦ増幅回路４を経てスピーカ５に加えられ、該
スピーカ５を駆動するが、このとき中間周波数増幅回路
２の出力の一部はセンサー増幅回路１１で増幅された後
コントロール部１６に加えられる。

コントロール部１６に加えられる前記のサーチ停止信号
があるレベル以上となると、カウンタのカウントを停止
し、サーチを終了する。

前記サーチの間コントロール部１６からミューテング信
号が発生され、ＡＦ増幅回路４に加えられ、ミューテン
グ作用を行うとともに第２Ｊ−にフリップフロップ９の
端子Ｊ及びＫと第２アンド回路１４ｂの一入力端子に加
え、これらを動作状態とする。

従って、第２Ｊ−にフリップフロップ９の端子Ｑがロー
レベルで第２トランジスタ１０がオフでセンサー増幅回
路１１が高増幅度にされ、全ての放送信号が受信される
と、コントロール部１６にあるレベル以上のサーチ停止
信号が加えられる状態にあるのが、操作スイッチ７をオ
ンすると第２Ｊ−にフリップフロップ９が反転して端子
Ｑをローレベルからハイレベルにする。

それによって、今昔でオフしていた第２トランジスタ１
０がオンしてセンサー増幅回路１１は低増幅度にされる
から、ＳＮ比が良好となる高入力放送信号が受信された
ときのみ、フントロール部１６にサーチ停止信号を加え
るようにすることができる。

このときは第１Ｊ−にフリップフロップ６及び第１アン
ド回路１４ａがともに不動作状態にされているから、操
作スイッチ７のオンによって第１ＪＫフリツプフロツプ
６が反転したり、第１アンド回路１４ａの出力端子が高
レベルになることはない。

本考案のディジタルチューナ回路はチューナ部のＬｏｃ
ａｌとＤＸとを切換えるための第１記憶回路とサーチ感
度とを切換える第２記憶回路とを、コントロール部から
のミューテング回路で選択的に動作状態とするようにし
たので、前記第１記憶回路と第２記憶回路とを制御する
操作スイッチを共用できる。

従って、カーラジオの如く前面パネルが狭普く操作スイ
ッチの数に制限されるものに特に有用である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案のディジタルチューナ回路図である。 １・・・・・・チューナ部、６・・・・・・第１Ｊ−に
フリップソロツブ、７・・・・・・操作スイッチ、９・
・・−・・第２ＪＫフリツプフロツプ、１１・・・・・
・センサー増幅回路、１６・・・・・・コントロール部
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. チューナ部のＬｏｃａｌとＤＸとを切換えるための第１
   記憶回路、センサー増幅回路の増幅度を増減させサーチ
   感度を切換えるための第２記憶回路、前記第１及び第２
   記憶回路の制御端子に接続された共通の操作スイッチと
   、ＰＬＬに選局用の制御信号を供給するコントロール部
   よりなり、前記コントロール部からサーチ時に生じるミ
   ューテング信号によって前記第１及び第２記憶回路を選
   択的に動作させることを特徴としたディジタルチューナ
   回路。