JPS589216A - 金属薄膜型磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属薄膜型磁気記録媒体に関し、磁性層表面の
改質をｉない、走行性および耐食性の向上を目ざしたも
のである。

真空蒸着またはメツ華法で作成した薄膜型磁気記録媒体
は高密度性に優れている。特に近年はオーディオ録音用
やビデオ記録テープ用としての用途が期待されている。

しかし、一般的に金属薄膜は腐食し易くこれを避けるた
めに磁性′体自体の合金化の方法や磁性層上に高分子化
合物の皮膜を形成するなどの方法が採用されている。し
かし、磁性層の合金化の場合、磁気特性の観点からは、
耐食性の良い合金が必ずしも良い特性を持っているとは
言えないのが普通である。また、磁気ヘッドとあ摺動に
よって摩耗を生じやすいため、その摩耗部分より腐食が
生じやすいなどの欠点を持っている。そこで皮膜の形成
を種々の高分子化合物について行なった。その結果、フ
ッ素高分子化合物が耐食性に効果があることがわかった
・しかしながら、ポリテトラフロオロエチレン（テフロ
ン）などフッ素置換したポリオレフィン化合物は、基板
との接着性が悪く、また、その低い表面張力のため、基
板に均＝に塗布することができないなどの欠点を持って
いる。

本発明ではエステル側鎖にフッ素を含むアクリル酸また
は、メタク・リル酸の重合体を用いることによって、均
一な塗布被膜を得、耐食性および走行性を向上させたも
のである。以下に本発明の説明を行なう。

ポリエステル、ポリイミドなどのプラスチック基体上に
真空蒸着法、スパッタリング法、電気メ−べ−１゜ ツキ法などて作成したコバルトなどの強磁性金属よりな
る磁気記録用薄膜上に含フツ素重合体の皮膜を形成させ
る。含フツ素重合体としては、エステル側鎖にフッ素を
含むアクリル酸１．またはメタクリル酸を用いる。ベー
スポリマーとしてアクリル酸またはメタクリル酸を用い
ることによってポリオレフィンをベースポリマーとする
テフロンなどよシも接着性の向上がはかれる。また、溶
剤も一般的な有機溶剤を使用できる。すなわち、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類
、酢酸工゛チル、酢酸ブチルなどのエステル類、酢酸エ
チルセロソルブなどのセロソルブ類を使用できる。

ポリマー濃度としては、１　％　−０，０１％が使用で
きる二１Ｌｓ以上の濃度の場合には、塗布膜厚は１００
０Å以上となり、スペーシングロスが大きくなシミ磁変
換特性の観点から不適当である。またｏ、ｏ１％’以下
の濃度で塗布した皮膜では、不十分な耐食性しか示さず
、また、走行性も不安定であった。゛ 本発明における高分子樹脂皮膜社、ナイフコーターで塗
布して得られる。塗布方式としては、その他ニバーコー
ター、スクイズコーター、グラビアコーター、リバール
ロールコーターなど下膜的なコータ一方式が使用できる
。

次に具体的に本発明の詳細な説明する。

実施例１ ポリエステルフィルム上に真空蒸着法で作成したコバル
ト（８０％）ニッケル（２ｏｔｓ）の強磁性合金薄膜に
下記の組成の溶液をパーコータ一方式で塗布し、乾燥し
た。（試料Ａ；比較試料）実施例２ 実施例１と同様にポリエステルフィルム上に真空蒸着法
で作成しｔココパル）　（ａｏ％）ニッケル（２０％＞
の強磁性合金薄膜に下記の組成の溶液をパーコータ一方
式で塗布し乾燥した。（試料Ｂ）実施例３ 実施例１と同様にポリエステルフィルム上に真空蒸着法
で作成したコパル）（８０％）ニッケル（２０％）の強
磁性合金薄膜に下記の組成の溶液をパーコータ一方式で
塗布し乾燥した。（試料Ｃ）Ａ−Ｃの各試料および未塗
布試料の接触角、環境試験結果、スチル試験結果（市販
の家庭用ビデオテープレコーダと同様の機能を有するス
チルテスターにて測定）を下の表に示す。

表 上表から明らかなように撥水化によシ耐食性が向上して
いる。

以上のように本発明により、耐食ならびに耐摩耗性の向
上がはかれる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コバルト金属またはコバルト合金の強磁性金属薄膜よシ
   成る磁性層の表面に、エステル側鎖にフッ素を含むアク
   リル酸またはメタクリル酸の重合体の被膜を形成したこ
   とを特徴とする金属薄膜型磁気記録媒体。