JPS5891030A - 無機質焼成体製造用組成物 - Google Patents

無機質焼成体製造用組成物

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JPS5891030A
JPS5891030A JP56188817A JP18881781A JPS5891030A JP S5891030 A JPS5891030 A JP S5891030A JP 56188817 A JP56188817 A JP 56188817A JP 18881781 A JP18881781 A JP 18881781A JP S5891030 A JPS5891030 A JP S5891030A
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fiber
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Shozo Horikiri
堀切 尚三
Hidekimi Kadokura
秀公 門倉
Masaji Harakawa
原川 正司
Kunio Saegusa
邦夫 三枝
Masao Yamagiwa
山極 正夫
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無機質焼成体製造用組成物に関するものである
。更に詳細には特定の化合物を添加して成るポリメタロ
キサンから繊維、コーティング、フ(/レム、発泡体等
の無機質焼成体を製造するに好適な組成物に関するもの
であり、特に、本発明はポリメタ(ffキサンを用いて
紡糸し、必要に応じ不融化等の処理を怖し、次いで焼成
して無機質a維、特にアルミナ#絵、アルミナシリカ繊
細を製造するVこ好適な組成物に関するものである。
近年、航空宇宙産業をはじめとする多くの産業分野にお
ける技術的発展の結果、従来の各棹拐料が鞠している物
性よりさらに優れた性質、たとえば高温における血、1
熱性や高い機械的性質を有する材料の開発が強く望まれ
ている。このような相別の物性改善の一つの方法として
従来の材料を炭素−、紺、タングステン、モリブデン、
スチールなどの金M繊維、タングステン繊維の表面をホ
ウ素、炭化ケイ素などで扱った複合繊維、アルミナ、ジ
ルコニアなどの多結晶繊維、炭化ケイ素などのウィスカ
ーによって複合強化する方法が一般に採用されている。
このような抱合材料用強化材料の一つである金属酸化物
繊維は、炭素#&維や金属IfM紐か使用できない様な
高温酸化性雰囲気で使用できる事、一般に高融点のゆえ
に高温に於いても優れた機械的性幼を失わないなどの特
性を有シ2、単に複合強化材としてたけではなく各柚産
業分野に於て極必て広範囲の用途か期待されるものであ
る。
このような金属酸化物繊維を製造するための特公昭45
−9896号公報、特公昭44−24.690号公報、
特公昭47−718号公報、特公昭48−80827号
公報、持分11951−18965号公報等)。
先に本発明者らは、ポリメタロキサンを出発物質とする
無機質繊維、例えはアルミナ、アルミナ−シリカ、チタ
ニア、ジルコニア繊維の製造方法を提案した(特公昭5
1−12786号公報、特公昭51−18768号公報
、特開昭/2JJJ1 49−セかや牛十号公報、特開昭50−186424号
公報、特開昭50−18726月公報)。
上記の方法は、前駆体M4維の金属酸化物含有率が大き
く、従って焼成後の繊細が緻密となるため高強度、高弾
性であり、紡糸液の曳糸性が前記他の方法に比較して良
好であり連続1&維を製造する中ができる等信の方法に
比較して数多くのオU点を自゛している。
しかし、該方法の場合において、装置の大型化を試みた
場合、紡糸中に糸切れか生じる等、曳糸性に問題があり
、また大量焼成する場合に強度の劣った繊維ができる場
合かあるとか、繊維強度にバラツキを生するとかの不都
合があり、工業的に必すしも十分満足されたものテハナ
い、。
かかる事情に鑑み本発明者らは、上記欠点を克服する方
法につき鋭意研究をした結果ポリメタロキサンの自機船
tkm液中へ成る柚の化合物を添加することにより、格
段に優れた曳糸性を伺与することおよび該ポリメタロキ
サンからの繊維前駆体を焼成した場合、優れた引張り強
度および弾性率を有する繊維か製造出来ることを見出し
、本発明を完成するVc至った。
すなわち本発明は、 1 1 IY2 (式中、Mは3価又は41i1flの車輌原子、Ylお
よびYlは有機残基を示す。) で表わされる構造単位を有1−るポリメタロキサンと、 1 R4−C−C(J) 0均。
1−1 (式中、R1、R2およびlt3はアルキル基またけア
ルケニル基、  IL4はアルキル基、アルケニル基ま
たは水素、nは2〜18の整数を示す。)で表わされる
化合物の一種または二種以」−を含有する有機溶tk溶
液から成ることを特徴とする無機質焼成体製造用組成物
を提供するにある。
以下に本発明を史に詳細に説明する、。
本発明の組成物において用いられるホリメタロキサンは
、[A]一般式−M−0−および/′または1 Yl 「 M−0− 2 (式中、M、YlおよびY2は前記と同じ)で表わされ
、上記一般式においてMは焼成により金椙酸化物に転化
し得る金属であればよいが、一般に3価または4価をと
すjも(る@属原子、具体的ニはアルミニウム、ガリウ
ム、インジウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、イ
ツトリウム、チタニウム、ジルコニウム、希土類元素(
ランタニド系列) 、クロム、マンカン、鉄、コバルト
、ニッケル等か皐げられろ。%にフィルム−J、たけコ
ーティング用途にはアルミニウム、ケイ素、チタニウム
、インジウム、ス;Z、4.II;が適しており、m 
M+−の用途にはアルミニウム、ケイ素、チタニウム、
ジルコニウム等かη用である1゜YlおよびY2 t6
η機残基を示し、具体的にはメチ゛ ル基、  エ チ
 ルk、n  −ブ ロ ヒ゛ル基、   イ ソ フ
0 ロビル基、n−ブチル基、イソブチル基等のアルキ
ル基、メトキシ基、エトキシ基、n−プロホギシ基、1
so−ブロホキシ基、n−ブトキシ基、1so−ブトキ
シ基等のアルコキシ基、アセチル基、プロピオニル基、
ベンゾイル基等のアシル基、メトキシカルボニル基、エ
トキシ力ルホニル基、プロポキシカルボニル 力ルホニル基、フエノキシ力ルホニル基、シアノ基、ビ
ニル基、プロペニル基等のアルケニル基、フェニル基ま
たは置換フェニル基、フェノキシ基が挙げられる。
本発明で用いるポリメタロキザンは具体的には例えはト
リメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリ
プロピルアルミニウム、トリエトキシアルミニウム、ト
リイソプロホキシアルミニウム、ジエチルアルミニウム
ハイドライド、ジイソプロホキシモノエチルアルミニウ
ム、モノエトキシジエチルアルミニウム、テトラエチル
チタニウム、テトラプロピルチタニウム、デトラプチル
チタニウム、テトラエチルチタニウム、テトライソフ”
ロホキシチタニウム、テトラブトキシチタニウム、トリ
エチルチタニウムハイドライド、ジエチルジイソプロポ
キシチタニウム、テトラエチルジルコニウム、テトライ
ンプロポキシジルコニウム、テトラブチルジルコニウム
、トリメチルジルコニウムハイドライド ム、テトラエチlレシリコ区テトラプロビルシリン トリエトキシイYジウム、ジエチルイソプロホノ キシイ窒ジウム、テトラエチルスズ、テトラエチルスズ
、テトラプロピルスズ、テトラメトキシスズ、テトラエ
トキシスズ、テトライソプロポキシスズなどの有機金机
上合物を部分加水分解することによって得ることかでき
る。
部分加水分解は公知の条件下に実施する小かできる。
本発明の柑酸物VCおいて用いられる〔13〕化合E、
t−N=C=0  、  R1−Co(:に−L2CO
R2,NH2+cI−1を鼎)HまたはR40110H
,C300B、t  (式中、L+ 、 li2. I
(、a 。
R4およびnは前記と同じ)で表わされる化合物前記と
同じ)で示されろ化合物と(2ては具体的には例えばN
、N−ジメチルアセトアミド、N、N−メチルエチルア
セトアミド、N、N−ジメ−=)Vプロピ万ノンアミド
N 、 N−ジエチルプロピオンアミド、N、N−ジエ
チルブチルアミド、N−、N−ジメチルオクチルアミド
、N、N−ジエチルラウリルアミド等の戻素数1〜18
のアルキル基および7才たはアルケニル基を置換基とし
て持つアミド類9 一般式B・1−N二〇=O(式中R1は前記と同じ)で
示される化合物としては具体的には例えはイソシアン酸
エチル、イソシアン酩プロピル、イソシアン酸ブチル、
イソシアン酩ペンチル、イソシアン酸オクチル、イソシ
アン酸ラウリル、イソシアン酌ステアリル等のイソシア
ン酸ニスデル′好1 ニ 一般式E、t (31JC1,(2COR2(式中、i
tl、 1’t2は前記と同し)で示される化合物とし
では、具体的には例えは アセチルアセトン、プロピオニルアセトン、ブチリルア
セトン、ペンタノイルアセトン、オクタノイルアセトン
、ラウロイルアセトン、ステアロイルアセトン、ジブロ
ビオニルメタン等のβ−ジケトン類; 一般式N H2−(−CH2−九〇)1 (式中■1は
前記と同じ)で示される化合物としては具体的には例え
ば2−アミノエタノール、8−アミノプロパツール、4
−゛γアミノタノール、8−アミノオクタツール、12
−アミノラウリルアルコール等のアミノアルコール類; 一般弐R+ C11,0HCOOIt1(式中R1、且
aFi前記と同し)で示される化合物としては、具体的
には例えばグリコール酸メチル、乳酪エチル、α−ヒド
ロキシ酪酸エチル、α−ヒドロギシカプリル酸エチル、
α−ヒト′ロキシステアリン酸メグル、α−ヒドロキシ
オレイン酵エチル、α−ヒドロキシプロピオン酸オクチ
/L/等のα−ヒトl」キシカルボン酸エステル類があ
げられる1゜本発明の組成物において、[B)化合物の
ポリメタロキサンrA]に幻する割合は、一般に60ル
量%桜下、射ましくは0.01〜40重知−%、偶に好
ましくは0.1へ−201−量%とされる。
〔B〕化合物のポリメタロキサン[A]に対する割合が
0011t%よりも少なくなると、曳糸性、成形性及び
物性改良の効果が僅かしか表われないし、40沖、飢%
以上になると、曳糸性、成Jl性か劣るようになる。
本発明の組成物を構成する自&溶媒としては、ポリメタ
ロキャンを溶解するものであれは全て使用司籠であり、
具体的にはエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン等のエーテル類、エタノール、イソプロパツール
等のアルコール類、ベンセン、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素類等があげられる。
ボリメクr1キサンの劇媒に対する割合t、r: 、製
造しようとする焼成体の形状によって異なり、例えは股
の場合には、焼成後の酸化物に検算して0.1〜10重
量先程度か好ま1−<、繊維VCする場合には、1〜5
0i量%程度か好ましい。
本発明方法において規定するCB]化合物を添加してな
るポリメタロキサンの有機溶媒爵液を・紡糸液せたr、
t 俄:形相原石として用いることにより曳糸性成形性
か向−ヒし、かつ紡糸、焼成した場合に、引張り強度お
よび伸性率の極めて高い繊に、成形14が製造出来ると
いう効果が発揮される。
本発明の組成物において用いられるポリメタロキサンの
重自ル゛は2以」二であれは充分であり、特に」二限は
ないか重合反応の答易さから一般に重合度t、ooo以
下のものが用いられる。
ポリメタロキャンはエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ベンゼン、トルエン、イソプロピルアルコール 尚な濃度では曳糸性に富む粘vスI液となる。ボリメタ
ロキサンの濃度とその溶液の曳糸性との関係は用いるポ
リメタロキサンの神類、その13合度および浴媒によっ
て異なり一義的に矩める事はできないが、一般に室温で
の粘度か1ホイス以上5000ポイズ以下の浴数か紡糸
Vこは適当である。したがって紡糸液はこの範囲の粘度
を与えるように調製される。。
この他、紡糸液にポリエチレングリコール、ホリビニル
フオルマ、−ル、ポリ酢酸ヒニルなどの有機高分子、そ
の他適当な有機物を添加しておくことはゆ、光性向上の
ために望ましいことである。また紡糸液に少湯二のリチ
ウム、ベリリウム、ホウ素、ナトリウム、マグネシウム
、ケイ累、リン、カリウム、カルシウム、チタニウム、
クロム、マンガン、イツトリウム、ジルコニウム、ラン
タン、タングステンなどtHqむ化合物の一釉、あるい
は二極以上を添加しておくこと(l″を得られる無機繊
維の諸物性を向上させるtコめに望ましいことでJ)る
また、互いに異なる金槙原子よりなるポリメタロキサン
を2種以上混合し、成形、焼成する事により、複合酸化
物〔たとえばスピネル型酸化物(M%A720.i 、
Al−8iスピネル等〕、ペロブスカイト型酸化物(L
aAJ03等)等〕型の優れた性質を自した1転フイル
ム等を製造する事もできる1゜ ポリメタロキサン浴液から紡糸を行なうには。
いわゆる乾式紡糸か好都合であるが、遠心紡糸、吹き出
し紡糸など他の!’5な紡糸方法に従ってもよい、、 
?vJ糸は室温で行なわれるが、必要であれば紡糸液を
加熱して行なうことも出来る。また紡糸された砦、維の
周囲の雰囲気を過当に1整することも好結果を得るため
に望ましいことである。絡維に含まれる浴媒の乾燥除去
に綽、維が細い場合には特に必要でないが、紡糸中ある
いは紡糸後にこれを行なうこともできる。h 3fjさ
れる前駆体繊維は通算1−10(1μmの平均山径をη
′している。しかしながらこの範囲に限定されるもので
娃:ない。
上記のように紡糸さねた前駆体繊維は次いで必仮に応じ
、水蒸気処理、熱水処理、■・処理或いはこれらを糾合
せて、前処理したのちに焼成する。
このようにして得られた無機q′f縁維縁部前駆体維形
成物か高15曵で均一に連続した状態で繊維状に形成さ
れているため、焼成後の無機質繊維の諸物性の向上には
極めて好都合なものである。また本発明によって得られ
ろ無機質繊維前駆体はそれ自身強歴のti>る透明な繊
維であり、これを使って織物などの形態にあらかじめ加
工したのち焼成することによって、その形態を有する無
機質製品を役ることもできる。
本発明における無機η繊維前駆体は熱に対して不融であ
り、そのまま空気などの酸素を含む雰囲気中で焼成すれ
は、k4維の形態をくずすことなく容易に無機質繊維と
することかできる。
すなわち例えばアルミナ質繊維の製造に則1.で説明す
るならば、該前駆体繊維を酸素を含む雰囲気、例えは空
気中で焼成すれば約700℃において実質的にアルミナ
質繊維に変化し、約900℃以上において透明で強度の
あるアルミナ質繊維が得られる。またこれら各種のアル
ミナ質繊維を得るために該前剛体繊維を窒素のような不
活性雰囲気中、あるいは真空中で焼成した後、酸素を含
む雰囲気にさらして有機質あるいは炭素質を除去しても
よい。また得られtこアルミナ質繊維を水素のような還
元性雰囲気中でさらに焼成してもよい。またこれらの焼
成工程中、前駆体繊維あるいはアルミナ繊維に張力をか
けておくことは強いアルミナ質繊維をilJ造するため
に望ましいことである。焼成温度は、製iθされる無機
質繊維の構成元素および該無機*繊維の用途によって異
なり、繊維強化榛合材1のように、高価1隻、高仰性率
の繊維が心髄な場合にはアルミナ質維では900〜1,
800℃、シリカアルミナ繊維では900〜1.500
℃、チタニア繊維のJJA 合800℃〜1.500°
C1ジルコニア繊維の場合1,000℃〜2.500℃
の席1度か採用され、触媒(もしくは触部お、1体)に
応用する場合には比表面、楯の大きな繊維が一般にイ]
利であり、触媒を適用する化学反応条件により、アルミ
ナ、シリカアIレミナ、チタニア繊維などでは400℃
〜1,500℃の温良か採用される。
更に例えばジルコニアのイオン伝導性をオリ用する繊維
の場合VCはよく知られた約1,000〜?、 100
℃近辺の転移点以上に焼成した方が好ましいなど、繊維
の用途およびe¥成酪化物により焼成条件は様々である
串かわかる。
以上の説明においては、ポリメタロキサンからの無機質
締紐の製造について詳述してきたか、本発明組成物は無
機質繊維の製造vJ外の例えば本発明のポリメタロキサ
ンからのコーティング、成形体、フィルム、発泡体、微
小球等の無機質焼h(体の製造にも有用である。そして
、この成形体、フィルム等を製造する場合には、本発明
のポリメタロキサンの浴液は、粘度ムラか少ない為ニ、
コーチインク、フィルム等では一定の厚みに成形しやす
く、かつ化学的、物理的性質に於ても均質な焼成体が?
ち”られる事、また、該ポリメタロキサン溶液か比較的
安定であり、経時的な性質の変化も少ない等の効果が発
揮される。
以上詳述した本発明の組成物によれは、ポリメタロキサ
ンから金属酸化物騨1維、成形体、フィルム等の焼成体
を製造するに際し、曳糸性、成形性を顕著に改善し、し
かも金属酸化物繊維の引張り強度弾性率を著しく向上さ
せるという効果を発揮するものである。また本発明の組
成物のポリメタロキサンはM妨に対して極めて高い溶解
性を有しているのでゲル化が生じ難くその結果として、
該ポリメタロキサンを成形し、次いで焼成して得られる
、金属酸化物の成形体、フィルム、コーチインク等ハ均
一な透明体となるというオO益も発揮する。
以下に本発明の実施態様を実施例に従って述べるが、本
発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1 モノイソプロポキシジエチルアルミニウム1モ/l/を
エチルエーテル600CGK溶解し、1−E:/l/の
水で加水分解して重合度180のポリイソプロホキシア
ルミノキサン にイソステアリン酸0.05モルとN,Nジメチルアセ
トアミド249−を添加して、リフランクス下攪,拌し
、更にこのポリアルミノキサン俗液をベンセンに溶解し
、エーテルを蒸留除去後これに構造式 で与えられるエチルシリケート0.07モルヲ溶解した
33 これをポリアルミノキサンの濃度か55重量%であるよ
うに濃縮したものの粘度は800ポイズであり、透明で
粘度ムラのない均質なものであった。これを紡糸原液と
して脱泡後、孔数96、孔径50μmの紡糸口金により
、長さ6mの紡糸筒中に5 0 m/m+の速度で押し
出し紡糸を行った1。
得られた前駆体接部は透明であり、その径は1511m
であった.、i&Al駆体続1維ヲ温rws。
℃、相λ・j湿度100%の2)−気中に15分間放置
後、昇taa度8 0 0 ′0/hr VC T 管
状jfiテ1、200℃迄空気中で焼成(−だところ、
シリカ含’M率2o%の#Jtt色透明なシリカアルミ
ナ編維が得られた。
この繊維20本の径、引張強度、弾性率を測定したとこ
ろ平均値で径は9.0μm、引張強M 2 2 t/a
++2、知性率2, 0 0 0 t/am2テアッた
。径のバラツキは0.2μm以内で極めて小さかった。
なお強度はゲージ長20xで測定した値であり、以下の
実施例についても同様である。
実施例2〜8、比較例1、2 七ノイソブロボキシジエチルア/レミニウム1モルをエ
チルエーテ/L/ 6 (1 0 QGVCf6角(〔
シ、1モルの水で加水分解して重合13j180のポリ
イソプロホキシアルミノキサンを得た。該ポリイソプロ
ボキシアルミノキサンに乳酸エチルを第1表に示す団添
加して、リフラックス下、撹拌して、次に実施例1で用
いたと同じエチルシリケートをそt′+そtlVc 0
.07モル加えて1縮した1、該泳縮液を脱削抜、孔数
96、孔径50μmの紡糸口金より、長さ6mの紡糸筒
中に押し出し乾式紡糸した。、 得られた線維前駆体を実施例1と同様にして焼成したと
ころシリカ含有率20重量%の無色透明j(シリカアル
ミナ繊維か得られた。
このシリカアルミナ繊維の物性を測定し第1(28) 実施例9 1機残基の90モル%かイソプロポキシ基であり、lO
モ/L’%かエトキシ基よりなる道、今度40のポリア
ルミノキサンのジオキャン溶液にモノエタノールアミン
をポリアルミノキサンにヌ・」シて10]z量%に相当
する是だけ混合し、史に繊維の焼成後のシリカ含量が8
0%となる様にエチルシリケー1を混合した該混合液を
濃縮して粘PA7.500 cpの曳系性にηむ液を得
、これを乾式紡糸して径16μ771の前駆体繊維を得
た。
?υられ1こ前駆体繊維を温度80℃、相対温)徒10
0%の雰囲気中に30分間放儀゛後、1.200℃迄焼
成したところ径10μm強度20 t/am2  の高
強度シリカアルミナ繊維が得られた。
比彰・例8 同比較のため、モノエタノールアミンを混合しない以外
は実施例9と同様にして、シリカアルミナ繊維を製造し
た3、その結果、#a維(24) 径19μm強度10 t/ce+2 N性率1,800
5.2のシリカアルミナ繊維が得られた1゜ 実施例10 トリエチルアルミニウム1モルをテトラヒドロフラン6
1)OCCKCC上、1モルの水と0、1モルのアセチ
ルアセトンを同時に滴下し、次にイソブタノール1モル
を滴下し、1合度約40のポリアルミノキサンを得た。
該B合物を濃縮し、粘度7.500 Cpの粘稠な紡糸
液とし乾式紡糸した所曳糸性に富み、径F116μmの
前駆体≠、維が得られた。該前駆体繊維を70℃相対湿
曳80%の雰囲気中に約80分mIR置後1,200℃
迄焼成した所繊維径lOμW、引加り強度171y’c
s 2、伸性率1.6+10t/cIn2  を角する
アルミナ繊維か得られた。
実施例11 有機残基の50モ/l/%がステアロイロキシ基であり
50モル%かイソプロポキシ基よりなる:i fi 度
40のポリアルミノキサンの8Mf量%キシレン溶液に
該ポリアルミノキサンに対して111量%になるように
イソシアン酸ブチ/L/を添加した溶液8重#%キシレ
ン浴液をスライドグラス十ニ塗布し、450℃、30分
間の焼成を行って90OAの膜厚を有する酸化アルミニ
ウム膜を形成した。この膜t6X線的には非晶質であり
、光字顯微鏡で観察したところ、亀裂もなく、光学的に
も均一であった。
実施例12 有機へ基の90モル%かイソプロポキン基であり、10
モル%がステアロイロキシ基である重合度aOのポリチ
タノキサンのベンゼン溶液にグリコール酸エチルを該ポ
リチタノキサンに対して51和%になるように添加し、
濃縮して粘度7.500 cp の曳糸性に富む液を得
、これを乾式紡糸して、径20μ音の前駆体繊維を得た
3゜ 得られた前駆体繊維を温度80℃、相対溝1M−100
%の雰囲気中に30分間放橘後、1、2011 ’C迄
焼成して、径12μ竹?、列幅強度111:、、/、!
2の高強度チタニア繊、維が得られた。
比較例4 実施例11に示したポリアルミノキサンの3重量%キシ
レン溶液にイソシアン酸ブチルを添加せずにスライドグ
ラス上に塗布して朴、燥したところ、塗膜に亀裂を生じ
た。
比較例5 14 ’17flj 例12に示したポリチタノキサン
のベンセン浴液にグリコール酸エチ)Vを添加せずに濃
縮して粘I¥7,500epの曳糸性のある液を1尋、
これを乾式紡糸して径251tm (り前駆体繊維を得
た。
得られた前1駆体紘維を温度80℃、相対汁pIito
ozの雰囲気中に30分間放慟後、1.200’C迄焼
欣1シて径15μm、強度6V(yn2のチタニア繊維
を街た1゜ 実施例13 トリエチルインジウム1モ/L/をトルコーン600 
CGに溶解し、1モルの水で部分加水分W(A−1t、
N 、 Nジエチルプロピオンアミド402を加えて温
度を80℃にして約3時間扮打した。これをさらにトル
エンにて酸化インジウムに換算して5wt%になるよう
にポリマーM液を希釈後、スライドグラス上に塗布し、
450℃30分間の焼成を行って80OAの膜厚を何す
る酪化インジウム膜を形成した。
このIl!は透明でムラなく、均一であった。
実施例14 ポリイソブロボキシアルミノキサン0.1モルをイソプ
ロパノ−/l’800cGK浴解し、201のモノプロ
パツールアミンを添加後&拌し、スライドグラス上に塗
布し、500℃30分間の焼成を行って70OAの膜厚
を自−する酸化スズ膜を形成した。この膜は目視によれ
ば透明でムラがなく、均一でJ)つだ。
箱許出願人  住友化字工業株式会社 手続補正書(自発) H 昭和57年9 月2’7El 特許庁長官 若 杉 和 夫  殿 1、事件の表示 昭和56年 特許願第188817号 2、発明の名称 無機質焼成体製造用組成物 8、補正をする者 4件との関係   特許出願人 住 所   大阪市東区北浜5丁目15番地住 所  
 大阪市東区北浜6丁目15番地5、補正の対象 明細書の全文 6、補正の内容 別紙の通り 以上 明   細   書 1、発明の名称 無機質焼成体製造用組成物 2、特許請求の範囲 1)  [A’]               YI
S%≦3囮Ce−の4価の金属原子、Yl  及びY2
  は有機残基を示す。) で表わされる構造単位を有するポリメタロキサンと、 〔B〕 または R4−C−C00Rt H (式中、kl 、 R2および助はアルキル基またはア
ルケニル基、朗はアルキル基、アルケニル基または水素
、nは2〜18の整数を示す。)で表わされる化合物の
一種または二種以上を含有する有機溶媒溶液からなるこ
とを特徴とする無機質焼成体製造用組成物。
2)一般式[A1中のMがアルミニウム、インジウム、
ケイ素、五区またはジルコニウムの内の一種または二種
以上であるポリメタロキサンを用いることを特徴とする
特許請求の範囲1〜18個のアルキル基またはアルケニ
ル基、R4が炭素数1〜18個のアルキル基、アルケニ
ル基または水素である化合物を用いることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の無機質焼成体製造用組成物
(2) 4)ポリメタロキサンに対する[B]化合物の割合が0
.01〜60重量%の範囲であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の無機質焼成体製造用組成物。
5)有機溶媒がエーテル類、アルコール類または芳香族
炭化水素類であることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の無機質焼成体製造用組成物。
8、発明の詳細な説明 本発明は無機質焼成体製造用組成物に関するものである
。更に詳細には特定の化合物を添加して成るポリメタロ
キサンから微小球、コーティング、フィルム、発泡体等
の無機質焼成体を製造するに好適な組成物に関するもの
であり、特に、本発明はポリメタロキサンを用いてコー
ティング又はフィルムを形成12、必要に応じ不融化等
の処理を施し、次いで焼成して無機質コーティング又は
フィルムを製造するに好適な組成物に関するものである
近年、電子産業をはじめとする多くの産業分(8) 野における技術的発展の結果、従来の各種材料が有して
いる物性よりさらに優れた性質、たとえば耐熱性、絶縁
性、導電性、強訪電性、強磁性、透光性等を有する材料
の開発が強く望まれている。このような材料として、化
学的、機械的にガラスを保護するためのシリカ又はアル
ミナ膜、IC基板用アルミナ、弾性表面波フィルター用
のPLZT膜、透明導電膜の酸化スズ又は酸化インジウ
ム膜等はよく知られているものである。
このように金属酸化物の特にコーティングとかフィルム
の形態での電子材料への応用は極めて多岐にわたり、ま
たその為に、様々な製法も提案されている。
先に本発明者らは、ポリメタロキサンを出発物質とする
無機質被膜の製造方法を提案した(特開昭54−482
41号公報、間開51−129894号公報)。
上記の方法は、前駆体被膜中の金属酸化物含有率が大き
く、従って焼成後の被膜が緻密となるため高強度であり
、コーティング用の溶液が他の方法と比較して被覆性に
富み、かつ基材との濡れがよく、密着しやすい等、他の
方法に比較して数多くの利点を有している。
本発明者らのその後の検討によれば、コーティングやフ
ィルムの形成性の良否はポリメタロキサンの側鎖の有機
基の種類に大きく依存する事がわかった。即ち、炭素数
の多い有機残基、例えば高級アシロキシ基、高級アルコ
キシ基等は造膜性及び塗布時の伸びの向上に効果があり
、低級の有機残基の場合に比較して、塗布作業性及び被
膜の安定性、強度が改善される。
しかし、炭素数の多い有機残基が多量に側鎖に導入され
ると、前駆体被膜中の金属原子の割合が低下するために
、焼成後の被膜の強度が低下するとか、また多量の有機
物の燃焼及び熱分解により、多種多様のガスが大量に発
生する為に、局部的な雰囲気の差が生じ、従って燃焼の
程度にも差が生じる為に大量に焼成する場合には、結果
として無機質被膜の品質のムラや局部的な発泡、ヒビ割
れを生じる事があり、未だ十分なものではない。
かかる事情に鑑み本発明者らは、上記欠点を克服する方
法につき鋭意研究をした結果ポリメタロキサンの有機溶
媒溶液中へ成る種の化合物を添加することにより、格段
に優れた造膜性を付与することができ、かつ、製膜、焼
成した場合に、引掻き強度および均一性の極めて高い被
膜成形体が製造できることを見出し、本発明を完成する
に至った。
すなわち本発明は、 [A1               Y 1(式中M
はIuiL族、Va族、Cr 、Mn 。
Co、Ni又は希土類元素の8価の金属原子、又はIV
a族、Zr、 Hf、 Cr、 Mn1Fe1Go 又
はCe  の金属原子、YlおよびY2は有機残基を示
す。) で表わされる構造単位を有するポリメタロキ(6) サンと、 R4−C−COORI  。
H (式中、R1、R2および助はアルキル基またはアルケ
ニル基、飼はアルキル基、アルケニル基または水素、n
は2〜18の整数を示す。)で表わされる化合物の一種
または二種以上を含有する有機溶媒溶液から成ることを
特徴とする無機質焼成体製造用組成物を提供するにある
以下に本発明を更に詳細に説明する。
本発明の組成物において用いられるポリメタロキサンは
、〔A〕一般式−M−0−および/+1 または Yl −N目)− 2 C式中、A1 、 ylおよびY2は前記と同じ)で表
わされ、上記一般式にJjいてMは焼成により金属酸化
物に転化し得る前記種類の金属であればよいが、具体的
にはホウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、ヒ
素、アンチモン、ビ#半、クロム、マンカン、鉄、コバ
ルト、ニッケル等が挙げられる。特にフトルムまたはコ
ーティング用途にはアルミニウム、ケイ素、インジウム
、スズ等が適している。
YlおよびY2は有機残基を示し、具体的にはメチル基
、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブ
チル基、イソブチル基等のアルキル基、メトキシ基、エ
トキシ基、n−プロポキシ基、1so−プロポキシ基、
n−ブトキシ基、!sO−ブトキシ基等のアルコキシ基
、アセチル基、プロピオニル基、ベンゾイル基等のアシ
ル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、
フェノキシカルボニル基等のアルコキシカルボニル基、
フェノキシカルボニル基、シアノ基、ビニル基、プロペ
ニル基等のアルケニル基、フェニル基または置換フェニ
ル基、フェノキシ基が挙げられる。
本発明で用いるポリメタロキサンは具体的には例えばト
リメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリ
プロピルアルミニウム、トリエトキシアルミニウム、ト
リイソプロポキシアルミニウム、ジエチルアルミニウム
ハイドライド、ジイソプロポキシモノエチルアルミニウ
ム、モノエトキシジエチルアルミニウム、テトラエチル
ジルコニウム、テトライソプロポキシジルコニウム、テ
トラブチルジルコニウム、トリメチルジルコニウムハイ
ドライド、ジエチルジイソプロポキシジルコニウム、テ
トラエチルシリコン、テトラプロピルシリコン、メチル
シリケート、エチルシリグー1−1.1−リメチルイン
ジウム、トリエチルインジウム、トリエトキシインジウ
ム、ジエチルイソプロポキシインジウム、テトラメチル
スズ、テトラエチルスズ、テトラプロピルスズ、テトラ
メトキシスズ、テトラエトキシスズ、テトライソプロポ
キシスズなどの有機金属化合物を部分加水分解すること
によって得ることができる。
部分加水分解は公知の条件下に実施する事ができる。
本発明の組成物において用いられる[B]化合物として
は、 R1−COC82COR2、NH2→CH2)−OHま
たはR4CHOHCOORI  (式中、R1、R2、
Ra 、 R4およびnは前記と同じ)で表わされる化
合物が用いられる。
(10) (式中、R1、R2および助は前記と同じ)で示される
化合物としては具体的には例えばN、N−ジメチルアセ
トアミド、N、N−メチルエチルアセトアミド、N、N
−ジメチルプロピオンアミド、N、N−ジエチルプロピ
オンアミド、N、N−ジエチルブチルアミド、N、N−
ジメチルオクチルアミド、N、N−ジエチルラウリルア
ミド等の炭素a1〜18のアルキル基および/またはア
ルケニル基を置換基として持つアミ ド類; 一般式R1−N:C==Q (式中R1は前記と同じ)
で示される化合物としては具体的には例えばイソシアン
酸エチル、イソシアン酸プロピル、イソシアン酸ブチル
、イソシアン酸エチル、イソシアン酸オクチル、イソシ
アン酸ラウリル、イソシアン酸ステアリル等のイソシア
ン酸エステル類二 (11) 一般式RI COCH2C0R2(式中、R1、R2は
前記と同じ)で示される化合物としては、具体的には例
えば アセチルアセトン、プロピオニルアセトン、ブチリルア
セトン、ペンタノ・fルアkl・ン、オクタノイルアセ
トン、ラウロイルアセトン、ステアロイ・レアセトン、
ジプロビオニルメタン等のβ−ジケトン類; 一般式NH2÷CH2→−oh  (式中nは前記と同
じ)で示される化合物としては具体的には例えば2−ア
ミンエタノール、8−アミノプロパツール、4−アミノ
ブタノール、8−アミノオクタツール、12−アミノラ
ウリルアルコール等のアミノアルコール類ニ 一般式R4CHOHCOOR1(式中R1,R4は前記
と同じ)で示される化合物としては、具体的には例えば
クリコール酸メチル、乳酸エチル、α−ヒドロキシ酪酸
エチル、α−ヒドロキシカプリル酸エチル、α−ヒドロ
キシステアリン酸メチル、α−ヒドロキンオレイン酸エ
チル、α一本発明の組成物において、[B]化合物のポ
リメタロキサン〔A]に対する割合は、一般に60重量
%以下、好ましくは0.01〜40重蓋%、特ニ好マシ
くは0.1〜20重置%とされる。
[B]化合物のポリメタロキサン〔A〕に対する割合が
0,01重量%よりも少なくなると、造膜性、成形性及
び物性改良の効果が僅かしか表われないし、40重量%
以上になると、造膜性、成形性が劣るようになる。
本発明の組成物を構成する有機溶媒としては、ポリメタ
ロキサンを溶解するものであれば全て使用可能であり、
具体的にはエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン等のエーテル類、エタノール、イソプロピルアル
コール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素類等があげられる。
ポリメタロキサンの溶媒に対する割合は、製造しようと
する焼成体の形状によって異なり、例えば膜の場合には
、焼成後の酸化物に換算して0.1〜10重量%程度が
好ましい。
本発明方法において規定する[B]化合物を添加してな
るポリメタロキサンの有機溶媒溶液を成形用原料として
用いることにまり造膜性、成形性が向上し、かつ製膜、
焼成した場合に、引掻き強度および均一性の極めて高い
被膜成形体が製造出来るという効果が発揮さ□れる。
本発明の組成物において用いられるポリメタロキサンの
重合度は2以上であれば充分であり、特に上限はないが
重合反応の容易さから一般に重合度1,000以下のも
のが用いられる。
ポリメタロキサンはエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ベンゼン、トルエン、イソプロピルアルコールなど
の有機溶媒に可溶であり適当な濃度では曳糸性に富む粘
稠液となる。ポリメタロキサンの濃度とその溶液の造膜
性との関係は目的とする膜厚や用いるポリメタロキサン
の種類、その重合度および溶媒によって異なり一義的に
定める事はできないが、一般に室温での粘度が1センチ
ポイズ以上5,000センチポ(14) イズ以下の溶液が製膜には適当である。したがって塗布
液はこの範囲の粘度を与えるように調製される。
この他、塗布液にポリエチレングリコール、ポリビニル
フオルマール、ポリ酢酸ビニルなどの有機高分子、その
他適当な有機物を添加しておくことは造膜性向上のため
に望ましいことである。才だ塗布液に少量のリチウム、
ベリリウム、ホウ素、ナトリウム、マグネシウム、ケイ
素、リン、カリウム、カルシウム、チタニウム、クロム
、マンガン、イ・ントリウム、ジルコニウム、ランタン
、タングステンなどを含む化合物の一種、あるいは二種
以上を添加しておくことは得られる無機被膜の諸物性を
向上させるために望ましいことである。
また、互いに異なる金属原子よりなるポリメタロキサン
を2種以上混合し、成形、焼成する事により、複合酸化
物〔たとえばスピネル型酸化物(A#Al2O4、At
 −Siスピネル等)、ペロブスカイト型酸化物(La
At08等)等〕型の優れた(I  Fl ) 性質を有したコーティング、フィルム等を製造する事も
できる。
−”  素n七 “ 一 本発明による被膜形成法が適用できる基材は被膜形成時
の熱処理温度に耐えるものであればガラス、金属、セラ
ミックスなどのあらゆる材料をイ吏用することができる
被膜形成法は該ポリメタロキサン溶液の塗布工程と、該
ポリメタロキサンの分解による被膜形成工程からなるが
、塗布法としては浸漬、スプレー、キャスティングなど
既存の塗布法を利用することができ、分解による被膜の
金属酸化物への転換は、400℃以に、2000℃以下
の熱処理または大気中の水分または水蒸気または水によ
る加水分解後、400℃以上の熱処理を行うことによっ
て達成することができる。また、400℃以上に加熱し
た基材表面に該ポリメタロキサン溶液を塗布し、基材表
面で塗布と同時に熱分解させて金属酸化物被膜を形成さ
せる方法を利用することもできる。
本発明における無機質被膜前駆体は熱に対して不融であ
り、そのまま空気などの酸素を含む雰囲気中で焼成すれ
ば容易に無機質被膜とすることができる。
すなわち例えばアルミナ質被膜の製造に即して説明する
ならば、該前駆体被膜を酸素を含む雰囲気、例えば空気
中で焼成すれば約500℃において実質的にアルミナ質
被膜に変化する。
またこれら各種のアルミナ質被膜を得るために該前駆体
被膜を窒素のような不活性雰囲気中、あるいは真空中で
焼成した後、酸素を含む雰囲気にさらして有機質あるい
は炭素質を除去してもよい。また得られたアルミナ質被
膜を水素のような還元性雰囲気中でさらに焼成してもよ
い。
以上の説明においては、ポリメタロキサンからの無機質
被膜の製造について詳述してきたが、本発明組成物は無
機質被膜の製造以外の例えば本発明のポリメタロキサン
からの成形体、フィルム、発泡体、微小球等の無機質焼
成体の製造にも有用である。そして、この成形体、フィ
ルム等を製造する場合には、本発明のポリメタロキサン
の溶液は、粘度ムラが少ない為に、フィルム等では一定
の厚みに成形しやすく、かつ化学的、物理的性質に於て
も均質な焼成体が得られる事、また、該ポリメタロキサ
ン溶液が比較的安定であり、経時的な性質の変化も少な
い等の効果が発揮される。
以上詳述した本発明の組成物によれば、ポリメタロキサ
ンから金属酸化物被膜、成形体、フィルム等の焼成体を
製造するに際し、造膜性、成形性を顕著に改善し、しか
も金属酸化物被膜の引掻き強度等を著しく向上させると
いう効果を発揮するものである。また本発明の組成物の
ポリメタロキサンは溶媒に対して極めて高い溶解性を有
しているのでゲル化が生じ難くその結果として、該ポリ
メタロキサンを成形し、次いで焼成して得られる、金属
酸化物の成形体、フィルム等は均一な透明体となるとい
う利益も発揮する。
以下に本発明の実施態様を実施例に従って述C18) べるが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。
実施例1 モノイソプロポキシジエチルアルミニウム1モルをエチ
ルエーテル600Ceに溶解し、1モルの水で加水分解
して重合度180のポリイソプロポキシアルミノキサン
を得た。次にイソステアリン酸0.8モルとN、Nジメ
チルアセトアミド249を添加して、リフラ・・ノクス
下攪拌し、更にこのポリアルミノキサン溶液をベンゼン
に溶解し、エーテルを蒸留除去後これに構造式 で与えられるエチルシリケート0,07モルを溶解した
これをポリアルミノキサンの濃度が5重量%であるよう
に濃縮したものの粘度はlOセンチポイズであり、透明
で粘度ムラのない均(19) 質なものであった。
この溶液中にガラス板を浸漬した後、フローマークがつ
かないようにゆっくりとガラス板を引き上げ、室温空気
中で一時間放置し、その後空気中で100℃/時間の昇
温速度で500℃まで昇温し、500℃で1時間焼成し
た。
膜厚は表面粗さ計にて測定して、約50OAであった。
実施例2〜5、比較例1,2 モノイソプロキシジエチルアルミニウム1モルをエチル
エーテル600(Inに溶解し、1を第−表に示す量添
加して、リフラックス下攪拌し、酢酸0,5モルを更に
加えた後、アルミナ濃度に換算して8重量%になるよう
に調整して原液とした。
これらを実施例1と同様にガラス板上に被膜を作って焼
成した。この結果を第1表に示した。
第1表 嘴 均一性はコーティングに光を透過した目視結果を示
している。
◎ ムラカナい。  ○ 殆んどムラがない。
× かなりムラがある。
実施例6 有si基の50モル%がステアロイロキシ基であり50
モル%がイソプロポキシ基よりなる重合度40のポリス
タキサンの8重量%キシレン溶液に該ポリスタキサンに
対して1重量%になるようにイソシアン酸ブチルを添加
した溶液8重量%キシレン溶液をスライドグラス上に塗
布し、450℃、8(1間の焼成を行って9001の膜
厚を有する酸化スズ膜を形成した。この膜はX線的には
非晶質であり、光学顕微鏡で観察したところ、亀裂もな
く、光学的にも均一であった。
比較例8 実施例11に示したボリスタノキサンの8重量%キシレ
ン溶液にイソシアン酸ブチルを添加せずにスライドグラ
ス上に塗布して乾燥したところ、塗膜に亀裂を生じた。
実施例7 トリエチルインジウム1モルをトルエン600印に溶解
し、1モルの水で部分加水分解後、N、Nジエチルプロ
ピオンアミド40fを加えて温度を80℃にして約8時
間攪拌した。これをさらにトルエンにて酸化インジウム
に換算して5 wt% になるようにホ2リマー溶液を
希釈後、スライドグラス上に塗布し、膜厚を有する酸化
インジウム膜を形成した。
この膜は透明でムラなく、均一であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (式中、Mは3価又は4価の金鳥原子、Yl及びY2は
    何機残基を示す。) で表わされる構造単位を■するポリメタロキ■ 也−〇−COOR1 H (■)           、へ− (式中、R1、R2および拘はアルキル基またはアルケ
    ニル基、R4はアルキル基、アルケニル基または水素、
    nは2〜18の整数を示す。)で表わされる化合物の一
    種または二種以上を金力する有機溶媒溶液からなること
    を特徴とする無機質焼成体製造用組成物。 2)−ff式〔A〕中のN[かアルミニウム、インジウ
    ム、ケイ素、スメ、チタニウムまたはジルコニウムの内
    の一種才たは二種以上でΔ〕るポリメタロキサンを用い
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項ie載の無機
    質焼成体製造用組成物。 3)一般式〔B〕中のILl 、 R2およびR3が炭
    素数1−18個のアルキル基またはアルケニル基、R4
    か炭素数1〜18個のアルキル基、アルケニル基または
    水素である化合物を用いることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の無機質焼成体製造用組成物。 4)ポリメタロキサンに対する〔B〕化合物の割(2) 合が0.01〜60重量%の範囲であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の無機a焼成体製造用組成
    物。 5)有機溶媒がエーテル類、アルコール類または芳香族
    炭化水素類であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の無機質焼成体製造用組成物。
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