JPH0411023A - 酸窒化物セラミックスファイバーの製造方法 - Google Patents

酸窒化物セラミックスファイバーの製造方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は酸窒化物セラミックスファイバーの製造方法に
関するものであり、特に、繊維強化プラスチック(FR
P)、繊維強化コンクリート(FRC)、繊維強化ガラ
ス、繊維強化金属に有用な強度、弾性率、耐食性に優れ
た強化繊維あるいは、耐熱性、耐食性に優れ、化学フィ
ルター、耐熱性断熱材等の用途が考えられるセラミック
スファイバーの製造方法に関するものである。
[従来の技術] プラスチック、コンクリートの補強用として繊維素材は
重要であり、その他にも断熱カーテン、断熱クツション
材、触媒担体、高温フィルター等の高温材料分野でも種
々の繊維素材が使用されている。
繊維素材としては、従来よりガラス繊維、カーボン繊維
、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維、有機高分子繊維等が
使用されているが、材料として要求される特性が多様化
しており、新たな機能を有する繊維が待望されている。
酸窒化物セラミックスファイバーもその中の一つであり
、酸窒化物セラミックスがガラスの場合、すなわちオキ
シナイトライドガラスの場合、酸化物ガラスに比して、
硬度、強度、弾性率、耐熱性、耐食性が向上する。又、
酸窒化物セラミックスが多結晶セラミックスの場合例え
ばサイアロン等の場合、酸化物セラミックスに比して高
温強度、硬度、耐熱衝撃性等が向上する。
これらの酸窒化物セラミックスあるいは酸化物と窒化物
との混成セラミックスをファイバー状で得る方法として
、従来より大別して2種の方法が検討されている。
1、酸化物、窒化物から融液を経て紡糸する方法酸化物
、窒化物を溶融するのに高温を要す。また窒化物の分解
、あるいは酸化物の還元により好ましくない結晶相、金
属相を生成する。安定してオキシナイトライドガラスを
製造するには特殊な紡糸装置を要する(特開昭63−3
10747)。
■、金属アルコキシド、無機高分子を出発物質として前
駆体繊維を得、窒化焼成する方法(1)ポリカルボシラ
ンを紡糸して窒化する方法がChe−mistry L
etters 2059−2060(1984)に開示
されているが、ポリカルボシランの合成が煩雑であるこ
と、得られるオキシナイトライドガラスの組成系に制限
がある等の問題がある。
(2)TiO□ゲルファイバーあるいはTiを含有する
ゲルファイバーを窒化して、TiNあるいは、TiNで
被覆されたTiO□繊維あるいは、Tiを含む赤外線透
過性オキシナイトライドガラスを製造する方法が、Jo
urnal of Materials 5cienc
e 22.937〜94H1987) 、特開昭62−
263322 、同63−40742等に開示されてい
るが、得られるセラミックスの組成が窒素と極めて反応
性の高いTiを含有する系に制限されると言う欠点があ
る。
(3)Stを含有するゲルファイバーの窒化により製造
する方法として、Journal of Non−Cr
ystallineSol 1ds83.208−22
2(1986) 、特開昭63−112437、同63
−242943等に開示されている。しかし、これらに
おいて、テトラエトキシシラン等の4官能のアルコキシ
ド単独から製造されたゲルファイバーはアンモニア気流
下の窒化でもほとんど窒素は導入されない。そのため、
メチルトリエトキシシランのようなモノアルキルトリア
ルコキシシランを採用し、これを単独もしくは混合して
用いる技術を開示している。しかし、メチルトリエトキ
シシランを使用した場合は、炭素が残存する問題があり
、窒素の導入率も高くできないという問題もあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上述した従来法の欠点、即ち、高温プロセス
が必要である、ポリカルボシランのような前駆体の合成
が煩雑である、Tiのような特殊な元素を含むもののみ
可である、メチルトリエトキシシランのようなものを使
用した場合は炭素が残存し易い等の為、複雑かつ高価な
装置を必要とする、製造プロセスが煩雑である、セラミ
ックス組成が限定されるなどの欠点を解消し、組成に制
限のない容易な手法で酸窒化物セラミックスファイバー
を得る方法を提供することを解決課題とするものである
[課題を解決するための手段] 本発明は、金属アルコキシドを主たる原料とする酸窒化
物セラミックスファイバーの製造方法において、少なく
とも金属アルコキシドを加水分解して得られる粘性ゾル
を紡糸して得られたゲルファイバーを水蒸気処理した後
に、アンモニア気流中で焼成することを特徴とする酸窒
化物セラミックスファイバーの製造方法であり、これに
より、上記課題を解決できる。
本発明で用いられる金属アルコキシドは、一般式)1(
OR)、、(M:金属または半金属元素、R:アルキル
基、n:金属または半金属元素の価数)で表されるもの
であり、Rとしては、メチル、エチル、n−プロピル、
1so−プロピル、n−ブチル、secブチル、ter
t−ブチル等が例示される。また金属または半金属元素
としては、Si、八1、Zr、 Ti、B 、、Ge、
、Be、 Mg、、Y等が例示される。ここで、半金属
とは、周期律表上で金属元素との境界付近の元素を意味
し、B 、 Si、 Ge、 As等が例示される。
これらの金属アルコキシドの中で、シリコンアルコキシ
ドおよび/またはアルミニウムアルコキシドを主成分と
するものは、得られる酸窒化物セラミックスがオキシナ
イトライドガラス、サイアロン等の優れた特性、耐熱性
、耐食性を示す材料であり、この2種のアルコキシドの
内生なくとも一種を主成分とすることが好ましい。また
、シリコンアルコキシドおよび/またはアルミニウムア
ルコキシドを主成分とするものの中でも、単一成分のも
のは、後述する水蒸気処理によって多孔質化したゲルフ
ァイバーが窒化以前の温度領域で緻密化することがなく
、セラミックスファイバー中に高濃度の窒素を導入する
上で特に好ましいものである。
尚、シリコンアルコキシドとして、あらかじめ重縮合反
応の進んだオリゴマーを使用しても良い。
また、特に、シリコンアルコキシドを使用する場合、上
記一般式の金属アルコキシド以外に、R(4−,1) 
St (OR’ )、(R,R’:炭素数1〜4のアル
キル基であり、Rについてはフェニル基でも可。
n・1〜3であり、好ましくはn・2または3)のアル
キルアルコキシシランまたはフェニルアルコキシシラン
の使用も可能であり、特に多成分系となった場合に、窒
化温度を比較的低くし、ファイバーの緻密化以前に窒素
を導入する上で極めて有用である。
これらの金属アルコキシドを加水分解することにより曳
糸性のあるゾルを得るが、この加水分解は、両者の混和
性、反応の均一性の面から有機溶媒存在下で行うのが好
ましい。ここで用いる有機溶媒としては使用する金属ア
ルコキシドを溶解するものが好ましく、具体的にはメタ
ノール、エタノール、n−プロパツール、1so−プロ
パツール、5ec−ブタノール等に代表されるアルコー
ル類、トルエン、ベンゼン、キシレン等に代表される芳
香族系炭化水素、テトラヒドロフラン、ジメチルホルム
アミド、四塩化炭素等が例示されるが、溶解度の観点か
らアルコール類が好ましい。
種々の金属アルコキシドを加水分解して曳糸性ゾルを得
る手段については、公知の手法を用いることが可能であ
る。
シリコンアルコキシドを主成分とする場合、塩酸、硝酸
等の強酸性触媒の存在下、金属アルコキシドの1モル倍
〜2モル倍程度の水で加水分解する手法が例示される。
また、アルミニウムアルコキシドのように、加水分解速
度の速い金属アルコキシドを主成分とする場合、金属ア
ルコキシドを適当量のアセチルアセトン、アセト酢酸エ
チルのようなβ−ジケトン類、あるいはβ−ケトン酸エ
ステル類、あるいは、モノエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン等のアルカノールアミン類との反応生成物
とし、金属アルコキシドの1モル倍〜2モル倍程度の水
で加水分解する手法が例示される。
出発原料としては、上記各種金属アルコキシドに加えて
、金属アルコキシド以外の化合動程として金属元素成分
を添加することも可能であり、金属単体、酢酸塩、塩化
物、硝酸塩等の使用が例示され、これらは、加水分解可
能でもそうでなくともよいが、焼成後、セラミックス成
分以外の成分が極力残留しないものがよい。
金属アルコキシドを加水分解して得られた曳糸性ゾルの
紡糸については、公知の手法を応用することが可能であ
り、ノズルからの押し出し等により容易にゲルファイバ
ーが得られる。
ゲルファイバーの径は、特に制限はないが、通常、2〜
501M程度に紡糸される。
このゲルファイバーをなんら処理することなくアンモニ
ア気流下で焼成し、窒化を行うと、テトラエトキシシラ
ンから得られたゲルファイバーの場合には、窒素の導入
はほとんどなく、また、メチルトリエトキシシランから
得られたゲルファイバーの場合には、6重量%程度の少
量の窒素は導入されるが、得られたファイバーには炭素
が残存するという問題があった。
これらの問題は、得られたファイバーを水蒸気処理した
後に、アンモニア気流下で窒化することにより解決が可
能となった。
ここでいう水蒸気処理は、温度40°C以上、相対湿度
50%以上の雰囲気下におくことを示すが、処理時間を
短縮するために、より好ましくは温度60°C以上、相
対湿度60%以上とするのが良い。
処理時間に関しては、用いる金属アルコキシドの種類、
組成により影響され、また、温度、湿度の影響を受は一
義的に決定できないが、温度が高い程、また湿度が高い
程短時間の処理が可能であり、5分以上の処理で有効で
ある。
この処理時間が短か過ぎる場合、窒化焼成後のファイバ
ーへの窒素の導入率が低く、効率が極めて悪くなるばか
りでなく、炭素の残存も問題になってくる。
長すぎることによる問題点は特になく、製造プロセス上
問題とならない程度に長くすることが好ましい。
この水蒸気処理は、ファイバーを連続的に処理してもバ
ッチで処理を行ってもよい。
得られたゲルファイバーはアンモニア気流下で焼成する
ことにより酸窒化物セラミックスファイバーが得られる
。焼成条件は、ゲルファイバーの組成によって異なるが
、400°C以上、より好ましくは500℃以上の温度
領域が例示される。
このアンモニアは、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活
性ガスで希釈されたものでも良い。
また、アンモニア中で焼成して窒化した後、残存する微
細な気孔をなくすため、セラミックスの焼結で通常なさ
れるように、水素、ヘリウム等の拡散速度の速いガス中
で焼成してもよい。
〔作用〕
酸化物系ゲルファイバーの窒化反応は、固/気の反応と
考えられ、窒化が進行する温度領域以前に微細気孔が閉
じ、緻密なファイバーとなると窒化が進行しにくくなる
。ゲルファイバーの水蒸気処理は、無機骨格の発達した
比較的比表面積の高いゲルファイバーとなり、窒化の進
行に有利になり、窒素が導入されるに従って、ファイバ
ーの緻密化温度自体が上昇し、さらに窒素が導入されや
すくなるものと考えられる。
また、原料の一部としてアルキルアルコキシシランのよ
うに窒化されやすいものを使用した場合においてもその
効果は、明らかであり、水蒸気処理しないものに比して
窒素の導入量の向上が認められた。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的実施例を説明するが本発明は、こ
れに限定されるものではない。
実施例1 テトラエトキシシラン、水、塩酸、エタノールをモル比
で1 : 1.5:0.01 :2.5で混合し、50
°Cの恒温槽中に栓をせずに放置して、粘度350ボイ
ズの曳糸性ゾルを合成した。この粘性溶液を押し出し紡
糸することにより連続ゲルファイバーを得た。
このゲルファイバーを70″C,85RH%の条件で5
日間水蒸気処理を行い窒化焼成に供したが、水蒸気処理
を行ったゲルファイバーの比表面積は、274rrf/
gであり、高比表面積のゲルファイバーであった。窒化
は、アンモニア流ff1O,51/分、温度1200°
Cで3時間行った。得られたファイバーは無色透明であ
り、X線的にアモルファスであった。また、窒素の導入
量も16−tχと極めて高濃度の窒素が導入された。
比較例1 実施例1で紡糸されたゲルファイバーを100°Cで2
4時間乾燥したゲルファイバーを窒化焼成した。得られ
たゲルファイバーの比表面積はl。
4rrf/gと緻密なゲルファイバーであった。このゲ
ルファイバーを実施例1と同一条件で窒化焼成した。得
られたファイバーは、一部黒色を帯びたファイバーで、
炭素が残存しており、X線的にアモルファスであった。
また、窒素の導入量は、1゜OwtXであり、極めて少
量の窒素しか導入されなかった。
比較例2 実施例1で紡糸されたゲルファイバーを水蒸気処理も乾
燥処理も施さず、そのまま、実施例1と同一条件下で窒
化焼成を行った。得られた焼成ファイバーの性状は比較
例1と同様であり、窒素の導入量も1.1 wtXと極
めて少量であった。
実施例2 実施例1で得られた水蒸気処理したゲルファイバーをア
ンモニア流量0.51!、/分、温度1400°Cで3
時間窒化した。得られたゲルファイバーは無色透明であ
り、X線的にアモルファスであった。また、窒素の導入
量も24.3wtχと極めて高かった。
比較例3 比較例1で得られた乾燥したゲルファイバーを実施例2
の条件で窒化焼成した。焼成後のファイバーは融着して
ファイバーの形状を保持しておらず、一部残存する炭素
によって黒色を帯び、白色不透明なものであった。X線
的にはアモルファスで、窒素の導入量は、1.2wtχ
と極めて少量であった。
実施例3 アルミニウムトリ2−ブトキシド0.8モルを2モルの
ブタノールに溶解し、これと0.25モルのアセト酢酸
エチルを均一に混合、反応させた。
この溶液に0.4モルのメチルトリエトキシシランを1
規定塩酸酸性に調整された水0.4モルで加水分解した
溶液を添加し、均一に混合、反応させた後、さらに0.
8モルの水を添加して加水分解を行った。この反応混合
物を50°Cで溶媒の一部を減圧留去し、粘度430ボ
イズの曳糸性ゾルを得た。この曳糸性ゾルを押出し紡糸
することにより連続ゲルファイバーを得た。
二のゲルファイバーを70″C,85RH%の条件で2
4時間水蒸気処理を行い窒化焼成に供した。
このゲルファイバーの比表面積は、276rrf/gで
あった。窒化は、アンモニアm10.5427分、温度
600°Cで4時間行った。得られたファイバーは無色
透明であり、X線的にアモルファスで、3.62htχ
の窒素が導入された。
比較例4 実施例3で得られたゲルファイバーを100’Cで24
時間乾燥した後、実施例3と同一条件で窒化焼成した。
得られたファイバーは残炭のために黒色であり、窒素の
導入量も、1,2wtχであった。
実施例4 アルミニウムトリ2−ブトキシド0.8モルを2モルの
ブタノールに溶解し、これと0.32モルのアセト酢酸
エチルを均一に混合、反応させた。
この溶液に0.4モルのテトラエトキシシランを1規定
塩酸酸性に調整された水0.4モルで加水分解した溶液
を添加し、均一に混合、反応させた後、さらに0.8モ
ルの水を添加して、加水分解を行った。この反応混合物
を50″Cで溶媒の一部を減圧留去し、粘度520ボイ
ズの曳糸性ゾルを得た。この曳糸性ゾルを押出し紡糸す
ることにより連続ゲルファイバーを得た。
このゲルファイバーを70°C185RH%の条件で2
4時間水蒸気処理を行い窒化焼成に供した。
このゲルファイバーの比表面積は、245rrf/8で
あった。窒化は、アンモニア流10.5ff/分、温度
1200°Cで4時間行った。得られたファイバーは無
色透明であり、3.22htχの窒素が導入された。
比較例5 実施例4で得られたゲルファイバーを100°Cで24
時間乾燥した後、実施例4と同一条件で窒化焼成した。
得られたファイバーは残炭のために黒色であり、窒素の
導入量も、0.60htχであった。
実施例5 ホウ素源としてH3BO3を使用し。ホウ素含有シリカ
ゲルファイバーを以下の方法で調製した。
83BO:I O,1モルをエタノール1モルにを容解
し、これをテトラエトキシシラン0.9モルとエタノー
ル1モルの混合溶液に添加し、均一に混合した。
これに1規定塩酸酸性に調整した水1.3モルを添加し
て加水分解を50°C13時間行った。これを50゛C
で溶媒の一部を減圧留去し、粘度380ボイズの曳糸性
ゾルを得た。これを押出し紡糸することにより連続ゲル
ファイバーを得た。
このゲルファイバーを70°C185RH%の条件で3
日間水蒸気処理を行い、窒化焼成に供した。
このゲルファイバーの比表面積は、245 rd/gで
あった。窒化は、アンモニア流1jto、  517分
、温度800 ’Cで4時間行った。得られたファイバ
ーは無色透明であり、2.53htχの窒素が導入され
た。
比較例6 実施例5で得られたゲルファイバーを何ら処理を施すこ
となく、実施例5と同一条件で窒化焼成した。得られた
ファイバーは茶褐色であり、窒素の導入量も、0゜17
 wtχであった。
〔発明の、効果〕
本発明によれば、高度、強度、弾性率、耐熱性、耐食性
等の期待される酸窒化物セラミックスファイバーを容易
な手法で、特殊な装置を使用することなく製造すること
が可能となり、工業的に有用な製造方法である。
(ほか3名)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属アルコキシドを主たる原料とする酸窒化物セ
    ラミックスファイバーの製造方法において、少なくとも
    金属アルコキシドを加水分解して得られる粘性ゾルを紡
    糸して得られたゲルファイバーを水蒸気処理した後に、
    アンモニア気流中で焼成することを特徴とする酸窒化物
    セラミックスファイバーの製造方法。
  2. (2)金属アルコキシドの主成分がシリコンアルコキシ
    ドおよび/またはアルミニウムアルコキシドであること
    を特徴とする請求項1記載の酸窒化物セラミックスファ
    イバーの製造方法。
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