JPS59207812A - 窒化珪素の製造法 - Google Patents

窒化珪素の製造法

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JPS59207812A
JPS59207812A JP58080109A JP8010983A JPS59207812A JP S59207812 A JPS59207812 A JP S59207812A JP 58080109 A JP58080109 A JP 58080109A JP 8010983 A JP8010983 A JP 8010983A JP S59207812 A JPS59207812 A JP S59207812A
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inorganic polysilazane
nitrogen
polysilazane
solvent
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JP58080109A
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Mikiro Arai
新井 幹郎
Takeshi Isoda
礒田 武志
Takuji Ito
伊藤 卓「じ」
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Toa Nenryo Kogyyo KK
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    • C01B21/082Compounds containing nitrogen and non-metals and optionally metals
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は窒化珪素(SisN4)の製造方法に関するも
のであり、更に詳しく言えば原料、即ち、5lsN4前
駆体として(−81H,NH−)nなる骨格構造を有心
、nは15以上、分子量は690以上で主として直鎮状
構造を有した新規な無機ポリシラザンを使用し高純度の
且つα型結晶構造の比率の高い窒化珪素を製造する方法
に関するものである。
近年セラミックスの研究開発はセラミックスの賭技術分
野への応用の拡大と共に飛躍的に進展しており、特に高
温での機械的強度、化学的耐食性又は電気絶縁性が優れ
ているという点から蟹化珪紫が注目されている。実際に
窒化珪素は金属、蕉業、機械、電気、化学等の諸工業に
耐熱材料、耐摩擦材料、電気絶縁材料として広く用いら
れている。更に、ガスタービンのブレード、自動車断熱
エンジン、高温ガス炉の熱交換器等の原料として窒化珪
素は極めて重要になるものと予想される。
現在窒化珪素の製造方法としては、 (1)  シリコン直接窒化法 (2)  シリカ還元法 (3)  気相合成法 (4)  イミド熱分解法 等が提案されている。前記(1)の方法は金属シリコン
粉末を窒素またはアンモニア気流中で1500〜150
0℃で加熱して直接窒化する方法である。
この方法は反応時間が長く、加熱工程が繁雑であり、得
られる窒化珪素は粗大で不純物を多く含むβ型窒化珪素
主体のものである。この方法で得られた窒化珪素は高密
度高強度窒化珪素焼結体の製造原料には不適である。前
記(2)の方法はシリカあるいは含シリカ物質を炭素と
ともに窒素雰囲気下で加熱し、尿素でシリカを還元して
生成するケイ素と窒素とを反応させる還元窒化法である
。この方法は反応時間が長く、原料の精製が困難であり
、得られる生成物はα型窒化珪素、β型窒化珪素、酸窒
化珪素及び炭化珪素等の混合系であり、高純度α型窒化
珪−素を得ることは困難である。前記(3)の方法は四
塩化珪素とアンモニアとを高温で直接気相反応を行なわ
せる方法であるが、この方法では生成した窒化珪素は一
般に非晶質である。熱処理によりこの非晶質窒化珪素は
結晶化するが、結晶化過程で高温C1の発生を伴い装置
の腐蝕が問題となる。又、前記(4)の方法は四塩化珪
素をアンモノリ゛シスして得られるシリコンジイミドを
非酸化性雰囲気中で加熱して窒化珪素を得る方法である
。該イミド熱分解法は高純度のα型蟹化珪素を収率よく
製造し得るという点で注目を浴びているが、Si3N4
前駆体であるシリコンジイミド(sl(Nu)23工は
溶媒に不溶解であるために実質的に用途が限定されると
いう点に問題があった。
つまりポリマー状Si3N4前駆体が溶媒に可溶で液相
状態を維持し得るものであれば、単に緒用途に使用され
る原材料としての窒化珪素を製造し得るだけでなく、例
えばセラミックス多孔体に含浸させその後に熱分解し窒
化珪素とする場合のようにセラミックスの稠密化剤とし
て窒化珪素を製造することも可能となる。更に、Si3
N4前駆体が液相であればセラミックス粉体及び繊維の
結合剤又はセラミックス構造体の表面被器剤として窒化
珪素を構造することができる。
上記(1)〜(4)の方法以外に、最近有機ポリシラザ
ンを熱分解して得られるポリシラザン樹脂を8o。
〜2000℃で加熱して窒化珪素を焼成する方法が提案
されているが、この方法では窒化珪素と同時に炭化珪素
や遊離炭素が生成されるという問題を有している。
従って、本発明の主たる目的は高純度の且つa型結晶構
造の比率の高い窒化珪素を製造する方法を提供すること
である。
本発明の目的は溶剤に可溶で液相状態にて得られるポリ
マー状s 1s04前駆体を原材料として使用し、種々
の用途に使用可能の窒化珪素を製造する方法を提供する
ことである。
本発明者等は上記諸口的を達成するべく数多くの研究及
び実験を行なった結果、81.N4前駆体として(−8
iH,NH−)nなる骨格構造を有し、nは15以上、
分子量は690以上で主として直鎖状構造を有した新規
な無機ポリシラザンを使用すれば高純度の且つ焼結性に
優れたα型の窒化珪素を製造し得ることを見出した。本
発明は斯る新規な知見に基いてなされたものである。
又、本発明に使用される上記構造の無機ポリシラザンは
液相状態又は固相状態のいずれの相状態にても得られる
ために、従来の方法では達成されなかった種々の用途に
、例えばセラミックスの稠密化剤、セラミックス粉体又
は繊維の結合剤、又はセラミックス構造体の表面被覆剤
として窒化珪素を製造することができるという利点を有
する。
本発明に原材料として使用される無機ポリシラザンの重
合度nは極めて重要であり、重合度nは15以上である
ことが必要で、好ましい範囲は16〜30であり、最も
好ましい範囲は17〜25である。もしnが14以下で
あれば、無機ポリシラザンの流動性が極めて高いので、
それ自体を成形して窒化珪素を製造することが極めて困
難である。もしnが31以上であれば、無機ポリシラザ
ンは副生じたアンモニウム塩を包含したゲル状の固体と
なり、溶媒に可溶な無機ポリシラザンの収率が著しく低
下する。いずれにしても良好な結果、即ち、良好な窒化
珪素の収率を得ることができない。
上記構造の無機ポリシラザンは、出発原料としてJi 
HlC,ux 、81 H2B 12又は5iH111
を単独又は複数組台せて混合したジハロシラン(sin
、x、)を使用し、該ジハロシランとアンモニア(NH
3)とを非反応性溶液中にて、−70℃〜150℃で反
応させ、重合せしめることによって合成することができ
る。出発原料として使用されるハ四シラン類はいずれも
公知の物質である。
通常、反応溶媒としては脱ハロゲン化水素縮合反応以外
の反応を防ぐために反応不活性な溶剤が好ましい。従っ
て、本発明でいう非反応性溶媒とは反応物と生成無機ポ
リシラザンとを溶解できるがそれらとは反応せず、副生
ずるアンモニウム塩を析出できるものをいう。
更に、本発明者等は、本発明に使用する無機ポリシラザ
ンの前記合成法を研究した結果、その合成に当っては溶
媒が極めて重要なファクタの一つであり、特に溶媒の誘
電率が無機ポリシラザンの合成、重合度及びその収率に
大きく影響を与えることを見出した。
斯るi[1[率は1.85〜90の間にあることが必要
であり好ましくは、t85〜5.1の範囲、特に好まし
くは、185〜2.25の範囲である。もし誘電率が1
85未満である場合には反応溶媒に可溶な無機ポリシラ
ザンの収率が著しく低くなる。
一方、誘電率が90を越えると生成した無機ポリシラザ
ンの流動性が著しく高くなり、それ自体を成形して窒化
珪素を製造することが極めて困難となる。
上記好ましいとされる溶媒は例えば四塩化炭素のような
非極性溶媒(誘電率2.24)、又はへキサンのような
非極性溶媒とジエチルエーテh或はり四ロホルムのよう
な極性溶媒とを6〜20対1の割合で混合したもの(誘
電率2.2〜2.0)が掲げられる。
上記溶媒の誘電率の値はインターナショナルクリティカ
ルテーブル(International Cr1ti
calTable ) 第V1巻、第85頁(1929
年)によるものである。
更に、本発明に使用する無機ポリシラザンの合成に当っ
て重要な7アクタは温度条件である。本合成は一70℃
〜150℃の範囲にて可能であるが、好ましくは〜40
℃〜80℃であり、最も好ましくは0°C〜50℃であ
る。又、反応温度は少なくとも初期反応温度を60℃以
下にしてハロシランや溶媒の散逸を防ぐことが好ましい
。もし反応温度が一70℃より低くなった場合には反応
溶媒に可溶な無機ポリシラザンの収率が低下する。
又反応温度が150℃より大きくなった場合には熱分解
により、反応溶媒に可溶な無機ポリシラザンの収率が著
しく低下し、好ましい結果を得ることができない。
上記無機ポリシラザンの重合反応は不活性ガス雰囲気下
に行なうのが好ましく、不活性ガスとしては窒素又はア
ルゴンが好適である。
本発明の上記の如き反応操作によって脱ハロゲン化水素
縮合反応が起り、生成したポリシラザンは溶媒中に溶解
しているが、副生じたアンモニウム塩は沈殿物として析
出する。従って、アンモニウム塩を例えば炉別すること
により無機ポリシラザン溶液と容易に分離することがで
きる。次で、該無機ポリシラザン溶液から溶媒を除去す
ると無色透明′液状から無色固体状に至る無機ポリシラ
ザンが得られる。又該液状無機ポリシラザンは室温状態
で放置することにより半透明固体状の無機ポリシラザン
となる。
このようにして得られた無機ポリシラザンの赤外吸収(
IR)スペクトル(ヌジョール)は、例えば第1図に示
す如く、波数(crn−’ ) 5580.1175の
NHに基づく吸収; 21150,1000゜8−60
のSiH,に基づく吸収;並びに915のs t −N
−8tに基づく吸収を示している。
又、′H−核磁気共鳴(NMR)スペクトル(CDCl
2)は、第2図に示す如く、64.72 ppmの5I
H2に基づく吸収;δ6.6.2.8 ppm (J 
=228Hz)の29S i H,に基づく吸収;並び
に61.3ppmのNHに基づく幅広い吸収を示してい
る。
本発明の無機ポリシラザンの化学分析による元素比率は
Si:59〜61、N:31〜34及びH: 6.5〜
z5の各重量%であった。
上記IRスペクトル、1H−NMRスペクトル及び化学
分析の結果は本発明の無機ポリシラザンが主として なる骨格を有する、主として直鎖構造であることを示す
本発明に係る無機ポリシラザンの蒸気圧降下法によって
測定した分子量は690〜1390の範囲であった。こ
の分子量は重合度(n)が15〜30であることを示す
本発明に係る窒化珪素の製造法は、上記の如き合成法に
て得ることのできる、(−S i HaNH−)nなる
骨格構造を有し、nは15以上、分子量は690以上で
主として直鎖状構造を有した無機ポリシラザン化合物を
窒素の存在下で加熱処理し、高神度の且つα型結晶構造
比の高い、つまり、α型結晶構造比が70%以上の窒化
珪素を製造することを特徴とする。本発明で言う窒素の
存在下とは、アンモニア単独、窒素単独あるいは窒素と
不活性ガスとの混合ガスたとえば窒素と水素、窒素とア
ンモニア、窒素とアルゴンあるいは含菫素分解ガスたと
えばアンモニア分解ガス等を意味し、窒素元素を含むこ
とを必須とするものである。しかし混合ガスを用いる場
合、その割合を特に制限するものではないが、窒素元素
を過剰に含むものである事が望ましい。
本発明者等は、70%以上がα型であり、従って焼結性
が極めて優れた窒化珪素を高収率で得るには加熱処理湿
度が重要であり、上記構造の無機ポリシラザンを原材料
とした場合には該加熱処理mff1は1000℃〜11
00℃といった限られた範囲内になければならないこと
を見出した。
加熱処理温度が例えば500℃以下といった極端に低い
温度の場合には未反応の塩素や水素の除去が不完全で、
得られた窒化珪素中に塩素や水素を含むこととなり、又
処理温度が1900℃を超えると生成した窒化珪素が解
離することとなりいずれも好ましくない。又処理温度が
上記の如き温度でないとしても、上記構造の無機ポリシ
ラザンを700℃から1000℃未満で処理すれば主と
して非晶質の窒化珪素及び珪素の混合系が得られ、又1
100℃を超え1900℃以下の温度で処理すれば主と
してβ型の窒化珪〜素が得られる。
窒化珪素焼結体の原料粉末としては、一般に高純度で、
且つα型結晶h14造をもつことが好ましい。
これは、α相を原料に用いると焼結処理中にα相→β相
への転移が起こり、その結果として焼結性の向上及び繊
維状組織の発達が現われ、高強度の窒化珪素焼結体が得
られるからである。
加熱処理の時間は加熱生成によって一生する水素の生成
が停止する時間が一応の目安となるが、高温では比較的
短く、低温では比較的長く、また結晶子を熟成するため
には比較的長くするが、特に制限するものでない。好ま
しい加熱処理時間は、8〜20時間、特に10〜16時
間である。
また本発明で加熱炉内で窒素雰囲気下で無機ポリシラザ
ンを加熱処理する時、非酸化物材料たとえば窒化珪素、
炭化珪素、タンタル、モリブデンなどで作られた炉材を
用いることが望ましい。
以上の条件によってはじめて窒素含有率39%以上、゛
塩素含有率0.001%以下の高純度の且つ70%以上
がα型結晶楢造体とされる窒化珪素を得ることができる
。また必要ならば窒化珪素の焼結促進に有効であると知
られている元素、たとえばMg%Y、F@SBなどを含
有した窒化珪素を得ることもできる。
更に、多孔質セラミックスに液状無機ポリシラザン単独
あるいは溶媒に溶解した無機ポリシラザンを含浸させて
焼成し、実質的に窒化珪素でセラミックスを稠密化する
こともできる。又、耐熱材料の表面を無機ポリシラザン
で被覆して加熱処理を行って実質的に表面を窒化珪素で
被覆することもできる。あるいは、セラミックスや金属
のような耐熱材料の接合面に無機ポリシラザンを塗布し
て焼成し、窒化珪素からなる耐熱性結合を行わせること
もできる。
以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれら実施例
に限定されるものではない。
実施例1(無機ポリシラザンの製造) 内容積50(ldの四ロフラスコにガス吹き込み管、攪
拌装態、コンデンサーを装置した。ついで反応器内部を
ペンゾフェノンケチル及びソーダライム管を通して精製
した窒素で置換した。これに脱気、脱水したヘプタン1
50−を入れ、ジクp四シラン4.54 fを加えた。
次に活性炭及びソーダライム管を通して精製したアンモ
ニア2.49fを窒素との混合ガスとして、反応溶液を
十分に攪拌しながら、1時間かけて吹き込み、さらに所
定温度(室温、−40℃及び80℃)で2時間反応させ
3種類の反応生成物を得た。析出した該固体反応生成物
を遠心分離した後、さらに濾過して除去した。溶媒を減
圧除去した後、下表の如き無色オイル状無機ポリシラザ
ンを得た。
表 試*fi号nの無機ポリシラザンのIRスペクトル、 
H−NMRスペクトルは第1図及び第2図に示し、前述
した通りのものであった。化学分析による元素組成(重
量%)はss:6to、N:51.0゜H: 7.0で
あった。
実施例2(無機ポリシラザンの製造) ヘキサンとクロロホルムとを6対1の割合で混合して得
た溶媒を使用し、室温及び−40’Cで実施例1と同様
な方法でジク四ロシランとアンモニアとを反応させたと
ころ下表の如き無色オイル状無機ポリシラザンを得た。
去 実施例3(窒化珪素の製造) 実施例1で調製した試料番号■の無機ポリシラザンを原
材料として使用した。該無機ポリシラザン0.26 f
を窒化珪素管状炉内でアンモニアと窒素との混合気流中
で、2oo℃/hrで昇温し、1100℃まで昇温し、
そのまま4時間保持した。
室温まで放冷後、得られた生成物は薄褐色粉末で、窒素
含有率394%、塩素含有率α001%以下で、粉末X
線回析によればα相含有率95%を含む窒化珪素であっ
た。
比較例1 実施例3で使用したと同じ無機ポリシラザン0.45f
を窒化珪素管状炉内でアンモニアと窒素との混合気流中
で、250 ’C/hrで昇温させ、900℃に到達後
、4時間保持した。室温冷却後得られた生成物は褐色粉
末で、窒素含有率392嘱、塩素含有率0.001%以
下で、粉末X線回析によれば非晶質ケイ素を微量含む非
晶質窒化珪素であった。
比較例2 実施例1で使用したと同じ無機ポリシラザン0、4 O
fを窒化珪素管状炉内でアンモニア、窒素混合気流中で
、200℃/hrで昇温させ115゜℃に到達後、4時
間保持した。室温冷却後、得られた生成物は褐色粉末で
、窒素含有率393%、塩素含有率0.0CM%以下で
粉末X@回折によればα相含有率50%を含む窒化珪素
であった。
比較例& 実施例3で使用したと同じ無機ポリシラザン0、559
を炭化珪素管状炉内でアンモニア、窒素混合気流中で、
200 ’C/hrでl5OO’Cまで昇温し、そのま
ま4時間保持した。室温冷却後、得られた粉末は黄色粉
末で、窒素含有率5.9.5%、塩素含有率0.001
%以下で、粉末XM回析によればβ相含有率98%の窒
化珪素であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用される無機ポリシラザンのIRス
ペクトル図である。 第2図は第1図の無機ポリシラザンの1H−NMRスペ
クトル図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)原材料として(−s l H,NH−)nなる骨格
    構造を有し、nが15以上、分子量が690以上で、主
    として直鎖状構造を有する無機ポリシラザンを使用し、
    該無機ポリシラザンを窒素の存在下で温度範囲1000
    ℃〜1100℃にて加熱処理することを特徴とする窒化
    珪素の製造法。 2)無機ポリシラザンの重合度nは30以下である特許
    請求の範囲第1項記載の製造法。 3)無機ポリシラザンの重合度nは17≦n≦25であ
    る特許請求の範囲第2項記載の製造法。
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