JPS588754Y2 - 易開封性フィルム - Google Patents
易開封性フィルムInfo
- Publication number
- JPS588754Y2 JPS588754Y2 JP14922280U JP14922280U JPS588754Y2 JP S588754 Y2 JPS588754 Y2 JP S588754Y2 JP 14922280 U JP14922280 U JP 14922280U JP 14922280 U JP14922280 U JP 14922280U JP S588754 Y2 JPS588754 Y2 JP S588754Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealing
- layer
- seal
- ldpe
- strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Wrappers (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は包装用のフィルムに関し、更に詳しくは易開封
性に優れた単層ないし多層のフィルムに関する。
性に優れた単層ないし多層のフィルムに関する。
低密度ポリエチレン(以下LDPEと称する)は低温シ
ール性が良好なことから食品や医薬品等の包装体のシー
ル層によく使われている。
ール性が良好なことから食品や医薬品等の包装体のシー
ル層によく使われている。
LDPE層同志のヒートシールではシール温度が高いほ
どシール強度は向上し、140℃以上では剥離が困難な
シール強度に達する。
どシール強度は向上し、140℃以上では剥離が困難な
シール強度に達する。
通常はこのような高温域でシールされて実用に供されて
いる。
いる。
そのため内容物を密封する機能は優れているが、内容物
を取出すためには、容易に開封できないため、ナイフや
鋏で切り開かなければならず、非常に面倒である。
を取出すためには、容易に開封できないため、ナイフや
鋏で切り開かなければならず、非常に面倒である。
このようなことから手で容易に開封できる包装体が車重
れている。
れている。
ヒートシールによって密封する包装体では、シール部の
シール強度を容易に剥せる程度にコントロールすること
が、開封を容易ならしめる手段としてよく知られている
。
シール強度を容易に剥せる程度にコントロールすること
が、開封を容易ならしめる手段としてよく知られている
。
しかしながら、LDPEでは容易に剥せるシール強度に
コントロールすることは非常に困難で、シール条件の僅
かなバラツキがシール強度に影響して、安定したシール
強度を得ることができなかった。
コントロールすることは非常に困難で、シール条件の僅
かなバラツキがシール強度に影響して、安定したシール
強度を得ることができなかった。
シール強度が弱ければ、開封は容易であるが、密封機能
が不足し、シール漏れ事故を発生しやすい。
が不足し、シール漏れ事故を発生しやすい。
逆にシール強度が強過ぎると密封機能は良好であるが、
開封が困難となる。
開封が困難となる。
適度なシール強度は包装体の形状やフィルムの厚み等に
より差があるが、目安としては200mm/間の剥離速
度での180度剥離テストによるシール強度、密封性の
面で500g/15mm以上必要であり、容易に開封す
るためには1000g/l 5mm以下が望ましい。
より差があるが、目安としては200mm/間の剥離速
度での180度剥離テストによるシール強度、密封性の
面で500g/15mm以上必要であり、容易に開封す
るためには1000g/l 5mm以下が望ましい。
本考案者は広範囲のシール温度条件に釦いても、シール
強度が500〜1000g/l、5間であるシール層の
検討を行ったところ特定のLDPEに適量のポリブテン
−1樹脂をブレンドすることにより良好な結果が得られ
ることを見出した。
強度が500〜1000g/l、5間であるシール層の
検討を行ったところ特定のLDPEに適量のポリブテン
−1樹脂をブレンドすることにより良好な結果が得られ
ることを見出した。
更に詳細に検討を行った結果ノルドインデックスが0.
5〜3.0のLDPE100重量部に、ポリブテン−1
樹脂を8〜25重量部の範囲でブレンドすると良好であ
った。
5〜3.0のLDPE100重量部に、ポリブテン−1
樹脂を8〜25重量部の範囲でブレンドすると良好であ
った。
伺、実用に供するには前記のブレンド物をTダイ押出法
あるいはインフレーション押出法により単層あるいは多
層のフィルム状に底形しシール層とする。
あるいはインフレーション押出法により単層あるいは多
層のフィルム状に底形しシール層とする。
ここで言うフィルムとは通常シートと称される比較的厚
みの厚いものも含む。
みの厚いものも含む。
シールを行なう他のシール層にはLDPEとヒートシー
ル性が良好なLDPEの他エチレンー酢酸ビニール共重
合体が使用できる。
ル性が良好なLDPEの他エチレンー酢酸ビニール共重
合体が使用できる。
このように安定したシール強度が得られる理由について
は明らかでないが、LDPEとポリブテン−1樹脂は網
目状に混在して耘り、ヒートシールによりLDPEと相
手のLDPE又はエチレン−酢酸ビニール共重合体は強
固に融着しているが、ポリブテン−1樹脂によりシール
面が細分されているため、LDPEが容易に破断するた
めと考えられる。
は明らかでないが、LDPEとポリブテン−1樹脂は網
目状に混在して耘り、ヒートシールによりLDPEと相
手のLDPE又はエチレン−酢酸ビニール共重合体は強
固に融着しているが、ポリブテン−1樹脂によりシール
面が細分されているため、LDPEが容易に破断するた
めと考えられる。
そのため相手のシール層のグレードによる差が小さい利
点がある。
点がある。
ブレンドに使用するLDPEのメルトインデックスが0
.5以下ではポリブテン−1樹脂をブレンドするとシー
ル強度が上らず、シール漏れ事故が多発した。
.5以下ではポリブテン−1樹脂をブレンドするとシー
ル強度が上らず、シール漏れ事故が多発した。
シール強度を向上するためにポリブテン−1樹脂の添加
量を減少すれば、シール強度は向上するが、LDPE単
独に近くなりシール温度依存性が高くなり好斗しくなか
った。
量を減少すれば、シール強度は向上するが、LDPE単
独に近くなりシール温度依存性が高くなり好斗しくなか
った。
又メルトインデックスが3.0以上ではシール強度が強
く容易に開封することが困難であった。
く容易に開封することが困難であった。
シール強度はポリブテン−1樹脂の添加量を多くすれば
低下させることばできる。
低下させることばできる。
しかしながらポリブテン1の添加量が25重量部以上に
なるとシール層自体の強度が弱くなり、剥離をしても、
シー米ル層の間で剥れず層内剥離となって袋状になり好
1しくなかった。
なるとシール層自体の強度が弱くなり、剥離をしても、
シー米ル層の間で剥れず層内剥離となって袋状になり好
1しくなかった。
実施例
6−ナイロン50μ5/接着層10μ4/A層90μ3
からなる共押出フィルムを作成し、大麻機械製FU−6
01型圧空成形機で70關×70mm深さ30間の型を
使用して成形後、水を充填し、ポリエステル12μm/
PE60μ2からなるフィルムをフタ材として、各種温
度で2%の圧力で2秒間シールを行ない、シール部のシ
ール強度を測定し、剥離状態を観察した。
からなる共押出フィルムを作成し、大麻機械製FU−6
01型圧空成形機で70關×70mm深さ30間の型を
使用して成形後、水を充填し、ポリエステル12μm/
PE60μ2からなるフィルムをフタ材として、各種温
度で2%の圧力で2秒間シールを行ない、シール部のシ
ール強度を測定し、剥離状態を観察した。
A層は第1表に示す配合とした。
第1図は本考案のフィルムをシール部に使用した断面図
を示す。 1・・・・・・ポリエステル層、2・・・・・・低密度
ポリエチレン層、3・・・・・・易開封性に優れたシー
ル層、4・・・・・・接着層、5,6・・・・・・ナイ
ロン層。
を示す。 1・・・・・・ポリエステル層、2・・・・・・低密度
ポリエチレン層、3・・・・・・易開封性に優れたシー
ル層、4・・・・・・接着層、5,6・・・・・・ナイ
ロン層。
Claims (1)
- メルトインデックスが0.5〜3.0の低密度ポリエチ
レン100重量部に、ポリブテン−1樹脂を8〜25重
量部ブレンドしてなる易開封性に優れたシール層を有す
る単層乃至は多層の易開封性フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14922280U JPS588754Y2 (ja) | 1980-10-21 | 1980-10-21 | 易開封性フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14922280U JPS588754Y2 (ja) | 1980-10-21 | 1980-10-21 | 易開封性フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5774945U JPS5774945U (ja) | 1982-05-08 |
JPS588754Y2 true JPS588754Y2 (ja) | 1983-02-17 |
Family
ID=29508614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14922280U Expired JPS588754Y2 (ja) | 1980-10-21 | 1980-10-21 | 易開封性フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588754Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6094010B2 (ja) * | 2015-03-10 | 2017-03-15 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | シーラント接着剤 |
-
1980
- 1980-10-21 JP JP14922280U patent/JPS588754Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5774945U (ja) | 1982-05-08 |
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