JPS588636Y2 - 電動自転車のコ−ド隠蔽構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自転車の補助動力として、モータおよびバッテ
リーを備えた電動自転車に関するもので、電装用コード
・ワイヤーのたるみをなりシ、外観・仕上げの美麗化を
図ることを目的とするものである。

従来の電動自転車においては、車体の後方にモータ、バ
ッテリーならびにブレーキ装置、変速機等を設置し、前
方の操作ハンドル部には始動スイッチ等の電装部品なら
びにブレーキレバー、変速レバーを設け、電気的には始
動スイッチとモータ・バッテリー間を電装用コードで接
続し、機械的にはブレーキおよび変速機構と操作部とを
ワイヤーで接続し、これらの電装用コード、ワイヤー等
を車体のメインパイプに沿わせて配線しているが、コー
ドおよびワイヤーの本数が多くなり、たるみが出やすく
、外観上からも見苦しいものであった。

本考案は、上記従来の問題点を解決するため、コードの
隠蔽収納体を採用して、電装用コードおよびブレーキワ
イヤー等を一本の隠蔽構造体とし、配線作業の合理化を
行うと共に、外観・仕上げをすっきりとさせたものであ
る。

以下本考案の一実施例を添付図面を参照して説明する。

第１図において、１はフレーム体のメインパイプで、前
方先端にヘンドラッグ部２および前フオーク３を介して
前輪４および運転操作用ハンドル５が装着されている。

６はモータで、クラッチ機構を介して足踏ペダル７の駆
動軸に連結されている。

８は電源となるバッテリーを収納するパンテリーケース
で、立パイプ９、メインパイプ１と後輪１０を連結する
チェーンステー１１、および立パイプ９と後輪１０を結
合するシートステー１２で囲まれた空間に設置されてい
る。

１３は後輪用ブレーキ装置、１４は変速機構、１５は操
作・・ンドル５に設けられた始動スイツチ、１６はブレ
ーキレバー、１７はメインパイプ１に沿って取付けたコ
ード隠蔽収納体で、後述する電装用コードおよびワイヤ
ーを収納保持するよう構成されている。

次に、第２図を参照してコード隠蔽収納体１７の構成を
説明する。

図において、コード隠蔽収納体１７には３圓の収納溝１
８ａ、１８ｂ、＋８ｃを設け、中央の収納溝１８ｃには
始動スイッチ１５とモータ６およびバッテリーを接続す
る電装用コード１９を開口部より挿入し、右側の収納溝
１８ａには変速ワイヤー２０ａを左側の収納溝１８ｂに
は後輪ブレーキワイヤー２０ｂを挿入し、一体構造にし
ている。

このコード隠蔽収納体１７とメインパイプ１との接合は
強力な両面接着テープにて接着し、両端は固定バンドに
て固定し、振動等によるはく離を防止している。

以上の説明から明らかなように本考案によれば、電装用
コード、ワイヤーを１本の隠蔽収納体に収納し、一体的
構造とすることにより、配線作業の合理化・迅速化が図
れると共に、外観・仕上げの美麗化が図れる。

また、コード・ワイヤーの破損も防止される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例にかかる電動自転車の側面図
、第２図はコード隠蔽収納体の断面図である。 １・・・・・・メインパイプ、５・・・・・・操作・・
ンドル、６・・・・・・モータ、１３・・・・・・ブレ
ーキ装置、１５・・・・・・始動スイッチ、１６・・・
・・・ブレーキレバー、１７・・・・・・コード隠蔽収
納体、１８ａ、１８ｂ、１８ｃ・・・・・・収納溝、１
９・・・・・・電装用コード、２０ａ、２０ｂ・・・・
・・ワイヤー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 操作ハンドルに電装部品ならびにブレーキレバーを装備
   し、前記電装部品とモータならびにバッテリーとを電装
   用コードで電気的に接続すると共に、前記ブレーキレバ
   ーとブレーキ装置とをワイヤーで機械的に連結してなる
   電動自転車において、自転車フレーム体に沿ってコード
   隠蔽収納体を取付け、このコード隠蔽収納体に前記電装
   用コードおよびワイヤーを収納する溝を設けてなる電動
   自転車のコード隠蔽構造。