JP2948492B2 - 車両用アクチュエーター - Google Patents

車両用アクチュエーター

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用アクチュエータ
に関するものであリ、特にコードの配線について特段の
工夫をしたものである。
【0002】
【従来技術】従来、後側樹脂ケースと前側樹脂ケースと
に分割され、後側樹脂ケース側に、前側に突出すモータ
ーと、該モーターより上方位置の出力軸と、前記モータ
ーから前記出力軸に至る回転力伝達機構と、前記出力軸
とともに回転する検出アームと、該検出アームの摺動接
点が摺接する固定接点を有する固定基盤とを有し、該固
定基盤に端部を接続した施解錠検出コードと前記モータ
ーのモーター頭部に設けた端子に接続したモーター電源
コードとを夫々モーターの周囲を迂回してアクチュエー
ターの下部に誘導配線したものは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】公知のものは、施解錠
検出コードとモーター電源コードとを配線してから、前
側樹脂ケースを被せるので、前記コード群が邪魔をし
て、前側樹脂ケースが被せにくいという課題と、コード
を引っ張って配線すると、コードが固定基盤又はモータ
ーから外れるという2つの課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、後側
樹脂ケース2と前側樹脂ケース3とに分割形成され、前
記後側樹脂ケース2側には、前側に突出す横向きのモー
ター4と、該モーター4よりも上方位置である出力軸5
と、前記モーター4から前記出力軸5に至る回転力伝達
機構Aと、前記出力軸5とともに回転する扇型歯車14
に対し連結されている検出アーム15と、該検出アーム
15の摺動接点16が摺接する固定接点18を有する固
定基盤17とを設け、該固定基盤17に上端部を接続し
た施解錠検出コード24a、24b、24cと前記モー
ター4の端子25a、25bに上端部を接続したモータ
ー電源コード26a、26bとを後側樹脂ケース2の下
部より引出してから前記前側樹脂ケース3を被せてアク
チュエーター1としたものにおいて、前記モーター4と
これに被さる前記前側樹脂ケース3との間には隙間を形
成して該隙間に、上側固定部27と下側固定部29とを
一体に有する合成樹脂又はファイバーのような材料で形
成されたコード固定具23を配設し、前記施解錠検出コ
ード24a、24b、24cは前記上側固定部27と下
側固定部29を夫々通ってアクチュエーター1の下部に
誘導され、前記モーター電源コード26a、26bは下
側固定部29を通ってアクチュエーター1の下部に誘導
した車両用アクチュエーターとしたものである。また、
後側樹脂ケース2と前側樹脂ケース3とに分割形成さ
れ、前記後側樹脂ケース2側には、前側に突出す横向き
のモーター4と、該モーター4よりも上方位置である出
力軸5と、前記モーター4から前記出力軸5に至る回転
力伝達機構Aと、前記出力軸5とともに回転する扇型歯
車14に対し連結されている検出アーム15と、該検出
アーム15の摺動接点16が摺接する固定接点18を有
する固定基盤17とを設け、該固定基盤17に上端部を
接続した施解錠検出コード24a、24b、24cと前
記モーター4の前側のモーター頭部21に設けた端子2
5a、25bに接続したモーター電源コード26a、2
6bとを夫々モーター4の周囲を迂回して後側樹脂ケー
ス2の下部より引出してから前記前側樹脂ケース3を被
せてアクチュエーター1としたものにおいて、前記モー
ター頭部21とこれに被さる前記前側樹脂ケース3との
間には隙間22を形成して該隙間22に、上側固定部2
7と側部挾持部28及び下側固定部29とを一体に有す
る合成樹脂又はファイバーのような材料で形成されたコ
ード固定具23を配設し、前記施解錠検出コード24
a、24b、24cは前記上側固定部27と側部挾持部
28と下側固定部29を通ってアクチュエーターの下部
に誘導され、前記モーター電源コード26bは側部挾持
部28と下側固定部29を通ってアクチュエーターの下
部に誘導され、前記モーター電源コード26aは下側固
定部29を通ってアクチュエーターの下部に誘導された
車両用アクチュエーターとしたものである。また、前記
施解錠検出コード24a、24b、24c及び前記モー
ター電源コード26a、26bは、上側から側部に、側
部から下側に方向変換するときは、略直角に折り曲げた
折曲部34、35により方向変換するようにした車両用
アクチュエーターとしたものである。また、前記隙間は
前記モーター4のモーター頭部21の前側とこれに被さ
る前側樹脂ケース3の間に形成した車両用アクチュエー
ターとしたものである。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は車両用のアクチュエーターであり、後側樹脂ケース
2と前側樹脂ケース3とに分割され、後側樹脂ケース2
側にモーター4と、出力軸5と、モーター4から出力軸
5に至る回転力伝達機構Aが取付けられ、後側樹脂ケー
ス2側に前記各部品を組付けたのち、前側樹脂ケース3
を被せてねじ止めする。
【0006】しかして、6はモーター4の回転軸、7は
回転軸6に固定した駆動歯車、8は第1中間軸、9は第
1中間軸8に固定した第1減速大歯車、10は同じく第
1減速小歯車である。又、11はその近傍に設けた第2
中間軸、12は第2中間軸11に固定した第2減速大歯
車、13は第2中間軸11に固定した第2減速小歯車
で、第2減速小歯車13には前記出力軸5に固定した扇
型歯車14が噛合い、又出力軸5には検出アーム15が
固定され、検出アーム15の摺動接点16が固定基盤1
7に設けた固定接点18に接合する。前記扇型歯車14
と出力軸5とは通常一体的に形成され、扇型歯車14と
検出アーム15とは、扇型歯車14が一定以上回動する
と検出アーム15が回動するように、所謂ロストモーシ
ョンを持って接続されている。
【0007】前記固定基盤17の位置は、出力軸5をな
るべく上方に設ける関係で、モーター4の位置よりも上
部側であり、検出アーム15に重合している。前記モー
ター4は、後側樹脂ケース2側にネジ19で固定されて
いる縦状のモーター固定基盤20に、該モーター固定基
盤20より前方を向いて横向きに固定されている。前記
モーター固定基盤20にモーター4を横向きに固定し、
前側樹脂ケース3を横から被せると、モーター頭部21
の前側と前側樹脂ケース3の内面との間には隙間22が
形成され、その隙間22に、コード固定具23を挟持す
るように設けるとともにコード群を迂回させる。
【0008】前記固定基盤17には、施解錠検出コード
24a、24b、24cの上端部を夫々接続し、各施解
錠検出コード24a、24b、24cはモーター頭部2
1と前側樹脂ケース3の間の隙間22を通って上側から
下側に迂回させてアクチュエーター1の下部に引出す。
又、モーター4のモーター頭部21には、モーター4の
端子25a、25bを設け、該端子25a、25bにモ
ーター電源コード26a、26bを夫々接続し、これも
下側に迂回させる。
【0009】しかして、前記コード固定具23は、モー
ター頭部21を基準にすると、前記施解錠検出コード2
4a、24b、24cの3本のコードを挿通して固定す
る上側固定部27と、前記施解錠検出コード24a、2
4b、24cの3本のコードを挾持する側部挾持部28
と、前記施解錠検出コード24a、24b、24c及び
モーター電源コード26a、26bの5本のコードを纏
めて一緒に挿通させる下側固定部29とを有する。3
0、31は側部挾持部28の左右両側に間隔を置いて設
けた起立壁であり、起立壁30、31の間に施解錠検出
コード24a、24b、24cを並べて保持する。32
は起立壁31より更に隙間33を置いて設けた外側起立
壁で、隙間33にモーター電源コード26bを迂回させ
て挾持させる。前記コード固定具23は、合成樹脂、フ
ァイバー等により形成されている。前記施解錠検出コー
ド24a、24b、24cは3本纏めて上側固定部27
に挿通してから側部挾持部28の間を挾持させるとき、
略直角に曲げた折曲部34を形成し、同様に側部側部挾
持部28と下側固定部29の間でも直角に曲げた折曲部
35を形成する。なお、本明細書における上下左右前後
の説明は、相対的な説明の方便であるから、反対に解釈
しても差支えない。
【0010】
【作用】次に作用を述べる。後側樹脂ケース2側に固定
ネジ19で取付けたモーター固定基盤20にモーター4
を横向きにして固定し、後側樹脂ケース2の内側の空所
にモーター回転軸6を突出させて駆動歯車7を取付け、
又、後側樹脂ケース2の内側の空所に第1中間軸8を取
付けて減速大歯車9及び減速小歯車10を取付け、又、
後側樹脂ケース2の内側の空所に第2中間軸11を設け
て第2減速大歯車12及び第2減速小歯車13を取付
け、又、後側樹脂ケース2の内側の空所に出力軸5を軸
装して出と一体の扇型歯車14を取付け、扇型歯車14
に対しロストモーションを持って接続されている検出ア
ーム15を出力軸5に軸止し、駆動歯車7に減速大歯車
9を噛合わせ、減速小歯車10に第2減速大歯車12を
噛合わせ、第2減速小歯車13に扇型歯車14を噛合わ
せる。
【0011】又、検出アーム15の前方の外側に固定基
盤17を取付け、固定基盤17の固定接点18に検出ア
ーム15の摺動接点16を接合させ、固定基盤17に施
解錠検出コード24a、24b、24cの上端部を夫々
接続し、モーター頭部21の端子25a、25bにモー
ター電源コード26a、26bの上端部を接続する。固
定基盤17に上端部が接続された施解錠検出コード24
a、24b、24cは、モーター頭部21の横の外側に
帽子のように被せられたコード固定具23の上側固定部
27を、3本一緒に纏めて挿通したあと、直角に曲げた
折曲部34を経て下降し、コード固定具23の側部挾持
部28の起立壁30、31の間に挾んで下降させてから
再び直角に曲げた折曲部35を経て下側固定部29を挿
通させアクチュエーター1の下側に引出す。前記端子2
5a、25bに接続したモーター電源コード26a、2
6bのうち、一方のモーター電源コード26bは、起立
壁31と起立壁32の間の隙間33を通して下方に誘導
され、直角に曲げた折曲部35を経て下側固定部29に
通される。他方のモーター電源コード26aは直角に曲
げた折曲部35を経てそのまま下側固定部29に挿通さ
れる。
【0012】このようにすると、施解錠検出コード24
a、24b、24c及びモーター電源コード26a、2
6bは、ともにコード固定具23によりモーター4の周
りに張り付くように固定されるので、前側樹脂ケース3
を被せるとき何の支障もなくすっぽり被せることがで
き、第1の課題を解決する。
【0013】又、図6のように、コードaを固定具bを
介して彎曲して取付けると、下端cを引くとずるずると
上端d迄も引張られて、上端dのハンダ付け部分が剥れ
る惧れがあるが、本願は図7のように、直角の折曲部3
4、35を形成してあるので、接続のためにコードの下
端を強く牽引しても、折曲部35の部分のみが仮線のよ
うに彎曲するだけで、牽引力は折曲部34迄は影響せ
ず、ハンダ付け部分が取れる惧れがない。
【0014】
【発明の効果】本発明は、後側樹脂ケース2と前側樹脂
ケース3とに分割形成され、前記後側樹脂ケース2側に
は、前側に突出す横向きのモーター4と、該モーター4
よりも上方位置である出力軸5と、前記モーター4から
前記出力軸5に至る回転力伝達機構Aと、前記出力軸5
とともに回転する扇型歯車14に対し連結されている検
出アーム15と、該検出アーム15の摺動接点16が摺
接する固定接点18を有する固定基盤17とを設け、該
固定基盤17に上端部を接続した施解錠検出コード24
a、24b、24cと前記モーター4の端子25a、2
5bに上端部を接続したモーター電源コード26a、2
6bとを後側樹脂ケース2の下部より引出してから前記
前側樹脂ケース3を被せてアクチュエーター1としたも
のにおいて、前記モーター4とこれに被さる前記前側樹
脂ケース3との間には隙間を形成して該隙間に、上側固
定部27と下側固定部29とを一体に有する合成樹脂又
はファイバーのような材料で形成されたコード固定具2
3を配設し、前記施解錠検出コード24a、24b、2
4cは前記上側固定部27と下側固定部29を夫々通っ
てアクチュエーター1の下部に誘導され、前記モーター
電源コード26a、26bは下側固定部29を通ってア
クチュエーター1の下部に誘導した車両用アクチュエー
ターとしたものであるから、モーター4とこれに被さる
前側樹脂ケース3との間には隙間を形成したこと、該隙
間に、上側固定部27と下側固定部29とを一体に有す
る合成樹脂又はファイバーのような材料で形成されたコ
ード固定具23を配設したこと、施解錠検出コード24
a、24b、24cは上側固定部27と下側固定部29
を夫々通ってアクチュエーター1の下部に誘導され、モ
ーター電源コード26a、26bは下側固定部29を通
ってアクチュエーター1の下部に誘導されるから、各コ
ードは、モーター4の周囲に纏められるので、前側樹脂
ケース3の取付けが容易になる。また、後側樹脂ケース
2と前側樹脂ケース3とに分割形成され、前記後側樹脂
ケース2側には、前側に突出す横向きのモーター4と、
該モーター4よりも上方位置である出力軸5と、前記モ
ーター4から前記出力軸5に至る回転力伝達機構Aと、
前記出力軸5とともに回転する扇型歯車14に対し連結
されている検出アーム15と、該検出アーム15の摺動
接点16が摺接する固定接点18を有する固定基盤17
とを設け、該固定基盤17に上端部を接続した施解錠検
出コード24a、24b、24cと前記モーター4の前
側のモーター頭部21に設けた端子25a、25bに接
続したモーター電源コード26a、26bとを夫々モー
ター4の周囲を迂回して後側樹脂ケース2の下部より引
出してから前記前側樹脂ケース3を被せてアクチュエー
ター1としたものにおいて、前記モーター頭部21とこ
れに被さる前記前側樹脂ケース3との間には隙間22を
形成して該隙間22に、上側固定部27と側部挾持部2
8及び下側固定部29とを一体に有する合成樹脂又はフ
ァイバーのような材料で形成されたコード固定具23を
配設し、前記施解錠検出コード24a、24b、24c
は前記上側固定部27と側部挾持部28と下側固定部2
9を通ってアクチュエーターの下部に誘導され、前記モ
ーター電源コード26bは側部挾持部28と下側固定部
29を通ってアクチュエーターの下部に誘導され、前記
モーター電源コード26aは下側固定部29を通ってア
クチュエーターの下部に誘導された車両用アクチュエー
ターとしたものであるから、前記した請求項1の効果は
其の侭期待できることは勿論、コード固定具23は上側
固定部27と側部挾持部28と下側固定部29を有する
ので、一層効果的である。また、前記施解錠検出コード
24a、24b、24c及び前記モーター電源コード2
6a、26bは、上側から側部に、側部から下側に方向
変換するときは、略直角に折り曲げた折曲部34、35
により方向変換するようにした車両用アクチュエーター
としたものであるから、前記のとおりコードを牽引して
も、ハンダ付けはとれない。また、前記隙間は前記モー
ター4のモーター頭部21の前側とこれに被さる前側樹
脂ケース3の間に形成した車両用アクチュエーターとし
たものであるから、最も合理的構成にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部切欠き側面図。
【図2】回転力伝達機構を示す正面図。
【図3】前側樹脂ケースを外した正面図。
【図4】コード固定具の側面図。
【図5】コード固定具の正面図。
【図6】ハンダ付けが外れる説明図。
【図7】本願の説明図。
【符号の説明】
1…アクチュエーター、2…後側樹脂ケース、3…前側
樹脂ケース、4…モーター、5…出力軸、6…回転軸、
7…駆動歯車、8…第1中間軸、9…第1減速大歯車、
10…第1減速小歯車、11…第2中間軸、12…第2
減速大歯車、13…第2減速小歯車、14…扇型歯車、
15…検出アーム、16…摺動接点、17…固定基盤、
18…固定接点、19…ネジ、20…モーター固定基
盤、21…モーター頭部、22…隙間、23…コード固
定具、24a、24b、24c…施解錠検出コード、2
5a、25b…端子、26a、26b…モーター電源コ
ード、27…上側固定部、28…側部挾持部、29…下
側固定部、30…起立壁、31…起立壁、32…起立
壁、33…隙間、34…折曲部、35…折曲部、A…回
転力伝達機構。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後側樹脂ケース2と前側樹脂ケース3と
    に分割形成され、前記後側樹脂ケース2側には、前側に
    突出す横向きのモーター4と、該モーター4よりも上方
    位置である出力軸5と、前記モーター4から前記出力軸
    5に至る回転力伝達機構Aと、前記出力軸5とともに回
    転する扇型歯車14に対し連結されている検出アーム1
    5と、該検出アーム15の摺動接点16が摺接する固定
    接点18を有する固定基盤17とを設け、該固定基盤1
    7に上端部を接続した施解錠検出コード24a、24
    b、24cと前記モーター4の端子25a、25bに上
    端部を接続したモーター電源コード26a、26bとを
    後側樹脂ケース2の下部より引出してから前記前側樹脂
    ケース3を被せてアクチュエーター1としたものにおい
    て、前記モーター4とこれに被さる前記前側樹脂ケース
    3との間には隙間を形成して該隙間に、上側固定部27
    と下側固定部29とを一体に有する合成樹脂又はファイ
    バーのような材料で形成されたコード固定具23を配設
    し、前記施解錠検出コード24a、24b、24cは前
    記上側固定部27と下側固定部29を夫々通ってアクチ
    ュエーター1の下部に誘導され、前記モーター電源コー
    ド26a、26bは下側固定部29を通ってアクチュエ
    ーター1の下部に誘導した車両用アクチュエーター。
  2. 【請求項2】 後側樹脂ケース2と前側樹脂ケース3と
    に分割形成され、前記後側樹脂ケース2側には、前側に
    突出す横向きのモーター4と、該モーター4よりも上方
    位置である出力軸5と、前記モーター4から前記出力軸
    5に至る回転力伝達機構Aと、前記出力軸5とともに回
    転する扇型歯車14に対し連結されている検出アーム1
    5と、該検出アーム15の摺動接点16が摺接する固定
    接点18を有する固定基盤17とを設け、該固定基盤1
    7に上端部を接続した施解錠検出コード24a、24
    b、24cと前記モーター4の前側のモーター頭部21
    に設けた端子25a、25bに接続したモーター電源コ
    ード26a、26bとを夫々モーター4の周囲を迂回し
    て後側樹脂ケース2の下部より引出してから前記前側樹
    脂ケース3を被せてアクチュエーター1としたものにお
    いて、前記モーター頭部21とこれに被さる前記前側樹
    脂ケース3との間には隙間22を形成して該隙間22
    に、上側固定部27と側部挾持部28及び下側固定部2
    9とを一体に有する合成樹脂又はファイバーのような材
    料で形成されたコード固定具23を配設し、前記施解錠
    検出コード24a、24b、24cは前記上側固定部2
    7と側部挾持部28と下側固定部29を通ってアクチュ
    エーターの下部に誘導され、前記モーター電源コード2
    6bは側部挾持部28と下側固定部29を通ってアクチ
    ュエーターの下部に誘導され、前記モーター電源コード
    26aは下側固定部29を通ってアクチュエーターの下
    部に誘導された車両用アクチュエーター。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記施解錠検出コー
    ド24a、24b、24c及び前記モーター電源コード
    26a、26bは、上側から側部に、側部から下側に方
    向変換するときは、略直角に折り曲げた折曲部34、3
    5により方向変換するようにした車両用アクチュエータ
    ー。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記隙間は前記モー
    ター4のモーター頭部21の前側とこれに被さる前側樹
    脂ケース3の間に形成した車両用アクチュエーター。
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