JP6625481B2 - 収容体、自転車、及び自転車の製造方法 - Google Patents
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Description
一方、例えば自転車フレームの長手方向に沿って延びる保持部材を用いた場合には、ワイヤのうち外部に露出する部分の割合を小さくすることができるが、自転車の製造時に、保持部材およびワイヤの位置を確認しながら、この保持部材を自転車フレームに取り付けなければならないため、製造効率が低下する場合があった。
なお、収容空間の最大の幅とは、長手方向に直交する断面における、収容空間を画成する一方の壁面から他方の壁面までの距離のうち最大のものをいう。
自転車1は電動補助自転車であり、フレーム10(自転車フレーム)と、電動モータ30と、バッテリ31と、を備えている。
フレーム10は、フロントフォーク11、ヘッドパイプ12、及びダウンチューブ13を備えている。さらに、フレーム10は、トップチューブ14、シートチューブ17、シートステー15、及びチェーンステー16を備えている。
図3に示すように、ダウンチューブ13は、中空の半円柱状に形成されたチューブ本体部13aと、チューブ本体部13aの左右方向両端部から下方に向けて突出する突出部13b、13cと、を備えている。
チューブ本体部13aのうち、下面は平坦に形成されており、この下面に後述する収容体20が装着される。
なお、チューブ本体部13aの下面は平坦でなくてもよく、例えば収容体20から離れる方向に向けて窪んでいてもよい。この場合には、収容体20のうちダウンチューブ13の内側に収容される部分の体積を大きくすることができる。
また、チューブ本体部13aのうち、後述する収容体20の2つの挿通孔20d、20iと上下方向に対向する部分には、不図示のナットがそれぞれ固定されている。
シートチューブ17にはシートポスト25が嵌め込まれている。このシートポスト25の上端にはサドル26が取り付けられている。
ハンドル24には、ブレーキワイヤ42が接続されている。ブレーキワイヤ42は、ダウンチューブ13に沿って敷設され、後輪22に設けられた不図示のブレーキに接続される。ハンドル24に取り付けられたブレーキレバーを操作することにより、ブレーキワイヤ42を介して、後輪22に設けられたブレーキが作動する。
電力ワイヤ41およびブレーキワイヤ42のうちダウンチューブ13に沿っている部分は、後述する収容体20の内部に収容されている。
なお、本実施形態では2つの嵌合部20e、20fがダウンチューブ13の突出部13b、13cの内側に嵌合されているが、これに限られず、例えば被覆部20aの両周端部が突出部13b、13cの内側に嵌合されてもよい。あるいは、支持部20bの左右両端部が突出部13b、13cの内側に嵌合されてもよい。
被覆部20aの上面と支持部20bの下面との間には収容空間S1(第1の収容空間)および収容空間S2(第2の収容空間)が画成されており、収容空間S1、S2は仕切り部20cにより、長手方向に直交する短手方向(図示の例では、左右方向)を互いに仕切られている。収容空間S1、S2内には、電力ワイヤ41およびブレーキワイヤ42が各別に収容される。収容空間S1の断面積は、収容空間S2の断面積よりも大きい。収容空間S1の左右方向の幅は、電力ワイヤ41の両端部に設けられた先述のコネクタの幅よりも小さい。なお、仕切り部20cの形態は図示の例に限られず、例えば左右方向に延びる仕切り部20cによって、収容空間S1、S2が上下方向を互いに仕切られていてもよい。
図3、図4に示すように、支持部20bと嵌合部20eとの間には、収容体20の長手方向における全長にわたって延びる長手開口部20hが形成されている。長手開口部20hの左右方向における幅は、電力ワイヤ41の大径ワイヤ41c、41dの外径と同等若しくはそれより小さい寸法となっている。ただし、長手開口部20hの左右方向における幅は、大径ワイヤ41c、41dを通過させられる程度の寸法とされている。なお、長手開口部20hの左右方向における幅が、長手方向にわたって変化している場合には、その最大の幅が大径ワイヤ41c、41dの外径と同等若しくはそれより小さいものとする。
なお、ワイヤの束41a〜41dは、上下方向あるいは左右方向に挟持されていなくてもよい。
また、長手開口部20hの左右方向における幅は、大径ワイヤ41c、41dの外径よりも大きくてもよい。
なお、収容空間S1の左右方向の幅は、電力ワイヤ41の両端部に設けられたコネクタの幅よりも小さいため、このコネクタが収容空間S1の内部に入り込んでしまうのを抑止することができる。
なお、収容体20には2つの切り欠き部20gが形成されているため、ボルトによって収容体20をダウンチューブ13に固定する際に、ドライバーなどの工具を挿通孔20d、20iの下方から直接この挿通孔20d、20iの近傍に進入させることができるため、固定作業が容易になっている。
なお、電動モータ30と電力ワイヤ41との接続は、電力ワイヤ41を収容体20に収容する前にされてもよい。あるいは、電力ワイヤ41を収容体20に収容し、収容体20をダウンチューブ13に固定した後にされてもよい。
また、前記実施形態では、収容体20はフレーム10のうちダウンチューブ13の下部に取り付けられているが、これに限られず、例えばフロントフォーク11やシートチューブ17など、他の部位に取り付けられる収容体20を用いてもよい。
また、前記実施形態では、自転車1は電動補助自転車であると説明したが、これに限られず、例えば電動モータ30やバッテリ31を備えていない自転車1を採用してもよい。あるいは、バッテリ31の電力のみで走行する自転車1を採用してもよい。
Claims (10)
- 自転車フレームに取り付けられるとともに、内部に第1のワイヤが収容される収容空間を備える収容体であって、
前記自転車フレームを覆う内面を有する被覆部と、
前記被覆部の内面と対向して配置され、前記被覆部の内面との間に前記収容空間を画成する支持部と、
前記収容空間を第1の収容空間と第2の収容空間とに仕切る仕切り部と、を備え、
前記第1の収容空間および前記第2の収容空間は前記自転車フレームの長手方向に沿って延び、
前記第1の収容空間に前記第1のワイヤが収容され、前記第2の収容空間に第2のワイヤが収容されていることを特徴とする収容体。 - 前記仕切り部は、前記被覆部と前記支持部との間に配置され、前記収容空間の前記長手方向に直交する短手方向を仕切ることを特徴とする請求項1に記載の収容体。
- 前記収容体は、前記収容体の前記長手方向の全長にわたって延びる開口を有することを特徴とする請求項1または2に記載の収容体。
- 自転車フレームと、
前記自転車フレームに沿って配置される前記第1のワイヤおよび前記第2のワイヤと、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の収容体と、
を備えることを特徴とする自転車。 - 前記収容体は、前記収容体の前記長手方向における全長にわたって延びる開口を有し、
前記開口における最大の幅は、前記第1のワイヤの外径と同等若しくはそれより小さいことを特徴とする請求項4に記載の自転車。 - 前記収容体は、前記収容体の前記長手方向における全長にわたって延びる開口を有し、
前記自転車は、前記自転車フレームに沿って配置され、かつ前記第1の収容空間の内部に収容される、前記第1のワイヤを含む複数のワイヤを備え、
前記複数のワイヤの外径の合計は、前記第1の収容空間の最大の幅と同等若しくはそれより大きいことを特徴とする請求項4または5に記載の自転車。 - 前記自転車は、車輪を回転させる駆動力を生成するモータと、該モータに電力を供給するバッテリと、を備え、
前記仕切り部は、前記被覆部と前記支持部との間に配置され、前記収容空間を前記第1の収容空間と前記第2の収容空間とに前記長手方向に直交する短手方向に仕切り、
前記第1のワイヤは、前記モータと前記バッテリとを電気的に接続し、
前記第2のワイヤは、前記自転車のブレーキに接続され、
前記長手方向に直交する断面視において、前記第1の収容空間の断面積が、前記第2の収容空間の断面積よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の自転車。 - 第1のワイヤを収容体に収容する第1工程と、
前記収容体を自転車フレームに取り付ける第2工程と、
を有し、
前記収容体は、
前記自転車フレームを覆う内面を有する被覆部と、
前記被覆部の内面と対向して配置され、前記被覆部の内面との間に、前記第1のワイヤが収容される収容空間を画成する支持部と、を備え、
前記収容空間は前記自転車フレームの長手方向に沿って延びていることを特徴とする自転車の製造方法。 - 前記収容体は、前記被覆部と前記支持部との間に配置され、前記収容空間を第1の収容空間と第2の収容空間とに前記長手方向に直交する短手方向を仕切る仕切り部を備え、
前記第1工程では、前記第1のワイヤを前記第1の収容空間の内部に収容し、
前記第2工程の後に、第2のワイヤを前記第2の収容空間の内部に収容する第3工程を有することを特徴とする請求項8に記載の自転車の製造方法。 - 前記第1工程において、前記第1の収容空間の内部に、前記第1のワイヤを含む複数のワイヤを収容し、該複数のワイヤの外径の合計は、前記第1の収容空間の幅と同等若しくはそれより大きいことを特徴とする請求項9に記載の自転車の製造方法。
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