JP6442232B2 - 駆動ユニット及び電動補助自転車 - Google Patents

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Description

本発明は、電動補助自転車に用いられる駆動ユニットに関する。
運転者がペダルを漕ぐ力(以下、踏力と称する)をモータの駆動力によってアシストする電動補助自転車が知られている。電動補助自転車は、踏力をアシストするための駆動ユニットを備える。駆動ユニットは、例えば、特開2007−176354号公報に開示されている。
上記公報において、駆動ユニットは、駆動モータ、駆動モータの出力を制御する回路基板、及び、駆動モータの駆動軸に歯車で噛み合わせられた減速ギヤを収納する。駆動ユニットは、電動補助自転車のフレームの下部に取り付けられる。
特開2007−176354号公報
電動補助自転車の駆動ユニットのサイズは小さくすることが好ましい。駆動ユニットのハウジングを、収納する部品の外形に沿う形状とすることで小型化が可能になる。しかし、複数のケースを組み合わせてハウジングを構成する場合、ハウジングを収納部品の外形に合わせると、複数のケースの合わせ面の形状が複雑になり、シール性が悪化する場合がある。
本発明は、電動補助自転車の駆動ユニットのシール性を確保しつつ小型化を図ることを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の実施形態における電動補助自転車に用いられる駆動ユニットは、前記駆動ユニットの外形を形成するハウジングと、前記ハウジング内に収納されるモータとを備える。前記モータは、モータ軸、前記モータ軸とともに回転可能なロータ、及び前記ロータの径方向外側に配置されるステータを有する。前記ハウジングは、第1ケースと、前記第1ケースと前記モータ軸に垂直な合わせ面において接する第2ケースとを含む。前記第1ケースは、前記モータの前記ステータの径方向外側に配置される部分であって前記ステータの外形に対応して前記径方向外側へ突出するステータ対応部分を含む。前記第1ケースの前記第2ケースとの合わせ面の外縁は、前記モータ軸の軸方向から見て、前記ステータ対応部分の外縁よりも前記ステータの径方向内側に配置され、ステータ対応部分よりも直線状に近い形状である内寄部を有する。
本発明の実施形態による電動補助自転車の駆動ユニットにおいては、駆動ユニットのシール性を確保しつつ小型化を図ることができる。
図1は、実施の形態による電動補助自転車を示す右側面図である。 図2は、図1に示す電動補助自転車の駆動ユニット及び従動スプロケットの右側面図である。 図3は、図2の駆動ユニットをIII−III線で切断した断面図である。 図4は、第1ケース及び駆動モータを、合わせ面側から見た平面図である。 図5は、図4のV−V線における断面図である。 図6は、図4及び図5に示す第1ケースの部分の斜視図である。 図7は、図4に示す第1ケースに、部品群を取り付けた状態を示す図である。 図8は、第2ケースを、第1ケースとの合わせ面側から見た平面図である。 図9は、駆動ユニットを左斜め下方から見た斜視図である。
電動補助自転車の駆動ユニットの小型化のために、駆動ユニットのハウジング内に収納される部品の配置形態に様々な工夫が本願発明者らによってなされてきた。ハウジングには、例えば、駆動モータ、出力軸、クランク軸、駆動モータの回転を出力軸へ伝えるギヤ、駆動モータを制御する電子部品制御基板等が収納される。これらの配置をコンパクトにするため、クランク軸と出力軸の間に駆動モータを配置することにより、スペースを効率的に利用することができる。また、発明者らは、クランク軸と出力軸の間の距離を小さくして、駆動モータの回転軸と、クランク軸及び出力軸との距離を大きくすることで、よりコンパクト化が可能になることにも想到した。
このように、コンパクト化が可能な部品配置をした場合、ハウジングの形状は、部品の形状に沿った形状となることが多い。例えば、駆動モータを支持するハウジングの壁の一部が、駆動モータの形状に沿って、駆動ユニットの外側へ突出する構成となる。そのため、ハウジングの形状は、凹凸が多く複雑になりやすい。複数のケースを組み合わせてハウジングを構成する場合、複数のケース同士の合わせ面の形状が複雑になる。その結果、シール性が悪化する場合がある。
そこで、本願発明者は、電動補助自転車の駆動ユニットにおいて、シール性を確保しつつ小型化を図ることができる構成を見出した。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態による駆動ユニット及び電動補助自転車について説明する。図中、同一又は相当部分には、同一符号を付して、その部材についての説明は繰り返さない。また、各図中の構成部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各構成部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。なお、以下の説明において、前方、後方、左方及び右方は、サドル(シート24)に着座し且つハンドル23を握った状態の運転者から見た前方、後方、左方及び右方を意味する。
<電動補助自転車の全体構成例>
図1は、実施の形態による電動補助自転車1を示す右側面図である。図2は、実施の形態による電動補助自転車1の駆動ユニット40及び従動スプロケット45を示す右側面図である。
図1に示すように、電動補助自転車1は、車体フレーム11を有する。車体フレーム11は、前後方向に延びている。車体フレーム11は、ヘッドパイプ12、ダウンフレーム13、シートフレーム14、一対のチェーンステイ16、及び一対のシートステイ17を有している。ヘッドパイプ12は、電動補助自転車1の前部に配置されている。ヘッドパイプ12には、ダウンフレーム13の前端が接続されている。ダウンフレーム13は、前後方向に延びている。また、ダウンフレーム13は、斜め下方に向かって延びている。シートフレーム14は、ダウンフレーム13の後端に接続されている。シートフレーム14は、ダウンフレーム13の後端から上方且つ斜め後方に向かって延びている。
図2に示すように、ダウンフレーム13の後端には、ブラケット15が取り付けられている。ブラケット15の後端には、一対のチェーンステイ16が接続されている。一対のチェーンステイ16は、後輪22を左右から挟むように配置されている。図1に示すように、各チェーンステイ16の後端には、それぞれシートステイ17の一方の端部が接続されている。一対のシートステイ17は、後輪22を左右から挟むように配置されている。図1に示すように、各シートステイ17の他方の端部は、それぞれ、シートフレーム14の上部に接続されている。
ブラケット15の下に、駆動ユニット40が、締結金具30により取り付けられる。駆動ユニット40は、駆動ユニット40の外形を形成するハウジングを有する。ハウジング内に、駆動モータ61が格納される。ハウジング51の前部には、クランク軸41が左右方向に貫通している。クランク軸41は、ハウジング51に対して複数の軸受を介して回転可能に支持されている。
クランク軸41の両端には、クランクアーム31、32が取り付けられている。クランクアーム31、32の先端には、それぞれ、ペダル33、34が取り付けられている。使用者がペダル33、34を踏み込むことにより、クランク軸41が回転する。駆動スプロケット42には、従動スプロケット45との間にチェーン46が巻き掛けられている。
また、駆動モータ61の回転を伝達する出力軸81がハウジング51の右側を貫通している。出力軸81のハウジング51の外に出た部分に補助スプロケット43が接続されている。補助スプロケット43には、チェーン46に巻き掛けられる。チェーン46の外周側から補助スプロケット43の歯がチェーン46に掛かる。
ハウジング51の右側後部であって、出力軸81の後方には、チェーンテンショナ86が配置されている。チェーンテンショナ86には、テンションスプロケット90が支持ボルト89によって回転可能に取り付けられている。チェーンテンショナ86は、一端が支持ボルト88によってハウジング51に対して回転可能に接続されている。チェーンテンショナ86の他端は、引張バネ87を介してハウジング51に接続されている。テンションスプロケット90には、テンションスプロケット90を後方に押すようにチェーン46が巻き掛けられる。チェーン46の内周側から、テンションスプロケット90の歯がチェーン46に掛かる。チェーンテンショナ86は、引張バネ87の弾性力によってチェーン46に対して適度な張力を付与する。
駆動スプロケット42及び補助スプロケット43は、チェーン46を介して、後輪22に駆動力を伝達する。具体的には、使用者がペダル33、34を踏み込むことにより発生するペダル踏力は、駆動スプロケット42を前転方向に回転させ、チェーン46を介して後輪22を前転方向に回転させる駆動力として伝達される。また、駆動モータ61が作動することにより発生する回転力は、補助スプロケット43を後転方向に回転させ、チェーン46を介して後輪22を前転方向に回転させる補助駆動力として伝達される。これにより、使用者がペダル33、34を踏み込んで発生させるペダル踏力を、駆動モータ61から出力される駆動力によってアシストする。
ヘッドパイプ12には、ハンドルステム25が回転自在に挿入されている。ハンドルステム25の上端には、ハンドル23が固定されている。ハンドルステム25の下端には、フロントフォーク26が固定されている。フロントフォーク26の下端には、前輪21が車軸27によって回転可能に支持されている。
ハンドル23の左右端には、それぞれグリップ73が取り付けられている。ハンドル23の左部には、左ブレーキレバー74が取り付けられ、ハンドル23の右部には、右ブレーキレバー75が取り付けられている。左ブレーキレバー74は、後輪22のブレーキ(図示省略)を操作するためのレバーである。右ブレーキレバー75は、前輪21のブレーキ(図示省略)を操作するためのレバーである。
円筒状のシートフレーム14には、シートパイプ28が挿入されている。シートパイプ28の上端には、シート24が設けられている。
一対のチェーンステイ16の後端には、後輪22が車軸29によって回転可能に支持されている。後輪22の右方には、車軸29と同軸に従動スプロケット45が設けられている。従動スプロケット45は、一方向クラッチ(図示省略)を介して後輪22に連結されている。
車体フレーム11にはチェーンカバー47が取り付けられている。チェーンカバー47は、メインカバー48、及びサブカバー49を有している。メインカバー48は、前後方向に延びている。メインカバー48は、駆動ユニット40の右前部及びチェーン46を覆っている。サブカバー49は、駆動ユニット40の右後部を覆っている。
シートフレーム14の後方には、バッテリユニット35が配置されている。バッテリユニット35は、駆動ユニット40の駆動モータ61に電力を供給する。バッテリユニット35は、図示しないバッテリ及び電池制御部を有する。バッテリは、充放電可能な充電池である。電池制御部は、バッテリの充放電を制御するとともに、バッテリの出力電流及び残容量等を監視する。
<駆動ユニットの構成例>
図3は、図2の駆動ユニット40をIII−III線で切断した断面図である。図3に示すように、駆動ユニット40は、ハウジング51、クランク軸41、駆動力発生部60、及び、チェーンテンショナ86を有する。駆動力発生部60は、モータ軸64(回転軸)を有する駆動モータ61と、モータ軸64の回転を駆動ユニット40の外部へ伝達するギヤ82及び出力軸81を含む。
[ハウジング]
ハウジング51は、第1ケース53及び第2ケース52を有する。第1ケース53及び第2ケース52は、左右から互いに組み合わされ、複数の締結金具54によって互いに固定されている。第1ケース53及び第2ケース52は、それぞれ、金属材からなる。金属材は、例えば、アルミニウム合金である。ハウジング51は、締結金具30によって、ブラケット15に取り付けられている(図2参照)。
第1ケース53及び第2ケース52は、モータ軸64(モータ61の回転軸)の軸方向に垂直な合わせ面において互いに接している。本例では、クランク軸41及び出力軸81は、モータ軸64と平行であり、第1ケース53と第2ケース52の合わせ面は、クランク軸41及び出力軸81に対しても垂直な面となっている。なお、合わせ面53Aがモータ軸64に垂直な面となっていることは、全体として、殆どの部分でモータ軸64の軸方向に垂直な面であること意味し、合わせ面53Aの一部においてモータ軸64に垂直でない面を含んでいる場合も含む。第1ケース53及び第2ケース52は、モータ軸64の軸方向において互いに対向した状態で組み合わされる。すなわち、第1ケース53と第2ケース52は、モータ軸64の軸方向に重ね合わせられる。
第1ケース53は、図3に示すように、車載状態において駆動ユニット40の右部を構成する第1収容部53Rと、駆動ユニット40の左部を構成する第2収容部53Lとを有する。第1収容部53Rは、第2収容部53Lよりも大きく形成されている。第1収容部53Rと第2収容部53Lとは、モータ軸支持壁53Eで分割されている。第2ケース52は、第1ケース53の第1収容部53Rを塞ぐように、第1ケース53に固定されている。第1収容部53Rには、出力軸81、ギヤ82、制御基板38、クランク軸41等が収納される。第2収容部53Lには、駆動モータ61のステータ62及びロータ63が収納される。
[駆動モータ]
駆動モータ61は、制御基板38から出力される制御信号に基づいて、ペダル踏力による電動補助自転車1の走行をアシストするための補助駆動力を発生する。
駆動モータ61は、ステータ62、ロータ63及びモータ軸64を有する。ロータ63は、モータ軸64に固定されている。これにより、ロータ63は、モータ軸64とともに回転可能に取り付けられる。すなわち、ロータ63はモータ軸64と一体で回転する。ロータ63は、N極とS極とが周方向に交互に着磁された永久磁石である。
ステータ62は、ロータ63の径方向においてロータ63より外側に配置される。ステータ62は、コイル62Aが巻き回されたボビン62Bを複数備える。複数のボビン62Bは、ロータ63の周方向に並んで配置される。各ボビン62Bには、鉄心62Cが挿入される。ステータ62のロータ63と反対側の面すなわち径方向外側の面は、第1ケース53のステータ支持壁53bによって支持される。すなわち、駆動モータ61の径方向外側が、第1ケース53によって支持される。ステータ支持壁53bは、モータ軸64の軸方向に延び、モータ軸64の軸方向から見てモータ61を内包するように、ステータ62の外周に設けられる。ステータ62の外周部は、ハウジング51の第1ケース53に固定される。
なお、ステータ62と第1ケース53との間に、ステータ62と第1ケース53との間の相対位置を固定する支持部材が設けられてもよい。すなわち、第1ケース53がステータ62を支持する態様は、第1ケース53がステータ62に接することにより支持する態様に限られない。例えば、第1ケース53に固定された支持部材を介してステータ62を支持する態様も含まれる。
第1ケース53は、モータ軸支持壁53Eを備える。モータ軸支持壁53Eは、ハウジング51内において、出力軸81、ギヤ82、及びクランク等が収納される空間すなわち等第1収容部53Rと、モータ61のステータ62及びロータ63が収納される空間すなわち第2収容部53Lとを分ける隔壁である。モータ軸支持壁53Eは、ハウジング51の内部においてモータ軸64を支持する。モータ軸支持壁53Eは、モータ軸64の周りに配置される、合わせ面53Aと平行な面、すなわちモータ軸の軸方向に垂直な面を含む。モータ軸支持壁53Eは、ステータ支持壁53bに接続される。すなわち、モータ軸支持壁53Eは、第1ケース53と第2ケース52の合わせ面に平行な平面状に形成されるとともに、モータ軸64を支持する。
モータ軸支持壁53Eには、モータ軸64が貫通する軸孔53Gが設けられる。軸孔53Gから第2ケース52側へ突出したモータ軸64の部分の外周には、モータ軸64の端部から中央にかけてギヤ溝64aが形成されている。軸孔53Gから第2ケース52と反対側に延びるモータ軸64の部分にロータ63が固定される。
ステータ支持壁53bは、モータ軸支持壁53Eを挟んで第2ケース52(合わせ面53A)とは反対側に設けられる。すなわち、ステータ支持壁53bは、モータ軸支持壁53Eの径方向外側から、第2ケース52と反対側へ延びて形成される。
ロータ63及びステータ62が配置される領域を覆うように、モータカバー65が、第1ケース53に対して取付けられている。モータカバー65は、複数の締結金具76によって第1ケース53に固定されている。モータカバー65は、第1ケース53に対して、第2ケース52と反対側に設けられる。第1ケース53とモータカバー65の合わせ面は、モータ軸64に垂直な面となっている。モータカバー65は、第1ケース53のステータ支持壁53bに接する。すなわち、第1ケース53のステータ支持壁53bに、第1ケース53とモータカバー65の合わせ面が設けられる。
ステータ62は、第1ケース53とモータカバー65の合わせ面よりも、モータカバー65側へ突出している。モータカバー65側へ突出したステータ62の径方向外側は、モータカバー65により支持されている。
モータ軸64のギヤ溝64aが設けられる端部と反対側の端部は、転がり軸受67を介して、モータカバー65に回転可能に支持されている。また、モータ軸64の中央部は、第1ケース53の軸孔53Gの周囲に設けられる転がり軸受66を介して、第1ケース53に支持されている。このように、モータ61は、モータ軸支持壁53E、ステータ支持壁53b及びモータカバー65によって支持される。
出力軸81は、モータ軸64に対してクランク軸41と反対側に配置されている。出力軸81は、第1ケース53に配置される転がり軸受84と、第2ケース52に配置される転がり軸受83によって、第1ケース53及び第2ケース52に対して回転可能に支持されている。出力軸81は、金属材からなる。金属材は、例えば、鉄である。
出力軸81には、一方向クラッチ85を介してギヤ82が取り付けられている。ギヤ82は、転がり軸受83と転がり軸受84との間に、出力軸81と同軸に配置されている。ギヤ82は、駆動モータ61のモータ軸64に形成されたギヤ溝64aと噛み合っている。モータ軸64に形成されたギヤ溝64aとギヤ82は減速機80を構成している。本実施形態では、駆動モータ61が作動するとモータ軸64は前転方向に回転する。このため、ギヤ82は、モータ軸64の前転方向の回転によって後転方向に回転する。
一方向クラッチ85は、ギヤ82又は出力軸81に生じた後転方向の回転のみ伝達するように構成されている。このため、駆動モータ61が作動してギヤ82が後転方向に回転した場合には、その回転は出力軸81に伝達されて出力軸81は後転方向に回転する。一方、出力軸81に前転方向の回転が生じても、ギヤ82には前転方向の回転は伝達されない。
第2ケース52は、出力軸81が貫通する穴を有する。出力軸81の第2ケース52の外側の端部には、補助スプロケット43が接続されている。補助スプロケット43と出力軸81は、例えばスプライン構造によって接続されている。これにより、駆動モータ61のモータ軸64の回転は、ギヤ82、一方向クラッチ85、及び出力軸81を介して補助スプロケット43に伝達される。つまり、駆動力発生部60で発生した補助駆動力が出力軸81から補助スプロケット43に伝達され、補助スプロケット43が後転方向に回転する。
[制御基板]
ハウジング51内において、制御基板38が、第1ケース53に締結金具39により固定される。本実施形態では、ギヤ82及び駆動モータ61の少なくとも一部を覆う樹脂カバー59が第1ケース53に対して固定される。制御基板38は、制御基板及び樹脂カバーを貫通し第1ケース53に達する締結金具により、樹脂カバー59に対して固定される。制御基板38には、各種センサにより検出されたデータ及び使用者による操作を示すデータを基に、駆動モータの動作を制御する電子部品が搭載される。制御基板38と駆動モータ61とは、電線(図示省略)により互いに接続される。また、バッテリユニット35からの電力を供給するための電線も、制御基板38に接続される。
[クランク軸]
クランク軸41は、ハウジング51の前部をモータ軸64と平行な方向に貫通している。クランク軸41は、第1ケース53及び第2ケース52に、それぞれ軸受を介して回転可能に支持されている。クランク軸41には、回転部材56、一方向クラッチ55、及び駆動スプロケット42が、クランク軸41と同軸に配置されている。
回転部材56は、ハウジング51内において、クランク軸41の周りに配置されている。回転部材56は、略円筒状である。回転部材56の第2ケース52側の端は、円筒状の滑り軸受71を介してクランク軸41に支持されている。回転部材56の第1ケース53側の端は、クランク軸41に接続されている。回転部材56の第1ケース53側の端とクランク軸41とは、例えば、スプライン構造によって接続されている。これにより、回転部材56は、クランク軸41と一体で回転する。
一方向クラッチ55は、ハウジング51内において、回転部材56より第2ケース52側のクランク軸41の周囲に配置される。一方向クラッチ55は、インナー部材55a及びアウター部材55bを有する。
インナー部材55aは、クランク軸41の周囲に沿って、ハウジング51内の回転部材56と第2ケース52との間の空間から、第2ケース52の外側へ向けて延びて形成される。インナー部材55aは、略円筒状であり、クランク軸41に対して回転可能である。インナー部材55aのハウジング51の外へ突出した部分の外周面には、駆動スプロケット42が固定されている。インナー部材55aと駆動スプロケット42は一体で回転する。
アウター部材55bは、クランク軸41の周囲に沿って、回転部材56の端部と、インナー部材55aの端部とに被さるように配置されている。アウター部材55bは、略円筒状である。アウター部材55bと回転部材56は、例えばスプライン構造によって接続されている。これにより、アウター部材55b及び回転部材56は、一体で回転する。
アウター部材55bとインナー部材55aは、アウター部材55bからインナー部材55aに、前転方向(図1に示すように電動補助自転車1を右側から見て時計回りの方向をいう。以下、同様とする)の回転力のみを伝達するように接続されている。アウター部材55bとインナー部材55aは、例えばラチェット構造によって接続されている。アウター部材55bからインナー部材55aに、後転方向(図1に示すように電動補助自転車1を右側から見て反時計回りの方向をいう。以下、同様とする)の回転力は伝達されない。
駆動ユニット40には、回転部材56の外周付近にトルク検出部57が設けられている。トルク検出部57は、ペダル踏力によってクランク軸41に発生するトルクを検出する。トルク検出部57は、例えば、磁歪式のトルクセンサであるが、これに限定されない。例えば、トルク検出部57は、クランク軸41のトルクを直接検出せず、チェーン46に発生する張力からクランク軸41のトルクを検出する構成であってもよい。トルク検出部57は、検出したトルクに応じた信号を、制御基板38に出力する。なお、駆動ユニット40には、クランク軸41の回転を検出するクランク回転検出部が設けられてもよい。
<駆動ユニットの詳細な構成例>
[第1ケースの構成例]
図4は、第1ケース53及び第1ケース53に固定された駆動モータ61を、合わせ面側から見た平面図である。図5は、図4のV−V線における断面図である。図6は、図4及び図5に示す第1ケース53の部分の斜視図である。図4において、第1ケース53と第2ケース52が当接する部分、すなわち、第1ケース53の第2ケース52との合わせ面53Aは斜線で示している。また、ステータ62の径方向内側62uの位置及び径方向外側62sの位置を二点鎖線で示している。
図4に示すように、第1ケース53には、クランク軸41が貫通するための軸孔53P、モータ軸64が貫通する軸孔53G、及び出力軸81の端部を固定するための筒状体53Qが設けられる。
モータ軸64が貫通する軸孔53Gの周りには、合わせ面53Aと平行な面を有するモータ軸支持壁53Eが配置される。モータ軸64の軸方向から見ると、モータ軸支持壁53Eは、軸孔53Gから放射線状に広がって、ステータ62の径方向外側62sの外縁とモータ軸64の軸方向において重なる位置まで達している。モータ軸支持壁53Eには、モータ軸64の周りに、複数の孔53Fがモータ軸64の外周部において、モータ61の駆動周方向に並んで設けられる。駆動モータ61と制御基板38との間を接続する電線77a、77b、77c(図6参照)は、これらの孔53Fを通ることになる。
複数の孔53Fのうち隣り合う2つの孔53Fの間には、ロータ63の径方向に延びるリブ53Dが形成される。また、リブ53Dと交差するようにモータ軸64を中心とする円状のリブ53Kが形成される。リブ53D、53Kにより、第1ケース53の駆動モータ61を支持する強度を大きくすることができる。
筒状体53Qから出力軸81の径方向に延びるリブ53Mと、リブ53Mに交差する出力軸81を中心とする円状のリブ53Nが形成される。これらのリブ53M,53Nにより、第1ケース53の出力軸81を支持する強度を大きくすることができる。なお、第1ケース53におけるリブ53D、53K,53M、53Nは、第1ケースのモータ軸64の軸方向における厚みが周りより大きくなっている部分である。
合わせ面53Aは、モータ軸64に垂直な断面における駆動ユニット40の外形に沿って形成される。すなわち、合わせ面53Aの外縁は、駆動ユニット40の外側に露出している。合わせ面53Aの面内には、第1ケース53と第2ケース52とを締結する締結金具が挿入される複数の穴53h1〜53h8、及び、駆動ユニット40をブラケット15に固定するための締結金具が挿入される複数の貫通孔53j1〜53j3が設けられる。孔53h1〜53h8は、貫通孔又は貫通しない穴とすることができる。第1ケース53においては、穴53h1〜53h8及び貫通孔53j1〜53j3が設けられる部分は、穴(孔)に対応して、第1ケースの厚みが周りより大きくなっている。
第1ケース53は、モータ軸64の軸方向から見てステータ62の外形に対応してロータ63の径方向外側へ突出するステータ対応部分53Bを含む。ステータ対応部分53Bは、ステータ62の径方向外側62sを支持するステータ支持壁53bの一部である。ステータ対応部分53Bは、駆動ユニット40の外側へ突出している。すなわち、第1ケース53において、ステータ62の径方向外側を支持する部分のうち駆動ユニット40外側の壁を形成している部分がステータ対応部分53Bとなる。ステータ対応部分53Bは、ステータ62の外形に沿った形状となっている。このように、第1ケース53の一部を、ステータ62の外形に対応して径方向外側へ突出させることで、ステータ62と駆動ユニット40の外壁との間の距離を小さくして小型に貢献することができる。また、第1ケース53において強度が増している駆動モータ61を収納する壁の一部が、駆動ユニット40の外側に露出するので、駆動ユニット40の耐衝撃性が高くなる。
本実施形態では、ステータ62が円柱状であり、ステータ62の形状に対応して、ステータ支持壁53bは円筒状となっている。ステータ対応部分53Bは、円筒の一部である。ステータ支持壁53bの形状は、円筒状に限られない。ステータ対応部分53Bの形状も、モータ軸の軸方向に垂直な面の断面が円弧である場合に限られない。ステータ対応部分53Bは、ステータ62の外周の形状に対応して外側へ突出する形状であればよい。
第1ケース53の第2ケース52との合わせ面53Aの外縁は、モータ軸64の軸方向視において、ステータ対応部分53Bの外縁よりも径方向内側に配置される内寄部53APを有する。内寄部53APは、ステータ対応部分53Bの外壁よりも内側すなわちモータ軸64側に配置されている。図4に示す例では、合わせ面53Aの内寄部53APは、モータ軸64の軸方向視において、ステータ62の径方向外側端62sよりも径方向内側に配置される部分を有する。
内寄部53APにおける合わせ面53Aには、締結金具が挿入される穴53h2が設けられている。内寄部53APは、第1ケース53に設けられた隣接する2つの穴53h1、53h2の間に設けられる。図4に示す例では、内寄部53APにおいては、モータ軸の軸方向から見て、合わせ面53Aの外縁を、ステータ対応部分53Bの外縁よりも、互いに隣接する2つの穴53h1、53h2を結ぶ直線に近い位置に配置することができる。すなわち、合わせ面53Aは、ステータ対応部分53Bよりも直線状に近い形状にすることができる。ステータ対応部分53Bは、モータ軸64の軸方向から見て、2つの穴53h1、53h2間を結ぶ線よりも径方向外側へ突出している。このように、駆動モータ61の外形による制約を受けずに、シール性の観点から適した形状に、合わせ面53Aを形成することができる。
図5及び図6に示すように、第1ケース53の外壁は、ステータ対応部分53Bから、合わせ面53Aまで延びて形成される。このように、駆動モータ61を支持する部材と合わせ面53Aとを一体的に形成することで、ハウジング51による駆動モータ61の保持強度を大きくすることができる。また、ステータ対応部分53Bから合わせ面53Aの内寄部53APにかけて、第1ケース53の外壁が、ステータ対応部分53Bの外壁よりも駆動ユニット40の内側へ凹んだ形状となる。この凹んだ分だけハウジング51の体積を小さくすることができる。
第1ケース53は、合わせ面53Aの内寄部53APからステータ対応部分53Bの間において、合わせ面53Aの内寄部53APを起点としてモータ軸64の軸方向に延びる内寄壁部53C3を有する。すなわち、内寄部53APの外縁には、合わせ面53Aに垂直な内寄壁部53C3が接続されている。内寄壁部53C3は、モータ軸支持壁53Eより合わせ面53A側に設けられる。内寄壁部53C3は、合わせ面53Aの内寄部53APから、モータ軸64の軸方向に延び、モータ軸支持壁53E及びステータ対応部分53Bから延びる壁とつながっている。
また、ステータ対応部分53Bの外壁と、合わせ面53Aの内寄部53APとの間は、第1ケース53の外壁が段階的に径方向内側へ寄って形成される。すなわち、ステータ対応部分53Bの外壁と、合わせ面53Aの内寄部53APとの間の外壁は、内寄部53APよりも径方向外側であって、ステータ対応部分の外壁よりも径方向内側となっている部分が存在する。これにより、第1ケース53の強度をさらに大きくすることができる。
具体的には、図5及び図6に示すように、合わせ面53Aの内寄部53APからステータ対応部分53Bまでの間には、外壁の表面の位置が他の部分と異なる部分すなわち稜部53C1、53C2及び内寄壁部53C3が設けられる。稜部53C2は、ステータ対応部分53Bと合わせ面53Aとの間の領域のほぼ中央部において、ステータ対応部分53Bから合わせ面53Aまでモータ軸64の軸方向へ延びて形成される。稜部53C1は、稜部53C2の両側に、ステータ対応部分53Bと合わせ面53Aの間の一部に形成される。このようにステータ対応部分53Bから合わせ面53Aへ向かって延びる稜を第1ケース53に設けることで、強度をさらに増すことができる。
[駆動モータの配置例]
図4及び図5に示すように、ステータ62のモータ軸支持壁53Eに対向する面には、コイル62Aに接続される端子69と、端子69をステータ62上で支持する支持部材68が設けられる。支持部材68は、コイル62Aが巻かれるボビン62Bに取り付けられる。支持部材68は、例えば、合成樹脂などの絶縁性材料で形成される。端子69には、駆動モータ61と制御基板38とを繋ぐ電線の端子が接続される。
端子69は、支持部材68により、駆動モータ61の径方向において、ステータ62の中央よりもモータ軸64側すなわち径方向内側へ寄った位置に固定される。この例では、端子69の一部が、ステータ62のモータ軸64側の端部62uよりも径方向内側へ位置するよう配置される。このように、駆動モータ61の端子69の位置を、径方向内側へ寄せて配置することで、第1ケース53のステータ対応部分53Bから合わせ面53Aへ延びる部分の壁を、径方向内側へ寄せて形成することができる。
内寄部53APにより、駆動モータ61の端子69が電線と接続される空間が狭くなることによって、駆動モータ61の端子69と電線との接続作業が困難になる。そこで、上記のように、内寄部53AP付近の端子69の位置を径方向内側へオフセットすることによって、接続作業がしやすくなる。
例えば、図4に示す構成では、モータ軸64と内寄部53APとの間に設けられた第1ケースの孔53Fに対向する端子69a、69bは、ステータ62の径方向外側端62sと径方向内側端62uとの中間点よりも径方向内側へ寄せて配置される。すなわち、モータ軸64の方向からみて、モータ軸64と内寄部53APとの間に設けられる端子69a、69bは、径方向内側へ寄せて配置される。なお、この端子69bに隣接する端子69cも、端子69bに合わせて、モータ軸64に寄せて配置されている。
また、図4に示す例では、端子69a、69b、69c(以下、特に区別しない場合は、端子69とする)は、ロータ63の径方向に垂直な方向に対して角度θを有する方向に延びて形成される。端子69は、モータ軸64と平行な面であって、径方向に対して垂直ではない面を持つ板状体で形成される。すなわち、モータ軸64の軸方向から見た場合の端子69の長手方向が、径方向に垂直な方向に対して角度θを有する方向になるよう端子69が配置される。ここで、径方向に垂直な方向は、モータ軸64の中心と端子69における任意の点とを結ぶ線に垂直な方向とすることができる。これにより、端子69へ電線の端子を接続する作業がさらにしやすくなる。なお、図4に示す例では、端子69a、69b、69cの長手方向の径方向に垂直な方向に対する角度θは、いずれも同じである。これにより、端子69に接続される電線の向きをそろえることができる。なお、端子69a、69b、69cの長手方向の径方向に垂直な方向に対する角度θは、必ずしも同じ角度である必要はない。
図7は、図4に示す第1ケース53に、制御基板38を含む部品群を取り付けた状態を示す図である。図7では、第1ケース53に、出力軸81、ギヤ82、クランク軸41が取り付けられている。ギヤ82の一部及びモータ軸64を覆うように樹脂カバー59が被せられる。樹脂カバー59に制御基板38が取り付けられる。制御基板38と、駆動モータ61は、電線77a、77b、77cによって互いに接続される。具体的には、電線77a、77b、77c(以下、区別しない場合は、電線77とする)の端子72a、72b、72c(以下、区別しない場合は、端子72とする)が、駆動モータ61の端子69a、69b、69cに、それぞれ、接続される。
電線77は、駆動モータ61に電力を供給する導線である。本例では、駆動モータ61のコイル62Aに流す電流が、電線77を通じて供給される。なお、電線77により供給される電力は、これに限られない。例えば、その他の制御信号が電線77を通じて駆動モータ61に供給されてもよい。
電線77の端子72と、駆動モータ61の端子69により接続部が構成される。すなわち、接続部は、端子72と端子69を含む。図7に示す例では、接続部の一部が、ステータ62のモータ軸64側の面62uよりもモータ軸64側に配置される。また、駆動モータ61と電線77との接続部は、端子69の配置に従って、径方向に垂直な方向に対して角度θを有する方向に延びるよう配置される。すなわち、接続部の長手方向が、径方向に垂直な方向に対して角度θを有する方向になるよう配置される。ここで、径方向に垂直な方向は、例えば、モータ軸64の中心と接続部の任意の点とを結ぶ線に垂直な方向とすることができる。
制御基板38は、モータ軸64と内寄部53APとの間における接続部と、モータ軸64の軸方向から見て重ならないように、第1ケース53に対して固定される。制御基板38は、合わせ面53Aと略平行な状態で第1ケース53に搭載される。搭載された制御基板38の駆動モータ61に対向する面に、駆動モータ61に電力を供給する電線77が接続される。このように、制御基板38を第1ケース53に搭載することで、第1ケース53に第2ケース52を組み付ける工程の前に、制御基板38を第1ケース53に固定する作業を行うことができる。制御基板38を固定する前に、制御基板38に接続された電線77の端子72を、駆動モータ61の端子69に接続する作業を行うことができる。
[第2ケースの構成例]
図8は、第2ケース52を、第1ケース53との合わせ面52A側から見た平面図である。図8において、第1ケース53と第2ケース52が当接する部分、すなわち、第2ケース52の第1ケース53との合わせ面52Aは斜線で示している。第2ケース52には、クランク軸41が貫通するための軸孔52a、及び出力軸81が貫通するための孔52bが設けられる。第2ケース52の第1ケース53との合わせ面52Aは、モータ軸64に垂直な断面における駆動ユニット40の外形に沿って形成される。すなわち、合わせ面52Aの外縁は、駆動ユニット40の外側に露出している。合わせ面52Aの面内には、第1ケース53と第2ケース52とを締結する締結金具が挿入される複数の穴52c1〜52c8、及び、駆動ユニット40をブラケット15に固定するための締結金具が挿入される複数の貫通孔52e1〜53e3が設けられる。穴52c1〜穴52c8は、貫通した孔でも、貫通しない孔でもよい。第2ケース52においては、穴52c1〜52c8及び貫通孔52e1〜52e3が設けられる部分は、穴に対応して、第1ケースの厚みが周りより大きくなっている。
第1ケース53と第2ケース52が合わせ面52Aで互いに接触した状態において、第2ケース52の穴52c1と第1ケース53の穴53h1(図4参照)に1つの締結金具が挿入される。同様に、第2ケース52の穴52c2〜52c8と第1ケース53の穴53h2〜52h8(図4参照)に、それぞれ、締結金具が挿入される。また、第2ケース52の貫通孔52e1と第1ケース53の貫通孔53j1(図4参照)に、駆動ユニット40をブラケット15に固定する締結金具が挿入される。同様に、第2ケース52の貫通孔52e2、52e3と第1ケース53の貫通孔53j2、53j3(図4参照)に、それぞれ、駆動ユニット40をブラケット15に固定する締結金具が挿入される。
第2ケース52は、第1ケース53の内寄部53APに対応する部分52APにおいて、合わせ面52APから駆動ユニット40の外側に突出するフランジ91bを有する。フランジ91bは、モータ軸64の軸方向に厚みを有する板状に形成される。フランジ91bは、モータ軸64の軸方向から見て、駆動ユニット40の外側に突出したステータ対応部分53Bと重なるように形成することができる。これにより、外部の物体がステータ対応部分53Bに対して接近した場合に、物体がフランジ91bのみか又はステータ対応部分53Bとフランジ91bの両方に衝突する可能性が高くなる。
図8に示す例では、フランジ91bから突出する板状のフランジ91aがさらに設けられる。フランジ91aは、フランジ91bより厚みが小さい。このように、厚みの異なるフランジを設けることで、様々な角度からの衝突に対するフランジ91の強度を調整すること容易になる。
例えば、駆動ユニット40が電動補助自転車に搭載された状態において、フランジ91a及びフランジ91bは、下方に延びて形成される。フランジ91aは、フランジ91bから前方に延びて形成される。フランジ91a及びフランジ91bはいずれも、駆動ユニット40の下方に対して露出する位置に設けられる。フランジ91bは、前方に対して露出する位置に設けられる。これにより、前方からのフランジ91aに物体が衝突した場合は、厚みの薄いフランジ91aが変形し衝撃を吸収することができる。下方からフランジ91bに物体が衝突した場合は、フランジ91bが衝撃を受けて、第1ケース53の内寄部53AP及び内寄壁部53C3が直接衝撃を受けないように、駆動ユニット40を保護することができる。
図9は、駆動ユニット40の斜視図である。図8に示すように、第2ケース52には、下部において、外方に突出するフランジ91が形成されている。フランジ91は、下方且つ前方にむかって突出している。フランジ91は、クランク軸41の軸方向から見て、モータカバー65よりも車両搭載状態における前方に位置づけられている。
フランジ91の前部のフランジ91aは、後部のフランジ91bよりも厚さが薄くなっている。前部のフランジ91aの厚さを後部のフランジ91bよりも薄くすることにより、フランジ91の全体の重量化を抑制している。
第2ケース52の下部にフランジ91が形成されているので、駆動ユニット40の前下部が障害物に接触したときには、通常、初めに前部のフランジ91aが障害物に接触することとなる。前部のフランジ91aは厚さが薄いので、障害物の衝撃によって変形しやすい。駆動ユニット40の障害物との接触時に、前部のフランジ91aが変形することにより、接触の衝撃がフランジ91で吸収され、第1ケース53の内部の構造物等に衝撃が伝わりにくくなる。
また、駆動ユニット40が障害物と接触したときの衝撃が大きい場合には、障害物が前部のフランジ91aに接触して前部のフランジ91aを変形させた後、さらに、後部のフランジ91bに接触する場合も考えられる。この場合には、後部のフランジ91bが前部のフランジ91aよりも厚く形成されているので、後部のフランジ91bにおいて衝撃を受けとめることにより、駆動ユニット40の内部の構造物等を保護することができる。
[実施形態の効果]
上記実施形態における駆動ユニット40は、駆動ユニット40の外形を形成するハウジング51と、ハウジング内に収納される駆動モータ61を備える。駆動モータ61は、モータ軸64、モータ軸64とともに回転可能なロータ63、及びロータ63の径方向外側に配置されるステータ62を有する。ハウジング51は、第1ケース53と、第1ケース53とモータ軸64に垂直な合わせ面53A、52Aにおいて接する第2ケース52とを含む。第1ケース53は、駆動モータ61のステータ62の径方向外側に配置される部分であってステータ62の外形に対応して径方向外側へ突出するステータ対応部分53Bを含む。第1ケース53の第2ケース52との合わせ面53Aの外縁は、モータ軸64の軸方向視において、ステータ対応部分53Bの外縁よりも径方向内側に配置される内寄部53APを有する。
上記構成において、第1ケース53の第2ケース52との合わせ面の外縁は、駆動モータ61のステータ62に対応して径方向外側へ突出する第1ケース53の部分(ステータ対応部分53B)の外縁よりも径方向内側に配置される部分すなわち内寄部53APが設けられる。これにより、駆動モータ61を格納するハウジング51のモータ径方向の寸法を小さくすることができる。また、第1ケース53と第2ケース52との合わせ面53Aの外縁を部分的にステータ対応部分53Bの外縁より内側に配置することができる。そのため、合わせ面53Aは、駆動モータ61の外形による制約を受けずに、シール性の観点から適した形状にすることができる。これにより、第1ケース53と第2ケース52との間のシール性を確保することができる。すなわち、ハウジング51のシール性を確保しながらもハウジング51を小型化することが可能になる。
第1ケース53は、合わせ面53Aの内寄部53APからステータ対応部分53Bの間において、合わせ面53Aの内寄部53APを起点としてモータ軸64方向に延びる内寄壁部53C3を有してもよい。内寄壁部53C3において、合わせ面53Aの内寄部53APとステータ対応部分53Bの間の外壁が、ステータ対応部分53Bよりも径方向内側に配置される。このように外壁が径方向内側に配置される分、ハウジング51が小型化される。
合わせ面53Aの内寄部53APは、モータ軸64の軸方向視において、ステータ62の径方向外側端62sよりも径方向内側に配置される部分を有してもよい。これにより、内寄部53APは、さらに径方向内側に配置される部分を有することになる。そのため、ハウジング51がさらに小型化される。
第1ケース53は、モータ軸支持壁53Eと、ステータ支持壁53bとを有してもよい。モータ軸支持壁53Eは、モータ軸64の周りに配置され、第2ケース52との合わせ面53Aと平行な面を含む。ステータ支持壁53bは、モータ軸支持壁53Eに接続され、ステータ62の径方向外側を支持する。ステータ支持壁53bは、モータ軸支持壁53Eを挟んで合わせ面53Aとは反対側に設けることができる。ステータ対応部分53Bは、ステータ支持壁53bの一部となる。内寄壁部53C3の少なくとも一部は、モータ軸支持壁53Eより合わせ面53A側に設けることができる。
上記構成により、駆動モータ61は、主に、第1ケース53のモータ軸支持壁53Eと、モータ軸支持壁53Eに対して合わせ面53Aと反対側に設けられるステータ支持壁53bにより支持される。そのため、重量の大きなステータを支持するために第1ケース53に求められる剛性は、モータ軸支持壁53E及びステータ支持壁53bにて確保される。そのため、モータ軸支持壁53Eよりも合わせ面53A側に設けられる内寄壁部53C3には、駆動モータ61を支持するための剛性は要求されない。そのため、内寄壁部53C3は、要求される剛性の制約が少なく、形状の自由度が大きくなる。
第1ケース53の合わせ面53Aには、第1ケース53と第2ケース52を締結する締結金具が挿入される複数の穴53h1〜53h8が設けられる。内寄部53APは、複数の穴53h1〜53h8のうち隣接する2つの穴53h1、53h2の間に配置することができる。これにより、締結金具が挿入される隣接する2つの穴の間の合わせ面を、モータの外形による制約を受けずに、シール性の観点からより適切な形状に形成することができる。
内寄部53APとステータ対応部分53Bの間の第1ケース53の外壁は、ステータ対応部分53Bから合わせ面53Aにかけて段階的に径方向内側へ寄って形成することができる。これにより、第1ケース53の強度をさらに高めることができる。
駆動モータ61は、駆動モータ61に電力を供給する電線77が接続される接続部を有する。接続部の少なくとも一部は、モータ軸64の軸方向から見てモータ軸64と内寄部53APとの間であって、ステータ62より径方向内側に配置することができる。
内寄部53APを設けることにより第1ケース53内の空間が狭くなる。この内寄部53APとモータ軸64との間において、駆動モータ61と電線77との接続部の少なくとも一部が、ステータ62より径方向内側に配置される。すなわち、内寄部53APによって狭くなっている部分で、接続部が、径方向内側に寄って配置される。これにより、内寄部53APに繋がる第1ケース53の壁と接続部との間の空間が広くなる。そのため、駆動モータ61と電線77を接続する作業がしやすくなる。結果として、ハウジング51を小型化しつつも、駆動モータ61に電線77を接続する作業のしやすさを確保することができる。
上記接続部は、径方向に垂直な方向に対して角度を有する方向に延びて形成することができる。これにより、電線とモータとの接続の作業性をより向上させることができる。
駆動ユニット40には、電線77が接続され、駆動モータ61に供給する電力を制御する制御基板38がさらに設けられる。制御基板38は、モータ軸64と内寄部53APとの間における接続部と、モータ軸64の軸方向から見て重ならないように、第1ケース53に固定することができる。これにより、内寄部53APによって狭くなった部分において、接続部は、制御基板38と重ならない位置に設けられる。そのため、内寄部53AP付近における、駆動モータ61と電線77との接続の作業性をより向上させることができる。
第2ケース52は、第1ケース53の内寄部53APに対応する合わせ面53Aから外側に突出するフランジ91を有することができる。これにより、第2ケース52の内寄部53APの付近に外部の物体が衝突した場合、フランジ91が、障害物による衝撃から駆動ユニットを保護することが出来る。またフランジ91の強度を調整することで、衝撃が加わった際にフランジ部が変形し、衝撃を吸収することもできる。
フランジ91は、駆動ユニット40が電動補助自転車1に搭載された状態で、電動補助自転車1の下方に延びて形成することができる。電動補助自転車の下方が、物体と衝突した場合、下方に延びるフランジが物体と衝突する可能性が高い。下方から物体がフランジに衝突した場合、フランジが、障害物による衝撃から駆動ユニットを保護することが出来る。またフランジの強度を調整することで、衝撃が加わった際にフランジ部が変形し、衝撃を吸収することもできる。
フランジ91は、駆動ユニット40が電動補助自転車1に搭載された状態で、電動補助自転車の前方に対して露出して配置することができる。電動補助自転車1の前方が、物体と衝突した場合、前方に露出したフランジ91が物体と衝突する可能性が高い。前方から物体がフランジ91に衝突した場合、フランジ91が、障害物による衝撃から駆動ユニットを保護することが出来る。またフランジの強度を調整することで、衝撃が加わった際にフランジ部が変形し、衝撃を吸収することもできる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
上記例では、駆動モータ61の回転が、出力軸81に伝えられ、出力軸81に取り付けられた補助スプロケット43が回転する構成であった。これに対して、例えば、駆動モータ61の回転を、ギヤを介してクランク軸に伝える構成とすることもできる。

Claims (12)

  1. 電動補助自転車に用いられる駆動ユニットであって、
    前記駆動ユニットの外形を形成するハウジングと、
    前記ハウジング内に収納され、モータ軸、前記モータ軸とともに回転可能なロータ、及び前記ロータの径方向外側に配置されるステータを有するモータとを備え、
    前記ハウジングは、第1ケースと、前記第1ケースと前記モータ軸に垂直な合わせ面において接する第2ケースとを含み、
    前記第1ケースの前記合わせ面には、前記第1ケースと前記第2ケースを締結する締結金具が挿入される複数の穴が設けられ、
    前記第1ケースは、前記モータの前記ステータの径方向外側に配置される部分であって前記ステータの外形に対応して前記径方向外側へ突出するステータ対応部分を含み、
    前記第1ケースの前記第2ケースとの合わせ面の外縁は、前記モータ軸の軸方向視において、前記ステータ対応部分の外縁よりも前記ステータの径方向内側に配置される内寄部を有し、
    前記内寄部は、前記複数の穴のうち隣接する2つの穴の間に配置され、前記モータ軸の軸方向から見て、前記内寄部における前記合わせ面の外縁は、前記ステータ対応部分の外縁よりも、前記隣接する2つの穴を結ぶ直線に近い位置に配置され、前記内寄部における前記合わせ面は、ステータ対応部分よりも直線状に近い形状である、駆動ユニット。
  2. 請求項1に記載の駆動ユニットであって、
    前記第1ケースは、前記合わせ面の内寄部から前記ステータ対応部分の間において、前記合わせ面の前記内寄部を起点として前記モータ軸の軸方向に延びる内寄壁部を有する、駆動ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載の駆動ユニットであって、
    前記合わせ面の内寄部は、前記モータ軸の軸方向視において、前記ステータの径方向外側端よりも前記ステータの径方向内側に配置される部分を有する、駆動ユニット。
  4. 電動補助自転車に用いられる駆動ユニットであって、
    前記駆動ユニットの外形を形成するハウジングと、
    前記ハウジング内に収納され、モータ軸、前記モータ軸とともに回転可能なロータ、及び前記ロータの径方向外側に配置されるステータを有するモータとを備え、
    前記ハウジングは、第1ケースと、前記第1ケースと前記モータ軸に垂直な合わせ面において接する第2ケースとを含み、
    前記第1ケースは、前記モータの前記ステータの径方向外側に配置される部分であって前記ステータの外形に対応して前記径方向外側へ突出するステータ対応部分を含み、
    前記第1ケースの前記第2ケースとの合わせ面の外縁は、前記モータ軸の軸方向視において、前記ステータ対応部分の外縁よりも前記ステータの径方向内側に配置される内寄部を有し、前記内寄部における前記合わせ面は、前記ステータ対応部分よりも直線状に近い形状であり、
    前記第1ケースは、前記合わせ面の内寄部から前記ステータ対応部分の間において、前記合わせ面の前記内寄部を起点として前記モータ軸の軸方向に延びる内寄壁部を有し、
    前記第1ケースは、
    前記モータ軸の周りに配置され、前記第2ケースとの合わせ面と平行な面を含み、軸受けを介して前記モータ軸を支持するモータ軸支持壁と、
    前記モータ軸支持壁に接続され、前記ステータの径方向外側を支持するステータ支持壁とを有し、
    前記ステータ支持壁は、前記モータ軸支持壁を挟んで前記合わせ面とは反対側に設けられ、
    前記ステータ対応部分は、前記ステータ支持壁の一部であり、
    前記内寄壁部の少なくとも一部は、前記モータ軸支持壁より前記合わせ面側に設けられる、駆動ユニット。
  5. 電動補助自転車に用いられる駆動ユニットであって、
    前記駆動ユニットの外形を形成するハウジングと、
    前記ハウジング内に収納され、モータ軸、前記モータ軸とともに回転可能なロータ、及び前記ロータの径方向外側に配置されるステータを有するモータとを備え、
    前記ハウジングは、第1ケースと、前記第1ケースと前記モータ軸に垂直な合わせ面において接する第2ケースとを含み、
    前記第1ケースは、前記モータの前記ステータの径方向外側に配置される部分であって前記ステータの外形に対応して前記径方向外側へ突出するステータ対応部分を含み、
    前記第1ケースの前記第2ケースとの合わせ面の外縁は、前記モータ軸の軸方向視において、前記ステータ対応部分の外縁よりも前記ステータの径方向内側に配置される内寄部を有し、
    前記内寄部と前記ステータ対応部分の間の前記第1ケースの外壁は、前記ステータ対応部分から前記合わせ面にかけて段階的に径方向内側へ寄って形成される、駆動ユニット。
  6. 電動補助自転車に用いられる駆動ユニットであって、
    前記駆動ユニットの外形を形成するハウジングと、
    前記ハウジング内に収納され、モータ軸、前記モータ軸とともに回転可能なロータ、及び前記ロータの径方向外側に配置されるステータを有するモータとを備え、
    前記ハウジングは、第1ケースと、前記第1ケースと前記モータ軸に垂直な合わせ面において接する第2ケースとを含み、
    前記第1ケースは、前記モータの前記ステータの径方向外側に配置される部分であって前記ステータの外形に対応して前記径方向外側へ突出するステータ対応部分を含み、
    前記第1ケースの前記第2ケースとの合わせ面の外縁は、前記モータ軸の軸方向視において、前記ステータ対応部分の外縁よりも前記ステータの径方向内側に配置される内寄部を有し、
    前記モータは、前記モータに電力を供給する電線が接続される接続部を有し、
    前記接続部の少なくとも一部が、モータ軸の軸方向から見て前記モータ軸と前記内寄部との間であって、前記ステータより前記ステータの径方向内側に配置される、駆動ユニット。
  7. 請求項に記載の駆動ユニットであって、
    前記接続部は、径方向に垂直な方向に対して角度を有する方向に延びて形成される、駆動ユニット。
  8. 請求項又はに記載の駆動ユニットであって、
    前記電線が接続され、前記モータに供給する電力を制御する制御基板をさらに備え、
    前記制御基板は、前記モータ軸と前記内寄部との間における前記接続部と、前記モータ軸の軸方向から見て重ならないように、前記第1ケースに固定される、駆動ユニット。
  9. 電動補助自転車に用いられる駆動ユニットであって、
    前記駆動ユニットの外形を形成するハウジングと、
    前記ハウジング内に収納され、モータ軸、前記モータ軸とともに回転可能なロータ、及び前記ロータの径方向外側に配置されるステータを有するモータとを備え、
    前記ハウジングは、第1ケースと、前記第1ケースと前記モータ軸に垂直な合わせ面において接する第2ケースとを含み、
    前記第1ケースは、前記モータの前記ステータの径方向外側に配置される部分であって前記ステータの外形に対応して前記径方向外側へ突出するステータ対応部分を含み、
    前記第1ケースの前記第2ケースとの合わせ面の外縁は、前記モータ軸の軸方向視において、前記ステータ対応部分の外縁よりも前記ステータの径方向内側に配置される内寄部を有し、
    前記第2ケースは、前記第1ケースの前記内寄部に対応する前記合わせ面から外側に突出するフランジを有する、駆動ユニット。
  10. 請求項に記載の駆動ユニットであって、
    前記フランジは、前記駆動ユニットが前記電動補助自転車に搭載された状態で、前記電動補助自転車の下方に延びて形成される、駆動ユニット。
  11. 請求項又は10に記載の駆動ユニットであって、
    前記フランジは、前記駆動ユニットが前記電動補助自転車に搭載された状態で、前記電動補助自転車の前方に対して露出して配置される、駆動ユニット。
  12. 請求項1〜1のいずれか1項に記載の駆動ユニットを備える電動補助自転車。
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