JPS5856909A - 自動車の空気調和装置の悪臭防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は自動車の空気調和装置の悪臭防止装置に関す
るものである。

一般に自動車の空気調和装置は、夏期には車室内を冷房
することにより、又冬期には車室内を暖房することによ
り、車室内を常に快適な温度状態に保つだめのものであ
るが、通常、該装置において冷房を行なう場合は、プロ
ワからの風をエバポレータによって冷却するとともに、
その冷風の一部をヒータコアによって加熱し、上記冷風
とこの温風とを混合して所望温度の冷風を作り、それを
車室内に吹き出すようにしている。ところでこのような
空気調和装置におｈて＃′ｉ屯室内室内房中、即ちエバ
ポレータが作動している間は、プロワからの送風に含ま
れる水分が該エバポレータのフィンに徐々に付看してい
くこととなるが、このようにフィンに水分がかなり付看
した状態で冷房を止めることによってエバポレータの温
度が上昇すると、エバポレータ内において雑菌か繁殖し
、これにより悪臭が発生することがあり、このような状
態のまま次に再び冷房をかけると、その悪臭が車室内に
吹き出され、乗員に不快感を与えるという問題がある。

このような問題を解消する従来の空気調和装置の１つと
して、実公昭４８−２３４０２り公報に示されるように
単室内に悪臭が吹き出されるのを防止するため、エバポ
レータからの風を最初は東学外に放出し、悪臭がｊ、ｇ
　（なったのち、車室内に冷風を吹き出すようにしたも
のかある。

この発明はこのような従来装置の方法とは異なる方法に
よって単室内での悪臭発生の問題を解消するためになさ
れたもので、エバポレータに液散布用ノズルを設け、プ
ロワスイッチがオフしてから固定時間上記ノズルを介し
てエバポレータ内に殺菌液を散布し、エバポレータ内に
８ける雑菌の繁殖を防止するようにした自動車の空気調
和装置の悪臭防止装置を提供することを目的としている
。

以Ｆ本発明の一実施例を図について説明する。

第１図及び第２図は本発明の一実施例による自動車の空
気調和装置の悪臭防止装置を示ｆ。凶に吃いて、１はユ
ニットケースで、該ユニットケース１の第１図左側部に
はブロワモータ２ａによって駆動され、エアインテーク
ドア（図示せず）の開度に応じて大気又は車室内の空気
をユニットケース１内に収り込むプロワ２か設けられ、
該プロワ２の図示右方、即ち送風のＦ流側には復改のフ
ィン３ａを有し、その内部を通る冷媒体の膨張時に発生
する気化熱によってプロワ２からの風を冷却するエバポ
レータ３が配設され、該エバポレータ３の図示右方には
プロワ２からの風を高温のエノジン冷却水によって加熱
するヒータコア４が設けられている。またユニットケー
ス１内のヒータコア４の上側にはヒータコア４への送風
量を制御するエアミックスドア５ａが、ヒータコア４丁
側にはインストルメントパネル（図示せず）の下側吹田
口１ａへの送風量及びデフロスタダク）ｌｂへの送風量
を制御するフロアドア５ｂが、さらにヒータコア４後方
にはインストルメントパネルの中央吹出口に接続された
ダクトＩＣへの送風量を制御するベントドア５Ｃがそれ
ぞれ設けられており、このようにして空気調和装置ｄが
構成されている。

そして上記エバポレータ３には復改の液散布用ノズル６
ａを有する噴霧管６が取付けられ、該噴霧管６にはタン
ク８からの殺菌液を供給するポンプ７が接続されている
。ここで上記殺菌液としてはアルポース、ヒビダン等を
用いればよい。

第３図は本実施例装置の峨気回路図を示し、図にｇｌ／
’にて、ｌ、２ａ、３，６，７．８は上述のユニットケ
ース、プＯツモータ、エバホレータ、噴霧管、ポンプ及
びタンクである。９は上記ポンプ７を駆動する駆動モー
タ、１０ｉ−ｔバッテリ、１１はキースイッチであり、
１２はプロワスイッチ、１２ａは上記キースイッチ１１
のＯＮ端子に接続されたプロワスイッチ１２の第１の固
定接点、１２ｂは第２の固定接点、１２ｃは可動接点、
１２ｄは７’ｏフモータ２ａの回転数を変えることによ
ってプロワ２の送風量を３段階に切替えるためのプロワ
スイッチ１２の送風量切替接点、１２ｅ、１２ｆはプロ
ワスイッチ１２のオフ時に可動接点１２Ｃによって相互
に接続されるプロワスイッチ１２の端子であり、端子１
２ｅは上記キースイッチ１１のＯＮ端子に接続されてい
る。

また１３−１．１３−２は相互に連動するエアコンスイ
ッチであり、エアコンスイッチ１３−１は上記プロワス
イッチ１２の第２の固定接点１２ｂに接続され、又エア
コンスイッチ１３−２は上記キースイッチ１１のＯＦＦ
端子及びプロワスイッチ１２の端子１２ｆに接続されて
いる。１４はエアコンスイッチ１３の他端とアース問に
接続されたマグネットクラッチ、１５はベルトを介して
エンジンのクランクシャフト（図示せず）に連結された
駆動プーリー、１６は上記マグネットクラッチ１４を介
して上記駆動プーリー１５によって駆動され。

エバポレータ３において膨張した冷媒体を圧縮するコン
プレッサである。１８は上記エアコンスイッチ１３−２
の他端に接続され、抵抗２３．２４とともにタイマー回
Ｗ！Ｉ２１を構成するコンデン丈、１９はエミッタがア
ースされベースに上記コンデンｆ’１８の充４４圧が抵
抗２３を介して印加されるトランジスタ、２０は上記エ
アコンスイッチ１３−２の他端とトランジスタ１９のコ
レクタ間に接続されたリレーコイル、２０ａは上記エア
コンスイッチ１３−２の他端とモータ９問に接続された
上記リレーコイル２０のノルマルオープン型のリレー接
点（開閉スイッチ）であり、上記パッチ１月１キースイ
ツチ１１．プロワスイッチ１２、エアコンスイッチ１３
−２、リレー接点２０ａにより駆動モータ９に給嘔を行
なうモータ袷踵回路２２を構成している。

次に動作について説明する、 本空気調和装置において冷房を行なう場合は、プロワス
イッチ１２とエアコンスイッチ１３とをオンすればよい
。するとキースイッチ１１がオンしていることから、バ
ッテリ１０、キースイッチ１１、プロワスイッチ１２の
％１の固定接点１２ａ１可硝接点１２Ｃ１送風量切替接
点１２ｄ及びプロワモータ２ａの経路で一流が流れ、プ
ロワモータ２ａが回転するため、プロワ２は車室外の外
気又は車室内の空気をユニットケース１内に収り込んで
それを送風し始める。また同時に、バッテリｌＯ、キー
スイッチ１１、プロワスイッチ１２の第１の固定接点１
２ａ、ＱＪ姑接点１２Ｃ１第２の固定接点１２　ｂ、エ
アコンスイッチ１３−１及びマグネットクラッチ１４の
経路にも磁流が流れるため、マグネットクラッチ１４が
作動し、コンプレッサ１６はエンジン出力によって駆動
される。するとこのコンプレツ？１６は冷媒体を圧縮し
、この圧縮された冷媒体はエバポレータ３に送られてこ
こで膨張し、上記プロワ２からの風はこのエバポレータ
３に８ｈて上記冷媒体が膨張する際に発生する気化熱に
よって冷却され、この重態がヒータコア４に向けて送ら
れる。そしてこの冷風がヒータコア４付近までくると、
その一部はエアミックスドア５ａの開度に応じてヒータ
コア４に呆内され、そこで約８０℃のエンジン冷却水に
よって８口熱され、この温風と上記冷風とが混合されて
所望湿度の冷風が作られ、その冷風がフロアドア５ｂや
ペントドア５Ｃの開度に応じてインストルメノトパネル
の中央吹出口やＦ倒伏出口から車室内に吹き出され、こ
れによって車室内か冷房される。

そして冷房を停止する場合は、プロワスイッチ１２及び
エアコンスイッチ１３−１をオフすればよく、するとプ
ロワモータ２ａ及びマグネットクラッチ１４は給處され
なくなり、プロワ２及びコンプレッサ１６が停止するこ
とによって冷房が停止する。但しここで冷房を停止する
には、プロワスイッチ１２のみをオフするだけでもよい
。なぜなら上記プロワスイッチ１２はその構造上、これ
をオフすればプロワモータ２ａ及びマグネットクラッチ
１４の両者への給踵を停止するようになっているからで
ある。

次に暖房を行なう場合は、エアコノスイッチ１３−１　
をオフのままにしてプロワスイッチ１２のみをオンすれ
ばよく、するとプロワ２からの風はエバポレータ３によ
って冷却されることなくそのままヒータコア４に向けて
送られ、後は上記冷房の場合と同様にヒータコア４によ
る加熱と、この温風とプロワ２からの風との混合が行な
われるため、今度は所望温度の温風が作られ、それが車
室内に吹き出すことによって暖房が行なわれる。また暖
房を停止する場合は、プロワスイッチ１２をオフすれば
よい。

ところで本空気調和装置に８いて冷房を行なっている場
合、エバポレータ３のフィン３ａにはプロワ５からの風
に含まれる水分が徐々に付着していくが、このような状
態で冷房を止めてエバポレ（９） 一タ３の温度が上昇すると、エバポレータ３内に雑菌が
繁殖する８それがある。しかるに零装置ばでは、プロワ
スイッチ１２のみをオフすると、１＝Ｊ前接点１２Ｃが
端子１２ｅ、１２ｆ聞を接続し、一方エアコンスイッチ
１３−２ｔゴオンしているため、バッテリ１０、千−ス
イッチ１１、プロワスイッチ１２の端子１２ｅ、ｏＪ助
接点１２Ｃ１喘子１２ｆ１エアコンスイッチ１３−２、
後述するタイマー回路２１の作用によりオンされたリレ
ー接点２０ａ及び駆動モータ９の経路で磁流が流れ、駆
動モータ９か回転して、ポンプ７は殺菌液をタンク８か
ら噴霧管６に供、渚し、この殺菌液は噴ｄ管６のノズル
６ａからエバポレータ３内に散布されるため、エバポレ
ータ３内には雑菌が繁殖することはない。

その際、タイマー四Ｍ２１にもバッテリ１０＝圧が供給
され、コンデンサ１８に磁荷が光磁されるため、このコ
ンデンサ１８の丸部が完ｒする一定時間の間その充［４
流によってトラ７ジスタ１９がオンとなり、リレーコイ
ル２０に磁流が流れ、そのリレー接点２０ａをオンにす
る。そして上記Ｕυ 一定時間が経過するとトランジスタ１９はターンオフす
る結果、リレー接点２０ａはオフとなるため、駆動モー
タ９は停止し、これによって殺菌液の散布が終ｒするこ
ととなる。

また冷房状態のまま車が目的地に到着してプロワスイッ
チ１２を操作することなく、キースイッチ１１のみをオ
フすることがあるが、このようにキースイッチ１１のみ
をオフすると、プロワモータ２ａ及びマグネットクラッ
チ１４への給這が停止され、冷房も停止されることとな
る。するとこの場合は、プロワスイッチ１２がオフとな
っているために、エバポレータ３内に殺菌液が散布され
なめおそれがあるが、本装置ｄでは、キースイッチ１１
をオフしたときはバッテリ１０５キースイツチ１１、エ
アコンスイッチ１３−２、リレー接点２゜３及び駆動モ
ータ９の経路で電流が流れるため、上記と同様にキース
イッチ１１をオフしてから一定時間駆動モータ９が作動
し、エバポレータ３ノ内に殺菌液が散布されることとな
る。

以上のような本実施例の装置では、プロワスイッチ又は
キースイッチをオフして空気調和装置の冷房を停止した
場合には、プロワスイッチ又はキースイッチをオフして
から一定時間エバポレータ内に殺菌液を散布するように
したので、エバポレータ内で雑菌が繁殖するということ
はなく、次に冷房を行なう際に雑菌による悪臭が車室内
に充滴するのを防止できる。

なお上記実施例ではプロワスイッチ又はキースイッチの
いずれのスイッチをオフしてもエバポレータ内に殺菌液
が散布されるようにしたが、この発明はプロワスイッチ
をオフしたときのみエバポレータ内に殺菌液が散布され
るようにしてもよい。

また上記実施例では躯哨モータの給嘔回路にエアコンス
イッチを接続したが、このエアコンスイッチはなくても
よいものである。

以上のように本発明にＩ糸る自動車の空気Ａ相装置の悪
臭防止装置によれば、エバポレータに液散布用ノズルを
収付け、プロワスイッチをオフしてから一定時間上記ノ
ズルを介して殺菌液をエバポレータ内に散布するように
したので、エバポレータ内での雑菌の繁殖を防止でき、
したがって次に冷房を行なっても車室内に悪臭が充満す
ることはなく、乗員に不快感を与えることがないという
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による悪臭防止装置を有する
自動車の空気調和装置の概略構成図、第２図（ａｌはＬ
記装置の液散布用ノズルを有する噴霧管の斜視図、同図
１ｂ）は上記噴霧管が収付けられるエバポレータの斜視
図、第３図は上記装置の嘔気回路図である。 ３・・・エバポレータ　　６ａ・・・液赦有用ノズル７
・・・ポンプ　　９・・・モータ　　２０ａ・・・リレ
ー接点（開閉スイッチ）　　２１・・・タイマー回路２
２・・・モータ給電回路 特許出願人　　　東洋工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　自動車の空気調和装置のエバポレータに取付
   けられた液散布用ノズルと、該ノズルに殺菌液を供給す
   るポンプと、上記ポンプを駆動するモータと、該モータ
   の給電回路に接続され該給電回路を開閉する開閉スイッ
   チと、上記プロワスイッチがオフしてから一定時間の間
   上記モータの給電回路を閉成するよう上記開閉スイッチ
   を作動させるタイマー回路とを備えたことを特徴とする
   自動車の空気調和装置ｄの悪臭防止装置。