JPH0127458Y2 - - Google Patents

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JPH0127458Y2
JPH0127458Y2 JP1984190851U JP19085184U JPH0127458Y2 JP H0127458 Y2 JPH0127458 Y2 JP H0127458Y2 JP 1984190851 U JP1984190851 U JP 1984190851U JP 19085184 U JP19085184 U JP 19085184U JP H0127458 Y2 JPH0127458 Y2 JP H0127458Y2
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air
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車室内へ吹き出される空気を消臭する
ための自動車用空気調和装置の消臭装置に関す
る。
(従来技術及びその問題点) 従来、自動車用空気調和装置の消臭装置は例え
ば特開昭59−118520号公報に開示の如く公知であ
る。斯かる従来装置においては空気調和装置の作
動スイツチがオンとなつた時、及び、該作動スイ
ツチがオンとなつて圧縮機がオンからオフとなつ
た時、それぞれ消臭器と送風ダクト内部の空気流
通路とを連通する連通口の開閉扉を一定時間、例
えば10秒間開放して消臭剤を揮発拡散させて消臭
作用を行なうようにしたものである。即ち、蒸発
器に付着した臭いの発生度合が高い、空気調和装
置の始動初期及び空気調和装置の作動スイツチを
オンからオフにしてコンプレツサが作動から停止
となつた時に必らず消臭剤を揮発拡散させて消臭
作用を行なうものである。従つて空気調和装置が
連続的に運転されている場合又は空気調和装置は
停止しているがブロアが作動している場合は消臭
作用が行なわれない。特に、雨天等の高湿度によ
り蒸発器が湿つていて蒸発器で悪臭が発生してい
る場合で、上吹出モード(ベントモード)又は上
下吹出モード(バイレベルモード)で空気調和装
置が連続的に運転されている場合又はブロアが作
動している場合に、吹出し空気の臭いが強く、乗
員が不快感を与える。また、状況によつては空気
調和装置の始動初期、及び空気調和装置の作動ス
イツチをオンからオフにしてコンプレツサが作動
から停止になつた時に臭いを発生しない場合があ
つても消臭剤が揮発拡散されてしまうので消臭剤
を無駄に消耗するのみならず、悪臭がない時には
かえつて消臭剤の臭いが車室内に充満して乗員に
不快感を与えてしまうという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、乗
員が吹出し空気の臭いを最も強く感じる上吹出モ
ード又は上下吹出モード時に、吹出し空気の臭い
を確実に消臭して乗員の不快感を解消し得るよう
にした自動車用空気調和装置の消臭装置を提供す
ることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本考案において
は、車室内への空気吹出口を端部に有する送風ダ
クト内部の空気流通路と開閉扉付連通口を介して
連通し得る内部空間に揮発性消臭剤を収容した消
臭器と、前記開閉扉を開閉駆動する駆動機構とを
備え、該駆動機構により前記開閉扉が開かれたと
き前記消臭剤が前記空気流通路内に導入されるよ
うにした自動車用空気調和装置の消臭装置におい
て、前記消臭剤の前記連通口を、前記送風ダクト
内に配置される蒸発器より上流側の前記空気流通
路と連通させ、前記送風ダクト内に配置されるブ
ロアを作動させるブロア作動スイツチと、前記車
室内への空気吹出モードを上吹出モードにする第
1のスイツチと、上下吹出モードにする第2のス
イツチとを設け、前記ブロア作動スイツチと前記
第1及び第2のスイツチのいずれか一方とが共に
オンした時に前記駆動機構が前記消臭器の開閉扉
を開いて、前記消臭剤が前記蒸発器を通過するよ
うに構成したものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。第1図は本考案の消臭装置を具備した自動車
用空気調和装置の概略構成図で、同図中1は空気
調和装置全体を示し、該装置1は送風ダクト2内
に送風ブロア3、蒸発器4、ヒータコア5及び複
数のダンパ6,7,8,9を設けた構成となつて
いる。前記ダクト2の一端部の外気導入口2a及
び車室内空気導入口2bから導入口ダンパ6によ
つて選択的に導入される外気及び車室内空気はヒ
ータコア部ダンパ7によつて冷気通路10または
暖気通路11に選択的に切り換えられてダクト2
の他端部側に導かれ、吹出口ダンパ8,9により
切換選定された吹出口2c,2d,2eから車室
内各部に吹き出される。
前記空気調和装置1内で悪臭発生原因となる臭
いの分子の付着が最も多い部分は蒸発器4であ
り、該蒸発器4より上流側のダクト2内部の空気
流通路には消臭器12の開閉扉13付連通口14
がホース15を介して連通されている。前記消臭
器12は第2図に示す如く密閉構造をなし、その
内部空間に揮発性消臭剤16が収容されている。
前記開閉扉13は駆動機構17により開閉駆動さ
れるもので該駆動機構17はモータよりなり、そ
の一方の極は互いに並列接続された上吹出口モー
ド(ベントモード)用の第1のスイツチ18及び
上下吹出モード(バイレベルモード)用の第2の
スイツチ19の可動接点18a及び19aに電気
的に接続され、これら第1及び第2のスイツチ1
8及び19の固定接点18b及び19bは、ヒユ
ーズ20及びイグニツシヨンスイツチ21を順次
介して電源22の陽極に電気的に接続されてい
る。前記電動機17の他方の極はブロア3を作動
させるブロア作動スイツチ23のメイン固定接点
23oを介してリレー24のコイル24aの一端
に電気的に接続されている。該リレー24の固定
接点24bは前記電源22の陽極に電気的に接続
され、可動接点24cはサーモスイツチ25の固
定接点25aに電気的に接続され、該サーモスイ
ツチ25の可動接点25bはコンプレツサ(図示
省略)のマグネツトクラツチ26を介してアース
接続されている。
前記サーモスイツチ25は蒸発器4の冷媒出口
温度センサ(図示省略)の出力信号に基づきオ
ン・オフするもので、冷媒出口温度が所定温度
(例えば0℃)になるとオフ状態となつてマグネ
ツトクラツチ26が切れてコンプレツサが停止し
蒸発器4の凍結を防止するようになつている。
前記リレー24のコイル24aの他端は空気調
和装置1の作動スイツチ27を介して電源22の
陽極に電気的に接続されている。
前記ブロア作動スイツチ23は1個のメイン固
定接点23oと、送風モード切換用の第1〜第4
の固定接点23a〜23dと1個の可動接点23
eを有している。第1固定接点23aは互いに直
列接続された第1〜第3の抵抗28a〜28cを
介してブロア3のモータ3aの一方の極に電気的
に接続されている。該モータ3aの他方の極は前
記電源22の陽極に電気的に接続されている。前
記第2固定接点23bは第1抵抗28aと第2抵
抗28bとの接続点に接続されている。前記第3
固定接点23cは第2抵抗28bと第3抵抗28
cとの接続点に接続されている。前記第4固定接
点23dは第3抵抗28cとブロア3のモータ3
aとの接続点に接続されている。前記可動接点2
3eはアース接続されている。該可動接点23e
はこれを第1〜第4固定接点23a〜23dに択
一的に接触させた時常にメイン固定接点23oと
も接触する。また、このように可動接点23eを
第1〜第4固定接点23a〜23dに択一的に接
触させることにより、ブロア3のモータ3aの回
転数を4段階に設定し得るようになつている。
(作用) 次に上記構成になる本考案装置の作用を説明す
る。まず、イグニツシヨンスイツチ21をオンし
た状態において、空気調和装置1の作動スイツチ
27及びブロア作動スイツチ23がそれぞれオフ
になつている場合、リレー24はオフとなつてい
ると共に、蒸発器4の冷媒出口温度が所定温度
(例えば0℃)以上にあればサーモスイツチ25
はオンとなつており、開閉扉13は第2図中実線
で示す如く閉鎖位置に保持され消臭作用は行なわ
れない。
次にブロア作動スイツチ23をオンするとブロ
ア3が作動し、この状態で空気調和装置1の作動
スイツチ27をオンにすると、リレー24がオン
してコンプレツサのマグネツトクラツチ26が接
続されて該コンプレツサが作動して空気調和装置
1が作動状態となる。この状態において第1のス
イツチ18又は第2のスイツチ19をオンして、
車室内への空気吹出モードを上吹出モード又は上
下吹出モードにすると、第1又は第2のスイツチ
18又は19とブロア作動スイツチ23が共にオ
ン状態にあるため駆動機構17により開閉扉13
は第2図中二点鎖線で示す如く開放される。これ
により消臭剤が連通口14からホース15を介し
てダクト2内のブロア3の直上流部分に揮発拡散
され、該拡散した消臭剤はブロア3の送風により
蒸発器4に吹き付けられて該蒸発器4を通過す
る。これによつて、該蒸発器4に付着した臭いの
分子に消臭剤分子が結合して無臭化され、吹出口
から車室内へ吹き出る空気の臭いが消臭される。
この状態から、第1及び第2のスイツチ18及
び19を共にオフに、又はブロア作動スイツチ2
3をオフにすると開閉扉13は第2図中実線で示
す閉鎖位置に戻され、これによりダクト2内への
消臭剤16の揮発拡散が停止して消臭作用は行な
われない。
なお、空気調和装置1の作動スイツチ27をオ
フにすると、リレー24がオフとなり、コンプレ
ツサのマグネツトクラツチ26が切れてコンプレ
ツサが停止する。また、ブロア作動スイツチ23
をオフにすることによりブロア3が停止する。ま
た、前記空気調和装置1の作動時において、蒸発
器4の冷媒出口温度が所定温度(例えば0℃)に
なると、サーモスイツチ25がオフとなつてマグ
ネツトクラツチ26が切れてコンプレツサが停止
し、令媒出口温度が再び所定温度以上になるとサ
ーモスイツチ25がオンしてマグネツトクラツチ
26が接続されてコンプレツサが再び作動する。
このような作動を繰り返すことにより蒸発器4中
の凍結が防止される。
また、空気調和装置1の作動を停止させた状態
(作動スイツチ27がオフの状態)でブロア作動
スイツチ23をオンすることにより、ブロア3の
みを作動させることができるが、このような場合
においても、第1及び第2のスイツチ18及び1
9のいずれかがオンになれば上記ブロア作動スイ
ツチ23もオンとなつているため、上述と同様に
開閉扉13が開放して消臭作用が行なわれるもの
である。
(考案の効果) 以上詳述した如く本考案に係る自動車用空気調
和装置の消臭装置によれば、車室内への空気吹出
口を端部に有する送風ダクト内部の空気流通路と
開閉扉付連通口を介して連通し得る内部空間に揮
発性消臭剤を収容した消臭器と、前記開閉扉を開
閉駆動する駆動機構とを備え、該駆動機構により
前記開閉扉が開かれたとき前記消臭剤が前記空気
流通路内に導入されるようにした自動車用空気調
和装置の消臭装置において、前記消臭剤の前記連
通口を、前記送風ダクト内に配置される蒸発器よ
り上流側の前記空気流通路と連通させ、前記送風
ダクト内に配置されるブロアを作動させるブロア
作動スイツチと、前記車室内への空気吹出モード
を上吹出モードにする第1のスイツチと、上下吹
出モードにする第2のスイツチとを設け、前記ブ
ロア作動スイツチと前記第1及び第2のスイツチ
のいずれか一方とが共にオンした時に前記駆動機
構が前記消臭器の開閉扉を開いて、前記消臭剤が
前記蒸発器を通過するように構成したことによ
り、上吹出モード又は上下吹出モードの時で、且
つブロア作動スイツチがオンした時に、駆動装置
が消臭器の開閉扉を開き、該消臭器内の消臭剤が
蒸発器より上流側の送風ダクト内(空気流通路
内)に導入され、該導入された消臭剤はブロアの
送風により蒸発器に吹き付けられて該蒸発器を通
過するので、消臭剤の消臭分子が悪臭の発生源で
ある蒸発器に付着した臭い分子と結合して脱臭す
る、即ち蒸発器に付着している臭い分子をその根
源で除去する。これによつて、乗員が吹出し空気
の臭いを最も感じる上吹出モード又は上下吹出モ
ードで空気調和装置が連続的に運転されている時
又はブロアが作動している時に、吹出し空気の臭
いを確実に消臭することができる。
また、車室内への空気吹出モードが、臭いを最
も強く感じる状態、即ち、上吹出モード又は上下
吹出モードにある時のみ消臭剤を揮発拡散させる
ので、消臭剤の無駄な消耗及び消臭剤の臭いによ
る乗員の不快感を解消し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は本考
案の消臭装置を具備した自動車用空気調和装置の
概略的構成図、第2図は同電気系統図である。 1……空気調和装置、2……送風ダクト、2
c,2d,2e……吹出口、3……ブロア、4…
…蒸発器、12……消臭器、13……開閉扉、1
4……連通口、16……消臭剤、17……駆動機
構、18……第1のスイツチ、19……第2のス
イツチ、23……ブロア作動スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室内への空気吹出口を端部に有する送風ダク
    ト内部の空気流通路と開閉扉付連通口を介して連
    通し得る内部空間に揮発性消臭剤を収容した消臭
    器と、前記開閉扉を開閉駆動する駆動機構とを備
    え、該駆動機構により前記開閉扉が開かれたとき
    前記消臭剤が前記空気流通路内に導入されるよう
    にした自動車用空気調和装置の消臭装置におい
    て、前記消臭剤の前記連通口を、前記送風ダクト
    内に配置される蒸発器より上流側の前記空気流通
    路と連通させ、前記送風ダクト内に配置されるブ
    ロアを作動させるブロア作動スイツチと、前記車
    室内への空気吹出モードを上吹出モードにする第
    1のスイツチと、上下吹出モードにする第2のス
    イツチとを設け、前記ブロア作動スイツチと前記
    第1及び第2のスイツチのいずれか一方とが共に
    オンした時に前記駆動機構が前記消臭器の開閉扉
    を開いて、前記消臭剤が前記蒸発器を通過するよ
    うに構成したことを特徴とする自動車用空気調和
    装置の消臭装置。
JP1984190851U 1984-12-18 1984-12-18 Expired JPH0127458Y2 (ja)

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US06/809,526 US4677902A (en) 1984-12-18 1985-12-16 Deodorizing device of an air conditioning system for automotive vehicles

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JPS61105217U JPS61105217U (ja) 1986-07-04
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59118520A (ja) * 1982-12-25 1984-07-09 Nippon Denso Co Ltd 消臭剤発散量制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59118520A (ja) * 1982-12-25 1984-07-09 Nippon Denso Co Ltd 消臭剤発散量制御装置

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JPS61105217U (ja) 1986-07-04

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