JP2512084Y2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2512084Y2
JP2512084Y2 JP6954190U JP6954190U JP2512084Y2 JP 2512084 Y2 JP2512084 Y2 JP 2512084Y2 JP 6954190 U JP6954190 U JP 6954190U JP 6954190 U JP6954190 U JP 6954190U JP 2512084 Y2 JP2512084 Y2 JP 2512084Y2
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JP
Japan
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air conditioner
air
chamber
cooler unit
fan
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JP6954190U
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Inventor
正美 澁谷
Original Assignee
株式会社土屋製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用空調装置、特に冷房始動時における異
臭の除去に関する。
(従来の技術) 自動車等の車両において夏の炎天下における運転を快
適にするため車両用空調装置が載置されている。しかし
冷房を開始する際に、クーラーの表面からしばらくの間
不快な異臭が発生することが知られている。このため実
開昭60-5912号公報に示されるように、車室内のグロー
ボックスに固形の中和消臭剤が収容可能なケースを設
け、該ケースと車両用空調のダクトを連通管によって導
通させ、中和消臭剤の消臭ガスをダクト内に導くように
している。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら消臭ガスを冷風に混和させ消臭を行なう
ようにしているが、消臭ガスの量が不安定で十分な消臭
効果が得られないばかりか、ガス自体の臭いによる不快
感をもたらすことがある。また空調装置内の溜った空気
が加温され、始動によって熱風が車室内に送り込まれ、
窓を開けてしばらくの間熱風を外に出すようにしてい
る。
(課題を解決するための手段) 内部にブロアが配設されたエアインテークボックスと
チャンバ内にエバポレータが配設されてなるクーラユニ
ットおよび吹出口が設けられたヒータユニットとが連結
されて形成された車両用空調装置において、一端が前記
クーラユニットのチャンバに接続され、他端が空調装置
外に開放された排出パイプを配設するとともに、該排出
パイプの途中に信号を受けて作動し、クーラユニットの
チャンバ内の空気を空調装置外の方向にのみ流すファン
および逆止弁とを配設し、該ファンを作動させる信号を
空調装置始動前に発する制御装置を設けるようにしたも
のである。
(作用) 信号を受けてファンが回転し、それに伴い逆止弁が開
弁し、排出パイプを介してクーラユニットのチャンバ内
の空気が空調装置外に排出される。所定時間経過後制御
装置の作用によりファンが停止される。その後空調装置
が運転されると、当初クーラユニットのチャンバ内に存
在していた臭気を含んだ空気や暖まっている空気は既に
外部へ排出されており、これらの空気が車室内に放出さ
れることはない。
(実施例) 第1図に示す空調装置1は、エアインテークボックス
2とクーラーユニット3およびヒータユニット4とから
なる。エアインテークボックス2は外気導入口5と車室
内気導入口6が形成され、それらの導入口5,6を切換え
る内外気切換ドア7が回動自在に配設され、さらに内部
にブロア8が配設されてなる。該エアインテークボック
ス2に接続されたクーラーユニット3はクーラーユニッ
トチャンバ10内に、多数のフィンが設けられ冷媒の出入
口パイプが取付けられたエバポレータ9が配設されてな
る。クーラーユニット3に接続されたヒータユニット4
はヒータコア11が内蔵され、ヒータコア11の前すなわち
上流側にエアミックスドア12が配設されるとともに、ヒ
ータコア11の後すなわち下流側にベント吹出口16とフッ
ト吹出口17等の空気吹出口が設けられてなる。またベン
ド吹出口16の前方にはベントドア14がフット吹出口17の
前方にヒータドア15がそれぞれ回動自在に配設されてい
る。更にクーラーユニット3のチャンバ10上方にパイプ
18が設けられ、該パイプ18には他端が大気すなわち空調
装置外に開放した排出パイプ19が接続されている。排出
パイプ19の途中にはチャンバ20が設けられ、該チャンバ
20のクーラーユニット3のチャンバ10側の入口部にはゴ
ム薄膜21すなわち逆止弁が取り付けられ、チャンバ20の
内部には、前記クーラーユニット3のチャンバ10から空
気を大気側すなわち空調装置外の方向にのみ流すように
回転するファン22が配設されており、該ファン22を作動
させる信号を発するスイッチ機構23すなわち制御装置が
車両の運転席側(助手席側)のドアに取り付けられてい
る。スイッチ機構23には作動後30秒から1分経過すると
ファン22の回路を断つタイマーが設定されている。
ドアを開けるとスイッチ機構23が作動してファン22を
回転させチャンバ20内の空気を外部に強制的に送り出
す。するとゴム薄膜21が開いてクーラーユニット3のチ
ャンバ10内の空気を排出パイプ19を介して大気中すなわ
ち空調装置外へ吸い出す。所定時間経過後はスイッチ機
構23のタイマーによってファンが止まりゴム薄膜21が排
出パイプ19のクーラーユニットチャンバ10側の入口部を
塞ぐ。次に空調装置のクーラーのスイッチを入れると、
クーラーユニット内のエバポレータ9が置かれているチ
ャンバ10内の臭気や熱くなった空気は無いので、直ぐに
臭気のない冷風が車室内に吹き出される。
第2図に示す他の実施例においては、一端がクーラー
ユニット3のパイプ18に嵌着され他端がエアクリーナ30
のケーシングに嵌着されている排出パイプ19が配設さ
れ、排出パイプ19に設けたチャンバ20内にはゴム薄膜21
すなわち逆止弁とファン22が配設されており、ファン22
とエンジンのスタータ31とはタイマー32すなわちファン
22を作動させる信号を発する制御装置が介されたリード
線で結線されている。
エンジンを始動させると、タイマー32も作動してチャ
ンバ20内のファン22を作動させ、チャンバ20内の空気を
エアクリーナ30に強制的に送り込み、次いでゴム薄膜21
を開いてクーラーユニットチャンバ10内の空気を排出パ
イプ19を介してエアクリーナ30すなわち空調装置外に送
る。所定時間経過後(30秒〜1分)はタイマーによって
リード線を断線させファン22を停止させる。
(考案の効果) 以上のように本考案は、車両用空調装置のクーラユニ
ットのチャンバに他端が空調装置外に開放された排出パ
イプを配設するとともに、該排出パイプの途中に信号を
受けて作動し、クーラユニットのチャンバ内の空気を空
調装置外の方向にのみ流すファンおよび逆止弁とを配設
し、該ファンを作動させる信号を空調装置始動前に発す
る制御装置を設けるようにして、空調装置を作動させる
前に所定時間ファンを回転させ、クーラユニットのチャ
ンバ内の臭気を含んだ空気や暖まっている空気を空調装
置外へ排出させるようにして、車室内に吹き出すことの
ないようにしたので、空調装置の運転とともに臭気のな
い冷気を車室内に吹き出さすことができ、乗員に快適な
環境を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の空調装置の断面図、第2図は他の実施
例における空調装置の一部断面図である。 1……空調装置、2……エアインテークボックス、3…
…クーラーユニット、4……ヒーターユニット、10……
チャンバ、19……排出パイプ、20……チャンバ、21……
ゴム薄膜、22……ファン、23……スイッチ機構

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にブロアが配設されたエアインテーク
    ボックスとチャンバ内にエバポレータが配設されてなる
    クーラユニットおよび吹出口が設けられたヒータユニッ
    トとが連結されて形成された車両用空調装置において、
    一端が前記クーラユニットのチャンバに接続され、他端
    が空調装置外に開放された排出パイプを配設するととも
    に、該排出パイプの途中に信号を受けて作動し、クーラ
    ユニットのチャンバ内の空気を空調装置外の方向にのみ
    流すファンおよび逆止弁とを配設し、該ファンを作動さ
    せる信号を空調装置始動前に発する制御装置を設けるよ
    うにしたことを特徴とする車両用空調装置。
JP6954190U 1990-06-29 1990-06-29 車両用空調装置 Expired - Lifetime JP2512084Y2 (ja)

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JPH0426815U JPH0426815U (ja) 1992-03-03
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