JPH10147142A - 自動車用エアコン脱臭装置 - Google Patents

自動車用エアコン脱臭装置

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JPH10147142A
JPH10147142A JP30605796A JP30605796A JPH10147142A JP H10147142 A JPH10147142 A JP H10147142A JP 30605796 A JP30605796 A JP 30605796A JP 30605796 A JP30605796 A JP 30605796A JP H10147142 A JPH10147142 A JP H10147142A
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JP
Japan
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air
heat exchanger
air conditioner
drain
exchanger
Prior art date
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Withdrawn
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JP30605796A
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English (en)
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Takeshi Igari
武史 井狩
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥用の加熱ヒータや制御装置を要さずに熱
交換器等の乾燥を行ない、また、バッテリーの消費電力
を増大することなく熱交換器等の乾燥を行なう。 【解決手段】 エアコンの熱交換器10が備える水抜き
ドレン12から熱交換器10に向かって空気を送風し、
これによって熱交換器およびダクトの乾燥を行う。自動
車の車外の空気を吸気する吸気口5と、自動車用エアコ
ンの水抜きドレン12に接続可能な排気口6を有する送
風手段2を備え、エンジンルーム内の空気を水抜きドレ
ン12を通して自動車用エアコンの熱交換器10に送風
する。熱交換器およびダクトに付着している水分は、水
抜きドレン12を通して送風された空気によって乾燥が
行なわれ、これによって、エアコン内の水分は除去され
て臭気の原因となるカビの発生が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に設けられ
たエアコンの臭気を除去する脱臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車内の冷房,暖房,除湿等の空
気調整を行う自動車用エアコン脱臭装置は、一般に外気
取入口あるいは室内気取入口から取り入れた空気をブロ
アモータによってダクト内を案内し、熱交換器で冷房,
暖房,除湿等の処理を行なった後、車内に供給してい
る。
【0003】このような自動車用エアコン脱臭装置で
は、ダクト内に配設された熱交換器はダクト内を通過す
る空気を冷却するため、ダクト内を通過する空気に含ま
れる水蒸気の一部が結露し、熱交換器の表面に付着す
る。この熱交換器の表面に付着した水分は菌やカビを発
生させ、臭気の原因となる。この菌やカビの他にも、体
臭,たばこの煙,排気ガス等の成分が熱交換器の表面に
付着して凝集し、臭気の原因となっている。
【0004】従来、上記の自動車の車内の臭気を除去す
るために、一般的には、消臭スプレーを車内に噴射した
り、自動車用エアコンの室内気取入口にフィルタを取り
付けたり、また、空気清浄器を車内に取り付けるといっ
た、簡易な方法が行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来より行なわれてい
る車内の臭気を除去する方法では、例えば、消臭スプレ
ーを用いる場合には一時的な消臭であって持続性がな
く、フィルタを用いる場合には少しでも除去もれがある
と熱交換器部分でカビが増殖して臭気が発生し、また、
空気清浄器を使用する場合では臭気の原因である熱交換
器の清浄は行なわれないといった問題点がある。
【0006】上記の問題点を解決するものとして、ブロ
アファンと熱交換器との間に加熱用ヒータを設け、制御
装置によってエンジン停止操作時にブロアファンと加熱
用ヒータを所定条件が満足するまで作動させることによ
って、ダクト内の水分を除去する車両用空調装置や、図
5に示すように空気取入口20,21と吹出口22との
間のダクトを可動仕切り25によって閉流路を形成し、
ブロアモータ24でダクト内の空気を動かしながらヒー
タ26で水分の除去を行う空気調和装置が提案されてい
る。
【0007】しかしながら、上記装置では、熱交換器や
ダクト内の水分を除去するために、加熱用ヒータや制御
装置を必要とし、これらを駆動するためにかなりの電力
が必要となる。通常、自動車が備えるバッテリーの容量
は限られており、エアコンのダクトや熱交換器を乾燥さ
せるために加熱用ヒータやブロアモータを駆動すると、
バッテリーの消費電力が増大するという問題点がある。
【0008】そこで、本発明は前記した問題点を解決
し、自動車用エアコン脱臭装置において、乾燥用の加熱
ヒータや制御装置を要さずに熱交換器等の乾燥を行なう
ことを目的とし、また、バッテリーの消費電力を増大す
ることなく熱交換器等の乾燥を行なうことを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、車外の空気を
エアコン内に取込んでエアコンの熱交換器およびダクト
の付着する水分を乾燥させ、これによって、エアコン内
のカビの発生を防止して、カビによる臭気を除去するも
のである。上記のカビによる臭気の除去を行うために、
本発明の自動車用エアコン脱臭装置は、エアコンの熱交
換器が備える水抜きドレンを利用し、この水抜きドレン
から熱交換器に向かって空気を送風し、これによって熱
交換器およびダクトの乾燥を行うものであり、自動車の
車外の空気を吸気する吸気口と、自動車用エアコンの水
抜きドレンに接続可能な排気口を有する送風手段を備
え、エンジンルーム内の空気を水抜きドレンを通して自
動車用エアコンの熱交換器に送風する構成としている。
【0010】本発明によれば、車外の空気を送風手段の
吸気口から吸気し、水抜きドレンを通してエアコンの熱
交換器に送風する。熱交換器およびダクトに付着してい
る水分は、水抜きドレンを通して送風された空気によっ
て乾燥が行なわれ、これによって、エアコン内の水分は
除去されて臭気の原因となるカビの発生が防止される。
【0011】本発明の第1の実施形態は、送風手段が吸
気する空気をエンジンルーム内の暖気を用いるものであ
り、エンジンによって温められたエンジンルーム内の暖
気を、水抜きドレンを通してエアコンの熱交換器に送風
し、この暖気によってエアコンの熱交換器およびダクト
の付着する水分をより効果的に乾燥させ、これによっ
て、エアコン内のカビの発生を防止して、カビによる臭
気を除去するものである。
【0012】本発明の第2の実施形態は、送風手段を電
動ファンあるいはブロワーにより構成し、該電源をエン
ジン駆動中に充電を行い、エンジン停止後に充電電力分
だけ放電を行う補助バッテリーを用いるものであり、こ
れによって、自動車が備えるメインバッテリーを使用す
ることなく送風手段を駆動することができ、また、制御
装置を用いることなく送風手段の始動停止を行うことが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の自動車用
エアコン脱臭装置を説明するための概略ブロック図であ
る。図1において、自動車の車内Aと車外Bは仕切り板
17によって仕切られ、車内Aには自動車用エアコンの
熱交換器10が設置される。なお、図1では熱交換器1
0のみ示し、エアコンを構成するための構成部分につい
ては省略している。
【0014】熱交換器10は、結露した水滴を抜き取る
ためのドレン開口部11を備え、外ドレン開口部11に
取り付けた水抜きドレンホース12を通して水滴を外部
に排出している。図1において、水抜きドレンホース1
2は、仕切り板17に形成した開口部に通し、該開口部
の周囲をゴムパッキング13によって密閉して取り付け
ている。熱交換器10は、通常この水抜きドレンホース
12を通して車外Bに放出している。
【0015】本発明の自動車用エアコン脱臭装置1は、
車外Aの空気を吸気する吸気口5と、自動車用エアコン
の水抜きドレンホース12に接続可能な排気口6を形成
した脱臭装置本体3と、該脱臭装置本体3の吸気口5部
分に取り付けた送風ファン4とを有した送風手段2を備
え、送風ファン4によって吸気口5から吸気した空気を
水抜きドレンホース12を通して熱交換器10に送り込
む。なお、脱臭装置本体3は、周知の取付け手段によっ
て仕切り板17に取り付けることができる。また、脱臭
装置本体3は、その下部に傾斜した水抜き用溝7を備
え、熱交換器10で結露して付着した水滴を、水抜きド
レンホース12を通して流下させ車外Bに放出する。
【0016】送風ファン4は、電動ファンあるいはブロ
アファンで構成することができ、電動モータにより駆動
する。該電動モータは、スイッチ9を介して接続される
補助バッテリー8によって駆動される。切り換えスイッ
チ9は、補助バッテリー8を電動モータと発電器15お
よびメインバッテリー16との間で切り換えを行う切り
換え手段であり、エンジン始動キー14がオンのときに
はSW2側に切り換えて補助バッテリー8を充電し、エ
ンジン始動キー14がオンからオフに切り換わるとSW
1側に切り換えて、補助バッテリー8によって送風ファ
ン4の駆動を行う。そして、補助バッテリー8に充電さ
れていた電力が消費されると、送風ファン4は自動的に
駆動を停止する。従って、送風ファン4の駆動は、制御
手段を要することなく自動で行うことができる。なお、
補助バッテリーの容量は、少なくとも、熱交換器を乾燥
するのに十分な時間送風ファンの駆動を行なう程度とす
る。
【0017】次に、図2の正面図および図3の斜視図を
用いて、自動車用エアコン脱臭装置の外形形状および取
付け状態について説明する。図2の正面図は送風手段側
から見た図であり、送風手段2が備える送風ファン4
は、吸気口5を通して水抜きドレンホース12内に空気
を導く。水抜きドレンホース12は、ゴムパッキング1
3によって仕切り板17に取り付けられ、吸気口5から
吸い込んだ空気を熱交換器11に送り込む。
【0018】図3(a)は、ゴムパッキング13で仕切
り板17に取り付けられた水抜きドレンホース12の状
態を示しており、通常この水抜きドレンホース12から
は水滴が流下する。本発明の自動車用エアコン脱臭装置
1は、この水抜きドレンホース12を利用して取付けが
行なわれる。なお、自動車用エアコン脱臭装置1を仕切
り板17に対してブランケットや固着手段を用いて固定
することにより、取付けをより確実なものとすることが
できる。
【0019】次に、図4を用いて本発明の自動車用エア
コン脱臭装置の動作について説明する。なお、図4はエ
アコンのダクト部分のみを概略的に示している。図4
(a)において、自動車用エアコンは、外気を取り入れ
る空気取入口20と室内の空気を取り入れる空気取入口
21をダンパ23によって切り換え可能であり、取りい
えられた空気はブロアモータ24によって熱交換器10
に送られ、熱交換された後に吹出口22から車内に送ら
れる。熱交換器10が備えるドレン開口部11には、車
外に向かって水抜きドレンホース12を取り付けてい
る。
【0020】本発明の自動車用エアコン脱臭装置1は、
この水抜きドレンホース12に取付けられ、水抜きドレ
ンホース12を通して車外の空気を熱交換器10および
ダクト内に送り込む。図4(b)は、エアコンの通常動
作における空気の流れを示しており、矢印は該空気の流
れを示している。ブロアモータ24は、空気取入口2
0,21から空気を取り入れて熱交換器10に送り、暖
房,冷房,除湿等の処理を行なった後、吹出口22から
車内に送り込む。このとき、エンジン始動キーの始動に
同期して補助バッテリーは充電状態となって、送風手段
は停止状態となり、熱交換器10への送風は行なわれな
い。
【0021】図4(c)は、自動車用エアコン脱臭装置
1によって熱交換器10内に空気を送り込んだ状態を示
しており、矢印は該空気の流れを示している。エンジン
始動キーの停止に同期して補助バッテリーによって送風
手段が駆動を開始すると、熱交換器10内への送風が行
なわれる。このとき、エンジンルームの暖気や、エンジ
ンの高温度部で温められた空気を送風すると、熱交換器
10での乾燥をより効果的に行うことができる。このと
きエンジンは停止の状態にあるため、ブロアモータ24
も通常停止している。そのため、熱交換器10に送り込
まれた空気は、ダクト内を空気取入口20,21および
吹出口22の両側に流れ、熱交換器10の乾燥を行った
後にダクト部分の乾燥を行う。
【0022】本発明の実施の形態によれば、送風手段の
電動ファンあるいはブロアファンはエアコンに設けられ
るブロアファンより少ない送風量で効果を奏することが
できるため、使用するモータを小型とすることができ、
補助バッテリーの容量を小容量とすることができる。ま
た、送風手段への補助バッテリーからの給電は、エンジ
ンの停止に応じて開始し、補助バッテリーの蓄電容量の
減少により自動で停止するため、送風手段の駆動を制御
する制御装置を不要とすることができる。
【0023】また、水抜きドレンのドレンホースあるい
はその延長ホースを排気管やラジエータ等の高温部に近
接させることによって、熱交換器に送風する空気を暖気
とすることができる。また、送風手段を駆動する補助バ
ッテリーとして太陽電池を用いる構成とすることによっ
て、自動車のバッテリーの負担を軽減し、長時間の乾燥
を行うことができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動車用
エアコン脱臭装置によれば、乾燥用の加熱ヒータや制御
装置を用いることなく熱交換器等の乾燥を行なうことが
できる。また、熱交換器等の乾燥をバッテリーの消費電
力を増大することなく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用エアコン脱臭装置を説明する
ための概略ブロック図である。
【図2】本発明の自動車用エアコン脱臭装置の外形形状
を説明するための正面図である。
【図3】本発明の自動車用エアコン脱臭装置の取付け状
態を説明するための斜視図である。
【図4】本発明の自動車用エアコン脱臭装置の動作を説
明するための図である。
【図5】従来の自動車用エアコンの空気調和装置を説明
するための図である。
【符号の説明】
1…自動車用エアコン脱臭装置、2…送風手段、3…脱
臭装置本体、4…送風ファン、5…吸気口、6…排気
口、7…水抜き溝、8…補助バッテリー、9…切換スイ
ッチ、10…熱交換器、11…ドレン開口部、12…水
抜きドレンホース、13…ゴムパッキング、14…エン
ジン始動キー、15…発電器、16…メインバッテリ
ー、17…仕切り板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車外の空気を吸気する吸気口と、自動車
    用エアコンの水抜きドレンに接続可能な排気口を有する
    送風手段を備え、該送風手段によって吸気した空気を水
    抜きドレンを通して自動車用エアコンの熱交換器に送風
    することを特徴とする自動車用エアコン脱臭装置。
JP30605796A 1996-11-18 1996-11-18 自動車用エアコン脱臭装置 Withdrawn JPH10147142A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30605796A JPH10147142A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 自動車用エアコン脱臭装置

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JP30605796A JPH10147142A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 自動車用エアコン脱臭装置

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Publication Number Publication Date
JPH10147142A true JPH10147142A (ja) 1998-06-02

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JP30605796A Withdrawn JPH10147142A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 自動車用エアコン脱臭装置

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JP (1) JPH10147142A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010184579A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 自動車用空調装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010184579A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 自動車用空調装置

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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040203