JP2003176945A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JP2003176945A
JP2003176945A JP2001375140A JP2001375140A JP2003176945A JP 2003176945 A JP2003176945 A JP 2003176945A JP 2001375140 A JP2001375140 A JP 2001375140A JP 2001375140 A JP2001375140 A JP 2001375140A JP 2003176945 A JP2003176945 A JP 2003176945A
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JP
Japan
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air
air conditioner
duct
control device
cooling operation
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JP2001375140A
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English (en)
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Daisuke Akemaru
大祐 明丸
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冷房運転終了後、空調装置並びにダクト内部を
乾燥させ、空調吹出し空気の異臭を抑制する。 【解決手段】冷房運転終了後、送風運転を行うととも
に、暖房運転を行い、空調装置並びにダクト内部を乾燥
させ、カビ・雑菌の繁殖を抑制する。これによれば、空
調吹出し空気の異臭を抑制し、室内の快適性を向上でき
る。暖房運転は空調装置をピートポンプで運転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空調装置の吹出し空
気の異臭の原因となる、空調装置内部並びに空調空気吹
出し空気通風路の異臭を防止する技術に関する。鉄道車
両用の空調装置に好適である。
【0002】
【従来の技術】空調装置により冷房運転を行うと、ドレ
ンにより空調装置内部に水が発生する。また、吹出しさ
れた空気も相対湿度が高い。このため、空調装置内部及
びダクトの空調空気通風路は湿った空間となっている。
また、空調装置が冷房運転を停止すると、空調空気通風
路には外部から常温の空気が侵入する。冷房運転により
冷却されている空調装置内部品やダクト内面にこの空気
が触れると、結露を生じる。このような現象により空調
装置内部及びダクト内面に付着した水分にゴミ・ホコリ
が付着、これを温床にしてカビや雑菌が繁殖する。これ
らが発生する異臭が、特に空調装置運転開始直後、室内
に吹出しされて、室内の人間に異臭を感じさせている。
【0003】これに対し、現在は空調装置内部や吹出し
ダクト内部を清掃したり、雑菌の繁殖を抑制する薬剤を
塗布する方法が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では手
間や費用がかかる割に効果が持続しにくいのが実状であ
る。
【0005】特に、鉄道車両では空調装置から室内の各
所に均等に空気を吹出さなければならないので、ダクト
がある。ダクトの距離は長く、異臭が発生しやすい。そ
の清掃は困難である。
【0006】本発明の目的は、簡単な手段で異臭の発生
を抑制することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、冷房運転終
了後、乾燥運転を行い、カビ・雑菌等の繁殖を抑制する
こと、によって達成できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1か
ら図3により詳細に説明する。1は車両、2は空調装
置、3は空調空気吹出しダクト、4は空調装置から吹出
される空調吹出し空気、5はダクトから吹出されるダク
ト吹出し空気、6は車内から空調装置へのリターン空
気、7は吹出しダクト3内に設置された湿度センサ、8
はダクト内部の温度を検知する温度センサ、9は室内の
温度を検知する温度センサを示す。
【0009】空調装置2は冷房運転時、車両1の内部か
ら車内リターン空気6を吸い込み、冷却した後空調空気
4を吹出す。吹出しダクト3は空調空気4を車両1全体
に吹出し分配している。
【0010】10は室内熱交換器、11は電気ヒータ、
12は室内送風機、13は空調吹出し空気4を吹出しダ
クト3へ運ぶタワミ風道を示す。空調装置2の内部で
は、車両1の客室から吸い込まれた車内リターン空気6
が、室内熱交換器10により冷却された後、室内送風機
により空調空気4として吹出しダクト3に吹出しされて
いる。このとき、室内熱交換器10表面には、車内リタ
ーン空気6に含まれていた水分がドレンとなり付着す
る。また、空調空気4は相対湿度が高く、そのため、吹
出しダクト3及びタワミ風道13の内部は低温で、かつ
湿った雰囲気となっている。
【0011】ここで、冷房運転を停止、室内送風機の運
転も停止すると、車内リターン空気6の取り込み口や空
調空気5の吹出し口から車両1室内の空気が侵入する。
このとき、低温となっている車両ダクト3の内面にこの
空気が触れると結露し、水滴が付着する。そして、この
水滴にゴミ・ホコリが付着し、異臭の原因となる。
【0012】これを抑制するため、鉄道車両としての営
業運転が終了し、回送運転に入る際、冷房運転を停止、
暖房運転に切り換え、乾燥運転を行う。これによって、
空調吹出し空気4は温風となる。さらに、室内送風機1
2の羽根車回転速度をインバータによる周波数変更或い
はモータの極変にて増速し、風量を増加させる。この送
風機の回転数は、冷房運転の際の定常時の送風機の回転
数よりも大きい。
【0013】これにより、空調装置2,吹出しダクト3
(タワミ風道13を含む。)の内部は乾燥し、かつ車両
1の室内温度より高温とすることが出来る。また、空調
装置2,吹出しダクト3(タワミ風道13を含む。)の
内部に水分を介し付着していたゴミ・ホコリも風圧によ
り吹き飛ばす効果がある。
【0014】このため、車内外の空気条件に関らず、異
臭の発生を抑制できるものである。
【0015】この暖房運転は、空調装置2内の電気ヒー
タ11により温風を発生させる方法もあるが、冷凍サイ
クルをヒートポンプサイクルとし、室内熱交換器10自
身を発熱させる方が好ましい。これによれば、冷房運転
時に室内熱交換器10に付着した水分が、より乾燥しや
すくなるためである。
【0016】また、吹出しダクト3内で空調装置2の下
流側であって、空調装置2からなるべく離れた位置に湿
度センサ7を設置する。冷房運転後の暖房運転におい
て、湿度センサ7により検知している空気の湿度が、あ
る一定の値より小さくなるまで、暖房運転を継続する。
これによれば、確実にまた少ないエネルギーで異臭の発
生を抑制できる。
【0017】図1において、モニタ装置や、運行管理装
置や、運転台に設けたスイッチ等から回送指令が出され
る(S11)と、空調装置制御器がこれを受け、冷房運
転を停止する(S13)。室内送風機はそのまま運転を
継続するとともに、羽根車回転速度を増速し、風量を増
加させる(S15)。次に、暖房運転を開始する(S2
1)。この後、吹出しダクト3内の湿度センサ7により
検出された湿度がしきい値以下となり、かつ吹出しダク
ト3内の温度センサ8の検出温度が車内温度センサ9の
検出温度より高くなったとき空調装置の運転を停止する
(S31,S33,S35)。
【0018】吹出しダクト3内の湿度が少なくなった
後、ダクト3内の空気温度が車内の温度よりも高くなる
まで、暖房を継続するので、暖房を終了した後、車内の
冷たい空気がダクト3内に流入して再度結露することが
ないものである。
【0019】この暖房期間は所定時間の経過によって終
了させるようにすることができる。
【0020】この乾燥運転の開始は運転手の指示によっ
て開始してもよいが、回送指令によって自動的にこの乾
燥運転を開始させることができる。これは制御装置によ
って行うことができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、空
調装置内部及びダクト内部を乾燥させているので、カビ
や雑菌の繁殖を抑制し、空調空気の異臭を抑えることが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の乾燥運転のフローチャート
である。
【図2】鉄道車両の空調システムの概略図である。
【図3】空調装置の室内送風機周辺の断面概略図であ
る。
【符号の説明】
2…空調装置、3…空調空気吹出しダクト、8…室内熱
交換器、10…室内送風機。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷房運転の後、空調装置の乾燥運転を行う
    ようにした制御装置を有すること、を特徴とする空調装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記制御装置は鉄道車
    両の回送運転指令を入力する端子を有し、該端子に前記
    回送運転指令が入力されることによって、前記乾燥運転
    を開始すること、を特徴とする空調装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記冷房運転の後の前
    記乾燥運転時の送風機の回転数は、前記冷房運転の際の
    定常時の送風機の回転数よりも大きいこと、を特徴とす
    る空調装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記乾燥運転は前記送
    風機の運転を含む暖房運転によって行うこと、を特徴と
    する空調装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記乾燥運転時の前記
    暖房運転はヒートポンプ運転によって行うこと、を特徴
    とする空調装置。
  6. 【請求項6】請求項4において、空気吹出しダクト内に
    設置することができる湿度センサを有し、該湿度センサ
    の検出値が所定値以下になるまで前記暖房運転を継続さ
    せること、を特徴とする空調装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記空気吹出しダクト
    内に設置することのできる第1の温度センサを有し、前
    記空気吹出しダクトから吹出される部屋に設置すること
    のできる第2の温度センサを有し、 室内の空気の接することのできる第2の湿度センサを有
    し、 湿度センサの検出値が所定値以下になった後、前記第1
    の温度センサの検出値が前記第2の温度検出センサの検
    出値よりも高くなるまで、前記暖房運転を継続させるこ
    と、を特徴とする空調装置。
JP2001375140A 2001-12-10 2001-12-10 空調装置 Abandoned JP2003176945A (ja)

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