JP2008229425A - 室内用除湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回転除湿ロータが搭載された浴室乾燥機では、回転除湿ロータに空気中の水分や水分中に溶けた異臭成分などが付着すると、悪臭が発生してしまうという問題があった。
【解決手段】 クリーニングモードの実行中に、吸引口から吸引された空気が第2ヒータ4000および再生ヒータ40により加熱され、該加熱された空気が回転除湿ロータ10を通過して排出されるので、回転除湿ロータ10に向かう空気が高温になり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質などを活性化させ放出させ、異臭の発生を防止することができる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、回転除湿ロータを備えた室内用除湿装置に関し、詳しくは、室内の構成部材に固定され、室内の空気を室外に排気、及び室内の空気を除湿する室内用除湿装置に関する。
従来の室内用除湿装置としては、例えば浴室乾燥機に除湿機能を組み込んだものが知られている。これは、浴室を暖房する暖房モードの他に、浴室内の空気を循環ファンで吸引させながら、浴室内を除湿する除湿モードを備えている。そして、循環ファンで吸引された浴室内の空気は、回転除湿ロータの除湿通路に担持されている吸着剤で水分が吸着され、浴室内に乾燥した空気として戻される。
また、回転除湿ロータは回転駆動され、たくさんの水分を吸着した除湿通路部分が再生ヒータ(セラミックヒータ)と対応する部分にきたときに、再生ファンによって吸引されヒータにより高温に加熱された空気と回転除湿ロータが熱交換され、回転除湿ロータが高温となり、回転除湿ロータの除湿通路の吸着剤に吸着されている大量の水分が蒸発される。これにより回転除湿ロータが乾燥され回転除湿ロータが再生される。この動作を連続的に行う運転モードが除湿モードであり、この除湿モードの運転を数時間続けることにより浴室内が徐々に除湿されて浴室を完全に乾燥させることができる(特許文献1)。また、特許文献2には、回転除湿ロータの除湿通路に担持されている吸着剤は、ゼオライトやシリカゲルなどから構成されていることが記載されている。
特開2004−93008号公報 特開平5−309771号公報
しかしながら、回転除湿ロータに使用されている吸着剤は、一般的に空気中の水分のみならず異臭物質をも吸着する。このように、吸着剤に異臭物質が吸着されている状態で回転除湿ロータの除湿通路に多湿の空気が通過すると、異臭物質より水分の方に吸着剤に吸着される力(親和性)が強い(高い)ため、吸着された異臭物質が多湿の空気中の水分と置換され、異臭物質が室内に放出されてしまうという問題があった。ここで、この異臭物質は、空気中に存在するものであり、水分と異臭物質とが少しづつ置換される程度であれば何ら問題が生じないが、回転除湿ロータに多くの異臭物質が吸着され、そこに大量の多湿の空気が一気に通過されるような場合には、異臭物質が水分と一気に大量に置換され、使用者が不快に感じさせるほどの異臭が放出される。特に、回転除湿ロータを備えた除湿装置が、梅雨時などの高湿度となる条件下や、また浴室等の多湿の環境下で使用されると、回転除湿ロータに異臭物質が多く吸着されていれば、その異臭物質が水分と一気に置換されて、使用者を不快に感じさせるほどの異臭が放出されるという問題があった。
この問題は室内のすべてにおいて生じる可能性があるが、特に、浴室は異臭の要因となるジエチルヘキサナールやデカナール等の有機物質が居間などの他室に比べて比較的多く存在しているため、回転除湿ロータの除湿通路に比較的早期に多くの異臭物質が吸着されてしまう可能性がある。また、浴室は大量の水分が存在する環境であり、かつ相対湿度が高まる高温の環境下でもあるので俯瞰な濃度の異臭発生が生じる環境としては極めて条件が悪い環境にあるといえる、また、その反面、カビなどが発生しやすい浴室では除湿に対する要求は極めて高いものがあり、この異臭の軽減は非常に多くのユーザから強く望まれている。
ここで、本問題を解決するために、回転除湿ロータに異臭物質が吸着されるのを抑制するために回転除湿ロータの吸着剤の材料を変更したり、吸着剤の異臭物質が接触する機会を減らすようなやり方も考えられるが、このようなやり方だけでは、短時間で異臭物質が多く吸着されてしまうのを抑制できるというだけであり、また、異臭物質の付着を抑制するようにすると必然的に吸着剤に水分も吸着されにくくなり、除湿性能が大きく犠牲になるという問題が新たに生じる。
そこで、本発明は、除湿性能を大きく犠牲にすることなく、強い臭気が発生することのない室内用除湿装置を提供するものである。
本発明のうち第1の態様に係るものは、室内の空気を取入れる吸引口と、吸引口から吸引された空気が通過する際に空気中の水分を吸着する複数の除湿通路からなる回転除湿ロータと、吸引口から吸引され、回転除湿ロータの一部領域の除湿通路を通過する空気を室外へ排出する再生風路と、再生風路に設けられ、回転除湿ロータの上流に設けられた再生ヒータと、再生風路に設けられた再生ファンと、吸引口から吸引され、回転除湿ロータの除湿通路を通過する空気を室内に吹き出す再生風路と別個独立に設けられた循環風路と、循環風路の出口を構成する循環吹出口と、循環風路内に空気を吸引する吸引ファン(たとえば、吸引ファン20など)と、吸引口から吸引される空気を加熱する第2ヒータと、室内用除湿装置を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、室内用除湿装置の運転モードとして、室内に除湿された空気を供給するように、回転除湿ロータを回転させながら、吸引ファン、再生ファン及び再生ヒータを動作させる除湿モードと、回転除湿ロータを回転させながら、再生ファン、再生ヒータ及び第2ヒータを動作させるクリーニングモードを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、クリーニングモードでは回転除湿ロータを回転させながら、再生ファン、再生ヒータ及び第2ヒータを動作させているので、回転除湿ロータが再生ヒータで加熱されるとともに第2ヒータでも加熱されるため、回転除湿ロータの加熱面積を増やすことができたり、加熱温度を高めたりすることが可能になるため、回転除湿ロータに吸着された異臭物質を熱によって活性化させて放出(離脱)させるクリーニングを、短時間で完了させることができる。これにより、回転除湿ロータへの異臭物質の付着をクリーニングで確実に抑制できるため、多湿環境下にあっても室内に異臭物質が一気に大量に噴出されてしまうという問題を解消でき、快適に室内用除湿装置を使用することができる。また、クリーニング時間を短縮できるためクリーニングのための待ち時間を短縮できるだけでなく、第2ヒータをクリーニング時に使用する構成であるため、通常の除湿時には使用されないことから、除湿時においては過大なエネルギ消費を必要としないという実用上優れた効果を奏することができる。
本発明のうち第2の態様に係るものは、第1の態様に係る室内用除湿装置であって、第2ヒータは、再生風路内の回転除湿ロータの上流でかつ近傍に設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、第2ヒータが、再生風路内の回転除湿ロータの上流でかつ近傍に設けられているので、回転除湿ロータに向かう空気が再生ヒータで加熱されるとともに、回転除湿ロータの上流でかつ近傍に設けられた第2ヒータによっても加熱されることにより、再生風路内の回転除湿ロータに向かう空気がより高温となり、その高温になった空気により回転除湿ロータに吸着された異臭物質を高温化することで一層活性化させることができるため速やかに異臭物質を放出(離脱)させ、短時間で回転除湿ロータのクリーニングを完了させることができる。
本発明のうち第3の態様に係るものは、第1の態様に係る室内用除湿装置であって、第2ヒータは、循環風路内の回転除湿ロータの上流でかつ近傍に設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、第2ヒータが、循環風路内の回転除湿ロータの上流でかつ近傍に設けられているので、循環風路に向かう空気が循環風路内の回転除湿ロータの上流でかつ近傍に設けられた第2ヒータにより加熱され、また再生風路に向かう空気が再生ヒータにより加熱され、その加熱された空気により、再生風路および循環風路に亘る広い範囲で、回転除湿ロータに吸着された異臭物質を活性化して放出(離脱)させることができる。このように、再生風路および循環風路に亘る広い範囲で、回転除湿ロータに吸着された異臭物質を放出させることができるので、より短い時間でクリーニングを完了させることができる。また、再生ヒータだけで回転除湿ロータを加熱させるものでは、再生ヒータで回転除湿ロータを一旦加熱しても循環風路内で回転除湿ロータは温度降下させられるが、本発明にあっては第2ヒータによって循環風路内においても回転除湿ロータは継続して加熱されるため温度降下を抑制でき、よって、回転除湿ロータを一層高温にできることから、異臭物質を一層活性化して速やかに放出させることができるものである。
本発明のうち第4態様に係るものは、第1の態様に係る室内用除湿装置であって、第2ヒータは、循環風路内に設けられた暖房ヒータであり、クリーニングモードの実行中に、第2ヒータにより加熱された空気が、循環風路もしくは再生風路の少なくとも一方に導かれるように構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、第2ヒータは、循環風路に設けられた暖房ヒータであり、クリーニングモードの実行中に、第2ヒータにより加熱された空気が、循環風路もしくは再生風路の少なくとも一方に導かれるので、暖房ヒータにより加熱され高温になった空気が循環風路内に導かれ回転除湿ロータに吹き付けられる。これによれば、再生風路および循環風路に亘る広い範囲で、回転除湿ロータに吸着された異臭物質を放出させることができるので、より短い時間でクリーニングを完了させることができる。また、再生ヒータだけで回転除湿ロータを加熱させるものでは、再生ヒータで回転除湿ロータを一旦加熱しても循環風路内で回転除湿ロータは温度降下させられるが、本発明にあっては暖房ヒータによって加熱された空気によって循環風路内においても回転除湿ロータは継続して加熱されるため温度降下を抑制でき、よって、回転除湿ロータを一層高温にできることから、異臭物質を一層活性化して速やかに放出させることができるものである。一方で、第2ヒータによって加熱された空気を再生風路内に導く場合にあっては、暖房ヒータにより加熱された空気を、さらに再生ヒータでも加熱することができるため、空気を一層高温にすることができ、この高温の空気によって回転除湿ロータに吸着された異臭物質を一層活性化して速やかに放出(離脱)させることができる。よって、短時間で回転除湿ロータのクリーニングを完了させることができる。
本発明のうち第5態様に係るものは、第4の態様に係る室内用除湿装置であって、循環吹出口から吹き出される空気を、循環風路もしくは再生風路の少なくとも一方内に導く連結風路を備え、クリーニングモードの実行中に、第2ヒータにより加熱された空気が、連結風路を介して、循環風路もしくは再生風路の少なくとも一方内に導かれることを特徴とする。
この構成によれば、循環吹出口から吹き出される空気を、循環風路もしくは再生風路の少なくとも一方内に導く連結風路が備えられているので、暖房ヒータにより加熱され循環吹出口から吹き出された空気を循環風路もしくは再生風路に確実に導くことができ、また、温度降下も抑制できることからクリーニング性能を高めることができる。
本発明のうち第6態様に係るものは、第4の態様に係る室内用除湿装置であって、クリーニングモードの実行中に、第2ヒータにより加熱された空気の一部が、ダクト形状に形成された循環再生連結風路に導かれ、該循環再生連結風路には、循環風路口と再生風路口が設けられ、循環風路口から循環風路内に、再生風路口から再生風路内に第2ヒータにより加熱された空気が導かれるように構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、クリーニングモードの実行中に、暖房ヒータにより加熱された空気の一部が、ダクト形状に形成された循環再生連結風路に導かれ、該循環再生連結風路には、循環風路口と再生風路口が設けられ、循環風路口から循環風路内に、再生風路口から再生風路内に暖房ヒータにより加熱された空気が導かれるので、暖房ヒータにより加熱され高温になった空気の一部が循環風路内の回転除湿ロータに高温を維持した状態で確実に吹き付けられ、また暖房ヒータにより加熱されさらに再生ヒータで加熱された空気が再生風路内の回転除湿ロータに一層高温化された状態で確実に吹き付けられることから、循環風路および再生風路に亘る広い範囲で、回転除湿ロータに吸着された異臭物質を活性化して速やかに放出(離脱)させることができる。よって、より短時間で確実に回転除湿ロータのクリーニングを完了させることができる。
本発明のうち第7態様に係るものは、第4の態様に係る室内用除湿装置であって、クリーニングモード実行中の吸引ファンの回転数は、除湿モード実行中の吸引ファンの回転数より低いことを特徴とする。
この構成によれば、クリーニングモード実行中の吸引ファンの回転数を、除湿モード実行中の吸引ファンの回転数より低くしているので、循環吹出口から吹出される空気がより循環風路もしくは再生風路に導きやすくなる。つまり、クリーニングモード実行中の吸引ファンの回転数を、除湿モード実行中の吸引ファンの回転数と同等の回転数で行えば、循環吹出口から吹出される空気の勢いが強くなり、循環吹出口から吹出される空気が循環風路から遠ざかり、それらの空気を吸引ファンにより循環風路内に引き込むことが難しくなるが、本発明のように、クリーニングモード実行中の吸引ファンの回転数を、除湿モード実行中の吸引ファンの回転数より低くすることにより、循環吹出口から吹出される空気が循環吹出口付近に滞留し、その空気を吸引ファンにより循環風路もしくは再生風路に導きやすくすることができる。
本発明のうち第8態様に係るものは、第4の態様に係る室内用除湿装置であって、室内に吹き出される空気の向きを調整する可動ルーバが設けられ、クリーニングモードの実行中は、第2ヒータにより加熱された空気を、循環風路もしくは再生風路の少なくとも一方に導かれるように可動ルーバの向きを切り換えることを特徴とする。
この構成によれば、クリーニングモードの実行中は、第2ヒータにより加熱された空気を、循環風路もしくは再生風路の少なくとも一方に導かれるように可動ルーバの向きが切り換えられるので、暖房ヒータにより加熱され循環吹出口から吹き出された空気が循環風路もしくは再生風路に導きやすくすることができ、暖房ヒータにより加熱され高温になった空気が循環風路内もしくは再生風路内に導かれ回転除湿ロータに吹き付けられる。これにより、再生風路および循環風路に亘る広い範囲で、回転除湿ロータに吸着された異臭物質を放出させることができるので、より短い時間でクリーニングを完了させることができる。また、再生ヒータだけで回転除湿ロータを加熱させるものでは、再生ヒータで回転除湿ロータを一旦加熱しても循環風路内で回転除湿ロータは温度降下させられるが、本発明にあっては暖房ヒータによって加熱された空気によって循環風路内においても回転除湿ロータは継続して加熱されるため温度降下を抑制でき、よって、回転除湿ロータを一層高温にできることから、異臭物質を一層活性化して速やかに放出させることができるものである。一方で、第2ヒータによって加熱された空気を再生風路内に導く場合にあっては、暖房ヒータにより加熱された空気を、さらに再生ヒータでも加熱することができるため、空気を一層高温にすることができ、この高温の空気によって回転除湿ロータに吸着された異臭物質を一層活性化して速やかに放出(離脱)させることができる。よって、短時間で回転除湿ロータのクリーニングを完了させることができる。
本発明のうち第9態様に係るものは、第6の態様に係る室内用除湿装置であって、循環吹出口から吹き出される空気のうち、循環再生連結風路内に導かれる空気の量を調整するための循環再生風路ダンパをさらに備え、クリーニングモードの実行中は、循環吹出口から吹き出される空気が、循環再生連結風路内に導かれる方向に循環再生風路ダンパを切り換えることを特徴とする。
この構成によれば、クリーニングモードの実行中は、循環吹出口から吹き出される空気が、循環再生連結風路内に導かれる方向に循環再生風路ダンパを切り換えるので、暖房ヒータにより加熱され循環吹出口から吹き出された空気を循環風路もしくは再生風路に導きやすくすることができ、暖房ヒータにより加熱され高温になった空気の一部が循環風路内の回転除湿ロータに高温を維持した状態で確実に吹き付けられ、また暖房ヒータにより加熱されさらに再生ヒータで加熱された空気が再生風路内の回転除湿ロータに一層高温化された状態で確実に吹き付けられることから、循環風路および再生風路に亘る広い範囲で、回転除湿ロータに吸着された異臭物質を活性化して速やかに放出(離脱)させることができる。よって、より短時間で確実に回転除湿ロータのクリーニングを完了させることができる。
本発明のうち第10態様に係るものは、第5の態様に係る室内用除湿装置であって、室内に吹き出される空気の向きを調整する可動ルーバが設けられ、クリーニングモードの実行中に、第2ヒータにより加熱された空気を、連結風路に導かれるように可動ルーバの向きを切り換えることを特徴とする
この構成によれば、クリーニングモードの実行中に、第2ヒータにより加熱された空気が、連結風路に導かれるように可動ルーバの向きを切り換えられるので、暖房ヒータにより加熱され循環吹出口から吹き出された空気が循環風路もしくは再生風路に導きやすくすることができ、暖房ヒータにより加熱され高温になった空気が循環風路内もしくは再生風路内に導かれ回転除湿ロータに吹き付けられる。これにより、再生風路および循環風路に亘る広い範囲で、回転除湿ロータに吸着された異臭物質を放出させることができるので、より短い時間でクリーニングを完了させることができる。また、再生ヒータだけで回転除湿ロータを加熱させるものでは、再生ヒータで回転除湿ロータを一旦加熱しても循環風路内で回転除湿ロータは温度降下させられるが、本発明にあっては暖房ヒータによって加熱された空気によって循環風路内においても回転除湿ロータは継続して加熱されるため温度降下を抑制でき、よって、回転除湿ロータを一層高温にできることから、異臭物質を一層活性化して速やかに放出させることができるものである。一方で、第2ヒータによって加熱された空気を再生風路内に導く場合にあっては、暖房ヒータにより加熱された空気を、さらに再生ヒータでも加熱することができるため、空気を一層高温にすることができ、この高温の空気によって回転除湿ロータに吸着された異臭物質を一層活性化して速やかに放出(離脱)させることができる。よって、短時間で回転除湿ロータのクリーニングを完了させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る室内用除湿装置である除湿機能付き浴室乾燥機(以下、「浴室乾燥機」と略記する)について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る浴室乾燥機の使用形態の一例を示す。
本実施形態に係る浴室乾燥機1は、浴室400の天井裏に設置される。この浴室乾燥機1は、浴室400内の乾燥、暖房或いは除湿など、様々なことを行うことができる。
浴室乾燥機1には、ケース503に収納される乾燥機本体501があり、乾燥機本体501には、乾燥機本体501の下面の少なくとも一部を覆うカバーとして後述する表面グリル509が取り付けられている。ケース503は、直方体状の箱となっているが、形状はそれに限らず種々の形状を採用し得る。
乾燥機本体501の一側面には、浴室400内から吸われた空気を浴室乾燥機1の外に排出するための図示しない排気口101があり、ケース503には、その排気口101から排出される空気が流れる排気ダクト(排気管)が取り付けられる。
図2は、浴室乾燥機の制御系を示すブロック図である。制御装置519は、例えば、CPU625やメモリ621を備えている。CPU625は、例えば、操作パネル700、温度センサ551A、551B及び湿度センサ553のうちの少なくとも一つから信号を受けた場合、その信号をもとに、吸引ファン用モータ541、再生ファン用モータ535、除湿ロータ用モータ60、切換ダンパ用モータ611、暖房ヒータ30、再生ヒータ40、補助ヒータ4000及びルーバ用モータ623のうちの少なくとも一つを必要に応じて制御することができる。換言すれば、例えば、CPU625は、吸引ファン20の回転、再生ファン50の回転、回転除湿ロータ10の回転、切換ダンパ70の開閉の度合い、暖房ヒータ30による発熱、再生ヒータ40による発熱、補助ヒータ4000による加熱及び可動ルーバ505を制御することができる。
図3は、操作パネル700の一例を示す。操作パネル700は、浴室乾燥機1のユーザインタフェース(例えばリモートコントローラ)である。操作パネル700には、浴室乾燥機1が実行できる複数の運転モードにそれぞれ対応した複数の運転モードスイッチが備えられている。具体的には、例えば、「換気」、「衣類乾燥」、「浴室除湿」、「暖房」、および「涼風」などの運転モードにそれぞれ対応した運転モードスイッチ(運転モードボタン)が搭載されている。ユーザは、浴室乾燥機1に実行してもらいたい運転モードに対応した運転モードスイッチを操作することにより、所望の運転モードを浴室乾燥機1に実行させることができる。
制御装置519は、操作パネル700の或る運転モードスイッチの投入信号を受けた場合、温度センサ551A、551B及び湿度センサ553のうちの少なくとも一つの検出結果(例えば相対湿度)から、吸引ファン20、暖房ヒータ30、再生ヒータ40、補助ヒータ4000、再生ファン50、除湿ロータ用モータ60及び切換ダンパ70のうちの少なくとも一つを制御し、それにより、投入されたスイッチに対応する運転モードを実行する。
ここで、本実施形態における浴室乾燥機の運転モードには、大きく分けて「換気」モードと「循環」モードとがある。「換気」モードは、浴室内の空気を外部へ排気することを目的とするモードである。「循環」モードは、空気を循環させて、浴室内を乾燥させることを目的とするモードであり、複数の動作モードが含まれる。例えば、本実施形態では、以下に説明する「衣類乾燥」モード、「浴室除湿」モード、「暖房」モード、及び「涼風」モードが「循環」モードに含まれる。
また、操作パネル700には、液晶表示部701を用いて運転時間、運転開始時刻、運転終了時刻を設定できるようになっている。使用者は、指示スイッチ702a、702bを用いて、この液晶表示部701に表示されている運転時間、運転開始時刻、運転終了時刻のいずれかにカーソルを持っていき、それぞれ運転時間、運転開始時刻、運転終了時刻を設定することができる。そして、設定が終了すると確定スイッチ703を操作(押圧)することにより、その内容が登録される。なお、終了スイッチ704は、浴室乾燥機1の運転を終了するときに用いられるスイッチである。
以下、図4〜図8を参照して、各運転モードにおける空気の流れなどについて説明する。
図4は、「除湿」モードの場合のダンパの状態や空気の流れを示す動作図であり、図5は、「除湿」モードの場合のヒータの状態や空気の流れなどを説明するための説明図である。
まず、図4などを用いて、浴室乾燥機1の構成の概要について説明する。
乾燥機本体501の表面側(下面)には、浴室400内への空気の循環吹出口754と、その循環吹出口754からの風の向きを調節する可動ルーバ505とが備えられる。
乾燥機本体501の表面側(下面)と表面グリル509との間には、或る程度の隙間があり、その隙間が、浴室乾燥機1にとっての吸込口755となっている。
換言すれば、浴室乾燥機1の側面全て或いは一部に、吸込口755が設けられ、いわゆる側面吸気が行われるようになっている。吸込口755から吸い込まれた空気は、乾燥機本体501の下面から乾燥機本体501の内部に入る。
乾燥機本体501からの空気の吹出口である循環吹出口754に、可動ルーバ505があり、可動ルーバ505の近傍に、可動ルーバ505を駆動するモータ(以下、ルーバ用モータ)が備えられる。
乾燥機本体501の内部には、回転除湿ロータ10、再生ヒータ40及び補助ヒータ4000が搭載されている。
本実施形態では、乾燥機本体501の表面側(下面)に、空気の吸込口(以下、浴室乾燥機1の側面の吸込口755と混同しないようにするため、「本体吸込口」という言葉を用いる)が設けられ、上記側面吸気された空気が本体吸込口を介して乾燥機本体501に吸い込まれる。本体吸込口は、例えば、吸引ファン20が回転することによって吸い込まれる空気の吸込口(以下、吸引ファン吸込口756)と、再生ファン50が回転することによって吸い込まれる空気の吸込口(以下、再生ファン吸込口757)とに仕切ることができる(仕切ることなく一つの共通の吸込口とされてもよい)。
ケース503の内部に、浴室乾燥機1の種々の構成要素(例えば、吸引ファン20や、その吸引ファン20を駆動するためのモータ(以下、吸引ファン用モータ541など)が備えられる。この吸引ファン20から吹出された空気が、排気風路100を経て、排気口101から排気ダクト(排気管)へ排出される。
ケース503の内部には、再生ファン50を駆動するためのモータ(以下、再生ファン用モータ535)と、浴室乾燥機1の種々の構成要素を制御するための制御装置519とが備えられる。
浴室乾燥機1内に、回転除湿ロータ10、除湿ロータ用モータ60、再生ヒータ40、吸引ファン20及び吸引ファン用モータ541、可動ルーバ505、暖房ヒータ30、切換ダンパ70、切換ダンパ用モータ611、再生ファン50及び再生ファン用モータ535が備えられている。乾燥機本体501内には、循環風路900と再生風路200とが形成されている。
これにより、吸引ファン20及び再生ファン50のうち吸引ファン20のみを回転させた場合には、浴室乾燥機1の側面にある吸込口755から吸引ファン吸込口756を経て回転除湿ロータ10を介して上流へと空気が吸引される。吸引ファン20及び再生ファン50の両方を回転させた場合には、浴室乾燥機1の側面にある吸込口755から吸い込まれた空気の一部が吸引ファン吸込口756を経て回転除湿ロータ10を介して上流へと吸引され、残りの一部が再生ファン吸込口757を経て回転除湿ロータ10を介して再生風路200へと吸引される。以下、これらの点や各構成要素について詳細に説明する。
回転除湿ロータ10は、円盤状のデシカント部材であり、上下方向に空気が通過できるような風路を有している(例えば上下方向に貫けた多数の孔がある)。具体的には、例えば、回転除湿ロータ10は、水分を吸着するための吸着剤(例えば、ゼオライト及び/又はシリカゲル)が担持された、セラミックス製のペーパであり、いわゆるハニカム構造になっている。つまり、回転除湿ロータ10の上下方向の空気が通過する風路は、細かく区切られた複数の風路の集合となっていて、各風路で水分の吸着が行われる。回転除湿ロータ10の直径は、例えば150乃至300ミリメータ程度であり、その厚みは15乃至50ミリメータ程度である。回転除湿ロータ10は、乾燥機本体501の表面側(下面)にある本体吸込口の付近に設けられ、本体吸込口から入った空気の全部或いは大部分が通るようなサイズに構成されている。
除湿ロータ用モータ60は、回転除湿ロータ10の中心を回転軸として回転除湿ロータ10を回転させるモータである。
再生ヒータ40は、回転除湿ロータ10の上流、例えば、回転除湿ロータ10の表面側(下面)の或る部分の真下に搭載される。再生ヒータ40の水平方向のサイズは、回転除湿ロータ10の水平方向のサイズよりも小さい(例えば回転除湿ロータ10の水平方向サイズの4分の1以下である)。再生ヒータ40の発熱により、回転除湿ロータ10が、吸着した水分を放出し、それにより、回転除湿ロータ10の除湿能力が再生する。具体的には、回転除湿ロータ10を回転させつつ再生ヒータ40が発熱すれば、再生ヒータ40により加熱された空気が回転除湿ロータ10を通ることにより、回転除湿ロータ10の各部で吸着した水分が放出されるので、水分を吸着したことによって低下した回転除湿ロータ10の除湿能力を再生することができる(その際、再生ファン50を回転させることにより、回転除湿ロータ10から放出された水分を浴室外へ排出することができる)。また、再生ヒータ40が発熱することにより、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を放出させることもできる。
吸引ファン20の上に吸引ファン用モータ541が取り付けられている。吸引ファン20は、例えば遠心型のファンであり、吸引ファン用モータ541の駆動により回転する。この吸引ファン20が回転することにより、浴室乾燥機1の側面にある吸込口755から浴室内の空気が吸われ、その吸われた空気が、吸引ファン吸込口756から回転除湿ロータ10を介して上方へと流れる。上方へと流れたその空気は、切換ダンパ70の開閉状態に応じて、排気風路100と循環風路900の下流部900Bとのうちの少なくとも一方に流れる。なお、回転除湿ロータ10よりも上流の空気の温度を検出するための温度センサ551Aと、その空気の相対湿度を検出するための湿度センサ553が、回転除湿ロータ10と本体吸込口との間の空間における所定の場所に備えられる。具体的には、例えば、各センサ551A、553は、再生ヒータ40の高さ位置と同程度の位置に備えられる。
吸引ファン20により回転除湿ロータ10を介して吸われた空気は、吸引ファン20から左側にかけた空間に流れる(図4参照)。吸引ファン20の左隣には、更に左へと延設され途中から下へと延びた循環風路900が設けられている。循環風路900は、左へと延設された部分(換言すれば、吸引ファン20の左隣の空間)である上流部(以下、循環風路上流部)900Aと、上流部900Aから下へと延びた下流部(以下、循環風路下流部)900Bとで構成することができる。循環風路上流部900Aは、循環風路下流部900Bと、左方向の排気口101へと延びた排気風路100とに分岐している。排気風路100を流れる空気は、排気口101及び排気ダクト(排気管)を介し浴室外に排出される。一方、循環風路下流部900Bを流れる空気は、循環吹出口754から浴室内に排出される。吸引ファン20の左に流れた空気が排気風路100と循環風路下流部900Bとのどちら又は両方に流れるかは、循環風路上流部900A(吸引ファン20の左隣空間)に設けられた切換ダンパ70の開閉状態によって決まる。切換ダンパ70の開閉状態は、切換ダンパ用モータ611の駆動を制御することにより、調節することができる。
循環風路900の下流側(例えば循環吹出口754の付近)に、暖房ヒータ30が備えられる。暖房ヒータ30が発熱することにより、暖房ヒータ30を通る空気が暖められ、暖められた空気が、循環吹出口754から浴室内へと出される。なお、暖められた空気の温度を検出するための温度センサ551Bが所定の場所に備えられる。具体的には、例えば、温度センサ551Bは、暖房ヒータ30の下流側、より具体的には、例えば、暖房ヒータ30と可動ルーバ505との間に備えられる。暖房ヒータ30や再生ヒータ40としては、種々のヒータを採用し得るが、例えば、PTC(Positive Temperature Coefficient:正温度係数)ヒータを用いることができる。PTCヒータは、抵抗体の電気抵抗値が、温度上昇と共に増加するために、自己温度制御性を有する。
排気風路100の途中(例えば排気口101の近傍)は、再生風路200と合流する。すなわち、再生風路200は、回転除湿ロータ10の下流側の或る位置で排気風路100と合流し、そのまま上へと延びて。排気口101及び排気ダクトを介し浴室外に排出される(図4参照)。
再生ファン50には再生ファン用モータ535が取り付けられている。再生ファン50は、例えば遠心型のファンであり、再生ファン用モータ535の駆動により回転する。この再生ファン50が回転することにより、浴室乾燥機1の側面にある吸込口755から浴室内の空気が吸われ、その吸われた空気が、再生ファン吸込口757から再生ヒータ40を通り回転除湿ロータ10を介して上流へと流れる。上流へと流れたその空気は、再生風路200へと流れる。
次に、図4及び図5を用いて、「除湿」モードの場合のダンパの状態や空気の流れについて説明する。制御装置519は、「除湿」モードの場合、図4および図5に示すように、回転除湿ロータ10を或る回転速度(例えば、毎分0.5回転程度)で回転させる。また、制御装置519は、吸引ファン20及び回転除湿ロータ10を回転させ、切換ダンパ70を全閉状態(排気風路100の入口を完全に遮断し、吸引ファン20の左側の空間に出た空気の全てが循環風路下流部900Bに流れる状態)にし、暖房ヒータ30の電源をオフ状態とする。また、制御装置519は、再生ファン50を回転させ、再生ヒータ40の電源をオン状態とする。これにより、矢印A、B、C及びDに示すように、浴室内の空気が除湿されつつ循環し、また、矢印F、G及びHに示すように、多湿の空気が再生風路200から排気ダクト(排気管)を介して浴室外に排出される。つまり、「除湿」モードによれば、浴室から多湿の空気を吸引し、回転除湿ロータ10で水分を吸着することにより湿気の少なくなった空気を浴室に吹出するようになっており、その間、水分を吸着することにより低下した回転除湿ロータ10の除湿能力が再生ヒータ40により再生されるので、浴室内を除湿することができる。補助ヒータ4000は、後述するクリーニングモード時に使用するヒータであり、補助ヒータ4000の「ON」、「OFF」のタイミングについては、図9を用いて後述する。
なお、例えば、再生ヒータ40に、発熱量を調節できる機能が搭載されているような場合には、電源オン状態の代わりに所定量以上の発熱、電源オフ状態の代わりに所定量以下の発熱という制御を行っても良い。
図6は、「衣類乾燥」モード及び「涼風」モードの場合のダンパの状態や空気の流れを示す動作図である。
制御装置519は、「衣類乾燥」モードの場合、図6に示すように、吸引ファン20を回転させるが、回転除湿ロータ10及び再生ファン50を回転させない。また、制御装置519は、暖房ヒータ30の電源をオン状態とするが、再生ヒータ40の電源はオフ状態とする。さらに、制御装置519は、切換ダンパ70を半開状態(排気風路100の入口と循環風路下流部900B入口との両方を完全には遮断せず、循環風路上流部900Aに出た空気の一部が排気風路100に流れ残りの一部が循環風路下流部900Bに流れる状態)にする。これにより、「衣類乾燥」モードによれば、矢印A、B、C、E及びHに示すように、吸引ファン20に吸われた空気の一部が排気風路100から排気ダクト(排気管)を介して浴室外に排出され、矢印A、B、C及びDに示すように、浴室内の空気を加熱しながら循環させることで、浴室内に干された衣類の乾燥を促進させることができる(しかし、「除湿」モードと違って、回転除湿ロータ10及び再生ファン50は回転せず再生ヒータ40の発熱が行われないので、回転除湿ロータ10の再生は行われない)。
なお、「涼風」モードの場合は、暖房ヒータ30の電源もオフ状態とされる点が「衣類乾燥」モードの場合と異なるが、他は同じである。
図7は、「暖房」モードの場合のダンパの状態や空気の流れを示す動作図である。
制御装置519は、「暖房」モードの場合、図7に示すように、吸引ファン20を回転させるが、回転除湿ロータ10及び再生ファン50を回転させない。また、制御装置519は、暖房ヒータ30の電源をオン状態とするが、再生ヒータ40の電源はオフ状態とする。さらに、制御装置519は、切換ダンパ70を全閉状態(排気風路100の入口を完全に遮断し、吸引ファン20の左側の空間に出た空気の全てが循環風路下流部900Bに流れる状態)にする。これにより、「暖房」モードでは、矢印A、B、C及びDに示すように、浴室内の空気が暖められつつ循環する(「暖房」モードでも、回転除湿ロータ10及び再生ファン50は回転せず再生ヒータ40の発熱が行われないので、回転除湿ロータ10の再生は行われない)。
図8は、「換気」モードの場合のダンパの状態や空気の流れを示す動作図である。
制御装置519は、「換気」モードの場合、図8に示すように、吸引ファン20を回転させるが、回転除湿ロータ10及び再生ファン50を回転させない。また、制御装置519は、暖房ヒータ30の電源も再生ヒータ40の電源もオフ状態とする。さらに、制御装置519は、切換ダンパ70を全開状態(循環風路下流部900Bの入口を完全に遮断し、循環風路上流部900Aに出た空気の全てが排気風路100に流れる状態)とする。これにより、「換気」モードでは、矢印A、B、C、E及びHに示すように、浴室内の空気が排気風路100から排気ダクト(排気管)を経て浴室外に排出される(「換気」モードでも、回転除湿ロータ10及び再生ファン50は回転せず再生ヒータ40の発熱が行われないので、回転除湿ロータ10の再生は行われない)。なお、「換気」モードでは、吸引ファン20の回転に代えて又は加えて、再生ファン50を回転させてもよい。
上述するように、本実施形態に係る浴室乾燥機は、「除湿」モード以外のモードで運転を行った場合でも、吸引ファン20を回転することで、浴室内の空気が回転除湿ロータ10を通過して循環風路900へと吸い込まれる。従って、「除湿」モード以外のモードで運転を行うと、回転除湿ロータ10には空気中の水分だけでなく、異臭物質が吸着される。これを放置すると、回転除湿ロータ10の除湿能力が低下したり、悪臭やカビが発生したりする原因となる。特に、運転モードの開始時に、回転除湿ロータ10に多湿の空気が吸い込まれることにより、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質が一気に大量に排出される。そこで、本実施形態に係る浴室乾燥機は、回転除湿ロータ10のクリーニングを行うクリーニングモードを備えている。
次に、図9を用いて、クリーニングモードが行われるタイミングについて説明する。
図9は、本発明の一実施形態における浴室乾燥機のクリーニングモードが行われるタイミングを示すフローチャートである。
(運転モード選択時)
まず、S1において、「F(フラグ)=0」かが判断される。そして、「Y(YES)」の場合は、S2に進み、運転モードが選択されたかが判断される。この運転モードが選択されたか否かは、図3に示す「換気スイッチ」、「衣類乾燥スイッチ」、「浴室除湿スイッチ」、「暖房スイッチ」、または「涼風スイッチ」が操作(押圧)されたかにより判断される。なお、このS2で運転モードが選択されたかは、押圧されたタイミングをもって、「Y」と判断される。そして、S2で「Y」と判断された場合には、S3に進み、運転モードが一時休止される。すなわち、図2に示す「換気スイッチ」、「衣類乾燥スイッチ」、「浴室除湿スイッチ」、「暖房スイッチ」、または「涼風スイッチ」のいずれかのスイッチが押圧されると、本来、その運転モードに応じた運転が開始されるが、S3によりその運転を一時休止させている。すなわち、運転モードの開始をクリーニングが完了するまで一時的に休止させている。そして、S4により「F=1」に設定され、再度、S1に進む。このように、運転開始時に運転モードを一時休止させているのは、運転開始時に、回転除湿ロータ10に多湿の空気が吸い込まれると、回転除湿ロータ10に吸着された臭気物質が一気に放出され、使用者の異臭による不快感を与えるからである。
次に、再度S1において「F=0」かが再度判断される。ここで、S4により「F=1」に設定されているのでS1により「N(NO)」と判断され、S5に進む。そして、S5により「F=1」かが判断され、S4により「F=1」に設定されているので、S5により「Y」と判断され、S6により高速クリーニング時間(TB)が設定され、S7によりクリーニングが実行される。なお、この高速クリーニング時間(TB)は、後述する集中クリーニング時間より短い時間である。つまり、運転モードの選択時では、運転モードの開始をクリーニングが完了するまで一時的に休止させているため、あまり長い時間クリーニングを行うと、使用者が運転モードが開始しないことに不満を感じるおそれがあるので、運転モード選択時では短い時間を設定している。このように、運転モードの開始時には、後述する集中クリーニング時間(TC)より短い高速クリーニング時間(TB)が設定されているが、この高速クリーニング時間(TB)のクリーニングであっても、クリーニング開始時に大量の異臭物質が回転除湿ロータ10から放出されることにより、使用者に異臭による不快感を生じさせないようにすることができる。
このS7のクリーニングの実行では、再生ファン50、再生ヒータ40および補助ヒータ4000が「ON」され、再生ヒータ40で空気が加熱されるのみならず補助ヒータ4000でも空気が加熱されることにより、回転除湿ロータ10に向かう空気がより高温になり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化させ放出(離脱)させ、異臭物質を除去することができる。そして、S8に進み、S8より、クリーニングが終了したかが判断され、クリーニングが終了していない、すなわち、高速クリーニング時間(TB)分のクリーニングが行われていないと判断された場合には、S7に進み、高速クリーニング時間(TB)分のクリーニングが終了するまで、S8→S7→B8のループが行われる。そして、S8によりクリーニングが終了したと判断された場合には、S9により、クリーニングタイマー(TA)がスタートされる。このクリーニングタイマー(TA)は、後述するように、クリーニングが終了した後1時間ごとにクリーニングを行う時間を計時するためのタイマーである。その後、S10により、運転モードが休止しているかが判断され、S3により運転モードが一時休止しているので、S10により「Y」と判断され、S11により運転モードが運転モードの休止が解除され、運転モードが再開され、S12により「F=0」に設定され、再度S1に進む。これにより、S3により休止していた運転モードが再開される。
(運転モード実行時)
S1において、「F=0」かが再度判断され、S12により「F=0」に設定されているのでS1により「Y」と判断され、S2に進む。そして、S2により、運転モードが選択されたかが判断される。この運転モードが選択されたかの判断は、運転モードが選択されたタイミングをもって判断されるため、S2により「N」と判断され、S13に進む。
S13において、運転モードが実行中かが判断される。本実施形態では、S2で運転モードが開始され、S11により運転モードが再開されている状態で、後述するS14により運転モードが終了したとまだ判断されていないので、S13により「Y」と判断され、S14に進む。
S14において、運転モードが終了したかが判断される。この運転モードが終了したかは、図3に示す終了スイッチ704が操作(押圧)されたかにより判断される。S14により運転モードが終了していると判断されていない場合には、S15に進む。なお、本実施形態では、運転モードが終了したかを、終了スイッチ704が操作(押圧)されたかにより判断したが、これに限らず、図3に示す操作パネル700により設定された運転終了時刻が経過することにより運転モードが終了したと判断してもよいし、運転モードのスイッチが押圧されてから一定時間経過することにより運転モードが終了したと判断してもよい。
S15において、クリーニングタイマー(TA)が1時間経過しているかが判断される。そして、クリーニングタイマー(TA)が1時間経過していない場合はS15により「N」判断され、再度S1に進む。そして、S1により「F=0」かが判断され、S12により「F=0」に設定されているので、S1により「Y」と判断され、S2により、運転モードが選択されたかが判断され、S2により「N」と判断され、S13により、運転モードが実行中かが判断され、まだ運転モードが実行中の場合はS13により「Y」と判断され、S14により運転モードが終了したか、すなわち終了スイッチ704が押圧されたが判断され、S14により運転モードが終了していると判断されない場合には、S15に進む。その後、S15において、クリーニングタイマー(TA)が1時間経過しているかが判断され、運転モードが終了していない場合は、クリーニングモードタイマー(TA)が1時間を経過するまで、このS15→S1→S2→S13→S14→S15のループが行われる。そして、S15により、クリーニングタイマー(TA)が1時間経過したと判断された場合には、S16に進み、S16により「F=1」が設定され、再度S1に進む。このように、運転モードの実行中では、運転モードを一時停止していない(S3の処理がない)。これにより、運転モード実行中では、運転モードを一時休止せずに回転除湿ロータ10のクリーニングが行われる。これは、運転モードの実行中では、回転除湿ロータ10にはあまり異臭物質が蓄積されておらず、運転モードを実行しても、特に異臭物質が大量に放出される可能性が少ないからである。
次に、S1において、「F=0」かが再度判断され、S16により「F=1」に設定されているのでS1により「N(NO)」と判断され、S5に進む。そして、S5により「F=1」かが判断され、S16により「F=1」に設定されているので、S5により「Y」と判断され、S6により高速クリーニング時間(TB)が設定され、S7によりクリーニングが実行される。なお、この高速クリーニング時間(TB)は、上述したように後述する集中クリーニング時間(TB)より短い時間が設定されている。これは、運転モードの実行中にクリーニングを行うのは、回転除湿ロータ10に異臭物質が大量に蓄積されることを防止するためであり、この目的を達成させるためにはそれほど長い時間クリーニングを行う必要がないからである。すなわち、運転モードの実行中は常に回転除湿ロータ10に空気が通過して異臭物質が吸着されているため、長時間のクリーニングを行っても異臭物質を完全に除去することはできない。しかし、大量の異臭物質の蓄積を防止するためには、短時間のクリーニングを行えば十分であり、むしろ、短い高速クリーニング時間(TB)のクリーニングを行うことにより、不必要な電力を使用せず省エネ化を図ることができる。このように回転除湿ロータ10への大量の異臭物質の蓄積を防止することにより、後述する運転終了時のクリーニングで迅速に異臭物質を除去することが可能となる。
このS7により実行されるクリーニングでは、再生ヒータ40および補助ヒータ4000が「ON」され、再生ヒータ40で空気が加熱されるのみならず補助ヒータ4000でも空気が加熱されることにより、回転除湿ロータ10に向かう空気がより高温になり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化させ放出(離脱)させ、異臭物質を排出させている。そして、S8により、高速クリーニング時間(TB)分のクリーニングが行われていないと判断された場合には、S7に進み、高速クリーニング時間(TB)分のクリーニングが終了するまで、S8→S7→B8のループが行われる。そして、S8によりクリーニングが終了したと判断された場合には、S9により、クリーニングタイマー(TA)がスタートされる。このクリーニングタイマー(TA)は、上述したように、クリーニングが終了した後1時間ごとにクリーニングを行う時間を計時するためのタイマーである。その後、S10により、運転モードが休止しているかが判断され、上述したように運転モード実行時には運転モードが一時休止していないので「N」と判断され、S12により「F=0」に設定され、再度、S1に進む。
(運転終了時)
S1において、「F=0」かが再度判断され、S12により「F=0」に設定されているので「Y」となり、S2に進む。S2では、運転モードが選択されたかが判断される。この運転モードが選択されたかの判断は、運転モードが選択されたタイミングをもって判断されるため、S2により「N」と判断され、S13に進む。
S13において、運転モードが実行中かが判断される。本実施形態では、S2で運転モードが選択され、S11により運転モードの休止が解除され再開されているので、またS14により運転モードが終了しているとまだ判断されていないので、S13により「Y」と判断され、S14に進む。
S14において、運転モードが終了したかが判断される。この運転モードが終了したかは、図3に示す終了スイッチ704が押圧されたかにより判断される。ここで、S14により、運転モードが終了したと判断された場合には、S17に進み、「F=2」に設定され、再度S1に進む。なお、本実施形態では、運転モードの終了を終了スイッチ704が操作(押圧)されたかにより判断したが、これに限らず、図3に示す操作パネル700により設定された運転終了時刻が経過することにより運転モードが終了したと判断してもよいし、運転モードが開始してから一定時間経過することにより運転モードが終了したと判断してもよい。
S1において、「F=0」かが再度判断され、S17により「F=2」に設定されているので、S1により「N(NO)」と判断され、S5に進む。そして、S5において、「F=1」かが判断され、S17により「F=2」に設定されているので、S5により「N」と判断され、S18により集中クリーニング時間(TC)が設定され、S7によりクリーニングが実行される。なお、この集中クリーニング時間(TC)は、上述した高速クリーニング時間(TB)より長い時間が設定されている。これは、選択された運転モードを迅速に開始しなければ使用者の不快感を招く運転モードの選択時と異なり、運転モードの終了時にはさほど迅速性が求められないため、長い時間(TC)をかけてクリーニングを行うことができるからである。このように、運転モードの終了後において、集中クリーニング時間(TC)のクリーニングを行うことにより、運転モード終了時において、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質が十分放出され、次回の使用時に使用者に不快感を与えることがなくなる。
すなわち、運転モードが終了すれば、その後に回転除湿ロータ10のクリーニングを行う必要がないようにも思えるが、次回の運転モードの開始時までにも空気が回転除湿ロータ10を通過(たとえば、24時間換気システムなどが作動している場合には、確実に空気の流れが生じ、回転除湿ロータ10を空気が通過)し、回転除湿ロータ10に異臭物質が付着する。このことから、運転モード終了時に、回転除湿ロータ10のクリーニングを十分行うことにより、次回の運転モード選択時の回転除湿ロータ10のクリーニング時間を短くできるという効果を有する。
このS7により実行されるクリーニングでは、上述したように、再生ファン50、再生ヒータ40および補助ヒータ4000が「ON」され、再生ヒータ40で空気が加熱されるのみならず補助ヒータ4000でも空気が加熱されることにより、回転除湿ロータ10に向かう空気がより高温になり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化させ放出(離脱)させ、異臭物質を排出させている。そして、S8により、集中クリーニング時間(TC)分のクリーニングが行われていないと判断された場合には、S7に進み、集中クリーニング時間(TC)分のクリーニングが終了するまで、S8→S7→B8のループが行われる。そして、S8によりクリーニングが終了したと判断された場合には、S9により、クリーニングタイマー(TA)がスタートされる。このクリーニングタイマー(TA)は、上述したように、クリーニングが終了した後1時間ごとにクリーニングを行う時間を計時するためのタイマーである。その後、S10により、運転モードが休止しているか判断され、現在運転モードが休止していないので、S12に進み。そして、S12により「F=0」に設定され、再度、S1に進む。
(運転終了後)
S1において、F=0かが再度判断され、S12により「F=0」に設定されているので、S1により「Y」と判断され、S2に進む。S2では、運転モードが選択されたかが判断される。この運転モードが選択されたかの判断は、運転モードが選択されたタイミングをもって判断されるため、S2により「N」と判断され、S13に進む。
S13において、運転モードが実行中かが判断される。S14により運転モードが終了したと判断されているので、S13により「N」と判断され、再度S1に進む。そして、次回の運転モードが選択されるまで、S1→S2→S13→S1のループが行われる
このように、本実施形態における浴室乾燥機では、運転モード選択時に回転除湿ロータ10が高速クリーニング時間(TB)の間クリーニングされ、また運転モード実行中には1時間ごとに回転除湿ロータ10が高速クリーニング時間(TB)の間クリーニングされる。そして、運転モード終了時には回転除湿ロータ10が集中クリーニング時間(TC)の間クリーニングされる。
(第1実施形態)
次に、図10を用いて、運転モードの選択時に行われるクリーニングモードについて説明する。図10は、本発明の第1実施形態における浴室乾燥機の運転モード選択時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。なお、図10では、運転モードの一例として、「暖房」モードが選択された場合に行われるクリーニングモードについて示しているが、他の運転モードについても同様のクリーニングモードが行われる。ここで、図9(S6参照)を用いて説明したように、運転モード選択時に行われる回転除湿ロータ10のクリーニング時間は、高速クリーニング時間(TB)である。
図10に示すように、「暖房」モード(運転モード)のスイッチが押圧(投入)されると、回転除湿ロータ10のクリーニング(図9のS7)が実行される。この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、再生ファン50が「ON」にされ、再生風路200内の空気を排出する方向に流れるようにして、再生ヒータ40および補助ヒータ4000を「ON」として回転除湿ロータ10に向かう空気の温度を高温としている。これにより、回転除湿ロータ10に向かう空気が高温となり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化させ放出(離脱)させ、短時間で異臭物質を排出させることができる。なお、クリーニングモードでは、回転除湿ロータ10が「ON」となり回転しているので、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を満遍なく放出させることができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ、吸引ファン20が高速(大)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、その空気により回転除湿ロータ10から高濃度で放出される再生風路200内の異臭物質が浴室内に戻ってくることを防止している。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ吸引ファン20が高速(大)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、この送り込まれた空気と再生風路200内の高温の空気とが混合して、その温度を低下させることができる。これにより、高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が再生風路200内で排気風路100内の温度の低い空気と混合され、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、除去することができる。なお、「除湿」モードにおいては、「除湿」モード時は補助ヒータ4000を「ON」していないので発熱量が小さく、再生風路200内の空気の温度もさほど高くならないので、特に、再生風路200内で排気風路100内の温度の低い空気と混合されなくても、この熱によって排気管(図示略)等が熱損傷を起こす恐れはない。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが進むにつれ、換気位置の切換ダンパ70が3/4開状態になり、さらに1/2開状態になる。これは、回転除湿ロータ10のクリーニングが進むと、回転除湿ロータ10に付着している異臭物質が放出され、循環風路900に流れ込む空気を増やしても異臭の心配がほとんどないからである。これにより、回転除湿ロータ10のクリーニングを行いながら、室内の暖房も行うことができる。
また、切換ダンパ70を1/2開状態から閉じていないのは、切換ダンパ70を閉じすぎると排気風路100に流れる空気が少なくなり、再生風路200内の空気の温度が排気風路100内の空気により低下させることができなくなるからである。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが終了(図9のS8で「Y」)すると、「暖房」モードの休止が解除され、「暖房」モードが再開される(図9のS11)。「暖房」モードでは、図10に示すように、切換ダンパ70が全閉状態(排気風路100の入口を完全に遮断し、吸引ファン20の左側の空間に出た空気の全てが循環風路下流部900Bに流れる状態)にされ、吸引ファン20が高速(大)で回転されることにより、浴室内から吸引した空気が循環風路900に送り込まれる。そして、暖房ヒータ30を「ON」しているので、循環風路900内の空気が加熱され、室内に送り込まれる。なお、「暖房」モードの実行時においては、再生ファン50、再生ヒータ40、および補助ヒータ4000が「OFF」状態で、また回転除湿ロータ10も「OFF」となり回転しない状態である。
なお、図10では、「暖房」モードの選択時にクリーニングを実行する場合について説明したが、その他の運転モードの選択時に行われるクリーニングも高速クリーニング時間(TB)行われ、図10で説明したクリーニングと同様のクリーニングが行われる。
次に、図11を用いて、運転モードの終了時に行われるクリーニングモードについて説明する。図11は、本発明の第1実施形態における浴室乾燥機の運転モード終了時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。なお、図11では、運転モードの一例として、「換気」モードが選択された場合に行われるクリーニングモードについて示しているが、他の運転モードについても同様のクリーニングモードが行われる。ここで、図9(S18参照)を用いて説明したように、運転モード終了時に行われる回転除湿ロータ10のクリーニング時間は、集中クリーニング時間(TC)である。
図11に示すように、「換気」モードでは、切換ダンパ70が換気位置にされ、吸引ファン20が高速(大)で回転されることにより、浴室内から吸引された空気が排気風路100を介し浴室外に排出される。なお、「換気」モードの実行中においては、暖房ヒータ30、再生ファン50、再生ヒータ40、および補助ヒータ4000が「OFF」状態で、また回転除湿ロータ10も「OFF」となり回転しない状態である。そして、「換気」モードが終了すると、回転除湿ロータ10のクリーニング(図9のS7)が実行される。
この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、再生ファン50が「ON」にされ、再生風路200内の空気を排出する方向に流れるようにして、再生ヒータ40および補助ヒータ4000を「ON」として回転除湿ロータ10に向かう空気の温度を高温としている。これにより、回転除湿ロータ10に向かう空気が高温となり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化させ放出(離脱)させ、短時間で異臭物質を排出させることができる。なお、クリーニングモードでは、回転除湿ロータ10が「ON」となり回転しているので、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を満遍なく放出させることができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ、吸引ファン20が低速(小)で回転しているが、これによっても浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、その空気により回転除湿ロータ10から高濃度で放出される再生風路200内の異臭物質が浴室内に戻ってくることを防止することができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ吸引ファン20が低速(小)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、この送り込まれた空気と再生風路200内の高温の空気とが混合して、その温度を低下させることができる。これにより、高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が再生風路200内で排気風路100内の温度の低い空気と混合され、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、短時間で回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を除去することができる。
また、運転モード選択時の回転除湿ロータ10のクリーニングと異なり、クリーニング全域において、切換ダンパ70が換気位置を維持することとしているのは、運転モード終了時には、浴室400内に空気を送る必要がなく、回転除湿ロータ10のクリーニングのみを行えば十分だからである。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが終了(図9のS8で「Y」)すると、浴室乾燥機1の運転が終了する。
なお、図11では、「換気」モードの終了時にクリーニングを実行する場合について説明したが、その他の運転モードの終了時に行われるクリーニングも集中クリーニング時間(TC)行われ、図11で説明したクリーニングと同様のクリーニングが行われる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態の浴室乾燥機が行うクリーニングモードについて説明する。図12は、本発明の第2実施形態の浴室乾燥機により行われるクリーニングモードの説明図である。なお、第1実施形態の浴室乾燥機1と第2実施形態の浴室乾燥機1とは、第1実施形態の浴室乾燥機1では、補助ヒータ4000が再生風路200に設けられていたのに対し、第2実施形態の浴室乾燥機1では、補助ヒータ4000が循環風路900に設けられている点で異なる。なお、クリーニングモードが行われるタイミング、運転モード選択時のクリーニングモード、および運転終了時のクリーニングモードの内容は、図9、図10および図11を用いて説明した内容と同様であるので説明は省略する。
この構成によれば、補助ヒータ4000が、循環風路900の回転除湿ロータ10の近傍下部に設けられているので、回転除湿ロータ10に向かう空気を再生ヒータ40で加熱させるとともに、回転除湿ロータ10の近傍下部に設けられた補助ヒータ4000により加熱させるので、回転除湿ロータ10に向かう空気が再生風路200および循環風路900に亘る広範囲で高温となり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化させ放出(離脱)させ、短時間で異臭物質を排出させることができる。なお、本実施形態のクリーニングモードでは、再生ヒータ40を単に「ON」すると説明したが、これに限らず、再生ヒータ40が強弱の調整を行うことができ、クリーニングモードでは再生ヒータ40を「強」とし、「除湿」モードでは再生ヒータ40を「弱」にしてもよい。これにより、クリーニングモードでは、回転除湿ロータ10に向かう空気をさらに高温とすることができる。また、本実施形態では、補助ヒータ4000の他に暖房ヒータ30を設けているが、これに限らず、暖房ヒータ30を設けず、図12に示す補助ヒータ4000を高出力の補助ヒータ4000として暖房ヒータ30と兼用させてもよい。
(暖房ヒータを補助ヒータとしたクリーニング)
次に、暖房ヒータ30を補助ヒータとして用いて回転除湿ロータ10のクリーニングを行う方法について説明する。
図13は、暖房ヒータ30を補助ヒータとして用いた浴室乾燥機の制御系を示すブロック図である。なお、図13の暖房ヒータ30を補助ヒータとして用いた浴室乾燥機1の制御系を示すブロック図と、図2の専用の補助ヒータ4000を用いた浴室乾燥機1の制御系を示すブロック図とは、図2のブロック図では補助ヒータ4000が設けられているのに対し、図13のブロック図では補助ヒータ4000が設けられていない点で異なる。その他については同様であるので説明は省略する。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態の浴室乾燥機が行うクリーニングモードについて説明する。図14は、本発明の第3実施形態の浴室乾燥機により行われるクリーニングモードの説明図である。なお、第1実施形態の浴室乾燥機1と第3実施形態の浴室乾燥機1とは、第1実施形態の浴室乾燥機1では、補助ヒータ4000が再生風路200に設けられていたのに対し、第3実施形態の浴室乾燥機1では、専用の補助ヒータ4000を設けるのでなく循環風路900に設けられている暖房ヒータ30を補助ヒータとして使用している点と、表面グリル509が設けられていない点で異なる。
次に、図15を用いて、運転モードの選択時に行われるクリーニングモードについて説明する。図15は、本発明の第3実施形態における浴室乾燥機の運転モード選択時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。なお、図15では、運転モードの一例として、「暖房」モードが選択された場合に行われるクリーニングモードについて示しているが、他の運転モードについても同様のクリーニングモードが行われる。ここで、図9(S6参照)を用いて説明したように、運転モード選択時に行われる回転除湿ロータ10のクリーニング時間は、高速クリーニング時間(TB)である。なお、図15に示す「暖房」モードについては、図10と同様であるので、ここでクリーニングモードについてのみ説明する。
図15に示すように、「暖房」モード(運転モード)のスイッチが投入されると、まずは、暖房モードに先駆けて回転除湿ロータ10のクリーニング(図9のS7)が実行される。この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、再生ファン50が「ON」にされ、再生風路200内の空気を排出する方向に流れるようにして、再生ヒータ40を「ON」として回転除湿ロータ10に向かう空気を加熱している。これにより、後述するように、暖房ヒータ30により加熱された空気が再生風路200内の再生ヒータ40でさらに加熱され、回転除湿ロータ10に向かう空気が高温となり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化して放出(離脱)させ、異臭物質を排出させることができる。なお、クリーニングモードでは、回転除湿ロータ10が「ON」となり回転しているので、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を満遍なく放出させることができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ、吸引ファン20が低速(小)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、その空気により回転除湿ロータ10から高濃度で放出される。これによって、クリーニング開始初期、再生風路200内に多く蓄積されている異臭物質が大量に浴室内に戻ってくることを防止している。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ吸引ファン20が低速(小)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、この送り込まれた空気と再生風路200内の高温の空気とが混合して、その温度を低下させることができる。これにより、高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が再生風路200内で排気風路100内の温度の低い空気と混合され、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、短時間で回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を除去することができる。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが進むにつれ、換気位置の切換ダンパ70が3/4開状態になり、さらに1/2開状態になる。これは、回転除湿ロータ10のクリーニングが進むと、回転除湿ロータ10に付着している異臭物質が放出され、循環風路900に流れ込む空気を増やしても異臭の心配がほとんどないからである。これにより、回転除湿ロータ10のクリーニングを行いながら、室内の暖房も行うことができる。また、切換ダンパ70を半開状態にしているので、循環風路900内の空気の一部が循環風路900から排気風路100に流れるとともに、循環風路900内の残りの空気は循環風路900から浴室内に排出され、異臭物質交じりの空気は確実に排出されている。
次に、本件発明の特徴部分である、暖房ヒータ30を用いて吸入される空気を高温にしている内容を図15の第3実施形態に関して説明を加える。図14に示すように、乾燥機本体501の表面側に可動ルーバ505が設けられ、クリーニングモードの実行中では可動ルーバ505を、循環吹出口754から吹き出される空気が吸引ファン吸込口756及び再生ファン吸込口757に導かれる方向に偏向させている。これにより、循環吹出口754から吹き出された空気が、再び循環風路900または再生風路200に流れる、いわゆるショートサーキットを生じさせている。これは、暖房ヒータ30により加熱され循環吹出口754から吹き出された空気を循環風路900もしくは再生風路200に導くことで、暖房ヒータ30により加熱され高温になった空気の一部が循環風路900内の回転除湿ロータ10に高温を維持した状態で確実に吹き付けられ、また暖房ヒータ30により加熱されさらに再生ヒータ40で加熱された空気が再生風路200内の回転除湿ロータ10に一層高温化された状態で確実に吹き付けられることから、循環風路900および再生風路200に亘る広い範囲で、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化して速やかに放出(離脱)させることができる。よって、より短時間で確実に回転除湿ロータ10のクリーニングを完了させることができる。なお、循環風路900内に、暖房ヒータ30により加熱された空気を再導入して回転除湿ロータ10に吹付ける目的としては、回転除湿ロータ10が浴室内の空気によって冷やされてしまうことを防止する意味もあり、この再導入した高温の空気によって回転除湿ロータ10の温度降下を抑制し、高温の状態で再生風路200内に回転除湿ロータ10が入ってくるようにすることで、再生ヒータ40による回転除湿ロータ10の加熱で効率よく高温にできるようにしていることも大きな目的の一つである。
ここで、吸引ファン20の回転を低速(小)にしているのは、循環吹出口754から吹出される空気をより吸引ファン吸込口756もしくは再生ファン吸込口757に導きやすくさせるためである。つまり、クリーニングモード実行中の吸引ファン20の回転数(低速「小」)を、除湿モード実行中の吸引ファン20の回転数(高速「大」)と同等の回転数で行えば、循環吹出口754から吹出される空気の勢いが強くなり、それらの空気を吸引ファン20もしくは再生ファン50により吸引することが難しくなる。しかし本実施形態のように、クリーニングモード実行中の吸引ファン20の回転を低速に設定することにより、循環吹出口754から吹出される空気が循環吹出口754付近に滞留させ、その空気を吸引ファン20もしくは再生ファン50により吸引しやすくすることができる。
また、切換ダンパ70を1/2開状態から閉じていないのは、切換ダンパ70を閉じすぎると排気風路100に流れる空気が少なくなり、再生風路200内の空気の温度が排気風路100内の空気により低下させることができなくなるからである。そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが終了(図9のS8で「Y」)すると、「暖房」モードの休止が解除され、「暖房」モードが再開される(図9のS11)。なお、「暖房」モードについては、上述したように図10と同様であるので説明は省略する。
なお、図15では、「暖房」モードの選択時にクリーニングを実行する場合について説明したが、その他の運転モードの選択時に行われるクリーニングも高速クリーニング時間(TB)行われ、図15で説明したクリーニングと同様のクリーニングが行われる。
次に、図16を用いて、運転モードの終了時に行われるクリーニングモードについて説明する。図16は、本発明の第3実施形態における浴室乾燥機の運転モード終了時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。なお、図16では、運転モードの一例として、「換気」モードが選択された場合に行われるクリーニングモードについて示しているが、他の運転モードについても同様のクリーニングモードが行われる。ここで、図9(S18参照)を用いて説明したように、運転モード終了時に行われる回転除湿ロータ10のクリーニング時間は、集中クリーニング時間(TC)である。なお、図16に示す「換気」モードについては、図11と同様であるので、ここでは「クリーニング」モードについてのみ説明する。
図16に示すように、「換気」モードが終了すると「クリーニング」モードが行われる。
このクリーニングモードでは、再生ファン50が「ON」にされ、再生風路200内の空気を排出する方向に流れるようにして、再生ヒータ40を「高」として回転除湿ロータ10に向かう空気の温度を高温としている。これにより、後述するように、暖房ヒータ30により加熱された空気が再生風路200内の再生ヒータ40でさらに加熱され、回転除湿ロータ10に向かう空気が高温となり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化させ放出(離脱)させ、短時間で異臭物質を排出させることができる。なお、クリーニングモードでは、回転除湿ロータ10が「ON」となり回転しているので、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を満遍なく放出させることができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が1/2開状態にされ、吸引ファン20が低速(小)で回転しているが、これによっても浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、その空気により回転除湿ロータ10から高濃度で放出される再生風路200内の異臭物質が浴室内に戻ってくることを防止することができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が1/2開状態にされ吸引ファン20が低速(小)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、この送り込まれた空気と再生風路200内の高温の空気とが混合して、その温度を低下させることができる。これにより、再生ヒータ40で加熱された高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が再生風路200内で排気風路100内の温度の低い空気と混合され、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、除去することができる。
また、乾燥機本体501の表面側に可動ルーバ505が設けられ、図14に示すようにクリーニングモードの実行中では可動ルーバ505を、循環吹出口754から吹き出される空気が吸引ファン吸込口756及び再生ファン吸込口757に導かれる方向に偏向させている。これにより、循環吹出口754から吹き出された空気が、再び循環風路900または再生風路200に流れる、いわゆるショートサーキットを生じさせている。これは、暖房ヒータ30により加熱され循環吹出口754から吹き出された空気を循環風路900もしくは再生風路200に導くことで、暖房ヒータ30により加熱され高温になった空気の一部が循環風路900内の回転除湿ロータ10に高温を維持した状態で確実に吹き付けられ、また暖房ヒータ30により加熱されさらに再生ヒータ40で加熱された空気が再生風路200内の回転除湿ロータ10に一層高温化された状態で確実に吹き付けられることから、循環風路900および再生風路200に亘る広い範囲で、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化して速やかに放出(離脱)させることができる。よって、より短時間で確実に回転除湿ロータ10のクリーニングを完了させることができる。なお、「除湿」モードにおいては、「除湿」モード時は再生ヒータ40を「低」にしているので発熱量が小さく、再生風路200内の空気の温度もさほど高くならないので、特に、再生風路200内で排気風路100内の温度の低い空気と混合されなくても、この熱によって排気管(図示略)等が熱損傷を起こす恐れはない。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが終了(図9のS8で「Y」)すると、浴室乾燥機1の運転が終了する。なお、図16では、「換気」モードの終了時にクリーニングを実行する場合について説明したが、その他の運転モードの終了時に行われるクリーニングも集中クリーニング時間(TC)行われ、図16で説明したクリーニングと同様のクリーニングが行われる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態の浴室乾燥機が行うクリーニングモードについて説明する。図17は、本発明の第4実施形態の浴室乾燥機により行われるクリーニングモードの説明図である。ここで、第3実施形態の浴室乾燥機1と第4実施形態の浴室乾燥機の異なるところは、第4実施形態の浴室乾燥機1では、乾燥機本体501の表面側にカバーとして表面グリル509が備えられ、その表面グリル509に可動ルーバ505が設けられているところである。そして、可動ルーバ505で循環吹出口754を覆うように配置することにより、この乾燥機本体1と表面グリル509の間に、循環風路900から排出された空気を吸引ファン吸込口756もしくは再生ファン吸込口757に導く連結風路811が形成されるよう構成している。なお、クリーニングモードが行われるタイミングは、図9を用いて説明した内容と同様であるので説明は省略する。
次に、図18を用いて、運転モードの選択時に行われるクリーニングモードについて説明する。図18は、本発明の第4実施形態における浴室乾燥機の運転モード選択時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。なお、図18では、運転モードの一例として、「暖房」モードが選択された場合に行われるクリーニングモードについて示しているが、他の運転モードについても同様のクリーニングモードが行われる。ここで、図9(S6参照)を用いて説明したように、運転モード選択時に行われる回転除湿ロータ10のクリーニング時間は、高速クリーニング時間(TB)である。なお、図18に示す「暖房」モードについては、図10と同様であるので、ここでクリーニングモードについてのみ説明する。
図18に示すように、「暖房」モード(運転モード)のスイッチが投入されると、回転除湿ロータ10のクリーニング(図9のS7)が実行される。この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、再生ファン50が「ON」にされ、再生風路200内の空気を排出する方向に流れるようにして、再生ヒータ40を「低」として回転除湿ロータ10に向かう空気の加熱している。これにより、後述するように、暖房ヒータ30により加熱された空気が再生風路200内の再生ヒータ40でさらに加熱され、回転除湿ロータ10に向かう空気が高温となり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化させ放出(離脱)させ、異臭物質を排出させることができる。なお、クリーニングモードでは、回転除湿ロータ10が「ON」となり回転しているので、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を満遍なく放出させることができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ、吸引ファン20が高速(大)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、その空気により回転除湿ロータ10から高濃度で放出される。これによって、クリーニング開始初期、再生風路200内に多く蓄積されている異臭物質が大量に浴室内に戻ってくることを防止している。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ吸引ファン20が高速(大)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、この送り込まれた空気と再生風路200内の高温の空気とが混合して、その温度を低下させることができる。これにより、高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が再生風路200内で排気風路100内の温度の低い空気と混合され、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、短時間で回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を除去することができる。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが進むにつれ、換気位置の切換ダンパ70が3/4開状態になり、さらに1/2開状態になる。これは、回転除湿ロータ10のクリーニングが進むと、回転除湿ロータ10に付着している異臭物質が放出され、循環風路900に流れ込む空気を増やしても異臭の心配がほとんどないからである。これにより、回転除湿ロータ10のクリーニングを行いながら、室内の暖房も行うことができる。また、切換ダンパ70を半開状態にしているので、循環風路900内の空気の一部が排気風路100に流れるとともに、残りの空気は連結風路811に排出される。
また、乾燥機本体501の表面側に可動ルーバ505を備えた表面グリル509が設けられ、図18に示すようにクリーニングモードの実行中では可動ルーバ505が循環吹出口754を覆うように配置されているので、循環風路900から排出された空気が、乾燥機本体1と表面グリル509の間に形成された連結風路811を介し、吸引ファン吸込口756もしくは再生ファン吸込口757に流れる。暖房ヒータ30により加熱され循環吹出口754から吹き出された空気を循環風路900もしくは再生風路200に導きやすくすることができ、暖房ヒータ30により加熱され高温になった空気の一部が循環風路900内の回転除湿ロータ10に高温を維持した状態で確実に吹き付けられ、また暖房ヒータ30により加熱されさらに再生ヒータ40で加熱された空気が再生風路200内の回転除湿ロータ10に一層高温化された状態で確実に吹き付けられることから、循環風路900および再生風路200に亘る広い範囲で、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化してさせ速やかに放出(離脱)させることができる。よって、より短時間で確実に回転除湿ロータ10のクリーニングを完了させることができる。
また、切換ダンパ70を1/2開状態から閉じていないのは、切換ダンパ70を閉じすぎると排気風路100に流れる空気が少なくなり、再生風路200内の空気の温度が排気風路100内の空気により低下させることができなくなるからである。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが終了(図9のS8で「Y」)すると、「暖房」モードの休止が解除され、「暖房」モードが再開される(図9のS11)。なお、「暖房」モードについては、上述したように図10と同様であるので説明は省略する。
なお、図18では、「暖房」モードの選択時にクリーニングを実行する場合について説明したが、その他の運転モードの選択時に行われるクリーニングも高速クリーニング時間(TB)行われ、図18で説明したクリーニングと同様のクリーニングが行われる。
次に、図19を用いて、運転モードの終了時に行われるクリーニングモードについて説明する。図19は、本発明の第4実施形態における浴室乾燥機の運転モード終了時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。なお、図19では、運転モードの一例として、「換気」モードが選択された場合に行われるクリーニングモードについて示しているが、他の運転モードについても同様のクリーニングモードが行われる。ここで、図9(S18参照)を用いて説明したように、運転モード終了時に行われる回転除湿ロータ10のクリーニング時間は、集中クリーニング時間(TC)である。なお、図19に示す「換気」モードについては、図11と同様であるので、ここでは「クリーニング」モードについてのみ説明する。
図19に示すように、「換気」モードが終了すると「クリーニング」モードが行われる。
このクリーニングモードでは、再生ファン50が「ON」にされ、再生風路200内の空気を排出する方向に流れるようにして、再生ヒータ40を「高」として回転除湿ロータ10に向かう空気の温度を高温としている。これにより、後述するように、暖房ヒータ30により加熱された空気が再生風路200内の再生ヒータ40でさらに加熱され、回転除湿ロータ10に向かう空気が高温となり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化させ放出(離脱)させ、短時間で異臭物質を排出させることができる。なお、クリーニングモードでは、回転除湿ロータ10が「ON」となり回転しているので、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を満遍なく放出させることができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ、吸引ファン20が低速(小)で回転しているが、これによっても浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、その空気により回転除湿ロータ10から高濃度で放出される再生風路200内の異臭物質が浴室内に戻ってくることを防止することができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が1/2開状態にされ吸引ファン20が低速(小)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、この送り込まれた空気と再生風路200内の高温の空気とが混合して、その温度を低下させることができる。これにより、高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が再生風路200内で排気風路100内の温度の低い空気と混合され、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、短時間で回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を除去することができる。なお、「除湿」モードにおいては、「除湿」モード時は再生ヒータ40を「低」にしているので発熱量が小さく、再生風路200内の空気の温度もさほど高くならないので、特に、再生風路200内で排気風路100内の温度の低い空気と混合されなくても、この熱によって排気管(図示略)等が熱損傷を起こす恐れはない。
また、乾燥機本体501の表面側に可動ルーバ505が備えられた表面グリル509が設けられ、図17に示すようにクリーニングモードの実行中では可動ルーバ505が循環吹出口754を覆うように配置されているので、循環風路900から排出された空気が、乾燥機本体1と表面グリル509の間に形成された連結風路811を介して、吸引ファン吸込口756もしくは再生ファン吸込口757に流れる。暖房ヒータ30により加熱され循環吹出口754から吹き出された空気を循環風路900もしくは再生風路200に導きやすくすることができ、暖房ヒータ30により加熱され高温になった空気の一部が循環風路900内の回転除湿ロータ10に高温を維持した状態で確実に吹き付けられ、また暖房ヒータ30により加熱されさらに再生ヒータ40で加熱された空気が再生風路200内の回転除湿ロータ10に一層高温化された状態で確実に吹き付けられることから、循環風路900および再生風路200に亘る広い範囲で、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化してさせ速やかに放出(離脱)させることができる。よって、より短時間で確実に回転除湿ロータ10のクリーニングを完了させることができる。
なお、本実施形態では、可動ルーバ505を表面グリル509に備える構成としたが、これに限らず、可動ルーバ505と表面グリル509を別体として設けてもよい。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが終了(図9のS8で「Y」)すると、浴室乾燥機1の運転が終了する。
なお、図19では、「換気」モードの終了時にクリーニングを実行する場合について説明したが、その他の運転モードの終了時に行われるクリーニングも集中クリーニング時間(TC)行われ、図19で説明したクリーニングと同様のクリーニングが行われる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態の浴室乾燥機が行うクリーニングモードについて説明する。図20は、本発明の第5実施形態の浴室乾燥機により行われるクリーニングモードの説明図である。なお、第4実施形態の浴室乾燥機1と第5実施形態の浴室乾燥機の異なるところは、第4の実施形態では、循環吹出口754から排出された空気を吸引ファン吸込口756もしくは再生ファン吸込口757に導く(送り込む)連結風路811が乾燥機本体1と表面グリル509の間に形成されるのに対し、第5実施形態の浴室乾燥機1では、暖房ヒータ30で加熱された循環風路900内の空気を、吸引ファン吸込口756もしくは再生ファン吸込口757に導く(送り込む)循環再生連結風路81が設けられ、循環風路900と循環再生風路81の分岐点に循環風路900から循環再生連結風路81に導く空気量を調整する循環再生風路ダンパ82が設けられている点で異なる。循環再生風路81には、吸引ファン吸込口756に空気を供給する循環風路口83が形成されている。なお、クリーニングモードが行われるタイミングは、図9を用いて説明した内容と同様であるので説明は省略する。
次に、図21を用いて、運転モードの選択時に行われるクリーニングモードについて説明する。図21は、本発明の第5実施形態における浴室乾燥機の運転モード選択時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。なお、図21では、運転モードの一例として、「暖房」モードが選択された場合に行われるクリーニングモードについて示しているが、他の運転モードについても同様のクリーニングモードが行われる。ここで、図9(S6参照)を用いて説明したように、運転モード選択時に行われる回転除湿ロータ10のクリーニング時間は、高速クリーニング時間(TB)である。なお、図21に示す「暖房」モードについては、図10と同様であるので、ここでクリーニングモードについてのみ説明する。
図21に示すように、「暖房」モード(運転モード)のスイッチが投入されると、まずは、暖房モードに先駆けて回転除湿ロータ10のクリーニング(図9のS7)が実行される。この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、再生ファン50が「ON」にされ、再生風路200内の空気を排出する方向に流れるようにして、再生ヒータ40を「高」として回転除湿ロータ10に向かう空気を加熱している。これにより、後述するように、暖房ヒータ30により加熱された空気が再生風路200内の再生ヒータ40でさらに加熱され、回転除湿ロータ10に向かう空気が高温となり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化させ放出(離脱)させ、異臭物質を排出させることができる。なお、クリーニングモードでは、回転除湿ロータ10が「ON」となり回転しているので、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を満遍なく放出させることができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ、吸引ファン20が高速(大)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、その空気により回転除湿ロータ10から高濃度で放出される。これによって、クリーニング開始初期、再生風路200内に多く蓄積されている異臭物質が大量に浴室内に戻ってくることを防止している。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ吸引ファン20が高速(大)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、この送り込まれた空気と再生風路200内の高温の空気とが混合して、その温度を低下させることができる。これにより、高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が再生風路200内で排気風路100内の温度の低い空気と混合され、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、除去することができる。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが進むにつれ、換気位置の切換ダンパ70が3/4開状態になり、さらに1/2開状態になる。これは、回転除湿ロータ10のクリーニングが進むと、回転除湿ロータ10に付着している異臭物質が放出され、循環風路900に流れ込む空気を増やしても異臭の心配がほとんどないからである。これにより、回転除湿ロータ10のクリーニングを行いながら、室内の暖房も行うことができる。また、切換ダンパ70を半開状態にしているので、吸引ファン20が吹出す空気の一部が排気風路100に流れるとともに、残りの空気は循環風路900に流れる。さらに、循環風路900内で暖房ヒータ30で加熱された空気の一部が、循環再生連結風路81内に流れ込む。
また、図20に示すように、クリーニングモードの実行中では循環風路900と循環再生風路81の分岐点に設けられた循環再生風路ダンパ82が全開状態(循環風路900内の空気の一部を循環再生連結風路81に流す状態)にある。したがって、暖房ヒータ30により加熱され、循環再生連結風路81に流入した空気の一部を循環風路口83から吸引ファン吸込口756に導き、残りを再生ファン吸込口757に導くことができる。これにより、暖房ヒータ30により加熱され高温になった空気の一部が循環風路900内の回転除湿ロータ10に高温を維持した状態で確実に吹き付けられ、また暖房ヒータ30により加熱されさらに再生ヒータ40で加熱された空気が再生風路200内の回転除湿ロータ10に一層高温化された状態で確実に吹き付けられることから、循環風路900および再生風路200に亘る広い範囲で、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化してさせ速やかに放出(離脱)させることができる。よって、より短時間で確実に回転除湿ロータ10のクリーニングを完了させることができる。
また、切換ダンパ70を1/2開状態から閉じていないのは、切換ダンパ70を閉じすぎると排気風路100に流れる空気が少なくなり、再生風路200内の空気の温度が排気風路100内の空気により低下させることができなくなるからである。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが終了(図9のS8で「Y」)すると、「暖房」モードの休止が解除され、「暖房」モードが再開される(図9のS11)。なお、「暖房」モードについては、上述したように図10と同様であるので説明は省略する。
なお、図21では、「暖房」モードの選択時にクリーニングを実行する場合について説明したが、その他の運転モードの選択時に行われるクリーニングも高速クリーニング時間(TB)行われ、図21で説明したクリーニングと同様のクリーニングが行われる。
次に、図22を用いて、運転モードの終了時に行われるクリーニングモードについて説明する。図22は、本発明の第5実施形態における浴室乾燥機の運転モード終了時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。なお、図22では、運転モードの一例として、「換気」モードが選択された場合に行われるクリーニングモードについて示しているが、他の運転モードについても同様のクリーニングモードが行われる。ここで、図9(S18参照)を用いて説明したように、運転モード終了時に行われる回転除湿ロータ10のクリーニング時間は、集中クリーニング時間(TC)である。なお、図22に示す「換気」モードについては、図11と同様であるので、ここでは「クリーニング」モードについてのみ説明する。
図22に示すように、「換気」モードが終了すると「クリーニング」モードが行われる。
このクリーニングモードでは、再生ファン50が「ON」にされ、再生風路200内の空気を排出する方向に流れるようにして、再生ヒータ40を「高」として回転除湿ロータ10に向かう空気の温度を高温としている。これにより、後述するように、暖房ヒータ30により加熱された空気が再生風路200内の再生ヒータ40でさらに加熱され、回転除湿ロータ10に向かう空気が高温となり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化させ放出(離脱)させ、短時間で異臭物質を排出させることができる。なお、クリーニングモードでは、回転除湿ロータ10が「ON」となり回転しているので、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を満遍なく放出させることができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ、吸引ファン20が低速(小)で回転しているが、これによっても浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、その空気により回転除湿ロータ10から高濃度で放出される再生風路200内の異臭物質が浴室内に戻ってくることを防止することができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が1/2開状態にされ吸引ファン20が低速(小)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、この送り込まれた空気と再生風路200内の高温の空気とが混合して、その温度を低下させることができる。これにより、再生ヒータ40で加熱された高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が再生風路200内で排気風路100内の温度の低い空気と混合され、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、短時間で回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を除去することができる。なお、「除湿」モードにおいては、「除湿」モード時は再生ヒータ40を「低」にしているので発熱量が小さく、再生風路200内の空気の温度もさほど高くならないので、特に、再生風路200内で排気風路100内の温度の低い空気と混合されなくても、この熱によって排気管(図示略)等が熱損傷を起こす恐れはない。
また、循環風路900内の空気を再生風路200に導く循環再生連結風路81が設けられ、図22に示すようにクリーニングモードの実行中ではその循環風路900と循環再生風路81の分岐点(循環吹出口754)に設けられた循環再生風路ダンパ82が全開状態(循環風路900内の空気を循環再生連結風路81に流れやすくする状態)にあるので、
暖房ヒータ30により加熱され循環吹出口754から吹き出された空気を循環風路900もしくは再生風路200に導きやすくすることができる。これにより、循環吹出口754から吹き出された空気が、再び循環風路900または再生風路200に流れる、いわゆるショートサーキットを生じさせている。これは、暖房ヒータ30により加熱され循環吹出口754から吹き出された空気を循環風路900もしくは再生風路200に導くことで、暖房ヒータ30により加熱され高温になった空気の一部が循環風路900内の回転除湿ロータ10に高温を維持した状態で確実に吹き付けられ、また暖房ヒータ30により加熱されさらに再生ヒータ40で加熱された空気が再生風路200内の回転除湿ロータ10に一層高温化された状態で確実に吹き付けられることから、循環風路900および再生風路200に亘る広い範囲で、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化して速やかに放出(離脱)させることができる。よって、より短時間で確実に回転除湿ロータ10のクリーニングを完了させることができる。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが終了(図9のS8で「Y」)すると、浴室乾燥機1の運転が終了する。
なお、図22では、「換気」モードの終了時にクリーニングを実行する場合について説明したが、その他の運転モードの終了時に行われるクリーニングも集中クリーニング時間(TC)行われ、図22で説明したクリーニングと同様のクリーニングが行われる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態の浴室乾燥機が行うクリーニングモードについて説明する。図23は、本発明の第6実施形態の浴室乾燥機により行われるクリーニングモードの説明図である。なお、第1実施形態の浴室乾燥機1と第6実施形態の浴室乾燥機の異なるところは、第6実施形態の浴室乾燥機1では、再生ヒータ40および回転除湿ロータ10の下流で、かつ再生ファン50より上流で再生風路200と連結するバイパス風路84が設けられているところである。このバイパス風路84を介し浴室400内の空気を再生風路200に送り込むことができる。なお、クリーニングモードが行われるタイミングは、図9を用いて説明した内容と同様であるので説明は省略する。
次に、図24を用いて、運転モードの選択時に行われるクリーニングモードについて説明する。なお、図24では、運転モードの一例として、「暖房」モードが選択された場合に行われるクリーニングモードについて示しているが、他の運転モードについても同様のクリーニングモードが行われる。ここで、図9(S6参照)を用いて説明したように、運転モード選択時に行われる回転除湿ロータ10のクリーニング時間は、高速クリーニング時間(TB)である。なお、図24に示す「暖房」モードについては、上述した図10と同様であるので、ここでクリーニングモードについてのみ説明する。
図24に示すように、「暖房」モード(運転モード)のスイッチが投入されると、回転除湿ロータ10のクリーニング(図9のS7)が実行される。この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、再生ファン50が「ON」にされ、再生風路200の入口およびバイパス風路84から再生風路200内の空気を排出する方向に流れるようにして、再生ヒータ40および補助ヒータ4000を「ON」として回転除湿ロータ10に向かう空気の温度を高温としている。その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化させ、放出(離脱)させることができる。なお、クリーニングモードでは、回転除湿ロータ10が「ON」となり回転しているので、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を満遍なく放出させることができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が全閉状態(排気風路100の入口を完全に遮断し、吸引ファン20の左側の空間に出た空気の全てが循環風路下流部900Bに流れる状態)にされているが、吸引ファン20が「OFF」にされているので、浴室内の空気が循環風路900に送り込まれない。
また、本実施形態では、再生ヒータ40および回転除湿ロータ10の下流側で再生風路200と連結するバイパス風路84が設けられているので、このバイパス風路84を介し浴室400内の低温の空気が再生風路200に送り込まれ、この送り込まれた低温の空気と再生風路200内の高温の空気とが混合して、その温度を低下させることができる。これにより、高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が再生風路200内でバイパス風路84内の温度の低い空気と混合され、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。また、再生ファン50は混合後の温度が低下した空気と接触するため、再生ファン50の熱損傷も防止することもできる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)と再生ファン50の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10にさらに高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、短時間で回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を除去することができる。
なお、本実施形態では、吸引ファン20を「OFF」にしているが、これに限らず、吸引ファン20を高速(大)で回転させてもよい。これにより、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、その空気により回転除湿ロータ10から高濃度で放出される再生風路200内の異臭物質が浴室内に戻ってくることを防止することができる。
また、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、この送り込まれた空気と再生風路200内の高温の空気とが混合して、その温度を低下させることができるので、さらに高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度がバイパス風路84を介し送り込まれた温度の低い空気及び排気風路100を介し送り込まれた温度の低い空気と混合され、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、短時間で回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を除去することができる。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが終了(図9のS8で「Y」)すると、「暖房」モードの休止が解除され、「暖房」モードが再開される(図9のS11)。なお、「暖房」モードについては、上述したように図10と同様であるので説明は省略する。
なお、図24では、「暖房」モードの選択時にクリーニングを実行する場合について説明したが、その他の運転モードの選択時に行われるクリーニングも高速クリーニング時間(TB)行われ、図24で説明したクリーニングと同様のクリーニングが行われる。
次に、図25を用いて、運転モードの終了時に行われるクリーニングモードについて説明する。なお、図25では、運転モードの一例として、「換気」モードが選択された場合に行われるクリーニングモードについて示しているが、他の運転モードについても同様のクリーニングモードが行われる。ここで、図9(S18参照)を用いて説明したように、運転モード終了時に行われる回転除湿ロータ10のクリーニング時間は、集中クリーニング時間(TC)である。なお、「換気」モードについては、上述した図11の説明と同様であるので、ここでは「クリーニング」モードについてのみ説明する。
図25に示すように、「換気」モードが終了すると「クリーニング」モードが行われる。
このクリーニングモードでは、再生ファン50が「ON」にされ、再生風路200の入口およびバイパス風路84から空気を排出する方向に流れるようにして、再生ヒータ40および補助ヒータ4000を「ON」として回転除湿ロータ10に向かう空気の温度を高温としている。これにより、回転除湿ロータ10に向かう空気が高温となり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化させ放出(離脱)させ、短時間で異臭物質を排出させることができる。なお、クリーニングモードでは、回転除湿ロータ10が「ON」となり回転しているので、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を満遍なく放出させることができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が全閉状態(排気風路100の入口を完全に遮断し、吸引ファン20の左側の空間に出た空気の全てが循環風路下流部900Bに流れる状態)にされているが、吸引ファン20が「OFF」にされているので、浴室内の空気が循環風路900に送り込まれない。
また、再生ヒータ40および回転除湿ロータ10の下流側で再生風路200と連結するバイパス風路84が設けられているので、このバイパス風路84を介し浴室400内の空気が再生風路200に送り込まれ、この送り込まれた空気と再生風路200内の高温の空気とが混合して、その温度を低下させることができる。これにより、高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が再生風路200内でバイパス風路84内の温度の低い空気と混合され、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、短時間で回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を除去することができる。
なお、本実施形態では、吸引ファン20を「OFF」にしているが、これに限らず、吸引ファン20を低速(小)で回転させてもよい。これにより、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、その空気により回転除湿ロータ10から高濃度で放出される再生風路200内の異臭物質が浴室内に戻ってくることを防止することができる。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが終了(図9のS8で「Y」)すると、浴室乾燥機1の運転が終了する。
なお、図25では、「換気」モードの終了時にクリーニングを実行する場合について説明したが、その他の運転モードの終了時に行われるクリーニングも集中クリーニング時間(TC)行われ、図25で説明したクリーニングと同様のクリーニングが行われる。
なお、本実施形態では、図23に示すように、第1実施形態における浴室乾燥機1(図8等参照)にバイパス風路84を設けた構成としたが、これに限らず、第2実施形態〜第5実施形態における浴室乾燥機1(図12、図14、図17、図20参照)にバイパス風路84を設けた構成としてもよい。この場合も本実施形態と同様の効果を奏する。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態の浴室乾燥機が行うクリーニングモードについて説明する。図26は、本発明の第7実施形態の浴室乾燥機により行われるクリーニングモードの説明図である。なお、第6実施形態の浴室乾燥機1と第7実施形態の浴室乾燥機の異なるところは、第6実施形態の浴室乾燥機1ではバイパス風路84が設けられていたが、第7実施形態ではバイパス風路84が設けられずに、循環風路900から再生風路200に亘る熱交換用金属85が設けられたところである。なお、クリーニングモードが行われるタイミングは、図9を用いて説明した内容と同様であるので説明は省略する。また、「暖房」モードの選択時にクリーニングを実行する場合のタイムチャートおよび「換気」モードの終了時にクリーニングを実行する場合のタイムチャートについては、図10および図11と同様であるので、該図面を参照して説明する。
次に、図10を用いて、運転モードの選択時に行われるクリーニングモードについて説明する。なお、図10は、運転モードの一例として、「暖房」モードが選択された場合に行われるクリーニングモードについて示しているが、他の運転モードについても同様のクリーニングモードが行われる。ここで、図9(S6参照)を用いて説明したように、運転モード選択時に行われる回転除湿ロータ10のクリーニング時間は、高速クリーニング時間(TB)である。なお、本実施形態の「暖房」モードについては、上述した図10と同様であるので、ここでクリーニングモードについてのみ説明する。
図10に示すように、「暖房」モード(運転モード)のスイッチが投入されると、回転除湿ロータ10のクリーニング(図9のS7)が実行される。この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、再生ファン50が「ON」にされ、再生風路200の入口から再生風路200内の空気を排出する方向に流れるようにして、再生ヒータ40および補助ヒータ4000を「ON」として回転除湿ロータ10に向かう空気の温度を高温としている。これにより、回転除湿ロータ10に向かう空気が高温となり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化させ放出(離脱)させ、短時間で異臭物質を排出させることができる。なお、クリーニングモードでは、回転除湿ロータ10が「ON」となり回転しているので、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を満遍なく放出させることができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ、吸引ファン20が高速(大)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、その空気により回転除湿ロータ10から高濃度で放出される再生風路200内の異臭物質が浴室内に戻ってくることを防止している。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ吸引ファン20が高速(大)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、この送り込まれた空気と再生風路200内の高温の空気とが混合して、その温度を低下させることができる。これにより、高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が再生風路200内で排気風路100内の温度の低い空気と混合され、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、短時間で回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を除去することができる。
また、循環風路900から再生風路200に亘って熱交換用金属85が設けられているので、循環風路900内の温度が低い空気により循環風路900内の熱交換用金属85が冷やされ、その冷やされた熱交換用金属85により再生風路200内の空気が熱交換され、その再生風路200内の空気の温度を低下させることができる。これにより、高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が熱交換用金属85により熱交換され、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、除去することができる。
なお、本実施形態では、切換ダンパ70を換気位置にし、排気風路100から再生風路200内に空気を送り込んでいるが、これに限らず、切換ダンパ70を全閉状態(排気風路100の入口を完全に遮断し、吸引ファン20の左側の空間に出た空気の全てが循環風路下流部900Bに流れる状態)にして、浴室内の空気から吸い込まれた循環風路900の温度の低い空気により熱交換用金属85を冷やし、その冷やされた熱交換用金属85により再生風路200内の空気の温度を低下させるようにしてもよい。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが終了(図9のS8で「Y」)すると、「暖房」モードの休止が解除され、「暖房」モードが再開される(図9のS11)。なお、「暖房」モードについては、上述したように図10と同様であるので説明は省略する。
なお、図10では、「暖房」モードの選択時にクリーニングを実行する場合について説明したが、その他の運転モードの選択時に行われるクリーニングも高速クリーニング時間(TB)行われ、図10で説明したクリーニングと同様のクリーニングが行われる。
次に、図11を用いて、運転モードの終了時に行われるクリーニングモードについて説明する。なお、図11では、運転モードの一例として、「換気」モードが選択された場合に行われるクリーニングモードについて示しているが、他の運転モードについても同様のクリーニングモードが行われる。ここで、図9(S18参照)を用いて説明したように、運転モード終了時に行われる回転除湿ロータ10のクリーニング時間は、集中クリーニング時間(TC)である。なお、「換気」モードについては、上述した図11の説明と同様であるので、ここでは「クリーニング」モードについてのみ説明する。
図11に示すように、「換気」モードが終了すると「クリーニング」モードが行われる。
このクリーニングモードでは、再生ファン50が「ON」にされ、再生風路200の入口から空気を排出する方向に流れるようにして、再生ヒータ40および補助ヒータ4000を「ON」として回転除湿ロータ10に向かう空気の温度を高温としている。これにより、回転除湿ロータ10に向かう空気が高温となり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化させ放出(離脱)させ、短時間で異臭物質を排出させることができる。なお、クリーニングモードでは、回転除湿ロータ10が「ON」となり回転しているので、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を満遍なく放出させることができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ、吸引ファン20が低速(小)で回転しているが、これによっても浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、その空気により回転除湿ロータ10から高濃度で放出される再生風路200内の異臭物質が浴室内に戻ってくることを防止することができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が全開状態にされ吸引ファン20が低速(小)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、この送り込まれた空気と再生風路200内の高温の空気とが混合して、その温度を低下させることができる。これにより、高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が再生風路200内で排気風路100内の温度の低い空気と混合され、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、短時間で回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を除去することができる。
また、循環風路900から再生風路200に亘って熱交換用金属85が設けられているので、循環風路900内の温度が低い空気により循環風路900内の熱交換用金属85が冷やされ、その冷やされた熱交換用金属85により再生風路200内の空気が熱交換され、その再生風路200内の空気の温度を低下させることができる。これにより、高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が熱交換用金属85により熱交換され、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、除去することができる。
なお、本実施形態では、切換ダンパ70を換気位置にし、排気風路100から再生風路200内に空気を送り込んでいるが、これに限らず、切換ダンパ70を全閉状態(排気風路100の入口を完全に遮断し、吸引ファン20の左側の空間に出た空気の全てが循環風路下流部900Bに流れる状態)にして、浴室内の空気から吸い込まれた循環風路900の温度の低い空気により熱交換用金属85を冷やし、その冷やされた熱交換用金属85により再生風路200内の空気の温度を低下させるようにしてもよい。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが終了(図9のS8で「Y」)すると、浴室乾燥機1の運転が終了する。なお、図11では、「換気」モードの終了時にクリーニングを実行する場合について説明したが、その他の運転モードの終了時に行われるクリーニングも集中クリーニング時間(TC)行われ、図11で説明したクリーニングと同様のクリーニングが行われる。
なお、本実施形態では、図26に示すように、第1実施形態における浴室乾燥機1(図8等参照)に熱交換用金属85を設けた構成としたが、これに限らず、第2実施形態〜第5実施形態における浴室乾燥機1(図12、図14、図17、図20参照)に熱交換用金属85を設けた構成としてもよい。この場合も本実施形態と同様の効果を奏する。
(第8実施形態)
次に、本発明の第8実施形態の浴室乾燥機が行うクリーニングモードについて説明する。図27は、本発明の第8実施形態の浴室乾燥機により行われるクリーニングモードの説明図である。なお、第6実施形態の浴室乾燥機1と第8実施形態の浴室乾燥機の異なるところは、第6実施形態の浴室乾燥機1ではバイパス風路84が設けられていたが、第8実施形態ではバイパス風路84を設けずに、再生風路200内に冷却手段86が設けられたところである。なお、この冷却手段86として、たとえば、配管の内部に冷媒が供給される熱交換器や、電気的に再生風路200内の空気を冷却するものなどが用いられる。クリーニングモードが行われるタイミングは、図9を用いて説明した内容と同様であるので説明は省略する。また、「暖房」モードの選択時にクリーニングを実行する場合のタイムチャートおよび「換気」モードの終了時にクリーニングを実行する場合のタイムチャートについては、図10および図11と同様であるので、該図面を参照して説明する。
次に、図10を用いて、運転モードの選択時に行われるクリーニングモードについて説明する。なお、図10は、運転モードの一例として、「暖房」モードが選択された場合に行われるクリーニングモードについて示しているが、他の運転モードについても同様のクリーニングモードが行われる。ここで、図9(S6参照)を用いて説明したように、運転モード選択時に行われる回転除湿ロータ10のクリーニング時間は、高速クリーニング時間(TB)である。なお、本実施形態の「暖房」モードについては、上述した図10と同様であるので、ここでクリーニングモードについてのみ説明する。
図10に示すように、「暖房」モード(運転モード)のスイッチが投入されると、回転除湿ロータ10のクリーニング(図9のS7)が実行される。この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、再生ファン50が「ON」にされ、再生風路200の入口から再生風路200内の空気を排出する方向に流れるようにして、再生ヒータ40および補助ヒータ4000を「ON」として回転除湿ロータ10に向かう空気の温度を高温としている。これにより、回転除湿ロータ10に向かう空気が高温となり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化させ放出(離脱)させ、短時間で異臭物質を排出させることができる。なお、クリーニングモードでは、回転除湿ロータ10が「ON」となり回転しているので、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を満遍なく放出させることができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ、吸引ファン20が高速(大)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、その空気により回転除湿ロータ10から高濃度で放出される再生風路200内の異臭物質が浴室内に戻ってくることを防止している。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ吸引ファン20が高速(大)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、この送り込まれた空気と再生風路200内の高温の空気とが混合して、その温度を低下させることができる。これにより、高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が再生風路200内で排気風路100内の温度の低い空気と混合され、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、除去することができる。
また、再生風路200内には冷却手段86が設けられているので、再生風路200内の高温の空気をこの冷却手段86により低下させることができる。これにより、高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が冷却手段86により冷やされ、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、短時間で回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を除去することができる。なお、本実施形態では、切換ダンパ70を換気位置にし、排気風路100から再生風路200内に空気を送り込んでいるが、これに限らず、切換ダンパ70を全閉状態にして、排気風路100から再生風路200に空気を送り込まず、冷却手段86のみで、再生風路200内の空気の温度を低下させるようにしてもよい。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが進むにつれ、換気位置の切換ダンパ70が3/4開状態になり、さらに1/2開状態になる。これは、回転除湿ロータ10のクリーニングが進むと、回転除湿ロータ10に付着している異臭物質が放出され、循環風路900に流れ込む空気を増やしても異臭の心配がほとんどないからである。これにより、回転除湿ロータ10のクリーニングを行いながら、室内の暖房も行うことができる。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが終了(図9のS8で「Y」)すると、「暖房」モードの休止が解除され、「暖房」モードが再開される(図9のS11)。なお、「暖房」モードについては、上述したように図10と同様であるので説明は省略する。
なお、図10では、「暖房」モードの選択時にクリーニングを実行する場合について説明したが、その他の運転モードの選択時に行われるクリーニングも高速クリーニング時間(TB)行われ、図10で説明したクリーニングと同様のクリーニングが行われる。
次に、図11を用いて、運転モードの終了時に行われるクリーニングモードについて説明する。なお、図11では、運転モードの一例として、「換気」モードが選択された場合に行われるクリーニングモードについて示しているが、他の運転モードについても同様のクリーニングモードが行われる。ここで、図9(S18参照)を用いて説明したように、運転モード終了時に行われる回転除湿ロータ10のクリーニング時間は、集中クリーニング時間(TC)である。なお、「換気」モードについては、上述した図11の説明と同様であるので、ここでは「クリーニング」モードについてのみ説明する。
図11に示すように、「換気」モードが終了すると「クリーニング」モードが行われる。
このクリーニングモードでは、再生ファン50が「ON」にされ、再生風路200の入口から空気を排出する方向に流れるようにして、再生ヒータ40および補助ヒータ4000を「ON」として回転除湿ロータ10に向かう空気の温度を高温としている。これにより、回転除湿ロータ10に向かう空気が高温となり、その高温になった空気により回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を活性化させ放出(離脱)させ、短時間で異臭物質を排出させることができる。なお、クリーニングモードでは、回転除湿ロータ10が「ON」となり回転しているので、回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を満遍なく放出させることができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が換気位置にされ、吸引ファン20が低速(小)で回転しているが、これによっても浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、その空気により回転除湿ロータ10から高濃度で放出される再生風路200内の異臭物質が浴室内に戻ってくることを防止することができる。
また、この回転除湿ロータ10のクリーニングでは、切換ダンパ70が全開状態にされ吸引ファン20が低速(小)で回転されているので、浴室内から吸引された空気が排気風路100に送り込まれ、この送り込まれた空気と再生風路200内の高温の空気とが混合して、その温度を低下させることができる。これにより、高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が再生風路200内で排気風路100内の温度の低い空気と混合され、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、除去することができる。
また、再生風路200内には冷却手段86が設けられているので、再生風路200内の高温の空気をこの冷却手段86により低下させることができる。これにより、高温の空気を回転除湿ロータ10に吹きつけても、その高温の空気の温度が冷却手段86により冷やされ、再生風路200内の空気の温度を低下させ再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止することができる。このように、再生風路200と連結する排気管(図示略)の熱損傷を防止できるので、回転除湿ロータ10に高温の空気を吹き付けることができ、短時間で回転除湿ロータ10に付着している異臭物質を放出させ、短時間で回転除湿ロータ10に吸着された異臭物質を除去することができる。なお、本実施形態では、切換ダンパ70を換気位置にし、排気風路100から再生風路200内に空気を送り込んでいるが、これに限らず、切換ダンパ70を全閉状態にして、排気風路100から再生風路200に空気を送り込まず、冷却手段86のみで、再生風路200内の空気の温度を低下させるようにしてもよい。
そして、回転除湿ロータ10のクリーニングが終了(図9のS8で「Y」)すると、浴室乾燥機1の運転が終了する。
なお、図11では、「換気」モードの終了時にクリーニングを実行する場合について説明したが、その他の運転モードの終了時に行われるクリーニングも集中クリーニング時間(TC)行われ、図11で説明したクリーニングと同様のクリーニングが行われる。
また、本実施形態では、図27に示すように、第1実施形態における浴室乾燥機1(図8等参照)に冷却手段86を設けた構成としたが、これに限らず、第2実施形態〜第5実施形態における浴室乾燥機1(図12、図14、図17、図20参照)に冷却手段86を設けた構成としてもよい。この場合も本実施形態と同様の効果を奏する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の一実施形態に係る浴室乾燥機の使用形態の一例を示す。 浴室乾燥機の制御系を示すブロック図である。 操作パネル700の一例を示す 「除湿」モードの場合のダンパの状態や空気の流れを示す動作図である。 「除湿」モードの場合のヒータの状態や空気の流れなどを説明するための説明図である。 「衣類乾燥」モード及び「涼風」モードの場合のダンパの状態や空気の流れを示す動作図である。 「暖房」モードの場合のダンパの状態や空気の流れを示す動作図である。 「換気」モードの場合のダンパの状態や空気の流れを示す動作図である。 本発明の一実施形態における浴室乾燥機のクリーニングモードが行われるタイミングを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態における浴室乾燥機の運転モード選択時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。 本発明の第1実施形態における浴室乾燥機の運転モード終了時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。 本発明の第2実施形態の浴室乾燥機により行われるクリーニングモードの説明図である。 暖房ヒータ30を補助ヒータとして用いた浴室乾燥機の制御系を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態の浴室乾燥機により行われるクリーニングモードの説明図である。 本発明の第3実施形態における浴室乾燥機の運転モード選択時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。 本発明の第3実施形態における浴室乾燥機の運転モード終了時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。 本発明の第4実施形態の浴室乾燥機により行われるクリーニングモードの説明図である。 本発明の第4実施形態における浴室乾燥機の運転モード選択時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。 本発明の第4実施形態における浴室乾燥機の運転モード終了時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。 本発明の第5実施形態の浴室乾燥機により行われるクリーニングモードの説明図である。 本発明の第5実施形態における浴室乾燥機の運転モード選択時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。 本発明の第5実施形態における浴室乾燥機の運転モード終了時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。 本発明の第6実施形態の浴室乾燥機により行われるクリーニングモードの説明図である。 本発明の第6実施形態における浴室乾燥機の運転モード選択時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。 本発明の第6実施形態における浴室乾燥機の運転モード終了時に行われるクリーニングモードのタイムチャートを示す図である。 本発明の第7実施形態の浴室乾燥機により行われるクリーニングモードの説明図である。 本発明の第8実施形態の浴室乾燥機により行われるクリーニングモードの説明図である。
符号の説明
1 浴室乾燥機
10 除湿ロータ
20 吸引ファン
30 暖房ヒータ
40 再生ヒータ
50 再生ファン
60 除湿ロータ用モータ
70 切換ダンパ
84 バイパス風路
81 循環再生連結風路
82 循環再生風路ダンパ
83 循環風路口
85 熱交換用金属
86 冷却手段
100 排気風路
200 再生風路
4000 補助ヒータ
501 乾燥機本体
505 可動ルーバ
509 表面グリル
519 制御装置
811 連結風路
900 循環風路
900A 循環風路上流部
900B 循環風路下流部

Claims (10)

  1. 室内の構成部材に固定され、室内の空気を室外に排気、及び室内の空気を除湿する室内用除湿装置において、
    前記室内の空気を取入れる吸引口と、
    前記吸引口から吸引された空気が通過する際に空気中の水分を吸着する複数の除湿通路からなる回転除湿ロータと、
    前記吸引口から吸引され、前記回転除湿ロータの一部領域の除湿通路を通過する空気を室外へ排出する再生風路と、
    前記再生風路に設けられ、前記回転除湿ロータの上流に設けられた再生ヒータと、
    前記再生風路に設けられた再生ファンと、
    前記吸引口から吸引され、前記回転除湿ロータの一部領域と異なる他部領域の除湿通路を通過する空気を前記室内に吹き出す前記再生風路と別個独立に設けられた循環風路と、
    前記循環風路の出口を構成する循環吹出口と、
    前記循環風路内に空気を吸引する吸引ファンと、
    前記回転除湿ロータを加熱するための第2ヒータと、
    前記室内用除湿装置を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記室内用除湿装置の運転モードとして、
    前記室内に除湿された空気を供給するように、前記回転除湿ロータを回転させながら、前記吸引ファン、前記再生ファン及び前記再生ヒータを動作させる除湿モードと、
    前記回転除湿ロータを回転させながら、前記再生ファン、前記再生ヒータ及び前記第2ヒータを動作させるクリーニングモードを備えていることを特徴とする室内用除湿装置。
  2. 前記第2ヒータは、前記再生風路内の前記回転除湿ロータの上流でかつ近傍に設けられたことを特徴とする請求項1記載の室内用除湿装置。
  3. 前記第2ヒータは、前記循環風路内の前記回転除湿ロータの上流でかつ近傍に設けられたことを特徴とする請求項1記載の室内用除湿装置。
  4. 前記第2ヒータは、前記循環風路内に設けられた暖房ヒータであり、
    前記クリーニングモードの実行中に、前記第2ヒータにより加熱された空気が、前記循環風路もしくは前記再生風路の少なくとも一方に導かれるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の室内用除湿装置。
  5. 前記循環吹出口から吹き出される空気を、前記循環風路もしくは前記再生風路の少なくとも一方内に導く連結風路を備え、
    前記クリーニングモードの実行中に、前記第2ヒータにより加熱された空気が、前記連結風路を介して、前記循環風路もしくは前記再生風路の少なくとも一方内に導かれることを特徴とする請求項4記載の室内用除湿装置。
  6. 前記クリーニングモードの実行中に、前記第2ヒータにより加熱された空気の一部が、ダクト形状に形成された循環再生連結風路に導かれ、該循環再生連結風路には、循環風路口と再生風路口が設けられ、前記循環風路口から前記循環風路内に、前記再生風路口から前記再生風路内に前記第2ヒータにより加熱された空気が導かれるように構成されていることを特徴とする請求項4記載の室内用除湿装置。
  7. 前記クリーニングモード実行中の前記吸引ファンの回転数は、前記除湿モード実行中の前記吸引ファンの回転数より低いことを特徴とする請求項4記載の室内用除湿装置。
  8. 前記室内に吹き出される空気の向きを調整する可動ルーバが設けられ、
    前記クリーニングモードの実行中は、前記第2ヒータにより加熱された空気を、前記循環風路もしくは前記再生風路の少なくとも一方に導かれるように前記可動ルーバの向きを切り換えることを特徴とする請求項4記載の室内用除湿装置。
  9. 前記循環吹出口から吹き出される空気のうち、前記循環再生連結風路内に導かれる空気の量を調整するための循環再生風路ダンパをさらに備え、
    前記クリーニングモードの実行中は、前記循環吹出口から吹き出される空気が、前記循環再生連結風路内に導かれる方向に前記循環再生風路ダンパを切り換えることを特徴とする請求項6記載の室内用除湿装置。
  10. 前記室内に吹き出される空気の向きを調整する可動ルーバが設けられ、
    前記クリーニングモードの実行中に、前記第2ヒータにより加熱された空気を、前記連結風路に導かれるように前記可動ルーバの向きを切り換えることを特徴とする請求項5記載の室内用除湿装置。

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