JP2008275268A - 浴室空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回転除湿ロータが搭載された浴室空調装置では、回転除湿ロータに空気中の水分や水分中に溶けた異臭成分などが付着すると、悪臭が発生してしまうという問題があった。
【解決手段】 浴室400内の暖房においては浴室400内の空気を吸引し、その空気を加熱して浴室400内に供給する一方、除湿モードにおいては他室吸引口から浴室400以外の他室内の空気を吸引し、その空気を回転除湿ロータ10の除湿通路に通過させて浴室内に供給するものである。
【選択図】 図15

Description

本発明は、回転除湿ロータを備えた浴室空調装置に関し、詳しくは、浴室内の暖房及び換気を行う浴室空調装置に関する。
従来の浴室空調装置としては、例えば浴室乾燥機に除湿機能を組み込んだものが知られている。これは、浴室を暖房する暖房モードの他に、浴室内の空気を循環ファンで吸引させながら、浴室内を除湿する除湿モードを備えている。そして、循環ファンで吸引された浴室内の空気は、回転除湿ロータの除湿通路に担持されている吸着剤で水分が吸着され、浴室内に乾燥した空気として戻される。
また、回転除湿ロータは回転駆動され、水分を吸着した除湿通路部分が再生ヒータ(セラミックヒータ)と対応する部分にきたときに、再生ファンによって吸引されヒータにより加熱された空気と熱交換して回転除湿ロータが高温となり、回転除湿ロータの除湿通路の吸着剤に吸着されている水分が蒸発する。これにより回転除湿ロータが乾燥され、回転除湿ロータの除湿能力が回復する。この動作を連続的に行う運転モードが除湿モードであり、この除湿モードの運転を数時間続けることにより浴室内が徐々に除湿されて浴室を完全に乾燥させることができる(特許文献1)。また、特許文献2には、回転除湿ロータの除湿通路に担持されている吸着剤は、ゼオライトやシリカゲルなどから構成されていることが記載されている。
特開2004−93008号公報 特開平5−309771号公報
しかしながら、回転除湿ロータに使用されている吸着剤は、一般的に空気中の水分のみならず異臭物質をも吸着する。このように、吸着剤に異臭物質が吸着されている状態で回転除湿ロータの除湿通路に多湿の空気が通過すると、異臭物質より水分の方が吸着剤に吸着される力(親和性)が強い(高い)ため、吸着された異臭物質が多湿の空気中の水分と置換され、異臭物質が室内に放出されてしまうという問題があった。ここで、この異臭物質は、空気中に存在するものであり、水分と異臭物質とが少しづつ置換される程度であれば特に問題が生じないが、回転除湿ロータに多くの異臭物質が吸着され、そこに大量の多湿の空気が一気に通過するような場合には、異臭物質が水分と一気に大量に置換され、使用者に不快に感じさせるほどの異臭が放出される。特に、除湿装置が梅雨時などの高湿度となる条件下や、また浴室等の多湿の環境下で使用されると、回転除湿ロータに異臭物質が多く吸着されていれば、その異臭物質が水分と一気に置換されて、使用者を不快に感じさせるほどの異臭が放出されるという問題があった。
この問題はあらゆる室内において生じる可能性があるが、特に、浴室は異臭の要因となるジエチルヘキサナールやデカナール等の有機物質が居間などの他室に比べて多量に存在しているため、回転除湿ロータの除湿通路に比較的早期に多くの異臭物質が吸着されてしまう可能性がある。また、浴室は大量の水分が存在し、相対湿度が高まる高温の環境下でもあるので、不快な濃度の異臭が極めて発生しやすい環境にあるといえる。また、その反面、カビなどが発生しやすい浴室では除湿に対する要求は極めて高いものがあり、この異臭の軽減は非常に多くの使用者から強く望まれている。
ここで、本問題を解決するために、回転除湿ロータに異臭物質が吸着されるのを抑制するために回転除湿ロータの吸着剤の材料を変更したり、吸着剤の異臭物質が接触する機会を減らすようなやり方も考えられるが、このようなやり方だけでは、短時間で異臭物質が多く吸着されてしまうのを抑制できるというだけであり、また、異臭物質の付着を抑制するようにすると必然的に吸着剤に水分も吸着されにくくなり、除湿性能が大きく犠牲になるという問題が新たに生じる。
そこで、本発明は、除湿性能を大きく犠牲にすることなく、強い臭気が発生することのない浴室空調装置を提供するものである。
本発明のうち第1の態様に係るものは、浴室以外の他室内から空気を吸引するための他室吸引口と、空気が通過する際に空気中の水分を吸着する複数の除湿通路からなる回転除湿ロータと、浴室空調装置を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、他室吸引口より吸引した空気を回転除湿ロータに通過させて浴室内に供給し、且つ、浴室内の空気を吸引して屋外へ排出する除湿モードを有することを特徴とする。
本発明では、浴室内の暖房においては浴室内の空気を吸引し、その空気を加熱して浴室内に供給する一方、除湿モードにおいては他室吸引口から浴室以外の他室内の空気を吸引し、その空気を回転除湿ロータの除湿通路に通過させて浴室内に供給するものである。浴室以外の他室内の空気は浴室内と比較して低湿度であり、空気中に含まれる水分量が少ない。したがって、回転除湿ロータに異臭物質が吸着されている場合であっても、異臭物質が空気中の水分と置換されて一気に浴室内に放出されてしまうということがない。すなわち本発明によれば、浴室内の暖房においては浴室内の空気を循環させることで効率良く加熱する一方、除湿モードにおいては浴室以外の他室内の空気を吸引し、回転除湿ロータに通過させて浴室内に供給することで、異臭物質の放出を抑制して浴室内を除湿し、乾燥させることができる。また、もともと低湿度の他室内の空気を回転除湿ロータに通過させるため、回転除湿ロータを通過したその空気はさらに低湿度になり、その低湿度となった空気を浴室内に供給することにより、浴室内を迅速に乾燥させることができる。
本発明のうち第2の態様に係るものは、第1の態様に係る浴室空調装置であって、制御手段は、他室吸引口から吸引して回転除湿ロータを通過させた空気の一部を他室内に供給し、残りの空気を浴室内に供給することを特徴とする。
水分を含む空気が回転除湿ロータを一度通過する際に、回転除湿ロータにより吸着される水分の量は限られている。また、他室内の空気は浴室内の空気に比べ低湿度である。本発明によれば、その他室内の空気を吸引し、回転除湿ロータに通過させて乾燥させ、その乾燥した空気の一部を他室内に戻す。そして、その他室内に戻された空気を再度吸引して回転除湿ロータに通過させ、その一部をまた他室内に戻すという循環を行うことにより、その空気は回転除湿ロータに繰り返し水分を吸着され、ますます乾燥していく。この乾燥した空気を浴室内に供給することにより、浴室内の湿度をさらに低下させ、浴室内を効率よく乾燥させることができる。
本発明のうち第3の態様に係るものは、第2の態様に係る浴室空調装置であって、他室内から空気を吸引し、空気を吹き出す送風機と、送風機により吹き出された空気のうち、浴室内と他室内のそれぞれに供給する空気の風量比を変更するダンパと、を備え、制御手段は、除湿モードを開始すると、浴室内に供給する空気の風量が他室内に供給する空気の風量より多くなるようダンパを制御する第1のモードと、第1のモードの後に、浴室内に供給する空気の風量が他室内に供給する空気の風量以下となるようダンパを制御する第2のモードとを有することを特徴とする。
除湿モードの開始初期には、浴室内と他室内との湿度差が大きい。本発明によれば、除湿モードの開始初期に浴室内に供給する空気の風量を他室内に供給する空気の風量より多くする第1のモードにより、他室内の空気を大量に浴室内に供給して、浴室内の湿度を他室内の湿度と同程度まで迅速に下げることができる。第1のモード後は、浴室内に供給する空気の風量を減らす一方、他室内を循環させる空気の風量を増やす第2のモードにより、他室内の循環によってさらに乾燥した空気を大量に浴室内に供給するので、浴室内を迅速に乾燥させることができる。
本発明のうち第4の態様に係るものは、第3の態様に係る浴室空調装置であって、浴室内の湿度を検出する湿度センサを、さらに備え、制御手段は、湿度センサが検出する所定時間あたりの湿度の変動が所定値以下となったときに、第1のモードから第2のモードに移行することを特徴とする。
除湿モードの開始初期、第1のモードにより、他室内の空気が大量に浴室内に供給され、浴室内の湿度が他室内の湿度と同程度まで下がり切ると、湿度センサが検出する所定の時間あたりの湿度の変動が所定値以下となる。本発明によれば、このタイミングで第2のモードに移行することで、浴室内と他室内の湿度差を最大限利用し、浴室内を迅速に乾燥させることができる。
本発明のうち第5の態様に係るものは、第1の態様に係る浴室空調装置であって、他室吸引口は、浴室の隣室から空気を吸引するためのものであり、制御手段は、除湿モードにおいて、浴室内から排出する空気の風量を、回転除湿ロータを通過して浴室内に供給する空気の風量以上とすることを特徴とする。
浴室の隣室内から吸引した空気を回転除湿ロータに通過させて浴室内に供給する浴室空調装置では、浴室内の多湿の空気が隣室内に流入すれば、その多湿の空気(多くの水分を含む空気)が他室吸引口より吸引されて回転除湿ロータを通過し、その多量の水分が回転除湿ロータに付着する異臭物質と置換されることにより、その異臭物質が一気に放出されてしまうおそれがある。本発明によれば、除湿モードにおいて浴室内から排出する空気の風量を、浴室内に供給する空気の風量以上にすることにより、浴室内の圧力が隣室内より低くなり、浴室内の多湿の空気が隣室内に流入することがなく、回転除湿ロータから異臭物質が一気に放出されることもないという有利な効果を有する。
本発明のうち第6の態様に係るものは、第5の態様に係る浴室空調装置であって、制御手段は、除湿モードを開始してから所定時間が経過する前における浴室内から屋外へ排出する空気の風量を、所定時間経過後における浴室内から排出する空気の風量よりも大きくすることを特徴とする。
除湿モードの開始初期には、浴室内と隣室内との湿度差が大きい。本発明によれば、除湿モードの開始初期には、大きな風量で浴室内の空気を排出することにより、浴室内の圧力を隣室内より低くして、隣室内の空気を浴室内に積極的に供給して浴室内の換気を行い、湿度を隣室内の湿度と同程度まで一気に下げることができる。そして除湿モードが開始されてから所定時間経過後は、浴室内から排出する空気の風量を小さくし、回転除湿ロータを通過させて浴室内に供給する乾燥した空気がすぐに浴室内から排出されてしまうことを防ぐことができる。
本発明のうち第7の態様に係るものは、第5の態様に係る浴室空調装置であって、浴室のドアにガラリが設けられ、ガラリには、隣室内から浴室内へのみ空気の移動を可能にしたシャッターバルブを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、浴室のドアのガラリに、隣室内から浴室内へのみ空気の移動を可能にしたシャッターバルブが設けられているので、浴室内から隣室内に空気が移動せず、浴室内から隣室に多湿の空気が流出することを防止することができる。これにより、浴室から隣室に多湿の空気が流出することがなく、回転除湿ロータから異臭物質が一気に放出されることもないという有利な効果を有する。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態における浴室暖房乾燥装置(以下、「浴室乾燥機」と略す)について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る浴室乾燥機の使用形態の一例を示す。
本実施形態に係る浴室乾燥機1は、浴室400の天井裏に設置される浴室ユニット1000と、脱衣室600の天井裏に設置される脱衣室ユニット2000を有している。この浴室乾燥機1は、浴室400内の「乾燥」のほか、「暖房」、「除湿」も行うことができる。
浴室ユニット1000は、浴室400内の空気を吸込み、その空気を排気ダクト500から排出し、また再度浴室400内に戻したりするものである。脱衣室ユニット2000は、脱衣室600内の空気を吸込み、その空気を浴室400内に供給し、また送気ダクト501を介して排気ダクト500から排出し、さらに再度脱衣室600に戻したりするものである。なお、浴室ユニット1000および脱衣室ユニット2000の構造については、図2および図3を用いて詳述する。
脱衣室600の壁には、操作パネル700が取り付けられている。また浴室ドア800には、ガラリ801が設けられている。なお、操作パネル700については、図4を用いて詳述し、ガラリ801については、図5および図6を用いて詳述する。
次に、図2を用いて、浴室ユニット1000の構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態における浴室ユニットの断面図である。
浴室ユニット1000は、浴室天井400Aの裏面側(上面)に設置され、浴室ユニット1000の下面側には、浴室側グリル509が備えられている。そして、浴室側グリル509には、浴室400内の空気を吸込む浴室側吸込口510と、浴室400に空気を吹出す浴室側吹出口511が設けられている。
浴室ユニット1000の内部には、浴室側循環風路900と排気風路100が設けられている。
浴室側循環風路900には、暖房ファン20A、暖房ファン用モータ541A、暖房ヒータ30が備えられている。暖房ヒータ30が発熱することにより、暖房ヒータ30を通る空気が暖められ、暖められた空気が浴室側吹出口511から浴室400内へと送られる。なお、浴室側循環風路900の入口に、浴室400内の空気の湿度を検出するための湿度センサ553と、浴室400内の温度を検出するための温度センサ551が備えられている。具体的には、例えば、暖房ヒータ30としては、種々のヒータを採用し得るが、例えば、PTC(Positive Temperature Coefficient:正温度係数)ヒータを用いることができる。PTCヒータは、抵抗体の電気抵抗値が、温度上昇と共に増加するために、自己温度制御性を有する。
一方、排気風路100には、換気ファン50、換気ファンモータ535が備えられている。換気ファン用モータ535は、換気ファン50の上に設けられている。換気ファン50は、例えば遠心型のファンであり、換気ファン用モータ535の駆動により回転する。
この換気ファン50により吸い込まれた空気は、排気ダクト500から屋外に排出される。
また、排気風路100には、閉止弁70が設けられている。この閉止弁70の開閉状態に応じて、後述する脱衣ユニット2000から送気ダクト501を通過させて排気風路100を介して排出される空気の量を調整することができる。
次に、図3を用いて、脱衣室ユニット2000の構成について説明する。図3は、本発明の一実施形態における脱衣室ユニットの断面図である。
脱衣室ユニット2000は、脱衣室天井600Aの裏面側(上面)で、浴室側壁400Bに設置されている。脱衣室ユニット2000の下面側(脱衣室側)には、脱衣室側下面グリル609が備えられ、その脱衣室側下面グリル609に、脱衣室600内の空気を吸込む脱衣室側吸込口610と、脱衣室600に空気を吹出す脱衣室側吹出口611が設けられている。一方、脱衣室ユニット2000の側面側(浴室側)には、脱衣室側側面グリル615が備えられ、その脱衣室側側面グリル615に、浴室400内に空気を吹出す側面吹出口616が設けられている。
脱衣室ユニット2000の内部には、再生風路200と後述する脱衣室側循環風路910、浴室側吹出風路911が設けられている。
再生風路200には、再生ヒータ40、回転除湿ロータ10、回転除湿ロータ用モータ60が備えられている。回転除湿ロータ用モータ60は、回転除湿ロータ10の中心を回転軸として回転除湿ロータ10を回転させるモータである。回転除湿ロータ10は、円盤状のデシカント部材であり、上下方向に空気が通過できるような風路を有している(例えば上下方向に貫けた多数の孔がある)。具体的には、例えば、回転除湿ロータ10は、水分を吸着するための吸着剤(例えば、ゼオライト及び/又はシリカゲル)が担持された、セラミックス製のペーパであり、いわゆるハニカム構造になっている。つまり、回転除湿ロータ10の上下方向の空気が通過する風路は、細かく区切られた複数の風路の集合となっていて、各風路で水分の吸着が行われる。回転除湿ロータ10の直径は、例えば150乃至300ミリメータ程度であり、その厚みは15乃至50ミリメータ程度である。回転除湿ロータ10は、脱衣室ユニット2000の表面側(下面)に設けられ、脱衣室側吸込口610から入った空気の全部或いは大部分が通るようなサイズに構成されている。
再生ヒータ40は、回転除湿ロータ10の上流、例えば、回転除湿ロータ10の表面側(下面)の或る部分の真下に搭載される。再生ヒータ40の水平方向のサイズは、回転除湿ロータ10の水平方向のサイズよりも小さい(例えば回転除湿ロータ10の水平方向サイズの4分の1以下である)。再生ヒータ40の発熱により、回転除湿ロータ10が、吸着した水分を放出し、それにより、回転除湿ロータ10の除湿能力が再生する。具体的には、回転除湿ロータ10を回転させつつ再生ヒータ40が発熱すれば、再生ヒータ40により加熱された空気が回転除湿ロータ10を通ることにより、回転除湿ロータ10の各部で吸着した水分が放出されるので、水分を吸着したことによって低下した回転除湿ロータ10の除湿能力を再生することができる。そして、回転除湿ロータ10から放出された水分(異臭物質を含む)は、閉止弁70が「開」状態で、換気ファン50を回転させることにより、送気ダクト501を通過して浴室ユニット1000に送り込まれ排気ダクト500から屋外に放出される。
一方、脱衣室側循環風路910、浴室側吹出風路911には、回転除湿ロータ10、除湿ファン20B、除湿ファンモータ541B、ダンパ750が備えられている。ダンパ750は、その一端に設けられたダンパ枢軸751で回動可能に枢支されており、脱衣室側連通口910A又は浴室側連通口911Aのいずれかを塞ぐことで、脱衣室側循環風路910又は浴室側吹出風路911のいずれかを選択的に閉止することができる。また、脱衣室側連通口910A及び浴室側連通口911Aの双方を開放することもできる。
除湿ファン20Bは、例えば遠心型のファンであり、除湿ファン用モータ541Bの駆動により回転する。除湿ファン用モータ541Bは、除湿ファン20Bの上に設けられている。除湿ファン20Bが回転することにより、脱衣室側吸込口610から脱衣室600内の空気が吸われ、その吸われた空気が回転除湿ロータ10を介して上方へと流れる。上方へと流れたその空気は、ダンパ750の開閉状態に応じて、浴室400側(脱衣室側側面グリル615に向かう方向)と脱衣室600側(脱衣室側下面グリル609に向かう方向)の少なくとも一方に流れる。このように、除湿ファン20Bの左に流れた空気が脱衣室側側面グリル615に向かう方向か脱衣室側下面グリル609に向かう方向かのどちら又は両方に流れるかは、ダンパ750の開閉状態によって決まる。ダンパ750の開閉状態は、ダンパ用モータ(図示略)の駆動を制御することにより、調節することができる。
図4は、操作パネル700の一例を示す。操作パネル700は、浴室乾燥機1のユーザインタフェース(例えばリモートコントローラ)である。操作パネル700には、浴室乾燥機1が実行できる複数の運転モードにそれぞれ対応した複数の運転モードスイッチが備えられている。具体的には、例えば、「除湿」、「衣類乾燥」、「浴室暖房」、「浴室換気」、および「脱衣室換気」などの運転モードにそれぞれ対応した運転モードスイッチ(運転モードボタン)が搭載されている。使用者は、浴室乾燥機1に実行させたい運転モードに対応した運転モードスイッチを操作することにより、所望の運転モードを浴室乾燥機1に実行させることができる。
制御装置519は、操作パネル700の或る運転モードスイッチの投入信号を受けた場合、温度センサ551及び湿度センサ553のうちの少なくとも一つの検出結果(例えば相対湿度)から、暖房ファン20A、除湿ファン20B,暖房ヒータ30、再生ヒータ40、換気ファン50、回転除湿ロータ用モータ60、閉止弁70およびダンパ750のうちの少なくとも一つを制御し、それにより、投入されたスイッチに対応する運転モードを実行する。
また、操作パネル700には、液晶表示部701を用いて運転時間、運転開始時刻、運転終了時刻を設定できるようになっている。使用者は、指示スイッチ702a、702bを用いて、この液晶表示部701に表示されている運転時間、運転開始時刻、運転終了時刻のいずれかにカーソルを持っていき、それぞれ運転時間、運転開始時刻、運転終了時刻を設定することができる。そして、設定が終了すると確定スイッチ703を操作(押圧)することにより、その内容が登録される。なお、終了スイッチ704は、浴室乾燥機1の運転を終了するときに用いられるスイッチである。
次に、図5および図6を用いて、浴室ドア800に設けられたガラリ801について説明する。図5は、ガラリの通気窓が閉止した状態を示す図であり、図6は、ガラリの通気窓が開放した状態を示す図である。
図5および図6に示すように、通気窓802(図6参照)と支持部804が設けられている。ここで、図5および図6に示す浴室ドア800の手前側が浴室400側であり、奥側が脱衣室600側である。支持部804は、浴室ドア800の浴室400側に設けられている。支持部804には、複数の枢軸挿入孔(図示略)が設けられ、枢軸803が枢軸挿入孔(図示略)に挿入されることにより枢軸803が支持部804に支持される。そして、それぞれの可動翼805の上端部に枢軸803が取り付けられている。
このように、可動翼805を設けることにより、脱衣室600内から浴室400内へ空気を移動させることができるが(図6参照)、浴室400内から脱衣室600内には空気を移動させることができない(手前から奥(図5参照))。換言すると、脱衣室600内の気圧が浴室400内の気圧よりも高い場合には、脱衣室600内の空気の圧力により、ガラリ801の可動翼805が押され通気窓802を開放し、脱衣室600内の空気が浴室400内に移動するが、浴室400内の気圧が脱衣室600の気圧よりも高い場合には、浴室400内の空気の圧力により、ガラリ801の可動翼805が押されても通気窓802を開放しないので、浴室400内の空気が脱衣室600内に移動しない。
図7は、浴室乾燥機の制御系を示すブロック図である。制御装置519は、例えば、CPU625やメモリ612を備えている。CPU625は、例えば、操作パネル700、温度センサ551及び湿度センサ553のうちの少なくとも一つから信号を受けた場合、その信号をもとに、除湿ファン用モータ541B、回転除湿ロータ用モータ60、ダンパ用モータ612、再生ヒータ40、暖房ファン用モータ541A、換気ファン用モータ535、閉止弁用モータ542、および暖房ヒータ30のうちの少なくとも一つを必要に応じて制御することができる。換言すれば、例えば、CPU625は、除湿ファン20Bの回転、回転除湿ロータ10の回転、ダンパ750の開閉、再生ヒータ40による発熱、暖房ファン20Aの回転、換気ファン50の回転、閉止弁70の開閉、および暖房ヒータ30による発熱を制御することができる。
ここで、浴室ユニット1000側に、CPU625、メモリ612、暖房ファン用モータ541A、暖房ファン20A、換気ファン用モータ535、換気ファン50、閉止弁用モータ542、閉止弁70、暖房ヒータ30、温度センサ551、および湿度センサ553が設けられている。一方、脱衣室ユニット2000側には、除湿ファン用モータ541B、除湿ファン20B、回転除湿ロータ用モータ60、回転除湿ロータ10、ダンパ用モータ612、ダンパ750、および再生ヒータ40が設けられている。
以下、図8〜図15を参照して、各運転モードにおける空気の流れなどについて説明する。まず、図8を用いて、「衣類乾燥」モードの場合の空気の流れについて説明する。図8は、「衣類乾燥」モードの場合の空気の流れを示す動作図である。
操作パネル700の「衣類乾燥」の運転スイッチが操作されると、「衣類乾燥」モードが開始される。「衣類乾燥」モードでは、制御装置519は、暖房ファン20Aを回転させ、暖房ヒータ30の電源をオン状態にする。また、制御手段519は、閉止弁70を閉止状態とし、換気ファン50を回転させる。これにより、「衣類乾燥」モードによれば、浴室側吸込口510から吸い込まれた浴室400内の湿った空気が排気風路100から排気ダクト500を介して浴室400外に排出され、脱衣室600の乾いた空気がガラリ801を介して浴室400内に供給される。また、浴室側吸込口510から浴室400内の空気を吸い込み、その空気を暖房ヒータ30により加熱しながら循環させることで、浴室400内に干された衣類の乾燥を促進させることができる。
図9は、「浴室暖房」モードの場合の空気の流れを示す動作図である。
操作パネル700の「浴室暖房」の運転スイッチが操作されると、「浴室暖房」モードが開始される。「浴室暖房」モードでは、制御装置519は、暖房ファン20Aを回転させ、暖房ヒータ30の電源をオン状態にする。これにより、浴室側吸込口510から浴室400内の空気を吸い込み、その空気を暖房ヒータ30により加熱しながら循環させることで、浴室400内の空気を暖めることができる。
図10は、「浴室換気」モードの場合の空気の流れを示す動作図である。
操作パネル700の「浴室換気」の運転スイッチが操作されると、「浴室換気」モードが開始される。「浴室換気」モードでは、制御手段519は、閉止弁70を閉止状態とし、換気ファン50を回転させる。このように、「浴室換気」モードによれば、浴室側吸込口510から吸い込まれた浴室400内の湿った空気が排気風路100から排気ダクト500を介して浴室400外に排出され、脱衣室600の乾いた空気がガラリ801を介して浴室400内に供給される。これにより浴室400内の湿度まで迅速に乾燥させることができる。
図11は、「脱衣室換気」モードの場合の空気の流れを示す動作図である。
操作パネル700の「脱衣室換気」の運転スイッチが操作されると、「脱衣室換気」モードが開始される。「脱衣室換気」モードでは、制御装置519は、閉止弁70を開放状態とし、換気ファン50を回転させる。これにより、「脱衣室換気」モードによれば、脱衣室側吸込口610から吸い込まれた脱衣室600内の空気が排気風路100から排気ダクト500を介して浴室400外に排出される。なお、「脱衣室換気」モードでは、回転除湿ロータ10が回転されず、再生ヒータ40はオフ状態になっている。
次に、「浴室換気」モードと「脱衣室換気」モードが同時に行われる「両室換気」モードについて説明する。図12は、「両室換気」モードの場合の空気の流れを示す動作図である。
操作パネル700の「浴室換気」および「脱衣室換気」の両方の運転スイッチが操作されると、「両室換気」モード(「浴室換気」モードと「脱衣室換気」モードが同時行われるモード)が開始される。「両室換気」モードでは、制御手段519は、浴室ユニット1000の閉止弁70を閉止状態とし、換気ファン50を回転させるとともに、脱衣室ユニット2000のダンパ750を全開状態(浴室400側に流れる方向)にし、除湿ファン20Bを回転される。これにより、浴室ユニット1000の浴室側吸込口510から吸い込まれた浴室400内の湿った空気が排気風路100から排気ダクト500を介して浴室400外に排出されるとともに、脱衣室ユニット2000の脱衣室側吸込口610から吸い込まれた脱衣室600内の空気が浴室400の側面吹出口616から浴室400内に供給され、また脱衣室600内の空気が浴室ドア800のガラリ801から浴室400内に供給される。
次に、図13〜図15を用いて、「除湿」モードについて説明する。図13は、本発明の一実施形態における「除湿」モードのフローチャートであり、図14は、本発明の一実施形態における「除湿」モードのタイミングチャートであり、図15は、本発明の一実施形態における「除湿」モードの場合の空気の流れを示す動作図である。
操作パネル700の「除湿」の運転スイッチが操作されると、「除湿」モードが開始される(図14の時間「t1」)。
まず、S1において、除湿ファン用モータ541Bが「ON」し、回転除湿ロータ用モータ60が「ON」し、再生ヒータ40が「ON」し、閉止弁70を全開状態にし、ダンパ750を浴室400側に多くの空気が流れる方向に駆動し(浴室側(75%)>脱衣室側(25%))、換気ファン用モータ535を回転数ωで回転させる。そして、脱衣室側吸込口610から吸い込まれた脱衣室600内の空気が回転除湿ロータ10を通過して水分を吸着され、その多くの空気が側面吹出口616から浴室400内に供給(空気量大)されるとともに、残りの空気が脱衣室側吹出口611から脱衣室600内に戻される(空気量小)(図14、図15参照)。また、回転除湿ロータ10を回転させつつ再生ヒータ40を発熱させているので、再生ヒータ40により加熱された空気が回転除湿ロータ10を通ることにより、回転除湿ロータ10の各部で吸着した水分が放出される。この放出された水分(異臭物質を含む)は、閉止弁70が全開状態で、換気ファン50を回転させることにより、送気ダクト501を通過して浴室ユニット1000に送り込まれ排気ダクト500から屋外に放出される。なお、本実施形態では、「除湿」モードの開始時の浴室400内の湿度を「H1」としている(図14参照)。
このように、脱衣室600内の低湿度の空気(含まれる水分量が少ない空気)を回転除湿ロータ10の除湿通路に通過させることにより、回転除湿ロータ10に吸着されている異臭物質と置換される水分量が少ないため、回転除湿ロータ10に異臭物質が吸着されている場合であっても、異臭物質が一気に浴室400内に放出されてしまうということがない。また、換気ファン50を高回転(回転数ω)で回転させているので、浴室400内から排出される空気の風量が浴室400内に供給される空気の風量以上になり、浴室400内の圧力が脱衣室600内より低くなるため、浴室400内の多湿の空気が脱衣室600内に流入することがなく、回転除湿ロータ10から異臭物質が一気に放出されることもない。
また、もともと低湿度の脱衣室600内の空気を回転除湿ロータ10に通過させるので、その回転除湿ロータ10を通過した空気はさらに低湿度になり、その低湿度になった脱衣室600内の空気を、ダンパ750を浴室400側に多くの空気が流れる方向に駆動し、除湿ファン20Bを高回転で回転させることにより、浴室400内に一気に供給され浴室400内を迅速に乾燥させることができる。
また、換気ファン50を高回転(回転数ω)で回転させていることにより、浴室400内から排出される空気の風量が浴室400内に供給される空気の風量以上になり、浴室400内の圧力が脱衣室600内より低くなるため、脱衣室600内の空気を側面吹出口616およびガラリ801から浴室400内に積極的に供給することができる。これにより、浴室400内と脱衣室600内の湿度差が大きい除湿モード開始初期において、脱衣室600内の空気を大量に浴室400内に供給して、浴室400内の湿度を脱衣室600内の湿度と同程度まで迅速に下げることができる。
次に、S2において、所定時間当たりの浴室400内の湿度(H)の変動が所定値(h2)未満になったかが判断される。浴室400内の湿度は、湿度センサ553により検出される。そして、S2で「N(No)」であれば再度S2が行われ、「Y(Yes)」であれば浴室400内の湿度が脱衣室600内と同程度まで低下したものと判断し、S3に進む。ここで、所定値「h2」は、あらかじめ定められた値に設定してもよいし、脱衣室600内の湿度を検出する別の湿度センサ(図示せず)を配設し、その別の湿度センサが検出する湿度と同程度となるよう設定しても良い。
S2において、所定時間当たりの浴室400内の湿度の変動が「h2」未満になったと判断されると(そのときの湿度を「H2」とする)、次に、S3において、換気ファン用モータ535の回転数を落とし、換気ファン50を回転(回転数2ω/3)させる(図14(時間t2)参照)。このように、所定時間当たりの浴室400内の湿度の変動が所定値「h2」以上である間は、脱衣室600内の空気を大量に浴室400内に供給し、浴室400内の湿度を脱衣室600内の湿度と同程度の湿度H2になるように迅速に下げ、所定値「h2」未満になった後は、浴室400内から屋外に排出される空気の風量を、側面吹出口616から浴室400内に供給される除湿空気の風量より少し多くなる程度することにより、浴室400内に供給された乾燥した空気が直ちに浴室400外に排出されてしまうことを防ぎ、浴室400内の湿度を漸次低下させることができる。
次に、S4において、所定時間当たりの浴室400内の湿度(H)の変動が所定値(h3)未満になったかが判断される。そして、S4で「N(No)」であれば再度S4が行われ、「Y(Yes)」であればS5(第2のモード)に進む。ここで、所定値「h3」は、あらかじめ定められた値である。
S4において、所定時間当たりの浴室400内の湿度の変動が「h3」未満になったと判断されると(そのときの湿度を「H3」とする)、次に、S5において、ダンパ750を脱衣室600側に多くの空気が流れる方向に駆動し(脱衣室側(75%)>浴室側(25%))、換気ファン用モータ535の回転数をさらに落とし、換気ファン50を回転(回転数ω/3)させる(図14(時間t3)参照)。このように、脱衣室600内の空気が吸引され、その空気を回転除湿ロータ10に通過させて乾燥させ、その乾燥した空気の一部を脱衣室600内に戻し、そして、その脱衣室600内に戻された空気を再度吸引して回転除湿ロータ10に通過させ、その一部をまた脱衣室600内に戻すという循環を行うことにより、その空気は回転除湿ロータ10に繰り返し水分を吸着され、ますます乾燥していく。そして、第2のモードでは、浴室400外に排出される空気を減らすことにより、浴室400内に供給された乾燥した空気が過度に浴室400外に排出されないようにすることができ、他方、脱衣室600内を循環させる空気の風量を増やすことにより、脱衣室600内の循環によってさらに乾燥した空気を浴室400内に供給することができ、浴室400内を効率よく乾燥させることができる。
次に、S6において、所定時間当たりの浴室400内の湿度(H)の変動が「h4」未満になったかが判断される。そして、S6で「N(No)」であれば運転を継続し、「Y(Yes)」であれば、浴室400内が十分に乾燥したものと判断して除湿モードの運転が終了する(そのときの湿度を「H4」とする)。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の一実施形態に係る浴室乾燥機の使用形態の一例を示す。 本発明の一実施形態における浴室ユニットの断面図である。 本発明の一実施形態における脱衣室ユニットの断面図である。 操作パネル700の一例を示す。 ガラリの通気窓が閉止した状態を示す図である。 ガラリの通気窓が開放した状態を示す図である。 浴室乾燥機の制御系を示すブロック図である。 「衣類乾燥」モードの場合の空気の流れを示す動作図である。 「浴室暖房」モードの場合の空気の流れを示す動作図である。 「浴室換気」モードの場合の空気の流れを示す動作図である。 「脱衣室換気」モードの場合の空気の流れを示す動作図である。 「両室換気」モードの場合の空気の流れを示す動作図である。 本発明の一実施形態における「除湿」モードのフローチャートである。 本発明の一実施形態における「除湿」モードのタイミングチャートである。 本発明の一実施形態における「除湿」モードの場合の空気の流れを示す動作図である。
符号の説明
1 浴室乾燥機
10 回転除湿ロータ
20A 暖房ファン
20B 除湿ファン
30 暖房ヒータ
40 再生ヒータ
50 換気ファン
70 閉止弁
100 排気風路
400 浴室
500 排気ダクト
519 制御装置
551 温度センサ
553 湿度センサ
600 脱衣室
700 リモコン
750 ダンパ
800 浴室ドア
801 ガラリ
1000 浴室ユニット
2000 脱衣室ユニット


Claims (7)

  1. 浴室内の空気を吸引し、該空気を加熱して前記浴室内に供給することで前記浴室内を暖房するとともに、前記浴室内の空気を吸引し、該空気を屋外へ排出することで前記浴室内を換気する浴室空調装置において、
    前記浴室以外の他室内から空気を吸引するための他室吸引口と、
    空気が通過する際に空気中の水分を吸着する複数の除湿通路からなる回転除湿ロータと、
    前記浴室空調装置を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記他室吸引口より吸引した空気を前記回転除湿ロータに通過させて前記浴室内に供給し、且つ、前記浴室内の空気を吸引して屋外へ排出する除湿モードを有することを特徴とする浴室空調装置。
  2. 前記制御手段は、前記他室吸引口から吸引して前記回転除湿ロータを通過させた空気の一部を前記他室内に供給し、残りの空気を前記浴室内に供給することを特徴とする請求項1記載の浴室空調装置。
  3. 前記他室内から空気を吸引し、該空気を吹き出す送風機と、
    該送風機により吹き出された空気のうち、前記浴室内と前記他室内のそれぞれに供給する空気の風量比を変更するダンパと、を備え、
    前記制御手段は、
    前記除湿モードを開始すると、前記浴室内に供給する空気の風量が前記他室内に供給する空気の風量より多くなるよう前記ダンパを制御する第1のモードと、
    該第1のモードの後に、前記浴室内に供給する空気の風量が前記他室内に供給する空気の風量以下となるよう前記ダンパを制御する第2のモードとを有することを特徴とする請求項2記載の浴室空調装置。
  4. 前記浴室内の湿度を検出する湿度センサを、さらに備え、
    前記制御手段は、
    前記湿度センサが検出する所定時間あたりの湿度の変動が所定値以下となったときに、前記第1のモードから前記第2のモードに移行することを特徴とする請求項3記載の浴室空調装置。
  5. 前記他室吸引口は、前記浴室の隣室から空気を吸引するためのものであり、
    前記制御手段は、
    前記除湿モードにおいて、前記浴室内から排出する空気の風量を、前記回転除湿ロータを通過して前記浴室内に供給する空気の風量以上とすることを特徴とする請求項1記載の浴室空調装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記除湿モードを開始してから所定時間が経過する前における前記浴室内から屋外へ排出する空気の風量を、前記所定時間経過後における前記浴室内から排出する空気の風量よりも大きくすることを特徴とする請求項5記載の浴室空調装置。
  7. 前記浴室のドアにガラリが設けられ、
    該ガラリには、前記隣室内から前記浴室内へのみ空気の移動を可能にしたシャッターバルブを設けたことを特徴とする請求項5記載の浴室空調装置。

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