JP2012189267A - 屋内空間の乾燥方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】乾燥初期においては、浴室内の空気をヒーター7により加熱して温風を吹き出す加温運転と、浴室内の空気の一部を換気風路4を通して屋外へ排出する換気運転とを同時に行い、その後、ヒーター7をOFFして、除湿ローター8とヒーター9と再生ファン10をONして、浴室内の空気を除湿する除湿運転に切り替える。
【選択図】図1
Description
本発明の屋内空間の乾燥方法は、初期においては、屋内の乾燥対象空間内の空気を加熱する加温運転と、乾燥対象空間内の空気を屋外へ排出する換気運転とを同時に行い、その後、前記加温運転と換気運転を停止して、前記乾燥対象空間内の空気を除湿する除湿運転に切り替えることを要旨とする。
加温運転は、ヒーターの熱を利用して温風を吹き出す手段等が考えられ、除湿運転は、除湿ローターを用いたデシカント方式や熱交換器を用いたエアコン方式等が考えられるが、この2つの運転では乾燥の進み方が異なり、2つを組み合わせることで効率良く乾燥させることができる。
こうすれば、乾燥対象空間内の乾燥の進行状況により適切なタイミングで除湿運転に切り替えることができ、乾燥時間を短くできるとともにエネルギー消費量も節約できるものとなる。
乾燥装置1は、吸込口2aから浴室内の空気を吸い込み、吹出口2bから浴室内に空気を吹き出す循環風路2を備えており、この循環風路2には風路を切り替える切替ダンパー3が設けられ、この切替ダンパー3から分岐して屋外へ通じる換気風路4が接続されている。
また、乾燥装置1内には再生風路5が設けられており、再生風路5内には、除湿ローター8の一部が配置されているとともに、除湿ローター8の上流側には、小型の再生ファン10とヒーター9が設けられており、再生風路5の下流端は屋外へ通じる排出路5bとなっている。
即ち、乾燥初期においては、循環ファン6とヒーター7がONされて、切替ダンパー3は半開きとなるように制御される。
これにより、循環ファン6の回転によって浴室内の空気が吸込口2aから循環風路2内に吸い込まれ、ヒーター7により加熱されて、吹出口2bから空気が温風として浴室内に吹き出される。この時に切替ダンパー3は半開き(例えば、浴室へ戻す風量と屋外へ排出する風量が2対1になるように設定される。)となっているため、循環風路2を通る浴室内の空気の一部が換気風路4を通って屋外へ排出される。
そのため、吹き出される温風により浴室内の温度は上昇してゆき、浴室内の水蒸気は換気風路4から良好に排出されてゆくため、浴室内の温度を下げることなく良好に浴室内を乾燥させてゆくことができる。
即ち、除湿運転に切り替える時には、ヒーター7をOFFして、切替ダンパー3は換気風路4側を完全に閉じるように制御され、除湿ローター8を回転させるとともにヒーター9および再生ファン10をONして除湿運転に切り替える。
なお、除湿運転時には、切替ダンパー3は換気風路4側を完全に閉じるように制御されているため、除湿ローター8を通過して除湿された空気の全部が循環風路2を通り吹出口2bから浴室内に吹き出されて、浴室内は徐々に乾燥されてゆく。
また、除湿運転時には、再生風路5内の再生ファン10が回転することで、脱衣室あるいは浴室あるいはその他の屋内空間に開口された取入口5aから、空気が再生風路5内に取り入れられ、取り入れられた空気はヒーター9で加熱され、この加熱された空気が除湿ローター8に当たることで、除湿ローター8内に吸着されている水分が水蒸気となって除湿ローター8から放出され、この放出された水蒸気は排出路5bを通して屋外に排出されてゆき、これにより除湿ローター8の機能が再生されて良好な除湿機能が維持される。
実線aで示す湾曲した曲線は、ヒーター7により加熱した温風を浴室内に吹き出し、しかも換気風路4から浴室内の水分を屋外へ排出して運転した時、即ち、加温運転と換気運転による乾燥状態を示すものであり、実線aの曲線で示すように、浴室内の衣類の乾燥を促進しながら浴室内の水分を排出する効果が有効に働き、乾燥初期の乾燥速度は速いものとなる。しかし、実線aで示す運転では、脱衣室等から空気を吸引しているため、浴室内の湿度が吸引する空気以下には下がらないために、乾燥後期において乾燥速度が遅くなってしまう傾向がある。
そのため、本例では、実線aで示す加温運転と換気運転を時間T1まで続け、乾燥速度が遅くなる時間T1経過時点で破線bの直線で示す除湿運転に切り替えることにより、時間T2で浴室内の衣類の乾燥を完了させることができ、全体としての乾燥速度を速めることができて、乾燥時間を短くすることができる。
また、実線aで示す運転時には、例えば1200Wのヒーター7をONして運転しているが、破線bで示す除湿運転では、ヒーター7はOFFされ、例えば600Wのヒーター9がONされて運転されるため、実線aの運転の後に破線bの除湿運転に切り替えることにより、全体として電力消費量も少なくなり、エネルギーの節約ができるものとなる。
なお、実施例においては、センサーで切り替えを行っているが、予め設定した時間で切り替えても良い。
この図3の乾燥装置1では、循環風路2,換気風路4の構成は図1と同様であるが、再生風路5が閉回路となっており、再生風路5内の除湿ローター8の下流側に熱交換器11が配置されたものである。
即ち、再生風路5は循環式となっており、再生ファン10の回転により送り出された空気はヒーター9で加熱されて除湿ローター8に当たり、除湿ローター8内の水分が放出されて、除湿ローター8の下流側で放出された水蒸気が熱交換器11内に流れ、この熱交換器11の外側を通過する浴室内の空気により熱交換器11で水蒸気が結露されて水滴となり、水滴は流出口11aから例えば浴室のコーナーを伝い床に流されたり、或いは、浴室外の流出口11aから排水トラップへ流されて除去されるものであり、熱交換器11により良好に水分を除去して、水分が除去された空気が再び再生ファン10から除湿ローター8側へ循環されて、除湿ローター8が良好に再生されるものである。
徐々に浴室内の湿度は下がってゆき、浴室内の温度は徐々に上がってゆくため、浴室内に設置された湿度センサー或いは温度センサーにより、浴室内の湿度が所定の湿度以下になった時、或いは、浴室内の温度が所定の温度以上になった時に、切替ダンパー3は換気風路4を閉じるように制御されて、ヒーター7はOFFされ、再生風路5のヒーター9および再生ファン10がONされ、除湿ローター8が回転されて、除湿運転に切り替えられる。
図4の乾燥装置1では、循環ファン6と切替ダンパー3とヒーター7を備えた循環風路2を備え、切替ダンパー3から分岐して換気風路4が接続されており、除湿運転用の除湿装置部はエアコン方式のものが採用されている。
除湿運転用の除湿装置部は、閉回路である冷媒回路12を備え、この冷媒回路12内には、コンプレッサー13と、その下流側に熱交換器(凝縮器)14が配置され、その下流側に膨張弁15が配置され、さらに下流側に熱交換器(蒸発器)16が配置され、さらにその下流側の下部部位にアキュームレータ18が設けられて構成されている。
循環ファン6により吸い込まれた浴室内の空気が熱交換器(蒸発器)16を通過すると、空気の熱により冷媒が気化されることにより、浴室の空気が冷やされ、空気中の水蒸気が結露して水滴となり、下方のドレンパン17内に水滴が落ちて、水滴は外部へ排出されてゆく。
なお、アキュームレータ18はトラップ状に形成されており、液状の冷媒を除去するためのものである。
その後、浴室内の湿度が所定の湿度以下になった時、或いは浴室内の温度が所定の温度以上となった時に、ヒーター7をOFFし、切替ダンパー3は換気風路4を閉じるように制御するとともに、コンプレッサー13を作動させて除湿運転に切り替える。
なお、このような冷媒回路12によるエアコン方式のものでは、除湿運転用の除湿装置部はヒーターを使用しないために電力消費量はより少ないものとなる。
2 循環風路
2a 吸込口
2b 吹出口
3 切替ダンパー
4 換気風路
5 再生風路
5b 排出路
6 循環ファン
7,9 ヒーター
8 除湿ローター
10 再生ファン
11 熱交換器
12 冷媒回路
13 コンプレッサー
14 熱交換器(凝縮器)
15 膨張弁
16 熱交換器(蒸発器)
17 ドレンパン
18 アキュームレータ
Claims (2)
- 初期においては、屋内の乾燥対象空間内の空気を加熱する加温運転と、乾燥対象空間内の空気を屋外へ排出する換気運転とを同時に行い、
その後、前記加温運転と換気運転を停止して、前記乾燥対象空間内の空気を除湿する除湿運転に切り替える
ことを特徴とする屋内空間の乾燥方法。 - 乾燥対象空間内の湿度が所定の湿度以下になった時、および/または、乾燥対象空間内の温度が所定の温度以上となった時に、前記除湿運転に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の屋内空間の乾燥方法。
Priority Applications (1)
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JP2011053631A JP2012189267A (ja) | 2011-03-10 | 2011-03-10 | 屋内空間の乾燥方法 |
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JP2011053631A Pending JP2012189267A (ja) | 2011-03-10 | 2011-03-10 | 屋内空間の乾燥方法 |
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Cited By (2)
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2011
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