JP2009165956A - 除湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸湿材を用い、除湿経路と再生経路を有する除湿装置において、除湿性能の低下の原因となる、除湿ロータに付着した有機成分を効率的に除去することすることすることができ、また除湿ロータに付着する有機成分を少なくすることを目的とする。
【解決手段】除湿ファン5により室内空気を吸入し、回転式の除湿ロータ3の吸湿領域3aを通過させて除湿された空気を室内に排出する除湿経路6および、再生ファン8により再生ヒータ9で加熱された空気を前記除湿ロータ3の吸湿領域3aとは分離された再生領域3bに吹き付けで水分を蒸発させ、熱交換器10で凝縮して水滴化する再生経路11を備えた除湿装置において、再生経路11の前記除湿ロータ3から出た直後の空気温度が低い状態が継続されると前記除湿ロータ3をクリーニングすることにより、除湿性能の低下を防ぐ。
【選択図】図1

Description

本発明は、除湿ファンにより室内空気を吸入し、回転式の吸湿体の吸湿領域を通過させて除湿された空気を室内に排出する除湿経路および、再生ファンにより再生ヒータで加熱された空気を前記吸湿体の吸湿領域とは分離された再生領域に吹き付けで水分を蒸発させ、熱交換器で凝縮して水滴化する再生経路を備えた除湿装置に関わり、吸収体に蓄積された有機物を除去する技術に関するものである。
従来、この種の除湿装置は、冷凍サイクルを用いないため運転騒音も少なく、軽量でコンパクトに構成できることから、家庭用の除湿装置として普及している。
この装置は、除湿材を備えた除湿ロータと呼ぶ回転する吸湿体の一方で室内の空気から吸湿し、吸湿体の他方において、吸湿した水分をヒータで加熱された高温の空気により蒸発させ、吸湿体、すなわち除湿材を再生し、この高温多湿の空気を熱交換器で凝縮して水とする方式である(例えば特許文献1参照)。
以下、その除湿装置について図8を参照しながら説明する。
図に示すように、除湿ロータ用モータ102で回転駆動される、シリカゲルやゼオライトまたは高分子吸着剤等の除湿材で構成した除湿ロータ103と、除湿ファン用モータ104で駆動される除湿ファン105、除湿ファン105が駆動したとき形成される除湿経路106,再生ファン用モータ107で駆動される再生ファン108、再生ヒータ109、熱交換器110、再生ファン108が駆動したとき形成される再生経路111、熱交換機器110の下部に設けた水タンク112と、前記除湿ロータ用モータ102、除湿ファン用モータ104、再生ファン用モータ107、再生ヒータ109を制御する制御回路で構成される。
除湿ロータ103は、除湿ロータを構成する除湿材により室内空気から水分を吸湿し、室内空気を除湿する除湿領域103aと、室内空気から水分を吸湿した除湿材から吸湿した水分を飛ばし除湿材を再生する再生領域103bに区分され、除湿ロー103は、除湿ロータ用モータ102で回転駆動され、除湿領域103a、次に再生領域103b、次に元に返って、除湿領域103aと順に回転移動し、室内空気の除湿材による除湿と、除湿材の再生を繰り返し、室内空気を除湿する。
ここで、除湿経路106は、矢示のように、室内から吸い込んだ空気を、熱交換器110を経由し、除湿ロータ103の除湿領域103aを経て屋外に排出するように構成されている。
また、再生経路111は、矢示のように、再生ヒータ109から除湿ロータ103の再生領域103bを経て、熱交換器110からふたたび再生ヒータ109に至る循環経路である。
前記制御回路113には、マイクロコンピュータ114と、除湿運転モードを選択するスイッチ115と、除湿運転モードを表示する表示素子116と、前記除湿ロータ用モータ102を駆動する除湿ロータ用モータ駆動素子117と、前記除湿ファン用モータ104を駆動する除湿ファン用モータ駆動素子118と、前記再生ファン用モータ107を駆動する再生ファン用モータ駆動素子119と、前記再生ヒータ109を駆動する再生ヒータ駆動素子120とで構成される。
使用者がスイッチ115により除湿運転を開始すると、除湿ファン用モータ104、除湿ロータ用モータ102と再生ファン用モータ107および再生ヒータ109を駆動して除湿動作が行われるが、このとき、除湿ファン用モータ104の回転数および再生ヒータ109の発熱量を、マイクロコンピュータ114が選択された除湿運転モードに従い決定する。たとえば弱運転では除湿ファン用モータ104の回転数と再生ヒータ109の発熱量が最小となるように制御する。
特開2003−236330号公報
このような従来の除湿装置では、使用状態によっては水分だけでなく、空気中の油煙や芳香剤や防虫剤が気化したガス等の有機成分が除湿ロータの小さな通路に付着し除湿性能が低下するという課題があり、付着した有機成分を効率的に除去することが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、除湿ロータに付着した有機成分を効率的に除去することすることすることができ、また除湿ロータに付着する有機成分を少なくすることのできる除湿装置を提供することを目的としている。
本発明の除湿装置は上記目的を達成するために、除湿ファンにより室内空気を吸入し、回転式の吸湿体の吸湿領域を通過させて除湿された空気を室内に排出する除湿経路および、再生ファンにより再生ヒータで加熱された空気を前記吸湿体の吸湿領域とは分離された再生領域に吹き付けで水分を蒸発させ、熱交換器で凝縮して水滴化する再生経路と、前記再生経路中の吸湿体の下流側に温度を検出する再生温度検出手段を備え、前記再生経路の前記吸湿体から出た直後の空気温度が低い状態が継続されると前記吸湿体をクリーニングするようにしたものである。
この手段により除湿ロータに有機成分が蓄積されたときのみ除去することすることすることができる除湿装置が得られる。
また他の手段は、吸湿体と熱交換器との間の再生経路と除湿経路の一部とを接続するためのダンパを備え、クリーニング中は前記ダンパを開放することにより前記再生経路と前記除湿経路の一部との一部とを接続するようにしたものである。
この手段により熱交換器にダメージを与えることなく吸収体をより高温にすることができより短時間で有機成分を除去することすることすることができる除湿装置が得られる。
また他の手段は、吸湿体から出た直後の空気温度が低い運転時間を累積する不揮発性メモリを備え、累積時間が所定時間以上になったときに吸湿体をクリーニングするようにしたものである。
この手段により移動等により電源が遮断されたときにも空気温度が低い運転時間を累積でき除湿ロータに蓄積された有機成分を確実に除去できる除湿装置が得られる。
また他の手段は、吸湿体から出た直後の空気温度が低い運転時間を累積する不揮発性メモリと、クリーニングの必要性を報知する表示手段と運転モード選択手段としてクリーニングモードを備え、累積時間が所定時間以上になったときに前記表示手段により使用者にクリーニングを促すようにしたものである。
この手段により除湿運転の途中でクリーニングによる風量や運転音が突然変化することによる不自然感を無くすことができる。
また他の手段は、クリーニング中は再生ヒータの発熱量を最大にするようにしたものである。
この手段により吸収体を高温で、より短時間で有機成分を除去することすることすることができる除湿装置が得られる。
また他の手段は、クリーニング中は再生ファンの送風量を最小にするようにしたものである。
この手段により吸収体を高温で、より少ない消費電力で有機成分を除去することすることすることができる除湿装置が得られる。
また他の手段は、クリーニング中は除湿ファンの送風量を最小にするようにしたものである。
この手段により吸収体を高温で、静かに有機成分を除去することすることすることができる除湿装置が得られる。
また他の手段は、クリーニング中は吸湿体を所定時期に所定角度ずつ回転送りするようにしたものである。
この手段により吸収体を高温で、より短時間で有機成分を除去することすることすることができる除湿装置が得られる。
また他の手段は、クリーニング中であることを報知する表示手段を備え、クリーニング中は使用者にクリーニング中であることを報知するようにしたものである。
この手段により除湿運転の途中でクリーニングによる風量や運転音が突然変化することによる不安感を無くすことができる。
また他の手段は、クリーニング中であることを報知する表示手段を備え、クリーニングは除湿運転を開始と同時に実施され、クリーニング中は使用者にクリーニング中であることを報知するようにしたものである。
この手段により能力が低下した状態で除湿運転することがなく、除湿運転の途中でクリーニングによる風量や運転音が突然変化することによる不安感を無くすことができる。
また他の手段は、除湿中、再生経路の前記吸湿体から出た直後の空気温度が低い時には吸湿体の回転速度を低下するようにしたものである。
この手段により除湿ロータの温度を上昇させることで除湿ロータに有機成分が付着しにくくすることができる。
また他の手段は、湿度検知手段と、除湿運転中に設定湿度より室内空気湿度が低い時には除湿ファン、再生ファン、再生ヒータを停止するようにしたものである。
この手段により除湿ロータに有機成分が付着しにくくすることができる。
本発明によれば除湿ロータに付着した有機成分を効率的に除去することすることすることができ、また除湿ロータに付着する有機成分を少なくすることのできるという効果のある除湿装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、除湿ファンにより室内空気を吸入し、回転式の吸湿体の吸湿領域を通過させて除湿された空気を室内に排出する除湿経路および、再生ファンにより再生ヒータで加熱された空気を前記吸湿体の吸湿領域とは分離された再生領域に吹き付けで水分を蒸発させ、熱交換器で凝縮して水滴化する再生経路と、前記再生経路中の吸湿体の下流側に温度を検出する再生温度検出手段を備えたものであり、前記再生経路の前記吸湿体から出た直後の空気温度が低い状態が継続されると前記吸湿体をクリーニングするという作用を有する。
また、吸湿体と熱交換器との間の再生経路と除湿経路の一部とを接続するためのダンパを備えたものであり、クリーニング中は前記ダンパを開放し前記再生経路と前記除湿経路の一部との一部とを接続することにより、より高温吸湿体をクリーニングするという作用を有する。
また、吸湿体から出た直後の空気温度が低い運転時間を累積する不揮発性メモリを備えたものであり、累積時間が所定時間以上になったときに吸湿体をクリーニングするという作用を有する。
また、吸湿体から出た直後の空気温度が低い運転時間を累積する不揮発性メモリと、クリーニングの必要性を報知する表示手段と運転モード選択手段としてクリーニングモードを備えたものであり、累積時間が所定時間以上になったときに前記表示手段により使用者にクリーニングを促すという作用を有する。
また、除湿中、再生経路の吸湿体から出た直後の空気温度が低い時には吸湿体の回転速度を低下させる制御手段を備えたものであり、温度を上昇させるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の除湿装置1の構成を示した図である。
除湿ロータ用モータ2で回転駆動される、シリカゲルやゼオライトまたは高分子吸着剤等の除湿材で構成した除湿ロータ3と、除湿ファン用モータ4で駆動される除湿ファン5、除湿ファン5が駆動したとき形成される除湿経路6,再生ファン用モータ7で駆動される再生ファン8、再生ヒータ9、熱交換器10、再生ファン8が駆動したとき形成される再生経路11、熱交換機器10の下部に設けた水タンク12および前記再生経路中の除湿ロータ3の下流側に温度を検出する再生温度検出手段である温度センサ13とで構成されている。
除湿ロータ3は、除湿ロータを構成する除湿材により室内空気から水分を吸湿し、室内空気を除湿する除湿領域3aと、室内空気から水分を吸湿した除湿材から吸湿した水分を飛ばし除湿材を再生する再生領域3bに区分され、除湿ロータ3は、除湿ロータ用モータ2で回転駆動され、除湿領域3a、次に再生領域3b、次に元に返って、除湿領域3aと順に回転移動し、室内空気の除湿材による除湿と、除湿材の再生を繰り返し、室内空気を除湿する。
ここで、除湿経路6は、矢示のように、室内から吸い込んだ空気を、熱交換器10を経由し、除湿ロータ3の除湿領域3aを経て屋外に排出するように構成されている。
また、再生経路11は、矢示のように、再生ヒータ9から除湿ロータ3の再生領域3bを経て、熱交換器10からふたたび再生ヒータ9に至る循環経路である。
図2は、本発明の実施の形態1の回路図である。
制御部14は前記除湿ファン用モータ4を通電制御する除湿ファン用モータ制御部15と、前記再生ファン用モータ7を通電制御する再生ファン用モータ制御部16と、前記除湿ロータ用モータ2を通電制御する除湿ロータ用モータ制御部17と、前記再生ヒータを通電制御する再生ヒータ制御部18と、複数のLEDからなる表示部19と、複数のスイッチからなる操作部20と、マイクロコンピュータ21とで構成されている。
上記構成において、通常の除湿動作は使用者が操作部20を操作することにより、マイクロコンピュータ21は、除湿ロータ用モータ2と再生ファン用モータ7を駆動し、除湿ファン用モータ4および再生ヒータ9は選択された除湿モードにより回転数と発熱量を選択駆動して行われる。
室内の空気は、除湿ロータ3の除湿領域3aにおいて吸湿され、湿度を低下して再び室内に放出することにより除湿される。
一方、除湿領域3aの位置で吸湿した除湿ロータ3は、回転して再生経路11と係合する再生領域3bの位置において、再生ヒータ9で高温度に加熱された再生経路11の循環空気により蒸発し、水分が飛ばされ、熱交換器10により、前述の吸い込んだ室内空気により冷却されて凝縮し、水滴となる。この冷却された再生経路11の循環空気は再び、再生ヒータ9で加熱され前記動作を繰り返す。なお、熱交換器10内の水滴は、水タンク12に回収される。
除湿運転中、除湿領域3aの位置で空気中の油煙や芳香剤や防虫剤が気化したガス等の有機成分も水分と一緒に除湿ロータ3に吸着されるが、再生ヒータ9で加熱された循環空気が約300℃以上の高温の時には有機成分は酸化されて水と二酸化炭素に分解し除湿ロータ3に残ることはない。一方、再生ヒータ9の発熱量が少ない除湿運転弱モードや他のモードでも室内温度が低い時は、再生経路11の循環空気の温度が下がり、有機成分は分解されず除湿ロータ3に残ることになる。
マイクロコンピュータ21は、再生経路11中の温度センサ13で検出した循環空気の温度が低い時間を積算し、この積算時間が所定の時間に達した時に再生経路11の循環空気の温度が約300℃以上になるよう一時的に再生ヒータ9の発熱量を増加させ、除湿ロータ3に残った有機成分を分解するクリーニングをすることになる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2の除湿装置の構成を示す図である。本実施の形態2の除湿装置の構成は、基本的には図1の構成に新たにバイパス経路22とダンパ23、24を設けた点が異なるもので、実施の形態1と同一部分は同一符号を附し、詳細な説明は省略する。
バイパス経路22は、再生経路11の除湿ロータ3の下流部と除湿経路6の除湿ロータ3の上流部とを連携する形で設けられ、このバイパス経路22を断路もしくは経路するようダンパ23を設置し、さらに、再生経路11の熱交換器10の下流側に、室内の空気を取り入れるためのダンパ24を設けている。
通常の除湿運転中は、ダンパ23は、バイパス経路22を断路するよう、ダンパ24は、閉状態であるが、図3は、クリーニング時の動作状態を示しダンパ24は開状態にする。図4は、本発明の実施の形態2の回路図である。この図は、前述の図2に新たにダンパ駆動部25を加えたもので、図2と同一の符号を付したものは、図2と同一のものなので説明を省略する。
図4において、ダンパ23,24は、ダンパ制御部25を介してマイクロコンピュータ21に接続される構成である。
上記構成において、マイクロコンピュータ21は、再生経路11中の温度センサ13で検出した循環空気の温度が低い時間を積算し、この積算時間が所定の時間に達した時にダンパ制御部25を介してダンパ23,24を通電し、図3に示す空気経路の状態にした後、再生経路11の循環空気の温度が約300℃以上になるよう一時的に再生ヒータ9の発熱量を増加させ、除湿ロータ3に残った有機成分を分解することになる。また、再生経路11の除湿ロータ3を通過した加熱空気はバイパス通路22から除湿経路6に入り、除湿ロータ3を余熱することになる。
これにより、再生経路11の下流側の熱交換器10等に熱によるダメージを与えることなく、より高温で除湿ロータ3に付着した有機成分を分解することになる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3の回路図である。
不揮発性メモリ26はマイクロコンピュータ21に接続されている。
上記構成において、マイクロコンピュータ21は、再生経路11中の温度センサ13で検出した循環空気の温度が低い時間を積算し、随時、不揮発性メモリ26に積算時間を書き込むことにより、使用場所の移動等のため電源が遮断されても積算時間は消えることなく再度電源が投入され使用された場合には積算を継続することができ、過剰に有機成分が除湿ロータ3に蓄積するのを防ぐことができることとなる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4の回路図である。
クリーニングの必要性を報知する表示手段としてのLEDで構成された要クリーニング表示部27、運転モード選択手段としてのクリーニングモード選択手段28および、クリーニングモード設定表示部29はマイクロコンピュータ21に接続されている。
上記構成において、マイクロコンピュータ21は、再生経路11中の温度センサ13で検出した循環空気の温度が低い時間を積算し、随時、不揮発性メモリ26に累積時間を書き込み、累積時間が所定の時間以上になったときには要クリーニング表示部27を点灯し使用者にクリーニングを促す。使用者は前記要クリーニング表示部27が点灯したときには、クリーニングモード選択手段28によりクリーニングモードを選択し除湿ロータ3のクリーニングを行うこととなる。クリーニングモードが選択されるとマイクロコンピュータ21は要クリーニング表示部27を消灯し、リーニングモード設定表示部29を点灯することとなる。
(実施の形態5)
図2の回路図において、再生ヒータ9は発熱量の少ない再生ヒータ9aと発熱量の多い再生ヒータ9bに分かれており、それぞれ再生ヒータ制御部18a、18bに接続されている。
上記構成において、除湿強モードが選択されたときには再生ヒータ9aと再生ヒータ9bに通電され、このときは除湿ロータ3を通過する再生経路11の循環空気は約300℃以上の高温となり、有機成分は除湿ロータ3には蓄積されずクリーニングは不要である。除湿中モードが選択されたときには発熱量の多い再生ヒータ9bにのみ通電され、このとき除湿ロータ3を通過する再生経路11の循環空気は室内空気温度によっては約300℃以下となり、有機成分は除湿ロータ3には蓄積される可能性がある。さらに除湿弱モードでは発熱量の少ない再生ヒータ9aにのみ通電されるので、除湿ロータ3を通過する再生経路11の循環空気は約300℃以下となり、有機成分は除湿ロータ3には蓄積される。
クリーニング時には再生ヒータ9aと再生ヒータ9bに通電し発熱量を最大にすることにより、除湿ロータ3を通過する再生経路11の循環空気を確実に約300℃以上の高温にする。
(実施の形態6)
図2の回路図において、再生ファン用モータ7は回転数が高くなる巻き線と低くなる巻き線を有し、それぞれ再生ファン用モータ制御部16a、16bに接続されている。
上記構成において、通常の除湿運転時は再生ファン用モータ制御部16aのみに通電されている。クリーニング時には再生ファン用モータ制御部16bのみに通電を切換え再生ファン8の送風量を最小にすることにより、再生ヒータ9の発熱量に関係なく除湿ロータ3を通過する再生経路11の循環空気を確実に約300℃以上の高温にする。
(実施の形態7)
図2の回路図において、除湿ファン用モータ4は回転数が異なる巻き線を有し、回転数の高い巻き線からそれぞれ除湿ファン用モータ制御部15a、15b、15cに接続されている。
上記構成において、通常の除湿運転時は選択された運転モード強、中、弱に応じて除湿ファン用モータ制御部15a、15b、15cそれぞれを選択して通電し、送風量を変えている。クリーニング時には選択された運転モードに関わらず除湿ファン用モータ制御部15cのみに通電することによって、除湿経路6の風量を最小にし、室内空気により除湿ロータ3の冷却を少なくし、かつ熱交換器10での熱交換量を少なくすることにより再生経路11の再生空気の温度を高くすることとなる。
(実施の形態8)
図1のおいて、除湿ロータ3の再生領域3bを扇型とした構成としている。
上記構成において、クリーニング開始時にはロータ用モータ2を一旦停止し、所定の時間再生領域3bのみをクリーニングする。その後、再生領域3bの扇型形状の角度分除湿ロータ3が回転するようにロータ用モータ2を通電し再度停止させ、先ほどとは別の除湿ロータ3の領域をクリーニングする。以下同様に除湿ロータ3が1回転するまで上記動作を繰り返すこととなる。
(実施の形態9)
図7は、本発明の実施の形態9の回路図である。
クリーニング中であることを報知する表示手段としてのLEDで構成されたクリーニング中表示部30はマイクロコンピュータ21に接続されている。
上記構成において、クリーニング中にはマイクロコンピュータ21はクリーニング中表示部30を点灯させ、クリーニング中であることを使用者に報知する。
(実施の形態10)
図7において、マイクロコンピュータ21は再生経路11中の温度センサ13で検出した循環空気の温度が低い時間を積算し、この積算時間が所定の時間に達した時でもクリーニング動作を開始せず、一度使用者により除湿運転が停止され、再度除湿運転が開始された時にクリーニング中表示部30を点灯させ、クリーニングを開始する。
(実施の形態11)
図2の回路図において、除湿ロータ用モータ2は回転数が異なる巻き線を有し、回転数の高い巻き線は除湿ロータ用モータ制御部17a、回転数の低い巻き線は除湿ロータ用モータ制御部17bに接続されている。
上記構成において、通常の除湿運転時、マイクロコンピュータ21は選択された運転モード強、中、弱に応じて除湿ファン用モータ制御部15a、15b、15cを選択して通電し、送風量を変えている。また、マイクロコンピュータ21は運転モード強、中、弱に応じて再生ヒータ制御部18a、18bを介して再生ヒータ9の発熱量を変えている。
再生ヒータ9の発熱量が少ない除湿運転弱モードや他のモードでも室内温度が低い時は、再生経路11の循環空気の温度が下がるため、除湿ロータ3に有機成分が蓄積しやすくなる。この時、マイクロコンピュータ21は除湿ロータ用モータ制御部17aから除湿ロータ用モータ制御部17bに通電を切換えて除湿ロータ3の回転速度を低下させて除湿ファン5による風量や再生ヒータ9による発熱量を変えずに除湿ロータ3の温度を上げることとなる。
(実施の形態12)
図2の回路図において、室内空気の湿度を検出する湿度センサ31はマイクロコンピュータ21に接続されている。
上記構成において、除湿運転中は室内空気の湿度を湿度センサ31にて検出し、検出結果をマイクロコンピュータ21に入力している。マイクロコンピュータ21は通常除湿運転が不要となる湿度である40%以下に室内空気の湿度が達すると、除湿ファン5、再生ファン8、再生ヒータ9を停止させることにより、室内空気が除湿ロータ3を通過することをなくし、空気中の有機成分が除湿ロータ3に付着するのを防止することとなる。
本発明の除湿装置は、吸湿体に付着した有機成分を除去することにより除湿量の低下を防止する効果があり、家庭用はもとより業務用の除湿装置としても利用できる。
本発明の実施の形態1および8の除湿装置の構成を示す図 同、実施の形態1,5,6,7,11および12の電気回路図 本発明の実施の形態2の除湿装置の構成を示す図 同、電気回路図 本発明の実施の形態3の電気回路図 本発明の実施の形態4の電気回路図 本発明の実施の形態9および10の電気回路図 従来の除湿装置の構成を示す図 同、電気回路図
符号の説明
2 除湿ロータ用モータ
3 除湿ロータ
4 除湿ファン用モータ
5 除湿ファン
6 除湿経路
7 再生ファン用モータ
8 再生ファン
9 再生ヒータ
10 熱交換器
11 再生経路
12 水タンク
13 温度センサ
22 バイパス経路
23、24 ダンパ
26 不揮発性メモリ
27 要クリーニング表示部
28 クリーニングモード選択手段
29 クリーニングモード設定表示部
30 クリーニング中表示部
31 湿度センサ

Claims (12)

  1. 除湿ファンにより室内空気を吸入し、回転式の吸湿体の吸湿領域を通過させて除湿された空気を室内に排出する除湿経路および、再生ファンにより再生ヒータで加熱された空気を前記吸湿体の吸湿領域とは分離された再生領域に吹き付けで水分を蒸発させ、熱交換器で凝縮して水滴化する再生経路と、前記再生経路中の吸湿体の下流側に温度を検出する再生温度検出手段を備え、前記再生経路の前記吸湿体から出た直後の空気温度が低い状態が継続されると前記吸湿体をクリーニングすることを特徴とする除湿装置。
  2. 吸湿体と熱交換器との間の再生経路と除湿経路の一部とを接続するためのダンパを備え、クリーニング中は前記ダンパを開放することにより前記再生経路と前記除湿経路の一部との一部とを接続することを特徴とする請求項1記載の除湿装置。
  3. 吸湿体から出た直後の空気温度が低い運転時間を累積する不揮発性メモリを備え、累積時間が所定時間以上になったときに吸湿体をクリーニングすることを特徴とする請求項1記載の除湿装置。
  4. 吸湿体から出た直後の空気温度が低い運転時間を累積する不揮発性メモリと、クリーニングの必要性を報知する表示手段と運転モード選択手段としてクリーニングモードを備え、累積時間が所定時間以上になったときに前記表示手段により使用者にクリーニングを促すことを特徴とする請求項1記載の除湿装置。
  5. クリーニング中は再生ヒータの発熱量を最大にすることを特徴とする請求項1記載の除湿装置。
  6. クリーニング中は再生ファンの送風量を最小にすることを特徴とする請求項1記載の除湿装置。
  7. クリーニング中は除湿ファンの送風量を最小にすることを特徴とする請求項1記載の除湿装置。
  8. クリーニング中は吸湿体を所定時期に所定角度ずつ回転送りするように構成されていることを特徴とする請求項1記載の除湿装置。
  9. クリーニング中であることを報知する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の除湿装置。
  10. クリーニング中であることを報知する表示手段を備え、クリーニングは除湿運転を開始と同時に実施されることを特徴とする請求項1記載の除湿装置。
  11. 除湿中、再生経路の前記吸湿体から出た直後の空気温度が低い時には吸湿体の回転速度を低下させる制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の除湿装置。
  12. 湿度検知手段と、除湿運転中に所定湿度より室内空気湿度が低い時には除湿ファン、再生ファン、再生ヒータを停止させる制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の除湿装置。
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