JP2015085266A - 除湿機 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量で騒音が少なく、冬でも除湿能力の高いゼオライトなどを用いた除湿機において、吸湿体に流入する水分量に応じて、除湿ファンや除湿ロータの回転速度を制御することで、単位電力あたりの除湿能力が高い除湿機の提供を目的としている。
【解決手段】除湿機本体1に流入する室内空気の温湿度を検出する湿度センサ13と温度センサ14を設け、吸湿体に流れる風量と室内の温湿度から吸湿体流入する水分量を演算する制御演算部16aを設け、吸湿体に流入する水分量がある一定になるように除湿ファン5や除湿ロータ3の回転速度を制御する。
【選択図】図1

Description

除湿材を備えた除湿ロータで空気中の湿気を除去する除湿機に関するものである。
従来、この種の除湿機は、冷凍サイクルを用いないため運転騒音も少なく、軽量でコンパクトに構成できることから、家庭用の除湿機として普及している。
その中で、従来の除湿機には、例えば、特許文献1のように、再生ヒータの温度、再生ファンの回転数、除湿ファンの回転数、吸湿材の移動速度、のうち少なくとも1つの除湿条件を変化させることにより吸湿材の吸湿条件を最適に保つことを特徴としている。
以下、その除湿機について図4を参照しながら説明する。
この除湿機は、繰り返し移動する吸湿材101と、室内空気102を吸湿材101に通した後に室内に戻して室内の除湿を行う除湿ファン103と、再生用の空気104を加熱して吸湿材101に通し除湿水を奪い再生させることを循環系にて繰り返す再生ヒータ105および再生ファン106と、吸湿材101に通され除湿水を奪い再生ヒータ105側に戻される途中の吸湿した再生用の空気104と熱交換して除湿水を分離する熱交換器107と、熱交換器107によって分離した除湿水を受ける水受け108とを本体112に備え、水受け108の水は貯水ポンプ111によって本体112に着脱できるようにした貯水タンク109に送水して貯水するようにしている。
この除湿機は、吸湿センサ201と温度センサ204を吸湿材101の再生領域の出口に配置して吸湿材101の吸湿度合を検出している。そして、吸湿材101の吸湿度合の高低に応じて、再生ヒータ105の温度、再生ファン106の回転数、除湿ファン103の回転数、吸湿材101の移動速度、のうち少なくとも1つの除湿条件を変化させ、吸湿材の吸湿状態を最適に保つものである。
特開2004−275924号公報
このような従来の除湿機では、再生経路の吸湿体の出口における温湿度を測定し、吸湿体に吸着された水分量を把握している。その吸湿体に吸着された水分量に従って、各アクチュエータの出力を変化させ吸湿体の吸湿状態を最適に保っている。しかし、吸湿体に吸着された水分量によって判断しているため、実際の室内温湿度(吸い込む空気の温湿度)の状況を反映した運転をしていない。すなわち、吸い込む空気に含まれる水分量によっては、除湿が不要の場合もあるため、余計な電力を消費している可能性がある。
さらに大電流が流れるヒータの出力を細かく制御するため、その制御に必要な回路が高コストとなってしまう。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、吸湿体に吸湿体に流入する水分量を演算した上で吸湿体の回転速度及び除湿ファンからの風量を制御する。
そして、この目的を達成するために、通過させた空気中の水分を吸着する吸湿領域と加熱した空気を通過させて含有する水分を放出する再生領域を有する回転式の吸湿体を備え、
室内の空気を吸い込む吸込口と前記吸湿領域を通過した空気を吹出口へ送る除湿ファンから構成される除湿経路と、前記再生領域に流入する空気を加熱する加熱手段と前記加熱手段へ空気を送った空気を前記再生領域へ通過させる再生ファンと前記再生領域を通過した空気を冷却して結露させる熱交換器から構成される再生経路と、前記吸湿体を回転させる吸湿体回転手段と、前記吸湿体、前記除湿ファン、前記加熱手段、前記再生ファンの制御を行う制御部から構成される除湿機であって、前記除湿経路上の吸湿体の上流に温湿度検知手段を設け、前記制御部には、前記温湿度検知手段で検出した温度、湿度と前記除湿経路を流れる風量から,前記除湿経路上の前記吸湿体を通過する水分量を演算する水分量演算手段と、吸湿体回転手段の回転速度を可変させる吸湿体回転速度制御手段と、前記除湿ファンの速度を制御する除湿ファン制御手段を設け、前記温湿度検知手段により測定した温湿度における前記水分演算手段により演算した吸湿体に流入する単位面積あたりの水分量が所定量となるように、前記除湿ファンおよび前記吸湿体回転手段の回転速度を前記吸湿体回転速度制御手段と前記除湿ファン制御手段とで制御することを特徴としたものである。
この手段により、低温時例えば4℃の空気中の飽和水蒸気量は定常温度25℃と比べ、約3分の1まで下がる。吸湿体の回転速度や除湿ファンの回転速度が、低温時と定常温度で同じ回転速度で運転していた場合、除湿機本体を通過する水分量は定常時(25℃)と低温時(4℃)では、除湿機本体を通過する水分量に3倍以上の差が出てしまう。また、低温時は流入する水分量が少ないため、吸湿体が飽和しにくい状態でありこの状態で加熱手段により加熱された空気を送った場合、水分が吸湿体から分離するのに必要以上のエネルギーとなり、このエネルギーがロスとなり単位電力あたりの除湿能力が低下してしまう。これを解決するために除湿ファンおよび前記吸湿体回転手段の回転速度を制御することで吸湿体(除湿ロータ)の単位面積当たりに吸着させる水分量を一定値にした上で再生領域へ通過させることで加熱手段の熱量を有効活用し除湿効率を上げる除湿機が得られる。
本発明によれば、通過させた空気に含まれる湿気を吸収する吸湿領域と加熱した空気を通過させて含有する湿気を放出させる再生領域を有する回転式の吸湿体と、前記吸湿領域に室内の空気を案内し通過させ室内に再び吹き出すための除湿ファンを設けた除湿経路と、前記再生領域に空気を送る再生ファンとこの空気を加熱する再生ヒータとこの再生領域を経過した空気を当てて冷却する熱交換器とを設けた再生経路とを備え、前記熱交換器を通過した再生経路の空気より分離した水分を蓄積するタンクを備えた本体と、この本体内に本体に流入する室内空気の温湿度を検出する温湿度検知手段と吸湿体に流れる風量と回転速度と室内の温湿度から吸湿体に流入する水分量を演算する手段と吸湿体回転手段の回転速度を可変させる吸湿体回転速度制御手段と前記除湿ファンの速度を制御する除湿ファン制御手段を設け、前記温湿度検知手段により測定した温湿度における前記水分演算手段により演算した吸湿体に流入する単位面積あたりの水分量が所定量となるように、除湿ファンおよび前記吸湿体回転手段の回転速度を制御することで除湿能力を上げる。
本発明の実施形態1の除湿機の構成を示す図 本発明の実施形態1の制御演算部の構成を示す図 本発明の実施形態1の除湿機の制御動作を示すフローチャート 従来の除湿機の構成を示す図
本発明の請求項1記載の発明は、通過させた空気中の水分を吸着する吸湿領域と加熱した空気を通過させて含有する水分を放出する再生領域を有する回転式の吸湿体を備え、
室内の空気を吸い込む吸込口と前記吸湿領域を通過した空気を吹出口へ送る除湿ファンから構成される除湿経路と、前記再生領域に流入する空気を加熱する加熱手段と前記加熱手段へ空気を送った空気を前記再生領域へ通過させる再生ファンと前記再生領域を通過した空気を冷却して結露させる熱交換器から構成される再生経路と、前記吸湿体を回転させる吸湿体回転手段と、前記吸湿体、前記除湿ファン、前記加熱手段、前記再生ファンの制御を行う制御部から構成される除湿機であって、前記除湿経路上の吸湿体の上流に温湿度検知手段を設け、前記制御部には、 前記温湿度検知手段で検出した温度、湿度と前記除湿経路を流れる風量から,前記除湿経路上の前記吸湿体を通過する水分量を演算する水分量演算手段と、吸湿体回転手段の回転速度を可変させる吸湿体回転速度制御手段と、
前記除湿ファンの速度を制御する除湿ファン制御手段を設け、前記温湿度検知手段により測定した温湿度における前記水分演算手段により演算した吸湿体に流入する単位面積あたりの水分量が所定量となるように、前記除湿ファンおよび前記吸湿体回転手段の回転速度を前記吸湿体回転速度制御手段と前記除湿ファン制御手段とで制御することを特徴としたものである。
これにより吸湿体の単位面積当たりの水分量を一定値に保つことで、特に冬場では、吸湿体の水分量が少ない状況で再生領域に入るため、空焚き状態となることを防ぐことができる上、除湿能力を上げる効果がある。
本発明の請求項2記載の発明は、前記制御部は、初期動作時、前記温湿度検知手段にて室内温度が所定の値以下と判定した場合は、前記加熱手段を、前記吸湿体が初期位置から半回転したあとから駆動させることを特徴としたものである。
これにより、吸湿体の空焚きを防止する効果がある。
本発明の請求項3記載の発明は、前記制御部には、水分量の演算に必要な数式、および前記吸湿体の単位面積当たりに吸湿される基準水分量を記憶しておく記憶手段を備えたことを特徴としたものである。
これにより、制御部にて水分量の演算が可能となる効果がある。
本発明の請求項4記載の発明は、前記吸湿体回転速度制御手段は、前記温湿度検知手段で検出した温度に応じて、前記吸湿体の回転速度を決定することを特徴としたものである。
これにより、冬場など空気中の水分量が少ない時期でも吸湿体の単位面積当たりの水分量を一定値に保つ効果がある。
本発明の請求項5記載の発明は、前記除湿ファン制御手段は、前記吸湿体回転速度制御手段で決定した前記吸湿体の回転速度と、前記温湿度検知手段で検出した除湿する空気の温度、湿度と、前記記憶手段に格納された前記除湿体に吸着できる基準水分量に基づいて前記除湿ファンの回転数を決定することを特徴としたものである。
これにより、吸湿体の単位面積当たりの水分量を一定値に保つことができるため特に冬場でも除湿能力が上がる効果がある。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態における除湿機の構成の例を示す図である。
本実施の形態の除湿機本体1は、内部に除湿経路6と再生経路11とを有し、除湿経路6を通過する空気に含まれる水分を吸湿体となる除湿ロータ3に吸着させて除湿するものである。
この除湿機本体1は、ゼオライトなどの吸湿物質で構成される除湿ロータ3を有している。除湿ロータ3は、通過させた空気に含まれる湿気を吸着する除湿ロータ除湿領域3bと加熱した空気を通過させて含有する湿気を放出させる除湿ロータ再生領域3aに分けられている。この除湿ロータ3は、吸湿体回転手段となる除湿ロータ用モータ2で回転駆動される。また、除湿機本体1は、除湿対象の部屋の空気を吸い込んでその空気を通し除湿する除湿経路6と吸湿体である除湿ロータ3の除湿能力を再生する再生経路11をもっている。除湿経路6は、除湿ロータ除湿領域3bに除湿ファン用モータ4で駆動される除湿ファン5を備え、除湿ファン5が駆動したとき空気を流すように構成されている。また、再生経路11は、その経路内に再生ファン8、加熱手段となる再生ヒータ9、熱交換器10を備え、除湿ロータ3の除湿ロータ再生領域3aを通過して循環するようになっている。再生ファン8は、再生ファン用モータ7で駆動され、再生経路11内に空気を流すものである。再生ヒータ9は、再生経路11を流れる空気を加熱する。そして、その加熱された空気は、除湿ロータ3の除湿ロータ再生領域3aを通過させる。このとき、除湿ロータ3に吸着していた水分は、脱着して再生経路11を通過する空気中に水蒸気として含まれることになる。次に、脱着した水分を含んだ空気は、熱交換器10を通過するときに冷却されて、このとき飽和水蒸気量を超えた水分が結露して除去されるのである。尚、再生経路11は、矢示のように、再生ヒータ9から除湿ロータ3の除湿ロータ再生領域3aを経て、熱交換器10からふたたび再生ヒータ9に至る循環経路である。そして、熱交換器10の下部には水タンク12を備えており、再生ヒータ9にて加熱された空気で分離した水分を、熱交換器10にて結露させ水タンク12にて貯蓄する構成である。さらに、室内の温湿度を把握するために除湿経路6の上流に温湿度検知手段となる湿度センサ13と温度センサ14を設け、これらの信号を受信し、除湿機本体1の各アクチュエータを制御するための制御部16を本体の中に設ける。
次に、制御部16の構成について図2に示す。制御部16は、制御演算部16a、操作部16b、表示部16c、記憶手段となるメモリ部16d、吸湿体回転速度制御手段となる除湿ロータ制御部16e、除湿ファン制御手段となる除湿ファン制御部16fとで構成される。
制御演算部16aは、湿度センサ13、温度センサ14の信号を受信し、信号の結果、およびメモリ部16dに保管されたパラメータを入力して、除湿される空気に含まれる水分量を演算する水分量演算手段を有する。さらに、制御演算部16aは、水分量演算手段が算出した水分量によって除湿機本体1の各アクチュエータの運転命令を出力する。
操作部16bは、使用者の操作によって除湿機本体1のON/OFFを行なうものである。表示部16cは,使用者に運転の状態を伝えるものである。そして、メモリ部16dは、水分量の演算に必要な各パラメータを記憶する記憶手段である。
除湿ロータ制御部16eは、制御演算部16aの指令を受けて、除湿ロータ3の回転速度を制御する吸湿体回転速度制御手段である。除湿ファン制御部16fは、制御演算部16aの指令を受けて、除湿ファン5の回転数を制御する除湿ファン制御手段である。
除湿ロータ制御部16eと除湿ファン制御部16fの構成は、例えば除湿ロータ用モー
タ2及び除湿ファン用モータ4がACモータの場合はトライアックにより駆動させ、ゲートONのタイミングを変動させるなどの位相制御する方法や、インバータによるマトリクス駆動など広く知られる技術による制御等があげられるがいずれの構成においても制御が可能であるため本実施の形態では、その駆動方法に関して、指定はしない。
水分量演算手段として制御演算部16aにて実行される演算について説明する。まず、ある温湿度での飽和水蒸気量は下記のTetensの式から求めることができる。
Figure 2015085266
制御演算部16aは、温度センサ14から読み取った値から、空気中に含まれる飽和水蒸気量を演算する。また、実際に含まれている水蒸気量a(g/m)は、湿度センサから読み取った値(%)と飽和水蒸気A[k]とを掛け合わせれば求めることができる。この水蒸気量aと除湿ロータ除湿領域3bを通過した空気量を掛け合わせた値が、除湿機本体1を通過した水分量となる。
次に、除湿ロータ除湿領域3bを通過する空気量の求め方を示す。まず、除湿ファン用モータ4の回転から発生する風速は、除湿機本体1や除湿ファン5の形状による圧損によって変動するため、事前に除湿ファン用モータ4の回転数毎の風速を測定し、メモリ部16dに記憶しておく。この風速をv(m/s)、除湿ロータ除湿領域3bの単位面積をΔs(m)、この単位面積Δsが除湿ロータ除湿領域3b間を移動し終わるまでの時間をt(s)とした場合、単位面積当たりの空気の流入量L(m)は、
L=v×t×Δs ・・・(式2)
と表わせる。このとき、単位面積あたりを通過した水分量w(g)は、
w=a×L ・・・(式3)
と表せる。尚、t(s)は除湿ロータ3の回転速度から求めることができる。
次に、吸着させる水分量w(g)を、除湿ロータ3の基準水分量ω(g)に制御する方法を説明する。基準水分量ω(g)は、除湿ロータ3の性能を最大限発揮させたときの値、すなわち、単位面積あたりの最大水分吸着量である。
吸着させる水分量w(g)を制御するために、除湿ファン用モータ4にて風速v(m/s)を、除湿ロータ用モータ2にて単位面積Δs(m)が除湿ロータ除湿領域3b間を移動し終わるまでの時間t(s)を調整する。尚、基準水分量ωの値は、吸湿体(すなわち、除湿ロータ3)の性能次第である。基準水分量ω(g)を求めるためには、事前に実験が必要となる。例えば、除湿ロータ3の性能試験にて25℃50%の環境下で風速1m/sで単位面積Δs(m)が除湿ロータ除湿領域3b間を移動し終わるまでの時間25秒でもっとも効率がよいという実験結果を得ていた場合は、上記式に代入し、基準水分量ω(g)として、
ω=287.5×Δs
が得られ、吸着させる水分量w(g)が、この基準水分量ω(g)となるように制御することが好ましい。尚、単位面積Δs(m)はどの値でも制御には関係しないためここでは指定しない。
次に、本実施の形態における動作のフローを図3に示す。まず、運転をONしたときにSTEP1として湿度センサ13と温度センサ14より除湿する空気の温湿度を読み込む。その後、STEP2において、その読み取った湿度が除湿の必要がないくらい低い40%以下ならば、除湿機本体1の運転を止め、40%以上ならば、STEP3に進んで温度、湿度の計測値から式1に従って水蒸気量a(g/m)を演算する。
次に、STEP4へ移行して、除湿する空気の温度に応じて除湿ロータ用モータ2の速度を決定する。
まず、除湿する空気の温度が十分に低い場合、すなわち、除湿する空気に含まれる水分量が少ないと予測できる場合のフローについて説明する(STEP41〜STEP8)。
除湿する空気の温度が十分に低いK1以下のときには、除湿ロータ用モータ2の回転速度を低速のT1(回転/s)に設定する(STEP41)。次にSTEP51において、除湿ロータ用モータ2の回転速度T1にて除湿ロータ3が半周する時間Z(s)と、除湿ロータ3に流入する単位面積あたりの水分量がωとなるための除湿ファン用モータ4の回転数を求める。STEP61では、STEP41で求めた回転速度T1で除湿ロータ用モータ2を駆動し、STEP51で求めた回転数で除湿ファン用モータ4を駆動させる。
その後、駆動してから時間Z(s)経過したら(STEP7)、再生ヒータ9及び再生ファン用モータ7を所定の駆動電圧、所定の回転数で駆動し、STEP9へ移行する。
次に、除湿する空気の温度が所定の温度以上の場合、具体的には、温度kがK1≦k<K2もしくはk≧K2であった場合について説明する(STEP42、STEP43〜STEP62)。
STEP4の判断により、除湿する空気の温度kが、K1≦k<K2の場合は除湿ロータ用モータ2の速度をT2とする(STEP42)。また、STEP4の判断により、除湿する空気の温度kがk≧K2の場合は除湿ロータ用モータ2の速度をT3とする(STEP42)。STEP52では、除湿ロータ用モータ2の速度(T2またはT3)にて除湿ロータ3に流入する単位面積あたりの水分量がωとなるための除湿ファン用モータ4の回転数を求める。そして、STEP62において、求めた除湿ファン用モータ4の回転数にて除湿ファン用モータ4を駆動し、STEP42、43で設定した回転速度でと除湿ロータ3を駆動する。同時に再生ヒータ9と再生ファン用モータ7も駆動させSTEP9に移行する。
STEP9ではSTEP4を開始してからの経過時間を確認し、所定の時間F(分)経過するまで同じ条件で運転を続ける。所定の時間F(分)経過した場合はSTEP1に戻り再度温湿度を計測する。
尚、STEP4で用いる温度しきい値K1、K2及び除湿ロータ用モータ2の回転速度T1、T2、T3は、K1<K2、T1<T2<T3を満足する値であり、除湿機の性能により決定する設計的数値である。そのため本実施の形態では具体的な数値は指定しない。
このような構成により、吸湿体の移動速度が温度に応じた速度にしつつ、室内の湿度状況に応じて吸湿体に流入する水分量を一定にするため除湿ファンの回転数を制御するので、吸湿体(除湿ロータ3)の単位面積当たりに吸湿される水分量をほぼ一定値に保つことができる。これにより室内の温湿度状況を反映した除湿運転ができ、特に、低温での単位
電力あたりの除湿効率を上げることができる。また、温度が十分に低いK1以下のときには吸湿体の吸収量を上げるために吸湿体の移動速度が減少し、初期起動時の吸湿体の水分量が少ない状態にてゆっくり移動しヒータの熱により空焚き状態となるを防ぐためヒータを停止するので、安全に除湿することができる効果がある。
本発明の演算方法はデシカウントやシリカゲルで構成される除湿ロータだけでなく、埃や臭いを検知するセンサを内蔵する空気清浄機などの商品のフィルタへの流入量の演算にも利用できる。
1:除湿機本体
2:除湿ロータ用モータ
3:除湿ロータ
3a:除湿ロータ再生領域
3b:除湿ロータ除湿領域
4:除湿ファン用モータ
5:除湿ファン
6:除湿経路
7:再生ファン用モータ
8:再生ファン
9:再生ヒータ
10:熱交換器
11:再生経路
12:水タンク
13:湿度センサ
14:温度センサ
16:制御部
16a:制御演算部
16b:操作部
16c:表示部
16d:メモリ部

Claims (5)

  1. 通過させた空気中の水分を吸着する吸湿領域と加熱した空気を通過させて含有する水分を放出する再生領域を有する回転式の吸湿体を備え、
    室内の空気を吸い込む吸込口と前記吸湿領域を通過した空気を吹出口へ送る除湿ファンから構成される除湿経路と、
    前記再生領域に流入する空気を加熱する加熱手段と前記加熱手段へ空気を送った空気を前記再生領域へ通過させる再生ファンと前記再生領域を通過した空気を冷却して結露させる熱交換器から構成される再生経路と、
    前記吸湿体を回転させる吸湿体回転手段と、
    前記吸湿体、前記除湿ファン、前記加熱手段、前記再生ファンの制御を行う制御部から構成される除湿機であって、
    前記除湿経路上の吸湿体の上流に温湿度検知手段を設け、
    前記制御部には、
    前記温湿度検知手段で検出した温度、湿度と前記除湿経路を流れる風量から,前記除湿経路上の前記吸湿体を通過する水分量を演算する水分量演算手段と、
    吸湿体回転手段の回転速度を可変させる吸湿体回転速度制御手段と、
    前記除湿ファンの速度を制御する除湿ファン制御手段を設け、
    前記温湿度検知手段により測定した温湿度における前記水分量演算手段により演算した吸湿体に流入する単位面積あたりの水分量が所定量となるように、前記除湿ファンおよび前記吸湿体回転手段の回転速度を前記吸湿体回転速度制御手段と前記除湿ファン制御手段とで制御することを特徴とする除湿機。
  2. 前記制御部は、初期動作時、前記温湿度検知手段にて室内温度が所定の値以下と判定した場合は、前記加熱手段を、前記吸湿体が初期位置から半回転したあとから駆動させることを特徴とする請求項1記載の除湿機。
  3. 前記制御部には、水分量の演算に必要な数式、および前記吸湿体の単位面積当たりに吸湿される基準水分量を記憶しておく記憶手段を備えた請求項1記載の除湿機。
  4. 前記吸湿体回転速度制御手段は、前記温湿度検知手段で検出した温度に応じて、前記吸湿体の回転速度を決定する請求項3記載の除湿機。
  5. 前記除湿ファン制御手段は、
    前記吸湿体回転速度制御手段で決定した前記吸湿体の回転速度と、
    前記温湿度検知手段で検出した除湿する空気の温度、湿度と、
    前記記憶手段に格納された前記吸湿体に吸着できる基準水分量に基づいて前記除湿ファンの回転数を決定する請求項4記載の除湿機。
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