JP2555635B2 - バス車両用空気調和装置 - Google Patents
バス車両用空気調和装置Info
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- vehicle
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00357—Air-conditioning arrangements specially adapted for particular vehicles
- B60H1/00371—Air-conditioning arrangements specially adapted for particular vehicles for vehicles carrying large numbers of passengers, e.g. buses
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00007—Combined heating, ventilating, or cooling devices
- B60H1/00207—Combined heating, ventilating, or cooling devices characterised by the position of the HVAC devices with respect to the passenger compartment
- B60H2001/00221—Devices in the floor or side wall area of the passenger compartment
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、バス車両の窓ガラスの曇り止めを行うバス
車両用空気調和装置に関する。
車両用空気調和装置に関する。
[従来の技術] 車室外の温度より車室内の温度が高く、且つ、車室内
の湿度が高いと、車室内の窓ガラスの表面に空気中の水
蒸気が付着して曇りが生じる。
の湿度が高いと、車室内の窓ガラスの表面に空気中の水
蒸気が付着して曇りが生じる。
この曇りを除去するため、例えばバス車両等では、車
両の天井部に配設した送風ダクトの空気吹出口からガラ
ス面に向かって(あるいはガラス面に沿って)温風を吐
出し、窓ガラス表面の曇りを取り除いていた。
両の天井部に配設した送風ダクトの空気吹出口からガラ
ス面に向かって(あるいはガラス面に沿って)温風を吐
出し、窓ガラス表面の曇りを取り除いていた。
[発明が解決しようとする問題点] しかるに、特にバス車両、鉄道車両などの大型車両で
は、窓ガラスの表面積が大きいため、窓ガラスの表面に
曇りが生じた場合に、窓ガラスに向かって温風を吐出し
ても、温風が窓ガラス表面に沿って窓ガラスの下部にま
でゆきわたらず、窓ガラスの上部については曇りを取り
除くことができるが、窓ガラスの下部については曇りを
取り除くことができない問題点を有していた。
は、窓ガラスの表面積が大きいため、窓ガラスの表面に
曇りが生じた場合に、窓ガラスに向かって温風を吐出し
ても、温風が窓ガラス表面に沿って窓ガラスの下部にま
でゆきわたらず、窓ガラスの上部については曇りを取り
除くことができるが、窓ガラスの下部については曇りを
取り除くことができない問題点を有していた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的は、バス車両の窓ガラス表面に生じる曇りを全面に亘
って取り除くことのできるバス車両用空行調和装置を提
供することにある。
的は、バス車両の窓ガラス表面に生じる曇りを全面に亘
って取り除くことのできるバス車両用空行調和装置を提
供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手
段を採用した。
段を採用した。
バス車両の車室内上部に配設されて、前記バス車両の
窓ガラスの上部位置に前記バス車両の床面方向に開口す
る吹出口を有する上部送風ダクトと、前記バス車両の車
室内下部に配設されて、前記窓ガラスの下部位置に前記
バス車両の天井方向に開口する吸入口を有する下部送風
ダクトと、前記上部送風ダクト内に空気流を発生して、
前記吹出口より前記車室内へ空気を吹出する上側送風機
と、前記下部送風ダクト内に空気流を発生して、前記吸
入口より前記車室内の空気を吸引する下側送風機と、前
記上側送風機の送風経路に配されて、前記上側送風機に
よって送風される空気を冷却する冷却器と、前記上側送
風機の送風経路で前記冷却器の下流側に配されて、前記
上側送風機によって送風される空気を加熱する加熱器と
を備える。
窓ガラスの上部位置に前記バス車両の床面方向に開口す
る吹出口を有する上部送風ダクトと、前記バス車両の車
室内下部に配設されて、前記窓ガラスの下部位置に前記
バス車両の天井方向に開口する吸入口を有する下部送風
ダクトと、前記上部送風ダクト内に空気流を発生して、
前記吹出口より前記車室内へ空気を吹出する上側送風機
と、前記下部送風ダクト内に空気流を発生して、前記吸
入口より前記車室内の空気を吸引する下側送風機と、前
記上側送風機の送風経路に配されて、前記上側送風機に
よって送風される空気を冷却する冷却器と、前記上側送
風機の送風経路で前記冷却器の下流側に配されて、前記
上側送風機によって送風される空気を加熱する加熱器と
を備える。
[作用および発明の効果] 上記構成よりなる本発明は、上側送風機と下側送風機
を共に作動させることにより、上部送風ダクトの吹出口
から下部送風ダクトの吸入口へ向かって強制的に空気を
流すことができる。これにより、冷却器と加熱器とを作
動させて除湿された温風を窓ガラスの表面に沿って流す
ことにより、窓ガラスの曇りを全面に亘って効果的に取
り除くことができる。
を共に作動させることにより、上部送風ダクトの吹出口
から下部送風ダクトの吸入口へ向かって強制的に空気を
流すことができる。これにより、冷却器と加熱器とを作
動させて除湿された温風を窓ガラスの表面に沿って流す
ことにより、窓ガラスの曇りを全面に亘って効果的に取
り除くことができる。
[実施例] 次に、本発明のバス車両用空気調和装置の実施例を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
第1図〜第3図はバス車両用空気調和装置の車両装着
状態を示す図である。
状態を示す図である。
バス車両1の左右両側の天井肩部には、車両1の前後
方向(図1の左右方向)に伸びる上部送風ダクト2が配
設されている。この上部送風ダクト2には、窓ガラス21
の上部位置で車両1の床面方向に開口する複数の吹出口
2aが設けられている。
方向(図1の左右方向)に伸びる上部送風ダクト2が配
設されている。この上部送風ダクト2には、窓ガラス21
の上部位置で車両1の床面方向に開口する複数の吹出口
2aが設けられている。
この上部送風ダクト2は、車両1の天井後部(第1図
右上部)に装着された通風ダクト3の下流と連絡され、
通風ダクト3の上流が、車室内の空気を導入する内気導
入口4、または車室外の空気を導入する外気導入口5と
連絡されている。なお、内気と外気との切換えは内外気
切換ダンパ6によって行われる。
右上部)に装着された通風ダクト3の下流と連絡され、
通風ダクト3の上流が、車室内の空気を導入する内気導
入口4、または車室外の空気を導入する外気導入口5と
連絡されている。なお、内気と外気との切換えは内外気
切換ダンパ6によって行われる。
通風ダクト3内には、内気導入口4、あるいは外気導
入口5より吸入した空気を上部送風ダクト2に供給する
ための上側送風機7が配設されている。上側送風機7の
下流側には、後述する冷凍サイクルの冷媒蒸発器8(本
発明の冷却器)、エンジン冷却水の供給を受けて通過す
る空気を加熱する温水式のリヒートコア9(本発明の加
熱器)が順次配設されている。
入口5より吸入した空気を上部送風ダクト2に供給する
ための上側送風機7が配設されている。上側送風機7の
下流側には、後述する冷凍サイクルの冷媒蒸発器8(本
発明の冷却器)、エンジン冷却水の供給を受けて通過す
る空気を加熱する温水式のリヒートコア9(本発明の加
熱器)が順次配設されている。
なお、冷凍サイクル10は、第6図に示すように、バス
車両1の走行用エンジン11に締結された冷媒圧縮機12を
備え、その冷媒圧縮機12にエンジン11の回転出力が電磁
クラッチ12aを介して断続的に伝達され、冷媒の吸入お
よび圧縮を行う。冷媒圧縮機12で圧縮された冷媒は、冷
媒凝縮器13に流入し、クーリングファン13aの送風を受
けて凝縮液化され、一時レシーバ14に蓄えられる。レシ
ーバ14から吐出された冷媒は冷媒減圧装置15に供給さ
れ、冷媒減圧装置15を通過する際に断熱膨脹され、低
温、低圧の霧状冷媒となり、上述した冷媒蒸発器8に供
給される。そして、低温、低圧の冷媒が冷媒蒸発器8を
通過する空気と熱交換して蒸発し、冷媒圧縮機12内に吸
引されて上記サイクルを繰り返す。
車両1の走行用エンジン11に締結された冷媒圧縮機12を
備え、その冷媒圧縮機12にエンジン11の回転出力が電磁
クラッチ12aを介して断続的に伝達され、冷媒の吸入お
よび圧縮を行う。冷媒圧縮機12で圧縮された冷媒は、冷
媒凝縮器13に流入し、クーリングファン13aの送風を受
けて凝縮液化され、一時レシーバ14に蓄えられる。レシ
ーバ14から吐出された冷媒は冷媒減圧装置15に供給さ
れ、冷媒減圧装置15を通過する際に断熱膨脹され、低
温、低圧の霧状冷媒となり、上述した冷媒蒸発器8に供
給される。そして、低温、低圧の冷媒が冷媒蒸発器8を
通過する空気と熱交換して蒸発し、冷媒圧縮機12内に吸
引されて上記サイクルを繰り返す。
リヒートコア9は、温水配管16を介してエンジン11の
ウオータージャケットに接続され、温水配管16に設けら
れた手動バルブ17を開弁することで、リヒートコア9に
エンジン冷却水が供給される。
ウオータージャケットに接続され、温水配管16に設けら
れた手動バルブ17を開弁することで、リヒートコア9に
エンジン冷却水が供給される。
上側送風機7は、第7図の電気回路図に示すように、
上側送風機7のモータ7aが上側モータスイッチ18により
通電制御され、リヒートコア9にエンジン冷却水が供給
されていない状態においても、上側モータスイッチ18を
投入することで上側送風機7のみを作動させることがで
きる。
上側送風機7のモータ7aが上側モータスイッチ18により
通電制御され、リヒートコア9にエンジン冷却水が供給
されていない状態においても、上側モータスイッチ18を
投入することで上側送風機7のみを作動させることがで
きる。
また、冷凍サイクル10の作動を制御する制御回路19が
エアコンスイッチ20によって通電制御され、上側モータ
スイッチ18を投入した状態でエアコンスイッチ20の通電
制御が可能になる。
エアコンスイッチ20によって通電制御され、上側モータ
スイッチ18を投入した状態でエアコンスイッチ20の通電
制御が可能になる。
車両側面の窓ガラス21の下部には、車両1の前後方向
に伸びる下部送風ダクト22が配設されている。この下部
送風ダクト22には、窓ガラスの下部位置で車両1の天井
方向に開口する複数の吸入口22aと、車両乗員の主に足
下付近に向かって開口する複数の空気吐出口22bとが設
けられている。
に伸びる下部送風ダクト22が配設されている。この下部
送風ダクト22には、窓ガラスの下部位置で車両1の天井
方向に開口する複数の吸入口22aと、車両乗員の主に足
下付近に向かって開口する複数の空気吐出口22bとが設
けられている。
この下部送風ダクト22は、内部が、複数の空気吸入口
22aを有する上段側と、複数の空気吐出口22bを有する下
段側とに分割されており、下部送風ダクト22の前後方向
における中央部付近に、空気吸入口22aより空気吐出口2
2bへ向かって空気流を発生させる下側送風機23が配設さ
れている。なお、下側送風機23は、第4図および第5図
に示すように、その空気吸入口22aが上段側に、空気吐
出口22bが下段側に開口するように配設されている。
22aを有する上段側と、複数の空気吐出口22bを有する下
段側とに分割されており、下部送風ダクト22の前後方向
における中央部付近に、空気吸入口22aより空気吐出口2
2bへ向かって空気流を発生させる下側送風機23が配設さ
れている。なお、下側送風機23は、第4図および第5図
に示すように、その空気吸入口22aが上段側に、空気吐
出口22bが下段側に開口するように配設されている。
また、下部送風ダクト22の下段側には、第4図に示す
ように、エンジン冷却水の供給を受けて通過する空気を
加熱する温水式のヒータコア24が下側送風機23の吐出口
23bを挟んで2個配設されている。なお、ヒータコア24
は、第6図に示すように、温水配管16を介してエンジン
11のウオータージャケットに接続され、温水配管16に設
けられた手動バルブ25を開弁することで、ヒータコア24
にエンジン冷却水が供給される。
ように、エンジン冷却水の供給を受けて通過する空気を
加熱する温水式のヒータコア24が下側送風機23の吐出口
23bを挟んで2個配設されている。なお、ヒータコア24
は、第6図に示すように、温水配管16を介してエンジン
11のウオータージャケットに接続され、温水配管16に設
けられた手動バルブ25を開弁することで、ヒータコア24
にエンジン冷却水が供給される。
下側送風機23は、第7図に示すように、下側送風機23
のモータ23aが下側モータスイッチ26により通電制御さ
れ、ヒータコア24にエンジン冷却水が供給されていない
状態においても、下側モータスイッチ26を投入すること
で下側送風機23のみを作動させることができる。
のモータ23aが下側モータスイッチ26により通電制御さ
れ、ヒータコア24にエンジン冷却水が供給されていない
状態においても、下側モータスイッチ26を投入すること
で下側送風機23のみを作動させることができる。
次に、本実施例の作動について説明する。
車室外より車室内の温度が高く、且つ車室内の湿度が
上昇することで、車両1の窓ガラス21に曇りが発生した
場合に、窓ガラス21の曇りを効果的に取り除くため、次
のようにして除湿暖房を行う。
上昇することで、車両1の窓ガラス21に曇りが発生した
場合に、窓ガラス21の曇りを効果的に取り除くため、次
のようにして除湿暖房を行う。
まず、エンジン11のウオータージャケットからリヒー
トコア9およびヒータコア24に接続される温水配管16に
設けられた手動バルブ17、25を開弁し、リヒートコア9
およびヒータコア24にエンジン冷却水を供給する。
トコア9およびヒータコア24に接続される温水配管16に
設けられた手動バルブ17、25を開弁し、リヒートコア9
およびヒータコア24にエンジン冷却水を供給する。
次に、上側モータスイッチ18を投入して、上側送風機
7のモータ7aに通電し、上側送風機7を作動させる。上
側モータスイッチ18の投入後にエアコンスイッチ20を投
入し、制御回路19を介して冷凍サイクル10を作動させ
る。冷凍サイクル10の作動によって、冷媒蒸発器8に冷
媒が供給され、上側送風機7の作動によって内気導入口
4より導入された空気が冷媒蒸発器8を通過する際に熱
交換されて除湿、冷却される。除湿された空気は、エン
ジン冷却水が供給されて加熱されたリヒートコア9を通
過する際に熱交換されて暖められ、上部送風ダクト2に
設けられた複数の吹出口2aより車室内に吹き出される。
7のモータ7aに通電し、上側送風機7を作動させる。上
側モータスイッチ18の投入後にエアコンスイッチ20を投
入し、制御回路19を介して冷凍サイクル10を作動させ
る。冷凍サイクル10の作動によって、冷媒蒸発器8に冷
媒が供給され、上側送風機7の作動によって内気導入口
4より導入された空気が冷媒蒸発器8を通過する際に熱
交換されて除湿、冷却される。除湿された空気は、エン
ジン冷却水が供給されて加熱されたリヒートコア9を通
過する際に熱交換されて暖められ、上部送風ダクト2に
設けられた複数の吹出口2aより車室内に吹き出される。
複数の吹出口2aから吹き出された温風は、下側モータ
スイッチ26を投入して、下側送風機23を作動させること
で、車両1の窓ガラス21の表面に沿って強制的に流れ、
下側送風ダクトの空気吸入口22aより吸入される。吸入
された空気は、下側送風機23の下流側に配設されエンジ
ン冷却水が供給されて加熱された2個のヒータコア24を
通過する際に熱交換され、複数の空気吐出口22bより車
両乗員の足下付近に吐出される。
スイッチ26を投入して、下側送風機23を作動させること
で、車両1の窓ガラス21の表面に沿って強制的に流れ、
下側送風ダクトの空気吸入口22aより吸入される。吸入
された空気は、下側送風機23の下流側に配設されエンジ
ン冷却水が供給されて加熱された2個のヒータコア24を
通過する際に熱交換され、複数の空気吐出口22bより車
両乗員の足下付近に吐出される。
複数の吹出口2aから吹き出された温風は、冷媒蒸発器
8を通過する際に除湿されていることから乾いた温風と
なり、車両1の窓ガラス21の表面に沿って流れる際に、
窓ガラス21の表面の曇りを、全面に亘って効果的に取り
除くことができる。
8を通過する際に除湿されていることから乾いた温風と
なり、車両1の窓ガラス21の表面に沿って流れる際に、
窓ガラス21の表面の曇りを、全面に亘って効果的に取り
除くことができる。
このように、車両1の窓ガラス21の上部と下部とに送
風ダクトを設け、上部送風ダクト2には車両1の床面方
向に開口した複数の吹出口2aを設け、下部送風ダクト22
には車両1の天井方向に開口した複数の空気吸入口22a
を設けたことにより、冷媒蒸発器8で除湿された後、リ
ヒートコア9で加熱された空気が、上側送風機7および
下側送風機23の作用により、上部送風ダクト2の複数の
吹出口2aから下部送風ダクト22の複数の空気吸入口22a
へ窓ガラス21に沿って強制的に流れる。その結果、窓ガ
ラス21に曇りが生じた際に、窓ガラス21の全面に亘って
効果的に窓ガラス21の曇りを取り除くことができる。
風ダクトを設け、上部送風ダクト2には車両1の床面方
向に開口した複数の吹出口2aを設け、下部送風ダクト22
には車両1の天井方向に開口した複数の空気吸入口22a
を設けたことにより、冷媒蒸発器8で除湿された後、リ
ヒートコア9で加熱された空気が、上側送風機7および
下側送風機23の作用により、上部送風ダクト2の複数の
吹出口2aから下部送風ダクト22の複数の空気吸入口22a
へ窓ガラス21に沿って強制的に流れる。その結果、窓ガ
ラス21に曇りが生じた際に、窓ガラス21の全面に亘って
効果的に窓ガラス21の曇りを取り除くことができる。
なお、上記実施例では例示した空気調和装置を夏期な
どに使用する際には、リヒートコア9およびヒータコア
24へのエンジン冷却水の供給を停止し、上側送風機7お
よび下側送風機23を作動させた後、エアコンスイッチ20
を投入することで除湿冷房を行い、車室内を冷房すると
ともに、窓ガラス21の曇りを取り除くことができる。
どに使用する際には、リヒートコア9およびヒータコア
24へのエンジン冷却水の供給を停止し、上側送風機7お
よび下側送風機23を作動させた後、エアコンスイッチ20
を投入することで除湿冷房を行い、車室内を冷房すると
ともに、窓ガラス21の曇りを取り除くことができる。
また、リヒートコア9およびヒータコア24へのエンジ
ン冷却水の供給は、それぞれ独立した手動バルブ17、25
によって制御されるため、ヒータコア24へのエンジン冷
却水の供給を停止することで、下部送風ダクト22の空気
吐出口22bから吐出される空気の温度を抑えることがで
きる。
ン冷却水の供給は、それぞれ独立した手動バルブ17、25
によって制御されるため、ヒータコア24へのエンジン冷
却水の供給を停止することで、下部送風ダクト22の空気
吐出口22bから吐出される空気の温度を抑えることがで
きる。
第8図ないし第9図に本発明の第2実施例を示す。
本実施例では、上部送風ダクト2を2層構造とし、車
両1の床面方向に開口された吹出口2aと、車両乗員の上
半身に向かって開口された吹出口2bとを備え、さらに、
上部送風ダクト2と通風ダクト3との接続部にダクト切
換ダンパ27を設けたものである。
両1の床面方向に開口された吹出口2aと、車両乗員の上
半身に向かって開口された吹出口2bとを備え、さらに、
上部送風ダクト2と通風ダクト3との接続部にダクト切
換ダンパ27を設けたものである。
ダクト切換ダンパ27を、第8図に示すように、点線で
示すaの位置、実線で示すbの位置、および一点鎖線で
示すcの位置の間で切換えることにより、車両乗員側の
みに温風を吐出したり、窓ガラス21方向のみに温風を吐
出したり、窓ガラス21の曇りを取り除くと同時に、車両
乗員側にも温風を吐出したりすることができる。
示すaの位置、実線で示すbの位置、および一点鎖線で
示すcの位置の間で切換えることにより、車両乗員側の
みに温風を吐出したり、窓ガラス21方向のみに温風を吐
出したり、窓ガラス21の曇りを取り除くと同時に、車両
乗員側にも温風を吐出したりすることができる。
また、2層構造の上部送風ダクト2を採用するととも
に、リヒートコア9およびヒータコア24へのエンジン冷
却水の供給を制御することで、夏期での使用、終期での
使用など空気調和装置を使用する際の使用状況に応じ
て、効率良く窓ガラス21の曇りを取り除くことができ
る。
に、リヒートコア9およびヒータコア24へのエンジン冷
却水の供給を制御することで、夏期での使用、終期での
使用など空気調和装置を使用する際の使用状況に応じ
て、効率良く窓ガラス21の曇りを取り除くことができ
る。
(変形例) 上記実施例では、下部送風ダクト22内にヒータコア24
を配設したが、ヒータコア24がなくても良い。
を配設したが、ヒータコア24がなくても良い。
リヒートコアおよびヒータコアへのエンジン冷却水の
供給を、温水配管に設けた手動バルブによって制御する
場合を例示したが、温水配管に電磁弁を配設して、送風
機の作動とともに、制御装置により通電制御しても良
い。
供給を、温水配管に設けた手動バルブによって制御する
場合を例示したが、温水配管に電磁弁を配設して、送風
機の作動とともに、制御装置により通電制御しても良
い。
第1図ないし第7図は本発明の第1実施例を示し、第1
図は本発明の空気調和装置を装着した際のバス車両の側
面概略図、第2図は第1図の上面概略図、第3図は第1
図の正面断面図、第4図および第5図はヒータコアの装
着状態図、第6図は冷凍サイクルと温水回路を示す回路
図、第7図は第1実施例の電気回路図、第8図および第
9図は本発明の第2実施例を示し、第8図は空気調和装
置を装着した際のバス車両の上面概略図、第9図は第8
図の正面断面図である。 図中 1……バス車両 2……上部送風ダクト 2a……吹出口 7……上側送風機 8……冷媒蒸発器(冷却器) 9……リヒートコア(加熱器) 21……窓ガラス 22……下部送風ダクト 22a……吸入口 23……下側送風機
図は本発明の空気調和装置を装着した際のバス車両の側
面概略図、第2図は第1図の上面概略図、第3図は第1
図の正面断面図、第4図および第5図はヒータコアの装
着状態図、第6図は冷凍サイクルと温水回路を示す回路
図、第7図は第1実施例の電気回路図、第8図および第
9図は本発明の第2実施例を示し、第8図は空気調和装
置を装着した際のバス車両の上面概略図、第9図は第8
図の正面断面図である。 図中 1……バス車両 2……上部送風ダクト 2a……吹出口 7……上側送風機 8……冷媒蒸発器(冷却器) 9……リヒートコア(加熱器) 21……窓ガラス 22……下部送風ダクト 22a……吸入口 23……下側送風機
Claims (1)
- 【請求項1】バス車両の車室内上部に配設されて、前記
バス車両の窓ガラスの上部位置に前記バス車両の床面方
向に開口する吹出口を有する上部送風ダクトと、 前記バス車両の車室内下部に配設されて、前記窓ガラス
の下部位置に前記バス車両の天井方向に開口する吸入口
を有する下部送風ダクトと、 前記上部送風ダクト内に空気流を発生して、前記吹出口
より前記車室内へ空気を吹出する上側送風機と、 前記下部送風ダクト内に空気流を発生して、前記吸入口
より前記車室内の空気を吸引する下側送風機と、 前記上側送風機の送風経路に配されて、前記上側送風機
によって送風される空気を冷却する冷却器と、 前記上側送風機の送風経路で前記冷却器の下流側に配さ
れて、前記上側送風機によって送風される空気を加熱す
る加熱器と を備えたバス車両用空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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