JP2004291863A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Tomonobu Matsumura
朝信 松村
Hiroshi Hamamoto
浩 濱本
Hajime Yamamoto
肇 山本
Yoichi Miyazaki
洋一 宮崎
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Abstract

【課題】エバポレータにより凝縮する水分の飛散を防止し、エバポレータやヒータコアの熱交換効率の低減を防止する。
【解決手段】送風ダクト1にエバポレータ4を配設した車両用空調装置において、エバポレータ4の上流側に、除湿剤11を充填するとともに当該除湿剤11を加熱して再生する加熱手段10を有する通風可能な除湿剤充填箱7を配設した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用空調装置では、送風ダクト内にエバポレータとヒータコアが設置され、ブロアにより送風ダクト内に吸引された内気または外気はエバポレータで除湿、冷却された後、ヒータコアで適宜温度に加熱されて車内に送風されるようになっている。エバポレータによって凝縮した水分の大部分は、エバポレータの下部に流れ落ち、ドレン口より車外に排出される。しかし、エバポレータのフィン上に残ったまま水分は、水詰まりになったり凍結することにより、通風抵抗を増大し、圧損を増加させ、エバポレータの冷却効果を低下させる。あるいは、エバポレータのフィン上の水分は、送風により飛散して下流側のヒータに付着し、当該ヒータの熱交換効率を低下させたり、送風とともに車内に吹き出して、乗員に不快感を与えることがあった。
【0003】
そこで、エバポレータの上流側に補助コンデンサを設けて、該補助コンデンサにより送風ダクト内の空気を加熱してエバポレータ上の水分の凍結を防止するものが提案されている(例えば特許文献1)。また、エバポレータに電子冷凍素子を設けて、該電子冷凍素子の吸熱部で送風ダクト内の水分を除去するものが提案されている(例えば、特許文献2)。しかし、補助コンデンサを設けたものは、水分の凍結は防止できるが、水分を除去することはできない。また、電子冷凍素子を設けたものは、該電子冷凍素子で除去された水分が送風とともに飛散してエポレータに付着し、あるいは車内に吹き出すという問題を有している。
【0004】
【特許文献1】
特開昭63−103727号公報
【特許文献2】
実開昭60−108511号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、エバポレータにより凝縮する水分の飛散を防止し、エバポレータやヒータコアの熱交換効率の低減を防止することができる車両用空調装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、送風ダクトにエバポレータを配設した車両用空調装置において、前記エバポレータの上流側に、除湿剤を充填するとともに当該除湿剤を加熱して再生する加熱手段を有する通風可能な除湿剤充填箱を配設したものである。
【0007】
送風ダクト内の空気は、エバポレータを通過する前に、除湿剤充填箱内の除湿剤を通過して除湿されるので、エバポレータで凝縮する水分が減少する。この結果、エバポレータのフィン上に残る水分による水詰まりがなくなり、エバポレータの熱交換効率が向上する。また、エバポレータで凝縮した水分の下流側への飛散が少なくなるので、下流側のヒータコアの熱交換効率を低下させたり、送風とともに車内に吹き出されることも無くなる。
【0008】
前記除湿剤充填箱は除湿剤を交換可能とすることで、除湿剤が劣化しても、新しいものと交換することができる。
【0009】
前記除湿剤充填箱の加熱手段は、電気ヒータが好ましいが、これに限らず、エンジン冷却水、コンプレッサ出口の高温の冷媒等も使用可能である。
【0010】
前記電気ヒータは螺旋状に配置することで、除湿剤を効率よく加熱することができる。
【0011】
前記除湿剤充填箱の上流側に、除湿剤の再生時に送風ダクト内の空気を逆向きに流動させるファンを配設することで、除湿剤の再生時に発生する湿気を車内またはエバポレータを通過させることなく、車外に排出することができる。
【0012】
前記電気ヒータおよびファンは、太陽電池を電源とすることで、バッテリーの負担がなくなる。車両の駐車時に、前記電気ヒータおよびファンを作動させるようにすることで、除湿剤の再生時に冷房を一時中断する必要がなくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
【0014】
図1は、本発明にかかる車両用空調装置の送風ダクト1内の配置形態を示す。この車両用空調装置の送風ダクト1は、自動車の車内前方のダッシュボードの下方に設けられている。送風ダクト1の図1において左端には、内外気切換えドア2を介して内気または外気を吸引するブロア3が配設され、該ブロア3より下流側にはエバポレータ4、エアミックスダンパ5、ヒータコア6が順に配設され、右端は図示しない送風ドアを介して車内に開口している。エバポレータ4は、フィンを有する扁平チューブからなり、図示しないコンプレッサ、コンデンサ等に接続されて冷凍サイクルを構成し、送風ダクト1内の空気を除湿し冷却する。エアミックスダンパ5は、エバポレータ4で除湿、冷却された空気をヒータコア6に流動するものと流動しないものに分流して、温度を調節する。ヒータコア6は、図示しないエンジンの冷却水系統に接続され、エアミックスダンパ5で分流された空気を加熱する。
【0015】
前記エバポレータ4の上流側には、すなわち、エバポレータ4とブロア3の間には、除湿剤充填箱7が配設されている。この除湿剤充填箱7は、図2に示すように、送風ダクト1の内面に内接する矩形の枠体8の両面にメッシュ9を取り付け、内部には電気ヒータ10が螺旋状に配設されるとともに、除湿剤11が充填されている。枠体8の上面および側面下部には、除湿剤挿入口12と除湿剤取出口13が形成され、それぞれ蓋14,15が開閉可能に取り付けられている。除湿剤11としては、シリカゲル等、加熱によって再生可能なものが使用されている。電気ヒータ10は水分を吸収した除湿剤11を加熱して水分を除去することにより除湿剤11を再生するものであり、その配設方法は、任意であり、蛇行形に配設することもできる。
【0016】
前記除湿剤充填箱7の上流側にはファン16が配設されている。このファン16は、ブロア3により内気または外気が実線の矢印で示す方向に流動する時には、停止または空回りして内気または外気を流動抵抗なく通過させ、前記除湿剤11を再生するとときに駆動して、送風ダクト1内の空気を点線の矢印で示す方向に流動させるようになっている。
【0017】
前記電気ヒータ10およびファン16は、車両の適宜位置に設置された太陽電池17に接続され、該太陽電池17を電源として駆動される。
【0018】
次に、前記構成からなる車両用空調装置の動作を説明する。
【0019】
車内の空調動作時は、ブロア3が駆動され、内外気切換えドア2を介して内気または外気が送風ダクト1内に導入される。内気または外気は、実線で示す方向に流動してファン16を通過し、除湿剤充填箱7内の除湿剤11を通過し、ここで水分が除去され除湿される。次に、内気または外気は、エバポレータ4を通過し、ここでさらに除湿され、冷却される。除湿および冷却された内気または外気は、エアミックスダンパ5により分流され、一部がヒータコア6で加熱されて残りと合流することで、所望の温度に調整されて、図示しない送風口から車内に供給される。
【0020】
このように、内気または外気は、エバポレータ4の上流側で除湿剤11により除湿されるので、エバポレータ4で除湿される量が減少し、該エバポレータ4のフィン上に残る水分が減少する。このため、エバポレータ4の水詰まりによる熱交換効率の低下がなくなり、フィンピッチを小さくして伝熱面積を増大し、冷房効果を高めることができる。また、エバポレータ4から下流側に飛散する水分が減少し、ヒータコア6への水分付着を防止することができる。このため、エバポレータ4と同様に、ヒータコア6のフィンの水詰まりによる熱交換効率の低下がなくなり、フィンピッチを小さくして伝熱面積を増大し、暖房効果を高めることができる。さらに、図示しない送風口から車内に水分が吹き出されることを防止することができる。
【0021】
水分を吸収した除湿剤11の再生は、車両の駐車時に電気ヒータ10とファン16を作動させて行なう。このとき、内外気切換ドア2により内気導入口18aを閉じ、外気導入口18bを開いておく。ファン16の駆動により、送風ダクト1内の空気は空調動作時とは逆の点線で示す方向に流動する。電気ヒータ10により除湿剤11が加熱され、除湿剤11に吸収された水分が蒸散し、送風ダクト1内を流動する空気とともにブロア3を通って外気導入口18bから車外に排出される。仮に、このような除湿剤11の再生動作を運転中に行なうとすると、ブロア3を停止して冷房や暖房の空調動作を中断しなければならない。しかし、前記実施形態では、駐車時に除湿剤11の加熱再生を行なうので、冷房や暖房の空調動作を中断する必要がなく、車内の快適性を損なわない。
【0022】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、エバポレータの上流側に、除湿剤を充填するとともに当該除湿剤を加熱して再生する加熱手段を有する通風可能な除湿剤充填箱を配設し、送風ダクト内の空気がエバポレータを通過する前に除湿するようにしたので、エバポレータで凝縮する水分が減少する結果、エバポレータのフィン上に残る水分による水詰まりがなくなり、エバポレータの熱交換効率が向上する。また、エバポレータから下流側への水分の飛散が少なくなり、下流側のヒータコアの熱交換効率を低下させたり、車内に吹き出すことも無くなるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる車両用空調装置の送風ダクト内の配置形態を示す図。
【図2】除湿剤充填箱の斜視図。
【符号の説明】
1…送風ダクト、4…エバポレータ、7…除湿剤充填箱、10…電気ヒータ(加熱手段)、11…除湿剤、16…ファン、17…太陽電池。

Claims (7)

  1. 送風ダクトにエバポレータを配設した車両用空調装置において、前記エバポレータの上流側に、除湿剤を充填するとともに当該除湿剤を加熱して再生する加熱手段を有する通風可能な除湿剤充填箱を配設したことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記除湿剤充填箱は除湿剤を交換可能であることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記除湿剤充填箱の加熱手段は、電気ヒータであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記電気ヒータは螺旋状に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用空調装置。
  5. 前記除湿剤充填箱の上流側に、除湿剤の再生時に送風ダクト内の空気を逆向きに流動させるファンを配設したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車両用空調装置。
  6. 前記電気ヒータおよびファンは、太陽電池を電源とすることを特徴とする請求項5に記載の車両用空調装置。
  7. 車両の駐車時に、前記電気ヒータおよびファンを作動させることを特徴とする請求項6に記載の車両用空調装置。
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