JPS5856481Y2 - 「ちゆう」房装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は耐熱温度の比較的低い材料からなる上面天板に
ガスコンロを組み込んだ厨房装置に関し上面天板の熱損
傷を防止するとともに、その使い勝手をよくすることを
目的としたものである。

最近、この種厨房家具の中にはパーティクルボードある
いはラワン合板上にメラミン化粧板を貼って形成した、
すなわち、熱硬化性樹脂膜をもった木質系の材料からな
る上面天板を用いたものが見られる。

これはステンレス等の金属製の上面天板に比べ、美麗な
色彩と、ソフトなムードがある為である。

そして、昨今上記上面天板に第４図に示すようなガスコ
ンロ１４を組み込んだ厨房装置が考えられている。

ところが、この厨房装置のガスコンロ１４はコンロ天板
１５の前方両脇に比較的熱量の大きいガスバーナ１６，
１６を、略中心後方部に上記ガスバーナ１６．１６より
も熱容量の小さいガスバーナ１７を配設した構成であり
、温度上昇の高いガスバーナ１６，１６が耐熱温度の比
較的低い材料よりなる調理面１８に近接して調理面１８
が焦がす等の問題がある。

したがって別途遮熱板を設けて断熱構造にする必要があ
った。

このことはとくに熱量の大ぎい三ロバーナを設けたガス
コンロにいえる。

また、このコンロ天板１５に形成されたスペース１９は
第５図想像線で示すように、フライパン２０を仮載蓋し
た場合にフライパン２０の把手２１がその手前部の大熱
容量のガスバーナ１６上に位置し、大熱量のガスバーナ
１６が使用できない等、極めて使い勝手がわるり、一般
的にデツＩ・スペースとなっている。

さらに、上記ガスコンロ１４使用時の排気面についても
、大熱量のガスバーナ１６．１６がコンロ天板１５の両
脇に配設しているため、排気が第４図矢印で示すように
拡散する傾向になり、フード２２の排気能力でカバーし
きれない難点があった。

本考案はこのような従来例の欠点を除去するもので以下
その一実施例を図面とともに説明する。

図において、１は収納家具２上面に使用する上面天板で
、ラワン合板上にメラミン化粧板を貼りつけて形成しで
ある。

３は上面天板１の窓孔（図示せず）内にコンロ天板４を
介して配設しであるガスコンロで、コンロ天板４の略中
心手前部分には比較的熱量の大きい単一のガスバーナ５
を配設し、コンロ天板４の後方両脇部には上記ガスバー
ナ５よりも熱量の小さいガスバーナ６．７を配設して、
大熱量のガスバーナ５と調理面１ａ間に載置スペース８
を形成しである。

９は操作つまみ、１０はガスコンロ３上方に配設しであ
るフードで、上部に補助吸気孔１１を設けである。

１２は換気扇１３駆動用のスイッチである。

上記構成において、ガスコンロ３の大熱量のガスバーナ
５は調理面１ａに遠くなり、調理面１ａへの熱影響を軽
くする。

また、コンロ天板４の手前両脇部に形成した載置スペー
ス８は他のガスバーナの使用に支障なく、有効利用を図
る。

さらに、ガスコンロ３より発生する排気は第２図矢印に
示すように、大熱量のガスバーナ５より発生する排気が
小熱量のガスバーナ６．７より発生する排気を誘引し、
排気能力を改善する。

このように本考案によれば、耐熱温度の比較的低い材料
の上面天板にコストを低減した形でガスコンロを組み込
むことができるとともに、そのガスコンロの使い勝手が
大巾に向」ニする等、種々の効果を得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す斜視図、第２図はその
正面図、第３図は平面図、第４図は従来例を示す正面図
、第５図はその平面図である。 ４・・・・・・コンロ天板、５・・・・・・大熱量のガ
スバーナ、６゜７・・・・・・小熱量のガスバーナ、８
・・・・・・載置スペース、１０・・・・・・調理面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. コンロ天板の左右両脇に耐熱温度の比較的低い材料から
   なる調理面を備えた厨房装置において、前記コンロ天板
   の略中心手前部分には比較的熱量の大きい単一のガスバ
   ーナを配設し、コンロ天板の後方両脇部には上記ガスバ
   ーナよりも熱量の小さいガスバーナを配設して、前記大
   熱量のガスバーナと調理面間に載置スペースを形成して
   なる厨房装置。