JPS585538Y2 - 調理鍋 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、煮物料理や焼物料理が出来る便利な調理鍋に
係るものにして、その構成を添付図面を参照に詳述する
と次の通りである。

本物品は、底部１に大きな開口部２を開口し、外周壁３
の上部寄りの内側に載置段部４を形成した外枠体５と、
周囲に凸条６を形成した載置段部４上に着脱自在Ｉに載
置され、且つこの載置段部４との間と外周壁゛ｊどの間
に熱上昇間隙７，８が形成さ、、、′ れる受皿９ど１．この外枠体５の開口部１０に着脱自在
に被嵌される天上部周囲に数個の排熱孔１１を穿孔し、
この排熱孔１１を開閉基す゛る開閉塞板１２を同じく天
上部に回動自在に設けた被嵌蓋１３とより構成されてい
る。

図面の受皿９は凸条６の周囲′４個所に熱上昇間隙７，
８を形成する間隙形成板１４をその上下端部１４ ａ
、１４ ｂを突出させて設けた場合を図示している。

図面の外枠体５の底部１の開口部２上に熱分散板１５を
着脱自在に設けている。

（１６は受音部、１７は熱上昇孔）図面の被嵌蓋１３の
開閉塞板１２には排熱孔１１と同じ数の排熱調節孔１８
を形成している。

（１９はハンドル）図中２０は外枠体５の把手、２１は
被嵌蓋１３の把手である。

本考案は上述のように構成したから次のような特長を有
するものである。

１ 第２図に示すように受皿９を凸条６を上向きにして
、外枠体５の載置段部４上に載置し、被嵌蓋１３を被嵌
することにより、この受皿９内で煮物料理は勿論のこと
クツキー、ケーキ等の菓子を焼いたり、ギョウザを焼い
さり、ぎんなん、栗・、サツマイモ等を焼いたりするこ
とが出来る。

この場合、受皿９の底面が加熱される上に凸条６の下部
と周囲の熱上昇間隙７，８より上昇した熱が被嵌蓋１３
の内側、に入り込み上方から被焼物を加熱するから被焼
物を裏返しすることなく簡単に能率良く焼き上げること
になる。

（余り強い熱を必要としない場合には開口部１０上に熱
分散板１５を使用すると良い。

） 、この被焼物を焼き上げる場合、延焼物が水分
を多く含んでいる場合には、水蒸気が出るから排熱（Ｌ
ｌｌを大きく開口して水蒸気を排出して排出後、この排
熱孔１１を開閉塞板１２の回動により閉塞せしめること
により被焼物を蒸し焼き状態に焼き上げることになる。

（この排熱孔１１は完全に閉塞しなくても必要に応じて
半開きにしても良い。

）２ この排熱孔１１力讐開口していると被嵌蓋１３に
、１１１ □ １
煙突を設けたと同様になり外枠体５の開口部２より熱上
昇作用が良好に行われ、ガスの完全燃焼が行われる。

３ 第３図に示すよ、うに受皿９を凸条６を下側に向け
て載置段部４Ｇ÷勢置すること！こより凸条６が油溜ま
りとなるからこの油溜まりに水を入れておくことにより
受皿９上で肉を焼いたり、魚を焼いたり、野菜を焼いた
りすることが出来る。

油溜まりに油が流れるから油が燃えず煙が出ない。

この場合、肉や魚や野菜を焼き乍ら食べる場合には被嵌
蓋１３を取った方が良い。

４ この被嵌蓋１３は普通の鍋に使用することにより、
煮こぼれを防止すると共に目玉焼きやギョウザ焼きの場
合にはこの排熱孔１１が蒸気孔となるから良好に焼き上
ることになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案品の斜面図、第２図、第３図は本案品の使
用状態を示す正断面図、第４図は要部の拡大平面図、第
５図はその正断面図である。 １・・・・・・底部、２・・・・・・開口部、３・・・
・・・外周壁、４・・・・・・載置段部、５・・・・・
・外枠体、６・・・・・・凸条、７，８・・・・・・熱
上昇間隙、９・・・・・・受皿、１０・・・・・・開口
部、１１・・・・・・排熱孔、１２・・・・・・開閉塞
板、１３・・・・・・被嵌蓋。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 底部に大きな開口部を開口し、外周壁の上部寄りの内側
   に載置段部を形成した外枠体と、周囲に凸条を形成した
   載置段部上に着脱自在に載置され、且つこの載置段部と
   の間と外周壁との間に熱上昇間隙が形成される受皿と、
   この外枠体の開口部に着脱自在に被嵌される天上部周囲
   に数個の排熱孔を穿孔し、；の排熱７Ｌを開閉基する開
   閉塞板を同じく天上部に目動自在に設けた被嵌蓋とを具
   備した事を特徴とする調理鍋。