JPS5854786B2 - 乳漿蛋白質から蛋白質水解物を製造する方法 - Google Patents

乳漿蛋白質から蛋白質水解物を製造する方法

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JPS5854786B2
JPS5854786B2 JP57076770A JP7677082A JPS5854786B2 JP S5854786 B2 JPS5854786 B2 JP S5854786B2 JP 57076770 A JP57076770 A JP 57076770A JP 7677082 A JP7677082 A JP 7677082A JP S5854786 B2 JPS5854786 B2 JP S5854786B2
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    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
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    • A23J3/00Working-up of proteins for foodstuffs
    • A23J3/30Working-up of proteins for foodstuffs by hydrolysis
    • A23J3/32Working-up of proteins for foodstuffs by hydrolysis using chemical agents
    • A23J3/34Working-up of proteins for foodstuffs by hydrolysis using chemical agents using enzymes
    • A23J3/341Working-up of proteins for foodstuffs by hydrolysis using chemical agents using enzymes of animal proteins
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23VINDEXING SCHEME RELATING TO FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES AND LACTIC OR PROPIONIC ACID BACTERIA USED IN FOODSTUFFS OR FOOD PREPARATION
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、個体が陽内食(enteric diet)
において摂取する食品に対して使用するのに適した蛋白
質氷解物の製造方法に関する。
腸内食、即ち胃内を変化せずに通過し且つ腸で吸収され
るように意図された栄養分を含んでなる食品は、種々の
患者にとって必要である。
勿論、適当な腸内物質は完全な栄養を与えるためにアミ
ノ酸を含有しなければならない。
基本的な腸内食がアミノ酸だけを含有するということは
必ずしも必要でないように見える。
むしろ最近の研究では、いくつかの場合に、2〜3単位
長のペプチドがその個々のアミノ酸よりも容易に吸収さ
れるということが示されている。
蛋白質の吸収の本来の理論は、膵臓のプロテアーゼによ
って遊離される小さいペプチドが刷子縁(brushb
order)ペプチダーゼによってその成分アミノ酸に
加水分解されるというものであった。
次いでこれらのアミノ酸はナトリウムポンプに連結され
た活性移送系によって細胞膜を通って移送される。
現在では、これに加えて、小さいペプチドの吸収に対す
る特別な機構が存在することがわかっている。
ジ及びトリペプチドは通常の機構に従い、濃度勾配に対
して活性的に移送され、後で細胞質ペプチダーゼによっ
て加水分解される。
長いペプチドは刷子縁膜で加水分解され、得られるアミ
ノ酸又は2〜3−ペプチドが吸収される。
このペプチドの吸収速度は遊離のアミノ酸よりもしばし
ば速く、そしてペプチドは近位(proximal)及
び遠位(distal)の小腸において吸収され、一方
アミノ酸は近位域において最も容易に吸収される。
ペプチド食はアミノ酸吸収疾患の処置に有用であるとい
う証明もある。
バートナツプ病(Hartnupp’s disea、
se)において、中性アミノ酸の移送は減少するが、ペ
プチドの移送は影響されない。
チスチン尿症において、システィン、オルニチン、アル
ギニン及びリシンの小腸での吸収は減少するが、この場
合にもジ及びトリペプチドとして投与するならばアミノ
酸の吸収は正常である。
ロウエ症候群(Lowe’s 5yn−d r ome
)では、ペプチドの移送は影響されないけれど、すべ
てのアミノ酸の移送は減少する。
事実、一次(primary)ペプチダーゼの欠乏或い
はアミノ酸の場合と同様のペプチド移送の欠陥の証拠は
ない。
アミノ酸の吸収不良は多くの小腸の不調と関連し、一方
ジペプチドの吸収はそれ程深刻な程度まで影響されない
熱帯性の及び腹腔のスプルー(sprue)においては
、遊離のアミノ酸の吸収は減少するが、一方ジペプチド
の吸収はかなり正常である。
肥満症に対する全回腸吻合術(jejunio−1es
tomy)においては、遊離のアミノ酸ロイシンの吸収
の減少は、ジペプチドのグリシル−ロイシンの吸収の何
らの減少なしに起こる。
遊離アミノ酸素はペプチド食と比べて高滲透正性であり
、ペプチド食が等しい窒素含量のアミノ酸素よりも少な
い小腸への液体分泌を誘発することが示されている。
上述の議論において、アミノ酸及びペプチドを含有する
基本的腸内食がアミノ酸だけを含むものよりも好ましい
ことは明らかである。
最適には、ペプチドは2〜3個のアミノ酸残基を含有す
べきである。
最適な2〜3個群のペプチドは商業的規模においては合
理的な価格では得られないけれど。
実質的な量のジ及びトリペプチドを、いくつかのアミノ
酸及び高分子量のポリペプチドと一緒に含有する物質は
腸内食に用いるのに適当である。
ジ及びトリペプチドはそのままで移送されるであろうが
、一方テトラ、ペンタ及びヘキサペプチドは一次刷子縁
ペプチダーゼによって加水分解され、その結果生ずるジ
及びトリペプチドが細胞膜を通して移送されるであろう
アミノ酸は関係する疾病に依存して、いくつかの場合に
は吸収され及び他の場合には排泄される。
高分子量のポリペプチドは排泄される。
即ち腸内食に用いるのに適した蛋白質氷解物は望ましく
はアミノ酸、ジペプチド及びトリペプチドの組合せ物を
少くとも50重量俤及び10個又はそれ以上のアミノ酸
を含むポリペプチドを25重重量板下含有するであろう
基本的腸内食に用いるアミノ酸及びペプチドは蛋白質源
材料の酵素的加水分解によって製造することができる。
上述の議論の観点から、そのような食に用いるための蛋
白質氷解物の分子量分布の制御は必須であることが理解
できる。
蛋白質氷解物の風味は、基本的腸内食としての成功に対
して主要な因子でもある。
即ち、適当な分子量分布を有するばかりでなく、快い風
味を有する蛋白質氷解物を製造することが望ましい。
蛋白質源は、それから製造される氷解物の風味にかなり
の影響を与えうる。
大豆のような豆類は、そのにがみ、草様の風味、こげ味
、キャディー(catty)及びフーゼル様で有名であ
る。
これらの風味に関係する化合物(長鎖アルコール、ケト
ン及びアルデヒド)の多くは原料豆の化合物であり、加
熱時に減少するが、この場合新しいものが発現する。
これらの物質を除去するためには、更なる加工が必要で
ある。
魚の蛋白質濃厚物も問題を呈する。
魚の蛋白質は、普通その特徴的な風味にかなり影響する
1°。
2°及び3°アミンで汚染されている。
更に、魚の筋肉は多不飽和の脂肪を1〜16幅含有する
これらの脂質は抽出するのが困難であり、空気又はリポ
キシゲナーゼ及びエステラーゼ(魚肉中に存在)によっ
て容易に酸化されていやな風味の化合物を与える。
この蛋白質氷解物それ自体は、多くのアミノ酸、特によ
り疎水性のものがそれ自体苦味を有するから、風味の問
題を呈することになる。
加水分解に適用される特別な酵素も苦味の程度にいくら
か影響するけれど、蛋白質それ自体も1つの因子である
蛋白質氷解物が全卵の蛋白質有効比(proteine
fficiency ratio−PER)に少くとも
等しい比、即ち少くとも2.5を有することも必要であ
る。
この理由のために、そしてその快い風味の故に、本氷解
物の出発物質としては乳漿蛋白質(PER3,O)を用
いることが好適である。
チーズの製造において、ミルク固体、即ちカゼインは酸
での沈殿又は酵素的凝集によってミルクから沈殿し、乳
漿蛋白質を含有する液相が残こる。
固体の乳漿蛋白質は種々の技術、例えば加熱沈殿、逆侵
透、ゲル済過及び電気透析によって回収することができ
る。
本発明では、好ましくは加熱沈殿によって得られる乳漿
蛋白質を使用する(ラクトアルブミン)。
多くの乳漿蛋白質の汚染物であるラクトースは、多くの
割合の人々によって消化されず、胃腸の病訴の共通の原
因となる。
それ故に、それは存在したとしても氷解物中に非常に低
量でしか存在してはならない。
徴候のでるラクトースの量は研究されており、その研究
に基づけば蛋白質氷解物に対する出発物質として用いる
乳漿蛋白質は、それから製造される氷解物が糖を1.0
重量俤より多くは含有しないような量でラクトースを含
有すべきである。
本発明は分子量の特徴及び風味に関して、個体(1nd
iuidual)が腸内食において摂取する製品に用い
るのに適した蛋白質氷解物の製造方法である。
この方法は、a)ラクトースを1.0重量φより多くは
含有しない蛋白質氷解物を与えるのに十分に低いラクト
ース値を有する乳漿蛋白質を準備し; b)乳漿蛋白質の水性スラリーを生成せしめ;C)
このスラリーに、アスペルギルス・オリザエ(Aspe
rgillus oryzae)からの食品級の中性の
真菌性プロテアーゼを、乳漿蛋白質1g当り約18.9
〜189分光光度計ヘモグロビン単位の量で添加し; d)プロテアーゼを含有するスラリーのpH及び温度を
、乳漿蛋白質がアミノ酸、ジペプチド及びトリペプチド
の組合せ物を少くとも50重量φ及び10個又はそれ以
上のアミノ酸を含むポリペプチドを25重重量板下含有
する氷解物に転化されるのに十分な時間、pH約3.0
〜約10.0及び約り0℃〜約70℃に維持し; e)スラリーを、酵素を不活性化させるのに十分な温度
及び十分な時間加熱し: f)残存する固体物質をスラリーから除去して、所望の
蛋白質氷解物を含有する水溶液を与え;そして g)蛋白質氷解物を溶液から回収する、 工程を含んでなる。
本方法の第1工程は低ラクトース乳漿の調達を含む。
ここでは蛋白質としてラクトアルブミンを用いることが
好適であるから、以下の議論はこの特別な乳漿蛋白質を
使用することに関してなされよう。
ラクトアルブミンのラクトース量は、加熱沈殿硬化物を
乾燥する前に又は後に、それから糖を洗浄することによ
って最小にすることができる。
この方法で製造されるラクトアルブミンが入手しえない
場合には、ラクトースはラクターゼでの加水分解によっ
て除去することができる。
酵素的に加水分解されたラクトアルブミンから氷解物を
生成することを含む実験は1次の酵素を用いて行なった
; 1 真菌性プロテアーゼ(fungal protea
se):アスペルギルス・オリザエ(Aspergi
l lusory−ade)uar、の制御された発酵
によって調製。
この酵素調製物は、pH3,0〜10.0において、但
しpH9,0において最高の活性を示す酸性、中性及び
アルカリ性プロテアーゼの混合物を含有する。
調製物は70℃まで蛋白質分解活性を示すが、55℃で
最高の活性となる。
実施例においては、ダラム当り3780分光学的・\モ
グロビン単位(SHU)の活性を有する、MilesL
aboratories、Incから入手できる酵素調
製物−−−Takamineブランドの Fungal
Protease−−−を使用した。
l5HUは、krer 1canAssociatio
n of Cereal Chemists 。
1969年、の認可法による評価条件下において毎分チ
ロシン1ミクロモルを遊離する活性である;蛋白質分解
活性−分光学的方法(AACC法22−63号) :
American As5ociationof Ce
real Chemists 、St 、Paul 、
Mi nnesota 。
2 バクテリア性プロテアーゼ(bacterialp
rotease):バチルス・リケニホルミス(Bac
i l lus I icheniformis)v
ar、の制御された発酵によって調製。
この酵素調製物は主にエンドペプチダーゼを含有しそし
てpH3,0〜9.0において、但し5.0〜5.5に
おいて最高の蛋白質分解活性を示す。
酵素調製物は70℃まで活性があり、55℃で最高であ
る。
本発明では、62.8SHU/gの活性を有する。
Nov。Industri A/ S 、Bagsv
aerd Denmarkから入手できる酵素調製物−
−−AlcalaseO,6L−−一を使用した。
3 HT蛋白質分解性濃厚物、即ちMilesLab
ora tor ies 、 Inc、で製造されてい
るPapain3000及びPancreatin
4NEも、その最適な条件下に試験した。
得られる蛋白質氷解物のすべてを、風味、分子量分布及
びアミノ酸の特徴に対して評価した。
真菌性のプロテアーゼ濃厚物は、腸内食で使用しうるラ
クトアルブミン氷解物の製造に対する好適な物質として
判定できた。
他の酵素調製物は、その不快な生成物の風味及び蛋白質
氷解物の望ましくないペプチドの大きさという主たる理
由から好ましくなった。
真菌性プロテアーゼ濃厚物は風味及びペプチドの寸法に
関してラクトアルブミンの加水分解に対する最良のプロ
テアーゼ調製物であることが見出されたけれど、この酵
素を用いることの1つの欠点は、約40咎という低水解
物収率にあることがわかった。
基質の酵素への接近を増大させるためには、酵素による
加水分解に先立って、ラクトアルブミンのスラリーを酸
(2%H2SO,溶液中で30分間沸とう)又はアルカ
IJ(pH8で10分間沸とう)に供した。
この実験の結果を第■表に示す。
平均のペプチド長はアミノ窒素と全窒素の比である。
アミノ窒素はAdler N15sen(J 、Ag
。Food Chem、 27 : 1256 、1
979)の記述に従って、トリニトロベンゼンスルホン
酸(TNBS)によって決定した。
全窒素はキエルダール(Kj e 1dah l )法
によって決定した。
第H表からは、ラクトアルブミンのアルカリ熱処理は蛋
白質をプロテアーゼの攻撃を受は易くし、この結果氷解
物の平均ペプチド長に重大な影響を与えずに収量を増大
させることが理解できる。
ラクトアルブミンを、アルカリで処理しそして1%の真
菌性プロプアーゼ濃厚物で、pH7,0及び50℃下に
7時間加水分解した後、異なる粒子径(50、Zoo及
び200メツシユ)にふるい分けした。
結果を第■表に示す。第■表からは、ラクトアルブミン
の粒子径が加水分解の程度に重大なほど影響しないこと
がわかる。
種々の酵素で製造したラクトアルブミン氷解物のセンサ
ーによる評価は、1俤の真菌性プロテアーゼ或いは1φ
アルカラーゼ(Alcalase)と組合せた1俤の真
菌性プロテアーゼが最小の風味を有する生成物を与える
ことを示した。
101%アルカラーゼで調製した氷解物は、特にアルカ
リ条件下に処理したとき、非常に苦かった。
2多のパンクレアチン4NEも、真菌性プロテアーゼと
アルカラーゼの中間の苦い氷解物を与えた。
10饅のアルカラーゼ或いは1多の真菌性プロテアーゼ
と101%のアルカラーゼとの組合せ物は非常に苦かっ
た。
Miles Laboratories、Inc、のH
T蛋白質分解性濃厚物及びパパイン3000も苦い氷解
物を生成した。
加水分解は、種々の反応条件、例えば温度、pH及びプ
ロテアーゼ濃度に依存して、典型的には2〜50時間に
亘って行なわれる。
1俤の真菌性プロテアーゼを用いることにより、異なる
抗微生物剤(サルファイ)200ppm又はトルエン1
係)を含む氷解物が製造された。
これらの試料はいずれもが、風味に関して、対照物と重
大なほど異ならなかった。
アルカリ性での加熱工程及び加水分解反応中、pHを調
節するために塩基を添加する。
この場合、ナ) IJウム含量を低く保つために、好ま
しくはNaOH以外の塩基を使用する。
Ca(OH)2は好適な塩基であり、NaOH又はCa
(OH)2のいずれかをpHの制御に用いる場合、風味
には差がなかった。
次の実施例は本方法を実施する方法を例示するものであ
る。
実施例 I スチームジャケットを備えた200ガロンの釜中におい
て、ラクトアルブミンにュージランドの酪農から得た3
5kg)を脱イオン水180ガロンと併せて、5%(W
/V)の水性スラリーを調製した。
4俤のNa0Hj容液約18tを添加してpHを7.0
に上昇させ、次いで温度を60℃まで上昇させ、スラリ
ーを15分間撹拌した。
得られたものを、Westfalia 5eparat
or(ボウル速度6500rpm、9AMRCO36型
)を用いて遠心分離し、スラッジ60ガロン及び約0.
5 %の固体を含有する上澄液130ガロンを得、後者
を廃棄した。
次いでスラッジに脱イオン水を更に130ガロン添加し
て5φ(w/v)の水性スラリーを生成させ、これをp
H7,0に調節し、60℃で15分間撹拌し、前述のよ
うに遠心分離し且つ分離し、乾燥ラクトアルブミンに基
づいて1.0 % (w/w )以上のラクトース量を
有するラクトアルブミンスラッジを60ガロン得た。
脱イオン水を更に30ガロン添加して約10%(w/v
)の固体を含有する固体を得た。
4%Na0Hi容液を4.6を添加することによってラ
クトアルブミンのスラリーをpH8,0に調節し、続い
てスラリーを撹拌しながら10分間90〜95℃まで加
熱し、次いで50℃まで冷却した。
石灰的200gを10多スラリーで添加することによっ
てスラリーのpHを7.0に調節し、このスラリーに、
水1otに溶解したMilesの真菌性プロテアーゼ3
00g(3780SHU/、9)を添加した。
このスラリーを24時間50℃に維持し、これを5分間
90℃に加熱し、次いで50℃に冷却した。
この冷却したスラリーを、遠心分離によって或いは市販
の流過助剤を用いる濾過によって清澄化した。
清澄化した氷解物は、腸内食の残りの成分(即ち炭水化
物、脂肪、ビタミン及び鉱物)と混合し次いで乾燥し、
或いは最初に乾燥し次いで残りの成分と混合することが
できた。
本実施例の教示に従って製造した氷解物は2.3の平均
ペプチド長を有すべきであった。
ラクトアルブミン氷解物のラクトース含量を、 Boe
hringer Mann−he im(Ind 1a
napo l i s 、 Ind 1ana )から
のラクトース分析キットを用いて測定した。
この方法では、ラクトースを、β−ガラクトシダーゼ及
び水の存在下にグルコース及びβ−ガラクトースに加水
分解する。
β−ガラクトースを、酵素β−ガラクトース・デヒドロ
ゲナーゼの存在下に、ニコチンアミド・アデニン・ジヌ
クレオチド(NAD)によってガラクトースに酸化し、
NADをNADHに転化する。
生成するNADHの量はラクトースの量と化学量論的で
ある。
NADHの増加を334゜340又は365 nmにお
ける吸収によって測定する。
本実施例で製造した氷解物のラクトース量は0.5%(
w/w )以下であった。
これは、処方食が約0.05%より少ないラクトースし
か含有しないであろうということを意味する。
実施例 ■ 1多の真菌性プロテアーゼで7時間消化した後に、酵素
を更に1多添加し、次いで更に7時間消化を継続する以
外実施例Iの方法に従い、2.3の平均ペプチド長を有
する蛋白質氷解物を得た。
実施例 ■ 1饅アルカラーゼを7時間後に添加するという以外実施
例Hの方法に従い、2.3の平均ペプチド長を有する蛋
白質氷解物を得た。
実施例 ■ 実施例I及び川で製造した氷解物の分子量の特徴を、C
arnegie(Nature、’206:1128,
1965)の方法により排除クロマトグラフィー(ex
clusionchroma tograpky)によ
って決定した。
これに対して選択したゲルは粒子径20〜80μの5e
phadex G −25であった。
カラムの寸法は90X1.5crrLであり、溶媒はフ
ェノール:酢酸:水=1:1:1(重量二重量:容量)
であった。
補正曲線を作成し、流出容量を、アミノ酸ないし単位長
3のペプチド、アミノ酸長4〜9のペプチド及びアミノ
酸長10又はそれ以上のペプチドに対して計算した。
実施例1及び■からの水解物の試料を、カラム流出物の
3つの両分に存在する窒素の優を決定することにより、
分子量の特徴に関して評価した。
この方法は±3優の誤差を含むが、分析した試料の分子
量の特徴がアミノ酸及びジー及びトリーペプチド65%
;4〜9個のアミノ酸のペプチド20%及び10個又は
それ以上のアミノ酸のポリペプチド16φであることを
示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 a) ラクトースを1.0重量多以下含有する
    蛋白質氷解物を与えるのに十分に低いラクトース値を有
    する乳漿蛋白質を準備し; b)この乳漿蛋白質の水性スラリーを生成せしめ:C)
    このスラリーに、アスペルギルス・オリザエ(As
    pergillus oryzae)からの食品級の中
    性の真菌性プロテアーゼを、乳漿蛋白質1g当り約18
    .9〜189分光光度計ヘモグロビン単位の量で添加し
    ; d)プロテアーゼを含有する該スラリーのpH及び温度
    を、乳漿蛋白質がアミノ酸、ジペプチド及びトリペプチ
    ドの組合せ物を少くとも50重量φ及び10個又はそれ
    以上のアミノ酸を含むポリペプチドを25重重量板下含
    有する氷解物に転化されるのに十分な時間pH約3.0
    〜約10.0及び40℃〜約70℃の水準に維持し; e)該スラリーを、酵素を不活性化させるのに十分な温
    度に且つ十分な時間加熱し。 f)残存する固体物質を該スラリーから除去して、所望
    の蛋白質氷解物を含有する水溶液を与え;そして g)蛋白質氷解物を溶液から回収する、 工程から成ることを特徴とする、個体が腸内食において
    摂取する製品に対して使用するのに適する蛋白質氷解物
    の製造方法。 2 乳漿蛋白質がラクトアルブミンである特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 3 pHが約9.0である特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 4 温度が約55°Cである特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 5 真菌性プロテアーゼに加えて、バチルス・リケニホ
    ルミス(13acillus licheniform
    is)の制御された発酵によって得られるバクテリア性
    プロテアーゼをスラリーに添加し、−を3.0〜9.0
    のレベルに維持する特許請求の範囲第1項記載の方法。 6 酵素による加水分解に先立ってラクトアルブミンを
    アルカリ性溶液中で加熱する特許請求の範囲第2項記載
    の方法。 7 酵素による加水分解を2〜50時間行なう特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 8 スラリーのpHをCa(OH)2 の使用によって
    制御する特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP57076770A 1981-05-11 1982-05-10 乳漿蛋白質から蛋白質水解物を製造する方法 Expired JPS5854786B2 (ja)

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