JPS5851931B2 - 家畜の直腸検査用塗布剤 - Google Patents
家畜の直腸検査用塗布剤Info
- Publication number
- JPS5851931B2 JPS5851931B2 JP52004980A JP498077A JPS5851931B2 JP S5851931 B2 JPS5851931 B2 JP S5851931B2 JP 52004980 A JP52004980 A JP 52004980A JP 498077 A JP498077 A JP 498077A JP S5851931 B2 JPS5851931 B2 JP S5851931B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- livestock
- polyethylene glycol
- liniment
- arm
- sodium polyacrylate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Medicinal Preparation (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な家畜の直腸検査用塗布剤に関するもので
ある。
ある。
従来、獣医や家畜人工受精技術者等が家畜の直腸検査を
行うときは素手又は腕サック等を用いて行なっていたが
手や腕サック表面等と家畜の肛門周囲の皮膚間に摩擦が
生じ、手や腕サック等の直腸内への挿入が不可能であっ
た。
行うときは素手又は腕サック等を用いて行なっていたが
手や腕サック表面等と家畜の肛門周囲の皮膚間に摩擦が
生じ、手や腕サック等の直腸内への挿入が不可能であっ
た。
そこで現在は摩擦防止のために手や腕サック等に石ケン
又はワセリンを塗布する方法がとられている。
又はワセリンを塗布する方法がとられている。
しかしながら石ケンは粘着性が乏しいため、手や腕サッ
ク等への付着性が悪く、又直腸粘膜等に刺激を与え、か
つ直腸内容物による手や腕への着色が防止できない等の
欠点がある。
ク等への付着性が悪く、又直腸粘膜等に刺激を与え、か
つ直腸内容物による手や腕への着色が防止できない等の
欠点がある。
ワセリンの場合は石ケンのような欠点はないが使用後水
洗しただけでは洗い落せない欠点がある。
洗しただけでは洗い落せない欠点がある。
一般に直腸検査用塗布剤の要件としては次のような事項
があげられている。
があげられている。
(1)手や腕又は腕サック等の表面への被膜形成が優れ
ていること。
ていること。
(2)その被膜は粘滑性を充分布すること。
(3)その被膜は手や腕又は腕サック等の表面への付着
力がよいこと。
力がよいこと。
(4)使用後は水で簡単に洗い落せること。
(5)手や腕の皮膚に刺激を与えず、又直腸内容物によ
る皮膚への着色を防止すること。
る皮膚への着色を防止すること。
(6)用法が簡便であること。
(7)家畜の肛門周囲の皮膚や直腸粘膜に刺激を与えな
いこと。
いこと。
本発明者らはこれらの要件を充分に満足する新規塗布剤
の開発を目標に鋭意研究を重ねた結果、ポリエチレング
リコールとポリアクリル酸ナトリウムの混合剤がこれら
の要件を充分満足するものであることを知った。
の開発を目標に鋭意研究を重ねた結果、ポリエチレング
リコールとポリアクリル酸ナトリウムの混合剤がこれら
の要件を充分満足するものであることを知った。
本発明はこの知見に基いて完成されたものでポリエチレ
ングリコールに1〜60w/w%のポリアクリル酸ナト
リウムを含有せしめることを特徴とする家畜の直腸検査
用塗布剤に関するものである。
ングリコールに1〜60w/w%のポリアクリル酸ナト
リウムを含有せしめることを特徴とする家畜の直腸検査
用塗布剤に関するものである。
本発明で使用されるポリエチレングリコールとしてはポ
リエチレングリコール300、ポリエチレンクリコール
400、ポリエチレングリコール1500、ポリエチレ
ングリコール4000.ポリエチレングリコール600
0等があげられる。
リエチレングリコール300、ポリエチレンクリコール
400、ポリエチレングリコール1500、ポリエチレ
ングリコール4000.ポリエチレングリコール600
0等があげられる。
又ポリアクリル酸ナトリウムは通常の市販品を使用する
ことができるが、特に極限粘度が03〜0.9dll?
(2N苛性ソ一タ溶液中30℃で測定)のものが好ま
しく、その粒子サイズは200メツシユ以下の微粉砕物
が好ましい。
ことができるが、特に極限粘度が03〜0.9dll?
(2N苛性ソ一タ溶液中30℃で測定)のものが好ま
しく、その粒子サイズは200メツシユ以下の微粉砕物
が好ましい。
本発明の塗布剤を製造するにはポリエチレングリコール
に1〜60w/w%のポリアクリル酸ナトリウムを混合
し、約50〜80℃に加温して充分に溶融練合した後冷
却すればよい。
に1〜60w/w%のポリアクリル酸ナトリウムを混合
し、約50〜80℃に加温して充分に溶融練合した後冷
却すればよい。
更に必要に応じ上記塗布剤製造時に適量のペニシリン、
サルファ剤等の抗菌性物質を添加すれば獣医又は直腸検
査技術者が検査時に家畜が保有している細菌に侵される
のを防止したり、獣医らが誤って家畜の直腸粘膜に傷を
負わせたとき、家畜が悪性細菌に侵されるのを防止する
ために有用である。
サルファ剤等の抗菌性物質を添加すれば獣医又は直腸検
査技術者が検査時に家畜が保有している細菌に侵される
のを防止したり、獣医らが誤って家畜の直腸粘膜に傷を
負わせたとき、家畜が悪性細菌に侵されるのを防止する
ために有用である。
かくして得られる塗布剤は適度の軟らかさを保持したペ
ースト状のもので、これを予め水で濡らした手や腕又は
腕サック等の表面に塗るか又は手※※や腕又は腕サック
等の表面に塗った後、適量の水で濡らすことにより極め
て優れた効果を発揮する。
ースト状のもので、これを予め水で濡らした手や腕又は
腕サック等の表面に塗るか又は手※※や腕又は腕サック
等の表面に塗った後、適量の水で濡らすことにより極め
て優れた効果を発揮する。
次に本発明の塗布剤、ポリアクリル酸ナトリウム単剤(
対照)、カーボワックス基剤(対照)、ワセリン(対照
)の4種について比較した結果について述べる。
対照)、カーボワックス基剤(対照)、ワセリン(対照
)の4種について比較した結果について述べる。
なお、本発明の塗布剤としては実施例1で製造したもの
を、又対照として用いたポリアクリル酸ナトリウム単剤
はポリアクリル酸ナトリウム(極限粘度0.85 dl
l? )の5%水溶液を、カーボワックス基剤はカーボ
ワックス4000とポリエチレングリコール300を2
:3の割合で混合したものを、ワセリンは白色ワセリン
を使用し、試験は前記塗布剤の要件7項目について行な
った。
を、又対照として用いたポリアクリル酸ナトリウム単剤
はポリアクリル酸ナトリウム(極限粘度0.85 dl
l? )の5%水溶液を、カーボワックス基剤はカーボ
ワックス4000とポリエチレングリコール300を2
:3の割合で混合したものを、ワセリンは白色ワセリン
を使用し、試験は前記塗布剤の要件7項目について行な
った。
結果は次表の通りである。
上表から明らかなように本発明の塗布剤は対照として用
いたポリアクリル酸ナトリウム単剤に比して付着性及び
用法の簡便性の点で、カーポワックス基剤に比して粘滑
性の点で、又、ワセリンに比して被膜形成性、粘滑性、
付着性、水洗性、刺激・着色性の点で優れていることが
わかる。
いたポリアクリル酸ナトリウム単剤に比して付着性及び
用法の簡便性の点で、カーポワックス基剤に比して粘滑
性の点で、又、ワセリンに比して被膜形成性、粘滑性、
付着性、水洗性、刺激・着色性の点で優れていることが
わかる。
なおポリアクリル酸ナトリウム単剤は5%水溶液を作る
のが比較的困難であり、又水溶液のため付着性が著しく
劣った。
のが比較的困難であり、又水溶液のため付着性が著しく
劣った。
以下に製造例により本発明の塗布剤の製造法について述
べる。
べる。
製造例 1
60部のポリエチレングリコール400.40部のポリ
アクリル酸ナトリウム(極限粘度0.85dll?、2
00メツシュ全通)の混合物を50℃に加熱し、充分練
合した後、冷却して塗布剤とする。
アクリル酸ナトリウム(極限粘度0.85dll?、2
00メツシュ全通)の混合物を50℃に加熱し、充分練
合した後、冷却して塗布剤とする。
製造例 2
45部のポリエチレングリコール1500゜54.99
部のポリアクリル酸ナトリウム(極限粘度0.5dl/
S’、200メツシュ全通)、0.01部のスルファジ
メトキシンの混合物を65℃に加熱溶融し、充分練合し
た後、冷却して塗布剤とする。
部のポリアクリル酸ナトリウム(極限粘度0.5dl/
S’、200メツシュ全通)、0.01部のスルファジ
メトキシンの混合物を65℃に加熱溶融し、充分練合し
た後、冷却して塗布剤とする。
Claims (1)
- 1 ポリエチレンクリコールに1〜5Qw/w%のポリ
アクリル酸ナトリウムを含有せしめることを特徴とする
家畜の直腸検査用塗布剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52004980A JPS5851931B2 (ja) | 1977-01-21 | 1977-01-21 | 家畜の直腸検査用塗布剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52004980A JPS5851931B2 (ja) | 1977-01-21 | 1977-01-21 | 家畜の直腸検査用塗布剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5391144A JPS5391144A (en) | 1978-08-10 |
JPS5851931B2 true JPS5851931B2 (ja) | 1983-11-19 |
Family
ID=11598739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52004980A Expired JPS5851931B2 (ja) | 1977-01-21 | 1977-01-21 | 家畜の直腸検査用塗布剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5851931B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59196825A (ja) * | 1983-04-21 | 1984-11-08 | Toshiyuki Nakajima | 粘膜保護剤 |
JP2558099B2 (ja) * | 1986-06-19 | 1996-11-27 | 日本化薬株式会社 | ペ−スト状潤滑剤 |
-
1977
- 1977-01-21 JP JP52004980A patent/JPS5851931B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5391144A (en) | 1978-08-10 |
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