JPH0473479B2 - - Google Patents

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JPH0473479B2
JPH0473479B2 JP14329085A JP14329085A JPH0473479B2 JP H0473479 B2 JPH0473479 B2 JP H0473479B2 JP 14329085 A JP14329085 A JP 14329085A JP 14329085 A JP14329085 A JP 14329085A JP H0473479 B2 JPH0473479 B2 JP H0473479B2
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JP
Japan
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polyethylene oxide
amino acid
acidic amino
cleansing composition
skin cleansing
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JP14329085A
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JPS624796A (ja
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Susumu Yoshikawa
Kazuhiro Muramatsu
Yoshiki Kudo
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Lion Corp
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Lion Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、温度耐性の改善された低刺激性クリ
ーム状皮膚洗浄剤組成物に関する。 〔従来の技術〕 N−アシル酸性アミノ酸塩は、起泡力および洗
浄力が良好であり、弱酸性で皮膚のPHに近く、ま
た皮膚に対する刺激も少ないことから、低刺激性
皮膚洗浄剤の基材として使用されている。また、
近年、特に洗顔料等においては、使い易さの点か
らクリーム状の形態のものが主流となつている
が、これらの中にもN−アシル酸性アミノ酸塩を
基剤とするものがある。 このようなN−アシル酸性アミノ酸塩を基材と
するクリーム状皮膚洗浄剤は、皮膚に対してマイ
ルドな使い易い洗浄剤として注目されるが、通常
の脂肪酸石けん系のクリーム状皮膚洗浄剤と異な
り、粘度の温度勾配が急であるため、低温で硬く
なつてチユーブから出し難くなり、高温では逆に
軟かくなり過ぎてチユーブから出すときに垂れて
しまうという欠点がある。 N−アシル酸性アミノ酸塩を基材とするクリー
ム状皮膚洗浄剤のこのような欠点を改善するた
め、従来、ピロリドンカルボン酸ナトリウムや非
イオン乳化剤を添加する等の方法がとられている
が、その効果は不十分であり、また場合によつて
は泡立ちを低下させる等の弊害を生ずることもあ
り、従つてそのような弊害を生ずることなく温度
耐性を改善することが望まれている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、このような現状に鑑み、鋭意研究を
行なつた結果なされたものであり、温度耐性の改
善された低刺激性クリーム状皮膚洗浄剤組成物を
提供することを目的とする。 〔問題を解決するための手段〕 本発明のクリーム状皮膚洗浄剤組成物は、N−
アシル酸性アミノ酸塩と約100000よりも大きい分
子量を有するポリ酸化エチレンとを含有すること
を特徴とする。 〔発明の効果〕 本発明のクリーム状皮膚洗浄剤組成物による
と、N−アシル酸性アミノ酸塩に対し約100000よ
りも大きい分子量を有するポリ酸化エチレンが配
合されているため、温度耐性が改善され、即ち、
低温において硬くならず、チユーブから出しにく
いことはなく、また高温においても軟かくなり過
ぎて垂れることがない。 〔発明の具体的説明〕 本発明において用いられるN−アシル酸性アミ
ノ酸塩としては、下記一般式で表わされるものが
好ましい。 (式中、Rは炭素数7〜21のアルキル基又はア
ルケニル基、Mはナトリムウ又はカリウムであ
る。) 上記式で表わされる化合物の具体例として、例
えばN−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウ
ム、N−ミリストイルグルタミン酸モノナトリウ
ム、N−パルミトイルグルタミン酸モノナトリウ
ム、N−ステアロイルグルタミン酸モノナトリウ
ム、N−ステアロイルグルタミン酸モノカリウ
ム、N−オレオイルグルタミン酸モノナトリウ
ム、N−ココイルグルタミン酸モノナトリウムな
どを挙げることが出来る。これらは単独で用いて
もよく、或いは2種以上を混同して用いてもよ
い。 本発明において用いられるポリ酸化エチレンと
しては、約100000以上の平均分子量を有する高分
子量のものが好ましい。このようなポリ酸化エチ
レンの具体例として、ポリオツクス(商標:ユニ
オンカーバイド社から市販)がある。このポリ酸
化エチレンはノニオン性であり、水に極めて良く
溶解し、分子量は約100000〜5000000、或いはそ
れ以上である。 本発明の洗浄剤組成物におけるN−アシル酸性
アミノ酸塩の配合量は、組成物全量に対し、10〜
60重量%が好ましく、より好ましくは15〜40重量
%である。ポリ酸化エチレンの配合量は0.05〜5
重量%が好ましく、より好ましくは0.1〜2重量
%である。 本発明のクリーム状皮膚洗浄剤組成物に対して
は、必要に応じて他の成分を配合することが出来
る。そのような成分として、グリセリン、プロピ
レングリコール、1,3−ブチレングリコール、
ソルビトール、マルチトール、ポリエチレングリ
コール200、ポリエチレングリコール300、ポリエ
チレングリコール400、ポリエチレングリコール
400、ポリエチレングリコール600、ポリエチレン
グリコール1000、ポリエチレングリコール1500、
ピロリドンカルボン酸塩等の保湿剤、脂肪酸、高
級アルコール、炭化水素、油脂、ラノリン、コレ
ストロール等の過脂肪剤、非イオン活性剤、酸化
防止剤、キレート剤、グリチルリチン、アラント
イン、アロエ末、ビタミン類、トリクロロカルバ
ニリド、2,4,4′−トリクロロ−2′−ヒドロキ
シジフエニルエーテル等の薬剤、色素、香料、PH
調整剤等を挙げることが出来る。 〔発明の実施例〕 以下、本発明の実施例と比較例を示し、本発明
の効果を具体的に説明する。なお、各例中、配合
量は重量%である。 各例の説明に先立つて、各例で採用した試験法
について説明する。 (1) クリームの外観 つや、結晶析出の有無等を肉眼で観察して判定
する。 ○:良好 ×:不良 (2) 泡立ち、洗浄性 手のひらに0.1gの市販クリームフアンデーシ
ヨンをとり、両手でよくこすり合せた後、1gの
クリーム状組成物試料を用いて洗浄し、肉眼によ
り評価する。 ○:良好 ×:不良 (3) 温度耐性 クリーム状組成物試料をチユーブ容器に詰め、
これを35℃、25℃、5℃の各恒温槽中に1日保存
し、チユーブからの出し易さおよびチユーブから
出す際のクリームの垂れを観察し、評価する。 ○:良好 ×:不良 (4) 粘度 クリーム状組成物試料を50mlのねじ口瓶(径40
mm、高さ75mm)にとり、35℃、25℃、5℃の各恒
温槽中に1日保存した後、BH型粘度計を用いて
測定する。 実施例 1 次の製造工程に、従つて、クリーム状皮膚洗浄
剤組成物を製造した。なお、各成分の%は最終組
成物全体に対する割合である。 ポリ酸化エチレン(ポリオツクスWSR−205、
平均分子量約600000)0.5%、プロピレングリコ
ール20.0%、ピロリドンカルボン酸ナトリウム50
%水溶液5.0%および水45.5%をビーカーに入れ
て膨潤、溶解、および混合した後、加熱し、70℃
の混合物(A)を得た。次に、N−ラウロイルグルタ
ミン酸モノナトリウム20%をこの混合物(A)に添加
し、攪拌して溶解し、70℃の混合物(B)を得た。一
方、ラウリン酸3%、モノピログルタミン酸モノ
イソステアリン酸P.O.E.(40モル)硬化ヒマシ油
4%、グリセリールモノステアレート1%および
ラウリン酸ジエタノールアミド1%をビーカーに
入れて加熱溶解し、70℃の混合物(C)を得た。 次いで、混合物(B)に混合物(C)を添加し、70℃で
20分間攪拌して均一化した後、攪拌しつつ室温ま
で冷却し、クリーム状皮膚洗浄剤組成物を得た。 次に比較例として、上記混合物(A)中にポリ酸化
エチレンを含まない例(比較例1)、ポリ酸化エ
チレンの代わりにカルボキシメチルセルロースを
用いた例(比較例2)、およびポリ酸化エチレン
の代わりにヒドロキシエチルセルロースを用いた
例(比較例3)及びポリ酸化エチレンとして平均
分子量約4000並びに約20000のポリ酸化エチレン
を使用した例(比較例4,5)について、上記実
施例と同様の手順で、クリーム状皮膚洗浄剤組成
物を製造した。 以上のようにして得た4種の組成物について、
その性状、性能を評価したところ、下記第1表に
示す結果を得た。なお、第1表には、ポリ酸化エ
チレンおよびその代わりに用いた成分のみを記載
したが、上述の製造工程で示した各共通成分を含
むことは言うまでもない。
【表】
【表】 第1表に示す通り、ポリ酸化エチレンを含む本
発明の組成物(実施例1)は、外観、泡立ちおよ
び洗浄性ともに良好であり、更に温度耐性が優れ
ており、粘度の温度勾配も緩やかであつた。これ
に対し、ポリ酸化エチレンを配合しない場合(比
較例1)およびポリ酸化エチレンの代わりにカル
ボキシメチルセルロース(比較例2)やヒドロキ
シエチルセルロース(比較例3)等の他の水溶性
高分子を配合した場合には優れた温度耐性を得る
ことは出来なかつた。即ち、低温では硬くなつて
チユーブから出しにくく、高温ではチユーブから
出した際に垂れてしまつた。 実施例 2〜6 下記処方例A〜Eに示すクリーム状組成物を実
施例1と同様にして調整した。これらクリーム状
組成物は、下記第2表に示すように、実施例1の
組成物と同様、優れた外観、泡立ち、洗浄性およ
び温度耐性を示した。 処方A(実施例2) N−ミリストイルグルタミン酸モノナトリウム
21.0% ポリ酸化エチレン(ポリオツクスWSR−301)
0.2% N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナ
トリウム30%水溶液 9.0% N−ココイル−N−メチルタウリンナトリウム
30%水溶液 6.0% ミリスチン酸 3.0% 硬化ヒマシ油E.O.付加物(80モルE.O.) 3.0% ソルビタンモノステアレート 1.0% プロピレングリコール 20.0% ポリエチレングリコール1500 10.0% 精製水 26.8% 香料 適量 処方B(実施例3) N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム
25% ポリ酸化エチレン(ポリオツクスWSRN−
750) 0.7% N−ココイル−N−メチル−β−アラニンナト
リウム30%水溶液 6.0% エチレングリコールジステアリン酸エステル
0.5% モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸P.
O.E.(40)硬化ヒマシ油 3.0% ソルビタンモノステアレート 0.5% プロピレングリコール 15.0% ポリエチレングリコール400 8.0% ピロリドンカルボン酸ナトリウム50%水溶液
5.0% 精製水 36.3% 香料 適量 処方C(実施例4) N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム
18.0% N−硬化牛脂脂肪酸グルタミン酸モノナトリウ
ム 5.0% ポリ酸化エチレン(ポリオツクスWSR−205)
0.3% ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2.0% グリセリールモノステアレート 0.5% ヤシ油脂肪酸 3.0% プロピレングリコール 20.0% ソルビトール 8.0% ピロリドンカルボン酸ナトリウム50%水溶液
4.0% クエン酸 0.2% 精製水 39.0% 香料 適量 処方D(実施例5) N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム
20.0% N−ココイルグルタミン酸モノナトリウム
5.0% ポリ酸化エチレン(ポリオツクスWSR−301)
0.1% ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウ
レート 7.0% ラウリン酸ジエタノールアミド 5.0% エチレングリコールジステアレート 1.0% プロピレングリコール 10.0% ポリエチレングリコール1500 12.0% 2,4,4′−トリクロロ−2′−ハイドロキシジ
フエニルエーテル 0.2% アラントイン 0.2% ピロリドンカルボン酸ナトリウム50%水溶液
5.0% 精製水 34.5% 香料 適量 処方E(実施例6) N−ラウロイルグルタミン酸モノカリウム
20.0% N−ミリストイルグルタミン酸モノカリウム
15.0% 硬化ヒマシ油E.D.付加物(60モルE.O.) 8.0% ポリ酸化エチレン(ポリオツクスWSR−205)
0.5% ラウリン酸 4.0% プロピレングリコール 10.0% グリセリン 5.0% ソルビトール 7.0% 精製水 30.5% 香料 適量
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 N−アシル酸性アミノ酸塩と約100000よりも
    大きい分子量を有するポリ酸化エチレンとを含有
    することを特徴とするクリーム状皮膚洗浄剤組成
    物。 2 前記N−アシル酸性アミノ酸塩は、下記一般
    式で表わされる化合物である特許請求の範囲第1
    項記載のクリーム状皮膚洗浄剤組成物。 (式中、Rは炭素数7〜21のアルキル基又はア
    ルケニル基、又はナトリウム又はカリウムであ
    る。) 3 前記N−アシル酸性アミノ酸塩の配合量は10
    〜60重量%であり、前記ポリ酸化エチレンの配合
    量は0.05〜5重量%である特許請求の範囲第1項
    記載のクリーム状皮膚洗浄剤組成物。
JP14329085A 1985-06-29 1985-06-29 クリ−ム状皮膚洗浄剤組成物 Granted JPS624796A (ja)

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JPS6243495A (ja) * 1985-08-20 1987-02-25 株式会社資生堂 クリ−ム状洗浄剤組成物
US5611843A (en) * 1995-07-07 1997-03-18 Exxon Research And Engineering Company Membranes comprising salts of aminoacids in hydrophilic polymers
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