JP2558099B2 - ペ−スト状潤滑剤 - Google Patents
ペ−スト状潤滑剤Info
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- JP2558099B2 JP2558099B2 JP61141499A JP14149986A JP2558099B2 JP 2558099 B2 JP2558099 B2 JP 2558099B2 JP 61141499 A JP61141499 A JP 61141499A JP 14149986 A JP14149986 A JP 14149986A JP 2558099 B2 JP2558099 B2 JP 2558099B2
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- lubricant
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- Lubricants (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は化粧品、衛生材料、医療材料として有用なペ
ースト状潤滑剤に関する。
ースト状潤滑剤に関する。
潤滑剤として、例えばポリエチレングリコールとポリ
アクリル酸ナトリウムからなる直腸検査用塗布剤が知ら
れている。(特開昭53−91144号)。
アクリル酸ナトリウムからなる直腸検査用塗布剤が知ら
れている。(特開昭53−91144号)。
しかし、その塗布剤は潤滑の持続時間に乏しく、又、
水洗後の皮膚の滑らかさに乏しいという欠点がある。
水洗後の皮膚の滑らかさに乏しいという欠点がある。
本発明はカルボキシビニルポリマーもしくはその塩
又はポリアクリルアミド、ポリエチレンオキシド,多
価アルコール,界面活性剤及び/又は油を均一に混合
したペースト状潤滑剤に関する。
又はポリアクリルアミド、ポリエチレンオキシド,多
価アルコール,界面活性剤及び/又は油を均一に混合
したペースト状潤滑剤に関する。
本発明で使用するカルボニルビニルポリマーもしくは
その塩類とは、カルボキシル基を有するビニルモノマー
の重合体又はそれらの薬理学上許容される塩を示し、例
えばポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリエタア
クリル酸、及びアクリル酸、メタアクリル酸、エタアク
リル酸を組み合わせて得られる共重合体、更にこれらを
アリル蔗糖により架橋したもの、及びこれらのナトリウ
ム、カリウム、アンモニウム及びアルミニウム塩が挙げ
られる。その重合度は約250〜72000、より好ましくは約
400〜62000である。更に、ポリアクリルアミドも同様の
重合度範囲のものが用いられる。ポリエチレンオキシド
は分子量10000〜50000,より好ましくは15000〜30000の
ものが用いられる。これらの高分子のうちポリアクリル
酸ナトリウムが好ましい。
その塩類とは、カルボキシル基を有するビニルモノマー
の重合体又はそれらの薬理学上許容される塩を示し、例
えばポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリエタア
クリル酸、及びアクリル酸、メタアクリル酸、エタアク
リル酸を組み合わせて得られる共重合体、更にこれらを
アリル蔗糖により架橋したもの、及びこれらのナトリウ
ム、カリウム、アンモニウム及びアルミニウム塩が挙げ
られる。その重合度は約250〜72000、より好ましくは約
400〜62000である。更に、ポリアクリルアミドも同様の
重合度範囲のものが用いられる。ポリエチレンオキシド
は分子量10000〜50000,より好ましくは15000〜30000の
ものが用いられる。これらの高分子のうちポリアクリル
酸ナトリウムが好ましい。
これらの高分子の粉末の平均粒子径は1〜200μmよ
り好ましくは2〜100μmであり、本発明ペースト成分
全量に対する添加量は0.5〜50w/w%より好ましくは1〜
35w/w%である。
り好ましくは2〜100μmであり、本発明ペースト成分
全量に対する添加量は0.5〜50w/w%より好ましくは1〜
35w/w%である。
本発明で用いる多価アルコールは液状又は軟膏状のも
のが好ましく、市販されている各種の分子量のポリエチ
レングリコール(分子量400〜6000)、グリセリン、ポ
リグリセリン、ソルビトール、1,3−ブチレングリコー
ル及びプロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等であり、これらは単独又は併用して用いられ、本発
明のペースト成分全量に対する添加量は99.4〜40w/w
%、より好ましくは90〜60w/w%である。
のが好ましく、市販されている各種の分子量のポリエチ
レングリコール(分子量400〜6000)、グリセリン、ポ
リグリセリン、ソルビトール、1,3−ブチレングリコー
ル及びプロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等であり、これらは単独又は併用して用いられ、本発
明のペースト成分全量に対する添加量は99.4〜40w/w
%、より好ましくは90〜60w/w%である。
界面活性剤としては例えば、Tween80、HCO−60、Span
80、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロマクロゴール、セ
タノール、セスキオレイン酸ソルビタンなどがあげら
れ、油としては大豆レシチン、水素添加卵黄レシチンな
どのリン脂質、精製ラノリンなどの動物油、サラダ油、
大豆油などの植物油、流動パラフインなどの鉱物油及び
ワセリン等の動物油などがあげられる。
80、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロマクロゴール、セ
タノール、セスキオレイン酸ソルビタンなどがあげら
れ、油としては大豆レシチン、水素添加卵黄レシチンな
どのリン脂質、精製ラノリンなどの動物油、サラダ油、
大豆油などの植物油、流動パラフインなどの鉱物油及び
ワセリン等の動物油などがあげられる。
これらは単独に又は2種以上併用してペーストに加え
ても良く、本発明のペースト成分全量に対する添加量は
0.1〜10w/w%、より好ましくは0.5〜5w/w%である。
ても良く、本発明のペースト成分全量に対する添加量は
0.1〜10w/w%、より好ましくは0.5〜5w/w%である。
本発明の潤滑剤を得るには上記の各成分を均一に混合
しペースト状にすればよい。
しペースト状にすればよい。
本発明の潤滑剤はその0.1〜0.5gを例えばマッサージ
部位などに塗り、水をかけて使われる。
部位などに塗り、水をかけて使われる。
また、本発明のペーストは、その使用分野に応じて、
香料、殺菌、消毒剤及び着色料等を加えても良い。
香料、殺菌、消毒剤及び着色料等を加えても良い。
本発明の潤滑剤は体表面に容易に付着展延出来、水で
ぬらすと、即座に粘液化して潤滑性を発揮し、又潤滑持
続時間も長くなり、さらに水で洗い流した後の皮膚にな
めらかな感触を与える等の使用感がより改善されて、実
用性が高まる。
ぬらすと、即座に粘液化して潤滑性を発揮し、又潤滑持
続時間も長くなり、さらに水で洗い流した後の皮膚にな
めらかな感触を与える等の使用感がより改善されて、実
用性が高まる。
実施例1 平均重合度約33000、平均粒子径約8μmのポリアク
リル酸ナトリウムの粉末20部、分子量400のポリエチレ
ングリコール48部、同4000のポリエチレングリコール28
部,セタノール4部を均一に練合し、ペーストとする。
リル酸ナトリウムの粉末20部、分子量400のポリエチレ
ングリコール48部、同4000のポリエチレングリコール28
部,セタノール4部を均一に練合し、ペーストとする。
このペースト0.5gを手の平に取り、手全体に展延し
て、手を水でぬらした。即座に、手全体がぬるぬるした
粘液で覆われた状態となり、こすり合わせると、著しい
潤滑性を示した。このぬるぬるした状態は、流水で容易
に洗い取ることが出来た。又、この潤滑効果は約5時間
持続した。
て、手を水でぬらした。即座に、手全体がぬるぬるした
粘液で覆われた状態となり、こすり合わせると、著しい
潤滑性を示した。このぬるぬるした状態は、流水で容易
に洗い取ることが出来た。又、この潤滑効果は約5時間
持続した。
実施例2 平均重合度約320平均粒子径35μmのアクリル酸およ
びエタアクリル酸による共重合体粉末10部、平均分子量
約23000平均粒子径86μmのポリエチレンオキシドの粉
末20部、グリセリン63部、硫動パラフィン2部及びHCO
−605部を均一に練合しペーストとする。
びエタアクリル酸による共重合体粉末10部、平均分子量
約23000平均粒子径86μmのポリエチレンオキシドの粉
末20部、グリセリン63部、硫動パラフィン2部及びHCO
−605部を均一に練合しペーストとする。
このペースト1gを入浴時に、背部に塗付展延し、水で
ぬらすと、即座に、背中の表面にぬるぬるした粘液が形
成され、手の平と背中皮膚間の潤滑性が著しく良くな
り、マツサージし易くなつた。
ぬらすと、即座に、背中の表面にぬるぬるした粘液が形
成され、手の平と背中皮膚間の潤滑性が著しく良くな
り、マツサージし易くなつた。
実施例3 平均重合度約23000平均粒子径26μmのポリアクリル
アミドの粉末5部、プロピレングリコール30部、分子量
6000のポリエチレングリコール60部、ワセリン5部を均
一に混合しペーストとした。
アミドの粉末5部、プロピレングリコール30部、分子量
6000のポリエチレングリコール60部、ワセリン5部を均
一に混合しペーストとした。
このペースト2gを、ひざ関節部の皮膚に展延し、水で
ぬらした後マツサージを試みたところ、長時間、手の滑
りが良く、作業性を促進した。
ぬらした後マツサージを試みたところ、長時間、手の滑
りが良く、作業性を促進した。
Claims (1)
- 【請求項1】 0.5〜5w/w%のカルボキシビニルポリマーもしくはその
塩又はポリアクリルアミド、分子量10000〜50000の範囲
のポリエチレンオキシドから選択された1種以上、 99.4w/w%の多価アルコール、(ポリエチレングリコ
ールの場合は分子量400〜6000のもの)、 0.1〜10w/w%の界面活性剤を均一に混合したペースト
状潤滑剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61141499A JP2558099B2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 | ペ−スト状潤滑剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61141499A JP2558099B2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 | ペ−スト状潤滑剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63389A JPS63389A (ja) | 1988-01-05 |
JP2558099B2 true JP2558099B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=15293365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61141499A Expired - Lifetime JP2558099B2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 | ペ−スト状潤滑剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558099B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005289884A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Kusanoha Keshohin:Kk | 潤滑ローション |
CN111066964A (zh) * | 2019-12-26 | 2020-04-28 | 湖北回盛生物科技有限公司 | 反刍动物用液体润滑剂及其制备方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5851931B2 (ja) * | 1977-01-21 | 1983-11-19 | 日本化薬株式会社 | 家畜の直腸検査用塗布剤 |
JPS56147894A (en) * | 1980-04-18 | 1981-11-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Lubricant for plastic processing of metal |
-
1986
- 1986-06-19 JP JP61141499A patent/JP2558099B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63389A (ja) | 1988-01-05 |
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